JPH0793323B2 - 電界効果トランジスタ - Google Patents

電界効果トランジスタ

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JPH0793323B2
JPH0793323B2 JP61013529A JP1352986A JPH0793323B2 JP H0793323 B2 JPH0793323 B2 JP H0793323B2 JP 61013529 A JP61013529 A JP 61013529A JP 1352986 A JP1352986 A JP 1352986A JP H0793323 B2 JPH0793323 B2 JP H0793323B2
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effect transistor
semiconductor
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祐一 松居
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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  • Junction Field-Effect Transistors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は電界効果トランジスタに関し、さらに詳細に
いえば、IC、LSIの構成要素であるトランジスタとして
特に好適に使用される電界効果トランジスタに関する。
<従来の技術> IC、LSIに用いられる電界効果トランジスタ(以下、FET
と略称する)としては、金属−半導体接合型FET(以
下、MESFETと略称する)、金属−絶縁物−半導体接合型
FET(以下、MISFETと略称する)、およびpn接合型FET
(以下、JFETと略称する)が一般的に使用されている。
そして、例えばJ.A.Higgins,IEEE,Electron Devices−2
5,No.6(1978)587;E.Yamaguchi,J.J.A.P.23(1)(19
84)L.49;C.Y.Chen,Appl.Phys.Lett.40(5)(1982)4
01等において、これらの電界効果トランジスタが詳細に
説明されている。さらに詳細に説明すると、 従来のMESFETにおいては、例えば第4図に示す構成が
採用されている。このMESFETは、半絶縁性基板(11)上
にエピタキシャル成長により動作層(12)が形成され、
動作層(12)上にソース電極(15)、ドレイン電極(1
6)として用いられるオーミック接合電極が形成されて
いるとともに、ゲート電極(14)として用いられるショ
ットキ接合電極が形成されている。
また、従来のMISFETにおいては、第5図に示す構成が
採用されている。このMISFETは、半絶縁性基板(21)上
にエピタキシャル成長により動作層(22)が形成され、
動作層(22)上にソース電極(25)、ドレイン電極(2
6)として用いられるオーミック接合電極が形成されて
いるとともに、絶縁物層(23)を介在させて、ゲート電
極(24)が形成されている。
さらに、従来のJFETにおいては、第6図に示す構成が
採用されている。このJFETは、半絶縁性基板(31)上に
エピタキシャル成長によりn型半導体からなる動作層
(33)が形成され、動作層(32)の上にソース電極(3
5)、ドレイン電極(36)として用いられるオーミック
接合電極が形成されているとともに、動作層(32)と同
じ組成のp+半導体層(33)を介在させて、ゲート電極
(34)が形成されている。
<発明が解決しようとする問題点> 上記のMESFETにおいては、動作層(12)とゲート電極
(14)とをショットキ接合させる必要があるので、動作
層(12)として使用可能な半導体材料の選択の余地が著
しく狭いという問題がある。
例えば、化合物半導体を用いて動作層を形成することを
考えた場合、実際に作製されているMESFETの動作層(1
2)はGaAsで形成されているのが殆どであり、高電界印
加状態においてGaAsよりも電子移動度が高いInPを用い
て動作層を形成した良好な特性のMESFETは、ゲート電極
金属として使用されるAl,Au等との間でのショットキ接
合の形成が困難であることから、未だ実現されていな
い。
また、上記のMISFETにおいては、ゲート電極(24)と動
作層(22)との間に、動作層(22)とは全く異質な結晶
構造を有する絶縁物層(23)を介在させた構成であるか
ら、動作層(22)と絶縁物層(23)との間に多くの準位
が発生し、FET特性を劣化させているという問題があ
る。
さらに、上記のJFETにおいては、n型半導体からなる動
作層(32)とゲート電極(34)との間にp型不純物をド
ーピングし、或は選択拡散することにより形成されたp+
半導体層(33)を介在させた構成であるから、p型不純
物が固相内拡散を行ない、動作層厚の制御性を悪くする
という問題がある。
さらには、作製プロセス上の観点からみると、絶縁物
層、またはp+半導体層を形成する場合には、ソース電
極、ドレイン電極と動作層とのオーミック接合を形成す
るために、ソース電極、ドレイン電極と動作層との間に
介在する絶縁物層、p+半導体層を選択的に除去する必要
があり、作製工程が複雑化するという問題がある。
<発明の目的> この発明は、上記の問題点に鑑みて成されたものであ
り、作製工程を簡素化でき、しかも優れた特性を発揮で
きる電界効果トランジスタを提供することを目的として
いる。
<問題点を解決するための手段> 上記の目的を達成するための、この発明の電界効果トラ
ンジスタは、InP動作層と、GaAs半導体層と、ショッキ
ゲート電極とから構成されており、上記動作層は、半絶
縁性半導体基板上にエピタキシャル成長により形成され
たものであり、上記半導体層は、動作層上に、エピタキ
シャル成長により、形成されたものであって、動作層と
は格子定数のみが異なり、結晶構造はともに閃亜鉛鉱型
の結晶構造を有するものであり、格子不整転位が発生し
始める臨界層厚以下の層厚に形成されている。
<作用> 上記の構成の電界効果トランジスタであれば、InP化合
物半導体を動作層として用いているにもかかわらず、動
作層上の超薄膜GaAs化合物半導体層とゲート電極との間
で良好なショットキ接合を形成し、良好なFET特性を発
揮することができる。
<実施例> 以下、実施例を、添付図面を用いて詳細に説明する。
第1図はこの発明の電界効果トランジスタの一実施例を
示す縦断面図であり、半絶縁性半導体基板(1)上に動
作層(2)を形成し、動作層(2)上に半導体層(3)
を形成し、さらに半導体層(3)上にショットキゲート
電極(4)を形成しているとともに、ショットキゲート
電極(4)から離隔させてソース電極(5)、およびド
レイン電極(6)を形成している。
さらに詳細に説明すると、上記反絶縁性半導体基板
(1)は、InPにFeをドープしたものであり、上記動作
層(2)は、Siをドープしてキャリア密度を約2×1017
cm-5としたInPをエピタキシャル成長により約0.2μmの
層厚に形成したものであり、上記半導体層(3)は、Ga
Asをエピタキシャル成長により約40Åの層厚に形成した
ものであり、上記ショットキゲート電極(4)は、Al金
属で構成されたものであり、上記ソース電極(5)、お
よびレイン電極(6)は、AnGeNi合金で構成されたもの
である。
以上の構成とすることにより、ショットキゲート電極
(4)と動作層(2)との間の接合は、電流−電圧特性
を示す第2図に明らかなように、良好なショットキ特性
を示すショットキ接合となる。一方、第3図はInP層の
上に直接Al金属を蒸着した場合の電流−電圧特性を示し
たものであり、ショットキ特性を有していないことが分
かる。このことからも明らかなように、動作層(2)と
してのInP層の上に直接Al金属を蒸着するのではなく、
先ず半導体層(3)としてのGaAs層を形成し、その上に
ショットキゲート電極(4)としてのAl金属を蒸着する
構成とすることにより、ショットキ接合を得ることがで
きるのである。
この点についてさらに詳細に説明すると、InP層とGaAs
層とは、ともに結晶構造が閃亜鉛鉱型であり、この点だ
けをみても、MISFETで問題とされている、結晶構造が異
なる絶縁物層と動作層との界面で発生する準位の数と比
較して有利であるが、これだけではなく、InP層とGaAs
層との格子不整が約−3.8%と大きいにも拘わらず、GaA
s層が臨界層厚である約50〜60Å以下であれば、格子不
整に基く転位を導入することなくGaAs層をエピタキシャ
ル成長させることができた。
従来のJFETにおいて問題となる、p型不純物の固相内拡
散に起因する動作層厚の制御性の困難さを解消すること
ができた。
さらに、絶縁物層、p+半導体層を介在させてゲート電極
を形成し、ソース電極、ドレイン電極を形成する場合に
上記絶縁物層、p+半導体層を選択的に除去する従来のFE
Tと比較して、GaAs層を除去させることなく、ソース電
極、ドレイン電極を動作層に対してオーミック接合させ
ることができ、作製工程を簡素化することができた。
なお、この発明は、上記の実施例に限定されるものでは
なく、例えば、半導体層をGaAs層とする代わりにAlAs
層、GaN層、AlSb層、或はこれらの混晶等、閃亜鉛鉱型
の結晶構造を有するものとすることができ、さらには、
エピタキシャル成長法としても、分子線エピタキシャル
成長法、有機金属成長法、気相エピタキシャル成長法、
液相エピタキシャル成長法等、数10Åの薄膜をエピタキ
シャル成長させ得るものであればよく、その他この発明
の要旨を変更しない範囲内において種々の設計変更を施
すことが可能である。また、ゲート電極についても、Al
に限るものではなく、Au/Pt/Tiなどの3層構造やWシリ
サイドなどを用いることも可能である。
<発明の効果> 以上のようにこの発明によると、InP化合物半導体から
成る動作層を用いているにもかかわらず、良好な特性を
有する金属−半導体接合によるショットキゲート電極を
形成することができ、さらには、不純物拡散の制御を不
要とし、作製工程を簡素化することができるという特有
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の電界効果トランジスターの一実施例
を示す縦断面図、 第2図は、InP層上にGaAs層を40Åエピタキシャル成長
させた後、Al金属を蒸着させた状態における電流−電圧
特性を示す図、 第3図は、InP層上に直接Al金属を蒸着させた状態にお
ける電流−電圧特性を示す図、 第4図は、従来のMESFETを示す縦断面図、 第5図は、従来のMISFETを示す縦断面図、 第6図は、従来のJFETを示す縦断面図。 1,11,21,31……半絶縁性半導体基板 2,12,22,32……動作層 3……化合物半導体層 4,14,24,34……ゲート電極 5,15,25,35……ソース電極 6,16,26,36……ドレイン電極 23……絶縁物層 33……p+半導体層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半絶縁性半導体基板上に、エピタキシャル
    成長により、InP化合物半導体から成る動作層を形成
    し、動作層上に、エピタキシャル成長により、GaAs化合
    物半導体層を、格子不整転位が発生し始める臨界層厚以
    下の層厚に形成し、GaAs化合物半導体層上にショットキ
    ゲート電極を形成したことを特徴とする電界効果トラン
    ジスタ。
JP61013529A 1986-01-23 1986-01-23 電界効果トランジスタ Expired - Lifetime JPH0793323B2 (ja)

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