JPH0788771A - cBN砥粒結合砥石およびその製造法 - Google Patents

cBN砥粒結合砥石およびその製造法

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JPH0788771A
JPH0788771A JP26673093A JP26673093A JPH0788771A JP H0788771 A JPH0788771 A JP H0788771A JP 26673093 A JP26673093 A JP 26673093A JP 26673093 A JP26673093 A JP 26673093A JP H0788771 A JPH0788771 A JP H0788771A
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powder
abrasive grain
alloy
cbn abrasive
cbn
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Tatsuro Kuratomi
龍郎 倉富
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 砥粒の脱落を防ぐことにより砥粒の有効利
用率を高めたcBN砥粒結合砥石の開発。 【構成】 合金皮膜被覆cBN粉末を10容量%乃至
40容量%と砥粒保持材硬質物粉末を50容量%乃至8
2容量%と、焼結助材粉末とするNi系またはCo系の
合金粉末を8容量%乃至10容量%との割合の混合粉末
を成形加圧加熱して生成した砥粒保持材硬質物粉末・焼
結助材粉末・合金皮膜結合cBN砥粒焼結組織と砥粒保
持材硬質物粉末および焼結助材粉末焼結組織との複合焼
結組織において合金皮膜と焼結助材粉末との合金組織が
cBN砥粒を堅く保持して、研削作業中におけるcBN
砥粒の揺動を防止することにより、cBN砥粒の全量の
70%程度を研削作業に役立て得るcBN砥粒結合砥石
とその製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の製造法によって製造した
cBN砥粒結合砥石は、従来セラミックス材或いは硬質
金属材等の硬質材の研削または切断等に使用されている
砥石の利用分野と同じ分野において利用されるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来メタルボンドcBN砥粒結合砥石を
製造するに当ってはcBN砥粒の保持材としてブロンズ
系合金・Co系合金・Ni系合金又はFe系合金等の粉
末或いは鋳鉄粉末が使用されており、これらの保持材と
cBN砥粒との混合割合は、cBN砥粒を25容量%と
保持材を75容量%とを標準割合とし、使用目的に応じ
て色々な割合にて使用されている。かかる従来のメタル
ボンドcBN砥粒結合砥石の製造作業においてはcBN
砥粒に保持材の粉末を混合した混合粉末を型込めして3
ton/cm前後の圧力にて加圧して加圧成形体を生
成し、次いで、其の加圧成形体を水素炉または真空炉の
中で1,200℃以下の温度であって使用した保持材の
種類に対応して選定した温度で加熱して焼結作業を行
い、更に仕上げ加工を加えてメタルボンドcBN砥粒結
合砥石を生成している。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】従来のブロンズ系合
金・Co系合金・Ni系合金・Fe系合金等の粉末また
は鋳鉄粉を砥粒保持材として使用して製造して成るメタ
ルボンドcBN砥粒結合砥石においては、研削作業中に
生ずるcBN砥粒の微粉末によって保持材組織がはやく
削りとられてcBN砥粒が突出した状態となり、砥粒保
持材組織の中に埋まっているcBN砥粒の部分の高さが
cBN砥粒全体の元の高さの50%程度になれば、保持
組織の中に残留しているcBN砥粒部分が脱落してゆく
ことが多い。これはcBN砥粒を保持している砥粒保持
材組織の保持力が弱いために砥粒の保持部に弛みが生じ
砥粒が脱落してゆくからであって砥石の寿命が短くなっ
ている。この寿命が短いことが解決を要する問題点であ
って、本発明は寿命の長いcBN砥粒結合砥石の開発を
目的とするものである。
【0004】
【問題点を解決するための手段】前項にて説明したよう
に、解決すべき問題点は、金属粉末或は合金粉末をもっ
てcBN砥粒を保持した従来のcBN砥粒結合砥石にお
いては、個々のcBN砥粒を保持している砥粒保持材の
保持力が弱いために砥粒保持部に弛みが生じ易く其の保
持している砥粒部分の高さが砥粒全部の高さの50%程
度にまで摩耗すれば脱落してゆくのでcBN砥石の寿命
が短くcBN砥粒の有効利用率が低いことである。かか
る問題点を解決する手段として、本発明においては、c
BN結合砥石の製造原料として、合金皮膜被覆cBN砥
粒を使用すると共に、其の合金皮膜被覆cBN砥粒を結
合するcBN砥粒保持材として硬質物粉末と、焼結助材
粉末として金属粉末又は合金粉末とを混合して使用す
る。合金皮膜被覆cBN砥粒としては、個々のcBN砥
粒に無電解メッキによりNi−B合金・Ni−P合金・
Co−B合金・Co−P合金の皮膜を0.3重量%乃至
3.0重量%の割合にて被覆して成る合金皮膜被覆cB
N粉末を使用し、砥粒保持材硬質物粉末としては硬質炭
化物硬質硼化物・硬質窒化物・硬質珪化物又は硬質酸化
物のうちより選択した硬質物の粉末を使用し、焼結助材
粉末としてはNi粉末・Ni系合金粉末・Co粉末又は
Co系合金粉末より選択した金属粉末または合金粉末を
使用する。これらの原料のうち砥粒としては合金皮膜被
覆cBN砥粒を10容量%乃至40容量%と、砥粒保持
材としては硬質炭化物・硬質硼化物・硬質窒化物・硬質
珪化物又は硬質酸化物のうちより選択した硬質物の粉末
を50容量%乃至82容量%と、焼結助材粉末としては
Ni粉末・Ni系合金粉末・Co粉末又はCo系合金粉
末より選択した粉末を8容量%乃至10容量%と、の割
合範囲内より選定した割合にて混合した混合粉末を、c
BN砥粒結合砥石の製造に使用する原料とする。斯様に
配合した焼結用原料を砥石成形用型に型込めして5to
n/cm乃至17ton/cmの圧力にて加圧する
と共に800℃乃至1,400℃の範囲内の温度にて加
熱して焼結作業を行う。この焼結作業においては、合金
皮膜結合cBN砥粒と其の外面に接している砥粒保持材
硬質物粉末と焼結助材粉末とが焼結して成る合金皮膜結
合cBN砥粒の多数個が生成すると同時に、砥粒保持材
硬質物粉末と焼結助材粉末とが焼結して成る砥粒保持材
硬質物粉末と焼結助材粉末との焼結組織を生成し、更に
同時に、さきに生成した砥粒保持材硬質物粉末と焼結助
材粉末とが焼結して成る合金皮膜結合cBN粒子の多数
個と同時に生成した上記の砥粒保持材硬質物粉末と焼結
助材粉末焼結組織とが、複合焼結して成る砥粒保持材硬
質物粉末・焼結助材粉末・焼結合金皮膜結合cBN砥粒
と砥粒保持材硬質物粉末・焼結助材粉末の焼結組織とよ
り成る複合焼結組織体をも生成し、其の複合焼結組織体
において個々のcBN砥粒の表面に焼結している合金皮
膜と砥粒保持材硬質物粉末と焼結助材粉末との複合焼結
組織が個々のcBN砥粒の間を充填していると共に、合
金皮膜と焼結助材との複合合金組織が個々のcBN砥粒
に強く結合して硬質物粉末焼結組織が研削作業中におけ
るcBN砥粒の揺動を抑制してcBN砥粒が倒れないよ
うに堅く保持している。更にcBN砥粒結合硬質物粉末
焼結組織体を構成している硬質物粉末焼結組織体が、c
BN砥粒を堅固に保持している。cBN砥粒が砥粒保持
材の中に埋まっていて直接に保持材に保持されているc
BN砥粒の部分の高さが、砥粒の元の全部の高さの30
%程度になるまではcBN砥粒の周囲に弛緩部が発生す
ることなくcBN砥粒の脱落が起らない。従って、cB
N砥粒の有効利用率が著しく高いcBN砥粒結合砥石を
得ることができる。
【0005】
【作 用】本発明のcBN砥粒結合砥石を製造するに
当って使用する原料には、個々のcBN砥粒の表面に無
電解メッキによりNi−B合金・Ni−P合金・Co−
B合金又はCo−P合金のうちより選択した合金の皮膜
を、cBN砥粒に対し0.3重量%乃至3.0重量%の
割合にて被覆した合金皮膜被覆cBN砥粒の多数個を1
0容量%乃至40容量%と、砥粒保持材として硬質炭化
物・硬質硼化物・硬質窒化物・硬質珪化物又は硬質酸化
物のうちより選択した硬質物の粉末を50容量%乃至8
2容量%と、Ni粉末・Ni系合金粉末・Co粉末又は
Co系合金粉末より選択した金属粉末を8容量%乃至1
0容量%と、の範囲内より選定した割合にて混合した混
合粉末を焼結用原料とし、斯様に混合した焼結用原料を
砥石成形用型に型込めして5ton/cm乃至17t
on/cmの範囲内の圧力にて加圧すると共に800
℃乃至1,400℃の範囲内の温度にて加熱して焼結作
業を行う。この焼結作業においては、個々の合金皮膜被
覆cBN砥粒における合金皮膜がcBN砥粒の表面に焼
結結合して合金皮膜結合cBN砥粒の多数個を生成する
と共に、更に其の生成した個々の合金皮膜結合cBN砥
粒が其の表面に接している砥粒保持材硬質物粉末ならび
に焼結助材粉末とにも焼結して砥粒保持材硬質物粉末お
よび焼結助材粉末ならびに合金皮膜結合cBN砥粒との
焼結組織を生成し、同時に、砥粒保持材硬質物粉末と焼
結助材粉末とより成る砥粒保持材硬質物粉末と焼結助材
粉末との焼結組織を生成し、更に同時に、生成した砥粒
保持材硬質物粉末および焼結助材粉末ならびに焼結合金
皮膜結合cBN砥粒の焼結組織と、生成した砥粒保持材
硬質物粉末および焼結助材粉末の焼結組織が複合焼結し
て砥粒保持材硬質物粉末と焼結助材粉末と焼結合金皮膜
結合cBN砥粒焼結組織と砥粒保持材硬質物粉末・焼結
助材粉末焼結組織との複合焼結組織体を生成し、其の生
成した複合焼結組織体においては、個々のcBN砥粒の
外面に接している合金皮膜と焼結助材粉末との合金によ
り成る合金組織が個々のcBN砥粒に強く焼結結合する
と共に、合金皮膜と焼結助材粉末と砥粒保持材硬質物粉
末とが結合して成るcBN結合砥石を生成する。斯様に
して生成したcBN結合砥石を用いて研削作業を行うと
きは、砥石の表面部においてcBN砥粒が摩耗してゆく
ときに其の摩耗によって生じたcBN砥粒微粉末が、c
BN砥粒の間に充填している砥粒保持材硬質物粉末と焼
結助材粉末と合金皮膜をも削とってゆくが、其の焼結組
織は其の容積の大部分が砥粒保持材硬質物粉末にて構成
されていてcBN砥粒を堅く保持しているので、研削作
業によって生ずるcBN砥粒の揺動と弛緩とが抑制され
る。従ってcBN砥粒の元の全体の高さの70%程度が
研削作業に役立つことができる。従って、cBN砥粒の
有効利用率が著しく高くなり、cBN結合砥石の寿命を
長くすることができる。
【0006】
【実施例】無電解メッキによりNiが99重量%とBが
1重量%との割合を成せるNi−B合金皮膜を個々のc
BN砥粒の表面に1重量%の割合にて被覆したNi−B
合金皮膜被覆cBN砥粒の多数個より成るNi−B合金
皮膜被覆cBN砥粒を25容量%と、砥粒保持材硬質物
粉末とするTiC粉末を65容量%と、焼結助材粉末と
するCo−Cr系合金(57.0Co−2.25C−3
0.0Cr−1.25Si−12.50W)のワレック
スNo.1の粉末を10容量%と、の割合にて混合した
混合粉末を砥石焼結用原料とした。其の焼結用原料を型
込めして12ton/cmの圧力にて加圧して加圧成
形体を生成した。次いで、其の加圧式形体を水素炉の中
で1,400℃の温度にて加熱して、個々のNi−B合
金皮膜被覆cBN砥粒におけるNi−B合金皮膜がcB
N砥粒の表面に焼結結合してNi−B合金皮膜焼結結合
cBN砥粒を生成し、其の生したNi−B合金皮膜焼結
結合cBN砥粒が接しているTiC粉末とCo−Cr系
合金粉末とに焼結して、Ni−B合金皮膜焼結結合cB
N砥粒を中心としたcBN砥粒中心の焼結組織を生成
し、同時に、TiC粉末とCo−Cr系合金粉末との混
合粉末であるTiC粉末・Co−Cr系合金粉末焼結組
織を生成し、更に同時に、前記のcBN砥粒中心焼結組
織の多数個と前記のTiC粉末・Co−Cr系合金粉末
焼結組織とが複合焼結してcBN砥粒結合複合焼結組織
体を構成して成るcBN砥粒結合砥石を生成した。
【0007】
【実施例】無電解メッキによりNiが99重量%とBが
1重量%との割合を成せるNi−B合金皮膜を個々のc
BN砥粒の表面に1重量%の割合にて被覆したNi−B
合金皮膜被覆cBN砥粒の多数個より成るNi−B合金
皮膜被覆cBN砥粒を砥粒として25容量%と、砥粒保
持材硬質物粉末とするTiB粉末を65容量%と、焼
結助材粉末とするCo−Cr系合金(64.25Co−
1.00C−29.0Cr−1.25Si−4.50
W)のワレックスNo.6の粉末を10容量%と、の割
合にて混合した混合粉末を砥石焼結用原料とした。其の
焼結用原料を型込めして12ton/cmの圧力にて
加圧して加圧成形体を生成した。次いで、其の加圧成形
体を水素炉の中で1,400℃の温度にて加熱して、個
々のNi−B合金皮膜被覆cBN砥粒におけるNi−B
合金皮膜がcBN砥粒の表面に焼結結合してNi−B合
金皮膜焼結結合cBN砥粒を生成し、其の生成したNi
−B合金皮膜焼結結合cBN砥粒が接しているTiB
粉末とCo−Cr系合金粉末とが焼結して、Ni−B合
金皮膜焼結結合cBN砥粒を中心としたcBN砥粒中心
の焼結組織を生成し、同時に、TiB粉末とCo−C
r系合金粉末との混合粉末のTiB粉末とCo−Cr
系合金粉末焼結組織を生成し、更に同時に、前記のcB
N砥粒中心焼結組織の多数個と前記のTiB粉末Co
−Cr系合金粉末焼結組織とが複合焼結してcBN砥粒
結合複合焼結組織体を構成して成るcBN砥粒結合砥石
を生成した。
【0008】
【実施例】無電解メッキによりNiが99重量%とBが
1重量%との割合を成せるNiB合金皮膜を個々のcB
N砥粒の表面に1重量%の割合にて被覆したNi−B合
金皮膜被覆cBN砥粒の多数個より成るNi−B合金皮
膜被覆cBN砥粒を砥粒として25容量%と、砥粒保持
材硬質物粉末とするTiN粉末を65容量%と、焼結用
助材粉末とするCo−Cr系合金(69.65Co−
1.35C−29.0Cr−1.50Si−8.50
W)のワレックスNo.12の粉末を10容量%と、の
割合にて混合した混合粉末を砥石焼結用原料とした。其
の焼結用原料を型込めして12ton/cmの圧力に
て加圧して加圧成形体を生成した。次いで、其の加圧成
形体を水素炉の中で1,300℃の温度にて加熱して、
個々のNi−B合金皮膜被覆cBN砥粒におけるNi−
B合金皮膜がcBN砥粒の表面に焼結結合してNi−B
合金皮膜焼結結合cBN砥粒を生成し、其の生成したN
i−B合金皮膜焼結結合cBN砥粒が接しているTiN
粉末とCo−Cr合金粉末とに焼結して、Ni−B合金
皮膜焼結結合cBN砥粒を中心としたcBN砥粒中心焼
結組織を生成し、同時に、TiN粉末とCo−Cr系合
金粉末との混合粉末のTiN粉末Co−Cr系合金粉末
焼結組織を生成し、更に同時に、前記のcBN砥粒中心
焼結組織の多数個と前記のTiN粉末Co−Cr系合金
粉末焼結組織とが複合焼結してcBN砥粒結合複合焼結
組織体を構成して成るcBN砥粒結合砥石を生成した。
【0009】
【実施例】無電解メッキによりNiが97重量%とPが
3重量%との割合を成せるNi−P合金皮膜を個々のc
BN砥粒の表面に1重量%の割合にて被覆したNi−P
合金皮膜被覆cBN砥粒の多数個より成るNi−P合金
皮膜被覆cBN粉末を砥粒として25容量%と、砥粒保
持材硬質物粉末とするMoSi粉末を65容量%と、
焼結助材粉末としてNi−Cr系合金(57.15Ni
−1.10C−1.3B−1.95Si−2.0Fe−
7.5W)のコルモノイNo.84の粉末を10容量%
と、の割合にて混合した混合粉末を砥石焼結用原料とし
た。其の焼結用原料を型込めして12ton/cm
圧力にて加圧して加圧成形体を生成した。次いで、其の
加圧成形体を水素炉の中で1,300℃の温度にて加熱
して個々のNi−P合金皮膜被覆cBN砥粒におけるN
i−P合金皮膜がcBN砥粒の表面に焼結結合してNi
−P合金皮膜焼結結合cBN砥粒を生成し、其の生成し
たNi−P合金皮膜焼結結合cBN砥粒が接しているM
oSi粉末とNi−Cr系合金粉末とに焼結して、N
i−P合金皮膜焼結結合cBN砥粒を中心としたcBN
砥粒中心焼結組織を生成し、同時に、MoSi粉末と
Ni−Cr系合金粉末との混合粉末のMoSi粉末N
i−Cr系合金粉末焼結組織を生成し、更に同時に、前
記のcBN砥粒中心焼結組織の多数個と前記のMoSi
粉末Ni−Cr系合金粉末焼結組織とが複合焼結して
cBN結合複合焼結組織体を構成して成るcBN砥粒結
合砥石を生成した。
【0010】
【発明の効果】本発明のcBN砥粒結合砥石は、上記の
方法により焼結作業を行って生成した砥石であって、個
々の合金皮膜被覆cBN砥粒を包囲し個々のcBN砥粒
の間を充填しているcBN砥粒被覆合金皮膜と砥粒保持
材硬質物粉末と焼結助材粉末との焼結組織において合金
皮膜と焼結助材粉末との合金組織が個々のcBN砥粒に
強く結合すると共に硬質物粉末と焼結助材粉末との焼結
組織がcBN砥粒を強く保持しており、研削作業中にお
けるcBN砥粒の揺動を抑制してcBN砥粒の脱落を防
止できるcBN砥粒結合硬質物粉末焼結組織を構成して
いてcBN砥粒の元の高さの70%程度を研削作業に役
立てることができるので、cBN砥粒結合砥石の寿命が
長くなりcBN砥粒の有効利用率を従来のメタルボンド
砥石における砥粒の有効利用率より著しく高めたcBN
砥粒結合砥石を得ることができる効果がある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個々のcBN砥粒の表面に無電解メッ
    キによりNi−B合金・Ni−P合金・Co−B合金又
    はCo−P合金のうちより選択した合金の皮膜をcBN
    砥粒に対し0.3重量%乃至3.0重量%の割合にて被
    覆して成る合金皮膜被覆cBN砥粒の多数個を10容量
    %乃至40容量%と、砥粒保持材として硬質炭化物・硬
    質硼化物・硬質窒化物・硬質珪化物又は硬質酸化物のう
    ちより選択した硬質物の粉末を50容量%乃至82容量
    %と、焼結助材粉末としてNi粉末・Ni系合金粉末・
    Co粉末又はCo系合金粉末のうちより選択した粉末を
    8容量%乃至10容量%と、の範囲内より選定した割合
    にて混合した混合粉末を焼結用原料とし、其の焼結用原
    料を砥石成形用型内に型込めして5ton/cm乃至
    17ton/cmの範囲内の圧力にて加圧すると共に
    800℃乃至1,400℃の範囲内の温度にて加熱して
    個々のcBN砥粒を被覆している合金皮膜がcBN砥粒
    の表面に焼結結合して成る合金皮膜結合cBN砥粒の多
    数個を生成すると共に、其の生成した個々の合金皮膜結
    合cBN砥粒が其の外面に接している砥粒保持材硬質物
    粉末ならびに焼結助材粉末とにも焼結して、砥粒硬質物
    粉末・焼結助材粉末および合金皮膜結合cBN砥粒の焼
    結組織を生成すると同時に、砥粒保持材粉末および焼結
    助材粉末より成る砥粒保持材硬質物粉末と焼結助材粉末
    との焼結組織を生成し、更に同時に、生成した砥粒保持
    材硬質物粉末・焼結助材粉末・合金皮膜結合cBN砥粒
    焼結組織ならびに生成した砥粒保持材硬質物粉末と焼結
    助材粉末との焼結組織が複合焼結して、砥粒保持材硬質
    物粉末・焼結助材粉末・合金皮膜結合cBN砥粒焼結組
    織・砥粒保持材硬質物粉末・焼結助材粉末焼結組織の複
    合焼結組織体を生成し、其の生成した複合焼結組織体に
    おいて、cBN砥粒の表面に焼結している合金皮膜と焼
    結助材との合金組織が個々のcBN砥粒に強く結合する
    と共に硬質物粉末と焼結助材粉末との焼結組織が研削作
    業時におけるcBN砥粒の揺動を抑制し、cBN砥粒を
    堅く保持して成るcBN砥粒結合硬質物粉末焼結組織体
    を構成していることを特徴とするcBN砥粒結合砥石。
  2. 【請求項2】 個々のcBN砥粒の表面に無電解メッ
    キによりNi−B合金・Ni−P合金・Co−B合金・
    Co−P合金のうちより選択した合金の皮膜をcBN砥
    粒に対し0.3重量%乃至3.0重量%の割合にて被覆
    して成る合金皮膜被覆cBN砥粒の多数個を10容量%
    乃至40容量%と、砥粒保持材として硬質炭化物・硬質
    硼化物・硬質窒化物・硬質珪化物・硬質酸化物のうちよ
    り選択した硬質物の粉末を50容量%乃至82容量%
    と、焼結助材粉末としてNi粉末・Ni系合金粉末・C
    o粉末又はCo系合金粉末のうちより選択した粉末を8
    容量%乃至10容量%と、の範囲内より選定した割合に
    て混合した混合粉末を焼結用原料とし、其の焼結用原料
    を砥石成形用型内に型込めして5ton/cm乃至1
    7ton/cmの範囲内の圧力にて加圧すると共に8
    00℃乃至1,400℃の範囲内の温度にて加熱して個
    々のcBN砥粒を被覆している合金皮膜がcBN砥粒の
    表面に焼結結合して成る合金皮膜結合cBN砥粒の多数
    個を生成すると共に、其の生成した個々の合金皮膜結合
    cBN砥粒が其の外面に接している砥粒保持材硬質物粉
    末ならびに焼結助材粉末とにも焼結して、砥粒硬質物粉
    末・焼結助材粉末および合金皮膜結合cBN砥粒の焼結
    組織を生成すると同時に、砥粒保持材粉末および焼結助
    材粉末とより成る砥粒保持材硬質物粉末と焼結助材粉末
    との焼結組織を生成し、更に同時に生成した砥粒保持材
    硬質物粉末・焼結助材粉末合金皮膜結合cBN砥粒焼結
    組織ならびに生成した砥粒保持材硬質物粉末と焼結助材
    粉末との焼結組織が複合焼結して、砥粒保持材硬質物粉
    末・焼結助材粉末・合金皮膜結合cBN砥粒焼結組織・
    砥粒保持材硬質物粉末・焼結助材粉末焼結組織の複合焼
    結体を生成し、其の生成した複合焼結組織体において、
    cBN砥粒の表面に焼結している合金皮膜と焼結助材と
    の合金組織が個々のcBN砥粒に強く結合すると共に硬
    質物粉末と焼結助材粉末との焼結組織が研削作業中にお
    けるcBN砥粒の揺動を抑制し、cBN砥粒を堅く保持
    して成るcBN砥粒結合硬質物粉末焼結組織体を構成し
    ていることを特徴とするcBN砥粒結合砥石の製造法。
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JP26673093A Pending JPH0788771A (ja) 1993-09-21 1993-09-21 cBN砥粒結合砥石およびその製造法

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JP (1) JPH0788771A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999036590A1 (en) * 1998-01-16 1999-07-22 Dresser Industries, Inc. Hardfacing having coated ceramic particles or coated particles of other hard materials

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62247008A (ja) * 1986-07-18 1987-10-28 Sumitomo Electric Ind Ltd 工具用高硬度焼結体及びその製造方法
JPS63156662A (ja) * 1986-09-24 1988-06-29 デ ビアス インダストリアル ダイアモンド デイビジヨン (プロプライエタリイ) リミテツド 合成ダイヤモンド研摩成形体の製造方法
JPH02284870A (ja) * 1988-12-21 1990-11-22 Tatsuro Kuratomi 砥粒の脱落を抑制した砥石およびその製造法

Patent Citations (3)

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