JP2887892B2 - 反射板保持治具 - Google Patents

反射板保持治具

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JP2887892B2 JP3066595A JP3066595A JP2887892B2 JP 2887892 B2 JP2887892 B2 JP 2887892B2 JP 3066595 A JP3066595 A JP 3066595A JP 3066595 A JP3066595 A JP 3066595A JP 2887892 B2 JP2887892 B2 JP 2887892B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、反射板保持治具に係
り、特に3次元位置計測器を用いてフランジ設置状況を
計測する際に、フランジの外周に設置される反射板の反
射板保持治具に関する。
【0002】
【従来の技術】設備における配管施工では、機器やタン
ク等とそれらに接続する配管との間には、一般的に設置
誤差や製作誤差があることが多く、配管施工する前に機
器やタンク等の設置状況を計測する必要がある。しか
し、設置状況の計測を金尺や下げ降り等の手回り工具を
用いて行うのは困難なため配管の現場合わせにて対処す
るのが実情である。
【0003】このような背景から、機器やタンク等の設
置状況や製作誤差を明確にするために配管施工に必要な
フランジの姿勢を3次元位置計測器を用いて計測する試
みがなされている。図11にはその計測状況が示されて
いる。同図に示されるように、フランジ2の外周部に
は、3次元位置計測器1のターゲットである反射プリズ
ム3、3、…が設置されており、3次元位置計測器1
は、反射プリズム3、3、…の測定点Pに赤外線Lを照
射して、各反射プリズム3、3、…の測定点Pの座標を
計測し、その測定値からフランジ中心、フランジ面角
度、ボルト穴中心等を求める。図12には、反射板の設
置状況が示され、反射板は6ヵ所に設置されている。図
中3A〜3Cは、フランジ中心FO及びフランジ面角度
を算出するために設置したものであり、3D〜3Fは、
フランジ締結用ボルト穴4のボルト穴振り角度を算出す
るためのボルト穴中心BOを算出するために設置したも
のである。この際、反射板3A〜3Fは、フランジ2に
マグネットで取り付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マグネ
ットでフランジ2に反射板3、3、…を取り付ける方式
は、フランジの計測位置に正確に位置合わせすることが
大変難しいために、正確に取り付けるには、大変手間が
かかるという欠点があった。また、非磁性のフランジに
は取り付けられないので、3次元位置計測器を用いてフ
ランジを計測することはできないという欠点があった。
【0005】これらの欠点により、3次元位置計測器に
よるフランジ計測は、充分に実用化されていないという
問題がある。本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、簡単且つ正確に反射板を計測位置に設置する
ことができる反射板保持治具を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
するために、タンク等の機器に取り付けられるフランジ
の位置と姿勢を3次元位置計測器を用いて計測するため
に、計測点が明示された反射板を前記フランジの外周位
置に取り付ける反射板保持治具において、前記フランジ
のフランジ面に当接する基準面が形成された治具本体
と、前記治具本体に回動自在に支持されるとともに、そ
の回転軸が所定間隔を開けて前記基準面上に対して垂直
に配設された一対の固定ローラと、前記治具本体に支持
されるとともに、前記固定ローラ同士を結ぶ直線に対す
る垂直二等分線上をスライド移動可能なガイド部材と、
前記ガイド部材に回動自在に支持されるとともに、その
回転軸が前記治具本体の基準面に対して垂直になるよう
に配設された可動ローラと、前記治具本体と前記ガイド
部材とが互いに接近する方向に付勢する付勢手段と、前
記治具本体又は前記ガイド部材に設けられ、反射板面が
前記基準面に平行で且つ前記計測点が前記垂直二等分線
上に位置するように別設の前記反射板を支持する支持手
段と、から成り、前記一対の固定ローラを前記フランジ
の外周面に当接させるとともに、前記可動ローラを前記
フランジに形成された締結用ボルト穴の周面に当接させ
て、前記付勢手段により前記フランジの外周面と前記締
結用ボルト穴の周面との間を前記一対の固定ローラと前
記可動ローラとで挟持することにより、前記反射板を前
記フランジの外周位置に取り付けることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、治具本体の基準面をフランジ
のフランジ面に当接させながら固定ローラをフランジの
外周面に当接させるとともに、可動ローラをボルト穴の
周面に当接させると、付勢手段により固定ローラと可動
ローラはフランジの外周面とボルト穴との間を挟持す
る。これにより、反射板を保持する反射板保持治具がフ
ランジに取り付けられる。この取付け操作において、治
具本体は、その基準面がフランジ面に当接されているの
で、基準面と平行に設置された反射板はフランジ面に対
して平行に保持される。また、可動ローラは一対の固定
ローラ同士を結ぶ直線に対する垂直二等分線上をスライ
ドする。これにより、反射板保持治具をフランジに取り
付ける時には、可動ローラと固定ローラは、常に可動ロ
ーラを頂点とした二等辺三角形を形成し、その二等辺三
角形の高さが、常に最小となるとともに、前記垂直二等
分線は、締結用ボルト穴中心とフランジ中心を通る。こ
の結果、前記垂直二等分線上に設けられた反射板の計測
点は、ボルト穴中心とフランジ中心を通る直線上に自動
的に位置決めされる。従って、反射板をフランジ外周に
容易且つ迅速に取り付けることができるとともに、3次
元位置計測器で測定する反射板の計測点を適切な位置に
正確に位置決めすることができる。
【0008】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る反射板保
持治具の好ましい実施例について詳説する。図1には、
本発明に係る反射板保持治具の第1実施例の構成図が示
されている。同図に示されるように、前記反射板保持治
具10の治具本体12は、門型状に形成され、その脚部
正面側にはフランジ面と接する基準面12A(図中斜線
部)が形成されている。
【0009】この治具本体12の基準面12A上には、
一対の固定ローラ14、14が左右対称に配設されてお
り、該固定ローラ14、14は、基準面12Aに垂直に
設けられた回転軸14A、14Aにベアリング(図示せ
ず)を介して回動自在に支持されている。また、この治
具本体12の梁部状面側12Bには、前記固定ローラ1
4、14の中間位置にネジ穴16が穿設されている。こ
のネジ穴16には、反射板18が支持された支持部材2
0のネジ部20Aが螺合され、これにより、前記反射板
18は治具本体12に取り付けられる。ここで、前記反
射板18は、その中心に形成された計測点18Pが前記
治具本体12の基準面12Aと同一平面上に含まれるよ
うに、且つ固定ローラ14、14から等距離の点に位置
するように設置される。この場合、反射板18が治具本
体12の基準面12Aに対して同一平面ではなく平行な
関係にある場合は、反射板18と基準面12Aとの距離
を予め正確に計測して計算上で平行移動ができるように
しておく。また、反射板18は、前記支持部材20を回
転させることにより、その設置角度を変えられることが
できる。
【0010】一方、治具本体12の門型状の内側には、
治具本体12の基準面12Aと平行にスライド移動する
凹状のガイド部材22が設けられている。このガイド部
材22は、治具本体12の梁部12Bを鉛直に貫通する
ガイド穴26と、ガイド部材22の水平部22Bを鉛直
に貫通するガイド穴28にガイドシャフト24を挿入す
ることにより治具本体12に連結される。そして、ガイ
ド部材22は、このガイドシャフト24にガイドされて
治具本体12の基準面12Aと平行にスライド移動す
る。また、治具本体12に形成されたガイド穴26のガ
イドシャフト入り口側と、ガイド部材22に形成された
ガイド穴28のガイドシャフト出口側には、ガイドブッ
シュ30、31が嵌め込まれている。そして、ガイド穴
26から挿入され、ガイド穴28から突出したガイドシ
ャフト24の先端部側には、ナット36が螺合されると
ともに、ガイド穴28とナット36との間のガイドシャ
フト24には、ワッシャ34、スプリング32、ワッシ
ャ34が設けられる。このスプリング32の付勢力Fよ
り、ガイド部材22には治具本体12方向側への力Fが
作用するので、治具本体12とガイド部材22に挟持さ
れたものを締めつけることができる。
【0011】また、このガイド部材22は、前記治具本
体12と同様にその正面部にフランジ面との当接面であ
る基準面22A(図中斜線部)が形成されている。この
基準面22Aは前記治具本体12の基準面12Aと同一
平面上に形成されており、その基準面22A上の前記固
定ローラ14、14から等距離の位置に可動ローラ38
が設けられている。この可動ローラ38は、前記基準面
22Aに垂直に設けられた回転軸38にベアリング(図
示せず)を介して回動自在に支持されており、ガイド部
材22をガイドシャフト24に沿ってスライドさせる
と、前記固定ローラ14、14の垂直二等分線上をスラ
イド移動する。
【0012】前記の如く構成される本発明に係る反射板
保持治具の第1実施例の作用は次のようになる。図2に
は、反射板保持治具10のフランジ40への取り付け状
況が示されている。先ず、治具本体12の基準面12A
をフランジ40のフランジ面40Aに当接させながら、
固定ローラ14、14をフランジの外周面14Bに当接
させる。一方、可動ローラ38をボルト穴42に挿入す
るとともに、スプリング32の付勢力によりボルト穴4
2の内周面42Aに当接させる。
【0013】これにより、固定ローラ14、14と可動
ローラ38は、フランジ40の外周面40Bとボルト穴
42周面との間を挟持するので、反射板18を支持する
反射板保持治具10がフランジ40に取り付けられる。
ここで、反射板18は、その中心に形成された計測点1
8Pが治具本体12の基準面12Aに含まれるように設
置されているので、治具本体12の基準面12Aをフラ
ンジ面40Aに当接させることにより、その計測点18
Pがフランジ面40Aと同一平面上に設置される。
【0014】また、図3及び図4に示されるように、固
定ローラ14、14と可動ローラ38は、ベアリングを
介してそれぞれの回転軸14A、14A、38Aに回動
自在に支持されているため、当接部の摩擦抵抗が減少す
る。これにより、治具本体12はフランジ40の外周面
40B上に沿って、ある可動範囲内で位置を変えること
ができる。一方、可動ローラ38は、スプリング38に
付勢されているため、固定ローラ14、14と可動ロー
ラ38は、互いに引き合うように作用する。この結果、
可動ローラ38のボルト穴42との接点Cから固定ロー
ラ14、14のフランジ外周面40Bとの接点B、Bを
結ぶ直線Lへ下ろした垂線の長さが、前記治具本体12
の可動範囲内において最短となるように、治具本体12
及びガイド部材22が最適な位置で自動的に固定され
る。これにより、前記固定ローラ14、14の垂直二等
分線(直線A)は、フランジ40の中心及びボルト穴4
2の中心を通る。従って、その垂直二等分線上に計測点
18Pが形成された反射板18は、計測点18Pがフラ
ンジ40の中心及びボルト穴42の中心を通るように位
置決めされる。
【0015】このように、本実施例の反射板保持治具1
0をフランジ40に取り付けることにより、反射板18
は、その中心に形成された計測点18Pがフランジ40
の中心FO及びボルト穴42の中心BOを通る直線上
で、且つフランジ40のフランジ面40Aと同一平面上
に含まれるように自動的に位置決めされる。そして、3
次元位置計測器で計測する場合は、図2に示されるよう
に、前記のようにして反射板保持治具10で反射板18
をフランジ40の外周部40Bの3箇所に取り付け、3
次元位置計測器でその3箇所の座標を測定する。
【0016】このように、第1実施例の反射板保持治具
によれば、反射板18は、その中心に形成された計測点
18Pがフランジ40のフランジ面と同一平面内に設置
されるとともに、フランジ40の中心FOと、ボルト穴
42BOの中心を通る直線上に自動的に位置決めされて
設置される。そして、この反射板18をフランジ40の
外周面40Bの3箇所に設置することにより、3次元位
置計測器で計測した結果からスプール図を修正するのに
必要なデータ(フランジ中心FO、フランジ面角度及び
ボルト穴振り角度)を一度に算出することができる。
【0017】また、本実施例の反射板保持治具10は、
治具本体12とガイド22のストローク距離よりもフラ
ンジ外周とボルト穴内周との距離が小さな径のフランジ
ならば、いかなる材質のものにも適用することができ、
しかも簡便且つ迅速にその取り付け作業を行うことがで
きる。更に、本実施例の反射板保持治具10は、反射板
18の測定点18Pが、フランジ中心FOと、ボルト穴
中心BOを通る直線上に設置されるために、その直線の
基準となる直線と成す角が、ボルト穴振り角度として算
出できる。従って、従来のフランジ中心FOを求めるた
めに設置した反射板とは別に、ボルト穴中心を求めるた
めに、ボルト穴42の周辺に3点設置する反射板を省略
することができる。
【0018】図5には、本発明に係る反射板保持治具の
第2実施例の説明図が示されている。尚、前記第1実施
例と同一部材に付いては同一符号を付してその説明は省
略する。第2実施例では、前記第1実施例の反射板保持
治具10の反射板18の上方に、中心に形成された計測
点44Pが、前記反射板18と同一平面且つ同一軸(固
定ローラ14、14の垂直二等分線)上に含まれる第2
の反射板44を設けた構成にする(2点ターゲット)。
【0019】この第2実施例の反射板保持治具10をフ
ランジ40の外周面40の2箇所に設置し、3次元位置
計測器を用いて反射板18、18又は第2の反射板4
4、44の座標を測定することにより、フランジ中心F
O、フランジ面角度及びボルト穴振り角度を算出するこ
とが可能になる。この第2実施例の反射板保持治具10
は、フランジ40が柱や備え付け機器に阻まれてフラン
ジ40の全体を見ることができない等、見通しの悪い状
況での測定に有効に利用することができる。
【0020】図6には、本発明に係る反射板保持治具の
第3実施例の説明図が示されている。尚、前記第1実施
例と同一部材に付いては同一符号を付してその説明は省
略する。第3実施例の反射板保持治具は、前記第1実施
例の反射板保持治具10のガイド部材22及び治具本体
12の両端部に吸盤48、48、48を設ける。
【0021】これにより、フランジ等に取り付けた反射
板18は、吸盤48、48、48を取り付け面に吸着さ
せることにより、反射板保持治具10が取付面にたいし
て安定した形で固定され、より高い精度でフランジ面と
同一平面に反射板を設置することができる。図7には、
本発明に係る反射板保持治具の第4実施例の説明図が示
されている。尚、前記第1実施例と同一部材に付いては
同一符号を付してその説明は省略する。
【0022】第4実施例の反射板保持治具10では、反
射板18をガイド部材22に支持させて、可動ローラ3
8に連動して、固定ローラ14、14の垂直二等分線上
をスライド移動自在の構成にした。この時、反射板18
は、その中心に形成された計測点18Pが治具本体12
の基準面12Aと同一平面内に含まれるようにガイド部
材22に取り付けられるとともに、固定ローラ14、1
4の垂直二等分線上をスライド移動するようにガイド部
材22に取り付ける。また、可動ローラ38の中心38
Aと反射板18の計測点18Pとの距離は一定保持され
るようにガイド部材22に取り付ける。
【0023】前記の如く構成される第4実施例の反射板
保持治具10は、フランジの中心が既に計測されたフラ
ンジにおいて、フランジ中心とボルト穴中心との距離を
計測する際に使用される。ボルト穴の周面に当接される
可動ローラ38の中心38Aと反射板18の中心18A
との距離は一定に保持されているので、反射板18の中
心18Aの座標を測定することにより、可動ローラ38
の中心38Aの座標が算出でき、これにより、フランジ
中心とボルト穴中心との距離が計測可能になる。
【0024】図8及び図9には、本発明に係る反射板保
持治具の第5実施例の説明図が示されている。尚、前記
第1実施例と同一部材に付いては同一符号を付してその
説明は省略する。図8に示されるように、第5実施例の
反射板保持治具10は、1つの治具本体12に3つの反
射板50、52、54を保持できるようになっている。
【0025】中央に設置された反射板53は、前記第1
実施例と同様の方法で治具本体12に設置される。一
方、前記中央に設置された反射板52の両端に設置され
た反射板50、54は、各々の中心に形成された計測点
50P、54Pからフランジ40の外周面40Bまでの
距離が一定になるように支持されている。この構造は、
治具本体12の中央部からその両側に揺動可能なアーム
56、56を配設するとともに、そのアーム56、56
の先端部に揺動ローラ58、58を設ける。そして、各
々のアーム56、56の中央部に図示しないスプリング
で可動ローラ38側に付勢したシャフト60、60をア
ーム56、56に対してスライド移動自在に設け、その
シャフト60、60の先端部に反射板50、54を支持
させる。
【0026】この構造により、フランジ40の中心と同
じ中心を持つ円が、フランジ40の外周部に反射板5
0、52、54の可動範囲として形成される。この反射
板保持治具10を用いてフランジ40の設置状況を計測
する際は、各々のアーム56、56の設置角度をフラン
ジ40の外周に沿うように調節した後、フランジ40に
取り付ける。
【0027】このように、第5実施例の反射板保持治具
10を用いることにより、3つの反射板50、52、5
4を一度に取り付けることができるため、時間の短縮が
可能になる。また、反射板50、52、54をフランジ
40の周面の3箇所に(120°間隔が理想)設置でき
ないような場合でも、この反射板保持治具10を用いる
ことにより計測が可能になる。
【0028】尚、前記第1実施例乃至第5実施例では、
本発明に係る反射板保持治具を、反射板の保持治具とし
て適用した例を説明したが、図10に示すように、反射
板の代わりに公知の可視レーザ発射装置46を装着し、
芯出し等の作業に適用することもできる。即ち、治具本
体12に反射板18の代わりに、公知の可視レーザ発射
装置46を装着する。この可視レーザ発射装置46は、
そのレーザ発射点46Pが、治具本体12の基準面12
Aと同一平面上に含まれるように装着するとともに、固
定ローラ14、14の垂直二等分線上含まれるように装
着する。
【0029】図10に示されるように、この公知の可視
レーザ発射装置46を装着が装着された反射板保持治具
10を配管48の外周部48Aの少なくとも2箇所に取
り付けることにより、それぞれのレーザ発射装置46、
46から発射されるレーザLが配管46の中心Oを通る
ので、その交点を見ることにより、配管48の中心を目
視することが可能になる。従って、2重配管のそれぞれ
の芯を一致させる場合や、タンク等の機器の製作時にお
ける芯出し等の作業に適用することにより、その作業性
が向上する。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の反射板保
持治具によれば、反射板が支持された反射板保持治具を
フランジに取り付けるだけで、反射板の計測点が正しい
位置に自動的に位置決めされるので、取り付け位置の調
整を必要としない。このため、取付作業が迅速に行える
とともに、3次元位置計測器による正確な計測を行うこ
とができる。また、フランジの材質に関係なく取り付け
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る反射板保持治具の第1実施例の構
成図
【図2】第1実施例の反射板保持治具のフランジへの設
置状況図
【図3】第1実施例の反射板保持治具の機構図
【図4】図3の側面図
【図5】本発明に係る反射板保持治具の第2実施例の説
明図
【図6】本発明に係る反射板保持治具の第3実施例の説
明図
【図7】本発明に係る反射板保持治具の第4実施例の説
明図
【図8】本発明に係る反射板保持治具の第5実施例の説
明図
【図9】図8の要部拡大図
【図10】本発明に係る反射板保持治具の他の実施例の
説明図
【図11】従来技術の説明図
【図12】従来技術の説明図
【符号の説明】
10…反射板保持治具 12…治具本体 14…固定ローラ 18…反射板 18P…計測点 22…ガイド部材 24…ガイドシャフト 32…スプリング 38…可動ローラ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク等の機器に取り付けられるフラン
    ジの位置と姿勢を3次元位置計測器を用いて計測するた
    めに、計測点が明示された反射板を前記フランジの外周
    位置に取り付ける反射板保持治具において、 前記フランジのフランジ面に当接する基準面が形成され
    た治具本体と、 前記治具本体に回動自在に支持されるとともに、その回
    転軸が所定間隔を開けて前記基準面上に対して垂直に配
    設された一対の固定ローラと、 前記治具本体に支持されるとともに、前記固定ローラ同
    士を結ぶ直線に対する垂直二等分線上をスライド移動可
    能なガイド部材と、 前記ガイド部材に回動自在に支持されるとともに、その
    回転軸が前記治具本体の基準面に対して垂直になるよう
    に配設された可動ローラと、 前記治具本体と前記ガイド部材とが互いに接近する方向
    に付勢する付勢手段と、 前記治具本体又は前記ガイド部材に設けられ、反射板面
    が前記基準面に平行で且つ前記計測点が前記垂直二等分
    線上に位置するように別設の前記反射板を支持する支持
    手段と、 から成り、前記一対の固定ローラを前記フランジの外周
    面に当接させるとともに、前記可動ローラを前記フラン
    ジに形成された締結用ボルト穴の周面に当接させて、前
    記付勢手段により前記フランジの外周面と前記締結用ボ
    ルト穴の周面との間を前記一対の固定ローラと前記可動
    ローラとで挟持することにより、前記反射板を前記フラ
    ンジの外周位置に取り付けることを特徴とする反射板保
    持治具。
  2. 【請求項2】 前記反射板の反射板面が、前記フランジ
    のフランジ面と同一面上になるように支持することを特
    徴とする請求項1記載の反射板保持治具。
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