JP2681835B2 - 横型締式成形機 - Google Patents

横型締式成形機

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は溶湯金属を用いる鋳造機など、特に射出部が
受湯位置から射出位置まで移動する型開閉式鋳造機に係
るもので、この移動を型開閉動作で行わせる横型締式成
形機に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、固定盤に取付けた固定金型に対向して、可動金
型を取付けた可動盤を設け、可動盤とリンクハウジング
との間に2組のトグル機構を設けるとともに、リンクハ
ウジングの外端面の略中心軸に型締シリンダを装着し、
該シリンダのピストンロッドの先端をクロスヘッドに装
着し、該クロスヘッドを介してトグル機構を作動させ、
固定金型と可動金型間で型閉を完了後、鋳込スリーブ中
に射出プランジャを装入した状態で、ひしゃくにより溶
湯を鋳込スリーブへ注ぎ、射出装置のシリンダとピスト
ンロッドを同時に作動させて鋳込スリーブと射出プラン
ジャを上昇させ、鋳込スリーブを型締された固定金型と
可動金型の両金型の下面に押付け後、直ちに射出シリン
ダへ圧油を導き、溶湯の射出を行なう。
その後、射出プランジャは下降し、シリンダの動作に
より鋳込スリーブも同時に下降する。双方の下降が完了
すれば、射出装置の鋳込スリーブを受湯位置に移動さ
せ、受湯可能な状態になって1サイクルを終了してい
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、前記した従来の成形機の型開閉動作と、射
出装置の動作は別々に行なわれており、一旦、型閉が完
了した後、次いで射出装置を射出位置に移動させる場合
の動作を射出装置移動専用の油圧式の駆動装置によって
行なわれていたため、油圧装置の部品点数が増えたり、
構造が複雑化したり、さらに、作動油量が増加するとい
った問題点があった。
〔課題を解決するための手段〕
このような問題点を解決するために、本発明では、可
動盤の下面にブラケットを固着するとともに、ここに駆
動軸の一端と回転自在に接続し、駆動軸の他端部に、軸
心方向に前後摺動自在に摺動軸の一端部を配し、さら
に、摺動軸の他端部は本体側駆動歯車と一体的に支軸を
中心に回動自在に設け、一方、歯車形状を有した射出側
駆動歯車を射出装置の一部に固着するとともに、本体側
駆動歯車と噛合させて配し、可動盤の前後進に伴なっ
て、射出装置を受湯位置と射出位置間を移動させ得るよ
うにした。
〔作 用〕
型締シリンダへ圧油を送り、トグル機構を介して可動
金型を有した可動盤を、固定金型を有した固定盤に対向
して左右に移動させ、一方可動盤の下面に設けた駆動軸
と摺動軸を介して本体側駆動歯車と回動自在に一体的に
設けるとともに、射出装置の下端部に射出側駆動車を配
し噛合させることで、型開閉の動作によって射出装置を
傾転した受湯位置と起立した射出位置間を同時に動作さ
せるようにした。こうして、型閉時は射出装置を起立し
た状態にさせ得、型開時は射出装置を傾転させ得ること
ができる。
〔実施例」 第1図は本発明に係る本体の型開閉装置と同時に射出
装置との同時動作を横型締式成形機に実施した1実施例
を示し、第1図(a)は射出装置の受湯状態と型開状態
を示す縦断面図、第1図(b)は型閉状態と射出位置を
示す縦断面図をそれぞれ示す。
本発明の実施例を第1図(a)および第1図(b)を
用いて説明する。まず、成形機本体における符号1はリ
ンクハウジング、2は固定盤、3は可動盤である。前記
リンクハウジング1と固定盤3は所定間隔を空けてベッ
ド5上に設置されている。6はトグル機構であり、第1
トグルリンク6a、第2トグルリンク6bおよび第3トグル
リング6cからなり、第2トグルリンク6bの偏心位置に第
3図トグルリンク6cの端部を回転自在にトグルピンで連
結し、第3トグルリンク6cを介し第1トグルリンク6aと
第2トグルリンク6bを相互に屈曲自在にトグルピンで連
結された上、下一対のトグル機構が形成されている。
一方の第2トグルリンク6bの端部をリンクハウジング
1における可動盤3との対向面に枢着するとともに、他
方の第1トグルリンク6aの端部を可動盤3におけるリン
クハウジング1との対向面に枢着し、第2トグルリング
6bの略中心部域Aを第3トグルリンク6cを介してクロス
ヘッド7に連結し、該クロスヘッド7をリンクハウジン
グ1の略中心部の外端面に設けた型締シリンダ8のピス
トンロッド9の先端に固着してある。さらに、トグル機
構6の伸縮動作をさせるための連結部材の一つである該
クロスヘッド7をスムースに進退自在にガイドするガイ
ドロッド10がピストンロッド9を挟んでリンクハウジン
グ1内に対称に収納して配してあり、該ガイドロッド10
の両端をクロスヘッド7の挿通孔を挿通した後リンクハ
ウジング1内に収納にて固設し、トグル機構6の伸縮運
動を介して図示しないコラムに挿通された可動盤3の進
退運動をスムースに行なうようになっている。なお、リ
ンクハウジング1の両側面の中央部は、ガイドロッド10
を両端固設するために凸起したものを配設してある。前
記ピストンロッド9が型締シリンダ8の後室8aへの圧油
の給油により前進方向に加圧されたとき、トグルリンク
6a、6bを押圧し、反対に前室8bへ圧油が供給され後退方
向に加圧されたときには引き戻す作用を呈する。符号4
a、4bは金型であってそれぞれ固定盤2と可動盤3の対
向面にそれぞれ装着されている。
一方、射出装置20は、鋳込スリーブ21、射出プランジ
ャ22、プランジャロッド22a、射出シリンダ23、ピスト
ンロッド23a、ブロック25、シリンダ26およびラム27な
どから構成される。
まず、鋳込スリーブ21の下端部は、シリンダ26を形成
しているブロック25と一体になっており、射出シリンダ
23の上部に固定したラム27をシリンダ26内に配置し、シ
リンダ26とラム27の作動により、鋳込スリーブ21を上下
動させうるようにした。シリンダ26とラム27は、射出シ
リンダ23のピストンロッド23aと平行に設け、ブロック2
5の下端部はピストンロッド23aに対しても摺動自在に設
けた。射出位置はストッパ28により規制する。
前記した成形機本体部と射出部において、可動金型4a
と固定金型4bの両金型の合わせ動作と、射出装置20の受
湯位置から射出位置までの移動とを同時に行なうための
伝達手段が配してある。
この伝達手段は、射出側駆動歯車30、本体側駆動歯車
31、摺動軸33および駆動軸34で構成される。可動盤3の
下面にはブラケット35が固着され、支軸29cで駆動軸34
の一端部と回動自在に軸支されている。駆動軸34の他端
部(反可動盤側)は中心部域から端部まで円筒状になっ
ており、ここに摺動軸33の一端部を同軸的に係合すると
ともに、かつ、摺動自在に摺動軸33が配され、摺動軸33
の他端部には支軸29bで本体側駆動歯車31と一体的に回
動自在に設けられている。
一方、本体側駆動歯車31と噛合し、かつ、回転動力が
伝えられるように、射出シリンダ23の下端部には軸29a
で軸支さた射出側駆動装置30が射出装置20と一体的に回
動自在に配されている。こうした構造によって、可動盤
3の移動に伴なって可動金型4aと固定金型4bの型合わせ
動作に入る時は、本体側駆動歯車31の回動運動が射出側
駆動歯車30に伝えられて、射出装置20は第1図(a)の
傾転した受湯位置から第1図(b)の起立した射出位置
に回動するようになっている。
また、可動盤3の前後進によって摺動軸33は駆動軸34
内を摺動するようになっている。
つぎに以上の様に構成された本実施例の動作について
説明する。
可動盤3が後退限にあるとき、射出装置20は受湯可能
な傾転状態にある。前記した傾転状態時に、ひしゃく24
により溶湯を鋳込スリーブ21へ注ぐ。次いで型締シリン
ダ8の後室8aに圧油を供給すると、ピストンロッド9が
前進してクロスヘッド7に回転自在に連結された第3ト
グルリンク6cを介して引き伸ばしされ、さらに引き伸ば
し力は第3トグルリンク6cの先端の、第2トグルリンク
6bの略中心部域にあるトグルピンを介して、第2トグル
リンク6bおよび第1トグルリング6aに伝達される。ま
た、第1トグルリンク6aに枢着した可動盤3は自由状態
にあることから、第2トグルリンク6bの回転力によって
第1トグルリンク6aが押し伸ばされ、可動盤3は前進移
動を開始する。こうして、トグル機構6の伸張にに伴な
う可動盤3の前進動による動きが、駆動軸34と摺動軸33
を介して本体側駆動歯車31から射出側駆動歯車30に伝達
される。
このため可動金型4aが固定金型4bに近接するに従い、
射出装置20も傾転状態から起立状態に移行し、両金型4
a、4bの型閉、型締が完了した時点で射出装置20はスト
ッパ28によって係止されると同時に、鋳込スリーブ21と
射出プランジャ22を第1図(b)に示すE位置まで上昇
させ、鋳込スリーブ21を固定金型4bと可動金型4aの下面
に押し付ける。
鋳込スリーブ21押し付け完了後、かかる状態で金型4a
および4b内のキャビティに溶融金属や溶融樹脂が射出充
填され、次いで保圧、冷却の工程が行なわれる。
次にこうした型締状態において、型締シリンダ8の前
室8bに圧油を供給し、ピストンロッド9を若干後退移動
させると、ピストンロッド9の先端に装着されたクロス
ヘッド7が直進後退し、クロスヘッド7と回転自在に連
結された第3トグルリンク6cの屈曲後退により第1トグ
ルリンク6aおよび第2トグルリンク6bもともに屈曲後退
し、これにより可動盤3も直進後退移動してそこに型開
が始まる。
さらに、ピストンロッド9が大きく後退移動するに連
れて、第2トグルリンク6bは第3トグルリンク6cにより
引張られて内方へ回転する。これにより第3トグルリン
ク6cが可動盤3側の連接部分を支点として第1トグルリ
ンク6aおよび第2トグルリンク6bの連接部分から内方へ
屈曲して短縮し、それにつれて可動盤3も後退して、最
終的には型開限までの型開きが生じ、この後、製品を取
出すのである。
こうして、両金型4a、4bの開閉動作に併せて、射出装
置20の傾転した受油状態から射出位置の起立状態まで同
時動作が可能である。
以上、射出装置20の移動時は、鋳込スリーブ21内の溶
湯をこぼさない様に、且つ、溶湯の温度低下を防ぐ様に
高速移動とともに、起動・停止時の加減速が可能であ
る。また、同時に、金型の開閉も、衝撃防止のために起
動時および型合わせ時には低速で行なわれ、また、サイ
クルアップのため、金型開閉のストローク途中は高速度
で行なうことができるようになっている。こうした型開
閉動作と同時に、射出装置の移動を行わせると、自動的
に射出装置移動に要求される速度パターンが得ることが
できる。
〔発明の効果〕
このように、本発明においては、固定盤の横の方で鋳
込スリーブ鋳に溶湯を給湯し、その後、可動金型と固定
金型の型合わせと同時に、射出装置を受湯の傾転位置か
ら起立した射出位置まで移動するようにしたので、射出
装置を受湯位置から射出位置まで、傾転ならびに起立さ
せるための傾転シリンダが不要となり、油圧装置の部品
点数が減少し、作動油量が少なくできる。また、両金型
の開閉動作を利用して、射出のための起立動作も同時に
行えるため、全体のタイムサイクルを短縮することがで
きるとともに、注湯完了後、短時間で射出動作に移れる
ので、溶湯がさめるのを防止することができる。生産性
と品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る本体の型開閉装置と同時に射出装
置との同時動作を横型締式成形機に実施した1実施例を
示し、第1図(a)は射出装置の受湯状態と型開状態を
示す縦断面図、第1図(b)は型閉状態と射出位置を示
す縦断面図をそれぞれ示す。 1……リンクハウジング、2……固定盤、3……可動
盤、4……金型、5……ヘッド、6……トグル機構、7
……クロスヘッド、8……型締シリンダ、9……ピスト
ンロッド、10……ガイドロッド、20……射出装置、21…
…鋳込スリーブ、22……射出プランジャ、23……射出シ
リンダ、30……射出側駆動歯車、31……本体側駆動歯
車、33……摺動軸、34……駆動軸

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可動金型を有した可動盤とリンクハウジン
    グとの間にトグル機構を設け、トグル機構の作用により
    固定金型に対して可動盤を前進させて型締動作を行なう
    成形機本体と、射出装置の射出スリーブを前記固定金型
    に下方より着脱自在に配し、射出プランジャを鋳込スリ
    ーブ中に装入した状態で前記両金型から離した鋳込スリ
    ーブを、両金型の下方で移動可能に設けた横型締式成形
    機において、可動盤の下面にブラケットを固着するとと
    もに、ここに駆動軸の一端と回転自在に接続し、駆動軸
    の他端部に、軸心方向に前後摺動自在に摺動軸の一端部
    を配し、さらに、摺動軸の他端部は本体側駆動歯車と一
    体的に支軸を中心に回動自在に設け、一方、歯車形状を
    有した射出側駆動歯車を射出装置の一部に固着するとと
    もに、本体側駆動歯車と噛合させて配し、可動盤の前後
    進に伴なって、射出装置を受湯位置と射出位置間を移動
    させ得るようにしたことを特徴とする横型締式成形機。
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