JPH0790940B2 - カード搬送装置におけるカード挾持機構 - Google Patents
カード搬送装置におけるカード挾持機構Info
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- JPH0790940B2 JPH0790940B2 JP10181890A JP10181890A JPH0790940B2 JP H0790940 B2 JPH0790940 B2 JP H0790940B2 JP 10181890 A JP10181890 A JP 10181890A JP 10181890 A JP10181890 A JP 10181890A JP H0790940 B2 JPH0790940 B2 JP H0790940B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- slider
- plate
- plates
- holding mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
- Conveying Record Carriers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、カード式自動販売機等のカードリーダに適用
して好適なカード搬送装置におけるカード挟持機構に関
するものである。
して好適なカード搬送装置におけるカード挟持機構に関
するものである。
[従来の技術] 一般に、カード式自動販売機に組み込まれているカード
リーダは、カード挿入口より挿入された磁気カードを搬
送ローラ、搬送ベルト等の搬送手段によって内部に取り
込んで処理し、所定のサービス終了後カード返却口より
返却するように構成されている。第5図はこのようなカ
ード搬送装置のカード搬送手段を示す従来例であり、1
はカード搬送路、2、3はカード搬送路1を挟んで上下
に対向配置された駆動ローラおよび対向ローラで、これ
ら両ローラ2、3によって磁気カード4を挟持し搬送す
るように構成されている。
リーダは、カード挿入口より挿入された磁気カードを搬
送ローラ、搬送ベルト等の搬送手段によって内部に取り
込んで処理し、所定のサービス終了後カード返却口より
返却するように構成されている。第5図はこのようなカ
ード搬送装置のカード搬送手段を示す従来例であり、1
はカード搬送路、2、3はカード搬送路1を挟んで上下
に対向配置された駆動ローラおよび対向ローラで、これ
ら両ローラ2、3によって磁気カード4を挟持し搬送す
るように構成されている。
なお、搬送ベルトを使用する場合は、前記駆動ローラ2
と対向ローラ3にそれぞれベルトの一端を張架し、他端
をカード搬送路1を挟んで上下に対向配置された別のロ
ーラにそれぞれ張架すればよい。
と対向ローラ3にそれぞれベルトの一端を張架し、他端
をカード搬送路1を挟んで上下に対向配置された別のロ
ーラにそれぞれ張架すればよい。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のカード搬送手段におい
ては、ローラ径を小さくするにも自ずと限度があり、且
つカード搬送路1を挟んで2つのローラ2、3を対向配
置する必要があるため、ローラ全体の高さHが必然的に
高くなり、装置の薄形小型化に限度があった。
ては、ローラ径を小さくするにも自ずと限度があり、且
つカード搬送路1を挟んで2つのローラ2、3を対向配
置する必要があるため、ローラ全体の高さHが必然的に
高くなり、装置の薄形小型化に限度があった。
したがって、本発明は上記したような従来の問題点に鑑
みてなされたもので、その目的とするところは、カード
を確実に挟持し得、また薄形化を可能にしたカード搬送
装置におけるカード挟持機構を提供することにある。
みてなされたもので、その目的とするところは、カード
を確実に挟持し得、また薄形化を可能にしたカード搬送
装置におけるカード挟持機構を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するために、カード搬送路を挟
んで上下に対向し、前記カード搬送路に沿って往復移動
され、また初期位置状態においてカード挿入口の直後に
待機し対向面間にカードが挿入される第1および第2の
プレートと、これら両プレートのいずれか一方に前後方
向に摺動自在に配設されて後方への復帰習性を付与さ
れ、前記第1および第2のプレートの初期位置状態にお
いてカード挿入口付近の筐体内壁面に圧接されることに
より前方位置に保持されるスライダと、このスライダに
上下動自在に配設され、該スライダの初期位置状態にお
いて他方のプレートから離間されており、スライダの後
退移動に伴って他方のプレート方向に移動されて該他方
のプレートと共にカードを挟持する可動ブロックと、可
動ブロックを他方のプレート方向に付勢する付勢手段と
で構成したものである。
んで上下に対向し、前記カード搬送路に沿って往復移動
され、また初期位置状態においてカード挿入口の直後に
待機し対向面間にカードが挿入される第1および第2の
プレートと、これら両プレートのいずれか一方に前後方
向に摺動自在に配設されて後方への復帰習性を付与さ
れ、前記第1および第2のプレートの初期位置状態にお
いてカード挿入口付近の筐体内壁面に圧接されることに
より前方位置に保持されるスライダと、このスライダに
上下動自在に配設され、該スライダの初期位置状態にお
いて他方のプレートから離間されており、スライダの後
退移動に伴って他方のプレート方向に移動されて該他方
のプレートと共にカードを挟持する可動ブロックと、可
動ブロックを他方のプレート方向に付勢する付勢手段と
で構成したものである。
[作用] 本発明において、カードは上下に対向配置された第1お
よび第2のプレート間に挿入される。スライダは第1ま
たは第2のプレートに前後移動自在に配設されて後方へ
の移動習性を付与されており、第1、第2のプレートが
初期位置にある時、カード挿入口付近の内壁面に圧接さ
れて前方位置に移動保持される。
よび第2のプレート間に挿入される。スライダは第1ま
たは第2のプレートに前後移動自在に配設されて後方へ
の移動習性を付与されており、第1、第2のプレートが
初期位置にある時、カード挿入口付近の内壁面に圧接さ
れて前方位置に移動保持される。
可動ブロックはスライダの前後移動に伴って上下動し、
該スライダの初期位置状態において、第1および第2の
プレート間から後退し、第1および第2プレートの前進
移動に伴ってスライダが後退移動すると、両プレート間
に進入してカードを該ブロックと対向するプレートと共
に挟持する。
該スライダの初期位置状態において、第1および第2の
プレート間から後退し、第1および第2プレートの前進
移動に伴ってスライダが後退移動すると、両プレート間
に進入してカードを該ブロックと対向するプレートと共
に挟持する。
[実施例] 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
する。
第1図は本発明に係るカード挟持機構の一実施例を示す
カード挟持状態を示す断面図、第2図は同機構の非挟持
状態を示す断面図、第3図は同機構の初期位置状態を示
す断面図、第4図は同機構の分解斜視図である。これら
の図において、10はカードリーダの筐体前面を形成する
前面板、11は前面板10に設けられカード搬送路1と連通
するスリット状のカード挿入兼排出口、12は筐体内部に
配設され、カード搬送路1に沿って往復移動されるカー
ド挟持機構である。
カード挟持状態を示す断面図、第2図は同機構の非挟持
状態を示す断面図、第3図は同機構の初期位置状態を示
す断面図、第4図は同機構の分解斜視図である。これら
の図において、10はカードリーダの筐体前面を形成する
前面板、11は前面板10に設けられカード搬送路1と連通
するスリット状のカード挿入兼排出口、12は筐体内部に
配設され、カード搬送路1に沿って往復移動されるカー
ド挟持機構である。
前記カード挟持機構12の構成等を更に詳述すると、この
カード挟持機構12は超音波モータ、ステッピングモー
タ、タイミングモータ等の適宜な駆動手段(図示せず)
によりカード搬送路1に沿って往復移動されるものであ
り、カード搬送路1を挟んで上下に略平行に対向配置さ
れた第1および第2のプレート13、14を備えている。
カード挟持機構12は超音波モータ、ステッピングモー
タ、タイミングモータ等の適宜な駆動手段(図示せず)
によりカード搬送路1に沿って往復移動されるものであ
り、カード搬送路1を挟んで上下に略平行に対向配置さ
れた第1および第2のプレート13、14を備えている。
前記カード搬送路1の下方側に配設される第1のプレー
ト13の上面には後端(カード挿入兼排出口11側端)13a
から前端(カード挿入兼排出口11側とは反対側端)13b
付近にまで延在するカード収納凹部15が一側縁に沿って
凹設されており、このカード収納凹部15内に磁気カード
4の挿入端部が挿入されるように構成されている。ま
た、カード収納凹部15の内底面には前後一対の凹部16
a、16bが凹設されており、これらの凹部16a、16bには磁
気カード4の滑りを防止するゴムシート17a、17bが嵌め
込まれ、且つ接着剤によって固着されている。ゴムシー
ト17a、17bは前記凹部16a、16bの深さと略等しいか若干
大きい厚みを有し、上面が前記カード搬送路1の下面と
同一平面を形成している。
ト13の上面には後端(カード挿入兼排出口11側端)13a
から前端(カード挿入兼排出口11側とは反対側端)13b
付近にまで延在するカード収納凹部15が一側縁に沿って
凹設されており、このカード収納凹部15内に磁気カード
4の挿入端部が挿入されるように構成されている。ま
た、カード収納凹部15の内底面には前後一対の凹部16
a、16bが凹設されており、これらの凹部16a、16bには磁
気カード4の滑りを防止するゴムシート17a、17bが嵌め
込まれ、且つ接着剤によって固着されている。ゴムシー
ト17a、17bは前記凹部16a、16bの深さと略等しいか若干
大きい厚みを有し、上面が前記カード搬送路1の下面と
同一平面を形成している。
前記第2のプレート14は後述するスライダ押え板18と共
に前記第1のプレート13上に止めねじ19によって共締め
固定されるもので、下面が平坦面をなし、上面にはスラ
イダ20を前後方向に摺動自在に案内収納するガイド溝21
が全長に亙って形成されている。また、ガイド溝21の内
底面には前後一対の開口部22a、22b(第4図)が前記ゴ
ムシート17a、17bに対応して開設されている。
に前記第1のプレート13上に止めねじ19によって共締め
固定されるもので、下面が平坦面をなし、上面にはスラ
イダ20を前後方向に摺動自在に案内収納するガイド溝21
が全長に亙って形成されている。また、ガイド溝21の内
底面には前後一対の開口部22a、22b(第4図)が前記ゴ
ムシート17a、17bに対応して開設されている。
前記スライダ20は前後方向に長い平板状に形成されて、
前後一対の可動ブロック25A、25Bを収納する前後方向に
長い長孔23を有している。また、スライダ20の上面で前
記長孔23の前端寄りと後端寄りの両側部にはそれぞれ同
一傾斜角度で前下がりに傾斜し該スライダ20の前後移動
を前記可動ブロック25A、25Bの上下移動に変換する左右
一組からなる二組の斜面部24A、24Bが形成されている。
これらの斜面部24A、24Bは、前記第2のプレート14の各
開口部22a、22bの両側部上方に位置して設けられてい
る。そして、前記スライダ20は圧縮コイルばね27によっ
て後方、すなわちカード挿入兼排出口11方向に付勢され
ている。前記圧縮コイルばね27は前記第2のプレート14
のガイド溝21の一方の内壁面中央部に凹設された前後方
向に長いばね収納凹部28内に収納されており、その一端
が前記スライダ20の一側面中央部に突設され前記ばね収
納凹部28内に挿入位置される突起29に圧接されている。
前後一対の可動ブロック25A、25Bを収納する前後方向に
長い長孔23を有している。また、スライダ20の上面で前
記長孔23の前端寄りと後端寄りの両側部にはそれぞれ同
一傾斜角度で前下がりに傾斜し該スライダ20の前後移動
を前記可動ブロック25A、25Bの上下移動に変換する左右
一組からなる二組の斜面部24A、24Bが形成されている。
これらの斜面部24A、24Bは、前記第2のプレート14の各
開口部22a、22bの両側部上方に位置して設けられてい
る。そして、前記スライダ20は圧縮コイルばね27によっ
て後方、すなわちカード挿入兼排出口11方向に付勢され
ている。前記圧縮コイルばね27は前記第2のプレート14
のガイド溝21の一方の内壁面中央部に凹設された前後方
向に長いばね収納凹部28内に収納されており、その一端
が前記スライダ20の一側面中央部に突設され前記ばね収
納凹部28内に挿入位置される突起29に圧接されている。
前記各可動ブロック25A、25Bは前記スライダ20の長孔23
内にそれぞれ上下動自在に収納配置されて下端部が前記
第2のプレート14の各開口部22a、22bに摺動自在に挿入
され、また下面にはゴムシート30a、30bが前記ゴムシー
ト17a、17bに対応してそれぞれ固着され、さらに左右両
側面には前記各斜面部24A、24Bによって支持される張出
部31A、31Bがそれぞれ一体に突設されている。各張出部
31A、31Bは側面視三角形で下面が前記各斜面部24A、24B
の同一角度を以て傾斜し密接する斜面32a、32bを形成し
ている。
内にそれぞれ上下動自在に収納配置されて下端部が前記
第2のプレート14の各開口部22a、22bに摺動自在に挿入
され、また下面にはゴムシート30a、30bが前記ゴムシー
ト17a、17bに対応してそれぞれ固着され、さらに左右両
側面には前記各斜面部24A、24Bによって支持される張出
部31A、31Bがそれぞれ一体に突設されている。各張出部
31A、31Bは側面視三角形で下面が前記各斜面部24A、24B
の同一角度を以て傾斜し密接する斜面32a、32bを形成し
ている。
前記スライダ押え板18は前記スライダ20の上方への移動
を防止すると共に前記各可動ブロック25A、25Bの前後、
左右方向の移動を規制するもので、平板状に形成されて
一側端部が前記止めねじ19によって前記第2のプレート
14と共に前記第1のプレート13上に固定され、他側端部
が同じく止めねじ34によって前記第2のプレート14上に
固定されており、前記各可動ブロック25A、25Bが上下方
向に摺動自在に挿入される前後一対の開口35A、35Bを有
している。また、スライダ押え板18の上面一側端部には
前記各可動ブロック25A、25Bを下方に押圧する前後一対
の板ばね36A、36Bがその基部を止めねじ37によって固定
されて配設されている。
を防止すると共に前記各可動ブロック25A、25Bの前後、
左右方向の移動を規制するもので、平板状に形成されて
一側端部が前記止めねじ19によって前記第2のプレート
14と共に前記第1のプレート13上に固定され、他側端部
が同じく止めねじ34によって前記第2のプレート14上に
固定されており、前記各可動ブロック25A、25Bが上下方
向に摺動自在に挿入される前後一対の開口35A、35Bを有
している。また、スライダ押え板18の上面一側端部には
前記各可動ブロック25A、25Bを下方に押圧する前後一対
の板ばね36A、36Bがその基部を止めねじ37によって固定
されて配設されている。
前記筐体の前面を構成する前面板10の内面で前記カード
挿入兼排出口11の上方には突起部40(第3図)が前記ス
ライダ20に対応して一体に突設されている。
挿入兼排出口11の上方には突起部40(第3図)が前記ス
ライダ20に対応して一体に突設されている。
このような構成において、カード挟持機構12は初期位置
状態において第3図に示すようにカード挿入兼排出口11
の直後に待機している。この時、スライダ20は後端が前
面板10の突起部40に当接し圧縮コイルばね27(第4図)
に抗して前方に移動されることにより、各斜面部24A、2
4Bにて各可動ブロック25A、25Bを板ばね36A、36Bに抗し
て上方に押し上げている。この状態において、上下のゴ
ムシート17aと30aおよび17bと30b間に磁気カード4が挿
入され得るに十分な隙間を設定している。そして、スラ
イダ20はカード挟持機構12が前進移動すると、突起部40
から開放されるため圧縮コイルばね27のばね力によって
第2図に示すように後方位置に移動復帰される。またス
ライダ20が後退移動すると、斜面部24A、24Bを後退する
ため、各可動ブロック25A、25Bは第2図に示すように板
ばね36A、36Bの力によって押し下げられ、ゴムシート30
a、30bをゴムシート17a、17bに圧接する。
状態において第3図に示すようにカード挿入兼排出口11
の直後に待機している。この時、スライダ20は後端が前
面板10の突起部40に当接し圧縮コイルばね27(第4図)
に抗して前方に移動されることにより、各斜面部24A、2
4Bにて各可動ブロック25A、25Bを板ばね36A、36Bに抗し
て上方に押し上げている。この状態において、上下のゴ
ムシート17aと30aおよび17bと30b間に磁気カード4が挿
入され得るに十分な隙間を設定している。そして、スラ
イダ20はカード挟持機構12が前進移動すると、突起部40
から開放されるため圧縮コイルばね27のばね力によって
第2図に示すように後方位置に移動復帰される。またス
ライダ20が後退移動すると、斜面部24A、24Bを後退する
ため、各可動ブロック25A、25Bは第2図に示すように板
ばね36A、36Bの力によって押し下げられ、ゴムシート30
a、30bをゴムシート17a、17bに圧接する。
カード挟持機構12の初期位置状態において磁気カード4
をカード挿入兼排出口11より筐体内部に挿入すると、こ
の磁気カード4の挿入端部は第1のプレート13の凹部15
内に挿入され、このカード挿入を適宜なセンサ(図示せ
ず)によって検知し適正カードと判定すると、駆動手段
によってカード挟持機構12を前進移動させる。すると、
スライダ20は上述したように突起部40から開放されて圧
縮コイルばね27のばね力によって後退移動し、突起29が
ばね収納凹部28の後壁に当接して停止する。スライダ20
の斜面部24A、24Bによって支持されている各可動ブロッ
ク25A、25Bは該スライダ20の後退移動に伴い板ばね36
A、36Bの付勢力によって下降し、ゴムシート30a、30bの
磁気カード4の挿入側端部上面に押し付け、これによっ
て該カード4をゴムシート17aと30aおよび17bと30bによ
って挟持する。第1図はこの状態を示す。
をカード挿入兼排出口11より筐体内部に挿入すると、こ
の磁気カード4の挿入端部は第1のプレート13の凹部15
内に挿入され、このカード挿入を適宜なセンサ(図示せ
ず)によって検知し適正カードと判定すると、駆動手段
によってカード挟持機構12を前進移動させる。すると、
スライダ20は上述したように突起部40から開放されて圧
縮コイルばね27のばね力によって後退移動し、突起29が
ばね収納凹部28の後壁に当接して停止する。スライダ20
の斜面部24A、24Bによって支持されている各可動ブロッ
ク25A、25Bは該スライダ20の後退移動に伴い板ばね36
A、36Bの付勢力によって下降し、ゴムシート30a、30bの
磁気カード4の挿入側端部上面に押し付け、これによっ
て該カード4をゴムシート17aと30aおよび17bと30bによ
って挟持する。第1図はこの状態を示す。
この結果、磁気カード4はカード挟持機構12の前進移動
に伴ってカードリーダ内に取り込まれ、カード搬送路1
に沿って搬送される。
に伴ってカードリーダ内に取り込まれ、カード搬送路1
に沿って搬送される。
なお、カード処理後、カード挟持機構12が初期位置へ復
帰すると、スライダ20の後端部が突起部40に当接して前
方に移動し、各可動ブロック25A、25Bを押し上げること
で、磁気カード4の挟持状態を解除する。したがって、
カード挿入口11から外部に一部突出しているカード4を
手で把持して引き出せばカードリーダから簡単に抜き取
ることができる。
帰すると、スライダ20の後端部が突起部40に当接して前
方に移動し、各可動ブロック25A、25Bを押し上げること
で、磁気カード4の挟持状態を解除する。したがって、
カード挿入口11から外部に一部突出しているカード4を
手で把持して引き出せばカードリーダから簡単に抜き取
ることができる。
なお、上記実施例は第2のプレート14上にスライダ20を
スライド自在に配設した場合について説明したが、本発
明はこれに特定されるものではなく、カード挟持機構12
を上下反転させて配設することも可能である。また、第
1のプレート13にカード収納凹部15を凹設したが、これ
は必ずしも必要でなく、第1および第2のプレート13、
14間に磁気カード4を挿入するようにしてもよい。
スライド自在に配設した場合について説明したが、本発
明はこれに特定されるものではなく、カード挟持機構12
を上下反転させて配設することも可能である。また、第
1のプレート13にカード収納凹部15を凹設したが、これ
は必ずしも必要でなく、第1および第2のプレート13、
14間に磁気カード4を挿入するようにしてもよい。
[発明の効果] 以上説明したように本発明に係るカード搬送装置におけ
るカード挟持機構は、カード搬送路を挟んで上下に対向
する第1、第2のプレートのいずれか一方に前後移動自
在なスライダを配設し、このスライダの前後移動によっ
て可動ブロックを上下動させ、該ブロックと他方のプレ
ートとで挿入カードを挟持するように構成したので、従
来のローラ、搬送ベルト等を使用したカード搬送機構と
比較して著しく薄形化することができ、また可動ブロッ
クは上下方向にのみ可動自在で付勢手段によってカード
挟持方向に付勢されているので、カードの挟持時にカー
ドがずれたり、回転力を受けたりする恐れがなく、カー
ドを確実に挟持し得る。
るカード挟持機構は、カード搬送路を挟んで上下に対向
する第1、第2のプレートのいずれか一方に前後移動自
在なスライダを配設し、このスライダの前後移動によっ
て可動ブロックを上下動させ、該ブロックと他方のプレ
ートとで挿入カードを挟持するように構成したので、従
来のローラ、搬送ベルト等を使用したカード搬送機構と
比較して著しく薄形化することができ、また可動ブロッ
クは上下方向にのみ可動自在で付勢手段によってカード
挟持方向に付勢されているので、カードの挟持時にカー
ドがずれたり、回転力を受けたりする恐れがなく、カー
ドを確実に挟持し得る。
第1図は本発明に係るカード挟持機構の一実施例を示す
カード挟持状態を示す断面図、第2図は同機構の非挟持
状態を示す断面図、第3図は同機構の初期位置状態を示
す断面図、第4図は同機構の分解斜視図、第5図は従来
のローラによるカード搬送手段を示す側面図である。 1……カード搬送路、4……磁気カード、10……前面
板、11……カード挿入兼排出口、12……カード挟持機
構、13……第1のプレート、14……第2のプレート、15
……カード収納凹部、17a、17b……ゴムシート、18……
スライダ押え板、20……スライダ、21……ガイド溝、23
……長孔、24A、24B……斜面部、25A、25B……可動ブロ
ック、27……圧縮コイルばね、30a、30b……ゴムシー
ト、36A、36B……板ばね(付勢手段)、40……突起部。
カード挟持状態を示す断面図、第2図は同機構の非挟持
状態を示す断面図、第3図は同機構の初期位置状態を示
す断面図、第4図は同機構の分解斜視図、第5図は従来
のローラによるカード搬送手段を示す側面図である。 1……カード搬送路、4……磁気カード、10……前面
板、11……カード挿入兼排出口、12……カード挟持機
構、13……第1のプレート、14……第2のプレート、15
……カード収納凹部、17a、17b……ゴムシート、18……
スライダ押え板、20……スライダ、21……ガイド溝、23
……長孔、24A、24B……斜面部、25A、25B……可動ブロ
ック、27……圧縮コイルばね、30a、30b……ゴムシー
ト、36A、36B……板ばね(付勢手段)、40……突起部。
Claims (1)
- 【請求項1】カード搬送路を挟んで上下に対向し、前記
カード搬送路に沿って往復移動され、また初期位置状態
においてカード挿入口の直後に待機し対向面間にカード
が挿入される第1および第2のプレートと、これら両プ
レートのいずれか一方に前後方向に摺動自在に配設され
て後方への復帰習性を付与され、前記第1および第2の
プレートの初期位置状態においてカード挿入口付近の筐
体内壁面に圧接されることにより前方位置に保持される
スライダと、このスライダに上下動自在に配設され、該
スライダの初期位置状態において他方のプレートから離
間されており、スライダの後退移動に伴って他方のプレ
ート方向に移動されて該他方のプレートと共にカードを
挟持する可動ブロックと、可動ブロックを他方のプレー
ト方向に付勢する付勢手段とを備えたことを特徴とする
カード搬送装置におけるカード挟持機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10181890A JPH0790940B2 (ja) | 1990-04-19 | 1990-04-19 | カード搬送装置におけるカード挾持機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10181890A JPH0790940B2 (ja) | 1990-04-19 | 1990-04-19 | カード搬送装置におけるカード挾持機構 |
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JPH043756A JPH043756A (ja) | 1992-01-08 |
JPH0790940B2 true JPH0790940B2 (ja) | 1995-10-04 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7031426B2 (ja) * | 2018-03-26 | 2022-03-08 | カシオ計算機株式会社 | シート保持機構、膨張装置及び造形システム |
-
1990
- 1990-04-19 JP JP10181890A patent/JPH0790940B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH043756A (ja) | 1992-01-08 |
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