JPH0788829A - 半可塑性軽量気泡コンクリート用の切断装置 - Google Patents
半可塑性軽量気泡コンクリート用の切断装置Info
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- JPH0788829A JPH0788829A JP32225491A JP32225491A JPH0788829A JP H0788829 A JPH0788829 A JP H0788829A JP 32225491 A JP32225491 A JP 32225491A JP 32225491 A JP32225491 A JP 32225491A JP H0788829 A JPH0788829 A JP H0788829A
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Abstract
ノ線の破断頻度を減少させる。 【構成】 ピアノ線3の一端部を第1把持手段1に把持
させ、その第1把持部を第1回動手段4の第1円弧部5
に係止して、両者が同時に回動的に変位するようにす
る。同じくピアノ線の他の把持部を、第2把持手段2の
第2円弧部7の円弧面の半巻回してから第2把持手段と
同時に回動する張力制御手段5に係止する。そして、そ
のピアノ線でALCケーキを切断するとき、ピアノ線に
対して前記張力制御手段を介して常時所定の張力を付与
されるようにする。
Description
ンクリート(以下、ALCケーキと略称する)用の切断
装置に関するものである。
ながらALCケーキと交差させてそのALCケーキを切
断するようにしてなる切断装置は公知である(実公昭6
1−174号公報)。この装置によってALCケーキを
切断する実施態様の概略を図3(a)〜図3(c)によ
り説明すると次の通りとなる。
(a)に示すように、左右に往復動可能に設置された枠
型又は門型のフレーム本体51の相対向する一対のフレ
ーム58、59上にピアノ線端部係止部材52、53を
取り付け、それらピアノ線端部係止部材52、53にピ
アノ線54が、その端部に固着した第1把持手段55及
び第2把持手段56を係止させることにより、張設され
ている。
フレーム本体51を往復動させた状態でALCケーキ5
7をフレーム本体51内に通過させると、ALCケーキ
57は切断され、ブロック状又はパネル状の小片(図示
なし)になる。
使用してALCケーキ57を切断してみるとき、次のよ
うな問題が生ずる。図3(b)に示すようにALCケー
キ57が所定の移動速度で矢印Aの向きに移動するとと
もにフレーム本体51が矢印Bの向きに移動するとき、
ALCケーキ57を切断しているピアノ線54は、AL
Cケーキ57の切断抵抗を受けて大きな張力負荷をうけ
るとともにその途中においてかつ把持手段56寄りにお
いて大きく歪む。逆に図3(c)に示すようにフレーム
本体51が矢印Cの向きに移動するとき、ピアノ線54
は第1把持手段55寄りに大きく歪む。そしてこのよう
な現象がALCケーキ57の切断過程で多数回起こる。
ノ線54の破断が生じ易くなるという問題がある。そこ
で、ピアノ線54が所定の張力負荷を受けたとき、第2
把持手段56をスプリング58等の緩和手段により張力
を所定量緩和させるとか、ピアノ線端部係止部材52、
53とピアノ線54との接触部分を改良する等の手段も
提案されているが、前記ピアノ線54を往復動させるタ
イプの切断装置においてはピアノ線54の破断頻度を低
くするには限度があるという問題がある。
てALCケーキを切断する装置における前記の問題を解
消することにある。
決するために、端部が第1把持手段及び第2把持手段の
それぞれにより把持・緊張されたピアノ線を、前記端部
側のそれぞれに設けた第1回動手段の第1円弧部及び第
2回動手段の第2円弧部と半巻回させるとともに往復動
させながらALCケーキと交差させて該ALCケーキを
切断するようにしてなる切断装置において、前記第1把
持手段を前記第1円弧部と同時に変位乃至は回動可能に
設けるとともに、前記第2回動手段に対してそれと同期
して回動可能に固定した張力制御手段と前記第2把持手
段とを連結してなるALCケーキ用の切断装置を提供す
る。
り、把持・緊張されたピアノ線を第1回動手段の第1円
弧部及び第2回動手段の第2円弧部と半巻回せたので、
前記ピアノ線が往復動してもピアノ線がその途中で大き
く変形するのが緩和される。その結果ピアノ線の破断が
起こりにくくなる。ピアノ線の第2把持手段と第2回動
手段との間に、従来技術の張力緩和手段と異なり、ピア
ノ線の張力を設定可能な張力制御手段を組み込んだので
ピアノ線にかかる急激な負荷を回避でき、その結果ピア
ノ線の破断を最少限に抑制できる。
図1(b)並びに図2(a)〜図2(c)に基づいて説
明する。公知の切断装置と同様の装置において平行に相
対向するように配設された本体のフレーム(図示なし)
には、第1回動手段4及び第2回動手段6が設置され、
両手段4、6は別に設けた同期手段を介して同期的に最
大30度の範囲で回動可能になっている。第1及び第2
回動手段4、6の外側には扇形の側面をなす第1円弧部
5及び第2円弧部7が設けられ、ALCケーキ8を切断
するためのピアノ線3がそれらの円弧面に巻回可能にな
っている。
1把持手段1及び第2把持手段2がそれぞれ固着されて
いる。第1把持手段1は第1回動手段4の第1円弧部5
に係止可能になっており、第1回動手段4が回動すれば
それに同時に第1把持手段1も回動する。第2回動手段
6には、図2(a)〜図2(c)に示すように側面L字
形のアーム12が取付けられているとともに、そのアー
ム12の取付け位置と相対向する位置においてレバー支
軸部13が設けられている。
ー10が取り付けられているのに対して、前記支軸部1
3には側面V字形のレバー14の中央部が軸着されてい
る。そして、前記レバー14の一端部にエアシリンダー
10のピストン15の先端部が連結され、同じく他端部
にピアノ線3の第2把持手段2が係止されている。
同時にアーム12及びエアシリンダー10も回動する
が、エアシリンダー10を作動させるとレバー14がレ
バー支軸部13の支点16を中心に回動し、その結果、
その回動範囲内においてピアノ線3を第2円弧部7の円
弧面を滑動させながら、ピアノ線3の張力を変えること
がきる。
7の途中には図1(a)及び図1(b)に示すようにエ
アの圧力を制御するための制御装置11が組み込まれて
おり、前記圧力を制御することによりピストン15のス
トロークを制御できるようになっている。そしてピアノ
線3の張力に関する情報を前記レバー14の回動範囲内
において経験により又は予備的な実験に基づいて前記制
御装置11に入力設定すれば、ピアノ線3の張力を、ば
らつきの範囲内において、一定に制御可能になる。
を使用してALCケーキを切断する場合、まず、図1
(a)及び図2(a)に示すようにピアノ線3の一端部
側の第1把持手段1を第1回動手段4の第1円弧部5に
係止させる。そして、ピアノ線3の他端部側を第2円弧
部7に懸架してから第2把持手段2をレバー14に係止
させると、ピアノ線3は第2円弧部7に半巻回される。
の張力を予め試験により決定し、その張力に対応する制
御情報を制御装置11に設定入力してシリンダー10を
作動させるようにする。この状態にしておいてから第1
及び第2回動手段4、6を同期運転して回動させるとと
もに、図1(a)に示すように、ALCパネル8を矢印
Aの向きに移動させてピアノ線3と交差させる。
断抵抗を受けて図1(a)に示すように歪むが、両端部
側は第1及び第2円弧部5,7と所定の回動範囲内にお
いて緩やかに接触するので、両者の接触部分でピアノ線
3の破断が生じにくくなる。また、シリンダー10に対
して制御装置11を通じて常時一定のエア圧が付加され
るようになっているので、ALCケーキ8を切断してゆ
く過程で、従来技術における緩衝作用と異なり、ピアノ
線3には常に所定の張力値しかかからない。その結果、
ピアノ線3の破断を最少限に抑制することが可能にな
る。
LCケーキを張力115kgfで切断してみるとすると
従来の装置を使用した場合に比較してピアノ線の破断頻
度は1/10に減少した。
発明は前記実施態様に限定されること無く、本発明の根
本的技術思想を踏襲しかつその効果を著しく損なわない
範囲において、種々の態様に変更して実施することがで
きる。例えば、ピアノ線の張力を検知してその張力値を
コンピューターに入力して制御装置11を介してピアノ
線の張力を所定の範囲内で一定の張力下でALCケーキ
を切断することもできる。
の破断頻度を著しく減少させることができるという優れ
た効果を発揮する。
切断する前にピアノ線を装置に取り付けた状態を示す概
略図である。
図である。
せた状態を示す要部拡大図である。
せ、かつ制御装置を作動させた状態を示す要部拡大図で
ある。
せ、ALCケーキを切断している状態を示す要部拡大図
である。
いるときのピアノ線の歪み状態を示す該略図である。
切断する前にピアノ線を装置に取り付けた状態を示す概
略図である。
図である。
せた状態を示す要部拡大図である。
せ、かつ制御装置を作動させた状態を示す要部拡大図で
ある。
せ、ALCケーキを切断している状態を示す要部拡大図
である。
いるときのピアノ線の歪み状態を示す概略図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 端部が第1把持手段(1)及び第2把持
手段(2)のそれぞれにより把持・緊張されたピアノ線
(3)を、前記端部側のそれぞれに設けた、第1回動手
段(4)の第1円弧部(5)、及び第2回動手段(6)
の第2円弧部(7)に半巻回させるとともに往復動させ
ながら半可塑性の軽量気泡コンクリート(8)と交差さ
せて該軽量気泡コンクリートを切断するようにしてなる
切断装置において、前記第1把持手段(1)を前記第1
円弧部(5)と同時して変位可能に設けるとともに、前
記第2回動手段(6)に対してそれと同期して回動可能
に固定された張力制御手段(9)と前記第2把持手段
(6)とを連結したことを特徴とする半可塑性軽量気泡
コンクリート用の切断装置。 - 【請求項2】 前記張力制御手段(9)はエアシリンダ
(10)とそのシリンダに対するエア圧を制御する制御
装置(11)とからなる請求項1記載の半可塑性軽量気
泡コンクリート用の切断装置。 - 【請求項3】 前記第1回動手段(4)と前記第2回動
手段(6)との間に両者を同期させて回動可能にする同
期手段が接続されている請求項1記載の半可塑性軽量気
泡コンクリート用の切断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32225491A JP2754298B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 半可塑性軽量気泡コンクリート用の切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32225491A JP2754298B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 半可塑性軽量気泡コンクリート用の切断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0788829A true JPH0788829A (ja) | 1995-04-04 |
JP2754298B2 JP2754298B2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=18141608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32225491A Expired - Fee Related JP2754298B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 半可塑性軽量気泡コンクリート用の切断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2754298B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002192515A (ja) * | 2000-12-22 | 2002-07-10 | Sumitomo Kinzoku Kozan Siporex Kk | 半硬化体の切断装置 |
JP2012245628A (ja) * | 2011-05-25 | 2012-12-13 | Sumitomo Metal Mining Siporex Kk | 半可塑性体の切断方法 |
CN104842439A (zh) * | 2015-04-16 | 2015-08-19 | 东岳机械集团有限公司 | 一种生产蒸压加气砌块的切割钢丝拉紧机构 |
CN105666715A (zh) * | 2016-03-29 | 2016-06-15 | 阳光硅峰电子科技有限公司 | 一种带有新型高敏感断线报警装置的硅锭切割机 |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP32225491A patent/JP2754298B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002192515A (ja) * | 2000-12-22 | 2002-07-10 | Sumitomo Kinzoku Kozan Siporex Kk | 半硬化体の切断装置 |
JP4535610B2 (ja) * | 2000-12-22 | 2010-09-01 | 住友金属鉱山シポレックス株式会社 | 半硬化体の切断装置 |
JP2012245628A (ja) * | 2011-05-25 | 2012-12-13 | Sumitomo Metal Mining Siporex Kk | 半可塑性体の切断方法 |
CN104842439A (zh) * | 2015-04-16 | 2015-08-19 | 东岳机械集团有限公司 | 一种生产蒸压加气砌块的切割钢丝拉紧机构 |
CN105666715A (zh) * | 2016-03-29 | 2016-06-15 | 阳光硅峰电子科技有限公司 | 一种带有新型高敏感断线报警装置的硅锭切割机 |
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JP2754298B2 (ja) | 1998-05-20 |
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