JPH078864A - 噴霧装置 - Google Patents

噴霧装置

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JPH078864A
JPH078864A JP17497193A JP17497193A JPH078864A JP H078864 A JPH078864 A JP H078864A JP 17497193 A JP17497193 A JP 17497193A JP 17497193 A JP17497193 A JP 17497193A JP H078864 A JPH078864 A JP H078864A
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JP
Japan
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plate
piezoelectric element
element plate
holes
vibrating
Prior art date
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Pending
Application number
JP17497193A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Kasuya
昌司 粕谷
Shunpei Fukuda
俊平 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mikuni Corp
Original Assignee
Mikuni Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mikuni Corp filed Critical Mikuni Corp
Priority to JP17497193A priority Critical patent/JPH078864A/ja
Publication of JPH078864A publication Critical patent/JPH078864A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 噴霧装置の圧電素子板と振動板との固着する
にあたり、機械的にも化学的にも安定した接合形態を得
る。 【構成】 噴霧装置は、貫通孔22a,22bを備えた
圧電素子板18と振動板19を有する。振動板19は圧
電素子板18の一部に重ね合わされた状態において貫通
孔22a,22bに照合する穴23a,23bを備えて
おり、重ね合わせた状態において、熱融着可能な樹脂材
料から成る固着プレート20の突起24a,24bが穴
23a,23bに挿入される。突起24a,24bの先
端は、貫通孔22a,22bより突き出た後、熱融着さ
れて振動板18と圧電素子板18が固着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電素子板によって振
動板を振動させることにより液体を霧化させる噴霧装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば加湿器などには、霧を発生
させるための噴霧装置が設けられている。この噴霧装置
には、微細な穴を有する振動板(ビート板とも呼ばれ
る)を圧電素子板によって振動させると共に、この振動
板の面に対して水を当てて微粒化し、振動板の穴から霧
を発生させるようになっている。このように構成された
噴霧装置において、振動板は通常、はんだや接着剤など
を介して圧電素子板の端縁部分にその一部を重ね合わせ
るようにして固着され、これより先に舌片状に突出して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
はんだを介した固着においては、作業中、はんだを溶融
するための熱により、圧電セラミックス部分の表面に被
覆される電極面の密着度が低下する可能性があり、場合
によっては電極面が圧電セラミックス部分から剥離して
しまったり、電極面が部分的に損傷されてしまう恐れが
ある。
【0004】また接着剤を介する接合では、はんだ付け
ほどの接合力は得られないことが多く、継時的に振動板
が圧電素子板より分離したり、また霧化される液体中の
成分によっては、その接着作用に影響を与える場合もあ
り、その用途が制限される傾向にある。
【0005】本発明はこのような問題点を解決するもの
であって、圧電素子板と振動板との固着するにあたり、
機械的にも化学的にも安定した接合形態が得られるよう
な噴霧装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る噴霧装置
は、端縁部近傍の所定位置に、板厚方向に貫通する孔を
備えた圧電素子板と、圧電素子板の一部に重ね合わされ
た状態において貫通孔に照合可能な穴を備えた振動板
と、振動板と圧電素子板とを重ね合わせた状態において
穴および貫通孔の少なくとも一方から挿入されて振動板
と圧電素子板とを固着させる固着手段と、振動板に対し
て液体を供給する給液手段とを備え、圧電素子板により
振動板を振動させることにより給液部から供給された液
体を霧化することを特徴としている。
【0007】
【実施例】以下、図示実施例により本発明を説明する。
図1〜図3は本発明の一実施例である噴霧装置を示し、
この装置は例えば加湿器などにおいて、霧や水蒸気を発
生するために使用され得るものである。
【0008】図1において架台14の上面右端には平板
15が載置されており、平板15の上面には弾性を有す
る押さえ部材13が設けられる。振動子12は、押さえ
部材13により平板15上に保持されている。架台14
の上面左端にはガイドブロック17が設けられており、
振動子12の、押さえ部材13によって支持される側と
は反対側の端部を支持している。なお、このガイドブロ
ック17は省略してもよい。
【0009】架台14には穴14aが形成され、この穴
14aの中に給液管11が挿入される。給液管11は、
穴14aを通って鉛直方向に延び、振動子12の下面に
所定のクリアランスを有して対向せしめられ、給液部1
0から供給された液体(例えば、水)を振動子12へと
導くものである。
【0010】振動子12は、矩形の圧電素子板18と薄
い振動板19と固着プレート20とで構成される。図1
に部分的に拡大して示すように、圧電素子板18はその
上面と下面に電極21a、21bを有し、交流電圧を供
給する電源回路16から電極21a、21bに印加され
る電圧の変動周波数に応じて膨張収縮を繰り返し、これ
により振動板19が振動する。振動板19は、その下面
から上面にかけて延びる多数の孔(図示せず)を形成し
ており、振動することにより給液管11から供給された
液体を霧Fの状態にする。
【0011】図2は図1に示す噴霧装置の平面図であ
る。この図からも明らかなように、振動板19の先端の
両隅19a、19bは、ガイドブロック17の両端の突
出部17a、17bによって支持される。ガイドブロッ
ク17の突出部17a、17bの側部には、図1に示す
ようにガイドブロック17上面に平行に溝17cが形成
される。振動板19の両隅19a、19bはこれらの溝
17cに遊挿されており、振動板19はその振動時、両
隅19a、19bにおいてガイドブロック17により支
持される。
【0012】図3は圧電素子板18と振動板19の固着
部の分解斜視図である。圧電素子板18は端縁部の近傍
に、板厚方向に延びる2つの貫通孔22a、22bを備
える。また、これに対して振動板19の対応位置にも、
圧電素子板18に重ね合わせた状態において貫通孔22
a、22bと照合可能な同一径の穴23a、23bを備
える。固着プレート20は、加熱により溶融可能な樹脂
材料より形成され、先の貫通孔22a,22bとほぼ同
一径の円柱突起24a、24bと基板部分24cを備え
る。尚、この円柱突起24a、24bの長さは、圧電素
子板18と振動板19の板厚合計よりも大きく設定され
ている。
【0013】圧電素子板18に対し振動板19を固着す
るためには、まずこの貫通孔22a、22bと穴23
a、23bが照合するように双方の板18、19を重ね
た後、振動板19の上方から固着プレート20の各円柱
突起24a、24bを穴23a、23bと貫通孔22
a、22bの中に差し込み、その基板部分24cを振動
板19の上面19cに圧着させる。この時、圧電素子板
18の下面からは円柱突起24a、24bの先端部分が
下方に突き出すことになり、この圧着状態のまま先端部
分をコテなどのような加熱手段によって溶かして潰す。
この結果、圧電素子板18と振動板19とは、固着プレ
ート20を介して堅固に一体化される。また固着プレー
ト20においても、円柱突起24a、24bの先端部分
の潰れにより、貫通孔22a、22bや穴23a、23
bからの脱落が防止されることになる。
【0014】このように本実施例によれば、圧電素子板
18と振動板19を固着するにあたり、固着プレート2
0を媒体として一体化するため、はんだ付けや接着剤に
よる固着よりも衝撃に強く機械的に安定した接合形態を
得ることができる。また、はんだ付けによる固着に比
べ、圧電素子板18や振動板19の表面に直接的に熱を
加えることはないため、熱によって電極21a,21b
が本体から剥離するようなことはない。加えて、本実施
例による接合は、接着剤を使用した接合と異なり化学的
にも安定しているため、霧化される液体に制約を与える
けようなことはなく、極めて用途が広い。また、本実施
例では圧電素子板18と振動板19とは、2本の円柱突
起24a、24bにより2カ所で固定されるため、従来
の固着法に見られたような外力による振動板19のズレ
は無く、従って振動板19が破損しない限りにおいて、
その機能を維持することができる。
【0015】以上、固着手段として熱融着可能な材料か
らなる固着プレート20を使用した実施例を説明した
が、別の固着手段として、例えば図4に示すように圧電
素子板18側からも同様な固着プレート20を挿入し、
貫通孔22a、22bの内部でその先端同士を突き合わ
せ、この突き合わせ部分Tにおいて、超音波溶着により
一体化して双方の固着プレート20を固着するようにし
ても良い。なお、円柱突起24a,24bの長さは、こ
れらの和が圧電素子板18と振動板19の各厚さの和に
略等しくなるように定められる。
【0016】また上述したこれらの実施例に共通し、目
的に応じて、圧電素子板18と振動板19との間に接着
剤を介在させ、より密着度を高めるようにしても良い。
【0017】なお上記各実施例において、振動板19や
圧電素子板18に形成される穴23a、23bおよび貫
通孔22a,22bの位置に関しては、圧電素子板18
から振動板19への振動伝播を阻害しないような箇所で
あって、かつその強度を著しく低下させないような位置
が選ばれることが好ましい。例えば、縦17mm×横2
0mm×厚さ1mmの矩形振動板では、振動モードの解
析により図5に示すような位置に直径1mmの穴23
a、23bをあけた場合、振動伝播への影響が最も少な
いことが確認されている。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、噴霧装置
の振動部分を構成する圧電素子板と振動板を一体化に関
し、機械的にも化学的にも安定した接合形態が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る噴霧装置を示す断面図
である。
【図2】図1の噴霧装置の平面図である。
【図3】図1の噴霧装置における振動部分の分解斜視図
である。
【図4】固着手段の別の形態を示す断面図である。
【図5】特定の寸法の振動板に対して、固着手段用の穴
の形成例を示した図である。
【符号の説明】
10 給液部 11 給液管 18 圧電素子板 19 振動板 20 固着プレート 22a、22b 貫通孔 23a、23b 穴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端縁部近傍の所定位置に、板厚方向に貫
    通する孔を備えた圧電素子板と、該圧電素子板の一部に
    重ね合わされた状態において上記貫通孔に照合可能な穴
    を備えた振動板と、該振動板と圧電素子板とを重ね合わ
    せた状態において上記穴および貫通孔の少なくとも一方
    から挿入されて振動板と圧電素子板とを固着させる固着
    手段と、上記振動板に対して液体を供給する給液手段と
    を備え、圧電素子板により振動板を振動させることによ
    り給液部から供給された液体を霧化することを特徴とす
    る噴霧装置。
  2. 【請求項2】 上記固着手段が、熱により融着可能な樹
    脂材料より形成されることを特徴とする請求項1に記載
    の噴霧装置。
  3. 【請求項3】 上記固着手段が、超音波により融着可能
    な材料より形成されることを特徴とする請求項1に記載
    の噴霧装置。
  4. 【請求項4】 上記圧電素子板と振動板とが重ね合わさ
    る領域において、その圧電素子板と振動板との間には接
    着剤が塗布されることを特徴とする請求項2または請求
    項3に記載の噴霧装置。
JP17497193A 1993-06-22 1993-06-22 噴霧装置 Pending JPH078864A (ja)

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JP17497193A JPH078864A (ja) 1993-06-22 1993-06-22 噴霧装置

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JPH078864A true JPH078864A (ja) 1995-01-13

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ID=15987944

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JP17497193A Pending JPH078864A (ja) 1993-06-22 1993-06-22 噴霧装置

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JP (1) JPH078864A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005235413A (ja) * 2004-02-17 2005-09-02 Seiko Epson Corp 高分子固体電解質膜の製造方法、高分子固体電解質膜、および燃料電池
JP2008188515A (ja) * 2007-02-02 2008-08-21 Fukoku Co Ltd 超音波霧化装置
US10708561B2 (en) 2014-03-27 2020-07-07 Nec Corporation POS terminal, information processing device, white balance adjustment method, and recording medium

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