JPH0791304B2 - セフェムプロドラッグエステルの新規製造法 - Google Patents

セフェムプロドラッグエステルの新規製造法

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JPH0791304B2
JPH0791304B2 JP1215140A JP21514089A JPH0791304B2 JP H0791304 B2 JPH0791304 B2 JP H0791304B2 JP 1215140 A JP1215140 A JP 1215140A JP 21514089 A JP21514089 A JP 21514089A JP H0791304 B2 JPH0791304 B2 JP H0791304B2
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • C07D501/14Compounds having a nitrogen atom directly attached in position 7
    • C07D501/16Compounds having a nitrogen atom directly attached in position 7 with a double bond between positions 2 and 3
    • C07D501/207-Acylaminocephalosporanic or substituted 7-acylaminocephalosporanic acids in which the acyl radicals are derived from carboxylic acids
    • C07D501/227-Acylaminocephalosporanic or substituted 7-acylaminocephalosporanic acids in which the acyl radicals are derived from carboxylic acids with radicals containing only hydrogen and carbon atoms, attached in position 3
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は7位に追加の複素環をもつセフエム化合物の合
成に関する。
〔発明の背景と従来の技術〕
米国特許第4,708,955号(発明者飯村ら;1987年11月24日
特許)は下記の式Iに示す型のエステルの製造に関す
る。
〔R2はHであり、R3はメチルであり、そしてR4は生理学
的に加水分解しうるエステル基である。〕 本発明はR2がHであり、R3がHまたはCH3であり、そし
てR4が生理学的に加水分解しうるエステル基である式I
のエステルの改良製造法に関する。上記米国特許第4,70
8,955号の明細書全体を引用によつてここにくみ入れ
る。R2およびR3がHである式Iのエステルの製造は特開
昭59−116291号(昭和59年7月15日公開)に記載されて
いる。
米国特許第4,708,955号および特開昭59−116291号の方
法はR2およびR4がHである式Iの酸の合成、および所望
の生理学的に加水分解しうるエステル基R4によるそのエ
ステル化を包含する。この方法は商業的規模の開発には
適してしない。クロマトグラフによる精製が必要であり
且つ収率が低いからである。
本発明者は上記のエステル化法における低収率と精製の
困難性の1つの理由はオキシイミノ−O−置換副生物す
なわちR2がアシル置換基である副生物の形成であること
を発見した。かくて、オキシイミノ−O−保護中間体の
エステル化を思いつき、そして好適な中間体が利用しう
るか否かを確かめるために従来技術の試験を行なつた。
上記米国特許第4,708,955号は式IVのN,O−ジ保護中間体
を提供している。
〔R1は1−プロペニルであり、R2およびR5はそれぞれO
−およびN−保護基たとえばトリチル基であり、R4は保
護エステル基である。〕 本発明者の更なる発見はR5(トリチル基)の除去は容易
でなく、そして式IVの中間体を介する式Iの前駆薬剤エ
ステルの合成における貧弱な全収率には別の理由がある
という発見である。所望のR4(生理学的に加水分解しう
るエステル基)の存在下でのその選択的除去はそれ故こ
の場合には容易であるとは考えられなかつたが、R4エス
テル基の存在下でのR2およびR5(式IV)保護基の選択的
除去を含む類似の方法が報告された。そのようなことは
R1がメチルであり、R2およびR5がトリチルであり、そし
てR4がピバロイルオキシメチルである式IVの化合物に関
して特開昭56−8391号(昭和56年1月28日公開)に示さ
れており、R1が−SCH3または−SC2H5でありR2およびR3
がトリチルであり、そしてR4がピバロイルオキシメチル
または1−エトキシカーボニルオキシエチルである式IV
の化合物に関して特開昭59−65095号(昭和59年4月13
日公開)に示されている。
R2およびR3がHであり、R4が生理学的に加水分解しうる
エステル基である式Iのエステルを製造するのに使用す
る別の方法は、2−オキシイミノ−4−ブロモアセトア
ミドセフアロスポリン誘導体を製造し、そしてこれを次
の反応式によりチオ尿素と反応させることによつてアミ
ノチアゾールに転化することを包含する。
上記の反応式は特開昭59−89689号(昭和59年5月23日
公開)に記載されている。
R1がアセトキシメチル基であり、R2,R4およびR5が保護
基である式IVのセフアロスポリンエステルを段階的な加
水分解により脱保護してO−保護酸(R4およびR5がHで
あり、R2がトリチルであり、R1がアセトキシメチルであ
る式IVの化合物)を得ることは米国特許第4,196,205号
(1981年4月1日特許)に記載されている。該米国特許
の第45欄25〜33行参照。然し、前駆薬剤エステルは該米
国特許の主題ではなく、上記の酸をエステル化する試み
は記載されていない。
R3がメチルである式IIの3−置換−セフ−3−エム−4
−カルボン酸の7−アミノ基をR2がメチルでありAEがベ
ンゾチアゾール−1−イルである式IIIの化合物によつ
てアシル化することは米国特許第4,714,760号(発明者
ブランデイジエら;1987年12月22日特許;第9欄4行)
に記載されている。このR2(メチル)基は当業技術にお
いて保護基とはみなされていない。それは容易に導入さ
れる基ではなく容易に除去される基でもないからであ
る。
R2が容易に除去しうる保護基である式IIIのアシル化活
性エステルをセフアロスポリン抗生物質の合成に使用す
る実例は従来技術には存在しない。
ブカートらはTetrahedron 34,2233(1978)に、エチル
2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヒドロ
キシイミノアセテートと1モル割合のトリチルクロライ
ドとのトリエチルアミン存在下での反応が選択的にN−
トリチル生成物を生ずることを報告した。2モル割合の
トリチルクロイドはN,O−ジトリチル生成物を生ずる。
〔発明の詳細な記述〕
本発明は式I: (式中、R2は水素であり、R3は水素またはメチルであ
り、R4は生理学的に加水分解しうるエステル基である)
で表される生理学的に加水分解しうるエステルを製造す
る方法であり、式II: (R3は式Iで定義した通りである)で表される7−アミ
ノセファロスポリン中間体を式III: (式中、R2はセファロスポリン化合物の合成に常用され
る型のO−保護基であり、AEはカルボキシアシル基によ
るアミノ化合物のアシル化を促進するために有機合成に
おいて常用される型のアシル化活性エステル基である)
で表されるO−保護活性エステルによりN−アシル化す
ることからなる方法を提供する。
本発明はR2が水素であり、R3が水素またはメチルであ
り、そしてR4が生理学的に加水分解しうるエステル基で
ある式Iのエステルの合成法を提供するものであり、そ
の方法はR2がセフアロスポリン化合物の合成に常用され
る型のO−保護基である式Iの中間体のエステル化およ
びその後の常法による該O−保護基の除去から成る。こ
れはR2およびR4が水素である式Iの酸自体をエステル化
するか、または式IVのN−O−ジ保護中間体を使用する
従来技術の方法とは判然と区別されるべきである。
生理学的に加水分解しうるエステルは摂取または注射後
に加水分解して最も活性な形体であるカルボン酸形体の
抗生物質を与えるエステルである。これらのエステルは
経口投与するのが好ましい。消化酵素の影響下で加水分
解が迅速に起るからである。非経口投与はエステルの加
水分解が血液の流れまたは他の体組織の中で起る場合に
適当である。好適なエステルはピバロイルオキシメチ
ル、1−ヒバロイルオキシエチル、3−フタリジル、p
−グリシルオキシベンゾイルオキシメチル、および後述
の実施例に記載の他のエステルである。
本発明の完成の障害は、R2がセフアロスポリン化合物の
合成に常用される型のO−保護基でありAEがカルボキシ
アシル基によるアミノ化合物のアシル化を促進するため
に有機合成に常用される型のアシル化活性エステル基で
ある上記の式IIIのモノ−O−保護アシル化剤について
従来技術に記述が欠けることであつた。式IIIのこれら
の中間体は式IIの中間体と反応してR2がO−保護基であ
りR4が水素である式Iの中間体を生成する。
本発明者はエチル2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ヒドロキシイミノアセテートのヒドロキシイ
ミノ基の選択的な保護エステル化は等モル量のトリフエ
ニルメチルクロライドとエチル2−(2−アミノチアゾ
ール−4−イル)−2−ヒドロキシイミノアセテートと
の反応に塩基として水素化ナトリウムを使用するときに
起るということを発見した。これは選択的なN−置換が
等モル量のこれらの試剤をトリエチルアミンの存在下で
反応させるときに起るとする上記Boucortらの教示に反
している。
トリチル基の他に他のR2基(O−保護基)を使用するこ
ともできる。セフアロスポリン化合物の合成に常用され
る基が意図される。このような基は容易に入手しうる試
剤によつて導入される且つ温和な又は室温の条件下での
簡単な反応によつて、たとえば加水分解または加水素分
解によつて所望の場合に容易に除去しうる基である。好
適なO−保護剤の例はトリチルの他に、(p−アニシ
ル)−ジフエニルメチル、メトキシメチル、2−メトキ
シエトキシメチル、1−メトキシ−1−メチルエチル、
第3級ブチルジメチルシリルなどである。
R2がセフアロスポリン化合物の合成に常用される型のO
−保護基である式Vの酸およびその低級アルキルおよび
アシル化活性エステル類は新規化合物であり、本発明の
一部と考えられる。
式Vの酸の低級アルキル基は1〜4個の炭素原子をも
つ。アシル化活性エステルはアミノ化合物のアシル化剤
の性質を生成エステルの生成に適合させる動き易いエス
テル基を含むエステルである。このようなエステルは有
機合成において周知であり、1−ヒドロキシベンゾトリ
アゾールのエステル、その環置換誘導体、1−ヒドロキ
シサクシニミドおよびその誘導体、たとえばビシクロ
〔2−2−1〕ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボン酸
1−ヒドロキシイミド、p−ジニトロフエニル、2,4−
ジニトロフエニルなどが包含される。アシル化活性エス
テルはAEなる符号で呼ぶ。
R3がHまたはCH3である式IIの7−アミノ−3−置換セ
フ−3−エム−4−カルボン酸の式IIIの活性エステル
によるアシル化は周知の方法で行なわれて、R2が上記の
型のO−保護基であり、R3がHまたはCH3であり、R4
Hである式Iのモノ−O−保護セフアロスポリンを与え
る。式IIの試剤の7−アミノ基を通常のシリル化剤たと
えばトリメチルシリルクロライド、トリメチルシリルブ
ロマイド、ビス−トリメチルシリルアセトアミドなどで
処理することによつてまずシリル化するのが好ましい。
これを達成するために、式IIの試剤を適当な非プロトン
溶媒たとえばメチレンクロライドまたはテトラヒドロフ
ランに溶解させ、シリル化剤で処理し、次いで式IIIの
活性エステルをこれに加える。シリル化相は酸スカベン
ジヤーとしてのトリエチルアミンの存在下で行なわれ
る。シリル化は約10℃の温度で行なわれ、アシル化は活
性エステルによつて室温で行なわれる。好ましい溶媒は
テトラヒドロフランであり、好ましいシリル化剤はトリ
メチルシリルクロライドである。これらの条件は96%の
純度をもつ所望生成物の定量的収率を与える。
エステル化も通常の方法で行なうことができる。たとえ
ば、1−アセトキシエチルブロマイドは炭酸カリウムの
存在下に溶媒としてのジメチルホルムアミド中で所望の
1−アセトキシエチルエステルを80%の純度で90%の収
率で与える。
O−トリチル基の除去による脱保護は好ましくは90%ギ
酸または90%酢酸を使用する加水分解によつて行なわれ
る。トリフルオロ酢酸を使用することもできる。
本発明の方法は良好な収率および中間体または最終生成
物のクロマトグラフ精製を無くす点において米国特許第
4,708,955号および特開昭59−116291号によつて代表さ
れるような従来技術よりもすぐれた利点をもつ。次の表
は後述の実施例に示すような本発明による種々の前駆薬
剤エステルの収率の情報を同じ化合物の製造に利用され
る米国特許第4,708,955号の方法による収率との比較に
おいて示すものである。
〔実施例〕 以下の実施例に使用する略号の意味は次のとおりであ
る。
THF テトラヒドロフラン teityl トリフエニルメチル HOBT 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール DCC ジシクロヘキシカルボジイミド EtOAc エチルアセテート DMSO ジメチルスルホキシド 1/34 7−アミノ−3−〔(Z)−1−プロペニ
ル〕−3−セフエム−4−カルボン酸 DMF ジメチルホルムアミド BuOAc n−ブチルアセテート HPLC 高性能液体クロマトグラフ TEA トリエチルアミン TMSCl トリメチルシリルクロライド MeOH メタノール TLC 薄層クロマトグラフ MIBK メチルイソブチルケトン MEK メチルエチルケトン BSA ビス−トリメチルシリルアセトアミド 以下に記載する具体例は実施例1〜実施例6において本
発明の化合物の製造に用いる中間体の製造方法を示し、
実施例7〜実施例23において本発明の化合物の製造方法
を示す。
実施例1 エチル(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−トリチルオキシイミノアセテート 水素化ナトリウム(鉱油中60%分散液、13.2g,0.33モ
ル)を少しづつ、乾燥THF(1)中のエチル2−(2
−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイミ
ノアセテート(64.5g,0.3モル)の冷混合物に激しく攪
拌しながら加え、この混合物を室温で0.5時間攪拌し
た。この混合物に乾燥THF(0.2l)中のトリチルクロラ
イド(92.0g,0.33モル)溶液を冷却および攪拌しながら
加えた。この混合物を室温で2時間攪拌し、減圧下で蒸
発させた。残渣にクロロホルム(1)を加え、この混
合物を水で洗つた。不溶物を過し、液の有機層を分
離した。不溶物を再びクロロホルム(300ml)とメタノ
ール(50ml)との混合物で10分間音波振動を行ないその
後に過することによつて抽出した。この抽出物を分離
した有機層と一緒にして減圧下で蒸発させた。残渣をト
ルエン(0.3l)を用いてすりつぶして生成物を無色プリ
ズムとして結晶化させ、これを過によつて集め、小量
のトルエンで洗い、真空乾燥した。液を蒸発させ、ト
ルエンで処理して19.2gの第2の収獲物をえた。合計収
量110.4g(80%)。融点181〜183℃。
IRνmax(KBr)cm-13450,1735,1620。1 HNMR(60MHz,CDCl3)δ1.30(3H,t,J=7Hz,CH3)、4.3
7(2H,q,J=7Hz,CH2)、5.93(2H,s,NH2)、6.42(1H,
s,チアゾール−H)、7.3(15H,s,フエニル)。
分析C26H23N3O3S0.6(CHCl3): 計算値:C60.38,H4.50,N7.94,S6.06。
実測値:C60.68,H4.38,N7.95,S6.10。
実施例2 (Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−トリチルオキシイミノ酢酸 実施例1で製したエステル(107.4g,0.234モル)と水酸
化ナトリウム(28.1g,0.7モル)との50%水性ジオキサ
ン(0.8l)中の混合物を還流下に1.5時間加熱した。冷
却後に、この混合物をエチルアセテート(1)と混合
し、濃塩酸(58ml)でpH4に酸性化し、振盪した。有機
層を分離し、水(1)で洗つた。水性層を捨て、有機
層を再び水(3l)で洗つた。洗浄中、生成物が無色プリ
ズムとして結晶化したのでこれを過によつて集めた。
生成物を水(0.2l)およびエチルアセテート(0.2l)で
順次に洗い、5酸化リン上で真空乾燥した。収量80.2g
(80%)、融点179〜182℃。
IRνmax(KBr)cm-13450,1710,1610,1535。1 HNMR(60MHz,DMSO−d6)δ6.80(1H,s,チアゾール−
H)、8.30(15H,s,フエニル−H)。
分析C24H19N3O3S・3/4H2O: 計算値:C65.07,H4.66,N9.49,S7.24。
実測値:C64.99,H4.60,N9.22,S7.06。
実施例3 ベンゾトリアゾール−1−イル2−((Z)−2−アミ
ノチアゾール−4−イル)−2−トリチルオキシイミノ
アセテート 実施例2によつて製造した2−(2−アミノチアゾール
−4−イル)−2−トリチルオキシイミノ酢酸(143.6
g,0.33モル)と1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HO
BT)−水和物(55.5g,0.36モル)とのテトラヒドロフラ
ン(3.2l)中の攪拌溶液にジシクロヘキシルカルボジイ
ミド(DCC)(74.8g,0.36モル)を加えた。この混合物
を室温で1時間攪拌し、過した。液を約500mlの容
量に濃縮し、イソプロピルエーテル(600ml)をこの濃
縮物に加えて生成物を結晶固体として沈殿させ、この沈
殿を過によつて集めてイソプロピルエーテルで洗い、
乾燥して表記化合物184.1g(100%)を得た。融点186〜
190℃。
IRνmax(KBr)cm-11815,1620,1540。1 HNMR(60MHz,DMSO−d6)δ7.0−8.5(芳香族,19H)。
実施例4 エチル(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(p−アニシル)ジフエニルメトキシイミノ
アセテート 乾燥THF(33ml)中のエチル(Z)−2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイミノアセテ
ート(2.15g,10ミリモル)の冷却懸濁液にNaH(60%,45
0mg,11.3ミリモル)を加え、この混合物を室温で40分間
攪拌した。この混合物を氷浴中で冷却し、懸濁液にTHF
(7ml)中の(p−アニシル)ジフエニルメチルクロラ
イド(3.40g,11.0ミリモル)を加えた。この混合物を室
温で1時間攪拌し、蒸発させた。残渣に水(10ml)を加
え、この混合物をEtOAc(20ml)で抽出た。抽出物を減
圧下で蒸発させ、残渣をトルエンにとかした。不溶物を
過して除き、液を減圧下で蒸発させた。エーテル−
n−ヘキサン−EtOAcからの残渣の結晶化により3.44g
(71%)の表記化合物をえた。融点188〜191℃。
IRνmax(KBr)cm-13440,3100,1740,1620。1 HNMR(CDCl3)δ1.25(3H,t,J=8Hz,CH3)、3.75(3H,
s,OCH3)、4.35(2H,q,J=8Hz,CH2)、5.93(2H,s,N
H2)、6.42(1H,s,チアゾール−H)、6.75(2H,d,J=1
0Hz,フエニル)、7.20(2H,d,J=10Hz,フエニル)、7.2
5(10H,s,フエニル)。
分析C27H25N3O4S: 計算値:C66.51,H5.17,N8.62,S6.58。
実測値:C66.84,H5.33,N8.48,S6.51。
実施例5 (Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(p−アニシル)ジフエニルメトキシイミノ酢酸 実施例4で製造したエステル(3.20g,6.56ミリモル)と
NaOH(788mg,19.7ミリモル)とのジオキサン/水(1:1,
23ml)中の混合物を環流下で40分間加熱した。冷却後、
EtOAc(30ml)を加え、この混合物を希HClでpH4に酸性
化した。この混合物を水(30ml×3)で洗つた。この洗
浄中に、所望の生成物が有機層中に沈殿した。生成物を
過によつて集めて乾燥した。収量1.80g(60%)、融
点164℃(徐々に分解)。
IRνmax(KBr)cm-13400,3280,1670,1610,1510。1 HNMR(DMSO)δ3.70(3H,s,OCH3)、6.65(1H,s,チア
ゾール−H)、6.83(2H,d,J=9Hz,フエニル)、7.05−
7.30(12H,フエニル)。
実施例6 ベンゾトリアゾール−1−イル(Z)−2−(2−アミ
ノチアゾール−4−イル)−2−(p−アニシル)ジフ
エニルメトキシイミノアセテート 実施例5で製造した酸(1.67g,3.63ミリモル)とHOBT−
水和物(612mg,4.00ミリモル)とのTHF(37ml)中の混
合物にDCC(824mg,4.00ミリモル)を加え、この混合物
を室温で1時間攪拌してから過した。液を濃縮し、
残渣をイソプロピルエーテルと共にすりつぶして1.50g
(71%)の所望の生成物を無定形粉末としてえた。融点
167〜169℃。
IRνmax(KBr)cm-13460,3070,1820,1620,1540。1 HNMR(CDCl3+CMSO)δ3.80(3H,s,OMe)、6.80(1H,
s,チアゾール−H)、6.82(2H,d,J=10Hz,フエニ
ル)、7.03(2H,s,NH2)、7.2−7.5(16H,フエニル)。
実施例7 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−トリチルオキシイミノアセトアミド〕−3−
〔(Z)−1−プロペニル〕−3−セフエム−4−カル
ボン酸 乾燥THF(960ml)中の7−アミノ−3−〔(Z)−1−
プロペニル〕−3−セフエム−4−カルボン酸(1/34)
(48.1g,200ミリモル)にトリエチルアミン(44.6g,441
ミリモル)を加えた。トリメチルシリルクロライド(5
4.6g,503ミリモル)を上記の冷混合物に5分間かけて滴
下状に加えた。この混合物を室温で30分間攪拌してから
約10℃に再び冷却した。この混合物にDMF(400ml)中の
ベンゾトリアゾール−1−イル2−〔(Z)−2−アミ
ノチアゾール−4−イル〕−2−トリチルオキシイミノ
アセテート〔実施例3の生成物〕(109.5g,200ミリモ
ル)の溶液を2分間かけて加えた。この混合物を室温で
一夜攪拌してから減圧下で濃縮してTHFの大部分を除去
した。この濃縮物を氷水(5l)中に激しく攪拌しながら
入れて所望の生成物を分離させ、これを過によつて集
めて2lの水で洗い、真空乾燥した。収量131g(100
%)、純度96%。
IRνmax(KBr)cm-11782,1684,1617。
UVλmax(EtOH)nm(ε)290(14700)。1 HNMR(80MHz,BMSO−d6)δ1.75(3H,dd,J=1&7Hz,CH
−CH 3)、3.55(2H,ABq,2−H)、5.13(1H,d,J=5Hz,6
−H)、5.72(1H,dd,J=5&9Hz,7−H)、6.60(1H,
s,チアゾール)、7.0−7.5(15H,brs,Ph)。
実施例8 1−アセトキシエチル7−〔(Z)−2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)−2−トリチルオキシイミノア
セトアミド〕−3−〔(Z)−1−プロペニル〕−3−
セフエム−4−カルボキシレート 実施例7の生成物(34.4g,52.8ミリモル)と粉砕K2CO3
(7.24g,52.8ミリモル)との乾燥DMF(344ml)中の冷溶
液に1−アセトキシエチルブロマイド(17.64g,105.6ミ
リモル)をアルゴン雰囲気中0℃で加え、この混合物を
約5℃で65分間攪拌した。この反応混合物を氷水(1720
ml)に攪拌しながら入れ、NaHCO3溶液でpH7に調節し、3
0分間攪拌した。生成する沈殿を集め、水(100ml)で洗
い、乾燥して37.61gの所望生成物(収率97%,純度80
%)を無定形粉末としてえた。
IRνmax(KBr)cm-11780,1760,1680。
UVλmax(EtOH)nm(ε)289(13600)。1 HNMR(80MHz,CDCl3)δ1.52(3H,d,J=6Hz,CH−C
H 3)、1.63(3H,d,J=7Hz,=CH−CH 3)、2.05(3H,s,CO
CH 3)、3.28(2H,ABq,2−H)、5.05(1H,d,J=5Hz,6−
H)、6.61(1H,s,チアゾール)、7.0−7.5(15H,brs,
芳香族)。
この無定形生成物の5gをシリカゲル(キーゼルゲル60,1
00g)のカラムでクロマトグラフ処理した。このカラム
をCH2Cl2で次に1%MeOH含有CH2Cl2で溶離した。生成物
を含む留分を蒸発させて2.23gの生成物を再び無定形粉
末としてえた。このものをベンゼン/シクロヘキサンか
ら再結晶させて1.60g(32%)の結晶生成物をえた。融
点136〜138℃。
分析C38H35N5O7S2・1/2H2O: 計算値:C61.11,H4.86,N9.38,S8.59。
実測値:C60.96,H4.73,N9.37,S8.46。
実施例9 1−アセトキシエチル7−〔(Z)−2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイミノアセト
アミド〕−3−〔(Z)−1−プロペニル〕−3−セフ
エム−4−カルボキシレート 実施例8の無定形生成物(1.0g)を90%ギ酸(3ml)中
で25℃において50分間攪拌した。反応混合物を過し、
液を氷水(40ml)に入れ、その混合物を50%NaOH水溶
液でpH4に調節した。EtOAc(40ml)を混合なしに加えて
2相系を与え、水層を激しく攪拌しながらNaHCO3水溶液
でpH6に調節した。有機層を分離し、水で洗い、MgSO4
で乾燥した。木炭(100mg)を加え、混合物を過し、
液を減圧下に蒸発させた、残渣(Z/E=8/1)をBuOAc
(3ml)で希釈し、4mlに濃縮して接種した。この溶液か
ら344mg(51%収率)の表記化合物(Z−プロペニル/E
−プロペニル=16/1)をえた。融点146℃(分解)。
IRνmax(KBr)cm-11780,1760,1630。
UVλmax(EtOH)nm(ε)222(18900),286(12100)。
分析C19H21N5O7S2・1/2(BuOAc): 計算値:C47.73,H4.92,N12.65,S11.58。
実測値:C47.73,H4.82,N12.81,S11.66。
結晶BMY−28271のHPLCおよび1HNMR(400MHz)はそれが
1−アセトキシエチルエステル基に関してRおよびSジ
アセテレオ異性体の1:1混合物であることを示した。1 HNMR(400MHz,DMSO−d6)δ1.43(1.5H,d,J=5.5Hz,CH
Me)、1.44(1.5H,d,J=5.5Hz,CHMe)、1.59(1.5H,dd,
J=1.8&7.0Hz,CH=CHMe)、1.60(1.5H,dd,J=1.8&7.
3Hz,CH=CHMe)、2.05(1.5H,s,OAc)、2.07(1.5H,s,O
Ac)、3.52(0.5H,d,J=18Hz,2−H)、3.54(0.5H,d,J
=18Hz,2−H)、3.59(0.5H,d,J=18Hz,2−H)、3.61
(0.5H,d,J=18Hz,2−H)、5.22(0.5H,d,J=4.8Hz,6
−H)、5.24(0.5H,d,J=4.8Hz,6−H)、5.62−5.74
(1H,m,CH=CMe)、5.80(0.5H,dd,J=4.8&8.0Hz,7
−H)、5.83(0.5H,dd,J=4.8&8.0Hz,7−H)、6.07
(0.5H,dd,J=1.08&1.8Hz,C=CHMe)、6.09(0.5H,d
d,J=10.8&1.8Hz,C=CHMe)、6.65(0.5H,s,チアゾ
ール−H)、6.66(0.5H,s,チアゾール−H)、6.83
(0.5H,q,J=5.5Hz,CMe)、6.93(0.5H,q,J=5.5Hz,C
Me)、7.11(2H,s,NH2)、9.45(0.5H,d,J=8Hz,7−C
ONH)、9.47(0.5H,d,J=9Hz,7−CONH)、11.291(0.5
H,s,NOH)、11.293(0.5H,s,NOH)。
実施例10 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(p−アニシル)ジフエニルメトキシイミノ
アセトアミド〕−3−〔(Z)−1−プロペニル〕−3
−セフエム−4−カルボン酸 1/34(481mg,2.0ミルモル)とTEA(446mg,4.4ミリモ
ル)とのTHF(12ml)中の冷却混合物に、アルゴン雰囲
気下TMSCl(556mg,5.1ミリモル)を加え、この混合物を
室温で30分間攪拌した。この混合物を氷浴中で冷却し、
実施例6で製造した活性HOBTエステル(1.15g,2.0ミリ
モル)のDMF(4ml)中の溶液を加えた。この混合物を室
温で一夜攪拌し、減圧下で濃縮した。この残渣を氷水中
に入れ、沈殿を過によつて集めて1.30g(65%)の表
記化合物6を無定形粉末としてえた。推定純度89%
(HPLCによる)。融点155℃(徐々に分解)。
IRνmax(KBr)cm-11780,1680,1630,1580。
1HNMR(CDCl3)δ1.70(3H,dd,J=6&1Hz,CH3)、3.35
(2H,brs.,2−H)、3.75(3H,s,OCH3)、5.10(1H,d,J
=5Hz,6−H)、5.5−6.0(2H,m,7−H&3−CH=C
H 3)、6.25(1H,dd,J=12&1Hz,3−CH=)、6.68(1H,
s,チアゾール−H)、6.30(2H,d,J=9Hz,フエニル)、
7.2−7.4(12H,s,フエニル)、7.95(1H,d,J=10Hz,N
H)。
実施例11 1−アセトキシエチル7〔(Z)−2−(2−アミノチ
アゾール−4−イル)−2−(p−アニシル)ジフエニ
ルメトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−1−
プロペニル〕−3−セフエム−4−カルボキシレート 実施例10の生成物(1.28g,1.9ミリモル)の乾燥DMF(11
ml)中の冷(5℃)混合物に、アルゴン雰囲気下K2CO3
(259mg,1.9ミリモル)および1−アセトキシエチルブ
ロマイド(684mg,4.1ミリモル)を加えた。この混合物
を5℃で60分間攪拌し、氷水(80ml)中に入れ、NaHCO3
水溶液の添加によつてpHをpH7に調節した。生成物を
過によつて集め、シリカゲル(25g)のカラム上でクロ
マトグラフ処理した。このカラムをn−ヘキサン−EtOA
cで溶離して、所望の生成物を含む留分を減圧下で蒸発
させ、895mg(62%)の所望生成物をえた。融点127〜13
2℃。
IRνmax(KBr)cm-11790,1770,1540,1510。
UVλmax(EtOH)nm(ε)286(15,000)。1 HNMR(CDCl3)δ1.53(1.5H,d,J=5.5Hz,CHCH 3)、1.5
5(1.5H,d J=5.5Hz,CHCH 3)、1.65(1.5H,dd,J=1.8&
4.8Hz,=CHCH 3)、1.67(1.5H,dd,J=1.8&4.4Hz,=CHC
H 3)、2.09(1.5H,s,OAc)、2.10(1.5H,s,OAc)、3.22
(0.5H,d,J=18.0Hz,2−H)、3.25(0.5H,d,J=18.0H
z,2−H)、3.31(0.5H,d,J=18.7Hz,2−H)、3.40
(0.5H,d,J=18.7Hz,2−H)、3.77(1.5H,s,OMe)、3.
78(1.5H,s,OMe)、5.07(0.5H,d,J=5.1Hz,6−H)、
5.09(0.5H,d,J=5.1Hz,6−H)、5.70−5.79(1H,m,CH
=CMe)、5.89(0.5H,dd,J=5.1&8.4Hz,7−H)、
5.93(0.5H,dd,J=5.1&8.4Hz,7−H)、6.17(0.5H,d
d,J=12&1.5Hz,3−C)、6.18(.05H,dd,J=12&1.5
Hz,3−C=)、6.47(0.5H,d,J=8.4Hz,CONH)、6.53
(0.5H,d,J=8.4Hz,CONH)、6.66(0.5H,s,チアゾール
−H)、6.67(0.5H,s,チアゾール−H)、6.83(2H,d,
J=9.6Hz,フエニル)、6.97(0.5H,q,J=5.5Hz,CHC
H3)、7.04(0.5H,q,J=5.5Hz,CHCH3)、7.21(2H,dd,J
=1.8&9.6Hz,フエニル)、7.31(5H,s,フエニル)、7.
32(5H,s,フエニル)。
分析C39H37N5O8S2・1/5C6H12: 計算値:C61.53,H5.06,N8.93,S8.17。
実測値:C61.99,H5.04,N8.70,S7.71。
実施例12 1−アセトキシエチル7−〔(Z)−2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイミノアセト
アミド〕−3−〔(Z)−1−プロペニル〕−3−セフ
エム−4−カルボキシレート 実施例11の生成物(300mg)と90%酢酸(6ml)との混合
物を25℃で1時間攪拌した。この混合物を氷浴中で冷却
し、攪拌しながら50%NaHCO3水溶液でpH4に調節した。
有機層を分離し、水で洗つてから乾燥した。蒸発後に残
渣をMeOH/CHCl3(1:4,1.2ml)にとかした。BuOAc(1.1m
l)を加え、この溶液を約1.2mlに濃縮した。この濃縮物
を接種し、冷凍器中に放置して82mg(42%)の結晶生成
物(Z/E=15/1)をえた。
実施例13 1−シクロヘキシルオキシカーボニルオキシエチル7−
〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−トリチルオキシイミノアセトアミド〕−3−
〔(Z)−1−プロペニル〕−3−セフエム−4−カル
ボキシレート 実施例7の生成物(35g,53.7ミリモル)と18−クラウン
−6(4.0g,15ミリモル)と粉砕K2CO3(9.45g,6.84ミリ
モル)との乾燥DMF(330ml)中の混合物に、シクロヘキ
シル1−ヨードエチルカーボネート(41g,138ミリモ
ル)をアルゴン雰囲気下0℃で滴下状に加え、この混合
物を2〜4℃で1時間攪拌した。この混合物をエチルア
セテート(1.5l)で希釈し、水でよく洗つた。有機層を
分離し乾燥して減圧下で蒸発させた。残渣をシリカゲル
(400g)のカラム上でクロマトグラフ処理し、このカラ
ムをn−ヘキサン/ジクロロメタン(2:1〜0.1)で溶離
した。所望の生成物を含む留分を集めて減圧下で蒸発さ
せ、27.3g(62%)の生成物を無定形粉末としてえた。
IRνmax(nuj)cm-11785,1750,1670,1620。1 HNMR(80MHz,CDCl3)δ1.0−2.0(16H,m,シクロヘキシ
ル,2個のメチル)、3.3(2H,2−H)、5.05(1H,d,J=5
Hz,6−H)、5.5−6.0(4H,m,ビニル−H,7−H,NH2)、
6.15(1H,d,J=12Hz,ビニル−H)、6.62(1H,s,チアゾ
ール−H)、7.5(15H,m,フエニル)。
実施例14 1−シクロヘキシルオキシカーボニルオキシエチル7−
〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−ヒドロキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−
1−プロペニル〕−3−セフエム−4−カルボキシレー
ト 実施例13の生成物(62.7g,0.076モル)と90%ギ酸水溶
液(110ml)との混合物を室温で1時間攪拌した。この
反応混合物をEtOAc(600ml)および氷水(300ml)で希
釈し、下層を2lに希釈し、分離し、水(500ml×3)お
よび塩水で洗い、MgSO4上で乾燥してから減圧下で濃縮
した。残渣をトルエン(300ml)にとかし、この溶液を
シリカゲル・カラム(Wakogel C−200,800g)の頂面に
注意深く移した。このカラムをCH2Cl2、0.5%、1.0%、
1.5%、2.0%および3.0%のMeOHを含むCH2Cl2で順次に
溶離した。TLC(SiO2、5%MeOH/CH2Cl2)上約0.12のRf
を示す留分を集め、真空濃縮して30.0g(68%)の所望
生成物を無定形粉末としてえた。TLC上Rf0.55を示す留
分から出発物質(8.4g,14%)を回収した。
上記の無定形粉末(35g)をメチルイソブチルケトン(2
80ml)にとかし、この溶液を冷凍器中に一夜放置した。
無色結晶を過し、小量のMIBKで5℃で洗い(冷却室
中)、乾燥して19.0g(56%)の結晶生成物をえた。融
点120〜123℃。Z/E比(HPLC)15/1。
IRνmax(KBr)cm-12940,1760,1680,1615。
UVλmax(EtOH)nm(ε)287(12,000)。1 HNMR(400MHz,DMSO−d6)δ1.2−1.8(10H,m,シクロヘ
キサン)、1.46(3H,d,J=5Hz,CH=CHCH 3)、1.60(3H,
dd,J=2&8Hz,=CH−CH3)、2.06(3H,s,COCH3)、3.5
3(1H,brs,2−H)、4.55(1H,m,シクロヘキサン)、5.
20(1H,d,J=4Hz,6−H)、5.70(81H,dd,J=4&7Hz,7
−H)、6.08(1H,d,J=11Hz,3−CH=)、6.65(1H,s,
チアゾール)。
実施例15 1−エトキシカーボニルオキシエチル7−〔(Z)−2
−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−トリチル
オキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−1−プロ
ペニル〕−3−セフエム−4−カルボキシレート 実施例7の生成物(2.06g,3.16ミリモル)とK2CO3(644
mg,4.7ミリモル)と18−クラウン−6(248mg,0.94ミリ
モル)とのDMF(20ml)中の冷混合物に、1−エトキシ
カーボニルオキシエチル・ヨーダイド(3.06g,12.6ミリ
モル)を5℃において加え、この混合物をアルゴン雰囲
気下に同じ温度で30分間攪拌した。この反応混合物を氷
水中に入れEtOAcで抽出した。抽出物をシリカゲルのカ
ラム上でクロマトグラフ処理し、このカラムを1%MeOH
を含有するCH2Cl2で溶離した。所望の生成物を含む留分
を蒸発させて1.57g(65%)の生成物をえた。
IRνmax(KBr)cm-11760,1685。
UVνmax(EtOH)nm(ε)290(11,200)。
実施例16 1−エトキシカーボニルオキシエチル7−〔(Z)−2
−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヒドロキ
シイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−1−プロペニ
ル〕−3−セフエム−4−カルボキシレート 実施例15の生成物(1.55g,2.02ミリモル)と90%ギ酸
(3ml)との混合物を室温で1時間攪拌し、EtOAc−氷水
で希釈した。この混合物を10℃以下で30%NaOHによりpH
3.5に調節した。有機層を分離し、水で洗い、乾燥して
減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルのカラム上でクロ
マトグラフ処理した。このカラムをn−ヘキサン/EtOAc
で溶離し、所望生成物を含む留分を蒸発させて712mg(6
7%)の所望生成物をえた。
IRνmax(KBr)cm-13325,1760,1685。
UVλmax(EtOH)nm(ε)286(12,700)。1 HNMR(DMSO−d6)δ1.23(3H,t,J=8Hz,CH2CH 3)、1.4
4(3H,d,J=6Hz,CHCH 3)、1.59(3H,dd,J=1&7Hz,CH
=CH−CH 3)、3.55(2H,brs,2−H)、4.15(2H,q,J=H
z,CH 2CH3)、5.17(0.5H,d,J=5Hz,6−H)、5.24(0.5
H,d,J=5Hz,6−H)、5.4−5.8(1H,m,3−CH=C)、
6.08(1H,d,J=11Hz,CH=CH)、6.62(1H,s,トリアゾー
ル)、6.71(1H,m,CHCH3)、7.01(2H,brs,NH2)、9.40
(1H,d,J=8Hz,CONH)、11.20(1H,brs,OH)。
実施例17 (5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−
イル)メチル7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾー
ル−4−イル)−2−トリチルオキシイミノアセトアミ
ド〕−3−〔(Z)−1−プロペニル〕−3−セフエム
−4−カルボキシレート 実施例7の生成物(2.06g,3.16ミリモル)とK2CO3(640
mg,9.4ミリモル)と18−クラウン−6(248mg,0.94ミリ
モル)とのDMF(20ml)中の冷混合物に、(5−メチル
−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチル
クロライドを5℃において加え、この混合物をアルゴン
雰囲気下に同じ温度で30分間攪拌した。この反応混合物
を氷水中に入れ、EtOAcで抽出した。この抽出物をシリ
カゲルのカラム上でクロマトグラフ処理し、このカラム
を1%MeOHを含むCHCl3で溶離した。所望の生成物を含
む留分を蒸発させて2.11g(87%)の生成物をえた。
IRνmax(KBr)cm-12360,2340,1820,1785,1680。
UVλmax(EtOH)nm(ε)294(13,100)。1 HNMR(DMSO−d6)δ1.56(3H,dd,J=2&8Hz,CH3)、
2.15(3H,s,CH3)、3.52(2H,brs,2−H)、5.06(2H,A
Bq,COCH 2)、5.20(1H,d,J=5Hz,6−H)、5.50(1H,m,
3−CH=C)、5.73(1H,dd,J=5&8Hz,7−H)、6.0
1(1H,d,J=11Hz,3−C=CH)、6.65(1H,s,チアゾー
ル)、7.3(15H,s,トリチル)。
実施例18 〔5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−
イル)メチル7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾー
ル−4−イル)−2−ヒドロキシイミノアセトアミド〕
−3−〔(Z)−1−プロペニル〕−3−セフエム−4
−カルボキシレート 実施例16の生成物(2.0g,2.61ミリモル)と90%ギ酸(4
ml)との混合物を室温で1時間攪拌し、EtOAc−氷水で
希釈した。この混合物を10℃以下に冷却しながら30%Na
OHでpH3.5に調節した。有機層を分離し、水で洗つて乾
燥し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルのカラム上
でクロマトグラフ処理した。このカラムを1〜3%MeOH
を含むCHCl3で溶離し、所望の生成物を含む留分を蒸発
させ、残渣をMEKから結晶化させて807mg(59%)の表記
生成物11をえた。融点121〜123℃。
IRνmax(KBr)cm-12360,2340,1820,1770。
UVλmax(EtOH)nm(ε)286(16,300)。1 HNMR(DMSO−d6)δ1.55(3H,dd,J=2&8Hz,CH3)、
2.15(3H,s,=C−CH3)、3.55(2H,brs,2−H)、5.08
(2H,ABq,COCH 2)、5.20(1H,d,J=5Hz,6−H)、5.50
(1H,m,3−CH=C−)、5.76(1H,dd,J=5&8Hz,7−
H)、6.07(1H,d,J=11Hz,3−C=CH)、6.62(1H,
s,チアゾール)、7.05(2H,brs,NH2)、9.38(1H,d,J=
Hz,CON)。
実施例19 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−トリチルオキシイミノアセトアミド〕−3−
ビニル−3−セフエム−4−カルボン酸 7−アミノ−3−ビニル−3−セフエム−4−カルボン
酸(3.2g,14.2ミリモル)とBSA(11.5ml,56ミリモル)
との乾燥CH2Cl2(75ml)中の混合物を10分間攪拌した。
実施例3で製造した活性エステル(8.78g,15.6ミリモ
ル)を上記の懸濁液に加え、混合物を室温で一夜攪拌し
て褐色溶液をえた。この混合物を濃縮し、濃縮物をEtOA
c/THF(1:1)で希釈した。この混合物を飽和NaCl溶液で
洗浄し、乾燥および濃縮した。残渣をシリカゲル(wako
gel C−200,110g)のカラム上でクロマトグラフ処理し
た。このカラムを5%のMeOHを含むCH2Cl2で溶離し、所
望の生成物を含む留分を濃縮して6.3g(70%)の生成物
をえた。
IRνmax(KBr)cm-13400,1770,1730。
UVλmax(EtOH)nm(ε)290(12,400)。1 HNMR(DMSO−d6)δ3.55(2H,Abq,2−H)、5.13(1H,
d,J=5Hz,6−H)、5.1−5.8(3H,m,CH=CH2)、5.72
(1H,dd,J=5&8Hz,7−H)、6.6(1H,d,J=8Hz,CON
H)。
実施例20 1−エトキシカーボニルオキシエチル7−〔(Z)−2
−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−トリチル
オキシイミノアセトアミド〕−3−ビニル−3−セフエ
ム−4−カルボキシレート 実施例19で製造した酸(2.0g,3.16ミリモル)と18−ク
ラウン−6(248mg,0.94ミリモル)とK2CO3(644mg,4.7
ミリモル)との冷混合物に、1−エトキシカーボニルオ
キシヨーダイド(5.0g)を窒素雰囲気下に5℃において
加えた。この混合物を同じ温度で1時間攪拌し、EtOAc
−氷水で希釈した。有機層を水で洗い、乾燥および濃縮
して残渣をカラム・シリカゲル(Silica gel60,50g)上
でクロマトグラフ処理した。このカラムを1%のMeOHを
含むCH2Cl2で溶離し、所望の生成物を含む留分を濃縮し
て1.24g(53%)の生成物をえた。
IRνmax(KBr)cm-11780,1760,1680。1 HNMR(DMSO−d6)δ1.24(3H,t,J=8Hz,CH2CH 3)、1.4
5(3H,d,J=6Hz,CHCH 3)、3.62(2H,ABq,2−H)、4.15
(2H,q,J=8Hz,CH 2CH3)、5.18(1H,d,J=5Hz,6−
H)、5.1−5.8(3H,m,CH=CH2)、5.8(1H,dd,J=5&
8Hz,7−H)、6.6(1H,s,チアゾール)、6.73(1H,m,C
−CH3)、7.3(15H,s,フエニル)、9.40(1H,d,J=8H
z,CONH)。
実施例21 1−エトキシカーボニルオキシエチル7−〔(Z)−2
−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヒドロキ
シイミノアセトアミド〕−3−ビニル−3−セフエム−
4−カルボキシレート 実施例20の上記セフエムエステル(1.21g,1.60ミリモ
ル)と90%ギ酸(2.4ml)との混合物を室温で1時間攪
拌し、EtOAc−氷水で希釈した。有機層を分離し、水で
洗つて乾燥してから減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲ
ルのカラム上でクロマトグラフ処理し、そのカラムを3
%のMeOHを含むクロロホルムで溶離した。所望の生成物
を含む留分を濃縮した。残渣をEtOAcから結晶化させて6
10mg(74%)の表記化合物12をえた。融点133〜135℃。
IRνmax(KBr)cm-13300,1790,1760,1670。
UVλmax(EtOH)nm(ε)224(12,700),292(18.10
0)。1 HNMR(DMSO−d6)δ1.24(3H,t,J=8Hz,CH2CH 3)、1.4
6(3H,d,J=6Hz,CHCH 3)、3.73(2H,ABq,2−H)、4.15
(2H,q,J=8Hz,CH 2CH3)、5.15(0.5H,d,J=5Hz,6−
H)、5.22(0.5H,d,J=5Hz,6−H)、5.1−5.8(3H,m,
CH=CH2)、5.76(0.5H,dd,J=5&8Hz,7−H)、5.83
(0.5H,dd,J=5&8Hz,7−H)、6.6(1H,s,チアゾー
ル)、6.79(1H,m,C−CH 3)、7.00(2H,brs,NH2)、
9.40(1H,d,J=8Hz,CON)、11.25(1H,s,OH)。
分析C19H21N5O8S2・1/4H2O: 計算値:C44.22,H4.14,N13.69,S12.43。
実測値:C44.21,H4.08,N13.64,S12.21。
実施例22 (5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−
イル)メチル7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾー
ル−4−イル)−2−トリチルオキシイミノアセトアミ
ド〕−3−ビニル−3−セフエム−4−カルボキシレー
ト 実施例19の生成物(2.0g,3.16ミリモル)とK2CO3(644m
g,4.7ミリモル)と18−クラウン−6(248mg,0.44ミリ
モル)とのDMF(20ml)中の攪拌混合物に、(5−メチ
ル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチ
ルブロマイド(1.81g,9.4ミリモル)を5℃において加
え、この混合物を同じ温度で1時間攪拌した。この混合
物をAtOAcで希釈し、水で洗い、乾燥して真空濃縮し
た。残渣をシリカゲル(80g)のカラム上でクロマトグ
ラフ処理した。このカラムをCHCl3/MeOH(2%)で溶離
し、所望の生成物を含む留分を真空蒸発させて1.62g(6
9%)の生成物をえた。融点134〜137℃。
IRνmax(KBr)cm-12360,2340,1820,1780,1730。
UVλmax(EtOH)nm(ε)257(17,700),285(12,50
0)。1 HNMR(DMSO−d6)δ2.15(3H,s,CH3)、3.58(2H,ABq,
2−H)、5.1(2H,s,4−CH2)、5.2(1H,d,J=5Hz,6−
H)、5.1−5.8(1H,m,CH=CH2)、5.8(1H,dd,7−
H)、6.6(1H,s,チアゾール)、7.3(15H,s,フエニ
ル)、9.51(1H,d,J=8Hz,CONH)。
実施例23 (5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−
イル)メチル7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾー
ル−4−イル)−2−ヒドロキシイミノアセトアミド〕
−3−ビニル−3−セフエム−4−カルボキシレート 実施例22で製造したエステル(1.50g,2ミリモル)と90
%ギ酸(3ml)との混合物を室温で1時間攪拌した。こ
の反応混合物をEtOAc−氷水で希釈し、NaOH水溶液でpH
3.5に調節した。有機層を分離し、水で洗い、乾燥して
減圧下で蒸発させた。残渣をMEKから結晶化させて679mg
(67%)の結晶生成物(13)をえた。融点136〜139℃。
IRνmax(KBr)cm-12360,2340,1825,1775,1730。
UVλmax(EtOH)nm(ε)294(15,600)。1 HNMR(DMSO−d6)δ2.18(3H,s,CH3)、3.74(2H,ABq,
2−H)、5.17(2H,s,4−CH2)、5.20(1H,d,J=5Hz,6
−H)、5.1−5.7(3H,m,CH=CH2)、5.8(1H,dd,J=5
&8Hz,7−H)、6.65(1H,s,チアゾール)、9.43(1H,
d,J=8Hz,CONH)。
分析C19H17N5O8S2・2/5MEK・4/5H2O: 計算値:C44.93,H3.99,N12.72,S11.64。
実測値:C45.03,H3.55,N12.79,S11.37。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−89689(JP,A) 特開 昭62−36385(JP,A) 特開 昭57−62287(JP,A) 特開 昭56−8391(JP,A) 米国特許4708955(US,A)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式I: (式中、R2は水素であり、R3は水素またはメチルであ
    り、R4は生理学的に加水分解しうるエステル基である) で表される生理学的に加水分解しうるエステルを製造す
    る方法であり、 式II: (R3は式Iで定義した通りである) で表される7−アミノセファロスポリン中間体を式III: (式中、R2はセファロスポリン化合物の合成に常用され
    る型のO−保護基であり、AEはカルボキシアシル基によ
    るアミノ化合物のアシル化を促進するために有機合成お
    いて常用される型のアシル化活性エステル基である)で
    表されるO−保護活性エステルによりN−アシル化する
    ことを特徴とする式Iで表される生理学的に加水分解し
    うるエステルを製造する方法。
  2. 【請求項2】AEが からなる群から選ばれる請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】AEが である請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】式IIIのO−保護活性エステルがベンゾト
    リアゾール−1−イル2−〔(Z)−2−アミノチアゾ
    ール−4−イル〕−2−トリチルオキシイミノアセテー
    トである請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】R2がトリチルまたは(p−アニシル)ジフ
    ェニルメチルである請求項1記載の方法。
JP1215140A 1988-08-23 1989-08-23 セフェムプロドラッグエステルの新規製造法 Expired - Lifetime JPH0791304B2 (ja)

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