JPH0789241A - 感熱記録体 - Google Patents

感熱記録体

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JPH0789241A
JPH0789241A JP5236765A JP23676593A JPH0789241A JP H0789241 A JPH0789241 A JP H0789241A JP 5236765 A JP5236765 A JP 5236765A JP 23676593 A JP23676593 A JP 23676593A JP H0789241 A JPH0789241 A JP H0789241A
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bis
hydroxyphenyl
sulfone
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JP5236765A
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Satoyuki Okimoto
智行 沖本
Kazumi Maki
一美 牧
Katsuhiko Ishida
勝彦 石田
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New Oji Paper Co Ltd
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    • B41M5/333Colour developing components therefor, e.g. acidic compounds
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Abstract

(57)【要約】 【目的】670nm付近に発振波長を有する半導体レー
ザーを用いたバーコードリーダーで安定して読み取り可
能な感熱記録体を提供するところにある。 【構成】支持体上に、無色ないしは淡色の塩基性染料と
呈色剤を含有する記録層を設けた感熱記録体において、
塩基性染料として3−(N−エチル−N−p−トリル)
アミノ−6−メチル−7−p−トルイジノフルオラン
を、呈色剤としてビス(3−アリル−4−ヒドロキシフ
ェニル)スルホンおよび/または4−ヒドロキシ−4′
−イソプロポキシジフェニルスルホンを含有させた感熱
記録体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に半導体レーザーに
よる読み取り適性に優れ、しかも記録像の保存性及び地
肌カブリの良好な感熱記録体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、無色ないしは淡色の塩基性染料と
呈色剤との反応を利用し、熱により両発色物質を反応さ
せて記録像を得るようにした感熱記録体はよく知られて
いる。かかる感熱記録体は、比較的安価であり、また記
録機器がコンパクトで且つメンテナンスフリーであるた
め広範な分野で使用されている。
【0003】例えば、POS(Point of Sales)ラベ
ルシステムが種々の分野で使用されるようになり、一方
バーコードリーダー読み取り用の光源としては、主にH
e−Neレーザーが一般的に使用されており、その読み
取り波長は主に630nm付近が中心で、従来一般的に
用いられている黒発色系のロイコ染料で十分読み取り可
能であった。また半導体レーザーの場合には、900n
m付近の発振波長のものが主体で、それらの波長に対応
した特殊な近赤外発色染料が用いられて来たが経時的に
地肌が着色し易い等の欠点があった。ところが近年製造
技術等の進歩によりに670nm付近に発振波長を有し
実用性の高い半導体レーザーが容易に製造できる用にな
り、バーコード読み取り用光源として今後有望視される
ようになってきた。しかしながら従来の黒発色染料の使
用ではその吸収波長が若干短く670nm付近において
十分な光吸収を示さず、従って必要な読み取り感度が得
られず、読み取りエラーを生じる等、不満足なものであ
った。
【0004】このため、半導体レーザーを備えたバーコ
ードリーダー用として少なくとも670nmないし70
0nm付近まで吸収波長を有し、記録層の白紙部におけ
る白色度が低下せず、しかも記録像が安定して維持し得
る感熱記録体が強く要請されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、67
0nm付近に発振波長を有する半導体レーザーを用いた
バーコードリーダーで安定して読み取り可能な感熱記録
体を提供するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め本発明者等は、種々の検討を重ねた結果、特定の塩基
性染料と特定の呈色剤を組み合わせることで、670n
mないし700nm付近に至る十分な吸収波長を有し白
色度および記録濃度の低下が少ない感熱記録体が得られ
ることを見出し、本発明を完成したものである。即ち、
本発明は、支持体上に、無色ないしは淡色の塩基性染料
と呈色剤を含有する記録層を設けた感熱記録体におい
て、塩基性染料として3−(N−エチル−N−p−トリ
ル)アミノ−6−メチル−7−p−トルイジノフルオラ
ンを、呈色剤としてビス(3−アリル−4−ヒドロキシ
フェニル)スルホンおよび/または4−ヒドロキシ−
4′−イソプロポキシジフェニルスルホンを含有させた
感熱記録体である。
【0007】
【作用】本発明では、塩基性染料として3−(N−エチ
ル−N−p−トリル)アミノ−6−メチル−7−p−ト
ルイジノフルオランを、呈色剤としてビス(3−アリル
−4−ヒドロキシフェニル)スルホンおよび/または4
−ヒドロキシ−4′−イソプロポキシジフェニルスルホ
ンを用いることにより、670nmないし700nm付
近まに至るまで十分強い吸収波長を有する感熱記録体が
得られることが判明したものである。即ち、かかる感熱
記録体は700nm付近において、発色部分の反射濃度
は23%以下で、且つ白紙部分の反射濃度は95%以上
であり、半導体バーコードリーダーで十分に読み取り可
能なコントラストを有していた。特に、呈色剤としてビ
ス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホンを
用いた場合、700nm付近により強い吸収波長を有
し、より好ましく用いられる。
【0008】上記塩基性染料と呈色剤との使用比率につ
いては特に限定するものではないが、一般に塩基性染料
100重量部に対して50〜1000重量部、好ましく
は150〜700重量部程度の範囲で調節するのが望ま
しい。
【0009】本発明においては、発色系を構成する成分
として上記の如き特定の塩基性染料と呈色剤とを組み合
わせることで、半導体レーザーを用いたバーコードリー
ダーで十分読み取り可能な感熱記録体が得られるもので
あるが、例えば高温高湿環境下に置かれた場合等、記録
濃度の低下は特に読み取りミスの原因ともなり、記録層
中に更に下記の如き保存性改良剤を含有せしめると、記
録像保存性が一段と向上し読み取り適性の優れた感熱記
録体が得られるため好ましい。
【0010】かかる保存性改良剤の具体例としては、
2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチ
ルフェノール)、2,2′−メチレンビス(4−エチル
−6−tert−ブチルフェノール)、2,2′−メチリデ
ンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、2,
2′−エチリデンビス(4−sec −ブチル−6−tert−
ブチルフェノール)、4,4′−ブチリデンビス(6−
tert−ブチル−3−メチルフェノール)、4,4′−チ
オビス(6−tert−ブチル−3−メチルフェノール)、
1,1,3−トリス(5−tert−ブチル−4−ヒドロキ
シ−2−メチルフェニル)ブタン、1,1,3−トリス
(5−シクロヘキシル−4−ヒドロキシ−2−メチルフ
ェニル)ブタン、1,3,5−トリス〔2−(3,5−
ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナモイル
オキシ)エチル〕イソシアヌレート、1,3,5−トリ
ス(4−tert−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメ
チルベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス
(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ル)イソシアヌレート、2,4,6−トリス(3′,
5′−ジ−tert−ブチル−4′−ヒドロシキベンジル)
メシチレン、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−
(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート〕、4−{4−〔1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)エチル〕−α,α−ジメチルベ
ンジル}フェノール、2,2′−メチレンビス(4,6
−ジ−tert−ブチルフェニル)フォスフェイトの金属塩
等が挙げられる。なお、これらの化合物は必要に応じて
2種以上を併用することも可能である。また、2,2′
−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)
フォスフェイトの金属塩としては、ナトリウム,カリウ
ム等のアルカリ金属塩、マグネシウム,カルシウム,バ
リウム,亜鉛,アルミニウム等の多価金属塩が好まし
い。
【0011】上記保存性改良剤のうちでも、2,2′−
メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)フ
ォスフェイトの金属塩、1,1,3−トリス(5−tert
−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ブタ
ン、1,1,3−トリス(5−シクロヘキシル−4−ヒ
ドロキシ−2−メチルフェニル)ブタン、及び4−{4
−〔1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エチル〕
−α,α−ジメチルベンジル}フェノールは、前記特定
の塩基性染料と呈色剤との組み合わせにおいて特に顕著
な効果を発揮するためより好ましく使用される。
【0012】保存性改良剤の使用量については特に限定
するものではないが、一般に前記特定の塩基性染料10
0重量部に対して10〜700重量部、好ましくは30
〜350重量部の範囲で調節するのが望ましい。
【0013】前述の如く、本発明の感熱記録体は、特定
の塩基性染料と呈色剤で発色系を構成したところに重大
な特徴を有するものであるが、必要に応じて例えば特開
平4−353491号公報などに記載された塩基性染料
や特開平5−580号公報などに記載された呈色剤を併
用することも可能である。
【0014】かかる熱可融性物質としては、例えばステ
アリン酸アミド、ステアリン酸メチレンビスアミド、ス
テアリン酸エチレンビスアミド、ステアリン酸メチロー
ルアミド、オレイン酸アミド、パルミチン酸アミド、ヤ
シ脂肪酸アミド等の脂肪酸アミド、p−ベンジルビフェ
ニル、1,2−ビス(フェノキシ)エタン、1,2−ビ
ス(3−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ビス(4
−メチルフェノキシ)エタン、2−ナフトールベンジル
エーテル、ベンジル−4−メチルチオフェニルエーテル
等のエーテル類、ジベンジルテレフタレート、1−ヒド
ロキシ−2−ナフトエ酸フェニルエステル、シュウ酸ジ
−p−メチルベンジルエステル、シュウ酸ジ−p−クロ
ロベンジルエステル等のエステル類等が挙げられる。
【0015】これらを含む塗液の調製は、一般に水を分
散媒体とし、ボールミル、アトライター、縦型または横
型サンドミル、コロイドミル等の攪拌・粉砕機により、
染料,呈色剤、必要に応じて併用されるベンゾトリアゾ
ール化合物および熱可融性物質等を一緒に又は別々に分
散するなどして調製される。かかる塗液中には、通常バ
インダーとしてデンプン類、ヒドロキシエチルセルロー
ス、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、
ゼラチン、カゼイン、アラビアガム、ポリビニルアルコ
ール、カルボキシ基変性ポリビニルアルコール、スルホ
ン基変性ポリビニルアルコール、アセトアセチル基変性
ポリビニルアルコール、シリコン変性ポリビニルアルコ
ール等の各種変性ポリビニルアルコール、スチレン・無
水マレイン酸共重合体塩、エチレン・アクリル酸共重合
体塩、スチレン・アクリル酸共重合体塩、スチレン・ブ
タジエン共重合体エマルジョン等が全固形分の2〜40
重量%、好ましくは5〜25重量%程度配合される。勿
論、これらのバインダー類は二種類以上を併用すること
も可能である。
【0016】さらに、塗液中には各種の助剤を添加する
ことができ、例えばジオクチルスルフォコハク酸ナトリ
ウム塩、脂肪酸金属塩等の分散剤、ベンゾフェノン系、
シアノアクリレート系、ヒドロキシベンゾエート系等の
紫外線吸収剤、その他消泡剤、螢光染料、着色染料等が
挙げられる。
【0017】また、感熱記録体が記録機器や記録ヘッド
との接触によってスティッキングを生じないようにステ
アリン酸エステルワックス、ポリエチレンワックス、カ
ルナバロウワックス、マイクロクリスタリンワックス、
カルボキシ変成パラフィンワックス、ステアリン酸亜
鉛、ステアリン酸カルシウム等の分散液やエマルジョン
等を添加することもできる。
【0018】加えて、記録ヘッドへのカス付着を改善す
るためにカオリン、クレー、タルク、炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、焼成クレー、酸化チタン、珪藻土、
微粒子状無水シリカ、活性白土等の無機顔料、スチレン
マイクロボール、ナイロンパウダー、ポリエチレンパウ
ダー、尿素・ホルマリン樹脂フィラー、生澱粉粒等の有
機顔料を添加することもできる。
【0019】本発明の感熱記録体において、記録層の形
成方法については特に限定されるものではなく、従来か
ら周知慣用の技術に従って形成することが出来る。例え
ば感熱記録層用の塗液を、支持体上にエアーナイフコー
ター、ブレードコーター、バーコーター、グラビアコー
ター、カーテンコーター等の適当な塗布装置で塗布、乾
燥して記録層を形成する。
【0020】また塗液の塗布量についても特に限定され
るものではなく、一般に乾燥重量で1.0〜12g/m
2 、好ましくは1.5〜10g/m2 の範囲で調節され
る。支持体としては紙、プラスチックフィルム、合成紙
等が用いられるが、価格、塗布適性の点で紙が最も好ま
しく用いられる。
【0021】かくして得られた本発明の感熱記録体は、
670〜700nmに至るまで十分な吸収波長を有し、
且つ記録濃度や白色度の低下が少ないという優れた特性
を発揮するものである。なお、必要に応じて感熱記録体
の表面及び/又は裏面に保護層を設けたり、支持体と感
熱記録層との間に中間層を設けることも勿論可能であ
り、さらには粘着加工を施すなど感熱記録体製造分野に
おける各種の公知技術が付加し得るものである。
【0022】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明をより具体的に
説明するが、勿論これらに限定されるものではない。ま
た特に断らない限り例中の部および%はそれぞれ重量部
および重量%を示す。
【0023】実施例1 中間層の形成 焼成クレー(商品名:アンシレックス,EMC社製)1
00部、スチレン・ブタジエン共重合体ラテックス(固
形分:50%)15部、10%ポリビニルアルコール水
溶液30部、および水200部を混合して中間層用塗液
を調製した。得られた塗液を50g/m2 の上質紙に乾
燥後の塗布量が7g/m2 となるように塗布・乾燥して
中間層を形成した。
【0024】 A液調製 3−(N−エチル−N−p−トリル)アミノ−6−メチ
ル−7−p−トルイジノフルオラン10部、1,2−ビ
ス(3−メチルフェノキシ)エタン20部、5%メチル
セルロース水溶液10部、および水60部からなる組成
物をサンドミルで平均粒子径が0.7μmとなるまで粉
砕した。
【0025】 B液調製 ビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン
30部、5%メチルセルロース水溶液50部、および水
20部からなる組成物をサンドミルで平均粒子径が1.
2μmとなるまで粉砕した。
【0026】 感熱記録層の形成 A液100部、B液100部、10%ポリビニルアルコ
ール水溶液180部、炭酸カルシウム20部、および水
100部を混合攪拌し、感熱記録層用塗液を得た。得ら
れた塗液を上記中間層上に乾燥重量が6g/m2 となる
ように塗布・乾燥した。
【0027】 保護層の形成 アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール(商品名:
ゴーセファイマーZ−200,日本合成化学社製)の1
0%水溶液200部、カオリン(商品名:UW−90,
EMC社製)60部、30%ステアリン酸亜鉛の水分散
液15部、および水140部を混合攪拌して保護層用の
塗液を得た。得られた塗液を、上記感熱記録層上に乾燥
後の塗布量が3g/m2 となるように塗布乾燥して保護
層を有する感熱記録体を得た。
【0028】実施例2 B液調製において、ビス(3−アリル−4−ヒドロキシ
フェニル)スルホン30部の代わりに、ビス(3−アリ
ル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン25部および
1,1,3−トリス(5−シクロヘキシル−4−ヒドロ
キシ−2−メチルフェニル)ブタン5部を使用した以外
は、実施例1と同様にして保護層を有する感熱記録体を
得た。
【0029】実施例3 B液調製において、ビス(3−アリル−4−ヒドロキシ
フェニル)スルホン30部の代わりに、4−ヒドロキシ
−4′−イソプロポキシジフェニルスルホン25部およ
び2,2′−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチル
フェニル)フォスフェイトのナトリウム塩と珪酸マグネ
シウムの混合物(商品名:アデカ・アークルズ F−8
5,旭電化工業株式会社製)5部を使用した以外は、実
施例1と同様にして保護層を有する感熱記録体を得た。
【0030】実施例4 A液調製において、3−(N−エチル−N−p−トリ
ル)アミノ−6−メチル−7−p−トルイジノフルオラ
ン10部の代わりに、3−(N−エチル−N−p−トリ
ル)アミノ−6−メチル−7−p−トルイジノフルオラ
ン5部、3−ジ(n−ブチル)アミノ−6−メチル−7
−アニリノフルオラン5部を用いた以外は、実施例2と
同様に行って保護層を有する感熱記録体を得た。
【0031】実施例5 A液調製において、3−ジ(n−ブチル)アミノ−6−
メチル−7−アニリノフルオランの代わりに、3−(N
−エチル−N−イソペンチル)アミノ−6−メチル−7
−アニリノフルオランを用いた以外は、実施例4と同様
に行って保護層を有する感熱記録体を得た。
【0032】実施例6 A液調製において、3−ジ(n−ブチル)アミノ−6−
メチル−7−アニリノフルオランの代わりに、3−ジエ
チルアミノ−7−〔m−(トリフルオロメチル)フェニ
ルアミノ〕フルオランを用い、B液調製において、ビス
(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン30
部の代わりに、ビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェ
ニル)スルホン25部および4−{4−〔1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)エチル〕−α,α−ジメチ
ルベンジル}フェノール5部を用いた以外は、実施例4
と同様に行って保護層を有する感熱記録体を得た。
【0033】比較例1 B液調製において、ビス(3−アリル−4−ヒドロキシ
フェニル)スルホンの代わりに、4,4′−シクロヘキ
シリデンジフェノールを使用した以外は、実施例2と同
様にして保護層を有する感熱記録体を得た。
【0034】比較例2 B液調製において、ビス(3−アリル−4−ヒドロキシ
フェニル)スルホンの代わりに、2,4′−ジヒドロキ
シジフェニルスルホンを使用した以外は、実施例2と同
様にして保護層を有する感熱記録体を得た。
【0035】比較例3 B液調製において、ビス(3−アリル−4−ヒドロキシ
フェニル)スルホンの代わりに、4,4′−ジヒドロキ
シジフェニルスルホンを使用した以外は、実施例2と同
様にして保護層を有する感熱記録体を得た。
【0036】比較例4 A液調製において、3−(N−エチル−N−p−トリ
ル)アミノ−6−メチル−7−p−トルイジノフルオラ
ン代わりに、3−ジ(n−ブチル)アミノ−6−メチル
−7−アニリノフルオランを用いた以外は、実施例2と
同様に行って保護層を有する感熱記録体を得た。
【0037】比較例5 A液調製において、3−(N−エチル−N−p−トリ
ル)アミノ−6−メチル−7−p−トルイジノフルオラ
ン代わりに、3−(N−エチル−N−イソペンチル)ア
ミノ−6−メチル−7−アニリノフルオランを用いた以
外は、実施例2と同様に行って保護層を有する感熱記録
体を得た。
【0038】かくして得られた11種類の感熱記録体に
ついて以下の方法で評価し、得られた結果を〔表1〕に
記載した。 〔記録適性及び読み取り適性〕得られた感熱記録体を感
熱記録用シミュレーター〔大倉電気社製,TH−PM
D〕を用い、印加電圧24V,パルス幅2.5msにて
記録し、得られた記録像の発色部および白紙部の反射ス
ペクトルをUVIDEC−505型分光光度計(日本分
光工業社製)にて測定し、波長700nmにおける反射
率で評価した。なお、白紙部における反射率は、いずれ
も96〜99%であった。
【0039】〔耐熱保存性〕記録後の感熱記録紙を60
℃の雰囲気下に24時間放置した後、記録像の発色部お
よび白紙部の反射スペクトルをUVIDEC−505型
分光光度計(日本分光工業社製)にて測定し、波長70
0nmにおける反射率で評価した。
【0040】〔耐湿保存性〕記録後の感熱記録紙を40
℃、90%RHの雰囲気下に24時間放置した後、上記
と同様に記録像の発色部および白紙部の反射スペクトル
を測定し、波長700nmにおける反射率で評価した。
【0041】
【表1】
【0042】
【発明の効果】〔表1〕の結果から明らかなように、本
発明の各実施例で得られた感熱記録体は、いずれも半導
体レーザーによる読み取り適性に優れ、記録像の保存性
及び地肌カブリの良好な感熱記録体であった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に、無色ないしは淡色の塩基性染
    料と呈色剤を含有する記録層を設けた感熱記録体におい
    て、該塩基性染料として3−(N−エチル−N−p−ト
    リル)アミノ−6−メチル−7−p−トルイジノフルオ
    ランを、呈色剤としてビス(3−アリル−4−ヒドロキ
    シフェニル)スルホンおよび/または4−ヒドロキシ−
    4′−イソプロポキシジフェニルスルホンを含有させた
    ことを特徴とする感熱記録体。
  2. 【請求項2】記録層中に、さらに保存性改良剤を含有さ
    せた請求項1記載の感熱記録体。
  3. 【請求項3】保存性改良剤が、2,2′−メチレンビス
    (4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)フォスフェイト
    の金属塩、1,1,3−トリス(5−tert−ブチル−4
    −ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ブタン、1,1,
    3−トリス(5−シクロヘキシル−4−ヒドロキシ−2
    −メチルフェニル)ブタン、及び4−{4−〔1,1−
    ビス(4−ヒドロキシフェニル)エチル〕−α,α−ジ
    メチルベンジル}フェノールから選ばれる少なくとも一
    種である請求項2記載の感熱記録体。
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