JPH079071U - モ−ルドモ−タの安全保護装置 - Google Patents
モ−ルドモ−タの安全保護装置Info
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- JPH079071U JPH079071U JP041918U JP4191893U JPH079071U JP H079071 U JPH079071 U JP H079071U JP 041918 U JP041918 U JP 041918U JP 4191893 U JP4191893 U JP 4191893U JP H079071 U JPH079071 U JP H079071U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ホルダ−7に安全保護装置11を収納し、固
定子コイル5の温度検出を行なう。 【構成】 モ−ルドモ−タにおいて、固定子鉄心4の外
周部に取り付けた固定子コイル5に対向して設けたホル
ダ−の収納部13に安全保護装置11を収納し、この収
納部入り口を樹脂で充填した後、さらに、ホルダ−7を
含む固定子コイル5が施された固定子全体を樹脂で一体
にモ−ルド成形する。 【効果】 安全保護装置11の収納が簡単にでき、温度
検出精度が良くなる。
定子コイル5の温度検出を行なう。 【構成】 モ−ルドモ−タにおいて、固定子鉄心4の外
周部に取り付けた固定子コイル5に対向して設けたホル
ダ−の収納部13に安全保護装置11を収納し、この収
納部入り口を樹脂で充填した後、さらに、ホルダ−7を
含む固定子コイル5が施された固定子全体を樹脂で一体
にモ−ルド成形する。 【効果】 安全保護装置11の収納が簡単にでき、温度
検出精度が良くなる。
Description
【0001】
本考案は、固定子コイルの異常温度上昇を検知し作動する安全保護装置を備え たモ−ルドモ−タに関するものである。
【0002】
従来から固定子には、異常時の安全保護のためプロテクタ等の安全保護装置を 取り付ける必要があり、固定子コイルに安全保護装置を固定用結束バンド等によ り固定する構造が多く用いられている。 以下図面を参照しながら、上述した従来の固定子コイルにおける安全保護装置 の取付構造の一例について説明する。 図5は従来の安全保護装置を備えた電動機の固定子を示すものである。 図5において、4は固定子鉄心、5は固定子コイル、11は安全保護装置、17 は結束バンドであり、固定子コイル5に安全保護装置11を固定している。 18はリ−ド線、19は絶縁保護チュ−ブであり、固定子コイル5とリ−ド線 18及び安全保護装置11等の接続部の絶縁保護をしている。 以上の様な構成において固定子コイル5に異常が発生した時、固定子コイル5 に固定された安全保護装置11が固定子コイル5の温度上昇により作動し、燃焼 等の異常事態を防止する機能を持たしている。
【0003】
しかしながら上記の様な構成においては、電動機組立上、固定子コイルは所定 寸法内におさめる必要があり、安全保護装置を取り付ける前に固定子コイルの取 り付け箇所部のコイル高さの整形修正を行わねばならず、又結束バンドにて安全 保護装置の固定子コイルへの固定には熟練度が必要であり、手作業に頼らざるを 得ないため非常に作業性が悪く、そのうえ、結束バンドのゆるみ等により安全保 護装置の密着度が低下しやすいという問題点があった。 また、固定子コイルの表面は凹凸があるため隙間ができ、この表面の温度を検 知する安全保護装置が固定子コイルと接触する面積がすくなくなるため、バラツ キが生じて正確な温度検出を行なうことができなかった。
【0004】 また、モ−ルドモ−タの固定子コイルにプロテクタを取り付ける場合、モ−ル ド成形時の成形圧による変形やプロテクタ内部への樹脂材の侵入や固定子コイル とプロテクタとの間に樹脂材が侵入して、固定子コイルとプロテクタとの隙間が できプロテクタの動作温度が変動する等の不具合が発生した。 この考案はかかる問題点を解決するためになされたもので、固定子コイルに対 して確実にしかも作業性がよく取り付けることができ、しかもモ−ルドモ−タの 場合にもプロテクタ等の安全保護装置の温度検出の精度を良くすることができる 。 また、プロテクタの取り付け箇所のコイル高さの整形修正により固定子コイル にレアショ−ト等が発生したり、又結束バンドにてプロテクタを固定する際、結 束バンドによる局部的な力により、プロテクタが誤動作等の品質的問題を低減で きる固定子におけるプロテクタ等の安全保護装置の取付構造を提供するものであ る。
【0005】
上記課題を解決するために本考案のプロテクタ等の安全保護装置の取付構造は 、固定子鉄心の外周部に固定したホルダ−に安全保護装置を収納するための収納 部を設け、その収納部にプロテクタ等の安全保護装置を挿入して収納部の入り口 を樹脂で充填した後、さらに、ホルダ−を含む固定子コイルが施された固定子全 体を樹脂で一体にモ−ルド成形する構成となっている。
【0006】
本考案は、上述した様に、ホルダ−に設けた収納部にプロテクタを収納固定す ることにより、従来、固定子コイルへプロテクタを固定するために使用していた 結束バンドが不要となり、又従来行っていた固定子コイルを所定寸法内におさめ るための、プロテクタの取り付け箇所部の固定子コイル高さの整形修正工程が不 要になる等、その製造工程が簡略化される。 また、モ−ルドモ−タ内蔵成形品のホルダ−に設けた収納部へプロテクタを内 蔵して、この収納部の入り口を樹脂で覆った後モ−ルド成形するので、モ−ルド 成形時の樹脂材の侵入及び成形圧によるプロテクタの変形がなくなるとともに、 固定子コイルとの密着性が均一となるため、プロテクタの温度検出精度も良くな る。 さらに、プロテクタの取り付けが確実にでき、しかも、組立がきわめて容易と なり作業性も良くなる。
【0007】
以下、本考案を図面に示された一実施例に基づいて具体的に説明する。 図1は、本考案の一実施例のモ−ルドモ−タの正面図である。 図2はその成形前の固定子の平面図、図3は同じく成形前の固定子の正面図で ある。 図1において、1は図2及び図3に示す固定子を覆う外被であり、モ−ルド樹 脂よりなっている。 このモ−ルド樹脂からなる外被1よりリ−ド線と接続するL字型の導電性の接 続端子2を内在する成形品よりなるコネクタ3の一部を接続端子とともに露出し て形成する。
【0008】 図2において、4は磁性材料よりなる薄板を複数枚積層して形成した固定子鉄 心であり、5はこの固定子鉄心に巻装された固定子コイルである。 6は固定子コイルの端面を覆うように成形品よりなるホルダ−7を介して支持 される円弧状の絶縁体からなるプリント基板で、このプリント基板には導電性の 導電層8を設けて、この導電層にて固定子コイルの端部よりの口出線9とハンダ 付けにて接続する。 一方、リ−ド線との接続はコネクタに固定されたL字型の接続端子の外被に覆 われる方はプリント基板の導電層に設けた穴に挿入してハンダ付けにて接続し、 もう一方のコネクタとともに外被より露出される接続端子はハウジング(図示せ ず)等にリ−ド線を先に固定しておきハウジングを挿入して、前記の固定子コイ ルよりの口出線と導電層を介してリ−ド線とは電気的に接続される。 なお、10は前記固定子コイル5を縛る結束糸である。 また、プロテクタ等の安全保護装置11と固定子コイル及びリ−ド線との接続は 、安全保護装置に接続されている安全保護装置用リ−ド線12とプリント基板の 導電層を介して行なう。
【0009】 図3は、固定子コイルに本考案のホルダ−の収納部に安全保護装置を収納して 固定子鉄心に取り付けた状態を示す要部断面図である。 図4は、本考案のホルダ−の収納部に安全保護装置を収納し、このホルダ−に プリント基板を取り付けた状態を示す平面図でプリント基板上に設けられている 導電層の一部は省略している。 次にホルダ−におけるプロテクタ等の安全保護装置の取付構造について説明す る。 図3、図4において、11はプロテクタ等の安全保護装置で、13は固定子コ イル5に対向してホルダ−7に設けた安全保護装置を収納する収納部である。 このホルダ−7には固定子コイル5が巻装された固定子鉄心4の外周部に設け た溝14に挿入して固定できるように支持足15を設けている。 なお、ホルダ−の収納部にプロテクタを挿入するとともに、この収納部の入り 口を樹脂等の充填材16で覆った後、ホルダ−及び固定子コイルを含め固定子全 体を樹脂でモ−ルドすることにより、モ−ルド成形時の材料の侵入、及び成形圧 によるプロテクタの変形をなくした。
【0010】 以上のように本実施例によれば、固定子コイルに対向する面にホルダ−の収納 部を設け、その中にプロテクタを挿入し樹脂を充填した後固定子全体を樹脂でモ −ルドして一体化する構成により、プロテクタは設定温度で動作できるため、固 定子コイルの温度検出にバラツキがなくなり温度検出精度が良くなり、かつプロ テクタへの材料の侵入や変形による誤動作も無くすることができる。 さらに、以上の構成によれば、ホルダ−にプロテクタを収納する収納部を設け て、プロテクタを収納固定するので、プロテクタ固定用の結束バンド等が不要と なり、又固定子コイルを所定寸法内におさめるための、固定子コイルの整形修正 工程が不要となる等、製造工程が簡略化される。 なお、本考案においてはモ−ルドモ−タについて説明しましたが、本考案の固 定子構造については、モ−ルドモ−タ以外についても利用できることは勿論であ る。
【0011】
上述の様に本考案は、プロテクタ等の安全保護装置を取り付けるためにホルダ −に安全保護装置を収納する収納部を設けて、収納固定する取付構造を採用する ことにより、安全保護装置固定用の結束バンド及び固定子巻線の整形修正工程が 不要となる等製造工程の簡略化がはかれると共にその製造工程の簡略化によるレ アショ−ト不良及び安全保護装置誤動作等の不良低減を実現することができる。 しかも、この考案の温度過昇防止装置の安全保護装置の取り付け構造は、収納 部をホルダ−と一体に設け、この収納部内に安全保護装置を固定し、収納部入り 口を樹脂にて充填後さらにモ−ルド成形することにより確実に温度検出ができる 。 以上のように、従来の手作業の必要性がなくなるため、品質が安定し機械的に 組立が可能となり、温度検出精度もすぐれており、従来の場合と比較して一段と すぐれた効果のあるモ−ルドモ−タを提供できる。
【図1】本考案の一実施例におけるモ−ルドモ−タ正面
図である。
図である。
【図2】本考案の一実施例における固定子の平面図であ
る。
る。
【図3】本考案の一実施例における固定子の正面図であ
る。
る。
【図4】本考案の一実施例におけるホルダ−にプリント
基板を取り付けた状態を示す平面図である。
基板を取り付けた状態を示す平面図である。
【図5】従来の固定子の平面図である。
1 外被 2 接続端子 3 コネクタ 4 固定子鉄心 5 固定子コイル 6 プリント基板 7 ホルダ− 8 導電層 9 口出線 10 結束糸 11 安全保護装置 12 安全保護装置用リ−ド線 13 収納部 14 溝 15 支持足 16 充填材 17 結束バンド 18 リ−ド線 19 絶縁保護チュ−ブ
Claims (1)
- 【請求項1】 固定子鉄心の外周部にホルダ−を固定し
て、この固定子鉄心に固定子コイルを施して固定子を形
成し、この固定子コイルに対向するように前記ホルダ−
を配設するとともに、このホルダ−に収納部を設け、こ
の収納部内に固定子コイルの表面の温度を検知する安全
保護装置を収納し、前記収納部入り口に樹脂等の充填材
でモ−ルドし、前記ホルダ−と前記固定子とを樹脂等の
充填材にて一体にモ−ルド成形してなるモ−ルドモ−タ
の安全保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP041918U JPH079071U (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | モ−ルドモ−タの安全保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP041918U JPH079071U (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | モ−ルドモ−タの安全保護装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH079071U true JPH079071U (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=12621637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP041918U Pending JPH079071U (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | モ−ルドモ−タの安全保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH079071U (ja) |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP041918U patent/JPH079071U/ja active Pending
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