JPH0792832B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0792832B2
JPH0792832B2 JP6072346A JP7234694A JPH0792832B2 JP H0792832 B2 JPH0792832 B2 JP H0792832B2 JP 6072346 A JP6072346 A JP 6072346A JP 7234694 A JP7234694 A JP 7234694A JP H0792832 B2 JPH0792832 B2 JP H0792832B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はメモリに記憶している2
値画像データを多値画像データに変換し、変換された多
値画像データを画像処理する画像処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の画像処理装置においては、主に以
下の様にして画像データを記憶していた。 (1)濃淡のある深みを持つ画像データ信号をそのまま
ページメモリに記憶する。
【0003】(2)画像処理の最終段階でデイザ処理を
行ない、2値化、3値化、あるいは4値化等して、しか
る後にページメモリに記憶してページメモリの記憶容量
の小容量化を図る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の(1)
においてはページメモリとして大容量の記憶容量が必要
となり、大変高価な画像処理装置となつてしまつてい
た。また、(2)においては、元の画像データ値に復元
する有効な手法がなく一度デイザ処理化した画像データ
を再び画像処理することは困難であつた。
【0005】本発明は上述した従来技術の欠点を除去す
るものであり、画像を2値画像データとして記憶するこ
とで、小容量の記憶容量のメモリを用いて画像を記憶す
ることができると共に、記憶している2値画像データ及
び2値画像データから変換した多値画像データ、いずれ
の画像データに対しても選択的に画像処理を可能とした
ことにより、画像処理の種類に応じて、最適な画像デー
タに対して画像処理を行うことができる画像処理装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成する一
手段として例えば以下の構成を備える。即ち、2値画像
データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶され
ている2値画像データを読み出す読み出し手段と、前記
読み出し手段で読み出した2値画像データを多値画像デ
ータに変換する変換手段と、入力した2値又は多値画像
データを画像処理する処理手段と、前記読み出し手段で
読み出した2値画像データもしくは前記変換手段により
変換された多値画像データを選択的に前記処理手段へ入
力する選択手段とを有し、前記処理手段は前記選択手段
により選択的に有力された2値または多値画像データに
対し画像処理を行うことを特徴とする。
【0007】
【作用】以上の構成において、画像を2値画像データと
して記憶することで、小容量の記憶容量のメモリを用い
て画像を記憶することができると共に、記憶している2
値画像データ及び2値画像データから変換した多値画像
データ、いずれの画像データに対しても選択的に画像処
理を可能としたことにより、画像処理の種類に応じて、
最適な画像データに対して画像処理を行うことができる
画像処理装置を提供することができる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を詳説する。図1〜図4は本発明に係る一実施例を示
し、図5は本実施例に関する処理概念を説明する図であ
る。図1は本発明に係る一実施例の全体構成図であり、
図においては中央制御部6により他の残りのすべての系
が制御される。
【0009】まず、中央制御部6により画像読取スキヤ
ナ1又は記憶装置2が駆動される。画像読取スキヤナ1
又は記憶装置2から読み出された画像データはまず切換
部3に入力される。切換部3においては、中央制御部6
の制御に従つて画像読取スキヤナ1、記憶装置2、多階
調化部13よりの画像データのうちの1つを選択して出
力する。具体的にはこれらのうちの駆動されているもの
の出力を選択し出力する。
【0010】画像処理部4には切換部3よりの出力が入
力され、ここで各種の画像処理が施され、ビツトマツプ
メモリ9、又はビツトマツプメモリ10に対し処理画像
を出力する。又、このとき画像処理部4においては、最
終段においてデイザ処理が施され、2値化、3値化デー
タ等にデイザ処理される。画像処理部4において、アフ
イン変換等のアドレス変換処理を行つた場合に、変換さ
れたアドレス情報をセレクタ7、及びセレクタ8に対し
出力する。
【0011】ところで本実施例においては、通常ビツト
マツプメモリ9、ビツトマツプメモリ10のうちどちら
かは書き込み状態であり、他方のビツトマツプメモリは
停止状態か又は読み出し状態である。ビツトマツプメモ
リ9、ビツトマツプメモリ10のうち書き込み状態のビ
ツトマツプメモリに対応するセレクタ9、セレクタ10
のどちらかが画像処理部4が出力するアドレス情報を選
択し、書き込み状態のビツトマツプメモリ9,10のい
ずれかに出力する。この制御は中央制御部6により制御
される。
【0012】又、画像処理部4において上述のアドレス
変換処理が行なわれない場合にはアドレス情報はセレク
タ7,8には出力されず、直接画像処理部4よりビツト
マツプメモリ9、又はビツトマツプメモリ10に出力さ
れる。この場合にはアドレス情報の出力されるべきビツ
トマツプメモリは中央制御部6よりの画像処理部4への
制御に基づいて決定される。
【0013】一方、セレクタ7,8にはアドレス発生器
5よりのアドレス情報も入力されており、ビツトマツプ
メモリ9、ビツトマツプメモリ10のうちいずれかが読
み出し状態の時にはそれに対応するセレクタ7、セレク
タ8のいずれかが中央制御部6に選択制御され、選択さ
れたセレクタはアドレス発生器5よりのアドレス情報を
選択し、読み出し状態のビツトマツプメモリ9,10の
いずれかに出力する。アドレス発生器5は出力装置12
又は多階調化部13の処理に同期して順次ビツトマツプ
メモリの読み出しアドレスを発生し、読み出し状態のビ
ツトマツプメモリより対応する画像データを読み出し、
データ切換部11を介して出力装置12又は多階調化部
13に送る。
【0014】このデータ切換部11は中央制御部6によ
って制御され、ビツトマツプメモリ9、ビツトマツプメ
モリ10のうち出力状態(読み出し状態)のビツトマツ
プメモリよりの読み出しデータを選択し出力する。画像
処理された結果を出力装置12に出力する場合には、中
央制御部6が出力装置12より画像データを出力するよ
う駆動制御し、データ切換部11よりの出力データを出
力装置12より出力させる。
【0015】ところで、ビツトマツプメモリ9,10に
記憶されている画像データを読み出し、再び画像処理部
4で画像処理を施す場合には、データ切換部11よりの
出力データは、中央制御部6により駆動されている多階
調化部13に送られる。多階調化部13にはデータ切換
部11から出力される2値化、3値化等の出力データが
入力され、画像処理部4で処理される画像データのビツ
ト数に、即ち、デイザ処理が施される以前の画像データ
に復元されて切換部3に出力される。
【0016】この時、切換部3では、中央制御部6に制
御され、多階調化部13の出力を選択し画像処理部4に
出力する。この時中央制御部6により多階調化部13の
データ遅延と画像処理部4の同期が取られる。なお、ビ
ツトマツプメモリ9,10のうち読み出しに使用されて
いない方のビツトマツプメモリには画像処理部4におい
て画像処理を施された画像データが順次書き込まれるこ
とになる。
【0017】この様にして本実施例においては、デイザ
処理されてビツトマツプメモリ9又は10に格納された
画像情報を、再びデイザ処理化前のデータに復元されて
再び画像処理することができ、多目的の画像処理が行な
える構成となつている。画像の単なる移動処理等の様に
階調に影響せず、デイザパターン等を崩さないで処理す
ることのできる場合等においては、ビツトマツプメモリ
から読み出した画像データをそのまま画像処理すること
ができるように、多階調化部13においては中央制御部
6よりの制御によりデータ切換部11の出力に対して何
の処理も行なわず、素通しにすることもできる構成とな
つており、また画像処理部4においても中央制御部6の
制御により画像処理後の画像データに対してデイザ処理
を行なわず、そのままセレクタ7,8に出力可能な構成
となつている。
【0018】図1中の多階調化部13の詳細ブロツク図
を図2に示す。図2において、データ切換部11よりの
画像データはラインメモリ21〜26及び切換回路35
に入力される。ここで入力された画像データを多階調化
しない場合(素通しとする場合)には中央制御部6より
の制御信号36により切換回路35よりデータ切換部1
1よりの出力データがそのまま選択出力される。
【0019】多階調化処理される場合にはラインメモリ
制御部27の制御によりラインメモリ21〜26のいず
れかが選択され、選択されたラインメモリに画像データ
を書き込む。ラインメモリ21〜26は水平同期信号の
くる毎に順次ラインメモリ21,22,23,24,2
5,26の順に選択され、書き込まれる。ラインメモリ
21〜26よりの出力信号LN1〜LN6はラインメモ
リセレクタ28に入力される。メモリ制御部27はライ
ンメモリセレクタ28を制御し、ラインメモリ21〜2
6のうち最後の書き込み状態があつてから一番時間の経
過しているラインメモリの読み出し出力、即ち最先に書
き込まれたラインメモリの読み出し出力をL1に出力
し、次に古い2番目の読み出し出力をL2に出力し、以
下L3,L4,L5と順次先格納順に選択出力し、現在
書き込み中のラインメモリの出力についてはラインメモ
リセレクタ28より出力しない。
【0020】以上の制御動作により連続するL1〜L5
の5ラインの画像データをラインメモリセレクタ28が
出力することになる。ラインメモリセレクタ28の出力
は多階調化回路30に入力されており、ここで後述する
複数ビツトの階調を持つた信号に変換されて、文字線画
判別回路29に出力する。又、多階調化回路30よりの
複数ビツトの信号は、文字線画判別回路29に送られ、
ここで信号が一定時間遅延され、位相を調整された後乗
算回路32,33に出力される。
【0021】一方、セレクタ28よりの各信号は補正回
路31にも入力され、入力データはここで画像処理部4
で処理される画像データのビツト数に対応するデータ毎
に区分され、全ビツトを“1”(8ビツト構成であれば
“#FF”)に変換された後にデータのレベルを乗算す
る。ここでデータのレベルとはデイザ処理が2値化の場
合、その結果の“0”,“1”をいい、3値化の場合は
その結果である“0”,“ 1/2”,“1”でありデイザ
処理が4値化である場合は“0”,“ 1/3”,“ 2/
3”,“1”である。その後文字線画判別回路29の遅
延量に応じて位相調整され、乗算回路33に出力する。
【0022】一方、文字線画判別回路29には多階調化
回路30の出力が入力され、1画素ごとに、入力された
画素データが文字や線画であるか、中間調の階調画であ
るか判別される。その判別結果により、0〜1の数を乗
算回路32,33に出力する。ただしここで乗算回路3
3に出力する値を“α”(0≦α≦1)とする時、乗算
回路32に出力する値は“1−α”とする。“α”は文
字線画判別回路29において注目画素が中間調の階調画
より、文字や線画に近いと判断される程“1”に近づ
き、注目画素が中間調の階調画に近いと判断される時は
“0”に近づく値である。
【0023】乗算回路32においては、文字線画判別回
路29の出力“1−α”と多階調化回路30の出力が入
力されており、両値を乗算して加算回路34に出力す
る。乗算回路33においても同様に文字線画判別回路2
9の出力“α”と補正回路31の出力が入力されてお
り、両値を乗算して加算回路34に出力する。加算回路
34では、この乗算回路32、乗算回路33の両回路の
出力が加算され、結果を切換回路35に出力する。この
時には切換回路35よりは加算回路34の出力が選択さ
れ、切換部3に入力される。
【0024】なお、以上の説明を補足すると、加算回路
34の出力は多階調化回路30、補正回路31の出力を
混合比(1−α)対(α)の比で混合した値である。
又、“α”は文字や線画に近づく程、“1”に近づく。
ところで補正回路31の出力は前述したように、デイザ
処理結果を複数のビツトに拡張しただけなので文字や線
画の情報を失つていない。しかしながら前述の2値、3
値等の階調しか持ち合わせていない。
【0025】一方、後述する多階調回路30については
多くの階調性を持つているが、文字、線画等の情報は失
われている。このため、加算回路34は文字線画情報
“α”が大きい時(“1”に近い時)に、文字線画情報
を失つていない補正回路31のデータを混合する比率を
大きくし、また、文字線画情報“α”が小さい時(“1
−α”が1に近い時)、即ち中間調の階調画の時には多
くの階調を持つている多階調化回路30の出力を混合す
る比率“1−α”を大きくする。故に本実施例の多階調
化部13の出力は線画情報と階調情報を失わずに、先に
デイザ処理によりデイザ化データに圧縮されたものを伸
長する事ができる。
【0026】次に多階調化回路30の一実施例の詳細ブ
ロツク図を図3に示す。図3において、ラインメモリセ
レクタ28の出力は加算器41に入力される。又、本実
施例ではL1〜L5の5画素分の画像データを加算す
る。加算器41において画像の垂直方向5画素分の加算
が行なわれた後に、この加算データはラツチ42、加算
器43,45,47,49にそれぞれ出力される。ラツ
チ42,44,46,48には、画像の水平方向に1画
素おきに発生する画像同期クロツクCLKがそれぞれ入
力されている。加算器42の出力5画素の加算結果は、
ラツチ42で1画素分遅延し加算器42において次の5
画素の加算結果と加算される。その結果はラツチ44で
さらに1画素遅延した後に加算器45で次の5画素の加
算結果と加算され、ラツチ46でまた1画素分遅延し次
の5画素の加算結果と加算器47で加算される。この結
果はさらにラツチ48で1画素分遅延し加算器49に出
力される。加算器49には次の5画素の加算結果と加算
され出力される。
【0027】以上のようにして垂直方向5画素、水平方
向5画素の5×5のマトリクス計25画素の加算が行な
われる。この演算結果は位相合わせ回路50及び文字線
画判別回路29に出力される。位相合わせ回路50で
は、文字線画判別回路29の遅延量に応じた遅延が行な
われ、遅延された画素データは階調変換回路51に入力
される。階調変換回路51では画像処理部4の処理ビツ
ト数に変換し、乗算回路32に出力する。
【0028】以上説明した本実施例では、多階調化回路
30において5×5のマトリクスの加算演算を行なう例
について述べたが、後述する理由によりマトリクスサイ
ズを垂直方向、水平方向ともにデイザマトリクスサイズ
の整数倍としている。本実施例の場合のデイザマトリク
スサイズは5×5であり、又、(n,m=1)である。
【0029】デイザマトリクスサイズが水平方向M、垂
直方向Nの(M×N)の場合、ラインメモリ構成として
本実施例のラインメモリ21〜26の構成に変え、(n
N+1)(n,Nは整数)のラインメモリを備える構成
にし、加算器41の入力L1〜L5をL1〜LnNの
(n×N)本とし、ラツチ42〜48、加算器43〜4
9の構成をそれぞれ(mM−1)にすればよい(m,M
は整数)ことは容易に推察できる。
【0030】次に多階調化回路30のnN×mMのマト
リクスの加算演算をデイザマトリクスサイズN×Mに対
して水平方向、垂直方向ともに整数倍にする理由を図5
を参照して説明する。以下の説明では図5を、デイザマ
トリクス4×4のデイザ処理結果の“1”,“0”を、
黒白で図面化した水平方向、垂直方向共に画像と対応さ
せたものとして考えても良いし、又、ビツトマツプメモ
リ空間と対応させたものとして考えても良い。なお、図
5では黒化率“ 0.5”の中間調画像としている。
【0031】もし仮に、図中、A2,B2に示すよう
に、2×2のマトリクスで加算演算すると、MAX“
1.0”,MIN“ 0.0”の黒化率となり、また、A3,
B3に示すように、3×3のマトリクスで加算演算する
と、MAX“ 2/3”,MIN“ 1/3”の黒化率となる。
同様に、A5,B5に示すように、5×5のマトリクス
では、MAX“ 3/5”,MIN“ 2/5”の黒化率とな
り、また、A6,B6に示すように、6×6のマトリク
スではMAX“ 2/3”,MIN“ 1/3”の黒化率とな
る。この結果、一様な濃度データを多階調化処理した結
果、この濃度データが処理前と比べて一様でなくなり、
周期的な値となつてしまう。
【0032】このため、復元処理した濃度データに対し
て、画像処理部4で再び画像処理を施した後にデイザ処
理すると、モアレの発生を引き起こしてしまう。文字線
画判別回路29においても同様に濃度データが一様でな
く、周期的な値は濃度差があるので、文字や線画と誤判
断され易い。ところが本実施例に示す如きデイザマトリ
クスと同じサイズ、又は垂直方向、水平方向ともに整数
倍のマトリクスで加算処理を行なうと(例えば図5に示
すA4,B4のように)、デイザの周期性を全くひろう
事なく多階調化が行なえる。
【0033】次に文字線画判別回路29の詳細を図4を
参照して説明する。図4は文字線画判別回路29の詳細
ブロツク図である。多階調化回路30よりの出力は文字
線画判別回路29のラインメモリ60〜63に入力され
る。ラインメモリ60〜63はラインメモリ21〜26
と同様の動作をする。即ち、ラインメモリ60〜63の
うち順次1つだけ書き込み可能状態となり、水平同期信
号のくる毎に順次古い順に先の書き込みデータに重ねて
新たなデータが書き込まれる。
【0034】各ラインメモリ60〜63よりの読み出し
出力LLN1〜LLN4は、セレクタ65に入力され、
ラインメモリ60〜63のうち書き込まれた状態になつ
て一番時間のたつている(最先に書き込み処理された)
ラインメモリ出力がLL1に出力され、2番目に古く書
き込まれたラインメモリ出力がLL2、3番目はLL3
にそれぞれ出力される。現在書き込み中のラインメモリ
の出力はセレクタ65より出力されない。なお、これら
一連の制御はメモリ制御部64により制御される。ラツ
チ66〜72には前述の画像同期クロツクCLKが入力
されている。
【0035】セレクタ65よりの出力LL1は、ラツチ
66,ラツチ69でそれぞれ各1画素分ずつ遅延され、
加算器73に入力される一方、出力LL2はラツチ6
7,70,72でそれぞれ各1画素分ずつ遅延される。
そしてラツチ67,72の出力は加算器73に入力さ
れ、ラツチ70の出力は減算器74に入力される。セレ
クタ65よりの出力LL3は、ラツチ68,71で同様
に1画素分ずつ遅延され、加算器73に入力される。そ
して、加算器73の出力は減算器74に入力される。そ
して減算器74ではラツチ70の出力の4倍から加算器
73のデータを減算する処理を行なう。即ち、減算器7
4の出力としては3×3のコンボリユージヨン(2次微
分)の結果が得られることになる。
【0036】減算器74の処理結果である出力信号は、
続いて混合比率演算回路75に入力される。ここで、減
算器74の絶対値が大きい程、前述“α”を“1”に近
づける処理を行なう。ここでは、第1の閾値を越えた時
に(α=1)とし、第2の閾値以下では(α=0)と
し、第1の閾値と第2の閾値間の値によりαを“1”〜
“0”に変化させる。そして出力“α”と“1−α”は
それぞれ前述の図2に示す乗算回路32、乗算回路33
に出力される。
【0037】以上説明した様に、本実施例においては、
文字線画判定回路29では3×3の2次微分を行なつて
いる例について示したが、これに替え、5×5の2次微
分や、2つ以上の方向の1次微分の絶対値の和等のエツ
ジを検出する手段であれば、特に限定されるものではな
い。又、文字線画判別回路29においては、サンプリン
グモアレのない多階調化回路30の出力を入力している
ので、網点化されたデイザを文字や線画として誤判定す
ることもない。
【0038】以上説明した様に本実施例によれば、デイ
ザ処理された信号を略正確に階調性のある複数ビツトの
信号(濃淡画像データ)に復元することができ、デイザ
処理された後、ビツトマツプメモリに書き込まれた画像
を再び再生し、繰り返し画像処理することが可能にな
り、ソース側のメモリとデイステイネーシヨン側のメモ
リをビツトマツプメモリに置き変える事ができる。この
ため、画像データを記憶する記憶メモリを小容量のメモ
リで構成することができ、かつ記憶画像データを繰り換
えして再画像処理を行う事ができる。
【0039】以上説明した様に、デイザ処理された画像
データを読み出し、デイザ処理前の画像データに復元す
ることが可能となり、小容量の画像データ記憶手段を備
えるのみで多目的な画像処理を実行することができる。
また記憶手段の所望の位置アドレスの画像データを読み
出し処理することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、画像
を2値画像データとして記憶することで、小容量の記憶
容量のメモリを用いて画像を記憶することができると共
に、記憶している2値画像データ及び2値画像データか
ら変換した多値画像データ、いずれの画像データに対し
ても選択的に画像処理を可能としたことにより、画像処
理の種類に応じて、最適な画像データに対して画像処理
を行うことができる画像処理装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例のブロツク図である。
【図2】図1に示す多階調化部の詳細ブロツク図であ
る。
【図3】図2に示す多階調化回路の詳細ブロツク図であ
る。
【図4】図2に示す文字線画判別回路の詳細ブロツク図
である。
【図5】面積率50%のデイザ化画像を示す図である。
【符号の説明】
1 画像読取スキヤナ 2 記憶装置 3 切換部 4 画像処理部 5 アドレス発生器 6 中央制御部 7,8,28,65 セレクタ 9,10 ビツトマツプメモリ 11 データ切換部 12 出力装置 13 多階調化部 21〜26,60〜63 ラインメモリ 27,64 メモリ制御部 29 文字線画判別回路 30 多階調化回路 31 補正回路 32,33 乗算回路 34 加算回路 41,43,45,47,49,73 加算器 42,44,46,48,66〜72 ラツチ 50 位相合わせ回路 51 階調変換回路 74 減算器 75 混合比率演算回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2値画像データを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている2値画像データを読み出
    す読み出し手段と、 前記読み出し手段で読み出した2値画像データを多値画
    像データに変換する変換手段と、 入力した2値又は多値画像データを画像処理する処理手
    段と、 前記読み出し手段で読み出した2値画像データもしくは
    前記変換手段により変換された多値画像データを選択的
    に前記処理手段へ入力する選択手段とを有し、 前記処理手段は前記選択手段により選択的に入力された
    2値または多値画像データに対し画像処理を行うことを
    特徴とする画像処理装置。
JP6072346A 1994-04-11 1994-04-11 画像処理装置 Expired - Fee Related JPH0792832B2 (ja)

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