JPH079239A - シャーリング装置 - Google Patents

シャーリング装置

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JPH079239A
JPH079239A JP15361593A JP15361593A JPH079239A JP H079239 A JPH079239 A JP H079239A JP 15361593 A JP15361593 A JP 15361593A JP 15361593 A JP15361593 A JP 15361593A JP H079239 A JPH079239 A JP H079239A
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JP
Japan
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shearing
panel
cam
trim
upper holder
Prior art date
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Pending
Application number
JP15361593A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunji Kamiya
谷 俊 二 神
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP15361593A priority Critical patent/JPH079239A/ja
Publication of JPH079239A publication Critical patent/JPH079239A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パネルのせん断が行われているせん断点近傍
部に適正な押圧力を負荷することができ、装置を大型化
することなく、せん断加工の不良発生を防止することの
できるシャーリング装置を提供する。 【構成】 カムスライダ7,カムドライバ8,リンク9
およびコイルスプリング10,11からなる押圧力負荷
機構を設け、コイルスプリング10,11による押圧力
の作用中心位置をせん断の進行に伴ってせん断点と共に
移動させ、パネルPの実際にせん断が行われている部分
を重点的に押圧するる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、金属板などからなる
パネルをせん断加工するのに利用されるシャーリング装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のようなシャーリング装置と
しては、図5に示すようなものがあった。
【0003】すなわち、図5(a)に示すシャーリング
装置100は、下ホルダ側に取付けられたトリムポンチ
101と、上ホルダ102に取付けられて該上ホルダ1
02と共に上下動するトリムダイ103と、前記上ホル
ダ102の下面に設けた2本のリテーナピン104,1
04によって所定の範囲で移動可能に支持されるととも
にコイルスプリング105,105によって図中の下方
側に付勢されたパッド106から構成されており、図5
(b),(c)および(d)に示すように、前記トリム
ポンチ101上に載置した被加工材であるパネル107
に対して上ホルダ102と共にトリムダイ103を下降
させることによって、当該パネル107にせん断加工を
施すようになっている。
【0004】このとき、前記リテーナピン104,10
4およびコイルスプリング105,105を介して上ホ
ルダ102に取付けられたパッド106は、上ホルダ1
02と共に下降し、トリムダイ103がパネル107に
当接する以前にパネル107に当接し、当該パネル10
7のせん断加工が終了して、前記トリムダイ103が再
び上昇するまでの間、コイルスプリング105,105
の弾性反発力によってパネル107をトリムポンチ10
1上に押圧し、当該パネル107が移動しないように保
持している。
【0005】また、前記トリムダイ103には、パネル
107との接触長さが長くなってパネル107のせん断
に必要なせん断荷重やパッド106によるパネル107
の押圧力が増大しないように、シャー角θが採ってあ
る。 これによって、図5(a),(b),(c)に示
すように、トリムダイ103の下降に基づくせん断加工
の進行と共に、せん断点、すなわちパネル107が切断
されつつある当該パネル107のトリムダイ103との
接触点が、図中の左から右方向に移動することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなせん断加
工において、前記パッド106は、パネル107が加工
中に移動することがないようにコイルスプリング10
5,105の弾性力によって当該パネル107をトリム
ポンチ101上に押圧しているが、この押圧力(パッド
圧)は、少なくともせん断加工の進行に伴って移動する
前記せん断点の近傍部において十分なものとなっていな
ければならない。
【0007】しかしながら、上記した従来のシャーリン
グ装置100においては、コイルスプリング105,1
05の弾性力がパッド106に均等に作用してパネル1
07の全面を均一に押圧すると共に、上ホルダ102の
下降に伴ってコイルスプリング105,105が徐々に
圧縮されることによってパッド106による押圧力が上
ホルダ102の下降と共に増加する構造となっているこ
とから、せん断加工の開始当初、すなわちせん断点がパ
ネル107の図中左端部分にあるときには、パッド圧が
不足しがちとなる反面、せん断加工の終了間際、すなわ
ちせん断点がパネル107の図中右端に移動した時点で
は、当該パネル107のせん断点近傍部を十分なパッド
圧で押圧するものの、すでにせん断を終了したパネル1
07のの左端部分をも過剰とも言えるパッド圧で押圧す
る結果となり、とくにせん断加工の開始部分にせん断不
良が発生しやすい傾向が認められ、このような問題点の
解消がこのようなせん断加工における課題となってい
た。 なお、コイルスプリング105,105の弾性反
発力を増すことによりせん断加工の開始当初にも十分な
パッド圧を負荷するようにすれば、上記せん断不良の発
生を防止することが可能ではあるが、当然のことながら
装置の大型化が避けられないという新たな問題が生じ
る。
【0008】
【発明の目的】この発明は、従来シャーリング装置にお
ける上記課題に着目してなされたものであって、せん断
点の近傍部に適正なパッド圧を負荷することができ、装
置を大型化することなく、せん断加工の不良発生を防止
することのできるシャーリング装置を提供することを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるシャー
リング装置は、パッドによってトリムポンチ上に押圧し
たパネルをシャー角を有するトリムダイの下降によって
せん断するシャーリング装置において、前記トリムダイ
の下降に基づくせん断の進行に伴って、前記パッドによ
るパネルの押圧力の作用中心位置をせん断の進行方向に
移動させる押圧力負荷機構を備えた構成としたことを特
徴としており、この発明に係わるシャーリング装置の具
体的な実施態様としては、パネルを載置するトリムポン
チと、上ホルダに固定されたカムホルダと、シャー角を
有すると共に前記上ホルダに固定されて当該上ホルダと
一体的に上下動するトリムダイと、前記カムホルダに摺
動可能に取付けられると共に前記トリムポンチに固定さ
れたカムドライバと係合して前記上ホルダの上下動に伴
って摺動するカムスライダと、長手方向中央部を前記カ
ムホルダに軸支され、前記上ホルダの上下動に基づくカ
ムスライダの摺動に伴って回動するリンクと、前記リン
クの両端部にそれぞれ取付けられたスプリングを介して
当該リンクに接続され、当該上ホルダの下降に基づいて
前記トリムポンチ上に載置されたパネルを押圧するパッ
ドを備えた構成としたことを特徴としており、シャーリ
ング装置におけるこのような構成を前述した従来の課題
を解決するための手段としている。
【0010】
【発明の作用】この発明に係わるシャーリング装置にお
いては、当該装置に設けた押圧力負荷機構によって、ト
リムダイの下降に基づくせん断の進行、すなわちせん断
点の移動とともにパッドによるパネル押圧力の作用中心
位置を移動させるようにしており、これによってせん断
加工の開始当初から終了するまでパッドの押圧力がせん
断点の近傍部に重点的、かつ有効に負荷されるようにな
るため、せん断加工中にパネルの位置がずれるようなこ
とがなく、押圧力不足に基づく加工不良の発生がなくな
ってせん断加工の加工精度が向上することになる。
【0011】
【実施例】以下、この発明を図面に基づいて具体的に説
明する。
【0012】図1ないし図4は、この発明に係わるシャ
ーリング装置の一実施例を説明するためのものであっ
て、図1(a)および(b)は、当該シャーリング装置
の構造を示す正面および側断面図である。
【0013】図において、シャーリング装置1は、図示
しない下ホルダ側に固定されたトリムポンチ2と、上ホ
ルダ3に固定されて該上ホルダ3の昇降に伴って上下動
するトリムダイ4と、同じく上ホルダ3に固定されたカ
ムホルダ5と、該カムホルダ5の下面側に取付けられた
リテーナピン5a,5aの下端側に遊嵌状態に取付けら
れたパッド6を備えており、前記トリムダイ4には7°
のシャー角θが設けてある。
【0014】前記カムホルダ5にはカムスライダ7が図
中水平方向に摺動可能に設けてあり、該カムスライダ7
は、上ホルダ3の上下動に伴って、当該カムスライダ7
の図中右端側に形成した傾斜孔7aがトリムポンチ2に
固定されたカムドライバ8に係合しつつ左右に摺動する
ようになっている。
【0015】また、当該カムスライダ7の下面には凹部
7bが形成してあり、該凹部7bにはカムホルダ5にそ
の中央部を軸支されたリンク9の両端部に設けたローラ
9a,9aが当接しており、当該リンク9は、上ホルダ
3の上下動に基づくカムスライダ7の水平摺動によって
軸5bを中心にしてシーソー式に回動するようにしてあ
る。
【0016】さらに、前記リンク9の両端部下面とパッ
ド6との間には、コイルスプリング10,11が設けて
あって前記パッド6を図中下方に付勢しており、これら
カムスライダ7,カムドライバ8,リンク9およびコイ
ルスプリング10,11により押圧力負荷機構が構成さ
れている。
【0017】次に、上記構造のシャーリング装置1によ
るせん断加工過程について、図1ないし図4に基づいて
順次説明する。
【0018】まず、図1に示した状態において、トリム
ポンチ2の上に被加工材であるパネルPを載置し、図示
しない油圧装置を作動させることによって上ホルダ3の
下降を開始する。
【0019】図2に示すように、上ホルダ3が下降し、
トリムダイ4がパネルPの図中左端部に当接したときに
は、上ホルダ3と共に下降したパッド6がパネルPをト
リムポンチ2の上に押圧し、コイルスプリング10およ
び11の弾性力によって当該パネルPが加工中に移動し
ないように保持している。 このとき、リンク9の図中
右側のローラ9bがカムスライダ7の凹部7bに当接
し、当該リンク9が右上がりの位置にあるので、図中左
側のコイルスプリング10がより圧縮された状態となっ
ていることから、コイルスプリング10および11の弾
性力に基づく押圧力(パッド圧)がパネルPの左端部分
に重点的に負荷されることとなり、パネルPをトリムポ
ンチ2上に保持するに十分なものとなるので、パネルP
が加工中に移動することはなく加工精度が向上する。
【0020】上ホルダ3がさらに下降し、トリムダイ4
がパネルPの図中中央部分をせん断しているときには、
図3に示すように、カムスライダ7がカムドライバ8と
の係合によって図中左方向に移動し、前記リンク9のロ
ーラ9a,9bがカムスライダ7の凹部7bの斜面部分
に当接し、当該リンク9がほぼ水平の位置にあるので、
左右のコイルスプリング10および11がほぼ同一長さ
に圧縮されているので押圧力がパネルPの中央部分に重
点的に負荷されることになる。
【0021】さらに、上ホルダ3が下降し、パネルPの
せん断を終了する時点では、図4に示すように、カムス
ライダ7が図中左方向にさらに移動し、リンク9の図中
左側のローラ9aがカムスライダ7の凹部7bに当接
し、当該リンク9が左上がりの位置となるので、図中右
側のコイルスプリング11がより圧縮された状態となっ
て、コイルスプリング10および11の弾性力に基づく
押圧力がパネルPの右端部分に重点的に負荷されること
となる。
【0022】すなわち、この実施例に係わるシャーリン
グ装置1においては、カムスライダ7,カムドライバ
8,リンク9およびコイルスプリング10,11からな
る押圧力負荷機構がコイルスプリング10,11による
押圧力の作用中心位置をせん断の進行に伴って、せん断
点と共に移動させることにより、コイルスプリング1
0,11の弾性反発力を合理的に配分し、常にパネルP
の実際にせん断が行われている部分の近傍位置を重点的
に押圧するようにしているので、装置を大型化すること
なく、押圧力不足に基づくせん断不良の発生を防止する
ことができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係わる
シャーリング装置は、上記構成、すなわちパッドによる
パネルの押圧力の作用中心位置をせん断の進行に伴っ
て、せん断点と共に移動させる押圧力負荷機構を備えた
ものであるから、パッドの押圧力がせん断点の近傍部に
重点的かつ有効に負荷されるようになることから、装置
を大型化することなく、せん断加工中のパネルの位置ず
れを防止することができ、せん断加工の加工精度を大幅
に向上させることができるという優れた効果がもたらさ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)はこの発明に係わるシャー
リング装置の一実施例を示すそれぞれ正面および側断面
図である。
【図2】図1に示したシャーリング装置によるせん断加
工過程を示す作動図である。
【図3】図1に示したシャーリング装置によるせん断加
工過程を示す作動図である。
【図4】(a)および(b)は図1に示したシャーリン
グ装置によるせん断加工終了時のそれぞれ正面および側
断面図である。
【図5】(a),(b)および(c)は従来のシャーリ
ング装置の構造およびせん断加工過程を示すそれぞれ正
面断面図である。(d) 図5(c)に示したシャーリ
ング装置の側断面図である。
【符号の説明】
1 シャーリング装置 2 トリムポンチ 3 上ホルダ 4 トリムダイ 5 カムホルダ 6 パッド 7 カムスライダ 8 カムドライバ 9 リンク 10,11 スプリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッドによってトリムポンチ上に押圧し
    たパネルをシャー角を有するトリムダイの下降によって
    せん断するシャーリング装置において、 前記トリムダイの下降に基づくせん断の進行に伴って、
    前記パッドによるパネルの押圧力の作用中心位置をせん
    断の進行方向に移動させる押圧力負荷機構を備えたこと
    を特徴とするシャーリング装置。
  2. 【請求項2】 パネルを載置するトリムポンチと、 上ホルダに固定されたカムホルダと、 シャー角を有すると共に前記上ホルダに固定されて当該
    上ホルダと一体的に上下動するトリムダイと、 前記カムホルダに摺動可能に取付けられると共に前記ト
    リムポンチに固定されたカムドライバと係合して前記上
    ホルダの上下動に伴って摺動するカムスライダと、 長手方向中央部を前記カムホルダに軸支され、前記上ホ
    ルダの上下動に基づくカムスライダの摺動に伴って回動
    するリンクと、 前記リンクの両端部にそれぞれ取付けられたスプリング
    を介して当該リンクに接続され、当該上ホルダの下降に
    基づいて前記トリムポンチ上に載置されたパネルを押圧
    するパッドを備えたことを特徴とする請求項1記載のシ
    ャーリング装置。
JP15361593A 1993-06-24 1993-06-24 シャーリング装置 Pending JPH079239A (ja)

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JP15361593A JPH079239A (ja) 1993-06-24 1993-06-24 シャーリング装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100825309B1 (ko) * 2002-08-12 2008-04-28 주식회사 포스코 나이프 교환이 용이한 플라잉 쉬어
JP6951541B1 (ja) * 2020-12-28 2021-10-20 株式会社ジーテクト 熱間プレス成型装置、自動車車体部品、熱間プレス成型方法および自動車車体部品の製造方法

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WO2022145139A1 (ja) * 2020-12-28 2022-07-07 株式会社ジーテクト 熱間プレス成型装置、自動車車体部品、熱間プレス成型方法および自動車車体部品の製造方法
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