JPH079165U - 商品陳列用ケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 美しい外観を保持し、商品情報の読み取りを
容易にして、的確な商品管理を行うことができる商品陳
列用ケースを提供することである。 【構成】 ケース本体１の頂壁上に商品収納ケース３を
載置し、この商品収納ケース３の長さ方向に所要枚数の
仕切板４を取付けることにより商品収納部５に仕切る。
前記ケース本体１の前端壁６に前記商品収納部５に対応
する色見本収納部７及び試供品収納部８を設ける。前記
各商品収納部５内に収納される商品に対応する商品情報
を表すバーコードシンボル１３を付した商品情報ボード
２を、前記商品収納ケース３の下側に、水平方向に摺動
自在に取付ける。この商品情報ボード２を前方に引き出
して、バーコードシンボル１３をハンドスキャナ等によ
り読み取らせると、販売時点情報管理を行うことができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、口紅やマニキュア、あるいは絵の具や色鉛筆といった、多くの異 なる色を有する商品を、色毎に分けて陳列する商品陳列用ケースに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の商品陳列用ケースの一例として、図３に示すものが挙げられる。この商 品陳列用ケース２１は、頂壁上に商品収納ケース２３が載置され、長さ方向に所 要枚数の仕切板２４を取付けることにより、商品を色毎に分けて収納することが できる商品収納部２５が設けられている。

【０００３】 商品陳列用ケース２１の前端壁２６には、前記商品収納部２５に対応して上下 ２箇所ずつ嵌入孔を設けることにより、色見本収納部２７と試供品収納部２８と が形成されている。

【０００４】 ところで昨今は、販売時点情報管理を目的として、各商品に、その種類や価格 等の商品情報を白と黒の線で表示した、いわゆるバーコードシンボルを付すのが 一般的となっている。

【０００５】 ところが、口紅やマニキュア等は、外箱にバーコードシンボルが付されており 、商品陳列用ケースに収納する際に外箱から取り出されることが多く、また、絵 の具や色鉛筆といった商品は、商品そのものに直接バーコードシンボルを付すこ となく陳列されることから、販売時点情報管理を的確に行うことができない。

【０００６】 この問題を解決するために、従来は、図３に示すように、商品陳列用ケース２ １の前壁２９の表面や、商品収納ケース２３の横仕切板２４ａの表面にバーコー ドシンボルを表示したシール３１を貼付したり、あるいは、商品収納部２５の前 端板２５ａにポケット２５ｂを設けてバーコードシンボルを表示したカード３２ を挿入することにより、販売時点情報管理が行われている。

【０００７】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記従来の商品陳列用ケース２１は、バーコードシンボルが外 側に現れることから、商品をディスプレイする上での美観が損なわれるという問 題がある。

【０００８】 また、バーコードシンボルが商品陳列用ケース２１の前壁２９や横仕切板２４ ａに表示されている場合は、ハンドスキャナ等による読み取り作業がしにくいと いう欠点もある。

【０００９】 そこで、この考案は、美観を損なうことがなく、併せてハンドスキャナ等によ る商品情報の読み取りを容易にして、的確な商品管理を行うことができる商品陳 列用ケースを提供することを課題とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するために、この考案は、複数の商品収納部に仕切られたケ ース本体と商品情報ボードとから成り、この商品情報ボードの上面に前記各商品 収納部内に収納される商品に対応する商品情報を付し、この商品情報ボードを、 前記ケース本体に対して、水平方向に摺動自在に取付ける構成を採用したのであ る。

【００１１】

【作用】

商品情報ボードを水平方向に摺動させると、この商品情報ボードがケース本体 から引き出されたり、ケース本体内に押し戻されたりする。

【００１２】 商品情報ボードを水平方向に摺動させてケース本体内に収容すると、商品情報 が外側から見えなくなる。

【００１３】

【実施例】

図１に示すように、この商品陳列用ケースは、ケース本体１と商品情報ボード ２とから成る。

【００１４】 前記ケース本体１の頂壁上には、商品収納ケース３が載置され、長さ方向に所 要枚数の仕切板４を取付けることにより、商品を色毎に分けて収納することがで きる商品収納部５が設けられている。

【００１５】 ケース本体１の前端壁６には、前記商品収納部５に対応して上下２箇所ずつ嵌 入孔を設けることにより、色見本収納部７及び試供品収納部８が形成されている 。

【００１６】 前記商品収納ケース３の下側には、図１及び図２に矢印で示すように、前記商 品情報ボード２が、商品収納ケース３の幅方向に対して水平方向に摺動自在に取 付けられている。

【００１７】 この商品情報ボード２の前端縁は、上方に折り曲げることにより指掛け部９が 設けられ、後端縁は下方に折り曲げることにより、ケース本体１の前壁１１の端 部に当接するストッパ１２（図２参照）が設けられている。

【００１８】 この商品情報ボード２の上面には、図１に示すように、前記各商品収納部５内 に収納される商品に対応する商品情報を表すバーコードシンボル１３が付されて いる。

【００１９】 図２に示すように、前記商品収納部５に、例えば口紅スティック１６を色毎に 分けて収納し、色見本として合成樹脂を成形する等して作成された色見本用口紅 スティック１７を色見本収納部７に、試し塗りのための試供品用口紅スティック １８を試供品収納部８に収納する。

【００２０】 口紅スティック１６を販売する際に、前記商品情報ボード２を前方に引き出し て、該当するバーコードシンボル１３をハンドスキャナ等により読み取らせると 、販売時点情報管理を行うことができる。

【００２１】 なお、この実施例においては、商品情報ボード２の後端縁にストッパ１２が設 けられていることから、この商品情報ボード２がケース本体１から抜け落ちてし まうことがない。

【００２２】 商品情報ボード２を商品収納ケース３の下方に押し戻すと、バーコードシンボ ル１３が外側から見えなくなる。

【００２３】

【考案の効果】

以上のように構成された商品陳列用ケースは、商品情報ボードをケース本体内 に収容した状態においては、この商品情報ボードの上面に付された商品情報が外 側から見えることがなく、商品のディスプレイ上、美しい外観を保持することが できる。

【００２４】 また、商品販売時においては、この商品情報ボードを引き出すと、この商品情 報ボードの上面に商品情報が付されていることから、ハンドスキャナ等により容 易に読み取らせることにより、的確な販売時点情報管理を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例の斜視図

【図２】同上の縦断側面図

【図３】従来例の一部省略斜視図

【符号の説明】

１ ケース本体 ２ 商品情報ボード ３、２３ 商品収納ケース ４、２４ 仕切板 ５、２５ 商品収納部 ６、２６ 前端壁 ７、２７ 色見本収納部 ８、２８ 試供品収納部 ９ 指掛け部 １１、２９ 前壁 １２ ストッパ １３ バーコードシンボル １６ 口紅スティック １７ 色見本用口紅スティック １８ 試供品用口紅スティック ２１ 商品陳列用ケース ２４ａ 横仕切板 ２５ａ 前端板 ２５ｂ ポケット ３１ シール ３２ カード

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の商品収納部に仕切られたケース本
   体と商品情報ボードとから成り、この商品情報ボードの
   上面に前記各商品収納部内に収納される商品に対応する
   商品情報を付し、この商品情報ボードを、前記ケース本
   体に対して、水平方向に摺動自在に取付けた商品陳列用
   ケース。