JPH0789182A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH0789182A
JPH0789182A JP23793993A JP23793993A JPH0789182A JP H0789182 A JPH0789182 A JP H0789182A JP 23793993 A JP23793993 A JP 23793993A JP 23793993 A JP23793993 A JP 23793993A JP H0789182 A JPH0789182 A JP H0789182A
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JP
Japan
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recording
sheet
sensor
conveying
recording sheet
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JP23793993A
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Masaaki Sakai
正明 酒井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録シートのセットに際し操作性を向上し、
またシートの頭出しを正確に行うことが可能な記録装置
を提供する。 【構成】 記録シート2を挿入するとその状態を検出し
てリリース手段6が自動的に駆動する。そして、リリー
ス状態を検出して搬送手段4が自動的に駆動して記録シ
ート2がセットされる。また、前記搬送手段4で搬送さ
れる記録シート2の先端を検出するためのレジストセン
サー11を設けた場合には、記録シート2はレジストセン
サー11位置から所定量搬送されてセットされるため、頭
出し位置が正確に行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録シートのセットが容
易な記録装置に関し、更に詳しくは記録手段を搬送手段
からリリースした状態で記録シートを自動セット可能な
記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日広く使用されている熱記録方式の中
に熱記録ヘッドとプラテンローラとを圧接して構成した
ものがある。これはプラテンローラを回転して感熱記録
シートを該プラテンローラと記録ヘッド間に搬送し、こ
の搬送と同期して記録ヘッドを画信号に応じて発熱させ
ることで記録シートに画像を記録するものである。
【0003】前記記録方式を採用する記録装置にあって
は記録シートをセットするときに、記録ヘッドとプラテ
ンローラとが圧接したままだとプラテンローラが回転し
たときに記録ヘッドと擦れ合い、プラテンローラを回転
させるモーターに過大な負荷がかかると共に記録ヘッド
が不要に磨耗してしまう等の問題がある。
【0004】そのため、従来は記録ヘッドをプラテンロ
ーラからリリースさせるためのリリースレバーを設け、
記録シートをセットするときは前記レバーを操作して両
者を離間させ、手動ノブ等によりプラテンローラを手動
回転させて記録シート先端を記録位置まで搬送してセッ
トするようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、手動ノ
ブ等により記録シートをセットする場合には、シート先
端を目視して頭出しするために、シート先端位置が一定
にならない。また、最近では自動給送スイッチを設けた
ものがありこのスイッチを操作することにより記録シー
トを自動的に送り込ませるものがあるがこの場合はシー
トセット時にリリースレバーの操作と自動給送スイッチ
操作の2操作をしなければならず使用勝手が悪いもので
あった。
【0006】本発明の目的は、前記従来技術の課題を解
決し、記録シートのセットに際し操作性を向上し、また
シートの頭出しを正確に行うことが可能な記録装置を提
供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記従来技術の課題を解
決し、以下に述べる実施例に適用される代表的な手段
は、記録シートを搬送するための搬送手段と、前記搬送
手段に記録シートを押圧して像を記録するための記録手
段と、前記記録手段を搬送手段からリリースするリリー
ス手段と、前記搬送手段とリリース手段を駆動する駆動
手段と、前記記録手段が搬送手段からリリースしている
状態で該搬送手段を駆動して記録シートを搬送するよう
に制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
【0008】また、他の手段として前記搬送手段で搬送
される記録シートの先端を検出するためのレジストセン
サーを設け、該搬送手段が記録シートをレジストセンサ
ー位置から所定量搬送した時点で停止するよう構成した
ことを特徴とする。
【0009】
【作用】前記手段にあっては、記録シートを挿入すると
その状態を検出してリリース手段が自動的に駆動する。
そして、リリース状態を検出して搬送手段が自動的に駆
動して記録シートがセットされる。
【0010】また、前記搬送手段で搬送される記録シー
トの先端を検出するためのレジストセンサーを設けた場
合には、記録シートはレジストセンサー位置から所定量
搬送されてセットされるため、頭出し位置が正確に行わ
れる。
【0011】
【実施例】次に前記手段を適用した記録装置の一例につ
いて図面を参照して説明する。本実施例は、現場での情
報処理等に用いられるハンディーターミナル装置を用い
て説明する。図1はハンディーターミナル装置における
記録装置を構成する部品分解図、図2はハンディーター
ミナル装置の斜視説明図、図3は前記ハンディーターミ
ナル装置全体の斜視説明図,図4はハンディーターミナ
ル装置の上面説明図、図5及び図6はリリース部分の側
面説明図、図7は制御系を示すブロック図、図8はシー
ト給送動作手順を示すフローチャートである。
【0012】この装置は図3に示すように入力部となる
キーボードAから入力した情報等が表示部となるディス
プレイBに表示され、所望情報を記録装置Cによって記
録できるよう構成されている。
【0013】記録装置Cは図3に示すように記録装置本
体に着脱可能なロールホルダーDに感熱記録シート2が
収容され、この記録シート2を挿入口から挿入すると共
に搬送手段4で搬送し、この搬送と同期して記録手段5
を駆動させることにより記録シート2に所望記録を行う
ように構成している。また、記録装置Cはリリース手段
6によってシート搬送手段4と記録手段5とをリリース
させることができるように構成され、後述する制御手段
によってリリース手段6の操作状態に応じて記録シート
2を自動給送するよう構成している。以下、上記記録装
置Cにおける各部の構成について具体的に説明する。
【0014】(駆動手段)
【0015】駆動手段1はリリース手段6と搬送手段4
を駆動するためのもので、図4に示すようにリリース手
段6を駆動するためには搬送モーター1aを時計回転さ
せて、アイドラギア1b1 を介してギア6a1 を時計回
転させる。該ギア6a1 には、時計回転でしまり反時計
回転でゆるむバネクラッチ6bを介してリリースカム6
1 が備えられているので、ギア6a1 といっしょに時
計回転してリリース手段6を駆動する。また、搬送モー
ター1aを反時計回転させた時には、ギア6a 1 は反時
計回転するが、バネクラッチ6bがゆるみリリースカム
6c1 は回転しない。
【0016】また図4において、前記搬送手段4を駆動
するためには、搬送モーター1aを反時計回転させて、
アイドラギア1b1 を介してギヤ4d1 を反時計回転さ
せる。該ギヤ4d1 には、時計回転でゆるみ反時計回転
でしまるワンウェイクラッチ4eが圧入されているの
で、ギヤ4d1 といっしょに搬送ローラ4aも反時計回
転して搬送手段4を駆動する。尚、上記搬送モーター1
aを時計回転させた時には、ギア4d1 は時計回転する
がワンウェイクラッチ4eがあるので搬送ローラ4aは
回転しない。
【0017】(搬送手段)
【0018】図1及び図2に示すように、搬送手段4
は、搬送回転体となる搬送ローラ4aに、従動回転体と
なるピンチローラ4bが図示しない板バネ等の付勢手段
により圧接して構成されている。また、ローラ軸4a1
の一方端には手動ノブ4cが取り付けられ、他方端に
は、パルスモーターよりなる搬送モーター1aが連結し
ている。
【0019】記録シート2は加熱により発色する長尺状
の感熱シートがロール状に巻き回され、これが図3に示
すようにロールホルダーDに収容されている。このロー
ルホルダーDは下ケースD1 と上ケースD2 とか軸D3
を中心にして開閉可能に構成され、且つ下ケースD1
記録装置本体7に対して図示しないフック等により着脱
可能に構成されている。
【0020】従って、記録する際には記録シート2を収
容したロールホルダーDを記録装置Cに取り付け、この
記録シート2の先端部を挿入口3から挿入し、搬送モー
ター1aを駆動すると搬送ローラ4aが駆動回転すると
共にピンチローラ4bが従動回転し、その協働作用によ
って記録シート2が搬送ローラ4aの周面に沿って搬送
されるものである。
【0021】(記録手段)
【0022】図1及び図2に示すように、記録手段5は
本実施例では画信号に応じて発熱する熱記録ヘッド5a
を装備している。具体的にはヘッド基板5a1 の表面
に、通電により発熱する複数の発熱素子5a2 を記録シ
ート2の幅方向(記録シート2の搬送方向と直角方向)
へ一列に配列してなるライン型の記録ヘッドであって、
この記録ヘッド5aをヘッドホルダー5bに取り付けて
なる。該ヘッドホルダー5bは装置本体7に対して軸5
cにより回動可能に取り付けられ、且つ軸5cに取り付
けられたねじりコイルバネ5dによって搬送ローラ4a
に圧接するように構成されている。
【0023】尚、記録ヘッド5aは発熱素子5a2 部分
が搬送ローラ4aと圧接するように構成され、この搬送
ローラ4aは記録に際して記録ヘッド5aで押圧される
記録シート2の裏面を支持するプラテンとしても機能す
るものである。
【0024】従って、搬送ローラ4aを駆動して記録シ
ート2を搬送し、これと同期して発熱素子5a2 に通電
することにより記録シート2が画像パターン状に発色し
画像が記録されるものである。
【0025】(リリース手段)
【0026】図1及び図2に示すように、リリース手段
6は、搬送ローラ4aに圧接している記録ヘッド5aを
搬送ローラ4aからリリースするためのものであり、本
実施例ではリリースカム6c1 を装備している。尚、こ
こで記録ヘッド5aを搬送ローラ4aからリリースする
とは、本実施例のように両者を完全に離間する場合の他
に、両者が完全に離隔しなくても記録ヘッド5aと搬送
ローラ4aの圧接力を弱める場合も含む。即ち、搬送ロ
ーラ4aを駆動回転したときに、記録ヘッド5aの圧接
による搬送モーター1aの負荷を小さくするための操作
である。
【0027】リリースカム6c1 はギヤ6a1 とバネク
ラッチ6bに組み合わされ搬送ローラ4aの軸4a1
回動自在に取り付けられている。リリースカム6c1
内側に形成された円周部には図1,図5,図6に示すよ
うに所定位置にセンサー突起6dが突出形成されてい
る。また図6に示すようにリリースカム6c1 の周面は
弧部6e1 と弦部6e2 ,弦部6e3 からなり、その弦
部6e3 の半径は搬送ローラ4aの半径よりも大きく構
成されている。従ってリリースカム6c1 が時計方向に
回転すると、弧部6e1 の周面がヘッドホルダー5bの
一端部に突出形成された当接部5b1 に当接し、弧部6
1 の周面に沿ってヘッドホルダー5bを押し上げる。
これにより図5に示すように記録ヘッド5aが搬送ロー
ラ4aの周面から離間する。
【0028】尚、弦部6e2 が当接部5b1 まで回転す
ると、記録ヘッド5aの付勢力により弦部6e2 が回転
中心方向へ押圧されるためリリースカム6c1 は、その
状態に維持される。これにより搬送ローラ4aと記録ヘ
ッド5aとは離間した状態でロックされるものである。
【0029】また、リリースカム6を回動してもピンチ
ローラ4bは、搬送ローラ4aから離間しないため搬送
ローラ4aと記録ヘッド5aとを離間した状態であって
も記録シート2を搬送することができる。
【0030】(リリースカムの操作状態検出)
【0031】リリースカム6c1 の操作状態はセンサー
によって検出される如く構成されている。具体的には図
1に示すようにリリースカム6c1 の近傍には光センサ
ーよりなるリリースセンサー9が設けられている。そし
て図5に示すように、リリースカム6c1 を時計回転
し、弦部6e2 がヘッドホルダー5bの当接部5b1
当接したときに、センサー突起6dがリリースセンサー
9と対向するように構成されている。尚、センサー突起
6dの先端には光反射部が形成され、リリースセンサー
9から光を反射するようになっている。
【0032】従って、図6に示すように搬送ローラ4a
と記録ヘッド5aとが圧接状態にあってはリリースセン
サー9はOFF状態となり、図5に示すようにリリース
カム6c1 を回動して記録ヘッド5aと搬送ローラ4a
を離隔状態にすると、センサー突起6dがリリースセン
サー9と対向し、該センサー9がON状態となる。これ
により搬送ローラ4aと記録ヘッド5aとを圧接及び離
隔するリリースカム6c1 の操作状態を一個のセンサー
9によって検出し得るため、小スペース化及びコストダ
ウンが可能となる。
【0033】尚、本実施例ではリリースセンサー9とし
て光センサーを使用しているが、これはタッチセンサ
ー,ホール素子とマグネット,或いはメカスイッチ等で
構成しても良い。
【0034】(記録シートの検出)
【0035】また、記録シート2の有無等を検出し得る
ように、図5に示すように記録シート2の挿入口3には
シートセンサー10が設けられている。このシートセンサ
ー10は記録シート2が挿入口3に挿入され、該センサー
10の位置にあるときはON状態となり、センサー10の位
置に記録シート2がないときはOFF状態となる。これ
により挿入口3に記録シート2が挿入されたか否かがシ
ートセンサー10によって検出されるものである。
【0036】また、記録シート2の搬送経路であってシ
ートセンサー10のシート搬送方向下流側に位置するピン
チローラ4bの更に下流側にレジストセンサー11が設け
られている。このレジストセンサー11も記録シート2が
レジストセンサー11位置にあるときはON状態となり、
センサー11位置に記録シート2がないときはOFF状態
となるように構成されている。
【0037】従って、レジストセンサー11がON状態に
なったときには記録シート2は搬送ローラ4aとピンチ
ローラ4bとで確実に挟持されており、レジストセンサ
ー11がONしてから記録シート2を所定量搬送すること
により、記録に際して記録シート2の頭出しを正確にす
ることができる。
【0038】またピンチローラ4bは搬送ローラ4aか
ら離間させる必要がないため、装置構成が簡単になるも
のである。尚、シートセンサー10及びレジストセンサー
11は本実施例では光センサーを使用しているが、これも
リリースセンサー9と同様にタッチセンサー等で構成し
てもよい。
【0039】(制御手段)
【0040】次に前記各手段の駆動を制御する構成につ
いて図7のブロック図を用いて説明する。ホストコンピ
ュータ12と接続した記録制御部13は、例えばマイクロプ
ロセッサ等のCPU13a、該CPU13aの制御プログラ
ムや各種データを格納しているROM13b、及びCPU
13aのワークエリアとして使用されると共に、各種デー
タの一時保存等を行うRAM13c等を備えている。
【0041】前記記録制御部13はリリースセンサー9,
シートセンサー10,レジストセンサー11等からの情報を
入力し、搬送モーター1aを駆動するモーター駆動回路
14,記録ヘッド5aを駆動するヘッド駆動回路15への駆
動信号を出力する。また各入力信号に応じてディスプレ
イBへのメッセージ信号を出力するように構成してい
る。尚、8は搬送モーター1aや記録ヘッド5a等を駆
動するための電源である。
【0042】次に前記記録装置Cへ記録シート2を給送
セットする際の制御手段による制御手段について説明す
る。図8のフローチャートに示すように、先ずステップ
S1でレジストセンサー11が、ON状態であるか否かを
判別し、ONしているときはレジストセンサー11位置に
記録シート2が残っている状態であるためにシートセッ
ト動作を行わず、ステップS2へ移行してディスプレイ
Bにエラー表示を行う。
【0043】前記ステップS1でレジストセンサー11が
OFF状態のとき、即ちレジストセンサー11位置に記録
シート2がないときは、ステップS3へ進んでシートセ
ンサー10がON状態であるか否かを判別する。シートセ
ンサー10がON状態にあるときは挿入口3に記録シー
ト2が存在するために、ステップ4に進んで搬送モータ
ー1aを時計回転させ、ステップS5でリリースセンサ
ー9がON状態にあるか否かを判断する。リリースセン
サー9がOFF状態のときは記録ヘッド5aと搬送ロー
ラ4aとが離間していないため、ステップS6に進行し
てエラー表示をする。一方、リリースセンサー9がON
状態にあるときは記録ヘッド5aと搬送ローラ4aとが
離間状態にあるために、ステップS7へ進んで搬送モー
ター1aを反時計回転させる。これにより記録シート2
は搬送ローラ4aとピンチローラ4bとの協動作用によ
って搬送される。
【0044】上述のように搬送モーター1aを連続駆動
して記録シート2を搬送し、ステップS8において記録
シート2の先端がレジストセンサー11位置に至ると(即
ちレジストセンサー11がON状態になると)、ステップ
S10へ進み搬送モーター1aをさらに駆動して、記録シ
ート2の先端を記録位置に搬送する。これにより記録シ
ート2の先端が正確に頭出しされる。尚、上記ステップ
S8においてレジストセンサー11がOFF状態にあると
きは、記録シート2の頭出しが不十分であるとしてステ
ップS9に進んでエラー表示を行う。
【0045】そして、記録シート2が頭出しされると、
ステップS11へ進んで搬送モーター1aを時計回転して
リリースカム6c1 を操作して記録ヘッド5aを搬送ロ
ーラ4aに押圧させ、ステップS12で記録ヘッド5aと
搬送ローラ4aが圧接状態に戻っているかリリースセン
サー9の状態を見る。そして、リリースセンサー9がO
FF状態であれば、ステップS14に進み、記録待機状態
となり、記録信号に応じて記録動作を開始する。またリ
リースセンサー9がON状態であれば、記録ヘッド5a
と搬送ローラ4aが離間した状態にあり、ステップS13
に進んでエラー表示を行う。
【0046】上記構成によれば、記録シート2の給送セ
ットは記録ヘッド5aと搬送ローラ4aとが離間した状
態で行われるために、搬送モーター1aに大きな負担が
かからない。このため搬送モーター1aとして小型のモ
ーターを使用することができる。また、記録シート2を
挿入口3に挿入すると、これを検出して自動的に搬送モ
ーター1aを駆動するために記録シート2のセット動作
を容易に行うことができるものである。
【0047】〔他の実施例〕
【0048】次に上記記録装置の他例について図9〜図
11を参照して説明する。尚、記録装置の概略構成は前記
実施例と同様であり、同一部材には同一番号を付して説
明を援用する。前述した実施例の駆動手段にあっては、
搬送モーター1aを反時計回転させた時、リリースカム
6c1 が回転しないようにバネクラッチ6bを用い、或
いは搬送ローラー4aを時計回転させるないようにワン
ウェイクラッチ4eを用いているが、次のように遊星ギ
ヤを用いてもよい。
【0049】図9〜図11に示すように駆動手段1を構成
するアイドラギヤ1b2 のアイドラギヤ軸1fにはギヤ
ホルダー1eが回転自在に取り付けられており、該ギヤ
ホルダー1eには遊星ギヤ1c,1dが回転自在に保持
されている。リリース手段6を駆動するためには、搬送
モーター1aを時計回転させて、アイドラギア1b2
反時計回転させる。するとアイドラギア軸1fを中心に
遊星ギヤ1cが反時計方向に移動し(遊星ギヤ1c自体
は時計回転)ギア6a2 とかみ合い始める。ギア6a2
にはリリースカム6c2 が一体となっているのでギア6
2 といっしょに反時計回転してリリース手段6を駆動
する。また、搬送モーター1aを反時計回転させた時に
は遊星ギヤ1cは、アイドラギア軸1fを中心に時計回
転方向に移動するのでギア6a2 とかみ合わずリリース
カム6c2 は回転しない。
【0050】次に、搬送手段4を駆動するためには、搬
送モーター1aを反時計回転させて、アイドラギア1b
2 を時計回転させる。すると、アイドラギア軸1fを中
心に遊星ギヤ1dが時計回転方向に移動し(遊星ギヤ1
d自体は反時計回転)ギア6a2 とかみ合い始める。ギ
ア6a2 には搬送ローラ4aが備えられていていっしょ
に時計回転して、搬送手段4を駆動する。また、搬送モ
ーター1aを時計回転させた時には、遊星ギヤ1dは、
アイドラギア軸1fを中心に反時計回転方向に移動する
のでギア6a2 とかみ合わず搬送ローラ4aは回転しな
い。
【0051】以上のように遊星ギヤ1c,1dを使用す
ることにより、前述した実施例に比べてワンウェイクラ
ッチとバネクラッチを使わないのでコストダウンができ
る。
【0052】また、前述した実施例では記録手段に熱記
録方法を使用したが、放電記録方式や静電記録方式等で
構成してもよい。また、前述した実施例では記録装置C
をハンディーターミナル装置に適用した例を示したが、
該ハンディーターミナル装置の他にも例えば電子タイプ
ライターやファクシミリ装置,複写装置,ワードプロセ
ッサやプリンタ装置等の記録機能を有する装置に適用す
ることも当然可能である。
【0053】
【発明の効果】本発明は前述したように、記録シートを
挿入すると、その状態を検出し、リリース手段が自動的
に駆動して記録手段を搬送手段からリリースする。そし
て搬送手段が自動的に駆動して記録シートがセットされ
るため、シートセット時の操作性を向上させることがで
きる。
【0054】また給送される記録シートの先端を検出
し、一定量搬送することにより記録シートの頭出しを正
確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハンディーターミナル装置における記録装置の
部品分解図である。
【図2】記録装置の斜視説明図である。
【図3】ハンディーターミナル装置全体の斜視説明図で
ある。
【図4】記録装置の駆動手段を示す説明図である。
【図5】リリース部分の側面説明図である。
【図6】リリース部分の側面説明図である。
【図7】制御系を示すブロック図である。
【図8】シート給送動作手順を示すフローチャートであ
る。
【図9】他例に係る記録装置の部品分解図である。
【図10】記録装置の駆動手段を示す説明図である。
【図11】駆動手段のギヤ列を示す側面説明図である。
【符号の説明】
A…キーボード B…ディスプレイ C…記録装置 D…ロールホルダー 1…駆動手段 1a…搬送モーター 1b1 ,1b2 …アイドラギヤ 1c,1d…遊星ギヤ 1e…ギヤホルダー 1f…アイドラギヤ軸 2…記録シート 3…挿入口 4…搬送手段 4a…搬送ローラ 4a1 ,5c…軸 4b…ピンチローラ 4c…手動ノブ 4d1 6a1 ,6a2 …ギヤ 4d…ワンイウェイクラッチ 5…記録手段 5a…記録ヘッド 5a1 …ヘッド基板 5a2 …発熱素子 5b…ヘッドホルダー 5b1 …当接部 5d…コイルバネ 6…リリース手段 6b…バネクラッチ 6c1 ,6c2 …リリースカム 6d…センサー突起 6e1 …弧部 6e2 ,6e3 …弦部 7…記録装置本体 8…電源 9…リリースセンサー 10…シートセンサー 11…レジストセンサー 12…ホストコンピュータ 13…記録制御部 13a…CPU 13b…ROM 13c…RAM 14…モーター駆動回路 15…ヘッド駆動回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録シートを搬送するための搬送手段
    と、 前記搬送手段に記録シートを押圧して像を記録するため
    の記録手段と、 前記記録手段を搬送手段からリリースするリリース手段
    と前記搬送手段とリリース手段を駆動する駆動手段と、 前記記録手段が搬送手段からリリースしている状態で該
    搬送手段を駆動して記録シートを搬送するように制御す
    る制御手段と、 を有する記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録シートを検出するためのシート
    センサを設け、制御手段がシートセンサーからの信号に
    より記録シートを検出したときに、リリース手段を駆動
    させるように構成したことを特徴とする請求項1記載の
    記録装置。
  3. 【請求項3】 前記リリース手段の操作状態を検出する
    ためのリリースセンサーを設け、制御手段がリリースセ
    ンサーからの信号により記録手段が搬送手段からリリー
    スしたとき、該搬送手段を駆動させるように構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送手段で搬送される記録シートの
    先端を検出するためのレジストセンサーを設け、該搬送
    手段が記録シートをレジストセンサー位置から所定量搬
    送して停止するように構成したことを特徴とする請求項
    1記載の記録装置。
JP23793993A 1993-09-24 1993-09-24 記録装置 Pending JPH0789182A (ja)

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