JPH0791666A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JPH0791666A
JPH0791666A JP5236139A JP23613993A JPH0791666A JP H0791666 A JPH0791666 A JP H0791666A JP 5236139 A JP5236139 A JP 5236139A JP 23613993 A JP23613993 A JP 23613993A JP H0791666 A JPH0791666 A JP H0791666A
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heating
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food
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和成 今本
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
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    • A47J27/088Pressure-cookers; Lids or locking devices specially adapted therefor adapted to high-frequency heating
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    • H05B6/6447Method of operation or details of the microwave heating apparatus related to the use of detectors or sensors
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 調理皿を上下二段に配置可能なものにあっ
て、一段調理,二段調理を自動判定する。 【構成】 加熱室2内の底部に、重量センサ18に連結
して回転板14を設ける。オーブン調理時には、回転板
14上に、下段調理皿29が直接載置されてセットさ
れ、さらに、調理物が多量の場合には、上段調理皿30
が下段調理皿29上に脚部30aを介してセットされ
る。制御装置19は、重量センサ18の検出重量に基づ
いて一段調理か二段調理かを自動で判定すると共に、調
理物の重量を算出して調理温度T及び調理時間tを決定
し、熱風生成装置3による調理を実行する。判定は、検
出重量Wを、下段調理皿29及び上段調理皿30の合計
重量よりも大きな判定基準値と比較することにより行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、調理室内に上下二段に
調理皿を配置することが可能な加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】加熱調理器例えばオーブン機能付き電子
レンジにあっては、バターロールやクッキー等のパン,
菓子類のオーブン調理を行う場合に、調理物を載置した
天板を、加熱室の左右側壁部に設けられた支持部に支持
させて上下二段に配置することにより、一度に多量の調
理を可能としたものが供されている。この場合、調理物
が少量である場合には、1枚の天板のみを調理室内に配
置して調理を行うことができる。
【0003】このように天板を使用する場合の加熱方式
としては、従来では、次のような3通りのケースがあっ
た。即ち、まず第1には、1枚の天板のみを使用した一
段調理を実行する場合と、2枚の天板を使用した二段調
理を行う場合とで区別を行わずに、同等の調理温度,調
理時間の加熱調理を行うものがあった。ところが、この
方式では、調理温度,調理時間を一段調理に適するよう
に設定しておくと、二段調理の場合に加熱不足が起り、
また、調理温度,調理時間を二段調理に適するように設
定しておくと、一段調理の場合に加熱し過ぎにより調理
物がこげる等、調理の出来具合が悪くなる欠点があっ
た。
【0004】そこで、第2の方式として、一段調理と二
段調理とで調理温度あるいは調理時間の異なる別個の自
動調理メニューを設け、使用者の操作パネルの選択操作
に基づいて、夫々の調理を実行させるようにしたものが
ある。さらには、第3の方式として、調理室に天板の有
無を検出するための光センサを設け、この光センサの検
出に基づいて、一段調理,二段調理夫々の自動調理を実
行させるようにしたものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記第2及び第3の方
式では、一段調理の場合と二段調理の場合とで、夫々に
適した加熱調理が実行されるので、上記第1の方式のよ
うに調理の出来具合が悪くなることを防止することがで
きる。しかしながら、使用者にメニューを選ばせる第2
の方式では、操作パネルの構成が複雑となると共に、使
用者に面倒な操作を強いることになる欠点があった。さ
らに、天板検出用の光センサを設けた第3の方式では、
製品コストが高くなってしまう不具合があった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、調理皿を上下二段に配置可能なものに
あって、一段調理,二段調理を自動判定して夫々に適し
た調理を実行することができ、しかも安価な構成で済ま
せることができる加熱調理器を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の加熱調理器は、
加熱室と、この加熱室内に収容された調理物を加熱する
加熱手段と、前記加熱室内の底部に設けられた載置台
と、この載置台上に着脱可能に支持され調理物が載置さ
れる下段調理皿と、前記載置台に前記下段調理皿の上方
に位置して着脱可能に支持され調理物が載置される上段
調理皿と、前記載置台に支持された載置物の重量を検出
する重量センサと、この重量センサの検出重量に基づい
て前記下段調理皿のみが使用される一段調理か前記下段
調理皿及び上段調理皿の双方が使用される二段調理かを
判定する判定手段と、この判定手段の判定に基づいて前
記加熱手段を制御する制御手段とを具備する構成に特徴
を有する(請求項1の発明)。
【0008】この場合、判定手段の判定及び重量センサ
の検出重量に基づいて、調理物の重量を算出する調理物
重量算出手段を設けると共に、制御手段を、前記調理物
重量算出手段の算出重量に基づいて調理温度及び調理時
間の少なくともいずれか一方を制御するように構成すれ
ば効果的である(請求項2の発明)。また、前記上段調
理皿の重量を、下段調理皿上に載置可能な調理物の規定
重量よりも大きく構成することが好ましい(請求項3の
発明)。判定手段を、重量センサの検出重量と、上段調
理皿及び下段調理皿の合計重量よりも大きく設定された
判定基準値とを比較することにより、一段調理か二段調
理かを判定するように構成することができる(請求項4
の発明)。
【0009】そして、加熱態様の異なる第1及び第2の
加熱手段を具備するものにあって、制御手段を、判定手
段の判定に基づいて前記第1及び第2の加熱手段を選択
するように構成しても良い(請求項5の発明)。この場
合、第1の加熱手段をヒータから構成し、第2の加熱手
段を熱風生成装置から構成することができる(請求項6
の発明)。
【0010】このとき、制御手段を、判定手段の判定が
一段調理であるときには、ヒータによる加熱を選択し、
二段調理であるときには、熱風生成装置による加熱を選
択するように構成すれば効果的である(請求項7の発
明)。さらに、ヒータを、調理物を上下方向から加熱す
るように構成しても良い(請求項8の発明)。また、制
御手段を、第1の加熱手段による加熱調理時と第2の加
熱手段による加熱調理時との間で、調理温度及び調理時
間の少なくともいずれか一方を異ならせるような制御を
行うように構成しても良い(請求項9の発明)。
【0011】
【作用】本発明の請求項1の加熱調理器によれば、下段
調理皿及び上段調理皿を、重量センサに連動する載置台
上に着脱可能に支持する構成とした。ここで、載置台上
に下段調理皿のみが支持された一段調理時と、載置台上
に下段調理皿及び上段調理皿の双方が載置された二段調
理時とは、載置台上の載置物の重量が自ずと異なるか
ら、判定手段により、重量センサの検出重量に基づいて
一段調理か二段調理かを判定することができる。そし
て、制御装置により、調理皿の段数に応じた加熱調理を
行うことができる。
【0012】従って、使用者が一段調理か二段調理かの
選択操作をする必要はなく、一段調理か二段調理かが自
動的に判定され、また、光センサ等の別途のセンサを設
けることなく、調理物の重量を検出するための重量セン
サを調理皿の検出に兼用することができるものであるか
ら、簡単な構成で済ませることができる。
【0013】調理物重量算出手段を設ければ(請求項2
の発明)、重量センサの検出重量から調理皿の重量を減
算することにより調理物の重量を算出することができ、
一段調理か二段調理かの判定と併せて、その重量に応じ
た調理温度あるいは調理時間の加熱調理を実行すること
ができる。
【0014】また、上段調理皿の重量を下段調理皿上に
載置可能な調理物の規定重量よりも大きく構成すれば
(請求項3の発明)、上段調理皿を調理物と確実に区別
することができて正確な判定を行うことができる。判定
手段の判定基準値を、上段調理皿及び下段調理皿の合計
重量よりも大きく設定すれば(請求項4の発明)、判定
がより確実となる。
【0015】そして、加熱態様の異なる第1及び第2の
加熱手段を具備するものにあって、判定手段の判定に基
づいて前記第1及び第2の加熱手段を選択するようにす
れば(請求項5の発明)、一段調理か二段調理かによっ
て適した加熱手段による加熱調理を行うことができる。
【0016】この場合、第1の加熱手段をヒータから構
成し、第2の加熱手段を熱風生成装置から構成すれば
(請求項6の発明)、ヒータ加熱による調理と熱風加熱
による調理とを選択することができる。このとき、一段
調理であるときには、ヒータによる加熱を選択し、二段
調理であるときには、熱風生成装置による加熱を選択す
るように構成すれば(請求項7の発明)、一段調理及び
二段調理夫々に適した加熱態様で加熱調理を実行するこ
とができる。
【0017】さらに、ヒータを、調理物を上下方向から
加熱するように構成すれば(請求項8の発明)、調理物
に対する上下両方からのヒータ加熱を行うことができ
る。また、第1の加熱手段による加熱調理時と第2の加
熱手段による加熱調理時との間で、調理温度あるいは調
理時間を異ならせれば(請求項9の発明)、加熱手段に
応じた適切な調理温度あるいは調理時間の加熱調理を実
行することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明をオーブン機能付き電子レンジ
に適用した第1の実施例について、図1乃至図5を参照
して説明する。まず、図2に示すように、本実施例に係
る加熱調理器たるオーブン機能付き電子レンジの本体1
は、全体として矩形箱状をなし、その内部に、内部に調
理物が収容される加熱室2が前面にて開放して設けられ
ている。尚、加熱室2の前面開口部は、図示しない扉に
よって開閉されるようになっている。
【0019】そして、前記加熱室2の背面部には、加熱
手段としての熱風生成装置3が設けられている。この熱
風生成装置3は、前記加熱室2の背面を構成する背板4
の外側に設けられたケーシングカバー5内に、熱風ヒー
タ6及び遠心形の熱風ファン7を配設して構成されてい
る。前記熱風ファン7は、ケーシングカバー5の外側に
設けられたファンモータ8の回転軸8aにより回転駆動
されるようになっている。また、前記背板4には、多数
個のパンチング孔からなる吸入口4a及び吐出口4bが
形成されている。
【0020】これにて、前記熱風ヒータ6及びファンモ
ータ8が通電されると、熱風ファン7の回転により吸入
口4aから加熱室2内の空気が吸込まれ、熱風ヒータ6
部分を通って加熱された状態で、吐出口4bから加熱室
2内に供給される循環が行われ、以て、加熱室2内に収
容された調理物のオーブン調理が実行されるようになっ
ている。尚、前記ケーシングカバー5の内面は断熱材9
に覆われており、また、前記ファンモータ8の回転軸8
aには自冷ファン10が設けられている。
【0021】また、加熱室2の側壁部には、該加熱室2
内の雰囲気温度を検出するためのサーミスタ等からなる
温度センサ11が設けられている。尚、加熱室2の天井
部は、断熱材12により覆われており、天井部に設けら
れた凹部内には、照明用のランプ13が設けられてい
る。
【0022】そして、前記加熱室2内の底部には、載置
台たる回転板14が設けられている。この回転板14
は、加熱室2の底を構成する遮熱板15を貫通して設け
られた駆動軸16の上端に取付けられ、その駆動軸16
の下端側が、回転皿駆動用モータ17に接続されている
と共に、周知の重量センサ18に連結されている。これ
にて、レンジ調理時には、回転皿駆動用モータ17の駆
動により前記回転板14上に着脱可能に載置された回転
皿(図示せず)が回転するようになっている。また、重
量センサ18により、回転板14上に載置された器具及
び調理物の重量が検出されるようになっている。
【0023】一方、図示はしないが、本体1内には前記
加熱室2の右側に位置して機械室が設けられている、こ
の機械室内には、前記加熱室2内にマイクロ波を供給し
てレンジ調理を実行するためのマグネトロン及びその駆
動回路、冷却ファン、マイコン等からなる制御装置19
(図3参照)などが設けられている。さらに、本体1の
前面には、図4に示すような操作パネル20が設けられ
ている。この操作パネル20には、使用者が調理メニュ
ーの選択や調理開始の指示を行うためのダイヤル21が
設けられていると共に、調理メニューを表示するメニュ
ー表示部22及び時間等を表示するための表示器23な
どが設けられている。
【0024】ここで、図3は要部の電気的構成を示し、
前記制御装置19には、前記ダイヤル21,重量センサ
18,温度センサ11からの信号が入力されるようにな
っており、また、この制御装置19により前記メニュー
表示部22及び表示器23が駆動されるようになってい
る。そして、前記熱風ヒータ6及びファンモータ8は、
電源線24,24間にリレースイッチ25を介して並列
に接続され、前記制御装置19によってリレースイッチ
25がオン,オフされることにより制御されるようにな
っている。
【0025】尚、前記電源線24には、前記扉の開閉に
より動作するメインドアスイッチ26が挿設され、ま
た、制御装置19には、サブドアスイッチ27の信号が
入力されるようになっている。制御装置19の電源は、
前記電源線24,24から電源トランス28を介して与
えられるようになっている。
【0026】さて、菓子パン,クッキー,シュークリー
ム等のオーブン調理を実行する際には、前記回転板14
上には、上記回転皿に代えて、調理物を載置する下段調
理皿29及び上段調理皿30が着脱可能に支持されるよ
うになっている。図2に示すように、前記下段調理皿2
9は、回転板14上に直接載置されてセットされるよう
になっており、上段調理皿30は、前記下段調理皿29
上に脚部30aを介して載置されることにより、下段調
理皿29の上方に位置してセットされるようになってい
る。この場合、調理物の量が少ない場合には、下段調理
皿29のみを使用した一段調理が行われ、調理物の量が
多い場合には、下段調理皿29及び上段調理皿30の双
方を使用した二段調理が行われるようになっている。
【0027】このとき、後のフローチャートの説明にて
詳述するように、前記制御装置19は、そのソフトウエ
ア構成により、前記操作パネル20のダイヤル21によ
ってオーブン調理の調理メニューの実行が選択された際
に、前記重量センサ18の検出重量に基づいて一段調理
か二段調理かを判断し、さらに、調理物の重量を算出
し、それらに応じた調理温度及び調理時間となるように
熱風生成装置3を制御するように構成されている。
【0028】従って、制御装置19が、本発明にいう判
定手段,制御手段及び調理物重量算出手段として機能す
るのである。また、本実施例では、図5に示すように、
下段調理皿29及び上段調理皿30の重量は共に600
gとされ、また、1枚の調理皿に載置可能なオーブン調
理に係る調理物の重量つまり規定重量は、最高400g
に設定されている。従って、上段調理皿30の重量(6
00g)は、下段調理皿29に載置可能な調理物の規定
重量(400g)よりも大きく構成されているのであ
る。
【0029】次に、上記構成の作用について、図1も参
照して述べる。今、使用者が、例えばクッキーのオーブ
ン調理を実行したいときには、調理物(クッキーの生地
を)調理皿に並べて載置し、加熱室2内にセットする。
このとき、調理物が多量の場合には、下段調理皿29及
び上段調理皿30の双方を使用し、調理物が少量の場合
には、下段調理皿29のみを使用する。次に、この状態
で、操作パネル20のダイヤル21を操作して「クッキ
ー専科」の調理メニューを選択し、調理をスタートさせ
る。すると、制御装置19は、図1のフローチャートに
示す手順にて加熱調理を実行する。
【0030】即ち、まず、ステップS1にて重量センサ
18による重量Wの検出が行われ、次のステップS2に
て、その検出重量Wが判定基準値と比較される。この場
合には、判定基準値は、下段調理皿29及び上段調理皿
30の合計重量(1.2kg)よりも大きな1.3kg
に設定されている。
【0031】ここで、一段調理の場合には、重量センサ
18に作用する重量は、下段調理皿29の重量プラスそ
の下段調理皿29に載置された調理物の重量であるか
ら、最大でも高々1.0kg程度である。一方、二段調
理の場合には、重量センサ18に作用する重量は、下段
調理皿29及び上段調理皿30の双方の重量プラス双方
に載置された調理物の重量であるから、少なくとも1.
5kgはある筈である。従って、検出重量Wが、判定基
準値1.3kg未満であれば(ステップS2にてN
o)、一段調理と判定でき、1.3kg以上であれば
(ステップS2にてYes)、二段調理と判定できるの
である。
【0032】そして、一段調理と判定された場合には、
ステップS3にて、標準調理温度T0 が155℃に設定
されると共に、標準調理時間t0 が25分に設定される
ようになっている。一方、二段調理と判定された場合に
は、ステップS4にて、標準調理温度T0 が160℃、
標準調理時間t0 が27分と前記一段調理の場合よりも
大きく設定されるようになっている。
【0033】さらに、本実施例では、ステップS5及び
ステップS6にて、一段調理及び二段調理の場合とも
に、調理物の重量に基づいて前記標準調理温度T0 及び
標準調理時間t0 が補正されて、調理温度T及び調理時
間tが決定されるようになっている。この調理温度T及
び調理時間tを算出する計算式は図示の通りであり、調
理物の重量が標準的な重量(200g及び400g)よ
りも大きければ、それに応じて調理温度T及び調理時間
tを上記標準調理温度T0 及び標準調理時間t0から増
加させ、標準的な重量よりも小さければそれに応じて減
少させることにより行われるのである。
【0034】このようにして調理温度T及び調理時間t
が決定されると、加熱調理が実行される(ステップS
7)。この加熱調理は、温度センサ11の検出温度に基
づいて、庫内温度が調理温度Tに保たれるように、熱風
生成装置3を制御することにより行われる。調理時間t
が経過すると(ステップS8にてYes)、加熱調理が
終了する。このとき、上記ステップS1〜S6の処理に
より、調理皿の段数及び調理物の重量に応じた、最適な
調理温度T及び調理時間tが決定されているので、出来
上り状態の極めて良好な調理が行われるのである。
【0035】このように本実施例によれば、下段調理皿
29及び上段調理皿30を回転板14上に支持させて加
熱室2内にセットする構成としたので、重量センサ18
の検出重量に基づいて一段調理か二段調理かをいわば自
動で判定することができ、調理皿の段数に応じた加熱調
理を行うことができる。
【0036】従って、従来のような使用者が操作パネル
20によって一段調理か二段調理かの選択操作をする必
要はなく、操作パネル20におけるメニュー種類を少な
く済ませることができ、使用者の操作を簡単に済ませる
ことができる。また、従来の光センサ等の別途のセンサ
を設けるものとも異なり、調理物の重量を検出するため
に元来から設けられている重量センサ18を調理皿の検
出に兼用することができるものであるから、簡単で安価
な構成で済ませることができるものである。
【0037】しかも、本実施例では、一段調理か二段調
理かの判定と併せて、調理物の重量に応じた調理温度T
及び調理時間tの加熱調理を実行するようにしたので、
調理物の量に応じたより一層出来具合の良い調理を行う
ことができる。また、本実施例では、上段調理皿30の
重量を下段調理皿29上に載置可能な調理物の規定重量
よりも大きく構成し、判定基準値を上段調理皿30と下
段調理皿29との合計重量よりも大きく設定したので、
確実に一段調理か二段調理かの判定を行うことができる
ものである。
【0038】次に、本発明の第2の実施例について、図
6乃至図8を参照して説明する。尚、上記第1の実施例
と同一部分については、同一符号を付して詳しい説明を
省略し、以下異なる点についてのみ述べる。
【0039】図7及び図8に示すように、本実施例で
は、加熱室2の天井部31に形成された反射凹部31a
内に、ミラクロンヒータからなる上部ヒータ32が設け
られており、加熱室2の底板33の下面部に平面ヒータ
からなる下部ヒータ34が設けられている。これにて、
前記上部ヒータ32及び下部ヒータ34が、第1の加熱
手段を構成し、加熱室2の背面部に設けられた熱風生成
装置3が、前記上部ヒータ32及び下部ヒータ34とは
加熱態様の異なる第2の加熱手段を構成しているのであ
る。
【0040】そして、本実施例においては、制御装置1
9は、オーブン調理の実行時に、重量センサ18の検出
重量Wに基づいて一段調理か二段調理かの自動判定を行
い、一段調理の場合には、前記上部ヒータ32及び下部
ヒータ34による加熱調理を実行し、二段調理の場合に
は、熱風生成装置3による加熱調理を実行するようにな
っている。さらに、上部ヒータ32及び下部ヒータ34
による加熱調理時と、熱風生成装置3による加熱調理時
とでは、調理温度T及び調理時間tを相互に異ならせる
ような制御を行うようになっている。
【0041】即ち、図6に示すように、オーブン調理が
スタートされると、ステップS11にて重量センサ18
による重量Wの検出が行われ、ステップS12にて、そ
の検出重量Wが判定基準値(1.3kg)と比較され、
1.3kg未満であれば(ステップS12にてNo)、
一段調理と判定され、1.3kg以上であれば(ステッ
プS12にてYes)、二段調理と判定される。そし
て、一段調理と判定された場合には、ステップS13に
て、上部ヒータ32及び下部ヒータ34による上下加熱
方式の加熱態様が選択され、一方、二段調理と判定され
た場合には、ステップS14にて、熱風生成装置3によ
る熱風循環方式の加熱態様が選択されるのである。
【0042】さらに、一段調理(上部ヒータ32及び下
部ヒータ34による加熱)の場合には、ステップS15
にて、調理温度Tが170℃、調理時間tが25分に設
定され、二段調理(熱風生成装置3による加熱)の場合
には、ステップS16にて、調理温度Tが180℃、調
理時間tが30分に設定される。これにより、加熱態様
の相違に伴う最適な調理温度T及び調理時間tが設定さ
れ、熱風に比べて火力の強いヒータ加熱による調理物の
こげつき等が未然に防止されるのである。この後、夫々
の方式(図7,図8参照)による加熱調理が庫内温度が
調理温度Tに保たれるようにして行われ(ステップS1
7)、調理時間tが経過すると(ステップS18にてY
es)、加熱調理が終了する。
【0043】ここで、上下からのヒータ加熱によれば、
調理物が香ばしい焦げ目を付けてしっとりと焼上げられ
ることになるのであるが、これを二段調理にも採用する
と、下段調理皿29の上面側及び上段調理皿30の下面
側において、調理物が十分に加熱されなくなり、焼上り
にむらが生ずる。これに対し、本実施例によれば、一団
調理時と二段調理時とで加熱態様を変更するようにした
ので、一段調理の場合には、調理物は上下から加熱され
てしっとりと焼上げられるようになり、二段調理の場合
には、調理物は循環熱風によりむらなく焼上げられるの
である。
【0044】尚、上記各実施例では、一段調理時と二段
調理時とで、調理温度T及び調理時間tの双方を異なら
せるように構成したが、いずれか一方を異ならせるよう
な制御を行うようにしても良い。また、上記第2の実施
例では、調理物の重量による調理温度あるいは調理時間
の制御は行わなかったが、調理物の重量による制御を付
加しても良く、逆に上記第1の実施例において、調理物
の重量による調理温度あるいは調理時間の制御(ステッ
プS5及びS6)を行わなくとも、所期の目的を達成す
ることができる。
【0045】その他、本発明は上記した各実施例に限定
されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変
更して実施し得るものである。
【0046】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の加熱調理器によれば、調理皿を上下二段に配置可能な
ものにあって、下段調理皿及び上段調理皿を重量センサ
に連動する載置台上に着脱可能に支持する構成とすると
共に、重量センサの検出重量に基づいて一段調理か二段
調理かを判定する判定手段を設けたので、一段調理,二
段調理を確実に自動判定して夫々に適した調理を実行す
ることができ、しかも安価な構成で済ませることができ
るという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、オーブン
調理時の制御装置の処理の手順を示すフローチャート
【図2】加熱調理器本体の縦断側面図
【図3】要部の電気的構成を示す図
【図4】操作パネルの正面図
【図5】調理皿及び調理物の重量関係を示す図
【図6】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
【図7】一段調理時の様子を示す縦断側面図
【図8】二段調理時の様子を示す縦断側面図
【符号の説明】
図面中、1は本体、2は加熱室、3は熱風生成装置(第
2の加熱手段)、11は温度センサ、14は回転板(載
置台)、18は重量センサ、19は制御装置(判定手
段,制御手段,調理物重量算出手段)、29は下段調理
皿、30は上段調理皿、32は上部ヒータ(第1の加熱
手段)、34は下部ヒータ(第1の加熱手段)を示す。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱室と、この加熱室内に収容された調
    理物を加熱する加熱手段と、前記加熱室内の底部に設け
    られた載置台と、この載置台上に着脱可能に支持され調
    理物が載置される下段調理皿と、前記載置台に前記下段
    調理皿の上方に位置して着脱可能に支持され調理物が載
    置される上段調理皿と、前記載置台に支持された載置物
    の重量を検出する重量センサと、この重量センサの検出
    重量に基づいて前記下段調理皿のみが使用される一段調
    理か前記下段調理皿及び上段調理皿の双方が使用される
    二段調理かを判定する判定手段と、この判定手段の判定
    に基づいて前記加熱手段を制御する制御手段とを具備し
    てなる加熱調理器。
  2. 【請求項2】 判定手段の判定及び重量センサの検出重
    量に基づいて、調理物の重量を算出する調理物重量算出
    手段を具備すると共に、制御手段は、前記調理物重量算
    出手段の算出重量に基づいて調理温度及び調理時間の少
    なくともいずれか一方を制御するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 【請求項3】 上段調理皿の重量は、下段調理皿上に載
    置可能な調理物の規定重量よりも大きく構成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の加熱調理器。
  4. 【請求項4】 判定手段は、重量センサの検出重量と、
    上段調理皿及び下段調理皿の合計重量よりも大きく設定
    された判定基準値とを比較することにより、一段調理か
    二段調理かを判定するように構成されていることを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれかに記載の加熱調理器。
  5. 【請求項5】 加熱態様の異なる第1及び第2の加熱手
    段を具備すると共に、制御手段は、判定手段の判定に基
    づいて前記第1及び第2の加熱手段を選択するように構
    成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    かに記載の加熱調理器。
  6. 【請求項6】 第1の加熱手段はヒータよりなり、第2
    の加熱手段は熱風生成装置よりなることを特徴とする請
    求項5記載の加熱調理器。
  7. 【請求項7】 制御手段は、判定手段の判定が一段調理
    であるときには、ヒータによる加熱を選択し、二段調理
    であるときには、熱風生成装置による加熱を選択するよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項6記載の加
    熱調理器。
  8. 【請求項8】 ヒータは、調理物を上下方向から加熱す
    るように構成されていることを特徴とする請求項6又は
    7記載の加熱調理器。
  9. 【請求項9】 制御手段は、第1の加熱手段による加熱
    調理時と第2の加熱手段による加熱調理時との間で、調
    理温度及び調理時間の少なくともいずれか一方を異なら
    せるような制御を行うように構成されていることを特徴
    とする請求項5乃至8のいずれかに記載の加熱調理器。
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