JPH0791953A - 計測点へのターゲット支持装置 - Google Patents

計測点へのターゲット支持装置

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JPH0791953A
JPH0791953A JP26287093A JP26287093A JPH0791953A JP H0791953 A JPH0791953 A JP H0791953A JP 26287093 A JP26287093 A JP 26287093A JP 26287093 A JP26287093 A JP 26287093A JP H0791953 A JPH0791953 A JP H0791953A
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JP26287093A
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English (en)
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Hiroshi Ogawa
洋 小川
Masaaki Yuzaki
雅朗 勇崎
Takashi Morita
隆 盛田
Hidekazu Mizokawa
秀和 溝川
Yusuke Nakamura
裕介 中村
Masaya Nakazawa
賢哉 中澤
Tomoo Inoue
倫雄 井上
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開先などの欠損部があっても欠損部のない状
態の頂点部分に正確かつ短時間に計測用ターゲットを設
置することができる計測点へのターゲット支持装置を提
供すること。 【構成】 計測点Pを挾む少なくとも2面に当て固定す
る固定位置決め部材15で計測点の近傍に位置決めして
固定できるようにするとともに、この固定位置決め部材
15にターゲット取付台16を取付けて計測用ターゲッ
ト12を計測点Pに合わせて取付けることができるよう
にする。これにより、開先などの欠損部があっても欠損
部がないとした状態の頂点Pなどに正確にターゲット1
2の中心Qを設置することができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光などの電磁波を用
いて距離測定など行う場合の計測点に設置して反射させ
る計測用ターゲットの支持装置に関し、溶接用の開先な
どの欠損部があっても欠損しない状態の頂点に合致させ
てターゲットを設置できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】数10メートル以上の比較的長距離を高
精度に測定するため光を用いる距離測定が行われてお
り、計測点に設置した反射体に光を入射し、反射体から
反射してくる光の位相差から距離をはかるようにしてい
る。
【0003】このような距離測定技術を応用すること
で、大型構造物の形状や各点の位置の測定ができ、たと
えば図11に示すように、船体ブロック建造の際のブロ
ック1の主要接合点を計測点Pとして、これに向けて光
学発信機である距離計2から光を照射し、反射する光を
距離計2で受けることによって各計測点Pまでの距離を
求め、これによりブロック1の形状を把握することなど
に利用されており、これに限らず形状把握や距離測定な
ど幅広い分野への応用が期待されている。
【0004】この距離測定のためには、計測点Pに光を
反射する反射体3を設置する必要があるが、船体ブロッ
ク等では、ブロック同志の接合のため、溶接用の開先加
工が施してあり、開先を加工した部分にターゲットを設
置しても正確な測定ができない。
【0005】このため、開先部分を補うようにガムテー
プを貼って開先の無い状態を復元したり、粘土などで開
先の加工前の状態を復元してターゲットを取付けるよう
にしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、距離測定対
象が船体ブロック等の大型構造物の場合などでは、測定
点Pが多く、計測点にターゲットを取付けることが大変
な作業となるとともに、ターゲットとの取付者によって
誤差が生じるなど、正確な取付けができなくなるなどの
問題がある。
【0007】また、従来から使用されているターゲット
は、頂点に対して立体角で90度以内の方向から入射す
る光は入射方向と平行に反射することができるものの、
90度以外の光を反射することができないため、各計測
点に取付けるターゲットを距離計に向くように設置しな
ければならず、一層ターゲットの設置が大変となるとと
もに、取付精度の向上が難しい。
【0008】また、従来からのターゲットでは、計測機
本体の位置を計測対象ブロックから遠く離し、ターゲッ
トに正対することが必要であり、多大な計測場所を必要
とした。
【0009】この発明はかかる従来技術の問題点に鑑み
てなされたもので、開先などの欠損部があっても欠損部
のない状態の頂点部分に正確かつ短時間に計測用ターゲ
ットを設置することができる計測点へのターゲット支持
装置を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めこの発明の請求項1に記載の計測点へのターゲット支
持装置は、光学発信機からの光を反射する計測用ターゲ
ットを計測点に合致させて取付ける計測点へのターゲッ
ト支持装置であって、前記計測点の欠損部を挾む少なく
とも2面に当接固定される固定位置決め部材と、この固
定位置決め部材に支持されて計測用ターゲットを測定点
に合わせて取付けるターゲット取付台とでなることを特
徴とするものである。
【0011】また、この発明の請求項2記載の計測点へ
のターゲット支持装置は、請求項1記載の前記固定位置
決め部材に取付けられる前記ターゲット取付台を計測点
に合わせて光学発信機に向けて傾けて取付けたことを特
徴とするものである。
【0012】さらに、この発明の請求項3記載の計測点
へのターゲット支持装置は、請求項1記載の前記固定位
置決め部材に取付けられる前記ターゲット取付台を計測
点に合わせて取付けるとともに、計測点を通る直線上で
光学発信機に向けて回動可能に支持したことを特徴とす
るものである。
【0013】また、この発明の請求項4記載の計測点へ
のターゲット支持装置は、請求項1記載の前記固定位置
決め部材に取付けられる前記ターゲット取付台を計測点
に合わせて取付けるとともに、計測点を通る互いに直交
する2直線上で光学発信機に向けて回動可能に支持した
ことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】請求項1に記載の計測点へのターゲット支持装
置によれば、計測点を挾む少なくとも2面に当て固定す
る固定位置決め部材で計測点の近傍に位置決めして固定
できるようにするとともに、この固定位置決め部材にタ
ーゲット取付台を取付けて計測用ターゲットを計測点に
合わせて取付けることができるようにしており、開先な
どの欠損部があっても欠損部がないとした状態の頂点な
どに正確にターゲットが設置できるようになる。
【0015】また、請求項2に記載の計測点へのターゲ
ット支持装置によれば、請求項1記載の固定位置決め部
材にターゲット取付台を取付ける場合に光学発信機に向
けて傾けて取付けるとともに、計測用ターゲットを計測
点に合わせて取付けることができるようにしており、開
先などの欠損部があっても欠損部がないとした状態の頂
点などに正確にターゲットが設置でき、ターゲットを光
学発信機の測定可能な状態に正対できるようになる。
【0016】さらに、請求項3に記載の計測点へのター
ゲット支持装置によれば、請求項1記載の固定位置決め
部材にターゲット取付台を取付ける場合に光学発信機に
向けて計測点を通る1つの直線上で回動できるように取
付けるとともに、計測用ターゲットを計測点に合わせて
取付けることができるようにしており、開先などの欠損
部があっても欠損部がないとした状態の頂点などに正確
にターゲットが設置でき、ターゲットを光学発信機の測
定可能な状態に向くように回動して正対させることがで
きるようになる。
【0017】また、請求項4に記載の計測点へのターゲ
ット支持装置によれば、請求項1記載の固定位置決め部
材にターゲット取付台を取付ける場合に光学発信機に向
けて計測点を通る互いに直交する2つの直線上で回動で
きるように取付けるとともに、計測用ターゲットを計測
点に合わせて取付けることができるようにしており、開
先などの欠損部があっても欠損部がないとした状態の頂
点などに正確にターゲットが設置でき、ターゲットを光
学発信機の測定可能な状態に向くように2つの軸上で回
動して正対させることができるようになる。
【0018】これら請求項3および4の発明により計測
機とターゲットの間の距離は著しく近くなり、少ない計
測場所での計測が可能となる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づき詳細
に説明する。図1〜図3はそれぞれこの発明の計測点へ
のターゲット支持装置の請求項1記載の一実施例にかか
る概略斜視図である。
【0020】まず、図1に示す計測点へのターゲット支
持装置10では、先端が斜めに削り落とされた溶接材1
1の削り落とす前の先端部を計測点Pとして計測用ター
ゲット12を支持するためのものである。
【0021】この計測点へのターゲット支持装置10
は、溶接材11の先端と溶接材11の上面とに当接させ
る直角に形成された垂直位置決め部材13と水平位置決
め部材14とで構成された固定位置決め部材15を備え
ており、この固定位置決め部材15の水平位置決め部材
14の先端に計測用ターゲット12の厚さ分だけ後方に
位置してターゲット取付台16が垂直に取付けてある。
【0022】このターゲット取付台16には、溶接材1
1の開先部分を復元したと仮定した状態の頂点に計測用
ターゲット12の中心Qを合わせて取付けておく。
【0023】このように構成した計測点へのターゲット
支持装置10を用い、図1(b)に示すように、固定位
置決め部材15の垂直位置決め部材13と水平位置決め
部材14とを溶接材11の開先が形成された部分に当て
るように取付けると、ターゲット取付台16の計測用タ
ーゲット12の中心Qが計測点Pと一致した状態とな
る。
【0024】したがって、この状態で光学発信機である
距離計2から光を照射して反射させることで、計測点P
までの距離を計測用ターゲット12の中心Qまでの距離
として計測することができる。
【0025】次に、図2に示す計測点へのターゲット支
持装置20では、先端が斜めに削り落とされた水平と垂
直の2つの溶接材21,22を互いに直交させた部分の
削り落とす前の交差部分の先端部を計測点(図中、P点
とP´点に分解して示してある)として計測用ターゲッ
ト23を支持するためのものである。
【0026】この計測点へのターゲット支持装置20で
は、水平の溶接材21の先端と溶接材21の上面とに当
接させる直角に形成された垂直位置決め部材24と水平
位置決め部材25とで構成された第1固定位置決め部材
26と、この第1固定位置決め部材26に取付けられて
垂直の溶接材22の表面に当接する第1個定位置決め部
材26と90度方向が異なる直角な第2固定位置決め部
材27とで固定位置決め部材28が構成されている。
【0027】そして、この固定位置決め部材28の水平
位置決め部材25の側部に水平の支持棒29と垂直の取
付板30とで構成されたターゲット取付台31が計測用
ターゲット23の厚さ分だけ後方に位置して取付けてあ
る。
【0028】このターゲット取付台31には、2つの溶
接材21,22の開先部分を復元したと仮定した状態の
頂点P,P´に計測用ターゲット23の中心Qを合わせ
て取付けておく。
【0029】このように構成した計測点へのターゲット
支持装置20を用い、図2(b)に示すように、固定位
置決め部材28の第1固定位置決め部材26を水平な溶
接材21の開先が形成された部分に当てるように取付け
るとともに、第2固定位置決め部材27の先端部を垂直
な溶接材22の表面に当るようにして固定する。
【0030】すると、ターゲット取付台31の計測用タ
ーゲット23の中心Qが計測点P,P´と一致した状態
となる。
【0031】したがって、この状態で光学発信機である
距離計2から光を照射して反射させることで、計測点
P,P´までの距離を計測用ターゲット23の中心Qま
での距離として計測することができる。
【0032】さらに、図3に示す計測点へのターゲット
支持装置40では、図2の場合とほぼ同一の状態の計測
点を対象とするもので、先端が斜めに削り落とされた垂
直と水平の2つの溶接材41,42を互いに直交させた
部分の削り落とす前の交差部分の先端部を計測点(図
中、P点とP´点に分解して示してある)として計測用
ターゲット43を支持するためのものである。
【0033】この計測点へのターゲット支持装置40で
は、垂直の溶接材41の先端と表面とに当接させる直角
に形成された第1固定位置決め部材44と、この第1固
定位置決め部材44に取付けられて水平の溶接材42の
上面に当接する水平な第2固定位置決め部材45とで固
定位置決め部材46が構成されている。
【0034】そして、この固定位置決め部材46の第1
固定位置決め部材44に垂直の溶接材41と直交して垂
直にターゲット取付台47が配置され、計測用ターゲッ
ト43の厚さ分だけ後方に位置して取付けてある。
【0035】このターゲット取付台47には、2つの溶
接材41,42の開先部分を復元したと仮定した状態の
頂点P,P´に計測用ターゲット43の中心Qを合わせ
て取付けておく。
【0036】このように構成した計測点へのターゲット
支持装置40を用い、図3(b)に示すように、固定位
置決め部材46の第1固定位置決め部材45を垂直な溶
接材41の開先が形成された部分に当てるように取付け
るとともに、第2固定位置決め部材46を水平な溶接材
42の表面に乗せて当るようにして固定する。
【0037】すると、ターゲット取付台47の計測用タ
ーゲット43の中心Qが計測点P,P´と一致した状態
となる。
【0038】したがって、この状態で光学発信機である
距離計2から光を照射して反射させることで、計測点
P,P´までの距離を計測用ターゲット43の中心Qま
での距離として計測することができる。
【0039】また、図4に示す計測点へのターゲット支
持装置50は、計測点Pを両側から挾んでその2等分線
上に計測用ターゲット51を支持するためのものであ
る。
【0040】この計測点へのターゲット支持装置50で
は、固定位置決め部材52がピニオン53に噛み合って
平行に配置された2本のラック54,55の先端部に取
付けられた当板56,57で構成されており、この固定
位置決め部材52に計測用ターゲット51を取付けるタ
ーゲット取付台58が固定してある。
【0041】そして、このターゲット取付台58に計測
用ターゲット51が2つの当板56,57を溶接材の両
側に当てて挾んだときに2等分線上に来るように取付け
てある。
【0042】このような計測点へのターゲット支持装置
50によれば、図示省略したが、2つの溶接材を重ねて
ヘリ継手を溶接する場合等に、溶接材の両側を挾むよう
に当板56,57を当ると、固定位置決め部材52に取
付けてあるターゲット取付台58の計測用ターゲット5
1が2つの溶接材の中央に位置することになる。
【0043】したがって、この計測用ターゲット51の
中心Qを測定点として計測することで、溶接材の中央を
正確に計測することができる。
【0044】次に、図5〜図7にそれぞれ一実施例を示
すこの発明の計測点へのターゲット支持装置の請求項2
記載の発明について説明する。まず、図5に示す計測点
へのターゲット支持装置60は、同図(b)に示すよう
に、光学発信機からの方向(垂直軸回りの角度)と角度
(水平軸回りの角度)がある計測点Pを計測する場合に
用いるものであり、計測点Pは水平および垂直な溶接材
61,62のうち、垂直の溶接材62の先端が斜めに削
り落とされた状態の削り落とす前の先端部を計測点Pと
して計測用ターゲット63を支持するためのものであ
る。
【0045】この計測点へのターゲット支持装置60
は、水平の溶接材61の上面と先端とに当接させる直角
に形成された固定位置決め部材64を備えており、この
固定位置決め部材64の垂直部分に支持板65を介して
計測用ターゲット63を取付けるターゲット取付台66
が配置され、距離計2の方向に向けて方向および角度が
それぞれΘ1 ,Θ2 として傾けて取付けてある。これら
の角度Θ1 ,Θ2 は距離計2に対する立体角がそれぞれ
90度以内となるように定められる。
【0046】そして、このターゲット取付台66には、
溶接材62の開先部分を復元したと仮定した状態の頂点
である計測点Pに計測用ターゲット63の中心Qを合わ
せて取付けておく。
【0047】このように構成した計測点へのターゲット
支持装置60を用い、図5に示すように溶接材61に取
付けると、ターゲット取付台66の計測用タゲット63
の中心Qが計測点Pに一致した状態になる。
【0048】したがって、この計測用ターゲット63の
中心Qを計測点として計測することで計測点Pまでの距
離を正確に測定することができる。
【0049】次に、図6に示す計測点へのターゲット支
持装置70は、同図(b)に示すように、光学発信機か
らの角度(水平軸回りの角度)がある計測点Pを計測す
る場合に用いるものであり、計測点Pは垂直な溶接材7
1上に位置する場合に計測用ターゲット72を支持する
ためのものである。
【0050】この計測点へのターゲット支持装置70
は、垂直の溶接材71の表面に当接させる三角柱状に形
成された固定位置決め部材73を備えており、この固定
位置決め部材73の取付面に対する角度がΘの傾斜面を
計測用ターゲット72を取付けるターゲット取付台74
としてある。この角度Θは距離計2に対する立体角が9
0度以内となるように定められる。
【0051】そして、このターゲット取付台74には、
溶接材71の表面上の計測点Pに計測用ターゲット72
の中心Qを合わせて取付けておく。
【0052】このように構成した計測点へのターゲット
支持装置70を用い、同図(b)に示すように溶接材7
1にマグネット75で取付けると、ターゲット取付台7
4の計測用ターゲット72の中心Qが計測点Pに一致し
た状態になる。
【0053】したがって、この計測用ターゲット72の
中心Qを計測点として計測することで計測点Pまでの距
離を立体角で90度以内として正確に測定することがで
きる。
【0054】また、図7に示す計測点へのターゲット支
持装置80も図6に示したものとほぼ同一のものであ
り、光学発信機との間に方向(垂直軸回りの角度)の変
化がある計測点Pを計測する場合に用いるものであり、
溶接材上などに位置する計測点Pに計測用ターゲット8
1を支持するためのものである。
【0055】この計測点へのターゲット支持装置80
は、垂直の溶接材の表面に当接させてマグネット82で
取付ける固定位置決め部材83を備えており、この固定
位置決め部材83にコ字状のターゲット取付台84が取
付けられている。このターゲット取付台84には、計測
用ターゲット81を取付けるため、垂直面に対して角度
がΘとされた取付斜面85が形成してある。この角度Θ
は距離計2に対する立体角が90度以内となるように定
められる。
【0056】そして、このターゲット取付台84には、
溶接材の表面上などの計測点Pに計測用ターゲット81
の中心Qを合わせて取付けておく。
【0057】このように構成した計測点へのターゲット
支持装置80を用い、溶接材86にマグネット82で取
付けると、ターゲット取付台84の計測用ターゲット8
1の中心Qが計測点Pに一致した状態になる。
【0058】したがって、この計測用ターゲット81の
中心Qを計測点として計測することで計測点Pまでの距
離を立体角で90度以内として正確に測定することがで
きる。
【0059】次に、図8〜図9にそれぞれ一実施例を示
すこの発明の計測点へのターゲット支持装置の請求項3
記載の発明について説明する。まず、図8に示す計測点
へのターゲット支持装置90は、図3で説明したターゲ
ット支持装置40の計測用ターゲット43を、光学発信
機の位置に応じて垂直軸回りに回動できるようにしたも
のであり、光学発信機の位置を変えずに多くの計測点
(図中、P点とP´点に分解して示してある)の計測が
できるようにするものである。
【0060】そこで、図3で説明した装置40と同一構
成部分には同一番号を記し説明は省略する。
【0061】この計測点へのターゲット支持装置90で
は、直角に形成されて90度方向を変えて連結された第
1固定位置決め部材44と第2固定位置決め部材45で
構成された固定位置決め部材46の第1固定位置決め部
材44の溶接材41の計測点Pと同軸上に回動軸91が
取付けてあり、この回動軸91にターゲット取付台92
が取付けられ、計測用ターゲット43を取付けたときに
計測点Pと中心線が一致するようにしてある。
【0062】そして、このターゲット取付台92には、
溶接材41の計測点Pおよび溶接材42の計測点P´に
一致するように計測用ターゲット43が予め取付けられ
る。
【0063】このように構成した計測点へのターゲット
支持装置90を用い、図8(b)に示すように、固定位
置決め部材46の第1固定位置決め部材45を垂直な溶
接材41の開先が形成された部分に当てるように取付け
るとともに、第2固定位置決め部材46を水平な溶接材
42の表面に乗せて当るようにして固定する。
【0064】すると、ターゲット取付台92の計測用タ
ーゲット43の中心Qが計測点P,P´と一致した状態
となり、回動軸91をいずれの方向に回動してもこの一
致した状態を保持することができる。
【0065】したがって、この状態で光学発信機である
距離計2から光を照射して反射させることで、計測点
P,P´までの距離を計測用ターゲット43の中心Qま
での距離として計測することができ、計測用ターゲット
43の向きを変えることで常に立体角90度以内にする
ことができる。
【0066】次に、図9に示す計測点へのターゲット支
持装置100は、同図(b)に示すように、光学発信機
の位置に応じて1つの軸回りに計測用ターゲット101
を回動できるようにし、光学発信機の位置を変えずに多
くの点の計測ができるようにするものであり、円弧状の
溶接材102に開先を形成した場合の一例である。
【0067】この計測点へのターゲット支持装置100
では、溶接材102の上面に乗せられる第1固定位置決
め部材103と、この第1固定位置決め部材103に取
付けられて溶接材102の先端に当られる直角の第2固
定位置決め部材104とで構成された固定位置決め部材
105を備えており、この固定位置決め部材105の第
1固定位置決め部材103に溶接材102の計測点Pを
通る1つの回動軸106が設けられ、この回動軸106
にターゲット取付台107が取付けられ、計測用ターゲ
ット101の中心点Qを計測点Pと一致するように予め
取付ける。
【0068】このように構成した計測点へのターゲット
支持装置100を用い、図9(b)に示すように、固定
位置決め部材105の第1固定位置決め部材103を垂
直な溶接材102の上面に乗せるように取付けるととも
に、第2固定位置決め部材104を溶接材102の先端
に当るようにして固定する。
【0069】すると、ターゲット取付台107の計測用
ターゲット101の中心Qが計測点Pと一致した状態と
なり、しかも回動軸106をいずれの方向に回動しても
この一致した状態を保持することができる。
【0070】したがって、この状態で光学発信機である
距離計2から光を照射して反射させることで、計測点P
までの距離を計測用ターゲット101の中心Qまでの距
離として計測することができ、計測用ターゲット101
の向きを変えることで常に立体角90度以内にすること
ができる。
【0071】次に、図10に一実施例を示すこの発明の
計測点へのターゲット支持装置の請求項4記載の発明に
ついて説明する。
【0072】この計測点へのターゲット支持装置110
は、計測用ターゲット111を光学発信機の位置に応じ
て互いに直交する2つの軸回りに回動できるようにした
ものであり、光学発信機の位置を変えずに多くの計測点
(図中、P点とP´点に分解して示してある)の計測が
できるようにするものであり、たとえば溶接材112の
側縁部と上縁部とに開先を形成した場合の角部を計測点
とし、切り欠かない状態での頂点を計測する場合などに
有効なものである。
【0073】この計測点へのターゲット支持装置110
では、直角に形成され溶接材112の側縁部および表面
に当てられる第1固定位置決め部材113と、この第1
固定位置決め部材113に取付けられて溶接材112の
上縁部に当られる直角に形成された第2固定位置決め部
材114とで固定位置決め部材115が構成されてい
る。
【0074】この第1固定位置決め部材113の溶接材
112の側部の計測点Pと同軸上に回動軸116が取付
けてあり、この回動軸116にL字状の第1ターゲット
取付台117が取付けられ、さらに、この第1ターゲッ
ト取付台117の上部に溶接材112の上部の計測点P
´と同軸上に回動軸118が取付けてあり、この回動軸
118に第2ターゲット取付台119が取付けてある。
【0075】そして、この第2ターゲット取付台119
には、溶接材112の計測点P,P´に一致するように
計測用ターゲット111が予め取付けられる。
【0076】このように構成した計測点へのターゲット
支持装置110を用い、図10(b)に示すように、固
定位置決め部材115の第1固定位置決め部材113を
溶接材112の側部の開先が形成された部分に当てるよ
うに取付けるとともに、第2固定位置決め部材114を
溶接材112の上縁部の開先に当てるようにして固定す
る。
【0077】すると、第2ターゲット取付台119の計
測用ターゲット111の中心Qが計測点P,P´と一致
した状態となり、回動軸116,118をいずれの方向
に回動してもこの一致した状態を保持することができ
る。
【0078】したがって、この状態で光学発信機である
距離計2から光を照射して反射させることで、計測点
P,P´までの距離を計測用ターゲット111の中心Q
までの距離として計測することができ、計測用ターゲッ
ト111の向きを変えることで常に立体角90度以内に
することができる。
【0079】以上のように、この発明の計測点へのター
ゲット支持装置10,20,40,50,60,70,
80,90,100,110によれば、計測点が溶接材
の開先の、開先を形成しない状態の頂点などであって
も、簡単に固定位置決め部材を取付けるだけで計測用タ
ーゲットを所定の計測点に合致させた状態に支持するこ
とができ、計測用ターゲットの取付時間をこれまでの2
分前後から10秒程度に短縮することができ、個人差を
ほぼ無くすことができるようになった。
【0080】また、この発明の計測点へのターゲット支
持装置60,70,80,90,100,110によれ
ば、光学発信機などの距離計に対して立体角90度以内
に計測用ターゲットを向けることができ、多くの測計測
を1か所から測定することができ、一層計測時間の短縮
を図ることができるようになったなお、この発明は、上
記実施例に限定するものでなく、この発明の要旨を変更
しない範囲で各構成要素に変更を加えるようにしても良
い。
【0081】
【発明の効果】以上、実施例とともに具体的に説明した
ようにこの発明の請求項1に記載の計測点へのターゲッ
ト支持装置によれば、計測点を挾む少なくとも2面に当
て固定する固定位置決め部材で計測点の近傍に位置決め
して固定できるようにするとともに、この固定位置決め
部材にターゲット取付台を取付けて計測用ターゲットを
計測点に合わせて取付けることができるようにしたの
で、開先などの欠損部があっても欠損部がないとした状
態の頂点などに正確に計測用ターゲットを設置すること
ができ、短時間に取付けができるとともに、個人差に起
因する誤差を防止して高精度の測定ができる。
【0082】また、この発明の請求項2に記載の計測点
へのターゲット支持装置によれば、請求項1記載の固定
位置決め部材にターゲット取付台を取付ける場合に光学
発信機に向けて傾けて取付けるとともに、計測用ターゲ
ットを計測点に合わせて取付けることができるようにし
たので、開先などの欠損部があっても欠損部がないとし
た状態の頂点などに正確にターゲットが設置でき、上記
と同様な効果を奏するとともに、ターゲットを光学発信
機の測定可能な状態に正対できる範囲を拡大することが
できる。
【0083】さらに、この発明の請求項3に記載の計測
点へのターゲット支持装置によれば、請求項1記載の固
定位置決め部材にターゲット取付台を取付ける場合に光
学発信機に向けて計測点を通る1つの直線上で回動でき
るように取付けるとともに、計測用ターゲットを計測点
に合わせて取付けることができるようにしたので、開先
などの欠損部があっても欠損部がないとした状態の頂点
などに正確にターゲットが設置でき、上記と同様な効果
を奏するとともに、ターゲットを光学発信機の測定可能
な状態に向くように回動して一層広範囲に正対させるこ
とができ、1か所から計測できる範囲を大幅に拡大する
ことができる。
【0084】また、この発明の請求項4に記載の計測点
へのターゲット支持装置によれば、請求項1記載の固定
位置決め部材にターゲット取付台を取付ける場合に光学
発信機に向けて計測点を通る互いに直交する2つの直線
上で回動できるように取付けるとともに、計測用ターゲ
ットを計測点に合わせて取付けることができるようにし
たので、開先などの欠損部があっても欠損部がないとし
た状態の頂点などに正確にターゲットが設置でき、上記
と同様な効果を奏するとともに、ターゲットを光学発信
機の測定可能な状態に向くように2つの軸上で回動して
正対させることができ、1か所から計測できる範囲をさ
らに拡大することができ、計測場所を著しく縮小するこ
とができ、適用か所の拡大が計れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の計測点へのターゲット支持装置の請
求項1記載の一実施例にかかる概略斜視図である。
【図2】この発明の計測点へのターゲット支持装置の請
求項1記載の他の一実施例にかかる概略斜視図である。
【図3】この発明の計測点へのターゲット支持装置の請
求項1記載のさらに他の一実施例にかかる概略斜視図で
ある。
【図4】この発明の計測点へのターゲット支持装置の請
求項1記載の他の一実施例にかかる概略斜視図である。
【図5】この発明の計測点へのターゲット支持装置の請
求項2記載の一実施例にかかる概略斜視図である。
【図6】この発明の計測点へのターゲット支持装置の請
求項2記載の他の一実施例にかかる概略斜視図である。
【図7】この発明の計測点へのターゲット支持装置の請
求項2記載のさらに他の一実施例にかかる概略斜視図で
ある。
【図8】この発明の計測点へのターゲット支持装置の請
求項3記載の一実施例にかかる概略斜視図である。
【図9】この発明の計測点へのターゲット支持装置の請
求項3記載の他の一実施例にかかる概略斜視図である。
【図10】この発明の計測点へのターゲット支持装置の
請求項4記載の一実施例にかかる概略斜視図である。
【図11】この発明の計測点へのターゲット支持装置の
適用対象の一例にかかる概略斜視図である。
【符号の説明】
10,20,40,50 全方向反射体計測点へのター
ゲット支持装置(請求項1) 11,21,22,41,42 溶接材 12,23,43,51 計測用ターゲット 15,28,46,52 固定位置決め部材 16,31,47,58 ターゲット取付台 60,70,80 全方向反射体計測点へのターゲット
支持装置(請求項2) 61,62,71,41,42 溶接材 63,72,81 計測用ターゲット 64,73,83 固定位置決め部材 66,74,47,84 ターゲット取付台 90,100 全方向反射体計測点へのターゲット支持
装置(請求項3) 41,42 溶接材 43,101 計測用ターゲット 46,105 固定位置決め部材 91,106 回転軸 92,107 ターゲット取付台 110 全方向反射体計測点へのターゲット支持装置
(請求項3) 112 溶接材 111 計測用ターゲット 115 固定位置決め部材 116,117 回転軸 119 ターゲット取付台 P,P´ 計測点 Q 計測用ターゲットの中心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 溝川 秀和 東京都江東区豊洲二丁目1番1号 石川島 播磨重工業株式会社東京第一工場内 (72)発明者 中村 裕介 東京都江東区豊洲二丁目1番1号 石川島 播磨重工業株式会社東京第一工場内 (72)発明者 中澤 賢哉 東京都江東区豊洲二丁目1番1号 石川島 播磨重工業株式会社東京第一工場内 (72)発明者 井上 倫雄 東京都千代田区丸の内一丁目6番2号 石 川島播磨重工業株式会社本社別館内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学発信機からの光を反射する計測用タ
    ーゲットを計測点に合致させて取付ける計測点へのター
    ゲット支持装置であって、前記計測点の欠損部を挾む少
    なくとも2面に当接固定される固定位置決め部材と、こ
    の固定位置決め部材に支持されて計測用ターゲットを測
    定点に合わせて取付けるターゲット取付台とでなること
    を特徴とする計測点へのターゲット支持装置。
  2. 【請求項2】 前記固定位置決め部材に取付けられる前
    記ターゲット取付台を計測点に合わせて光学発信機に向
    けて傾けて取付けたことを特徴とする請求項1記載の計
    測点へのターゲット支持装置。
  3. 【請求項3】 前記固定位置決め部材に取付けられる前
    記ターゲット取付台を計測点に合わせて取付けるととも
    に、計測点を通る直線上で光学発信機に向けて回動可能
    に支持したことを特徴とする請求項1記載の計測点への
    ターゲット支持装置。
  4. 【請求項4】 前記固定位置決め部材に取付けられる前
    記ターゲット取付台を計測点に合わせて取付けるととも
    に、計測点を通る互いに直交する2直線上で光学発信機
    に向けて回動可能に支持したことを特徴とする請求項1
    記載の計測点へのターゲット支持装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5908147B1 (ja) * 2015-06-22 2016-04-26 三菱日立パワーシステムズ株式会社 ターゲット保持冶具及び測定装置並びにターゲット保持方法

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