JPH0787977B2 - 竪型ダイカストマシン - Google Patents

竪型ダイカストマシン

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JPH0787977B2
JPH0787977B2 JP8299890A JP8299890A JPH0787977B2 JP H0787977 B2 JPH0787977 B2 JP H0787977B2 JP 8299890 A JP8299890 A JP 8299890A JP 8299890 A JP8299890 A JP 8299890A JP H0787977 B2 JPH0787977 B2 JP H0787977B2
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injection
mold
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movable
casting sleeve
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秀 鈴木
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Ube Industries Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はアルミニウム等の溶湯を射出装置により、両金
型が形づくるキャビティ内へ射出、充填、成形する成形
機に関するもので、特に射出部と金型部とが射出前に同
時に合わせ動作をする竪型ダイカストマシンに関するも
のである。
〔従来の技術〕
従来、上部固定盤上に設けた型締シリンダによって、可
動盤に取付けられた可動金型を下部固定盤上に載置され
た固定金型に対して上下動させて型合わせを行なって型
締動作が完了後、鋳込スリーブ中に射出プランジャを装
入した状態で、鋳込スリーブを傾転状態にてひしゃくに
より溶湯を鋳込スリーブへ注ぎ、次に傾転用シリンダを
作動させ、射出ユニットをひきおこす。さらに、シリン
ダとピストンロッドを同時に作動させて鋳込スリーブと
射出プランジャを上昇させ、鋳込スリーブを固定金型の
下面に押付け後、直ちに射出シリンダへ圧油を導き、溶
湯の射出を行う。
射出が完了し製品の冷却が終了すると、製品を取出す為
に可動金型を開く。その開く動作に同調して射出プラン
ジャはさらに上昇し、製品と押湯部分を押出す。その
後、射出プランジャは下降し、シリンダの作動により鋳
込スリーブも同時に下降する。射出プランジャと射出ス
リーブの双方の下降が完了すれば傾転用シリンダが作動
し、射出ユニットは給湯可能な傾転状態になって1サイ
クルを終了していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、固定金型と可動金型の型締と、鋳込スリーブ
の固定金型への一体化とはそれぞれ別々に行なわれるた
めに、全体のタイムサイクルが長くなり、注湯完了後す
ぐに射出動作が移れないので溶湯の温度が低下し、凝固
層が発生して製品の品質を低下させていた。
さらに、前記した従来の成形機の型開閉動作と、射出装
置の動作は別々に行なわれており、一旦、型閉が完了し
た後、次いで射出装置を射出位置に移動させる場合の動
作を、射出装置移動専用の油圧式の駆動装置によって行
なわれていたために、油圧装置の部品点数が増えたり、
構造が複雑化したり、さらに、作動油量が増加するとい
った問題点があった。
〔課題を解決するための手段〕
このような問題点を解決するために、本発明では、伝達
手段の駆動軸の一端部を前記下部固定盤側の可動盤下面
に固着し、他端部は前記下部固定盤の挿通孔を挿通して
延設され、前記延設部に駆動ラックを駆動軸の軸線に沿
って設け、一方、前記射出装置下端部に射出側伝達歯車
を支軸で固着して一体的に設けるとともに、前記駆動ラ
ックと射出側伝達歯車を噛合させ、可動盤の上下に伴な
って、射出装置を受湯位置と射出位置間で傾転自在に配
した構成にした。
〔作 用〕
型締シリンダへ圧油を送って可動金型を有した可動盤
を、下部固定金型上に載置した固定金型に対して上下動
す際に、可動盤に駆動ラックを有した駆動軸を固着し、
一方、射出装置の下端部に射出側伝達歯車を回動自在に
配するとともに駆動ラックに噛合させることによって、
固定金型と可動金型の型合わせと同時に、射出装置は受
湯の傾転位置から起立した射出位置まで移動することに
なり、その後鋳込スリーブと射出プランジャを上昇さ
せ、鋳込スリーブを固定金型の下面に押付けて射出が可
能になる。
〔実施例〕 第1図および第2図は本発明に係る本体の型開閉装置と
同時に射出装置との同時動作を竪型ダイカストマシンに
実施した1実施例を示し、第1図(a)は射出装置の受
湯状態と型開状態を示す縦断面図、第1図(b)は型閉
状態と射出位置を示す縦断面図、第2図は第1図のII−
II矢視横断面図をそれぞれ示す。
1は下部固定盤、2は上部固定盤、3は可動盤、4は型
締シリンダ、5はコラム、6は可動金型、7は固定金
型、20は射出装置、8は鋳込スリーブ、9は射出プラン
ジャ、10は射出シリンダ、11は給湯用のひしゃくであ
る。射出プランジャ9の下端は、射出シリンダ10のピス
トンロッド10aに連結されている。
また、型締シリンダ4に係合して前後可能に図示しない
ピストンが配設されており、ピストンにピストンロッド
30の一端が固着され、ピストンロッド30の他端に可動盤
3が固着されており、この可動盤3は可動盤3の挿通孔
を挿通してコラム5上を摺動しながら上下可能に配され
ている。
固定盤1と固定金型7の間には、その中央部に、鋳込ス
リーブ8が上下動しうる穴14を有する移動ボルスタ15を
設け、固定盤1の中央部から一方の側端部へ向けて上下
に貫通した切欠き16を設け、この切欠き16内で鋳込スリ
ーブ8を横方向へ移動可能に設けた。
鋳込スリーブ8は、固定盤1上に取付けた固定金型7の
下部位置で垂直方向に着脱自在に設け、射出プランジャ
9を鋳込スリーブ8中に装入した状態で、固定金型7の
下面から離した鋳込スリーブ8を、固定金型の下方で給
湯可能な位置まで横方向に移動可能に設けた。
固定金型7の中央下面と鋳込スリーブ8の上端面は着脱
容易となるようにいんろうを形成している。鋳込スリー
ブ8の下端部は、シリンダ17を形成しているブロック18
と一体になっており、射出シリンダ10の上部に固定した
ラム19をシリンダ17内に配置し、シリンダ17とラム19の
作動により、鋳込スリーブ8を上下動させうるようにし
た。シリンダ17とラム19は、射出シリンダ10のピストン
ロッド10aと平行に設け、ブロック18の下端部はピスト
ンロッド10aに対しても摺動自在に設けた。射出位置は
ストッパー22により規制する。
また、可動金型6と固定金型7の両金型の合わせ動作
と、射出装置20がストッパ22に係止した射出位置まで移
動する動作とを同時に行なうための伝達手段が配してあ
る。この伝達手段は駆動軸23および射出側伝達歯車24か
ら構成される。
駆動軸23の一端は可動盤3に固着され、他端は下部固定
盤1に穿設された導通孔26を挿通後延設され、この延設
部分に駆動ラック27が設けられている。
一方、駆動ラック27と噛合し、かつ、可動盤3の上下動
が駆動軸23を介して伝えられるように、射出シリンダ10
の下端部には軸29で軸支された射出側伝達歯車24が射出
装置20と一体的に回動自在に設けられている。
こうした構成によって、可動盤3の下降に伴なって可動
金型6と固定金型7が型合わせ動作に入る時は、駆動軸
23の先端部に設けられた駆動ラック27の直線運動が射出
側伝達歯車24の回動運動として伝えられるため、可動盤
3の下降に伴なって型閉動作に移る場合には、射出装置
20は受湯位置から射出位置に移動し、最後は、射出装置
20の鋳込スリーブ8を固定金型7と一体になるようにな
っており、逆に、型開き動作時には、一旦、放射装置20
の鋳込スリーブ8の下降完了後に可動盤3の上昇に伴な
って、射出装置20は射出位置から受湯位置まで傾転する
ようになっている。
つぎに以上の様に構成された本実施例の動作について説
明する。
鋳込スリーブ8中に射出プランジャ9を装入した状態で
鋳込スリーブ8にひしゃく11により溶湯を鋳込スリーブ
8へ注ぐ。
型締シリンダ4に圧油を供給すると、型締シリンダ4内
のピストンの前進に伴なってピストンロッド30が前進し
可動盤3に取付けられた可動金型6は下部固定盤1上に
取付けられた固定金型7に対して型合せの動作に入る。
この時、可動盤3の下降に伴なって可動盤3に固着され
た駆動ラック27が降下し、この降下時の駆動ラック27の
直線運動の動きは射出側伝達歯車24に回動運動として伝
えられ、射出装置20は第1図(a)に示す受湯位置から
第1図(b)に示す射出位置まで移動するようになる。
前記したような動きを続けていくと、最後には可動金型
6と固定金型7は型合わせ動作されると同時に、鋳込ス
リーブ8と射出プランジャ9を第1図に2点鎖線で示す
E位置まで上昇させ、鋳込スリーブ8を固定金型7の下
面に押付ける。
鋳込スリーブ8押し付け完了後、直ちに射出シリンダ10
へ圧油を導き、溶湯の射出を行う。射出が完了し製品の
冷却が終了すると、製品を取出す為に可動金型6を開
く。その開く動作に同調して射出プランジャ9はさらに
上昇し、製品と押湯部分を押出す。その後、射出プラン
ジャ9は下降し、シリンダ17の作動により鋳込スリーブ
8も同時に下降する。双方の下降が完了すれば、可動盤
3の上昇に伴なって射出装置20も傾転しはじめ、最後は
受湯位置へ傾転し、1サイクルを終了する。
本発明においては、可動金型6と固定金型7を型合わせ
した時の両金型の厚さ(以下ダイハイトという)が変化
すると、射出装置20の鋳込スリーブ8の先端部が固定金
型7下部と一体になる位置が変化することになる。すな
わち、ダイハイトが小さくなれば可動金型6の固定金型
7に対する移動変化量が大きくなり、これとともに鋳込
スリーブ8の固定金型7に対する移動変化量も大きくな
る。こうして、ダイハイトが小さくなった時は、ダイハ
イトが変化する前の状態のダイハイトとの差異分が鋳込
スリーブ8の移動変化量となるため、この鋳込スリーブ
8の移動変化量を吸収し、可動金型6と固定金型7の型
合わせが完了した時点で、自動的に鋳込スリーブ8が固
定金型7と一体になるように、固定金型7と鋳込スリー
ブ8との当接個所が固定金型7側を奥深くまで刻設した
固定金型7を用いることになる。
逆にダイハイトが大きくなった場合には、鋳込スリーブ
8と固定金型7との当接個所が固定金型7側を浅く刻設
した固定金型7を用いるとよい。
以上、ダイハイトの変化については固定金型7の鋳込ス
リーブ8との当接個所を刻設するようにしたが、これに
限定されるものでなく移動ボルスタ15の高さを変えても
よい。
以上、射出装置20の移動時は、鋳込スリーブ8内の溶湯
をこぼさない様に、且つ、溶湯の温度低下を防ぐ様に高
速移動とともに、起動・停止時の加減速が可能である。
また、同時に、金型の開閉も、衝撃防止のために起動時
および型合わせ時には低速で行なわれ、さらに、サイク
ルアップのため、金型開閉のストローク途中は高速度で
行なうことができるようになっている。こうした型開閉
動作と同時に、射出装置の移動を行わせると、自動的に
射出装置移動に要求される速度パターンを得ることがで
きる。
〔発明の効果〕
このように、本発明においては、固定盤の横の方で鋳込
スリーブ中に溶湯を給湯し、その後、可動金型と固定金
型の型合わせと同時に、射出装置は受湯の傾転位置から
起立した射出位置まで移動するようにしたので、射出装
置を受湯位置から射出位置まで、傾転ならびに起立させ
るための傾転シリンダが不要となり、油圧装置の部品点
数が減少し、作動油量が少なくできる。また、両金型の
開閉動作を利用して、射出動作も同時に行なえるため、
全体のタイムサイクルを短縮することができるととも
に、注湯完了後、短時間で射出動作に移れるので、溶湯
がさめるのを防止することができて、生産性と品質を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明に係る本体の型開閉装置と
同時に射出装置との同時動作を竪型ダイカストマシンに
実施した1実施例を示し、第1図(a)は射出装置の受
湯状態と型開状態を示す縦断面図、第1図(b)は型閉
状態と射出位置を示す縦断面図、第2図は第1図のII−
II矢視横断面図をそれぞれ示す。 1……下部固定盤、2……上部固定盤、3……可動盤、
4……型締シリンダ、6……可動金型、7……固定金
型、8……鋳込スリーブ、9……射出プランジャ、10…
…射出シリンダ、11……ひしゃく、15……移動ボルス
タ、16……切欠き、17……シリンダ、19……ラム、20…
…射出装置、23……駆動軸、24……射出側伝達歯車、27
……駆動ラック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定金型を積載した下部固定盤と、型締シ
    リンダを積載した上部固定盤との間にあって、前記型締
    シリンダのピストンロッドの先端部に可動金型保持用の
    可動盤を下部固定盤に対向した状態で昇降自在に設け、
    一方、鋳込スリーブを前記固定金型に下方より着脱自在
    に配し、射出プランジャを鋳込スリーブ中に装入した状
    態で固定金型から離した鋳込スリーブを固定金型の下方
    で横方向に移動可能な射出装置を設けた竪型ダイカスト
    マシンにおいて、伝達手段の駆動軸の一端部を前記下部
    固定盤側の可動盤下面に固着し、他端部は前記下部固定
    盤の挿通孔を挿通して延設され、前記延設部に駆動ラッ
    クを駆動軸の軸線に沿って設け、一方、前記射出装置下
    端部に射出側伝達歯車を支軸で固着して一体的に設ける
    とともに、前記駆動ラックと射出側伝達歯車を噛合さ
    せ、可動盤の上下に伴なって射出装置を受湯位置と射出
    位置間で傾転自在に配したことを特徴とする竪型ダイカ
    ストマシン。
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