JPH0788262A - ミシンの材料片供給装置 - Google Patents

ミシンの材料片供給装置

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Publication number
JPH0788262A
JPH0788262A JP24086993A JP24086993A JPH0788262A JP H0788262 A JPH0788262 A JP H0788262A JP 24086993 A JP24086993 A JP 24086993A JP 24086993 A JP24086993 A JP 24086993A JP H0788262 A JPH0788262 A JP H0788262A
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JP
Japan
Prior art keywords
material piece
mark
sewing machine
label
feeding
Prior art date
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Pending
Application number
JP24086993A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehisa Nozaki
剛寿 野崎
Shinji Yoshida
信次 吉田
Takashi Kondo
隆 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 材料片自体にバラツキがある場合でも、マー
クの中心位置を確実に縫製部の所定位置に対応させるこ
とにより、見た目に美しく、ラベルを縫着することがで
きるミシンの材料片供給装置を提供すること。 【構成】 光検出器18によって、材料片Aに付された
マークMの長手方向の両枠W1,W2が検出されると、
その検出信号に基づき、制御装置11内でマークMの中
心位置が針16の針落ち位置に対応するまでに必要な残
りの送り量が演算され、その送り量分だけ材料片Aが送
り出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ミシンの材料片供給装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置、例えば、ラベルを
供給する装置を備えたミシンにおいては、長手方向に同
じマークが繰り返して付された材料片の送り方として、
以下の二つの方法ある。
【0003】一つ目の方法は、マーク一つが付されたラ
ベル一つ分の送り量を設定し、材料片送り装置がその設
定された送り量分だけ材料片を毎回送り出し、ラベル一
つ分を切断する方法である。
【0004】二つ目の方法は、材料片送り装置が材料片
を送り出し、途中に設けられたセンサーが、送りの最中
にマークとマークと間の停止マークを検出すると、材料
片送り装置が材料片の送り出しを停止し、停止マークの
位置でラベル一つ分を切断する方法である。
【0005】そして、切断された一つ分のラベルは、ラ
ベルの中心位置がミシンの縫製部の針落ち位置に対応す
るように供給され、例えば、ラベルの中心が衣服の身頃
中心に一致するように縫着される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような材料片の送り方では、材料片自体にバラツキがあ
り、隣合うマークとマークとの間の距離が均等でない場
合、あるいは個々のマーク自体の大きさが微妙に異なる
場合に、マークの中心位置がラベルの中心位置と一致し
ないことがある。
【0007】例えば、一つ目の方法では、マークの位置
に関係なく、常に一定の長さに材料片が切断されるの
で、マークとマークとの間の距離が均等でない部分があ
ると、切断を繰り返していく間に、除々にラベル上のマ
ークの位置にズレが生じることになる。
【0008】従って、図7(a)に示すようにマーク5
0がラベル51の中央に位置している場合は、ラベル5
1の中心位置aがミシンの縫製部の針落ち位置に対応す
るように供給され、縫着時にラベル51の両端部がそれ
ぞれ内側に折曲げられ、図7(b)に示すように、マー
ク50が中央に位置した状態に縫着されるが、図7
(c)に示すように、マーク52がラベル53の中央に
位置していない場合は、ラベルの中心位置aがミシンの
縫製部の針落ち位置に対応するように供給され、同様に
して縫着されると、図7(d)に示すように、マーク5
2の一部が欠けた状態に縫着されたり、あるいはマーク
52が片方に寄ってしまうという問題が生じる。
【0009】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、材料片自体にバラツキがある場
合でも、マークの中心位置を確実に縫製部の所定位置に
対応させることにより、見た目に美しく、ラベルを縫着
することができるミシンの材料片供給装置を提供するこ
とを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のミシンの材料片供給装置は、長手方向に同じ
マ−クが繰り返して付された材料片を送り出すための駆
動ローラと、送り信号の入力に基づいて前記駆動ローラ
を回転させる駆動モータとを備えた送り出し手段と、前
記材料片に対向設置され、前記材料片に向けて検出光を
投射する投光素子と、前記投光素子により投射された検
出光を受光する受光素子を備え、前記マークの長手方向
の両側部を検出し、検出信号を出力する光検出器と、前
記送り手段と縫製部との間に設けられ、送り出された前
記材料片を切断するための切断手段とを備えたミシンの
材料片供給装置において、前記光検出器からの検出信号
に基づいて、前記マークの長手方向の中心位置を演算
し、かつその中心位置を前記縫製部等の所定位置に対応
させるように、前記材料片の送り量を演算する演算手段
と、前記演算手段によって演算された送り量に基づい
て、前記送り出し手段を制御する制御手段とを備えてい
る。
【0011】
【作用】上記の構成を有する本発明のミシンの材料片供
給装置においては、光検出器が、材料片に付されたマー
クの長手方向の両側部を検出して検出信号を出力する
と、演算手段が、その検出信号に基づいて、前記マーク
の中心位置を演算し、かつその中心位置を縫製部等の所
定位置に対応させるように、前記材料片の送り量を演算
する。そして、前記演算手段によって演算された送り量
に基づいて、制御手段が送り出し手段を制御し、材料片
が送り出される。
【0012】
【実施例】以下、本発明をラベル供給装置付ミシンに具
体化した一実施例を図面を参照して説明する。
【0013】まず、本実施例のラベル供給装置付ミシン
の構成について説明する。図1に示すように、送り出し
装置1は、駆動モータ2により駆動ベルト3を介して一
定速度で回転される駆動ローラ4と、その駆動ローラ4
と協働する従働ローラ5により材料片Aを送り出すよう
に構成されている。駆動モータ2には駆動回路(図示せ
ず)が接続されており、後述する制御装置11による送
り信号の発生或は停止により駆動モータ2は起動或は停
止される。
【0014】また、送り出し装置1の駆動ローラ4の送
り出し側には、可動刃12と固定刃13からなる切断装
置が設けられており、この切断装置は前記送り出し装置
1により送り出された材料片Aを切断するように構成さ
れている。この切断装置により切断された材料片A(ラ
ベル)は、ミシンベッド面14に載置された加工布B上
に運ばれ、押え足15により保持された後、上糸を担持
した針16と下糸を保持した釜(図示せず)との協働に
より、加工布Bに縫着される。
【0015】送り出し装置1の駆動ローラ4の送り込み
側には、材料片Aに検出光を投射する投光素子としての
ホトダイオード6と投光レンズ7、そして、その反射光
を受光するためのホトトランジスタ8と受光レンズ9が
固定されている。また、受光レンズ7には光ファイバ1
0が接続されており、このホトトランジスタ8、受光レ
ンズ9及び光ファイバ10により受光素子が構成されて
いる。この投光素子と受光素子とが、マークの長手方向
の両側部を検出して検出信号を出力する光検出器を構成
している。
【0016】また、ホトトランジスタ8は、光ファイバ
10を介して駆動モータ2によるノイズの影響圏外に配
置されている。
【0017】ここで、図3に示すように一連のマークM
が付された材料片Aは、その表面に一つ分のラベルを表
す切断線Eが隣合うマークMとマークMとの間に印刷さ
れている。
【0018】さらに、図2に示すように制御装置11
は、中央演算処理装置により構成されており、始動スイ
ッチ17からの始動信号により作動を開始して、前記送
り出し装置1に送り信号を出力する。この送り信号が出
力されている間、送り出し装置1は材料片Aの送り出し
動作を行う。また、制御装置11は、前記光検出器18
からの検出信号が発生されたか否かの判別を行う。
【0019】この制御回路11が、本発明の演算手段及
び制御手段を構成している。
【0020】次に、本実施例のラベル供給装置付ミシン
の動作について説明する。
【0021】図4に示すような枠Wを有するマークMが
長手方向に繰り返して付された材料片Aを用いた場合を
例として説明する。
【0022】まず、図5に示すように、枠Wの内側に光
検出器18による検出光の投射位置Sが位置している場
合について説明する。
【0023】あらかじめ、作業者がプログラムによって
針16から光検出器18による検出光の投射位置Sまで
の距離LNSと、ラベル一つ分のマークの枠W内における
不検知帯の距離LN を入力しておく。
【0024】始動スイッチ17からの始動信号により作
動を開始して、送り出し装置1に送り信号を出力する
と、マークMの切断装置側の枠W1を検出するために、
まず、駆動ローラ4を逆転(材料片Aを引っ込める方
向)させ、枠W1を検出し、この時に、投射位置Sから
枠W1までの距離LWSが求められる。次に、駆動ローラ
4を正転させ、他方の枠W2を検出する。この時に、マ
ークMの枠W1とW2との間の距離LWWが求められ、マ
ークMの中心位置が針16の針落ち位置に対応するまで
に必要な残りの送り量を以下の演算式により求める。
【0025】総送り量=LNS+LWS+LWW/2 LNS:針16から投射位置Sまでの距離 LWS:投射位置SからマークMの枠W1までの距離 LWW:マークMの枠W1から枠W2までの距離 残りの送り量=(総送り量)−(マークMの枠W2が検出されるまでの送り量 ) =(LNS+LWS+LWW/2)−(LWW+LWS) =LNS−LWW/2 上記の演算式により残りの送り量を求めて、その送り量
分送り出すことにより、正確にマークMの中心位置は針
16の針落ち位置まで送られる。そして、切断線E付近
で切断装置により切断され、マークMが中心に位置する
ようにラベルが縫着される。
【0026】次に、図6に示すように、枠Wの外側に光
検出器18による検出光の投射位置Sが位置している場
合について説明する。
【0027】あらかじめ、作業者がプログラムによって
針16から光検出器18による検出光の投射位置Sまで
の距離LNSと、ラベル一つ分のマークの枠W内における
不検知帯の距離LN を入力しておく。
【0028】始動スイッチ17からの始動信号により作
動を開始して、送り出し装置1に送り信号を出力する
と、マークMの切断装置側の枠W1を検出するために、
まず、駆動ローラ4を正転させ、枠W1を検出し、この
時に、投射位置Sから枠W1までの距離LWSが求められ
る。さらに、駆動ローラ4を正転させ、他方の枠W2を
検出する。この時に、マークMの枠W1とW2との間の
距離LWWが求められ、マークMの中心位置が針16の針
落ち位置に対応するまでに必要な残りの送り量を以下の
演算式により求める。
【0029】総送り量=LNS+LWS+LWW/2 LNS:針16から投射位置Sまでの距離 LWS:投射位置SからマークMの枠W1までの距離 LWW:マークMの枠W1から枠W2までの距離 残りの送り量=(総送り量)−(マークMの枠W2が検出されるまでの送り量 ) =(LNS+LWS+LWW/2)−(LWW+LWS) =LNS−LWW/2 上記の演算式により残りの送り量を求めて、その送り量
分送り出すことにより、正確にマークMの中心位置は針
16の針落ち位置まで送られる。そして、切断線E付近
で切断装置により切断され、マークMが中心に位置する
ようにラベルが縫着される。
【0030】このように、本実施例のラベル供給装置付
ミシンにおいては、マークMの中心位置が針16の針落
ち位置に対応するように、材料片Aの送り出しを制御し
ているので、枠Wの大きさにバラツキがある場合や、切
断線Eの位置にバラツキがある場合でも、マークMが中
央に位置した状態にラベルを縫着することができる。
【0031】尚、本実施例においては、マークの中心位
置が針の針落ち位置に対応するように送り出しを制御し
ているが、本発明はこれに限らず、縫製部に所定の位置
を設定し、この所定の位置にマークの中心位置が対応す
るように送り出しを制御してもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のミシンの材料片供給装置によれば、材料片自体に
バラツキがある場合でも、マークの中心位置を確実に縫
製部の所定位置に対応させるように制御しているので、
見た目に美しく、ラベルを縫着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のラベル供給装置付ミシンの概略的構
成図である。
【図2】本実施例のラベル供給装置付ミシンの電気的構
成を示すブロック図である。
【図3】材料片の説明図である。
【図4】材料片の一例を示す図である。
【図5】材料片に付された個々のマークの間隔が狭い場
合の説明図である。
【図6】材料片に付された個々のマークの間隔が広い場
合の説明図である。
【図7】従来のラベル供給装置付ミシンを用いた場合の
縫着状態の説明図である。
【符号の説明】
1 送り出し装置 2 駆動モータ 4 駆動ローラ 6 ホトダイオード 7 投光レンズ 8 ホトトランジスタ 9 受光レンズ 10 光ファイバ 11 制御装置 12 可動刃 13 固定刃 16 針 18 光検出器 A 材料片 M マーク W 枠

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に同じマ−クが繰り返して付さ
    れた材料片を送り出すための駆動ローラと、送り信号の
    入力に基づいて前記駆動ローラを回転させる駆動モータ
    とを備えた送り出し手段と、 前記材料片に対向設置され、前記材料片に向けて検出光
    を投射する投光素子と、前記投光素子により投射された
    検出光を受光する受光素子を備え、前記マークの長手方
    向の両側部を検出して検出信号を出力する光検出器と、 前記送り手段と縫製部との間に設けられ、送り出された
    前記材料片を切断するための切断手段とを備えたミシン
    の材料片供給装置において、 前記光検出器からの検出信号に基づいて、前記マークの
    長手方向の中心位置を演算し、かつその中心位置を前記
    縫製部等の所定位置に対応させるように、前記材料片の
    送り量を演算する演算手段と、 前記演算手段によって演算された送り量に基づいて、前
    記送り出し手段を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とするミシンの材料片供給装置。
JP24086993A 1993-09-28 1993-09-28 ミシンの材料片供給装置 Pending JPH0788262A (ja)

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JP24086993A JPH0788262A (ja) 1993-09-28 1993-09-28 ミシンの材料片供給装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013500214A (ja) * 2009-07-29 2013-01-07 シデル エス.ピー.エー. ラベリングマシンにおけるラベル用マークレス位置決めシステム
CN109537175A (zh) * 2018-12-28 2019-03-29 杰克缝纫机股份有限公司 一种商标切割系统以及方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013500214A (ja) * 2009-07-29 2013-01-07 シデル エス.ピー.エー. ラベリングマシンにおけるラベル用マークレス位置決めシステム
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