JPH078908Y2 - 摩擦ロック装置 - Google Patents

摩擦ロック装置

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JPH078908Y2
JPH078908Y2 JP7073990U JP7073990U JPH078908Y2 JP H078908 Y2 JPH078908 Y2 JP H078908Y2 JP 7073990 U JP7073990 U JP 7073990U JP 7073990 U JP7073990 U JP 7073990U JP H078908 Y2 JPH078908 Y2 JP H078908Y2
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吉治 北村
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NHK Spring Co Ltd
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NHK Spring Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ラップトップパソコンやワープロ等のパネル
ディスプレイの角度調整に使用され、更に電気炊飯器や
電気ポット等の各種蓋類の落下防止用としても利用でき
る摩擦ロック装置に関する。
[従来の技術] 第6図(a)は、女性が使用するコンパクトの蓋とコン
パクト本体との連結に用いられる従来の蝶番の正面図で
あり、第6図(b)はその左側面図、第6図(c)はそ
の右側面図、第6図(d)は第6図(c)に示したD−
D線に沿う断面図である。
第6図(a)において、9はコンパクト本体に固定され
る固定部材であり、右側面図の第6図(c)に示すよう
に略円柱形状の部材9aに穴10が設けられた平板状の取り
付け部9bが一体に形成されている。
穴10には、ネジが嵌挿され、コンパクト本体に固定部材
9が固定される。部材9aの中心を通る軸方向には穴9cが
貫通されている。11は可動部材であり、左側面図である
第6図(b)に示すように、可動部材11は略円柱形状を
しており、一方の端面の中心部に凸部11aが設けられて
いる。凸部11aにはコンパクトの蓋が取り付けられる。
可動部材11の中心を通る軸方向には、穴11bが貫通して
おり、第6図(d)に示すように固定部材9の穴9cと共
に、スプリングピン12が圧入されている。
可動部材11はスプリングピン12を回転軸として回転す
る。
この時、可動部材11を正逆両方向のいずれに回転させて
も生じる回転トルクは、可動部材11の穴11bの内面とス
プリングピン12の外側面との間に生ずる摩擦力を利用し
て得ており、この回転トルクによってコンパクトの蓋を
任意の位置に止めることができる。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来の技術では、スプリングピン12の外側面や、可
動部材11の穴11bの内面にほんの僅かなバラツキが生じ
ていても回転トルクに大きく影響し、回転トルクが大き
くばらついた。
このため、上記従来の技術は精度を要求されるものには
使用できなかった。
本考案は上記問題点に鑑みてスプリングピン12の外側面
や、可動部材11の穴11bの内面にバラツキが生じても、
回転トルクにバラツキが生じない摩擦ロック装置を提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記目的を達成するために可動部材と、可動
部材の穴に圧入されて可動部材と一体に回転する軸部材
と、可動部材への圧入力よりも小さな圧入力で前記軸部
材が穴を介して圧入された固定部材と、可動部材への圧
入力よりも小さな圧入力で前記軸部材が穴を介して圧入
され、固定部材に結合されて固定部材側の摩擦力を調整
する調整部材とを具備したことを特徴とする。
[作用] 可動部材にラップトップパソコンのパネルディスプレイ
を取り付け、固定部材にラップトップパソコンの本体を
取り付けた場合、パネルディスプレイを取り付けた可動
部材を軸部材と共に回動させ、そのまま放置すれば摩擦
ロック装置は軸部材と、固定部材及び調整部材との充分
大きな摩擦力によって、パネルディスプレイの自重のた
め軸部材に生じる回転トルクを打ち消し、パネルディス
プレイを取り付けた可動部材を回動された位置に保持す
ることができる。
調整部材はその数を増減することによって軸部材に加え
る回転トルクを増減できる。
従って、軸部材と固定部材の穴及び調整部材の穴との摩
擦力が、パネルディスプレイの自重による回転トルクよ
り小さい場合、調整部材の数を増やし、摩擦力が大きく
なるように調整することができ、パネルディスプレイの
自重による回転トルクより摩擦力が大きすぎる時は、調
整部材の数を減らして摩擦力が小さくなるように調整で
きる。
このように、調整部材は、その数を増減することにより
摩擦力の微妙な調整をすることができる。
尚、可動部材や固定部材に取り付けられるものは、ラッ
プトップパソコンのパネルディスプレイやその本体に限
らず、電気釜や電気ポット等の蓋や本体でも良い。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図に従って説明する。
第1図(a)において、1は摩擦ロック装置である。2
はラップトップパソコンやワープロ等のパネルディスプ
レイが取り付けられる可動部材、3はラップトップパソ
コンやワープロ等の本体が取り付けられる固定部材であ
る。
可動部材2の正面図である第2図(a)、その左側面図
である第2図(b)及びその平面図である第2図(c)
によって示されるように、可動部材2は、円柱形状の部
材2aと、部材2aの一端面の中心部付近に形成された凸部
2bとから構成され、部材2aと凸部2bの中心を貫通する穴
2cが設けられている。凸部2bにはラップトップパソコン
やワープロ等のパネルディスプレイが取り付けられる。
また、固定部材3の正面図である第3図(a)、その左
側面図である第3図(b)、その右側面図である第3図
(c)及び第3図(c)のB−B線に沿う断面図である
第3図(d)に示すように、固定部材3は、略円柱形状
の部材3aと、部材3aと一体に形成され、ラップトップパ
ソコンやワープロ等の本体が取り付けられる平板状の取
り付け部4とから構成されている。
取り付け部4には、ボルト等が嵌挿される穴5が設けら
れており、固定部材3とラップトップパソコンやワープ
ロ等の本体は、この穴5にボルト等を嵌挿し締め付ける
ことによって結合される。
略円柱状の部材3aには、中心を通り軸方向に貫通する穴
3bが設けられており、その一端面には、端面を一定の角
度で等分割する扇形状の凸部3cが設けられている。
可動部材2の穴2cと固定部材3の穴3bには摩擦ロック装
置1の左側面図である第1図(b)、その右側面図であ
る第1図(c)、第1図(c)のA−A線に沿う断面図
である第1図(d)に示すように、スプリングピン6が
圧入され、スプリングピン6には、更に固定部材3に隣
接するように2個の後述する調整部材7が圧入され、調
整部材7はスプリングピン6に圧入された押さえ部材8
によって抜け止めされている。
調整部材7は、その正面図である第4図(a)、その側
面図である第4図(b)及び第4図(b)のC−C線に
沿う断面図である第4図(c)に示すように、略円柱形
状をしており、その円柱形状の端面の大きさは固定部材
3の端面の大きさと同じである。そして、その両端面に
は端面を一定の角度で等分割する固定部材3の凸部3cと
同形の凸部7aが設けられ、中心を通る軸方向に穴7bが貫
通している。
この穴7bにスプリングピン6が圧入されており、圧入力
はスプリングピン6を可動部材2へ圧入する場合より小
さい。
調整部材7をスプリングピン6へ圧入する際は、固定部
材3の端面に設けられた凸部3c間の隙間へ調整部材7の
凸部7aが嵌合するように圧入する。同様にして、調整部
材7同士を隣接して圧入する時も、一方の調整部材7の
凸部7aが他方の調整部材7の凸部7a間の隙間に嵌合する
ように圧入する。
押さえ部材8は、その正面図である第5図(a)とその
右側面図である第5図(b)に示すように、肉厚を持っ
た円板であり、中央にスプリングピン6が圧入される穴
8aが設けられている。
スプリングピン6を可動部材2へ圧入する圧入力は、ス
プリングピン6を固定部材3、調整部材7及び押さえ部
材8へ圧入する圧入力より大きく設定されている。
このため、ラップトップパソコンやワープロ等のパネル
ディスプレイを動かし、可動部材2を回転させるとスプ
リングピン6は可動部材2と一体になって回転するが、
固定部材3はラップトップパソコンやワープロ等の本体
に固定されているため回転せず、同様に固定部材3に隣
接する調整部材7もその凸部7aが固定部材3の凸部3cに
係合するため回転せず、前記調整部材7に隣接する調整
部材7の場合もそれらの凸部7a同士が係合するため回転
しない。
押さえ部材8は他の部材と係合せず、スプリングピン6
に圧入されているため、スプリングピン6が回転すると
スプリングピン6と一体になって回転し、調整部材7の
抜け止めとなる。
従って、固定部材3の穴3b及び調整部材7の穴7bでスプ
リングピン6は回転し、スプリングピン6と前記穴3b,7
bとの間に摩擦力が生じる。
この摩擦力のため、可動部材2は回転した位置で静止す
る。
つまり、ラップトップパソコンやワープロ等のパネルデ
ィスプレイの自重によりスプリングピン6に生じる回転
トルクがこの摩擦力より小さければ、パネルディスプレ
イは動かされた位置に静止する。
調整部材7は固定部材3に係合しているので、その数が
多いほどスプリングピン6と固定部材3及び調整部材7
との摩擦力は大きくなり、回転トルクも大きくなる。従
って、その数を増減することにより、摩擦力の微妙な調
整が可能である。
尚、摩擦ロック装置1が取り付けられるのはラップトッ
プパソコンやワープロ等に限られず、電気ポットや電気
釜の蓋とそれを被せる本体とならなる器具にも用いるこ
とができる。
この場合、蓋に可動部材2を取り付け、本体に固定部材
3を穴5にネジを嵌挿して締め付け固定すれば、他は上
記実施例と同様である。
[考案の効果] 以上、実施例を用いて説明したように、本考案は調整部
材の数を増減することにより、軸部材と固定部材及び調
整部材とに生じる摩擦力を微妙に調整できる。
このため、軸部材の外側面のバラツキ、固定部材の穴の
バラツキによる回転トルクへの影響を小さくでき、高精
度トルクの摩擦にロック装置が得られ、停止させたい角
度で可動部材を確実に停止できる。
上記理由によって、この摩擦ロック装置を用いれば、例
えば電気釜、電気ポット、ラップトップパソコン及びワ
ープロ等の本体に対して回動する蓋やパネルディスプレ
イ等の中間角度での保持や落下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案の実施例である摩擦ロック装置の
正面図、第1図(b)はその左側面図、第1図(c)は
その右側面図、第1図(d)は第1図(c)のA−A線
に沿う断面図、第2図(a)は摩擦ロック装置の可動部
材の正面図、第2図(b)はその左側面図、第2図
(c)はその平面図、第3図(a)は摩擦ロック装置の
固定部材の正面図、第3図(b)はその左側面図、第3
図(c)はその右側面図、第3図(d)は第3図(c)
のB−B線に沿う断面図、第4図(a)は摩擦ロック装
置の調整部材の正面図、第4図(b)はその右側面図、
第4図(c)は第4図(b)のC−C線に沿う断面図、
第5図(a)は摩擦ロック装置の押さえ部材の正面図、
第5図(b)はその左側面図、第6図(a)は従来のコ
ンパクトの蝶番の正面図、第6図(b)はその左側面
図、第6図(c)はその右側面図、第6図(d)は第6
図(c)のD−D線に沿う断面図である。 図中、 1…摩擦ロック装置、2…可動部材、3…固定部材、6
…スプリングピン、7…調整部材、8…押さえ部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可動部材と、可動部材の穴に圧入されて可
    動部材と一体に回転する軸部材と、可動部材への圧入力
    よりも小さな圧入力で前記軸部材が穴を介して圧入され
    た固定部材と、可動部材への圧入力よりも小さな圧入力
    で前記軸部材が穴を介して圧入され、固定部材に結合さ
    れて固定部材側の摩擦力を調整する調整部材とを具備し
    たことを特徴とする摩擦ロック装置。
JP7073990U 1990-07-03 1990-07-03 摩擦ロック装置 Expired - Lifetime JPH078908Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7073990U JPH078908Y2 (ja) 1990-07-03 1990-07-03 摩擦ロック装置

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JP7073990U JPH078908Y2 (ja) 1990-07-03 1990-07-03 摩擦ロック装置

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Publication Number Publication Date
JPH0428216U JPH0428216U (ja) 1992-03-06
JPH078908Y2 true JPH078908Y2 (ja) 1995-03-06

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ID=31607151

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