JPH0789808B2 - 中間育成装置付給餌ブイ - Google Patents

中間育成装置付給餌ブイ

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JPH0789808B2
JPH0789808B2 JP3353511A JP35351191A JPH0789808B2 JP H0789808 B2 JPH0789808 B2 JP H0789808B2 JP 3353511 A JP3353511 A JP 3353511A JP 35351191 A JP35351191 A JP 35351191A JP H0789808 B2 JPH0789808 B2 JP H0789808B2
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JP
Japan
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fish
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breeding
pedestal
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馬瀬博文
上田一裕
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株式会社ゼニライトブイ
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

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  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】給餌ブイは主として海洋牧場で使
用され、海洋牧場では馴致音を流しながら給餌すること
により放流魚の散逸を防ぐ音響給餌が行なわれている
が、放流の前に音響馴致飼育による中間育成を行なう必
要がある。本発明は海洋牧場において、中間育成の音響
馴致飼育から放流音響飼育までを一つの装置で行なうよ
うにした中間育成装置付給餌ブイである。
【0002】
【従来の技術】音響馴致による海洋牧場では、体長3c
mまでの稚魚の育成は陸上の養魚槽で行うが、音響馴致
を行う中間育成いけすは比較的穏やかな内湾等に設置さ
れ、放流後の音響給餌は沖合に設置した音響給餌ブイで
行っている。従って海況条件の厳しい沖合の音響給餌ブ
イまで、好天時に、中間育成いけすを曳航してブイの横
に設置し、いけす内の魚が環境に馴れて落ち着いた後網
を開放し放流している。
【0003】図6ないし図8は従来例の説明図で、図6
は中間育成用音響馴致いけすで、図7は放流海域にいけ
すを曳航する状態を示し、図8は放流海域に設置した音
響給餌ブイの横でいけすを開放し放流した状態を示して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし音響馴致を行う
中間育成に使用する従来のいけす枠は耐波浪性が低い
為、使用範囲は波の静かな内湾に限られ、設置台数に限
度があり、内湾海域の汚染、漁場の老化、養殖生産性の
低下等が進行し易いという欠点があった。
【0005】また従来の中間育成用いけすは数個の浮体
を竹竿等で棧組し、養魚網を吊り下げたものが多く、破
損し易く、空中部の網高が低く、高波浪時には越波によ
って幼魚が流出しがちであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】これらの課題を解決する
ため、本発明は沖合に設置する放流魚用の音響給餌ブイ
の浮体中央部を甲板より底板まで貫通開口し、該開口部
に中間育成用養魚網の上縁を取りつけて中間育成用音響
馴致いけすとし、浮体底板より複数本の脚柱を突設し、
中間育成用養魚網の底部を脚柱に係止するようにすると
ともに、脚柱先端を連結するようにダンパーを取り付け
た給餌ブイ。
【0007】またダンパー近くの脚柱に固定用リングバ
ーを取り付け、養魚網の下部をリングバーに取り付ける
ようにするとよい。
【0008】また、脚柱の上端および下端を開口し放流
魚用投餌管とし、水面下の底層部に直接給餌しうるよう
にするとよい。
【0009】また浮体上方に、中央部を開口した透過性
デッキを設け、該開口部に養魚網上縁を取り付けるよう
にしてもよい。
【作用】養魚網中に音響馴致中間育成用の幼魚を放ち、
給餌器より所定の時間に所定量の給餌を行うと同時に水
中スピーカーより音響馴致用の200ないし300ヘル
ツの断続音を流し、幼魚の音響反射を育成しつつ給餌す
る。
【0010】また、ダンパーを設けたためブイの動揺が
少なく、多少波浪がある海況でもいけすはブイに固縛さ
れていて揺れは少なく、波浪から保護され、越波等はな
く、幼魚が流出することはない。中間育成期間中、幼魚
の成長に合せ網目の大きい養魚網に取り替えると藻等の
付着も防ぎ水流の流通を良くし成育を助ける。
【0011】幼魚が2〜3ケ月で放流可能なまでに成育
すると、養魚網を開放取り外して放流する。放流後同じ
スピーカーで同じ馴致音を流しつつ給餌され、放流魚の
散逸を防ぎながら育成される。
【0012】タイ等の底層魚の放流育成の場合は、脚柱
を利用した給餌管を使用して直接底層に給餌されるの
で、餌を表層や中層の雑魚に奪われることなく、効率よ
く給餌できる。
【0013】また、浮体上方に、浮体と同様な開口を持
つ透過性デッキを設け、養魚網の上縁をデッキ開口部に
取り付ければ、網の空中高さが高くなり、荒天で浮体上
面を洗うような高波浪でも越波はなく、幼魚流出の恐れ
はない。
【0014】
【実施例】図1は本発明を実施した給餌ブイの斜視図
で、1は浮体、2は浮体1の開口部で側壁3の吃水線上
方に中間育成用養魚網4の上縁をロープで固縛するため
の横棒5が取り付けられている。6は中間育成用給餌
機、7は放流魚用給餌機、8はスピーカー、9は太陽電
池でその下部に蓄電池を収容した電源ボックスを構成し
ている。10は給餌機およびスピーカーの制御器を収容
した制御器ボックスで、11は標識灯である。12は脚
柱、13は係留環、14は係留索、15は沈、16は
ダンパー、17は養魚網底部固縛用リングである。
【0015】本実施例では中間育成用給餌機と放流魚育
成用給餌機を2台設けたが、本来音響馴致の中間育成が
すんで放流育成をするので、1台の給餌機で兼用しても
よい。また本実施例のように2台の給餌機を設ければ、
中間育成が終って放流期に入れば、2台の給餌機で放流
魚に給餌できる。また、中間育成と同時に放流育成も行
うことができる利点もある。
【0016】また本実施例では正方形の浮体の開口で養
魚網もそれに合した正方形の養魚網としたが、円形の開
口、円形の養魚網としてもよいことは勿論である。また
脚柱も4本としたが、3本等としてもよいことは勿論で
ある。
【0017】図2は本発明の別の実施例の平面図、図3
は図2のA−A切断側面図である。18は脚柱を浮体上
迄伸ばして浮体上所定の高さに支持したエキスパンドメ
タル等の透過性板を張ったデッキである。養魚網4の上
縁はデッキ18迄高く伸ばしてデッキの開口部に固縛さ
れている。給餌機、電源、制御器等の機器はデッキ上に
設けられている。本実施例ではデッキの平面外形を円形
にしたが四角形状の平面外形としてもよいことは勿論で
ある。
【0018】図4は養魚網4を取り外し交換を容易にす
るため、養魚網底部4隅をシヤクル19でロープ20に
繋ぎ、脚柱12の環21を通してロープの端をデッキ上
に固縛するようにした説明図である。
【0019】図5はロープ20の途中に重り22を設
け、養魚網の係止部と脚柱の間の緩衝装置とした状態を
示している。
【0020】図6は従来の中間育成用いけす23で、湾
内の静水域に設置する竹や鋼管等の棒材24と浮体25
で棧状に組み立て、養魚網を取り付け、中央に音響自動
給餌機6を取り付けたいけすである。8は音響馴致用ス
ピーカーである。
【0021】図7は従来の中間育成用いけす23を沖合
の放流用給餌ブイまで曳航する状態を示した説明図。
【0022】図8は従来例の放流用給餌ブイ26の横
で、中間育成用いけす23の養魚網を開放して放流した
状態を示す説明図である。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の給餌ブイを用いれば、音
響馴致の中間育成から放流音響給餌までを一貫して一つ
の給餌ブイで行うことができ、狭い湾内ではなく、広い
沖合で、汚染等による生産性低下の恐れもなく、また従
来のようにいけすを沖合まで曳航設置する手間と期間も
省略できる。また沖合では潮流、波等によりいけす内外
の水の流通性がよく、天然魚と同じ環境がえられ、幼魚
の育成を助ける。また沖合の高波浪にかかわらず、いけ
すは浮体で保護され、動揺が少く幼魚育成に適してい
る。
【0024】請求項2記載の給餌ブイを用いれば、波浪
や水流による養魚網下部の動揺、振れがなく、さらに幼
魚の育成に適する。
【0025】請求項3記載の給餌ブイを用いれば、水面
下の表層部の雑種魚に食されることなく底層の放流魚に
効率よく給餌できる。
【0026】請求項4記載の給餌ブイを用いれば、荒天
時の高波浪で越波はなく、養魚網中の幼魚の流出が防げ
る。またデッキが透過性床材のため、常に乾燥し、滑り
にくく安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す斜視図
【図2】本発明の別の実施例を示す平面図
【図3】図2のA−A断面図
【図4】養魚網底部の固定装置の他の1例を示した説明
【図5】養魚網底部の固定装置のさらに他の1例を示し
た説明図
【図6】従来例の音響馴致中間育成用いけすの説明図
【図7】従来の中間育成用いけすを曳航中の説明図
【図8】中間育成いけすを音響給餌ブイの横に設置した
後いけすを開放放流した状況を示す従来例の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 浮体 2 開口部 4 養魚網 6 給餌機 7 給餌機 8 スピーカー 10 制御器ボックス 12 脚柱 16 ダンパー 18 デッキ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−279733(JP,A) 特開 平1−240129(JP,A) 特開 昭60−197486(JP,A) 特開 昭62−48328(JP,A) 特開 平1−112934(JP,A) 特開 昭61−1337(JP,A) 実開 昭64−32060(JP,U) 実開 昭58−68865(JP,U) 特公 昭61−48887(JP,B2)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央部を甲板より底板まで貫通開口した浮
    体と、開口部に上縁を取り付けた中間育成用養魚網と、
    浮体底板より下方に突設した複数本の脚柱と、中間育成
    用養魚網の底部を脚柱に係止する装置と、脚柱先端を連
    結したダンパーと、給餌機と、水中スピーカーと、給餌
    および音響の制御器とを有し、中間育成用音響馴致いけ
    すを内蔵したことを特徴とする中間育成装置付給餌ブ
    イ。
  2. 【請求項2】ダンパー近くの脚柱に中間育成用養魚網下
    部固定用リングバーを取り付けたことを特徴とする請求
    項1記載の中間育成装置付給餌ブイ。
  3. 【請求項3】脚柱の上端下端を開口し放流魚用投餌管と
    したことを特徴とする請求項1記載の中間育成装置付
    餌ブイ。
  4. 【請求項4】浮体下方に、中央部を開口した透過性デッ
    キを設け、該開口部に中間育成用養魚網上縁を固定した
    ことを特徴とする請求項1記載の中間育成装置付給餌ブ
    イ。
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