JPH0792768A - 接触帯電装置 - Google Patents

接触帯電装置

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JPH0792768A
JPH0792768A JP5240199A JP24019993A JPH0792768A JP H0792768 A JPH0792768 A JP H0792768A JP 5240199 A JP5240199 A JP 5240199A JP 24019993 A JP24019993 A JP 24019993A JP H0792768 A JPH0792768 A JP H0792768A
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Kenji Kanari
健二 金成
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Abstract

(57)【要約】 【目的】一層の均一帯電を保障することのできる接触帯
電装置を提供する。 【構成】帯電用部材11を基材12に導電性線毛部材1
5を密に植設したブラシ(13B)構造から形成する、
とともに該帯電用部材11(13BF)を被帯電体面
(1F)の面移動方向と逆方向として接触相対移動可能
に形成し、かつ該帯電用部材11の面移動速度Sbが被
帯電体面(1F)の面移動速度Sdの0.5倍以上〜5
倍以下に選択されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帯電用部材を被帯電体
面に接触させた状態で被帯電体面を一様に所定電位に帯
電させるように形成された接触帯電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に、電子写真装置,複写機,ファク
シミリ等の一部を形成するものとして利用される印刷部
を示す。同図において、円筒体の周面に感光剤が塗布さ
れた像担持体1を中心としたその周辺には、接触帯電装
置10P,露光手段2,現像器を形成する現像ローラ
3,転写器4,廃トナーブレード5,除電器6が配設さ
れている。
【0003】矢印方向に一定速度Sdで回転される像担
持体1の周面1Fは接触帯電装置10Pを通過する際に
所定の帯電電位Vc(例えば、−500V)に一様に帯
電され、続いて露光手段2を用いて描画された露光部
(静電潜像)は所定電位Vo(例えば、−50V)とな
る。この静電潜像には、現像ローラ3からトナーTが供
給されトナー像に現像される。
【0004】そして、このトナー像は、転写器4と対向
する位置を通過する際に、矢印方向に移動する用紙Pに
転写印刷される。その後に定着器(図示省略)へ向う。
一方、像担持体1の周面1Fは、廃トナーブレード5で
残留トナーが除去された後に、除電器6によって初期電
位(例えば、−50V)に一様に除電される。
【0005】帯電装置としては、図5に示す接触帯電装
置10Pとコロナ放電式装置とが選択的に採用される
が、後者には高圧電源装置19Pの具備によるコスト
高,シールド室形式によるスペース拡大,コロナ放電に
よるオゾン発生,放電ワイヤーの劣化による帯電不良発
生等の欠点があるので、後者が採用される場合が多い。
【0006】さて、図5に示す接触帯電装置10Pは、
帯電ローラ11Pとこれに高電圧(例えば、−5kV)
を印加する高圧電源装置19Pから構成されている。帯
電ローラ11Pは、丸軸部材12の周面に例えばゴムに
導電粒子を混在させた導電部13Pを貼設した構成とさ
れ、かつこの帯電ローラ11Pは、像担持体1の回転に
従動回転するように形成されているのが一般的である。
【0007】ここに、矢印方向に速度Sdで面移動する
像担持体(被帯電体)1の周面(被帯電体面)1Fに、
電圧(例えば、−1kV)が印加された帯電ローラ11
Pの導電部13Pすなわち帯電用部材(詳しくは、その
周面13PF)を接触させれば、被帯電体面(1F)を
所定の帯電電位Vc(例えば、−500V)に帯電する
ことができる。
【0008】しかし、一段と強くなる高画質印刷要請に
応じた均一性をもって被帯電体面(1F)を一様に帯電
することは、実際上、非常に難しい。これに関し、例え
ば特開平2−309371号公報に、帯電用部材〔13
P(13PF)〕を被帯電体面(1F)の面移動方向と
順方向に積極的に面移動させ、かつ帯電用部材の面移動
速度Srを被帯電体面(1F)の面移動速度Sdの1倍
以上〜8倍以下とする接触帯電方法が提案されている。
この種の提案方法によれば、帯電ムラのない均一帯電が
できるとされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これとて全て
の条件が満されたときにのみ均一に帯電させることがで
きるが、運用の実際において全ての条件を安定して満足
させることは至難である。すなわち、帯電用部材(13
P)の組成材料の均一性が欠けると、例えば、導電粒子
の分布バラツキ等があると、被帯電体面(1F)を均一
に帯電することができない。その外径が長さ方向に不均
一となっている場合も同様である。
【0010】また、帯電用部材(13P)の被帯電体面
(1F)への接触圧力が所定範囲内になるように組立る
ことおよびその接触圧力状態を運転中に安定維持するこ
とが難しい。したがって、接触圧力が小さすぎると非帯
電部の増大による帯電ムラが発生し、大き過ぎると本来
の放電作用の他に直接的な電荷注入が生じ被帯電体面
(1F)の帯電電圧が上昇してしまうばかりか、被帯電
体面(1F)や帯電用部材(13P)に傷が付いてしま
うので高画質印刷を保障できない。
【0011】さらに、帯電用部材(13PF)の面移動
速度Srを遅くすると、両者(1F,13PF)の対応
する同一箇所の接触時間が非常に長くなってしまうの
で、上記電荷注入が一段と増大する。この場合にも被帯
電体面(1F)の帯電電位Vc(Vo)が上昇してしま
い印刷面に白スジが発生してしまう。一方、帯電ローラ
11Pの面移動速度Srを例えば6倍以上にも高速とす
ることは、モータの容量が大きくなりかつ消費電力が増
大してしまうので、装置構築上、不利を招く。
【0012】本発明の目的は、帯電ムラがなく被帯電体
面の全面を所定の帯電電位に均一に帯電させることがで
きる接触帯電装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
試験研究の結果に基づき、創成されたものである。ゴム
に導電粒子を混在させた帯電ローラを被帯電体面に圧接
する方法による欠点すなわち帯電用部材の材質や形態不
均一による高画質印刷困難,コスト高,製作・組立困
難,被帯電体面の損傷等を解消するものとしてブラシ構
造から形成した帯電用部材を試みたところ、このブラシ
構造を固定して被帯電体面と相対面移動させるようにす
ると被帯電体面との接触圧力の調整は容易となるが、ブ
ラシの磨耗が激しく寿命が短くなってしまいかつ製作上
の制約によるブラシ構造上の問題から各導電性線毛部材
と被帯電体面との接触ポイントが固定的に一定化してし
まうので、帯電スジが発生し易い。そこで、ブラシ構造
を被帯電体面と順方向に相対面移動させて接触ポイント
を変動させたところ、帯電均一性の改善が確認された。
【0014】しかし、ブラシ構造の面移動速度を被帯電
体面の面移動速度よりも例えば6倍の如く非常に大きく
しないと、各導電性線毛部材が速度不整合によって機械
的変形を起すので長期間に亘る円滑運転ができない。当
然に帯電ムラが発生する。電源変動等によって面移動速
度の変動があるとなおさらである。つまり、例えば5倍
以下の面移動速度では実用化できない。しかも、低速度
とすると電荷注入が発生し被帯電体面の帯電電圧が高く
なってしまうので印刷面に白スジが生じる。だからと言
って、6倍以上の高速度としたのでは、上記帯電ローラ
の場合と同様のモータの大容量化,消費電力増大という
問題が解消されない。
【0015】かくして、帯電用部材を、摩滅激化の点か
ら従来タブー視されていた、被帯電体面の面移動方向に
対して逆方向に面移動させたところ、順方向へ面移動さ
せる場合よりも均一帯電性を改善できる可能性が認めら
れた。しかし、これとて、帯電用部材(ブラシ構造)の
面移動速度によってはブラシ構造を固定した場合と同様
な問題が発生してしまう。
【0016】そこで、コスト的許容範囲内で製作したブ
ラシ構造を採用しかつ節電,モータ小型化等の条件を満
すものとしての幾多の試験の結果,被帯電体面に対して
ブラシ構造を逆方向に相対面移動させかつその面移動速
度比率を一定範囲内の低速度域に限定する構成により、
均一帯電可能な新規な構成を創作することができた。
【0017】すなわち、本発明に係る接触帯電装置は、
電圧を印加した帯電用部材を面移動されている被帯電体
面に接触させてこの被帯電体面を一様に所定電位に帯電
させる接触帯電装置において、前記帯電用部材を基材に
導電性線毛部材を密に植設したブラシ構造から形成す
る、とともに該帯電用部材を前記被帯電体面の面移動方
向と逆方向として接触相対移動可能に形成し、かつ該帯
電用部材の面移動速度が前記被帯電体面の面移動速度の
0.5以上〜5倍以下に選択されていることを特徴とす
る。
【0018】
【作用】上記構成による本発明の場合、帯電用部材がブ
ラシ構造とされているので、製作が簡単で被帯電体面へ
の接触圧力の調整が非常に容易で、かつその接触状態を
安定保持でき被帯電体面に傷を付けてしまうこともな
い。また、帯電用部材の面移動方向は被帯電体面の面移
動方向に対し逆方向に相対面移動するので、順方向の場
合の速度不整合による各導電性線毛部材の機械的変形が
なくなるから安定運転できる、とともに被帯電体面との
接触ポイントが固定化されず平均化接触される。しか
も、帯電用部材の面移動速度が被帯電体面の面移動速度
に対しその0.5倍以上〜5倍以下の低速度に押さえら
れているので、逆方向相対面移動と相俟って帯電用部材
と被帯電体面との同一箇所の長時間接触を防止できるか
ら、直接的な電荷注入現象が生じない。よって、被帯電
体面を所定の帯電電位に安定して均一かつ一様に帯電す
ることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。本接触帯電装置10は、図1,図2に示す如く、
帯電用部材11を基材12に導電性線毛部材15を密に
植設したブラシ(13B)構造から形成する、とともに
帯電用部材11を被帯電体面(1F)の面移動方向と逆
方向として被帯電体面(1F)と接触相対面移動可能に
形成し、かつ帯電用部材11(13BF)の面移動速度
Sbを被帯電体面(1F)の面移動速度Sdの0.5倍
以上〜5倍以下の範囲内に選択構成し、被帯電体面(1
F)を全面的に所定の帯電電位Vcでかつ均一に帯電す
ることができるように形成されている。
【0020】なお、この接触帯電装置10は、従来例
(図5)と同じ電子写真装置等の印刷部を形成するもの
として利用される。したがって、従来例(図5)と共通
する部分には同一の符号を付してその説明は省略する。
【0021】さて、帯電用部材11は、図2(A)に示
す如く、丸軸部材からなる基材12の外周面に多数の導
電性線毛部材15を密として植設したブラシ(13B)
構造とされている。電源装置19は、この帯電用部材1
1に所定電圧(例えば、−1kV)を印加する。
【0022】この実施例の場合、各導電性線毛部材15
は、材質がREC−M1(導電性レーヨン),抵抗が1
5 Ω,繊維径が6デニール(600D/100F)
で、植設密度が10万本/inch2 とされ、図4
(A)に示す植設後の外径(直径D2)が18mmであ
るが各導電性線毛部材15を図4(B)に示すように縮
径方向にやや斜行させた斜毛成形を施し、斜毛成形後の
外径(直径D1)が16mmとなるように形成された東
英産業(株)製のブラシ(13B)構造とされている。
【0023】なお、この明細書における“斜毛成形”と
は、各導電性線毛部材15を基材12の植設ポイントを
基準点とした場合に、図4(B)に示すようにその先端
側が周方向に変位するように湾曲された状態をいい、か
つ斜毛成形後は各導電性線毛部材15がその弾性により
同(A)に示すようにラジアル方向へ真直に戻らない状
態にすることをいう。なお、斜毛方向は、図2(B),
図4(B)に示すように帯電用部材11の面移動方向に
対してその先端側が遅れる方向とすべきである。
【0024】すなわち、帯電用部材11と被帯電体面
(1F)との円滑摺動を図りつつ、両者(11,1F)
の接触箇所を電荷注入が生じない範囲内で増大させて帯
電効率を高めるとともに、詳細後記の巻き目跡Rが被帯
電体面(1F)に現れないようにするためである。
【0025】ブラシ(13B)構造は、帯電特性に重要
な影響を与えるので、その仕上は慎重に行わなければな
らないが、一方において妥当性あるコスト的条件を満さ
なければならない。かくして、コスト的条件を満すため
に、ブラシ構造は図3に示す方法により製作してある。
【0026】すなわち、図3(A)に示す多数の導電性
線毛部材15が密に植設された導電性部材14を、同
(B)に示す基材(丸軸部材)12に、同(C)に示す
如くつる巻き状に巻回させて接着している。したがっ
て、巻回された導電性帯材14間に、植設密度が粗とな
る巻き目跡Rを絶無化することは不可能である。かくし
て、この巻き目跡Rが、被帯電体面(1F)に現れない
ようにしなければならない。
【0027】さらに、帯電用部材11と被帯電体面(1
F)との接触圧力も必要十分としなければならない。こ
の実施例では、図2(A)に示す軸間距離H2において
ブラシ構造の周面13BFが被帯電体面(1F)に軽く
接触した自由状態に対し、同(B)に示すように帯電用
部材11側を高さhだけ下げた軸間距離H1としてい
る。つまり、導電性線毛部材15を植設後の斜毛成形状
態よりもさらに斜行させて接触深さd(例えば、0.5
mm)を得るようにして配設してある。なお、接触深さ
dは、0.3〜0.7mmの範囲内で調整できる。
【0028】ここに、像担持体(被帯電体)1の被帯電
体面(1F)は、図1,図2(B)に示す如く、従来例
(図5)の場合と同じ面移動速度Sdで矢印(時計回転
方向)に面移動される。これに対し、帯電用部材11
(13BF)は、逆方向に面移動速度Sbで相対面接触
移動される。したがって、被帯電体(1)と帯電用部材
11との各回転速度は、各面移動速度Sd,Sbを満た
すものとして決定される。
【0029】次に、上記構成による本実施例のテスト結
果を表1に示す。
【表1】
【0030】まず、標準環境(温度20℃/湿度50
%)下において、ブラシ(13B)構造を用いて従来例
(図5)の場合と同様に帯電用部材11(13BF)の
面移動方向を被帯電体面(1F)の面移動方向と同じ
(順方向)とし、帯電用部材11(13BF)の面移動
速度Sbを被帯電体面(1F)の面移動速度Sdの0,
1,2,3倍としてテストしてみた。
【0031】しかし、面移動速度Sbが0〜2倍の間
は、被帯電体面(1F)との速度不整合により各導電性
線毛部材15が機械的に変形してしまい接触ポイントが
乱れるので、均一帯電ができず印刷面に帯電スジとして
現れてしまうから使用に耐えない(×,××)が、3倍
以上にすると一定の接触深さd(0.5mm)を確保し
てあるので、帯電スジが消え実用化(○)でき得る。
【0032】ところが、環境を高温多湿(35℃/80
%)とすると、もともと帯電用部材11のブラシ先端
(13BF)と被帯電体面(1F)との同一箇所の接触
時間がやや長いので、本来の放電作用の他に各導電性線
毛部材15を通して被帯電体面(1F)に直接的な電荷
注入が起り、被帯電体面(1F)の帯電電位が所定の帯
電電位Vc(例えば、−500V)より大幅に上昇して
しまう。したがって、印刷面にカブリや白スジが発生し
てしまうという問題が残る。
【0033】これに対し、逆方向に相対面移動させる
と、帯電用部材11(13BF)の面移動速度Sbを
0.5倍〜5倍の間で切替えても、被帯電体面(1F)
を所定の帯電電位Vc(−500V)に一様にかつ均一
に帯電することができる。しかも、低温少湿(10℃/
20%)〜高温多湿(35℃/80%)の使用環境に影
響されずに良好であると確認された。
【0034】なお、面移動速度Sbを6倍以上としても
従来例(図5)の場合に比較して一段と均一な帯電がで
きるが、ブラシ(13BF)構造の摩滅,モータの大容
量化および消費電力増大という不利が生じるので、利用
性が低下しコスト高ともなってしまう。
【0035】かくして、帯電用部材11をブラシ(13
B)構造としかつ被帯電体面(1F)の面移動方向と逆
方向に面移動させるとともに面移動速度比を0.5倍以
上〜5倍以下とすると、環境に左右されずに均一な帯電
ができると理解される。
【0036】しかして、この実施例によれば、帯電用部
材11を基材12に導電性線毛部材15を密に植設した
ブラシ構造(11)から形成する、とともに該帯電用部
材11を被帯電体面(1F)の面移動方向と逆方向とし
て接触相対移動可能に形成し、かつ該帯電用部材11の
面移動速度Sbが被帯電体面(1F)の面移動速度Sd
の0.5倍以上〜5倍以下に選択された構成とされてい
るので、被帯電体面(1F)を一様に均一帯電できる、
とともに製作・組立が容易かつ低コスト,小型軽量で取
扱い簡単な接触帯電装置10を確立できる。
【0037】また、帯電用部材11がブラシ(13B)
構造とされているので、被帯電体面(1F)との離隔接
近方向の相対位置調整が非常に簡単となり所定の接触圧
力を安定保持できる。とともに、従来帯電ローラ11P
(13P)の品質バラツキによる帯電ムラを一掃でき
る。
【0038】また、ブラシ(13B)構造が、図3に示
す如く、導電性線毛部材15を密に植設された導電性帯
材14を基材12につる巻き状に巻回して製作されてい
るので、大幅なコスト低減を図れる。
【0039】また、ブラシ構造が斜毛成形されかつ一定
の接触深さdを確保するものとされているので、ブラシ
構造(11)の巻き目跡Rの影響による帯電ムラをより
完全に一掃できる。
【0040】なお、図1および図2(A)には、図4
(A)に示す斜毛成形されていないブラシ(13B)構
造を示しているが、このブラシ構造の場合にも適宜な接
触深さd(例えば、0.5mm)を確保するようにして
おけば、本発明は実施できる。また、接触深さdが0.
5mmとされていたが、0.3〜0.7mmに変えても
表1と同様な均一帯電ができることが確認できた。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、帯電用部材を基材に導
電性線毛部材を密に植設したブラシ構造から形成する、
とともに該帯電用部材を被帯電体面の面移動方向と逆方
向として接触相対移動可能に形成し、かつ該帯電用部材
の面移動速度が被帯電体面の面移動速度の0.5倍以上
〜5倍以下に選択された構成とされているので、下記の
ような優れた効果を奏する。 被帯電体面に一様に所定の帯電電位で均一に帯電で
きる。 ブラシ構造による帯電用部材の品質的バラツキによ
る不均一帯電を一掃できる。 ブラシ構造であるから、被帯電体面との離隔接近方
向における相対位置調整が容易でかつ所定の接触圧力を
長期に渡って安定保持できる。 ブラシ構造であるから、被帯電体面に損傷を与える
ことがない。 帯電用部材の面移動速度が0.5倍以上〜5倍以下
とされているので、モータ容量を小さく、消費電力も軽
減できる。 帯電用部材が逆方向に相対面移動されるので、被帯
電体面と接触ポイントが固定化されずかつ同一ポイント
の長時間接触による電荷注入を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す全体構成図である。
【図2】同じく、逆方向への相対面移動と接触深さとを
説明するための図である。
【図3】同じく、ブラシ構造の製作方法を説明するため
の図である。
【図4】同じく、ブラシ構造と斜毛成形を説明するため
の図である。
【図5】従来例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 像担持体(被帯電体) 1F 周面(被帯電体面) 2 露光手段 3 現像ローラ 4 転写器 6 除電器 10 接触帯電装置 11 帯電用部材(ブラシ構造) 12 基材 13B ブラシ 13BF 周面(帯電用部材) 14 導電性帯材 15 導電性線毛部材 19 電源装置 Sb 帯電用部材の面移動速度 Sd 被帯電体面の面移動速度 Vc 帯電電位

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧を印加した帯電用部材を面移動され
    ている被帯電体面に接触させてこの被帯電体面を一様に
    所定電位に帯電させる接触帯電装置において、 前記帯電用部材を基材に導電性線毛部材を密に植設した
    ブラシ構造から形成する、とともに該帯電用部材を前記
    被帯電体面の面移動方向と逆方向として接触相対移動可
    能に形成し、かつ該帯電用部材の面移動速度が前記被帯
    電体面の面移動速度の0.5倍以上〜5倍以下に選択さ
    れていることを特徴とする接触帯電装置。
JP5240199A 1993-09-27 1993-09-27 接触帯電装置 Pending JPH0792768A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0791861A2 (en) * 1996-02-20 1997-08-27 Canon Kabushiki Kaisha Image forming method

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0791861A2 (en) * 1996-02-20 1997-08-27 Canon Kabushiki Kaisha Image forming method
EP0791861A3 (en) * 1996-02-20 1999-12-01 Canon Kabushiki Kaisha Image forming method

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