JPH0790968B2 - 筒状製品の自動搬送方法および装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一群の垂れ下がった筒状製品を自動的に搬送
し、集積する方法と装置に関するものである。さらに特
定すれば、パンティストッキングや靴下、あるいは同様
の筒状製品の一群を、荷積みステーションと荷下ろしス
テーションの間で、あるいはその中間にある集積ステー
ションから、または集積ステーションへ、自動的に搬送
し、集積する方法と装置に関するものである。

従来技術 パンティストッキング等の筒状製品を、一つの加工機械
からもう一つの加工機械まで、自動的に搬送するための
装置はいくつかが知られている。

例えば、特許BE070813は、パンティストッキングを最初
に編む自動編機から、まちを取りつける編機まで、パン
ティストッキングを搬送する装置を開示している。さら
に特許BE136391は、パンティストッキングを最初に編機
から爪先編機までパンティストッキングを搬送する装置
と共に、爪先編機からまち編機までパンティストッキン
グを搬送する装置を開示している。さらに、特許BE0570
55および特許IT9434−A/87は、パンティストッキングを
爪先編機から、パンティストッキングを更に加工する次
の機械まで搬送する装置を開示している。

これらの従来の装置の大部分に共通の問題は、一つの機
械からもう一つの機械への搬送が直接的に行われるこ
と、すなわちいろいろな理由によってしばしば起こるこ
とであるが、二つの機械の一方が一次的にせよ停止する
と、搬送装置によって製品の搬送が直接的にリンクして
いるために、他方の機械までも停止させることを余儀な
くされることである。この点で、従来の装置は異なる加
工時間をもつ機械の間で使用できない。したがって、速
い加工時間をもつ機械は、遅い加工時間を持つ機械の加
工速度に落とさなければならない。さらに、従来の装置
は、異なる台数の機械の間での搬送、すなわち１台の機
械から２台の機械へ、あるいはその逆の場合の搬送がで
きるようになっていない。このような欠点は、加工シス
テム全体としての効率の低下をもたらし、現在の製作工
程では、これはもはや受け入れられなくなっている。

発明が解決しようとする課題 本発明の目的は、製品の一次的な集積場所をつくる製品
搬送方法と搬送装置を提供することにより、その間で製
品の搬送が行われる二つの機械は直接リンクせず、した
がって一次的に製品を保管するかあるいは一つの機械の
加工時間が遅いことがもう一つの機械の速度を遅くした
り、中断したりすることなく、製品は、異なる加工時間
をもつ異なる台数の機械の間で効率的に搬送されるよう
な、製品搬送方法と搬送装置を提供することにより、従
来の装置の欠点を克服することにある。

課題を解決するための手段 簡単に述べれば、本発明は、パンティストッキングや靴
下、あるいは同様の垂れ下がった筒状製品の一群を、荷
積みステーションと荷下ろしステーションの間で、ある
いはその中間にある集積ステーションから、または集積
ステーションへ、自動的に搬送し、集積する方法と装置
を提供するものである。この方法は、荷積みステーショ
ンで一群の製品を載せ、荷積みとは関係なしに荷下ろし
ステーションで荷を下ろし、一群の製品を、荷積みステ
ーションから荷下ろしステーションの方向に向かって、
製品が置かれていない中間に位置する集積ステーション
に運び、一方この時には荷下ろしステーションには一群
の製品があり且つ中間に位置する他の集積ステーション
には別の一群の製品がある状態で、一群の製品をある中
間集積ステーションから荷下ろしステーションへ搬送す
る方法である。荷積みステーションからの前進は、一群
の製品の積み込みが終わってから行われ、中間集積ステ
ーションから荷下ろしステーションへの前進は、荷下ろ
しステーションですべての製品の荷下ろしが終わってか
ら行われる。

また、本発明の望ましい方法としては、一つの中間集積
ステーションから、もっと荷下ろしステーションに近い
位置にあるもう一つの中間集積ステーションへ一群の製
品を搬送する方法を含み、この方法では、荷積みステー
ションから一群の製品が搬送されている状態で、あるい
は荷下ろしステーションへ一群の製品が搬送されている
状態で、もしくは双方が行われている状態で行われる。

本発明は、一対の荷積みステーションとその間に一つの
荷下ろしステーションがある場合に適用され、この方法
によると、それぞれの搬送の間は、荷下ろしステーショ
ンに関して搬送と反対側にある中間集積ステーションに
ある製品は、その対応するステーションに保持される。
もちろん、この方法は、同様に、一対の荷下ろしステー
ションと、その間に一つの荷積みステーションがある場
合にも機能する。

望ましい実施例では、この方法は、すべてのステーショ
ンの間に伸びるエンドレス・コンベアベルトによって実
現され、一群の製品はその上に載せられ、ベルトが前進
する方向に運ばれる。他の製品がコンベアベルトに載せ
られて搬送される間に、ある製品をステーションに保持
するのは、コンベアベルトからその製品を持ちあげて、
コンベアベルトと接触させないようにする方法で実現さ
れる。

この方法は、実際的には製品を一個一個載せて一群の製
品を形成し、また一個一個製品を荷下ろしすることによ
り行われる。こうすることにより、それぞれ荷積みある
いは荷下ろしが完了する前に、中間集積ステーションが
対応する搬送に対して選択され、荷下ろしステーション
への搬送は、荷積みステーションからの搬送の前に行わ
れる。

本発明の望ましい実施例は、特に、搬送中の製品の状態
が、その一部分が自由な形でたれ下っている製品の搬送
に適している。こうなっていると、製品を集積ステーシ
ョンに保持するために持ちあげられる時、製品は横にも
また移動されて、ぶら下った部分がコンベアベルトに接
触しないようにできる。

本発明の装置には、（イ）荷積みステーション、（ロ）
荷下ろしステーション、（ハ）荷積みステーションと荷
下ろしステーションの間にある中間の集積ステーショ
ン、（ニ）一群の製品を荷積みステーションから製品の
置かれていない中間の集積ステーションへ、中間の集積
ステーションから製品の置かれていないもう一つの中間
集積ステーションへ、および中間の集積ステーションか
ら積み下ろしステーションへ搬送する手段、および
（ホ）それぞれの荷積みステーション、荷下ろしステー
ションおよび中間集積ステーションにある、該搬送手段
の動作中は製品を選択的に支えて保持する手段、が含ま
れる。製品を搬送する手段は、一群の製品を、一つの中
間ステーションから荷下ろしステーションにより近いも
う一つの中間ステーションへ搬送するように動作するの
が望ましい。望ましい実施例では、これらのステーショ
ンは、等間隔で配置されており、搬送手段は複数の製品
群を少なくとも二つのステーションへ搬送できるよう動
作する。また、一対の荷積みステーションと、その間の
一つの荷下ろしステーションとがあり、荷下ろしステー
ションの片側の中間集積ステーションで製品を支えて保
持する手段が作動し、一方、その間に搬送手段が荷下ろ
しステーションのもう一方の側で製品を搬送しているよ
うにするのが望ましい。逆に、二つの荷下ろしステーシ
ョンと、その間にある一つの荷積みステーションとを設
けることもできる。

望ましい実施例では、搬送手段は、すべてのステーショ
ンの間にまたがって延びるエンドレス・コンベアベルト
で、その上に一群の製品を載せて搬送するもので、一つ
のタイプの二つのステーションがあり、もう一つのタイ
プのステーションがその間にある場合には、ベルトは荷
下ろしステーションに向かって反対の方向に製品群を搬
送するように移動出来る。コンベアベルトを使用する
と、製品を支えて保持する手段は、ステーションでその
製品をコンベアベルトに接触しない位置まで持ち上げる
ように動作するのが望ましい。本装置には、製品の一部
がそこから自由に垂れ下がる形で製品を支える製品支持
及び保持のための手段があり、製品を、自由に垂れ下が
る部分がコンベアベルトに接触しない位置まで持ち上げ
る間に、製品の自由に垂れ下がる部分を横方向に移動す
るように動作する。望ましい実施例では、コンベアベル
トには、長手方向に伸びる空間があり、そこを通して支
持及び保持のための手段が、製品を支持しない、あるい
は保持しない引っ込んだ位置と、製品を支持し保持して
製品の一部がベルトに接触しないようにする突き出た位
置の間で動く。この型式では、コンベアベルトは、複数
の長手方向に延び、横方向に間隔のあいたストリップで
形成され、そして支持および保持のための手段は、横方
向にベルトの空隙と一致するように並んだ複数の細長い
プラットホームで構成され、それはベルト・ストリップ
の間を通って動く。横方向に最も外側のベルト・ストリ
ップは、下のベルト面から外側に段違いになった上のベ
ルト面に配置され、製品の一部が下のベルト面と接触し
ないように垂れ下がった状態で製品を支持し、前進させ
る。

望ましい実施例では、製品を支持し保持する手段には、
製品の搬送手段から製品の一部が自由に垂れ下がるよう
に製品の一部を支持するために、搬送手段から横方向に
段違いになった、さらに搬送手段の上方に位置に突き出
ることができて、さらに、製品の一部が搬送手段から自
由に垂れ下がれるように、製品と接触しない位置に引っ
込めることができる、構成部材（element）がある。コ
ンベアベルトを使用する実施例では、この部材は、コン
ベアベルトから横方向に段違いになった位置で、かつ、
コンベアベルトの上方の位置に突き出ることが出来て、
また、コンベアベルトの横方向の幅の中に引っ込めるこ
とが出来る。例えば、段違いになった上面をもつ上述の
コンベアベルトの場合には、突き出し可能な該部材は、
ベルトの横の拡がりの範囲の中に引っ込められるように
なっている。

荷積みステーションの一実施例では、この荷積みステー
ションには、搬送手段あるいはベルトから横方向に段違
いの位置で、かつその上方に延びることの出来る構成部
材があり、製品の一部が搬送手段に接触しない状態で垂
れ下がるように製品を支持し保持する。また、プレート
部材が、搬送手段の上方で一般的に直立する配置におか
れ、プレート部品の上方に延びる部材から突き出される
製品を受け取る。突き出し可能な部材は引っ込めること
が出来て、プレート部材は、一般的に水平方向に倒さ
れ、横方向には、突き出し可能な部材の横方向の位置と
は反対側の方向で、搬送手段あるいはベルトを越えて移
動され、また、プレート部材は、製品の下から引き抜か
れて、製品の一部が搬送手段から自由に垂れ下がった状
態で、製品を搬送手段の上に載せる。

プレート部材は、それが一般的に直立状態にあるときに
は、上端部と下端部が出来る。上端部は、ピボット・ア
ームに軸回転出来るように連結され、そのピボット・ア
ームのもう一方の端部は、プレート部材の直立位置の上
方にあり、突き出し可能部材の水平段違い方向とは逆の
方向の水平段違い位置にある固定ピボットに接続されて
いる。プレート部材を操作するための手段が設けられ、
該手段は、プレート部材の下端をこの水平（横）反対方
向に動かし、上端部を下方に軸回転させて、プレート部
材を一般に水平方向に倒し、製品を水平に支えてそして
プレート部材を製品の下から横方向に動かして、製品を
搬送手段の上に載せるようにする。ある特定の実施例で
は、該操作手段には、一般的に水平方向に配置されたピ
ストン・シリンダー機構があり、そのピストンの外側端
がプレート部材の下端に連結され、その下端を水平反対
方向に動かすように延びることができる。

本発明の装置の別の実施例では、荷積みステーション、
荷下ろしステーション及び中間集積ステーションが、ス
テーションで製品を支え、保持する製品支持テーブルの
上に形成される。それぞれのステーションでは、テーブ
ルの端部で水平方向に伸びる、平行で間隔をあけて配置
された複数の部材がテーブルに形成されている。製品搬
送手段には、平行に間隔をあけて配置された複数個のス
トリップがあり、該ストリップは、ステーションで製品
に接触しない状態のテーブルの下に引っ込んだ位置か
ら、ステーションの間隙を通って上方に持ち上げられ、
間隔をあけて配置された部材の間に入り、製品をテーブ
ルから持ち上げて、もう一つのステーションに製品を搬
送し、製品が搬送されてきたステーションでは、製品保
持ストリップがステーションの空隙を通って下に下が
り、ステーションが製品を支えるようにする。この実施
例の望ましい形では、ステーションは、該部材が突き出
る側と反対側のテーブル端部から、製品の一部が自由に
垂れ下がった状態で製品を支持するように配置され、そ
して搬送装置は、ストリップを少なくとも部分的にはテ
ーブルの反対側よりもさらに先に水平方向に動かして、
製品の垂れ下がった部分がテーブルと接触しない形で製
品を支持および搬送できるようにしている。

この形式の装置の一つの実施例では、テーブルは環状
で、円の内側端部に該部材が伸びる。搬送手段には、一
般的に水平方向に伸びるアームがあり、該アームからは
ストリップが伸び、このアームは垂直方向に動いて、該
テーブルの間隙を通して該ストリップを動かす。また該
アームは、テーブルの中心にある軸の周りに回転でき
て、ストリップの上に支持される製品を、一つのステー
ションからもう一つのステーションへ搬送する。また、
該アームは半径方向にも伸びることができて、ストリッ
プを水平方向に動かし、製品の垂れ下がった部分が、搬
送中に、テーブルと接触することのない状態に支持す
る。

このテーブルの態様の修正例では、テーブルはステーシ
ョンと整列して、一般的に直線的に伸びている。この形
式では、テーブルはすべてのステーションの部材が突き
出ている一端を有し、そして搬送手段は一般に水平方向
に伸びそしてテーブルに対して横に伸びるアームがあ
り、該アームからストリップが伸びている。このアーム
はテーブルの空隙を通って垂直方向に移動でき、またテ
ーブルに相対的に直線移動が出来て、製品を一つのステ
ーションからもう一つのステーションへ搬送する。製品
の一部が自由に垂れ下がった状態で支持される形では、
該アームは横方向に突き出され、ストリップを横方向に
動かして、製品を、その垂れ下がった部分が搬送中にテ
ーブルと接触しない状態に支持する。

一台あるいはそれ以上の第２のタイプの加工機械に、製
品を搬送する方法を開示するもので、この時、それぞれ
の機械の独立した機能を保持し、製品の一時的な集積が
出来るようにしているので、一つあるいは複数のどちら
かのタイプの機械が一時的に止まったり、スピードが落
ちた時にも、もう一方の機械が運転を続けられる。

本発明は、マイクロプロセッサあるいは他のプログラム
できるコントローラを通じて自動制御できるようになっ
ており、これらのマイクロプロセッサは、すべてのステ
ーションにある製品の個数に関する情報を受け取り、製
品を一つのステーションからある選択された他のステー
ションへ搬送するよう制御し、ステーションで製品を選
択的に保持する制御を行う。

本発明の他の特徴や利点は、添付された図面および以下
の望ましい実施例の詳細な記述によって明らかにされ
る。

実施例 まず、第１から５図には、一群の垂れ下がる製品を、自
動的に搬送し、集積する装置の望ましい実施例が示され
ており、そこでは、最初に"TakatoriIII"タイプのよう
な編機で加工されるパンティストッキングＰを、"SOLIS
IV"のようなタイプのつま先編機へ搬送する型式が図示
されている。この装置には、製品搬送手段があり、それ
は、直線的にまた間欠的に逆方向に動き、長手方向に伸
び、横方向に間隔をあけて配置された複数のストリップ
２から構成されるエンドレス・ベルト型式である。コン
ベアベルト１には、該ベルト１の両端で二つの荷積みス
テーションSCから、一群のパンティストッキングＰを受
け取り搬送するために、一般に水平方向に延びる上面が
ある。荷積みステーションSCは、パンティストッキング
編機から、この荷積ステーションでパンティストッキン
グＰを載せるように、パンティストッキング編機との相
対的な位置関係が決められている。荷下ろしステーショ
ンSDは、二つの荷積みステーションSCの間で、コンベア
ベルト１の中心に配置され、それは、荷下ろしステーシ
ョンSDからつま先編機へパンティストッキングＰを下ろ
すために、つま先編機との位置関係が決められている。
それぞれの荷積みステーションと荷下ろしステーション
との中間には、コンベアベルトの長手方向に等間隔に置
かれた複数の中間ステーションSIがある。

それぞれの中間集積ステーションには、他のパンティス
トッキングが他のステーションから、あるいは他のステ
ーションへ、あるいは他のステーションの間を搬送され
る間に、そのステーションでパンティストッキングＰを
支持し、保持するための支持手段３が装備されている。
この支持及び保持のための手段は、水平プラットホーム
３の形で、その上に複数のパンティストッキングＰが積
み重ねられ、パンティストッキングＰの脚の部分がプラ
ットホーム３の片方の側面から自由に垂れ下がるように
積み重ねられる。プラットホーム３は、長手方向に伸び
そしてベルト・ストリップ２の空間に揃うように横方向
に間隔をあけて配置された複数の部材で形成され、それ
らの部材は、該ベルト・ストリップの間を通って、ベル
ト・ストリップ２の上面から下に引っ込んだ位置と、該
ベルト・ストリップの上面から突き出してパンティスト
ッキングＰをベルト２と接触しないように押し上げる位
置との間を、垂直方向に反復運動する。それぞれのプラ
ットホーム３の垂直方向の反復運動は、それぞれのプラ
ットホーム３の下にある圧搾空気式シリンダー機構によ
り実現される。

この圧搾空気式シリンダーがプラットホーム３を引き下
げるように働くとき、プラットホーム３はベルト２の下
にくるので、下がったプラットホームのある特定のステ
ーションでベルト上のパンティストッキングＰがベルト
２に支えられ、そのステーションが荷下ろしステーショ
ンSDとどういう相対関係にあるかによって、いずれかの
方向に動くベルト２とともに、パンティストッキングＰ
は荷下ろしステーションの方向に搬送される。もちろん
荷下ろしステーションSDにあるプラットホーム３は、そ
のプラットホーム３にパンティストッキングがあるとき
には上昇した位置に留まり、そして新しい一群のパンテ
ィストッキングがこのステーションに運ばれてくるよう
に、下に下げられるようにプログラムされている。

第１、４および５図にみられるように、ベルト２にはそ
の下面から外側に段違いになった上面２′を有する最外
側ストリップがあり、パンティストッキングＰの脚部が
下面と接触しないような自由な状態でぶら下がってパン
ティストッキングＰを支持し搬送する。

パンティストッキングＰを支持し保持する手段には、プ
ラットホーム３が上昇してパンティストッキングＰを支
持する位置にあるときに、パンティストッキングＰの脚
の部分をベルト２から外側に引き離して自由になった状
態で支持する機構４がある。この支持機構４には、パン
ティストッキングＰの脚の部分をベルトに接触しないよ
うに支持するために、ベルト２および最外側ストリップ
の段違いになった上面２′から横方向におよび上方にず
らすように延びる棒43の形の部材がある。棒43は圧搾空
気式シリンダーによって駆動されるピストン棒42の外側
端部に接続されており、第４図に示される動作点まで伸
び、また引っ込められるとパンティストッキングと接触
しないようになり、パンティストッキングを搬送中はコ
ンベア・ベルトから脚の部分が自由に垂れ下がるように
する。シリンダー41とピストン棒42は、装置上に垂直方
向から約30°の傾きで装着され、したがって棒43が引っ
込んだときには、棒43は最外側ベルト・ストリップの上
面２′の横方向の位置よりも内側に引っ込められる。こ
のような動作をさせるために、ピストン棒42は、第４図
に見られるように、途中で段違いになった構造をもつ。

第６−８図に示されるように、別の支持および保持手段
が、機構５の形で荷積みステーションに取り付けられ、
この手段には、前述の出し入れできる棒43、駆動ピスト
ン棒42およびシリンダー41があり、該棒43はパンティス
トッキングの脚部がコンベアベルト２と接触せず自由に
垂れ下がる形でパンティストッキングＰを受け取り支持
するように機能する。機構５には、また、プレート部材
53があり、それは一般的にはベルトの上で直立状態に配
置され（第６図）、プレート部材53の上端部の上方を越
えて、突き出し棒43から伸びるパンティストッキングＰ
を受け取るようになっている。プレート部材53は、棒43
の水平方向の配置とは逆の方向に、水平方向にベルトを
越えて、一般的に水平の配置になるように動き、パンテ
ィストッキングＰの下から引っ込んで、パンティストッ
キングＰをベルトの上に載せる。この目的のために、プ
レート部材53の上端部は、ピボット・アーム54に軸回転
出来るように装着されており、このピボット・アーム54
の一方の端部は、プレート部材53の上端部に軸回転出来
るように接続され、もう一方の端部は、プレート部材53
の直立位置の上方にあり、突き出し棒43の水平段違い方
向とは逆の方向の水平段違い位置にある固定ピボットに
接続されている。プレート部材53を操作する手段として
は、シリンダー51を有する、一般に水平方向に配置され
たピストン・シリンダー機構の形式のものが装備され、
このシリンダー51からは、ピストン棒52が一般には水平
方向に反復運動し、このとき、ピストン棒52のもう一方
の端部がプレート部材53の下端部に連結されていて、ピ
ストン棒52が延びると、プレート部材53の下端部は前述
した反対の水平方向に、ピボット・アーム54に連結され
たプレート53を水平方向の配置をとるように動かす。こ
の配置により、パンティストッキングＰはプレート部材
53の上端の上にかつ棒43の上に積み上げられて、パンテ
ィストッキングＰの上部がプレート部材53の上にぶら下
がり、パンティストッキングＰの脚の部分が棒43から自
由に垂れ下がるようになる。次に、プレート部材53を水
平位置にくるように操作すると、パンティストッキング
の自由に垂れ下がった脚の部分から上の部分が、プレー
ト部材53によってコンベアベルト２のすぐ上の水平位置
に下げられ、プレート部材53はパンティストッキングＰ
の下から出るように水平方向に動き、パンティストッキ
ングＰをベルト２に載せる。同時に棒43が引っ込められ
て、パンティストッキングＰの脚の部分がコンベアベル
ト２から自由にぶら下がるようにする。自明のことであ
るが、プレート部材53の操作は、特定のピストン・シリ
ンダー機構51と52によらず、適当な駆動機構をもつピボ
ット・アーム54を通じて直接操作することにより実行す
ることも可能である。

この装置の作動中は、パンティストッキングＰは、荷積
みステーションSCでプラットホーム３あるいは機構５の
上に載せられ、パンティストッキングＰは荷下ろしステ
ーションSDではベルトから下ろされる。この同時に行わ
れるあるいは独立に行われる荷積みあるいは荷下ろしの
作業中は、一群のパンティストッキングＰは、少なくと
もいくつかの中間集積ステーションに保持されている。
パンティストッキングＰを載せている中間集積ステーシ
ョンSIは、荷下ろしステーションSIに最も近いステーシ
ョンであり、パンティストッキングＰを載せていないの
は荷積みステーションSCにより近いステーションであ
る。パンティストッキングがあつ中間ステーションSIの
プラットホーム３は、ベルト２の上に突き出した製品を
支持し保持する位置にある。荷下ろしステーションSDに
ある一群のパンティストッキングＰが荷下ろしによって
完全に下ろされた時に、荷下ろしステーションSDのある
プラットホーム３は下に下げられ、同時に、荷下ろしス
テーションSDの一方あるいはもう一方の側にあるすぐ次
の隣の中間集積ステーションSIのプラットホーム３が下
げられる。そしてベルトは中間ステーションSIから荷下
ろしステーションSDへ動かされ、一群のパンティストッ
キングＰを中間ステーションSIから荷下ろしステーショ
ンSDへ搬送する。同時に、荷下ろしステーションと同じ
側にある他の中間ステーションのすべてのプラットホー
ム３が下げられ、したがって一群のパンティストッキン
グＰはひとつの中間ステーションから荷下ろしステーシ
ョンの方向にある次の中間ステーションへ運ばれる。ま
た同時に、荷下ろしステーションの反対側にある中間ス
テーションのすべてのプラットホーム３は押し上げられ
た状態でパンティストッキングＰがベルトから離れるよ
うに支持し、したがって、荷積みステーションの側では
荷下ろしステーションから遠ざかっているベルトが荷積
みステーションから離れる方向にパンティストッキング
Ｐを搬送しないようにしている。ベルト２が二つのステ
ーションの間の距離に等しい距離だけ動いた時、ベルト
は停止し、プラットホーム３はパンティストッキングＰ
を荷下ろしステーションで下ろすように再び持ち上げら
れ、隣の一つあるいは複数のステーションでパンティス
トッキングを下ろすように再び持ち上げられる。

この動作では、一つの荷積みステーションSCで、パンテ
ィストッキングＰの全群を載せた時に、棒43が引っ込め
られ、プレート部材53（第６−８図）のためのプラット
ホーム３（第１−５図）が下げられて、その時は動いて
いないベルト２の上にパンティストッキングを置く。パ
ンティストッキングＰを置いていない隣の中間集積ステ
ーションSIのプラットホーム３はベルトの上に下げら
れ、ベルトは荷下ろしステーションの方向に向かって駆
動され、一群のパンティストッキングＰを荷積みステー
ションSCから荷下ろしステーションSDに最も近い空きの
中間集積ステーションSIに移送する。これが実行されて
いる間はパンティストッキングＰのあるすべてのステー
ションのプラットホーム３は持ち上げられた位置にあ
り、パンティストッキングＰをベルトと接触しないよう
に保持する。

ここに図示された実施例では、二つの荷積みステーショ
ンSCと一つの荷下ろしステーションSDがある。明らかな
ように、本発明は、また、中心にある一つの荷積みステ
ーションと、ベルト２の両反対端にある二つの荷下ろし
ステーションのシステムに使用することが可能である。
また、本発明を、一つの荷積みステーションと一つの荷
下ろしステーションがあり、その間に中間集積ステーシ
ョンがあって、一方向だけに動くように制御されたベル
トのある装置に採用することも可能である。

この機械の動作は、マイクロプロセッサあるいはその他
のプログラムできるコントローラによって自動的に制御
でき、荷積みステーションであらかじめ決められた数の
パンティストッキングを一つのグループにして載せて移
送するようにセットできる。コントローラは、一つの群
をつくる数よりも少ないあらかじめ決められた数のユニ
ットが載せられた時には、荷積みステーションから荷下
ろしステーションの方向に向かって最も遠い位置にある
空きの中間集積ステーションを自動的に選択するように
セットできる。同様に、荷下ろしステーションで、すべ
てのパンティストッキングを下ろす前にパンティストッ
キングのある隣の中間集積ステーションを選択するよう
にコントローラがセットでき、荷下ろしステーションで
すべてのパンティストッキングが下ろされるとコントロ
ーラは、一群のパンティストッキングＰを、選択された
中間集積ステーションSIから荷下ろしステーションSDへ
移送するように装置を駆動する。

本発明の装置では、パンティストッキングＰの荷積みお
よび荷下ろしは同時に行われ、対応するステーションで
の荷積みあるいは荷下ろしは、パンティストッキングが
一つの荷積みステーションから、あるいは荷下ろしステ
ーションへ、移送されている間も続けることができる。
荷積みステーションから中間集積ステーションへの移送
を、荷下ろしステーションと同じ側にある中間集積ステ
ーションから荷下ろしステーションへの移送と同時に実
行することができる。連続的な生産工程を最適化するた
めに、パンティストッキング群を荷下ろしステーション
へ移送する過程は、パンティストッキング群を荷積みス
テーションから移送する前に行われる。しかし前述した
ように、荷下ろしステーションの逆の側にある荷積みス
テーションでの荷積みが完了した時、パンティストッキ
ング群が荷下ろしステーションに移送されてくる時を除
いては、上記の移送が同時に進むことが可能である。

本発明の望ましい別の実施例が第９−11図に示されてお
り、この装置10には、荷積みステーションSCと、荷下ろ
しステーションSDと、中間集積ステーションSIとを有す
る製品支持テーブル13がある。図示された実施例では、
テーブル13は、環状で、その内側円の端部では内側端で
水平方向に伸びる平行に間隔をあけた複数の切取り部分
11が形成されている。

この実施例では、パンティストッキング群を搬送する装
置として、ピストン・シリンダー機構の形式の、一般に
水平方向に伸びるアーム12があり、そのアームから間隔
をあけて平行に並んだフォーク状部材14が伸び、テーブ
ル13の下の引っ込んだ位置からステーションの間隙を通
して持ち上がった上方の位置に移動され、間隔をあけて
配置された切取り部分11の間にはいるようになってい
る。図11にはピボット・アーム12が引っ込んだ位置ある
いは持ち上がった位置にある状態が図示されており、こ
の図はまた、アーム12が半径方向に移動でき、フォーク
状部材14を少なくとも部分的にはテーブル13の反対側の
端を越えて動かすことができ、その時テーブル13の外側
の端からぶら下がっているパンティストッキングの脚の
部分が、該支持アームによって持ち上げられ、さらに脚
の部分がテーブル13と接触しない状態でフォーク状部材
14から十分外側に出るように伸ばされる。該支持アーム
は、テーブル13の中央に位置する機構の動作によって回
転され、テーブルの中心にある軸Ｏの周りにアーム12を
回転させる。アーム12がパンティストッキングの移送さ
れるステーションに到達すると、アーム12はまず半径方
向に引っ込み、次に切取り部分11の空間を通って垂直下
方に動き、一群のパンティストッキングＰをテーブル13
の上に載せる。

この実施例の動作では、コントローラあるいはマイクロ
プロセッサは、パンティストッキングが移送されるステ
ーションを自動的に知り、アーム12をそのステーション
の位置に回転させ、そこで該アームは上述したように上
に延びるように操作され、パンティストッキング群を持
ち上げて、それを荷下ろしステーションあるいは次の中
間集積ステーションへ移送し、そこで軸回転したアーム
12は引っ込められ、テーブル13の空間を通して垂直下方
に移動される。この実施例では、テーブル13は第11図に
見られるように側壁10′によって支持されている。もし
必要ならば、アーム12に既知のタイプの掴み手段を取り
付けて移送動作の間にパンティストッキング群を保持す
るように出来る。

第９−11図の実施例の修正例が第12図に図示されてお
り、そこではテーブル13が環状ではなくて直線的に伸び
ている。この形式では、ステーションは一般に直線的に
配置され、ステーションにある、間隔をあけて配置され
た切取り部分11はテーブル13の一方の側にある。この実
施例での駆動アームは回転式ではなくて、テーブル13の
直線的な方向に平行に置かれた軌道82に沿ってステーシ
ョンからステーションへ直線的に動く。またアーム12
は、第９−11図のアーム12と同じ方法で、パンティスト
ッキングをステーションからステーションへ、パンティ
ストッキングの脚の部分が移送中にはテーブル13と接触
しないような状態で移送する。

したがってこの種の技術に精通した人にとっては、本発
明が広い利用と応用範囲のあることが容易に理解されよ
う。ここに記載された以外の本発明の多くの実施例およ
び適用例は、多くの変形例、修正例および同等の配置例
と共に、本発明の本質あるいは範囲から離れることなし
に可能であることが、本発明および前述の記述から明ら
かであろう。従って本発明は、望ましい実施例に関して
その詳細が記述されてきたけれども、この開示は、本発
明を単に図式的に、例示的に示すものであり、それは、
単に、本発明の完全なあるいは可能な内容の理解のため
のものである。前述の開示は、本発明をそれだけに制限
したり、あるいは、どんなその他の実施例、適用例、変
形例、修正例および同等の配置例を除外するものではな
くて、本発明は、添付された請求項およびそれと同等の
ものによってのみ制限されるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の好ましい実施例にもとづく製品の搬
送装置の概略平面図である。 第２図は、第１図の装置の側面図である。 第３図は、第１図のＤ−Ｄ線からみた断面図である。 第４図は、第１図のＥ−Ｅ線からみた断面図である。 第５図は、第１図の装置の右側からみた側面図である。 第６図は、荷下ろしステーションでの好ましい態様を示
す、第１図の装置の右側からみた側面図である。 第７図は、異なる操作位置における、第６図と同様の側
面図である。 第８図は、第７図の機構の平面図である。 第９図は、本発明にもとづく装置の第２実施例の概略平
面図である。 第10図は、第９図の装置の正面図である。 第11図は、搬送手段による拘束・支持前後のパンティス
トッキング等の製品を示す、第９図のＨ−Ｈからみた断
面図である。 第12図は、第９−11図の装置の変更実施例の概略平面図
である。 1:コンベア・ベルト（搬送手段） 2:ストリップ（ベルト） 3:プラットホーム（支持手段） 4:支持機構 12:アーム 13:テーブル 14:フォーク状部材 41:シリンダー 42:ピストン棒 53:プレート部材 54:ピボット・アーム SC:荷積みステーション SI:中間集積ステーション SD:荷下ろしステーション P:パンティストッキング

Claims (13)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】パンティストッキングや靴下、あるいは同
   様の製品のような垂れ下がった一群の筒状製品を、荷積
   みステーションと荷下ろしステーションの間で、あるい
   は中間集積ステーションへ、あるいは中間集積ステーシ
   ョンから、自動的に搬送する方法において（ここで、一
   対の荷積みステーションと、前記一対の荷積みステーシ
   ョンの間に一つの荷下ろしステーションとがある）、下
   記の過程を特徴とする筒状製品の自動搬送方法： （ａ）荷積みステーションで筒状の製品を積み、一群の
   該製品を搬送手段に載せる過程と； （ｂ）荷下ろしステーションで、前記荷積み作業とは独
   立に、該製品を該搬送手段から下ろす過程と； （ｃ）荷積みステーションで一群の該製品を該搬送手段
   に載せ終わると、一群の該製品を、荷積みステーション
   から荷下ろしステーションの方向に向かって、その中間
   にある中間集積ステーションのうちで荷の載っていない
   該中間ステーションに搬送し、一方、この搬送中は、荷
   下ろしステーションにある該製品は該ステーションに保
   持し、また他の中間集積ステーションにある該製品は該
   集積ステーションに保持する過程と； （ｄ）前記のそれぞれの搬送過程では、前記荷下ろしス
   テーションの反対側にある全ての中間集積ステーション
   の全ての群の該製品を、それらの夫々のステーションに
   保持する過程と； （ｅ）荷下ろしステーションで全ての製品の荷下ろしが
   終わると、一群の該製品を中間集積ステーションから前
   記荷下ろしステーションへ搬送する過程。
2. 【請求項２】パンティストッキングや靴下、あるいは同
   様の製品のような垂れ下がった一群の筒状製品を、荷積
   みステーションと荷下ろしステーションの間で、あるい
   は中間集積ステーションへ、あるいは中間集積ステーシ
   ョンから、自動的に搬送する方法において（ここで、一
   対の荷下ろしステーションと、前記一対の荷下ろしステ
   ーションの間に一つの荷積みステーションとがある）、
   下記の過程を特徴とする筒状製品の自動搬送方法： （ａ）荷積みステーションで筒状の製品を積み、一群の
   該製品を搬送手段に載せる過程と； （ｂ）荷下ろしステーションで、前記荷積み作業とは独
   立に、該製品を該搬送手段から下ろすと過程と； （ｃ）荷積みステーションで一群の該製品を該搬送手段
   に載せ終わると、一群の該製品を、荷積みステーション
   から荷下ろしステーションの方向に向かって、その中間
   にある中間集積ステーションのうちで荷の載っていない
   該中間ステーションに搬送し、一方、この搬送中は、荷
   下ろしステーションにある該製品は該ステーションに保
   持し、また他の中間集積ステーションにある該製品は該
   中間ステーションに保持する過程と； （ｄ）前記のそれぞれ搬送過程では、前記荷積みステー
   ションの反対側にある全ての中間集積ステーションの全
   ての群の該製品を、それらの夫々のステーションに保持
   する過程と； （ｅ）荷下ろしステーションで全ての製品の荷下ろしが
   終わると、一群の該製品を中間集積ステーションから前
   記荷下ろしステーションへ搬送する過程。
3. 【請求項３】更に、一つの中間集積ステーションから、
   荷下ろしステーションにより近いもう一つの中間集積ス
   テーションへ一群の該製品を搬送することを特徴とす
   る、請求項１あるいは２記載の搬送方法。
4. 【請求項４】前記の、一つの中間集積ステーションから
   もう一つの中間集積ステーションへの一群の該製品の搬
   送が、荷積みステーションからの搬送および荷下ろしス
   テーションへの搬送の少なくとも一方が行われていると
   きに実行されることを特徴とする、請求項３記載の搬送
   方法。
5. 【請求項５】エンドレス・コンベアベルトが全てのステ
   ーションの間で延び、さらに、前記それぞれの製品搬送
   が、前記製品群をコンベア・ベルトに載せ、前記コンベ
   ア・ベルトを製品搬送方向に動かすことによって実行さ
   れることを特徴とする、請求項１又は２記載の搬送方
   法。
6. 【請求項６】パンティストッキングや靴下、あるいは同
   様の製品のような垂れ下がった一群の筒状製品を自動的
   に搬送しそして集積する装置であっても、下記を含むこ
   とを特徴とする自動搬送集積装置： （イ）一群の筒状の製品が積み込まれる、一対の荷積み
   ステーションと； （ロ）前記一対の荷積みステーションの間に配置され、
   前記荷積みステーションで積み込みが行われるのとは独
   立に該製品が荷下ろしされる、一つの荷下ろしステーシ
   ョンと； （ハ）前記荷積みステーションと前記荷下ろしステーシ
   ョンとの間に配置された複数の中間集積ステーション
   と； （ニ）前記荷積みステーションから該製品がない前記中
   間集積ステーションへ、一つの中間集積ステーションか
   ら該製品がない別の中間集積ステーションへ、および中
   間集積ステーションから該荷下ろしステーションへ、該
   製品群を搬送するための手段と； （ホ）該搬送手段の操作中に、荷積み、荷下ろしおよび
   中間集積ステーションの各々で製品を選択的に支持しそ
   して保持する手段； ここで、前記支持および保持手段は、前記製品搬送手段
   が前記荷下ろしステーションの一方の側で該製品を搬送
   しているときに、前記荷下ろしステーションの他方の側
   にある中間集積ステーションで該製品を保持するように
   動作可能である。
7. 【請求項７】パンティストッキングや靴下、あるいは同
   様の製品のような垂れ下がった一群の筒状製品を自動的
   に搬送しそして集積する装置であって、下記を含むこと
   を特徴とする自動搬送集積装置： （イ′）一群の筒状の製品が積み込まれる、一つの荷積
   みステーションと； （ロ′）前記の荷積みステーションがその間に配置さ
   れ、前記荷積みステーションで積み込みが行われるのと
   は独立に該製品が荷下ろしされる、一対の荷下ろしステ
   ーションと； （ハ′）前記荷積みステーションと前記荷下ろしステー
   ションとの間に配置された複数の中間集積ステーション
   と； （ニ′）前記荷積みステーションから該製品がない前記
   中間集積ステーションへ、一つの中間集積ステーション
   から該製品がない別の中間集積ステーションへ、および
   中間集積ステーションから該荷下ろしステーションへ、
   該製品群を搬送するための手段と； （ホ′）該搬送手段の操作中に、荷積み、荷下ろしおよ
   び中間集積ステーションの夫々で、該製品を選択的に支
   持し、保持する手段； ここで前記の支持および保持手段は、前記搬送手段が前
   記荷積みステーションの一方の側で製品を搬送している
   ときに、前記荷積みステーションの他方の側にある中間
   集積ステーションで製品を保持するように動作可能であ
   る。
8. 【請求項８】前記の搬送手段が、一つの中間集積ステー
   ションから、荷下ろしステーションにより近い別の中間
   集積ステーションへ一群の製品を搬送するように動作可
   能なことを特徴とする、請求項６あるいは７記載の自動
   搬送集積装置。
9. 【請求項９】前記のステーションは等しい間隔で配置さ
   れ、前記搬送手段は少なくとも二つのステーションへ該
   製品群を同時に搬送するように動作可能であることを特
   徴とする、請求項６あるいは７記載の自動搬送集積装
   置。
10. 【請求項１０】前記搬送手段には、全てのステーション
    の間を延びる、該製品群の搬送用のエンドレス・コンベ
    アベルトがあり、前記ベルトは、前記荷下ろしステーシ
    ョンの方向に向かってどちらの方向からでも該製品群を
    搬送することができるように、反対方向にも動けるよう
    になっていることを特徴とする、請求項６又は７記載の
    自動搬送集積装置。
11. 【請求項１１】パンティストッキングや靴下、あるいは
    同様の製品のような垂れ下がった一群の筒状製品を自動
    的に搬送し、そして集積する装置であって、下記を含む
    ことを特徴とする、自動搬送集積装置： （イ）一群の筒状の製品が積み込まれる、一つの荷積み
    ステーションと； （ロ）前記荷積みステーションで積み込みが行われるの
    とは独立に該製品が荷下ろしされる、一つの荷下ろしス
    テーションと； （ハ）前記荷積みステーションと前記荷下ろしステーシ
    ョンとの間に配置された複数の中間集積ステーション
    と； （ニ）前記荷積みステーションから該製品がない前記中
    間集積ステーションへ、一つの中間集積ステーションか
    ら該製品がない別の中間集積ステーションへ、および中
    間集積ステーションから前記荷下ろしステーションへ、
    該製品群を搬送するための手段と； （ホ）該搬送手段の操作中に、荷積み、荷下ろしおよび
    中間集積ステーションの夫々で、製品を選択的に支持
    し、保持する手段； ここで、前記の荷積みステーション、荷下ろしステーシ
    ョンおよび中間ステーションは一つのテーブル上にあ
    り；該搬送手段はピストン・シリンダー機構の形式の水
    平方向に伸びるアームを有し；該アームから、間隔をあ
    けて平行に並んだフォーク状部材が伸び；該フォーク状
    部材は該テーブルの下方の引っ込んだ位置から該テーブ
    ル上に平行に間隔をあけて配置された複数の切取り部分
    を通って上方の持ち上がった位置に移動可能であり；該
    アームは該フォーク状部材を少なくとも部分的に該テー
    ブルの反対側の端を越えるように動かすことができ、そ
    れにより該製品の一部が該搬送手段から自由な形で垂れ
    下がった状態で、該製品を該テーブルの上に載せるよう
    になっている。
12. 【請求項１２】前記のテーブルが環状であり；前記のア
    ームの一端が軸回転できるように固定されて該環状テー
    ブルの中心にある軸Ｏの周りに回転可能であり；そして
    該アームは、該アームが製品の移送されるステーション
    に到達すると、該アームを半径方向に引っ込め、次に該
    テーブルの該切取り部分を通って垂直下方に動かして該
    製品を該テーブルの上に載せる操作手段を含む、請求項
    11記載の自動搬送集積装置。
13. 【請求項１３】前記のテーブルが直線的に伸びたテーブ
    ルであり、そして前記のアームが該テーブルの直線方向
    に平行に置かれた軌道に沿って移動可能である、請求項
    11記載の自動搬送集積装置。