JP2980630B2 - 化合物半導体装置 - Google Patents

化合物半導体装置

Info

Publication number
JP2980630B2
JP2980630B2 JP2009028A JP902890A JP2980630B2 JP 2980630 B2 JP2980630 B2 JP 2980630B2 JP 2009028 A JP2009028 A JP 2009028A JP 902890 A JP902890 A JP 902890A JP 2980630 B2 JP2980630 B2 JP 2980630B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
contact
type
gaas
impurity concentration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2009028A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03218675A (ja
Inventor
邦男 津田
宏平 森塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to EP90312756A priority Critical patent/EP0430595B1/en
Priority to DE1990630355 priority patent/DE69030355T2/de
Publication of JPH03218675A publication Critical patent/JPH03218675A/ja
Priority to US07/852,334 priority patent/US5266818A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2980630B2 publication Critical patent/JP2980630B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Bipolar Transistors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、化合物半導体装置に係り、特にn型AlxGa
1-xAsへのコンタクトの形成に関する。
(従来の技術) 砒化ガリウム(GaAs)は、シリコン(Si)に比べて、
移動度が約6倍もあり、また半絶縁性基板を容易に得る
ことができる等の利点を有していることから、高速デバ
イス用材料として有望視されている。
そしてこのGaAsにアルミニウム(Al)を添加した砒化
アルミニウムガリウム(AlxGa1-xAs)は格子定数がGaAs
に極めて近く、GaAsとの間で良好なエピタキシャル成長
を行うことが可能であることから、これらの間のヘテロ
接合を利用したAlxGa1-xAs/GaAs系のヘテロ接合デバイ
スの開発が盛んに行われている。
例えばAlxGa1-xAsをワイドギャップエミッタとして用
いたAlxGa1-xAs/GaAsヘテロ接合バイポーラトランジス
タ(HBT)や、AlxGa1-xAsを電子供給層として用いた高
電子移動度トランジスタ(HEMT)など、多くのデバイス
の開発が行われている。
これらのデバイスの高性能化にはオーミックコンタク
トの低減が極めて重要な役割を果たす。
一般に、AlxGa1-xAs層(0<x≦1)上には低抵抗の
オーミックコンタクトは形成しにくいため、表面にAlxG
a1-xAsがくるようなデバイスであっても、この上にオー
ミックコンタクト用のキャップ層としてn+GaAs層を形成
したものが用いられる。
そして、電極金属材料の組成や、合金化のための熱処
理温度等について様々な工夫がなされている。
しかしながら、GaAsやAlxGa1-xAsは、Siに比べてバン
ドギャップが大きく、かつ得られる電子濃度の上限も低
いため、コンタクト抵抗の低減には限界がある。
そして最近、よりバンドギャップの小さいInxGa1-xAs
をコンタクト層として用いる方法が提案されている(J.
Vac.Sci.Technol.,19(3)1981PP626〜627)。
その一例として、n型GaAs層へのコンタクトを形成す
る際に、n+型InxGa1-xAs層とn+InAs層を介在させた場合
の、n型GaAs層から、n+型InxGa1-xAs層、n+InAs層を経
て、金属電極に至る理想的エネルギーバンド図を、第5
図に示す。ここでは、GaAs層とInAs層とのバンドを滑ら
かにつなぐために、これらの間にInxGa1-xAs(x=0→
1)の組成傾斜層が挿入されている。InAs層と電極との
間にはショットキバリアがないため、低抵抗のコンタク
トを得ることができる。
ところで、InAs層とGaAs層との間にには、約7%とい
う大きな格子不整がある。
このため、InGaAs層にはミスフィット転位が発生す
る。このInGaAs層の膜厚が臨界厚以下の場合には転位は
発生しない。しかし、低抵抗のオーミックコンタクトを
得るためにはInの混晶比xは1に近いほどよく、臨界厚
はxが1に近い程小さい。この臨界厚はxが0.5である
場合、数十Å以下である。さらに、xが1に近い程、バ
ンドを滑らかにつなぐために必要なInxGa1-xAs組成傾斜
層の厚さは厚くなる。一方、素子性能、プロセス等を考
えるとコンタクト層の厚さは薄いほうが好ましい。この
ような理由から、結局のところ、実用的な構造で低抵抗
オーミックコンタクトを得るためにはミスフィット転位
の発生は避けられない。
そして、このような転位は、特に中間層であるInxGa
1-xAs組成傾斜層に集中し、この領域のキャリアを補償
してしまうため、キャリア濃度の低下を招くという問題
があった。
ところで、通常得られるキャリア濃度の上限はエピタ
キシャル成長の条件等に依存するものの、InAs、GaAsそ
れぞれについて約2×1019cm-3,1×1019cm-3程度である
ことが知られているが、InAs/InxGa1-xAs/GaAs構造にお
いては、特に、InxGa1-xAs中間層で、キャリア濃度の大
きなディップが生じてしまう。InxGa1-xAs層を充分に厚
くすれば転位密度(cm-3)も低下し、ディップも減少す
る。
しかしながら、この構造をn型オーミックコンタクト
を有する半導体装置に適用することを考えると、膜厚を
増加させることは実用的でない。
第6図に、シリコンドープのInAs/InxGa1-xAs/GaAs構
造中のキャリア濃度分布を測定した結果を示す。ここ
で、InxGa1-xAsの膜厚は500Åとし、InAs,InxGa1-xAsに
ついてはシリコンを1.5×1019cm-3ドーピングした。こ
の図からも明らかなように、InxGa1-xAs層中では、キャ
リア濃度は大きく落ち込み、特にGaAs層との界面近傍で
はキャリアの存在しない領域も形成されている。このよ
うな状態では、半導体層に垂直な方向に電流を流した場
合のコンタクト抵抗は5×10-6Ωcm2と高いものであっ
た。
このように、InAs/電極界面で低抵抗のコンタクトを
得ることができても、コンタクト部全体としては十分な
低抵抗化をはかることができないという問題があった。
(発明が解決しようとする課題) このように、InxGa1-xAs層を用いてn型GaAs層へのオ
ーミックコンタクトを形成するように際し、InxGa1-xAs
組成傾斜層中で、ミスフィット転位によるキャリアの補
償により、キャリア濃度が低下し、高抵抗となる領域が
形成され、コンタクト抵抗が大きくなってしまうという
問題があった。
本発明は前記実情に鑑みてなされたもので、InxGa1-x
As層を用いてn型GaAs層へのオーミックコンタクトを形
成するに際し、InxGa1-xAs組成傾斜層中でのキャリア濃
度の低下により高抵抗層が形成されるという問題を回避
し、極低抵抗のオーミックコンタクトを実現することを
目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、n
型AlxGa1-xAs層(0≦x≦1)と、 組成が徐々に変化するInxGa1-xAs(0≦x≦1)組成
傾斜層と、 組成の一様なInxGa1-xAs(0≦x≦1)コンタクト層
と、 金属電極層とからなるコンタクト構造を含む化合物半
導体装置において、 前記InxGa1-xAs組成傾斜層は、 前記AlxGa1-xAs層に接する領域のn型不純物濃度が、
前記InxGa1-xAsコンタクト層に接する領域のn型不純物
濃度よりも高くなるように構成される ことを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、n型AlxGa1-xAs層(0
≦x≦1)と、 組成が徐々に変化するInxGa1-xAs(0≦x≦1)組成
傾斜層と、 組成の一様なInxGa1-xAs(0≦x≦1)コンタクト層
と、 金属電極層とからなるコンタクト構造を含む化合物半
導体装置において、 前記InxGa1-xAs組成傾斜層は、 前記AlxGa1-xAs層に接する領域のn型不純物濃度およ
び前記InxGa1-xAsコンタクト層に接する領域のn型不純
物濃度よりも高いn型不純物濃度を有する領域を備えた ことを特徴とする。
(作用) 本発明者らは、第6図に示したような、シリコンドー
プのInAs/InxGa1-xAs/GaAs構造中のキャリア濃度分布の
測定結果に基づいて様々な考察を重ね、種々の実験を行
った結果、InxGa1-xAs組成傾斜層へのn型不純物ドープ
量を大幅に大きくすることにより、この層中のキャリア
濃度の極端な落ち込みがなくなることを発見した。
本発明は、これに着目してなされたものである。
すなわち、本発明によれば、InxGa1-xAs組成傾斜層へ
のn型不純物ドープ量をn型として活性化される不純物
濃度よりも多く設定することにより、縦方向に電流を流
す場合においても、極めて低抵抗のコンタクトを得るこ
とができる。
また、このとき、InxGa1-xAs組成傾斜層中の、該InxG
a1-xAsコンタクト層に接する領域のキャリア濃度が、該
AlxGa1-xAs層に接する領域のキャリア濃度よりも高くな
るように構成することによって、さらにコンタクト抵抗
を低くすることができる。
さらにまた、該InxGa1-xAs組成傾斜層中の、該AlxGa
1-xAs層に接する領域のn型不純物濃度が、該InxGa1-xA
sコンタクト層に接する領域のn型不純物濃度よりも高
くすることによって、この層中のキャリア濃度を高め、
さらにより低抵抗のコンタクトを得ることが可能とな
る。
実験結果から、この不純物濃度は、3×1019cm-3以上
であるのが望ましい。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照しつつ詳細
に説明する。
実施例1 第1図は、AlGaAs/GaAsヘテロ接合を用いた本発明の
第1の実施例のヘテロ接合バイポーラトランジスタを示
す断面図である。
このヘテロ接合バイポーラトランジスタは、膜厚2000
Åのn型Al0.3Ga0.7As層5および膜厚300Åのn型AlxGa
1-xAs組成傾斜層(x=0.3→0)6とからなるエミッタ
層へのコンタクトが、膜厚500Åのn+型GaAs層7と、膜
厚400Åのn+型InxGa1-xAs組成傾斜層(x=0→1)8
と、膜厚400Åのn+型InAs層9とから構成され、このn+
型InAs層9およびn+型InxGa1-xAs層8の不純物濃度を3.
5×1019cm-3と高濃度にし、この上にCr/Au層からなるエ
ミッタ電極13を形成したことを特徴とするものである。
このときInxGa1-xAs組成傾斜層8の不純物濃度は第2図
(a)に示すように3.5×1019cm-3となっている。ここ
で、n型不純物としてはSi、p型不純物としてはBeを用
いた。
すなわち、このヘテロ接合バイポーラトランジスタ
は、半絶縁性GaAs基板1上に積層されコレクタコンタク
ト層を構成する膜厚5000Åのn+型GaAs層2と、この上層
に順次積層され低濃度コレクタ層を構成する膜厚5000Å
のn-型GaAs層3と、ベース層を構成する膜厚1000Åのp+
GaAs層4と、エミッタ層を構成する膜厚2000Åのn型Al
0.3Ga0.7As層5および膜厚300Åのn型AlxGa1-xAs組成
傾斜層(x=0.3→0)6とから素子領域が構成されて
おり、エミッタ層へのコンタクトが、n+型GaAs層7と、
n+型InxGa1-xAs組成傾斜層(x=0→1)8と、n+型In
As層9とから構成されている。
そして、各層にコンタクトするようにエミッタ電極1
0、ベース電極11、コレクタ電極12が形成されている。
このヘテロ接合バイポーラトランジスタの各半導体層
は、基板上にエピタキシャル成長させる必要があり、こ
のエピタキシャル成長法としては、分子線エピタキシー
法(MBE法)、ガスソース分子線エピタキシー法(GSMBE
法)、または、有機金属気相成長法(MOCVD法)等が用
いられる。ここでは、MBE法を用いた。
ここで、n+型InxGa1-xAs組成傾斜層(X=0→1)8
において、xは0,1の間を下から上に向かって大きくな
るように設定されており、こうすることにより、n+型Ga
As層7とn+型InAs層9との間における伝導帯をなめらか
につなぐことができる。
このHBTのn+型GaAs層7と、n+型InxGa1-xAs中間層す
なわち組成傾斜層(x=0→1)8と、n+型InAs層9と
におけるキャリア濃度を測定した結果を第2図(b)に
示す。この図からも明らかなように、n+型InxGa1-xAs中
間層でのキャリア濃度の落ち込みはほとんどなくなって
いることがわかる。
このようにして得られたHBTのエミッタコンタクト抵
抗は、7×10-8Ωcm2となっており、従来例のHBTの5×
10-6Ωcm2に比べて極めて小さいものであった。
このように、本発明のHBTではエミッタ抵抗を極めて
低くすることができるため、従来例のHBTに比べてトラ
ンスコンダクタンスGmが向上し、より電流密度の高い領
域での動作が可能となった。
また、トランジスタの性能指数の1つであるカットオ
フ周波数fTは90GHzとなり、従来の70のGHzに比べて大幅
に向上している。
なお、同様の構造において、n+型InxGa1-xAs中間層8
の不純物濃度のみを変化させたHBTの、不純物濃度とコ
ンタクト抵抗率との関係を測定した結果を第1表に示
す。
この場合、得られるn型キャリア濃度の上限はおよそ
2×1019cm-3程度であるが、この表からも明らかなよう
に、n+型InxGa1-xAs中間層8の不純物濃度を3×1019cm
-3以上としたとき極めて低いコンタクト抵抗を得ること
ができる。
実施例2 次に本発明の第2の実施例として、第1図に示した実
施例1のHBTと同一構造でInxGa1-xAs組成傾斜層8の不
純物濃度を層中で変化させた例について説明する。
すなわち、この実施例2のHBTは、InxGa1-xAs組成傾
斜層8の不純物濃度を第3図(a)に示すように、InxG
a1-xAs組成傾斜層8中でのn型不純物濃度が、該GaAs層
7側から、該InAsコンタクト層9側にかけて徐々に低く
なるようにしている。すなわち、該GaAs層7に接する領
域のn型不純物濃度d1は、該InAsコンタクト層9に接す
る領域のn型不純物濃度d2よりも高くなっている。この
とき、InAsコンタクト層9に接する領域のn型不純物濃
度d2を3.5×1019cm-3とし、GaAs層7に接する領域のn
型不純物濃度d1を5.0×1019cm-3とした。
このHBTのn+型GaAs層7と、n+型InxGa1-xAs中間層す
なわち組成傾斜層(x=0→1)8と、n+型InAs層9と
におけるキャリア濃度を測定した結果を第3図(b)に
示す。この図からも明らかなように、n+型InxGa1-xAs中
間層でのキャリア濃度の落ち込みはほとんどなくなって
おり、InxGa1-xAs組成傾斜層中の、InAsコンタクト層に
接する領域のキャリア濃度D2が、該GaAs層に接する領域
のキャリア濃度D1よりも高くなっている。
このようにして得られたHBTのエミッタコンタクト抵
抗は、5×10-8Ωcm2となっており、実施例1のHBTより
も小さくなっており、さらには従来例のHBTの5×10-6
Ωcm2に比べると極めて小さいものであった。
このように、実施例2のHBTではエミッタ抵抗を極め
て低くすることができるため、さらにトランスコンダク
タンスGmが向上し、より電流密度の高い領域での動作が
可能となった。
また、トランジスタの性能指数の1つであるカットオ
フ周波数fTは100GHzとなり、実施例1のHBTのカットオ
フ周波数fTよりもさらに向上している。
なお、同様の構造において、n+型InxGa1-xAs中間層8
の不純物濃度変化の勾配は同一とし不純物濃度レベルの
みを変化させたHBTの、不純物濃度とコンタクト抵抗率
との関係を測定した結果を第2表に示す。
この場合、得られるn型キャリア濃度の上限はおよそ
2×1019cm-3程度であるが、この表からも明らかなよう
に、n+型InxGa1-xAs中間層8の不純物濃度を3×1019cm
-3以上としたとき極めて低いコンタクト抵抗を得ること
ができる。
実施例3 なお、前記実施例2のHBTでは、InxGa1-xAs組成傾斜
層8の不純物濃度は、GaAs層7側から、該InAsコンタク
ト層9側にかけて徐々に低くなるようにしたが、第3の
実施例として、第4図(a)に示すように、InxGa1-xAs
組成傾斜層8のn型不純物濃度が、該GaAs層7に接する
領域からややInAsコンタクト層9側に入った領域で高く
なったのち、さらに徐々に低くなるようにしてもよい。
この場合のHBTのn+型GaAs層7と、n+型InxGa1-xAs中間
層すなわち組成傾斜層(x=0→1)8と、n+型InAs層
9とにおけるキャリア濃度を測定した結果を第4図
(b)に示す。この図からも明らかなように、n+型InxG
a1-xAs中間層でのキャリア濃度の落ち込みはまったくな
くなっており、InxGa1-xAs組成傾斜層中の、InAsコンタ
クト層に接する領域のキャリア濃度D2が、該GaAs層に接
する領域のキャリア濃度D1よりも高くなっている。そし
て、コンタクト抵抗は4×10-8Ωcm2とさらに低くなっ
ている。
なお、各半導体層の不純物濃度や厚さについては、実
施例に限定されることなく必要に応じて適宜変更可能で
ある。
加えて、その他、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲
で種々変形して実施することが可能である。
〔効果〕
以上説明してきたように、本発明によれば、n型AlxG
a1-xAs層へのコンタクトを、InxGa1-xAs組成傾斜層と組
成が一様なInxGa1-xAsコンタクト層と電極金属層とによ
って形成するに際し、InxGa1-xAs組成傾斜層をn型とし
て活性化される不純物濃度よりも多いn型不純物をドー
プするようにしているため、InxGa1-xAs組成傾斜層の厚
さを十分薄くしたままでもこの部分におけるキャリア濃
度の低下による高抵抗化もなく、低抵抗のコンタクトを
形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例のヘテロ接合バイポーラ
トランジスタを示す断面図、第2図(a)は同トランジ
スタのエミッタコンタクト部の各層のn型不純物濃度と
深さとの関係を示す断面図、第2図(b)はキャリア濃
度と深さとの関係を示す断面図、第3図(a)は本発明
の第2の実施例の同トランジスタのエミッタコンタクト
部の各層のn型不純物濃度と深さとの関係を示す断面
図、第3図(b)は同トランジスタのキャリア濃度と深
さとの関係を示す断面図、第4図(a)は本発明の第3
の実施例の同トランジスタのエミッタコンタクト部の各
層のn型不純物濃度と深さとの関係を示す断面図、第4
図(b)は同トランジスタのキャリア濃度と深さとの関
係を示す断面図、第5図はn型GaAs/n+型InxGa1-xAs/In
As電極構造の理想的エネルギーバンド図、第6図は従来
のシリコンドープn型GaAs/n+型InxGa1-xAs/InAs電極構
造における各層のキャリア濃度と深さとの関係を示す断
面図である。 1……半絶縁性GaAs基板、2……n+型GaAs層、3……n-
型GaAs層、4……p+GaAs層、5……n型Al0.3Ga0.7As
層、6……n型AlxGa1-xAs組成傾斜層(x=0.3→
0)、7……n+型GaAs層、8……n+型InxGa1-xAs組成傾
斜層(x=0→1)、9……n+型InAs層、10……エミッ
タ電極、11……ベース電極、12……コレクタ電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/33 - 21/331 H01L 29/68 - 29/737

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】n型AlxGa1-xAs層(0≦x≦1)と、 組成が徐々に変化するInxGa1-xAs(0≦x≦1)組成傾
    斜層と、 組成の一様なInxGa1-xAs(0≦x≦1)コンタクト層
    と、 金属電極層とからなるコンタクト構造を含む化合物半導
    体装置において、 前記InxGa1-xAs組成傾斜層は、 前記AlxGa1-xAs層に接する領域のn型不純物濃度が、前
    記InxGa1-xAsコンタクト層に接する領域のn型不純物濃
    度よりも高くなるように構成される ことを特徴とする化合物半導体装置。
  2. 【請求項2】n型AlxGa1-xAs層(0≦x≦1)と、 組成が徐々に変化するInxGa1-xAs(0≦x≦1)組成傾
    斜層と、 組成の一様なInxGa1-xAs(0≦x≦1)コンタクト層
    と、 金属電極層とからなるコンタクト構造を含む化合物半導
    体装置において、 前記InxGa1-xAs組成傾斜層は、 前記AlxGa1-xAs層に接する領域のn型不純物濃度および
    前記InxGa1-xAsコンタクト層に接する領域のn型不純物
    濃度よりも高いn型不純物濃度を有する領域を備えた ことを特徴とする化合物半導体装置。
JP2009028A 1989-11-27 1990-01-18 化合物半導体装置 Expired - Lifetime JP2980630B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP90312756A EP0430595B1 (en) 1989-11-27 1990-11-23 Compound semiconductor device
DE1990630355 DE69030355T2 (de) 1989-11-27 1990-11-23 Verbindungshalbleiteranordnung
US07/852,334 US5266818A (en) 1989-11-27 1992-03-17 Compound semiconductor device having an emitter contact structure including an Inx Ga1 -x As graded-composition layer

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30679189 1989-11-27
JP1-306791 1989-11-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03218675A JPH03218675A (ja) 1991-09-26
JP2980630B2 true JP2980630B2 (ja) 1999-11-22

Family

ID=17961290

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009028A Expired - Lifetime JP2980630B2 (ja) 1989-11-27 1990-01-18 化合物半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2980630B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005260255A (ja) * 1996-02-19 2005-09-22 Sharp Corp 化合物半導体装置及びその製造方法
JP3252805B2 (ja) 1998-08-20 2002-02-04 日本電気株式会社 バイポーラトランジスタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03218675A (ja) 1991-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2801624B2 (ja) ヘテロ接合バイポーラトランジスタ
GB2024506A (en) Ohmic contacts to n-type group iii-v semiconductors
US6287946B1 (en) Fabrication of low resistance, non-alloyed, ohmic contacts to InP using non-stoichiometric InP layers
US5952672A (en) Semiconductor device and method for fabricating the same
EP0740350B1 (en) Compound semiconductor device having reduced resistance
CA2529595C (en) Heterostructure bipolar transistor
JP2914049B2 (ja) ヘテロ接合を有する化合物半導体基板およびそれを用いた電界効果トランジスタ
JP3177951B2 (ja) 電界効果トランジスタおよびその製造方法
US5571732A (en) Method for fabricating a bipolar transistor
US5381027A (en) Semiconductor device having a heterojunction and a two dimensional gas as an active layer
JP2980630B2 (ja) 化合物半導体装置
US5258631A (en) Semiconductor device having a two-dimensional electron gas as an active layer
JPH06188271A (ja) 電界効果トランジスタ
US5266818A (en) Compound semiconductor device having an emitter contact structure including an Inx Ga1 -x As graded-composition layer
JP3141838B2 (ja) 電界効果トランジスタ
EP0430595B1 (en) Compound semiconductor device
JP2759526B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2808671B2 (ja) 電界効果トランジスタ
JPH04343438A (ja) 電界効果トランジスタ
JP2621854B2 (ja) 高移動度トランジスタ
JPH0793323B2 (ja) 電界効果トランジスタ
JP3255973B2 (ja) 半導体装置
JP3205421B2 (ja) 化合物半導体装置の製造方法
JP2761264B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2890885B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070917

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080917

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080917

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090917

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090917

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100917

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100917

Year of fee payment: 11