JP2002221908A - 価格表示器具 - Google Patents

価格表示器具

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JP2002221908A
JP2002221908A JP2001015496A JP2001015496A JP2002221908A JP 2002221908 A JP2002221908 A JP 2002221908A JP 2001015496 A JP2001015496 A JP 2001015496A JP 2001015496 A JP2001015496 A JP 2001015496A JP 2002221908 A JP2002221908 A JP 2002221908A
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JP2001015496A
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Takashi Murakoshi
貴史 村越
Daisuke Yoshimura
大助 吉村
Yuuri Nakamura
有里 中村
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Nikken Industry Co Ltd
Original Assignee
Nikken Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】商店等で使用される価格表示器具の印刷を剥す
ことなく洗浄を可能とし、また商品によって変化する産
地表示や価格表示に対応して表示内容を変えることがで
きるようにした価格表示器具を提供する。 【解決手段】表示本体2の表示面2aに形成された所定
形状を成す凹面3の周囲15における対向箇所に係止穴
5と係止溝6とが形成され、凹面3に着脱自在に嵌合す
る所定形状のプレート4の周囲所定箇所に夫々の凹面3
の係止穴5と係止溝6とに係止する突片7、7を形成し
たことによって各突片7、7を凹面3の係止穴5と係止
溝6とに着脱自在に係止した状態で該プレート4を凹面
3に嵌合することができ、且つ表示本体2の表示面2a
の両側に形成された係止用隙間8に表示面2aを覆う透
視可能な保護カバー9の両側に突出形成された差込片1
2、12を着脱自在に係止することによって該保護カバ
ー9で表示本体2の表示面2aを覆うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商店等で使用され
る価格表示器具の印刷を剥すことなく洗浄を可能とし、
また商品によって変化する産地表示や価格表示に対応し
て表示内容を変えることができるようにした価格表示器
具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】商店等において掲示される価格表示器具
は、汚れた際に洗浄が必要となる。ところが、商品の価
格等を表示する表示面は表側に露出する必要があり、こ
のため汚れやすく、また表示面に商品の価格等を印刷し
た場合、洗浄を行うと表示面の印刷部分が剥れてしまう
という問題点があった。
【0003】また、価格表示器具の表示面に価格等の文
字が直接書かれている場合、商品が変わるとその価格表
示器具を使用できなくなるという問題点があった。
【0004】さらに、従来の価格表示器具においては、
商品の産地表示のスペースや機能が設けられていないも
のが多く、このような機能を有するものであっても、商
品ごとに入れ替えのできるものではなかった。
【0005】なお、価格内容を変化することができる機
能を有する価格表示器具としては、価格の表示板を各桁
ごとに回転式に変化して所定の数値を表示するようにし
たものがあるが、このような器具は複雑な機構が必要で
あり、器具の奥行きが厚くなり、また相応のコストを要
するため、低廉で使用し得るものではなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の問題点を解消するためになされたものであり、汚
れた際には印刷の剥れ等を起こさずに、簡単に洗浄する
ことができるようにし、さらには本体を薄型に形成する
ことができ、産地表示や価格表示を手軽に交換して様々
な表示内容の変化に対応することができるようにした価
格表示器具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1の価格表示器具は、表示本体の
表示面に形成された所定形状を成す凹面の周囲における
対向箇所に係止穴と係止溝とが形成され、前記凹面に着
脱自在に嵌合する所定形状のプレートの周囲所定箇所に
夫々の前記凹面の係止穴と係止溝とに係止する突片を形
成したことによって各突片を前記凹面の係止穴と係止溝
とに着脱自在に係止した状態で該プレートを前記凹面に
嵌合することができ、且つ前記表示本体の表示面の両側
に形成された係止用隙間に前記表示面を覆う透視可能な
保護カバーの両側に突出形成された差込片を着脱自在に
挿着することによって該保護カバーで前記表示本体の表
示面を覆うようにしたことを特徴とする。
【0008】また、本発明の請求項2の価格表示器具
は、請求項1において、前記表示本体は薄板であること
を特徴とする。
【0009】また、本発明の請求項3の価格表示器具
は、請求項1において、前記プレートの両面に印刷を施
して該プレートを反転して前記表示本体の凹面に嵌合す
るようにしたことを特徴とする。
【0010】また、本発明の請求項4の価格表示器具
は、請求項1において、前記表示本体の両側の各上端に
形成された係止用隙間の夫々に前記保護カバーの両側に
突出形成された差込片を落とし込んで係止するようにし
たことを特徴とする。
【0011】また、本発明の請求項5の価格表示器具
は、請求項1において、前記保護カバーの裏面に所定の
印刷を施したことを特徴とする。
【0012】また、本発明の請求項6の価格表示器具
は、表示本体の表示面に形成された所定形状を成す凹面
の周囲における対向箇所に係止穴と係止溝とが形成さ
れ、前記凹面に着脱自在に嵌合する所定形状のプレート
の周囲所定箇所に前記凹面の夫々の係止穴と係止溝とに
係止する突片を形成したことによって各突片を前記凹面
の係止穴と係止溝とに着脱自在に係止した状態で該プレ
ートを前記凹面に嵌合することを特徴とする。
【0013】また、本発明の請求項7の価格表示器具
は、表示本体の表示面の両側に形成された係止用隙間に
前記表示面を覆う透視可能な保護カバーの両側に突出形
成された差込片を着脱自在に係止することによって該保
護カバーで前記表示本体の表示面を覆うようにしたこと
を特徴とする。
【0014】また、本発明の請求項8の価格表示器具
は、請求項1において、前記表示本体の背面に着脱自在
に取り付けられるフック係止具が平面部と該平面部の上
部から後方に垂下したフック片とから構成され、前記表
示本体の背面に前記フック係止具の平面部の両端を落と
し込んで支承する左右の受部が設けられると共に、前記
フック係止具の平面部に設けられた係止孔が前記表示本
体の左右の受部間に形成された突起に係止されることを
特徴とする。
【0015】また、本発明の請求項9の価格表示器具
は、請求項8において、前記突起は上方に傾斜辺を有す
ることを特徴とする。
【0016】また、本発明の請求項10の価格表示器具
は、請求項8において、前記表示本体の背面に前記左右
の受部と突起との組み合わせを縦方向に離間して1箇所
または2箇所以上に設けたことを特徴とする。
【0017】さらに、本発明の請求項11の価格表示器
具は、請求項8において、前記フック係止具のフック片
を挿入掛止する開口を備えた傾斜面を有する台座を形成
し、該台座の前記開口に前記フック係止具のフック片を
挿入掛止することにより前記表示本体を掲示するように
したことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照しながら説明する。
【0019】(実施例1)本実施例の価格表示器具1
は、図1に示すように、表示本体2の表示面2aに形成
された凹面3に価格表示や産地表示等を印刷したプレー
ト4を着脱自在に嵌合する機能と、該プレート4を設け
た表示面2aを覆う保護カバー9を着脱自在に取り付け
る機能とを備えた価格表示器具1に関するものである。
【0020】本実施例の価格表示器具1について詳細に
述べると、図1に示すように、表示本体2は合成樹脂等
の材料によって薄型に形成され、この表示本体2の表側
に形成された表示面2aには、所定形状の凹面3が所定
箇所に設けられている。なお、凹面3の形状及び配置は
これに嵌合するプレート4の表示内容によって様々に設
定されるべきものである。
【0021】その具体例として、図1においては、肉製
品の価格表示がされており、凹面3は表示面2aの上下
に分けられ、上部左方の凹面3には商品の産地を表示す
るプレート4を嵌合し、上部右方の凹面3には商品の名
称を表示するプレート4を嵌合し、下部左方の凹面3に
は商品の価格単位を表示するプレート4を嵌合し、下部
右方の凹面3には単位あたりの価格を表示するプレート
4を嵌合するようにしている。そして、商品の名称を表
示する凹面3及びプレート4は他のものよりも広く形成
され、価格を表示する凹面3及びプレート4は桁数ごと
に分離して横方向に配列した複数の凹面3、3…とプレ
ート4、4…で構成し、価格の変化に応じて夫々の数値
を変えることができるようにしている。
【0022】なお、凹面3の形状はプレート4の形状に
対応するものであって、その表示面2aの使用効率か
ら、通常はプレート4を矩形または方形に形成するのが
好ましいが、円形や他の異形に形成してもよい。
【0023】このような凹面3の個々の構成は同様であ
って、図5(b) に示すように、凹面3の深さはこれに嵌
合するプレート4の厚さと略同様の深さを有し、図5
(c) に示すように、プレート4を凹面3に嵌合すると、
プレート4の表面と表示面2aの表面が同一平面とな
る。
【0024】このように、本発明による価格表示器具1
は、その表示面2aにプレート4の厚さ分だけの深さを
有する凹面3を形成した構成であるため、表示本体2は
薄板に形成することができる。
【0025】また、凹面3は上記の深さを有することに
よって凹面3の周囲15を有する。このような周囲15
における対向箇所には係止穴5と係止溝6とが形成され
ている。これらの係止穴5と係止溝6とは、図5(a) に
示すようにプレート4の上部と下部の夫々の中央に突出
形成された突片7、7を差し込んで係止するものであ
る。
【0026】即ち、図5(a) に示すように、表示面2a
の上下に凹面3を形成した場合、上方の凹面3と下方の
凹面3との中間表示面2bが幅狭に形成され、この中間
表示面2bの上側の中央と下側の中央にはプレート4の
突片7を差し込む係止穴5が形成されている。また、表
示面2aと同様の面高さを有する上側の凹面3の上縁3
aと下側の凹面3の下縁3bとの夫々の中央にはプレー
ト4の突片7を差し込む係止溝6が形成されている。
【0027】なお、プレート4の上下の突片7、7はプ
レート4の厚さよりもやや薄く形成されている。さら
に、図5(c) に示すように、夫々の突片7を上記の係止
穴5と係止溝6とに嵌合した状態で外方にやや突出する
長さに形成され、突片7の突出した先端に指等を引っか
けて取り出し易くしている。
【0028】このようなプレート4は、上記のように表
示面2aの凹面3の深さと同等の厚さを有し、また表示
面2aの各凹面3に着脱自在に嵌合される形状を有し、
プレート4の面には上記の表示内容に応じた文字または
数字、或は不図示の図柄等を表示するようにしている。
この表示方法は印刷によるほか、シール等を貼り付ける
ようにしてもよい。
【0029】さらに、本実施例において、各プレート4
は上下の突片7、7を中心として左右対称に形成される
と共に、これに対応した凹面3の形状及び該凹面3の係
止穴5と係止溝6が形成されているため、各プレート4
の表裏面を反転して凹面3に嵌合することができるよう
にされている。この場合、プレート4の両面に印刷を施
すことによってプレート4を反転して使用することがで
き、片面のみを使用するプレートに比べて半分の個数を
用意すればよいことになる。
【0030】上記の構成により、各プレート4を各凹面
3に嵌合するには、図5(b) に示すように、凹面3の係
止穴5側にプレート4の一方の突片7を傾斜状に差し込
んでから、他方の突片7を係止溝6に上方から差し込む
とよい。
【0031】また、本実施例においては、図1に示すよ
うに、表示本体2の表示面2aの両側に沿って突縁部1
0、10が形成され、夫々の突縁部10の上端に係止用
隙間8が形成されている。より詳細には、図3(a) また
は(b) に示すように、夫々の突縁部10の上端内側に係
止用隙間8が係止辺8aに至るまで縦方向に所定長さで
形成され、両側の突縁部10、10において、外方から
夫々の係止用隙間8が見えなくされている。
【0032】一方、両側の突縁部10、10間にて表示
面2aを覆う幅を有する保護カバー9が透視可能な合成
樹脂板、ガラス板等によって形成されている。なお、透
視可能とは無色透明のほかに、彩色を有するが透視可能
なものを含むものである。
【0033】この保護カバー9の両側上部には、図3
(a) に示すように、上記の表示本体2側の両側の係止用
隙間8に対応した差込片12が形成されている。なお、
図3(a) においては、理解を明瞭にするために、係止用
隙間8に挿着する保護カバー9の差込片12の位置関係
を少しずらしてある。
【0034】また、図2に示すように、この保護カバー
9の上部には表示本体2の表示面2aから突出する延長
片9aが形成され、この延長片9aを利用して文字等を
表示するようにしている。なお、この延長片9aは、保
護カバー9の下部を延長して形成することも可能であ
る。
【0035】また、同一の表示本体2に対して延長片9
aを様々にデザインした形状の保護カバー9を用いるこ
とができる。
【0036】さらに、保護カバー9の裏側の所定箇所に
枠状の印刷部13を施して、該保護カバー9を図2に示
すように表示本体2の表示面2aを覆うように装着した
とき、枠状の印刷部13が表示面2aの凹面3に嵌合さ
れたプレート4の境界部を覆い隠して美観を向上するこ
とが可能となる。また、その枠状の印刷部13の着色を
変化することによって、意匠上の変化を図ることができ
る。
【0037】上記の保護カバー9を用いて、表示本体2
の両側の各上端に形成された係止用隙間8、8の夫々に
保護カバー9の両側に突出形成された差込片12、12
を落とし込んで係止することにより、保護カバー9で表
示本体2の表示面2aを覆うことができ、これによって
表示面2aの汚れを防止し、また保護カバー9の表面が
汚れたときはそのまま保護カバー9の表面を洗浄する
か、保護カバー9を取り出してその表面を洗浄すること
によって、裏面の印刷部に剥れを生じることなく永年使
用が可能となる。
【0038】また、このように保護カバー9で表示面2
aを覆うと、同時に凹面3に嵌合されたプレート4を上
方から押えつけることができるため、経年使用によって
嵌合状態が緩くなったプレート4の抜け出しを防止する
ことが可能となる。
【0039】(実施例2)本実施例の価格表示器具1’
は、本発明における表示本体2の表示面2aに形成され
た凹面3と該凹面3に嵌合されるプレート4を設けた構
成を有するものである。
【0040】即ち、図6に示すように、表示本体2の表
示面2aに形成された所定形状を成す凹面3、3…の周
囲15における対向箇所に係止穴5と係止溝6とが形成
され、凹面3に着脱自在に嵌合する所定形状のプレート
4の周囲所定箇所に凹面3の夫々の係止穴5と係止溝6
とに係止する突片7、7を形成したことによって各突片
7、7を凹面3の係止穴5と係止溝6とに着脱自在に係
止した状態で該プレート4を凹面3に嵌合することがで
きる。
【0041】このような構成においては、図1の両側に
設けた係止用隙間8を設ける必要はなく、その他の構成
は実施例1と同様である。
【0042】(実施例3)本実施例の価格表示器具1”
は、本発明における表示本体2の表示面2aを覆う保護
カバー9を着脱自在に装着するようにしたものである。
【0043】即ち、図7に示すように、表示本体2の表
示面2aの両側に形成された係止用隙間8、8に表示面
2aを覆う透視可能な保護カバー9の両側に突出形成さ
れた差込片12、12を着脱自在に係止することによっ
て該保護カバー9で表示本体2の表示面2aを覆うこと
ができる。
【0044】このような構成においては、図1の表示本
体2の表示面2aに設けた凹面3或はプレート4を設け
る必要はなく、その他の構成は実施例1と同様であっ
て、表示内容の印刷は平面状の表示面2aに直接印刷等
によって施すことができる。
【0045】(実施例4)本実施例の価格表示具は、図
10に示すように、上記の表示本体2の背面にフック係
止具20を着脱自在に挿着し、該フック係止具20によ
って表示本体2を図14に示すように、台座21や商品
陳列台のガイドレール22に掛止するようにしたもので
ある。
【0046】図8において、フック係止具20は垂下し
た平面部20aの上部から後方に傾斜して垂下したフッ
ク片20bを有するもので、平面部20aの略中央には
係止孔23が形成されている。また、フック片20bの
内側に下部を前方に屈曲した挟持片20cが形成され、
この挟持片20cとフック片20bとの有する弾性によ
ってその間の隙間が拡縮する。
【0047】また、図8に示すように、表示本体2の背
面にフック係止具20の平面部20aの両端を落とし込
んで支承する左右の受部24、24が設けられ、さらに
左右の受部24、24間に突起25が形成されている。
【0048】この突起25は、図10または図11に示
すように、フック係止具20の平面部20aを左右の受
部24、24に落とし込んだとき、フック係止具20の
平面部20aに形成された係止孔23がこの突起25に
嵌合される位置関係を有するものである。
【0049】また、この突起25は上方に傾斜辺25a
を有し、フック係止具20の係止孔23が突起25の傾
斜辺25aに沿って滑り落ちた後、傾斜辺25aのない
突起25の下縁によって確実に係止される。
【0050】なお、上記の左右の受部24、24とその
間の突起25は、図8に示すように表示本体2に一体成
形によって形成するようにしてもよいし、図9に示すよ
うに、別体の平面板26に形成して、該平面板26を表
示本体2の背面に付着するようにしてもよい。
【0051】また、本実施例においては、表示本体2の
背面に、左右の受部24、24と突起25との組み合わ
せを縦方向に離間して2カ所設けたものを図示している
が、この左右の受部24、24と突起25との組み合わ
せを表示本体2の背面の広さに応じて一組だけ設けるよ
うにしてもよいし、縦方向に2カ所以上の箇所に設ける
ようにしてもよい。
【0052】さらに、本実施例においては、図14(a)
または(b) に示すように、フック係止具20の平面部2
0aをどの高さの受部24、24に掛止するかによって
フック係止具20の取り付け高さを調整することができ
る。即ち、このようなフック係止具20の取り付け高さ
の調整によって表示本体2の高さを設定することができ
る。
【0053】また、図12に示すように、フック係止具
20のフック片20bを挿入掛止する開口27を備えた
傾斜面28を有する台座21を形成し、図13に示すよ
うに、台座21の開口27にフック係止具20のフック
片20bを挿入掛止することにより表示本体2を傾斜状
に掲示することができる。この台座21にフック係止具
20を介して取り付けた表示本体2は台座21と一体的
に移動することができ、平面な設置箇所ならどこにでも
掲示可能である。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の価格表示
器具によれば、表示本体の表示面に凹面を形成し、この
凹面に印刷を施したプレートを着脱自在に嵌合する構成
としたことによって、表示本体を薄板状に形成すること
ができ、単一の表示本体に対してプレートを交換するこ
とによって表示内容に応じた表示を行うことができる。
【0055】しかも、プレートの両面を反転して凹面に
嵌合することが可能であり、プレートを交換することに
よって種々の表示内容に対応する場合でも、プレートの
使用個数が半減するものである。
【0056】従って、薄型であって単一の表示本体に産
地表示や価格表示等を多様に表示し、しかも商品ごとに
表示内容を変えることができる価格表示器具を得ること
が可能となる。
【0057】また、プレートの取付け方法はプレートの
両側の突片を凹面の係止穴と係止溝に差し込むだけの単
純な作業によるため、プレートの取付け及び交換作業を
楽に行うことができる。
【0058】さらに、本発明においては、表示本体の表
示面を覆う保護カバーを着脱自在に装着することができ
るため、表示面の印刷を保護し、表示面の印刷が剥れる
ことなく洗浄することができ、しかも保護カバーに対す
る印刷を裏面に行うことによって該保護カバーを表示本
体の表示面に装着したままで保護カバーの表面を洗浄す
ることが可能となる。
【0059】さらに、この保護カバーの外形、印刷の形
状或は印刷の彩色を変化させることによって、価格表示
器具全体の意匠上の変化をもたらすことができる。
【0060】また、上記のように表示本体の凹面に嵌合
されたプレートを表示本体に装着された保護カバーで押
えることができ、経年使用によってプレートが凹面から
抜け出し易くなった場合でも、この抜け出しを確実に防
止することができる。
【0061】さらに、保護カバーに施した印刷によって
表示本体の凹面に嵌合されたプレートの境界部を覆い隠
すことができ、好ましい外観を得ることができる。
【0062】また、本発明においては、上記の保護カバ
ーを用いない構成、即ち表示本体の表示面に形成された
凹面と該凹面に嵌合されるプレートを設けた構成によっ
て、上記のように、薄型であって単一の表示本体に産地
表示や価格表示等を多様に表示し、しかも商品ごとに表
示内容を変えることができる価格表示器具を得ることが
可能となる。
【0063】さらに、本発明においては、上記の表示面
に形成された凹面とプレートを用いない構成、即ち表示
本体の表示面を覆う保護カバーを着脱自在に装着する構
成としたことによって表示面の印刷を保護し、表示面の
印刷が剥れることなく洗浄することができ、しかも保護
カバーに対する印刷を裏面に行うことによって該保護カ
バーの表面をそのまま洗浄することが可能となり、また
は保護カバーの外形、印刷の形状或は印刷の彩色を変化
させることによって意匠上の変化をもたらすことができ
る価格表示器具を得ることが可能となる。
【0064】また、本発明において、表示本体の背面に
フック係止具を着脱自在に挿着し、該フック係止具によ
って表示本体を台座や商品陳列台のガイドレールに掛止
することによって、購買者が表示本体を容易に見える状
態に掲示することも可能である。
【0065】さらに、本発明において、表示本体の背面
に左右の受部と突起との組み合わせを縦方向に離間して
2箇所以上設けた場合、フック係止具をいずれの受部に
取り付けるかによって表示本体を掲示する際の高さ調節
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例1の価格表示器具の全体斜
視図であり、保護カバーを装着する前の状態を示すもの
である。
【図2】本発明による実施例1の価格表示器具の全体斜
視図であり、保護カバーを装着した状態を示すものであ
る。
【図3】(a) は図2のA−A線に沿う部分断面図であ
り、(b) は図2のB−B線に沿う部分断面図である。
【図4】本発明による実施例1の価格表示器具を示す図
であり、(a) は表示本体2の上方図、(b) は保護カバー
の正面図、(c) は表示本体2の正面図、(d)は表示本体
2の下方図である。
【図5】(a) は本発明による価格表示器具の上下の凹面
とプレートを示す部分正面図であり、(b) はプレートを
嵌合する前の断面図であり、(c) はプレートを嵌合した
状態を示す断面図である。
【図6】本発明による実施例2の価格表示器具において
一部のプレートを取りはずした状態を示す全体斜視図で
ある。
【図7】本発明による実施例3の価格表示器具において
保護カバーを装着する前の全体斜視図である。
【図8】本発明による実施例4の価格表示器具の表示本
体の背面にフック係止具を着脱自在に取り付けるように
した後方斜視図である。
【図9】本発明による実施例4の価格表示器具の表示本
体の背面にフック係止具を取り付ける左右の受部を別体
の平面部に形成した後方斜視図である。
【図10】本発明による実施例4の価格表示器具の表示
本体の背面にフック係止具を取り付けた状態を示す後方
斜視図である。
【図11】本発明による実施例4における図10のC−
C線斜視図である。
【図12】本発明による実施例4の価格表示器具の表示
本体の背面にフック係止具を取り付けた状態と台座とを
示す後方斜視図である。
【図13】本発明による実施例4の価格表示器具の表示
本体の背面に取り付けたフック係止具を台座に掛止した
状態を示す後方斜視図である。
【図14】(a) 、(b) は本発明による実施例4の価格表
示器具の表示本体の背面に取り付けたフック係止具を台
座に掛止した状態を示す概略側面図であり、(c) はフッ
ク係止具をガイドレールに掛止した状態を示す概略側面
図である。
【符号の説明】
1、1’、1”…価格表示器具 2…表示本体2 2a…表示面 3…凹面 3a…上縁 3b…下縁 4…プレート 5…係止穴 6…係止溝 7…突片 8…係止用隙間 8a…係止辺 9…保護カバー 9a…延長片 10…突縁部 12…差込片 13…印刷部 14…透視部 15…凹面の周囲 20…フック係止具 21…台座 22…ガイドレール 20a…平面部 20b…フック片 20c…挟持片 23…係止孔 24…受部 25…突起 26…平面板 27…開口 28…傾斜面

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示本体の表示面に形成された所定形状を
    成す凹面の周囲における対向箇所に係止穴と係止溝とが
    形成され、前記凹面に着脱自在に嵌合する所定形状のプ
    レートの周囲所定箇所に夫々の前記凹面の係止穴と係止
    溝とに係止する突片を形成したことによって各突片を前
    記凹面の係止穴と係止溝とに着脱自在に係止した状態で
    該プレートを前記凹面に嵌合することができ、且つ前記
    表示本体の表示面の両側に形成された係止用隙間に前記
    表示面を覆う透視可能な保護カバーの両側に突出形成さ
    れた差込片を着脱自在に挿着することによって該保護カ
    バーで前記表示本体の表示面を覆うようにしたことを特
    徴とする価格表示器具。
  2. 【請求項2】前記表示本体は薄板であることを特徴とす
    る請求項1記載の価格表示器具。
  3. 【請求項3】前記プレートの両面に印刷を施して該プレ
    ートを反転して前記表示本体の凹面に嵌合するようにし
    たことを特徴とする請求項1記載の価格表示器具。
  4. 【請求項4】前記表示本体の両側の各上端に形成された
    係止用隙間の夫々に前記保護カバーの両側に突出形成さ
    れた差込片を落とし込んで係止するようにしたことを特
    徴とする請求項1記載の価格表示器具。
  5. 【請求項5】前記保護カバーの裏面に所定の印刷を施し
    たことを特徴とする請求項1記載の価格表示器具。
  6. 【請求項6】表示本体の表示面に形成された所定形状を
    成す凹面の周囲における対向箇所に係止穴と係止溝とが
    形成され、前記凹面に着脱自在に嵌合する所定形状のプ
    レートの周囲所定箇所に前記凹面の夫々の係止穴と係止
    溝とに係止する突片を形成したことによって各突片を前
    記凹面の係止穴と係止溝とに着脱自在に係止した状態で
    該プレートを前記凹面に嵌合することを特徴とする価格
    表示器具。
  7. 【請求項7】表示本体の表示面の両側に形成された係止
    用隙間に前記表示面を覆う透視可能な保護カバーの両側
    に突出形成された差込片を着脱自在に係止することによ
    って該保護カバーで前記表示本体の表示面を覆うように
    したことを特徴とする価格表示器具。
  8. 【請求項8】前記表示本体の背面に着脱自在に取り付け
    られるフック係止具が平面部と該平面部の上部から後方
    に垂下したフック片とから構成され、前記表示本体の背
    面に前記フック係止具の平面部の両端を落とし込んで支
    承する左右の受部が設けられると共に、前記フック係止
    具の平面部に設けられた係止孔が前記表示本体の左右の
    受部間に形成された突起に係止されることを特徴とする
    請求項1記載の価格表示器。
  9. 【請求項9】前記突起は上方に傾斜辺を有することを特
    徴とする請求項8記載の価格表示器。
  10. 【請求項10】前記表示本体の背面に前記左右の受部と
    突起との組み合わせを縦方向に離間して1箇所または2
    箇所以上に設けたことを特徴とする請求項8記載の価格
    表示器。
  11. 【請求項11】前記フック係止具のフック片を挿入掛止
    する開口を備えた傾斜面を有する台座を形成し、該台座
    の前記開口に前記フック係止具のフック片を挿入掛止す
    ることにより前記表示本体を掲示するようにしたことを
    特徴とする請求項8記載の価格表示器。
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