JPH0790422B2 - ワイヤカツト放電加工装置 - Google Patents

ワイヤカツト放電加工装置

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JPH0790422B2
JPH0790422B2 JP13144986A JP13144986A JPH0790422B2 JP H0790422 B2 JPH0790422 B2 JP H0790422B2 JP 13144986 A JP13144986 A JP 13144986A JP 13144986 A JP13144986 A JP 13144986A JP H0790422 B2 JPH0790422 B2 JP H0790422B2
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wire
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潔 井上
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株式会社井上ジャパックス研究所
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はワイヤ電極を用いて放電加工するワイヤカット
放電加工装置の改良に関する。
〔従来技術及び問題点〕
ワイヤカット放電加工に於て、加工液(イオン交換処理
水)の供給は非常に重要である。加工液は、ワイヤ電極
と被加工体の加工間隙に於て放電媒体となりパルス放電
を行なわせ加工屑、ガスの排除を行なうと共に冷却作用
を行ない、この冷却によってワイヤ電極は断線すること
なく連続的に走行移動しながら安定に加工を続けること
ができ、又加工電流を増加して加工速度の高い高能率の
放電加工を可能とする。このような加工液の供給を通常
加工部に対向するノズルから噴流して行なう。従来前記
加工液の噴流ノズルは、その噴流口をワイヤ電極が同軸
状に貫通するように設けられ、第1図(a)のようにノ
ズル2の中心にワイヤ電極1が走行移動するようガイド
され、この同軸状態を維持してワイヤ電極1の移動と共
に移動制御するようにしている。このため、第1図
(a)で明らかなように、ノズル噴流口2の面積に対応
して被加工体の加工送り方向と逆向きの既に加工された
溝3の面積が広く、特に図のように加工送り方向を変更
したとき等、溝3の面積が増加し、ノズル2から噴流す
る加工液の大半が溝3に流れ込み、加工進行方向の被加
工体壁面とワイヤ電極1とが対向する加工間隙への噴流
供給量が低減する欠点があった。
〔問題点の解決手段〕
本発明はかかる欠点を改善するために提案されたもの
で、加工液噴流ノズルを、その噴流口をワイヤ電極が貫
通し、且つワイヤ電極がノズル噴流口中心より加工進行
逆方向に偏倚して位置するように設けたことを特徴とす
る。
〔実施例〕
以下図面の一実施例により本発明を説明する。
第2図に於て、4は固定したノズル本体で、先端に旋回
ノズル5を設ける。旋回ノズル5の噴流口2はワイヤ電
極1の中心軸から所要長さに偏心して設けられ、先端に
突出して弾性リング6を設けてある。7は旋回ノズル5
を旋回させる歯車機構、8はその旋回制御モータ、9は
制御回路、10はCNC制御装置、11はノズル内を貫通する
ワイヤ電極1への通電子、12はワイヤ電極1の位置制御
をするガイド、13は被加工体で、ワイヤ電極1がこれを
上下に貫通した状態で図示しない送り装置により左右前
後の平面方向に電極1と被加工体13間に相対的加工送り
が与えられる。通常被加工体13の下面にも同様のノズル
が設けられる。
ノズル先端の弾性リング6はゴム、合成樹脂の弾性体で
全体が構成されるか、スプリング等でリングを加圧する
ようにし、これを被加工体13表面に加圧して閉塞噴流口
を形成する。加工液はノズル本体に形成した供給口41に
ポンプによって加圧供給され、連通するノズル5の噴流
口2より加工間隙に噴流される。
放電加工はガイドされるワイヤ電極1を上下に所定の速
度と張力をもって走行移動させ、通電子11より加工パル
スをワイヤ電極1と被加工体13間に通電し、放電を繰返
して加工する。加工送りは、プログラムしたガラ形状の
送り信号をCNC装置10によって図示しない送り制御装置
に加え、被加工体13を相対送りして形状カットを行な
う。ワイヤ電極1とノズル噴流口2の断面位置関係は第
1図(b)に示す如く、貫通するワイヤ電極1がノズル
噴流口2の中心より加工進行逆方向に偏倚して位置し、
加工送り方向を変更するときはCNC装置10からの信号に
よって制御回路9を制御しモータ8を回転して旋回ノズ
ル5をワイヤ電極1の軸を中心にして所要角度を旋回
し、ワイヤ電極1が常に噴流口2の中心より加工進行逆
方向に所要距離偏倚して位置するよう制御する。
この噴流ノズルによれば、噴流口2の被加工体加工溝3
と対向する面積が狭まり従って加工経路の既に加工形成
した溝部分3への噴流液流量が減少し、反対に電極と被
加工体とで加工進行方向に形成する加工間隙への加工液
噴流量が増加し、多量の加工液を流動させることができ
る。又特に噴流口2と被加工体13表面の隙間は弾性リン
グ6により閉塞されるので、噴流液の外部への流出が防
止され供給液圧を例えば10kg/cm2以上にも容易に高める
ことができ、益々多量の加工液を加工間隙に噴流供給す
ることができる。この充分な多量の加工液の供給によっ
てワイヤ電極1と被加工体13の加工間隙に繰返される放
電は安定に行なわれ、充分な冷却作用が働き、通電子11
からは加工電流を増加させることができ、断線すること
なく安定した高速度のワイヤカットを行なうことができ
る。
又、第1図に示すように加工送り方向を変更したとき、
(a)のような従来のノズルの場合は、特に加工間隙よ
り抵抗の少ない後方の既加工溝3に逃げる流量が増加
し、このため加工間隙に流れる量が急減し実質的に1/2
〜1/3程度に低下してコーナを曲ったところでワイヤ電
極1が断線する欠点があったが、本発明の(b)の場合
は加工溝3への逃げを防止し、コーナ部でも変らない流
量の加工液を流すことができるから、断線することがな
く、又このコーナ部を速度を落すことなく加工し、通過
させるから、角精度を高めて精密加工することができ
る。このコーナ部の加工に於て、従来通常、加工速度が
直角に曲った場合に直線加工時の約60〜70%になり、更
に複雑に曲った場合は約50%にも低下していたが、本発
明によれば約90%以上にすることができる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明は、加工液噴流ノズルを、その噴流
口をワイヤ電極が中心より偏倚する位置に貫通して設
け、ワイヤ電極が噴流口中心より加工進行逆方向に偏倚
して位置するようにしたから、ノズル噴流口の被加工体
の既加工溝と対向する面積が狭くなり、噴流液の前記加
工溝へ逃げる流量を低減し、ワイヤ電極と被加工体とで
加工進行方向に形成する加工間隙への加工液噴流量を増
加し多量の加工液を提供して加工することができ、安定
加工により放電電流を増大して加工速度を高めることが
できる。又噴流ノズルには貫通するワイヤ電極が噴流口
中心より加工進行逆方向に偏倚して位置するように加工
送り信号によって旋回制御する旋回制御装置を設けてあ
るから、加工送り方向の変更によってもワイヤ電極と被
加工体とで加工進行方向に形成する加工間隙には常に充
分な加工液の供給ができ、これによりコーナ部での断線
を防止し、コーナ加工精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は従来の説明図、同(b)は本発明の説明
図、第2図は本発明の一実施例構造図である。 1……ワイヤ電極 2……噴流口 3……加工溝 4……固定ノズル 5……旋回ノズル 6……弾性リング 7……旋回歯軸 8……旋回モータ 9……制御回路 10……CNC制御装置 11……通電子 12……ガイド 13……被加工体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガイド間を直線に走行移動するワイヤ電極
    を被加工体に貫通させた状態でワイヤ電極と被加工体と
    の間に加工形状の相対移動させながら加工液を供給しパ
    ルス放電を行なって放電加工するワイヤカット放電加工
    装置に於て、前記加工液の噴流供給ノズルを、その噴出
    口を前記ワイヤ電極が中心より偏倚する位置に貫通する
    よう設け、該噴流ノズルを、貫通するワイヤ電極が噴流
    口中心より加工進行逆方向に偏倚して位置するように加
    工送り信号によって旋回制御する旋回制御装置を設けた
    ことを特徴とするワイヤカット放電加工装置。
JP13144986A 1986-06-06 1986-06-06 ワイヤカツト放電加工装置 Expired - Fee Related JPH0790422B2 (ja)

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