JPH0789572A - 防錆シート - Google Patents

防錆シート

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JPH0789572A
JPH0789572A JP23212493A JP23212493A JPH0789572A JP H0789572 A JPH0789572 A JP H0789572A JP 23212493 A JP23212493 A JP 23212493A JP 23212493 A JP23212493 A JP 23212493A JP H0789572 A JPH0789572 A JP H0789572A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】防錆剤が脱落し難く溶融して再生原料として使
用することができる防湿耐水性防錆シートを提供する。 【構成】密度(JIS−P−8118)0.20g/c
3 以上の合成樹脂不織布と合成樹脂フィルムを積層し
た基材の、合成樹脂不織布面に気化性防錆剤を含有させ
た防錆シート。 【効果】鉄に対して高温高湿下でも良好な防錆能を示
し、取扱中に防錆剤の不織布面からの脱落がなく作業環
境は良好であった。また、溶融して再生原料として使用
出来た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は合成樹脂製の基材に気化
性防錆剤を含有させた防錆シートに関し、特に溶融して
再生原料として使用することができる良質の防湿耐水性
防錆シートに関する。
【0002】
【従来の技術】気化蒸気が金属に対して防錆効果を発揮
する気化性防錆剤を支持体に含有させた防錆シートは一
般に良く知られており、産業用シートとして金属類の保
管、輸送等に巾広く実用されている。
【0003】防錆シートの支持体としては、一般にクラ
フト紙、ラミネート紙、合成樹脂フィルム、各種繊維の
不織布と合成樹脂フィルムを貼り合わせたシート等が使
用されている。また、特殊用途として合成樹脂不織布と
合成樹脂フィルムと合成樹脂クロスを順次積層したシー
ト、あるいはその合成樹脂クロスの上にさらに合成樹脂
フィルムを積層したシート等も使用されている。
【0004】中でも、合成樹脂不織布と合成樹脂フィル
ムを貼り合わせたシートの不織布面に気化性防錆剤を含
有させた防錆シートは、優れた防湿耐水性があるために
防錆効果が高く、しかも溶融して再生原料とすることが
可能である等優れた面が多い。また、本発明者等が先に
出願した特開平5−65168号公報に記載の、合成樹
脂不織布と合成樹脂フィルムと合成樹脂クロスを順次積
層したシートの不織布面に気化性防錆剤を含有させた防
錆シートは、優れた防湿耐水性を有し再生原料として使
用可能であるというメリットの他に、優れた強度を有し
ているために取扱い中に破れる危険性が低いといった特
性を有する。
【0005】しかし、合成樹脂不織布面に気化性防錆剤
組成物を塗布して含有させたタイプの防錆シートを使用
した結果、その性能に問題があり改良を必要とすること
が分かった。即ち、防錆シートを取扱う際に、塗布され
た防錆剤組成物が脱落し易くて、飛散した防錆剤の粉が
作業環境を悪化させたり、脱落量が多量の場合には防錆
効果が落ちる等の欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、不織布
として特定の物性を有するものを使用することによって
防錆剤の脱落が極めて少なくなることを見出した。本発
明の目的は、防錆剤が脱落し難く、原料として再使用可
能な、防湿耐水性防錆シートを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、合成樹脂不織
布と合成樹脂フィルムを積層した基材の不織布面に気化
性防錆剤を含有させた防錆シートにおいて、不織布が密
度(JIS−P−8118)0.20g/cm3 以上で
あることを特徴とする防錆シートである。
【0008】
【作用】本発明においては、JIS−P−8118に基
づく密度が0.20g/cm3以上の合成樹脂不織布を
使用して防錆剤の脱落の少ないものを得るが、中でも
0.20〜0.80g/cm3 のものが好ましい。密度
が0.20g/cm3 未満のものを使うと脱落に関して
欠点のあるものしか得られず、0.80g/cm3を越
えるものを使うと繊維間の空隙が少なすぎるために、そ
こに保持可能な防錆剤量が少量となり、用途によっては
効果の点で見劣りする場合もある。また、本発明におい
ては、エンボス加工した合成樹脂不織布も使用可能でし
るが、その場合にもエンボス加工前の密度が0.20g
/cm3 以上のものが使用される。
【0009】合成樹脂不織布としては、例えばポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド等の
合成樹脂を材料として湿式法、乾式法、直接法で製造さ
れた厚さ5μm〜50mmのものが挙げられ、中でも、
ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂
はヒートシール性に優れているため特に好ましい。
【0010】本発明に用いられる基材は、合成樹脂不織
布と合成樹脂フィルムを積層したものに限定されるもの
ではない。例えばこの積層シートの合成樹脂フィルム上
に、合成樹脂クロスを貼り合わせて得られる合成樹脂不
織布−合成樹脂フィルム−合成樹脂クロスの積層シー
ト、あるいは、合成樹脂クロスと合成樹脂フィルムを順
次積層して得られる合成樹脂不織布−合成樹脂フィルム
−合成樹脂クロス−合成樹脂フィルムの積層シート等が
含まれる。
【0011】合成樹脂クロスは防錆シートの機械的強度
を上げるために用いられ、これを貼り合わせることによ
って破れ難くなり、例えば袋に加工してその中に金属部
品等を入れて取り扱った時に、袋が破れて発錆し易い環
境にさらされる危険性が小さくなる。
【0012】上記のような合成樹脂不織布と合成樹脂フ
ィルム等を貼り合わせた基材の不織布に気化性防錆剤を
含有させた構造の防錆シートは、通常積層した基材の不
織布面に気化性防錆剤組成物を塗布して得られる。
【0013】また、合成樹脂不織布、合成樹脂フィル
ム、合成樹脂クロスを順次積層したシートの不織布に気
化性防錆剤を含有させた構造の防錆シートは、通常
(A)順次積層したシートの不織布面に気化性防錆剤組
成物を塗布することによって、あるいは(B)不織布と
フィルムを積層したシートの不織布面に気化性防錆剤組
成物を塗布した後に、このシートのフィルム面にさらに
クロスを貼り合わせることによって得られる。
【0014】また合成樹脂不織布−合成樹脂フィルム−
合成樹脂クロス−合成樹脂フィルムを順次積層したシー
トの不織布に気化性防錆剤を含有させた構造の防錆シー
トは、通常(A)順次積層したシートの不織布面に気化
性防錆剤組成物を塗布する。(B)不織布とフィルムと
クロスを順次積層したシートの不織布面に気化性防錆剤
組成物を塗布した後に、このシートのクロス面にフィル
ムを貼り合わせる。(C)不織布とフィルムを積層した
シートの不織布面に気化性防錆剤組成物を塗布した後
に、このシートのフィルム面にクロスとフィルムを順次
貼り合わせる。(D)不織布とフィルムを積層したシー
トの不織布面に気化性防錆剤組成物を塗布した後に、こ
のシートのフィルム面にクロスとフィルムを貼り合わせ
たシートのクロス面を貼り合わせる、等の方法によって
得られる。
【0015】合成樹脂フィルムとしては、例えばポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビ
ニリデン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリスチレン等の材質からなる厚さ5
〜500μmのものが挙げられる。中でも、ポレエチレ
ン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂はヒートシ
ール性に優れ特に好ましい。
【0016】合成樹脂クロスとしては、例えばポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド等の
材質からなる厚さ5〜500μmのものが挙げられる。
中でも、ポレエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフ
ィン系のものはヒートシール性に優れて好ましい。そし
て、引張り強度が20kg/50mm以上のものを使用
すると、取扱中に袋が破れる危険性が極めて小さく特に
好ましい。
【0017】合成樹脂フィルムや合成樹脂クロスの貼り
合わせには、湿式ラミネート法、乾式ラミネート法、ホ
ットメルトラミネート法、押し出しラミネート法等の公
知の方法が用いられる。
【0018】本発明に用いられる防錆剤としては、例え
ば亜硝酸ジシクロヘキシルアンモニウム、カプリル酸ジ
シクロヘキシルアンモニウム、炭酸ジシクロヘキシルア
ンモニウム、亜硝酸ジイソプロピルアンモニウム、安息
香酸モノエタノールアンモニウム、安息香酸ソーダ、安
息香酸、カプリル酸、カプリン酸、安息香酸イソプロピ
ル、安息香酸ブチル、桂皮酸ブチル、カルバミン酸アン
モニウム、モノエチルアミン、ジエチルアミン、モノエ
タノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノール
アミン、モルホリン、メチルモルホリン、エチルモルホ
リン、ヘキサメチレンテトラミン、ベンゾトリアゾー
ル、トリルトリアゾール、尿素、チオ尿素、亜硝酸ソー
ダ等の公知の材料が挙げられ、塗布に用いられる気化性
防錆剤組成物の塗液は上記防錆剤の単独あるいは複数を
水性系、非水性系媒体、電離放射線硬化性物質等に分
散、溶解、混和し、さらに必要応じて接着剤、浸透剤等
を添加して調製される。
【0019】塗液中の防錆剤の濃度は通常5〜80重量
%の範囲に調整され、接着剤は防錆剤100重量部に対
して0〜200重量部、浸透剤は防錆剤100重量部に
対して0〜100重量部の範囲で用いられる。
【0020】水性系媒体としては、水単独あるいはメチ
ルケトン、メタノール、エタノール、n−プロピルアル
コール、イソプロピルアルコール、n−ブタノール、イ
ソブタノール、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール等の水と混和する媒体と水との混合液が挙げられ
る。
【0021】非水性系媒体としては、例えばベンゼン、
トルエン、キシレン、ヘキサン、シクロヘキサン、トリ
クロルエチレン、メチルケトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢
酸ブチル、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチ
ルセロソルブ、メタノール、エタノール、n−プロピル
アルコール、イソプロピルアルコール、n−ブタノー
ル、イソブタノール、n−ヘキサノール、シクロヘキサ
ノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、
ジエチレングリコール等が挙げられる。
【0022】電離放射線硬化性物質としては、電子線あ
るいは紫外線で硬化するエチレン性不飽和結合を有する
モノマー、オリゴマー、プレポリマーが挙げられ、具体
的にはスチレン、メチルアクリレート、ブチルアクリレ
ート、ラウリルアクリレート、ポリエチレングリコール
ジアクリレート、プロピレングリコールジアクリレー
ト、トリメチロールプロパンジアクリレート、トリメチ
ロールプロパントリアアクリレート、ペンタエリスリト
ールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラア
クリレート、ヘキサンジオールジアクリレート、1,2
−ブタンジオールジアクリレート、エポキシ樹脂とアク
リル酸との反応物、マレイン酸とアクリル酸とジエチレ
ングリコールの縮合物等が挙げられる。
【0023】エチレン性不飽和結合を有するモノマー、
オリゴマー、プレポリマーを使用して紫外線で硬化する
場合には、塗液中に光重合開始剤が、また必要に応じて
増感剤が添加される。
【0024】光重合開始剤としては、例えばベンゾキノ
ン、フェナンスレンキノン、ナフトキノン、ベンゾイン
ブチルエーテル、ベンゾイン、ミヒラーケトン等が挙げ
られる。
【0025】増感剤としては、例えばトリエタノールア
ミン、N−メチルジエタノールアミン、N,N−ジエタ
ノールアミン、N−メチルモルホリン等が挙げられる。
【0026】浸透剤としては、例えばイソプロピルアル
コール、イソブチルアルコール等のアルコール類等が挙
げられる。
【0027】接着剤としては、水性系として塗布する場
合には水溶性バインダー、ラテックス系バインダーが使
用され、非水性系として塗布する場合には油溶性バイン
ダーが使用される。
【0028】水溶性バインダーとしては、例えばゼラチ
ン、アルブミン、カゼイン、澱粉、エーテル化澱粉、エ
ステル化澱粉、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース、寒天、アルギン酸ソーダ、アラビ
アゴム等の水溶性天然或いは半合成高分子化合物、ポリ
ビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール、ポリビ
ニルピロリドン、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミ
ド、エチレン・無水マレイン酸共重合体、スチレン・無
水マレイン酸共重合体、メチルビニルエーテル・無水マ
レイン酸共重合体、イソブチレン・無水マレイン酸共重
合体等の水溶性合成高分子化合物が挙げられる。
【0029】ラテックス系バインダーとしては、例えば
スチレン・ブタジエンラテックス、アクリロニトリル・
ブタジエンラテックス、アクリル酸エステル系ラテック
ス、酢酸ビニル系ラテックス、塩化ビニリデン系ラテッ
クス及びこれらのカルボキシ変性(例えばアクリル酸)
ラテックス等が挙げられる。
【0030】油溶性バインダーとしては、例えばロジ
ン、コパール、ダルマン、ギルソナイト、ゼイン等の天
然樹脂、硬化ロジン、二量化ロジン、重合ロジン、マレ
イン酸樹脂、フマル酸樹脂、メチルセルロース、エチル
セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、エチルヒ
ドロキシエチルセルロース、セルロースアセテートプロ
ピオネート、セルロースアセテートブチラール、ニトロ
セルロース等の半合成樹脂、フェノール樹脂、キシレン
樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、ケトン樹脂、クマロン
・インデン樹脂、石油樹脂、テルペン樹脂、環化ゴム、
塩化ゴム、アルキド樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹
脂、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル・酢
酸ビニル共重合体、塩素化ポリプロピレンスチレン樹
脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリビニルブチ
ラール等が挙げられる。
【0031】気化性防錆剤組成物の塗布は、通常バーコ
ーター、ロールコーター、グラビアコーター、エアーナ
イフコーター等の塗工機を使って行われる。塗液は、通
常乾燥重量が2〜50g/m2 となるように塗布され
る。1g/m 2 未満の場合には防錆効果が弱く、50g
/m2 を越える場合には製造コストが極めて高いものと
なる。
【0032】
【実施例】以下に実施例を示し本発明をより具体的に説
明するが、勿論これらに限定されるものではない。また
特に断らない限り例中の部および%はそれぞれ重量部及
び重量%を示す。
【0033】実施例1 JIS−P−8118に基づく密度が0.227g/c
3 で28g/m2 のポリエチレン−ポリプロピレン系
不織布(商品名:H2841、ハビックス製)に20μ
mのポリエチレンを貼り合わせて積層した基材を得た。
【0034】続いて、水60重量部に亜硝酸ソーダ20
重量部、安息香酸11重量部、トリエチルアミン9重量
部を溶解して調製した防錆塗液を、上記基材の不織布面
にバーコーターでコート量が7g/m2 (乾燥重量)と
なるように塗布し、60℃下で乾燥して防錆シートを作
成した。
【0035】得られた防錆シートは、鉄に対して高温高
湿下で良好な防錆能を示し、また溶融して再生原料とし
て使用出来た。また、この防錆シートは、取扱中に防錆
剤の不織布面からの脱落が殆ど見られず作業環境は良好
であった。
【0036】実施例2 JIS−P−8118に基づく密度が0.31g/cm
3 で40g/m2 のポリエチレン系不織布(商品名:ル
クサーH2020XW、旭化成製)に20μmのポリエ
チレンを貼り合わせて積層した基材の、不織布面に実施
例1と同様にして得た防錆塗液をバーコーターでコート
量が7g/m2 (乾燥重量)となるように塗布し、60
℃下で乾燥して防錆シートを作成した。
【0037】得られた防錆シートは、鉄に対して高温高
湿下で良好な防錆能を示し、また溶融して再生原料とし
て使用出来た。また、この防錆シートは、取扱中に防錆
剤の不織布面からの脱落が殆ど見られず作業環境は良好
であった。
【0038】実施例3 JIS−P−8118に基づく密度が0.32g/cm
3 で54g/m2 のポリエチレン系不織布(商品名:タ
イベック1056D、デュポン製)に20μmのポリエ
チレンを貼り合わせて積層した基材の、不織布面に実施
例1と同様にして得た防錆塗液をバーコーターでコート
量が7g/m2 (乾燥重量)となるように塗布し、60
℃下で乾燥して防錆シートを作成した。
【0039】得られた防錆シートは、鉄に対して高温高
湿下で良好な防錆能を示し、また溶融して再生原料とし
て使用出来た。また、この防錆シートは、取扱中に防錆
剤の不織布面からの脱落が殆ど見られず作業環境は良好
であった。
【0040】実施例4 JIS−P−8118に基づく密度が0.35g/cm
3 で80g/m2 のポリエチレン系不織布(商品名:ル
クサーH1040ZZ、旭化成製)に20μmのポリエ
チレンを貼り合わせて積層した基材の、不織布面に実施
例1と同様にして得た防錆塗液をバーコーターでコート
量が7g/m2 (乾燥重量)となるように塗布し、60
℃下で乾燥して防錆シートを作成した。
【0041】得られた防錆シートは、鉄に対して高温高
湿下で良好な防錆能を示し、また溶融して再生原料とし
て使用出来た。また、この防錆シートは、取扱中に防錆
剤の不織布面からの脱落が殆ど見られず作業環境は良好
であった。
【0042】実施例5 ポリエチレンクロス(商品名:パイオランU・Sクロ
ス、ダイヤテックス社製)に20μmポリエチレンをラ
ミネートしたシートのポリエチレンクロス面に、実施例
1と同様の不織布H2841をポリエチレンをバインダ
ーとして貼り合わせて積層した基材の、不織布面に実施
例1と同様にして得た防錆塗液をバーコーターでコート
量が7g/m2 (乾燥重量)となるように塗布し、60
℃下で乾燥して防錆シートを作成した。
【0043】得られた防錆シートは、鉄に対して高温高
湿下で良好な防錆能を示し、また溶融して再生原料とし
て使用出来た。また、この防錆シートは、取扱中に防錆
剤の不織布面からの脱落が殆ど見られず作業環境は良好
であった
【0044】比較例1 JIS−P−8118に基づく密度が0.183g/c
3 で28g/m2 のポリエチレン−ポリプロピレン系
不織布(商品名:ボンリック28J、金星製紙製)に2
0μmのポリエチレンを貼り合わせて積層した基材の、
不織布面に実施例1と同様にして得た防錆塗液をバーコ
ーターでコート量が7g/m2 (乾燥重量)となるよう
に塗布し、60℃下で乾燥して防錆シートを作成した。
【0045】得られた防錆シートは、鉄に対して高温高
湿下で良好な防錆能を示し、また溶融して再生原料とし
て使用出来たが、取扱中に防錆剤の不織布面からの脱落
が多く見られた。
【0046】比較例2 ポリエチレンクロス(商品名:パイオランU・Sクロ
ス、ダイヤテックス社製)に20μmポリエチレンをラ
ミネートしたシートのポリエチレンクロス面に、比較例
1と同様の不織布ボンリック28Jをポリエチレンをバ
インダーとして貼り合わせて積層した基材の、不織布面
に実施例1と同様にして得た防錆塗液をバーコーターで
コート量が7g/m2 (乾燥重量)となるように塗布
し、60℃下で乾燥して防錆シートを作成した。
【0047】得られた防錆シートは、鉄に対して高温高
湿下で良好な防錆能を示し、また溶融して再生原料とし
て使用出来たが、取扱中に防錆剤の不織布面からの脱落
が多く見られた。
【0048】
【発明の効果】本発明の防錆シートは、鉄に対して高温
高湿下でも良好な防錆能を示し、また溶融して再生原料
として使用出来た。また、この防錆シートは、取扱中に
防錆剤の不織布面からの脱落がなく作業環境は良好であ
った。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂不織布と合成樹脂フィルムを積層
    した基材の不織布面に気化性防錆剤を含有させた防錆シ
    ートにおいて、不織布が密度(JIS−P−8118)
    0.20g/cm3 以上であることを特徴とする防錆シ
    ート。
  2. 【請求項2】合成樹脂が全層ともポリオレフィン樹脂で
    ある請求項1記載の防錆シート。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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