JPH0787973B2 - 連続鋳造における新鋳造体片の結合方法とその装置 - Google Patents

連続鋳造における新鋳造体片の結合方法とその装置

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JPH0787973B2
JPH0787973B2 JP2130117A JP13011790A JPH0787973B2 JP H0787973 B2 JPH0787973 B2 JP H0787973B2 JP 2130117 A JP2130117 A JP 2130117A JP 13011790 A JP13011790 A JP 13011790A JP H0787973 B2 JPH0787973 B2 JP H0787973B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、その底で密封手段によって密封可能で出口開
口をもつ溶融鋳造金属に対する中間容器(タンディッシ
ュ)および前記出口開口の下部に設けられる、適当な結
合手段と新しい鋳造ストランドの結合がその中で行われ
る冷却される連続鋳造鋳型を備える連続鋳造装置におけ
る始動の際の低温ストランド頭部あるいは新しい鋳造ス
トランドへ先行する鋳造ストランドの結合装置に関す
る。さらに本発明は、チャージ変更の場合連続鋳造鋳型
で2つの鋳造ストランドを結合する方法およびこの種の
結合を行う手段に関する。
(従来の技術) この種類の方法および装置は、本出願人の欧州特許第23
1520号で説明される。この場合当該種類の方法の一般的
実施の態様に関して特に前述の刊行物の導入部を参照す
るよう指示される。当発明の場合前記刊行物で説明され
る装置の開発が問題である。欧州特許第231520号は、大
体において前進する。連続鋳造鋳型内で冷却する新しい
鋳造ストランドの始端を結合する手段に関する一方、こ
の手段が従来のように始動(ダミー)低温ストランドの
後続する端と結合される。新しい鋳造ストランドを結合
する同じ手段がチャージ変更の場合2つの鋳造ストラン
ドを結合する場合に対しても使用できることが言及され
るが、けれども先行する鋳造ストランドでの該結合手段
の固定に対して公知の対策を参照するよう指示される。
本発明は、本質的には連続鋳造型内部にある先行する鋳
造ストランドの後続する端での固定に対する結合手段の
構成および新しい鋳造ストランドの結合に対する重要な
改良に関する。
その後続する高温端が連続鋳造鋳型内にあるように停止
される先行する鋳造ストランドを結合する従来の手段
は、大体において例えば長手の四角輪郭棒の形状の中実
の結合つなぎ部材からなり、前記部材の端範囲において
前記棒の長手軸に対し横方向に設けられる保留部分を設
けている。前記結合をするためその四角棒は、上部から
該停止される未だ高温の鋳造ストランドの端へ圧入さ
れ、それによってさらに冷却された後に該鋳造ストラン
ドと該係留部分の形状嵌合結合を行なう。
(発明が解決しようとする課題) 該鋳造ストランドの横断面大きさに従ってそれぞれこの
中実係留部分は、その大きい重量のために取り扱い困難
でありまた再使用できないから、原価上無視できない要
因となる。さらにこの種類の結合の場合しばしば問題を
生じる。なぜならば一般に未だ該鋳型内にある鋳造スト
ランドの後続する端内へその横方向に伸びる係留部分を
もつ結合つなぎ部材を圧入することができる程度に冷却
されているからである。他方ではこの公知なつなぎ部材
は、常にある程度の最小値をもたねばならない。なぜな
らば、そうでないとこのつなぎ部材が該鋳造ストランド
の未だ高温の金属によって溶け落とされるので、予め挙
げられる問題をこのつなぎ部材の寸法の減少によって除
去させることができないからである。
したがって本発明の目的は、先行する鋳造ストランドの
後続する端において新しい鋳造ストランドを結合する結
合手段を確実かつ簡単に固定して、鋳造ストランドの結
合を行なう装置および方法を指供することにある。同時
に連続鋳造装置を新たに始動するため未だ高温の前進鋳
造ストランドへあるいは低温ストランドへ新しい鋳造ス
トラントを結合すべきかどうかに関係なく、また、高温
の鋳造ストランドによって部材が溶けることなく、新し
い鋳造ストラントの結合を確実に行なう装置および方法
を供給することにある。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、本発明の方法は、連続鋳造
プラントのバッチ変更により生産される新鋳造体片の結
合方法であり、 密封手段により密封可能な出口開口を底部に有する中間
容器に溶融金属が充填され、 前記出口開口の下方には、鋳型入口、鋳型中空室、下方
鋳型出口を備え、周面から冷却される連続鋳型が配設さ
れ、 前記出口開口と連続鋳型間において、前記鋳型中空室内
に結合スリーブが出入り自在に延出配設され、 前記下方鋳型出口が一時的に堅固に密封され、 前記出口開口からの前記溶融金属の固化に基づいて、前
記密封手段が開放され、 断面形状が前記鋳型中空室の断面形状に相似に、両端が
開放された管状体に形成され、前記連続鋳型の内部壁と
の間に、所定の間隔を維持して配置される結合スリーブ
の下部側が、下方に位置する鋳造片の上部端に圧接さ
れ、 前記新しいバッチからの鋳造体片が、前記結合スリーブ
の上部に結合され、新しいバッチからの鋳造体片と、先
行するバッチによる未だ加熱状態の鋳造体片の端部との
結合が行なわれ、 前記新しいバッチの鋳造片が、前記先行するバッチの鋳
造片と共に引き出されることを特徴とするものである。
同様に前記目的を達成するために、本発明の装置は、連
続鋳造プラントのバッチ変更により生産される新鋳造体
片の結合装置であり、 密封手段により密封可能な出口開口を底部に備え、溶融
金属が充填される中間容器と、 前記出口開口の下方に配設され、鋳型入口、鋳型中空
室、下方鋳型出口を備え、周面から冷却される連続鋳型
と、 断面形状が前記鋳型中空室の断面形状に相似に、両端面
が開放された管状体に形成され、前記出口開口と前記連
続鋳型間において、前記鋳型中空間内に出入り自在に延
出配設される結合スリーブと、 該結合スリーブを、前記連続鋳型の内部壁との間に所定
の間隔を保持して配置するスペーサ手段とを有し、 前記結合スリーブの下部側が、下方に位置する鋳造片の
上部端に圧接され、前記新しいバッチからの鋳造体片
と、先行するバッチによる未だ加熱状態にある鋳造体片
の上端部との結合が行なわれ、前記新しいバッチの鋳造
体片が、先行するバッチの鋳造体片と共に引き出される
ように構成されていることを特徴とするものである。
(作用) 横方向係留部分をもつ中実輪郭(異形断面)棒の代りに
スリーブ状管部材の使用は、前記部材が中空体として著
しく軽量かつ秀れて取扱い可能となる長所を生じる。こ
の管状スリーブの直径および停止される鋳造ストランド
の後続する端内への前記スリーブの嵌め込みの時点が正
しく選択される場合、前記スリーブが鋳造ストランドの
高温の核心内にないから、このスリーブは溶解する危険
にさらされない。その鋳型が冷却されているから、この
スリーブはむしろ外側の、冷却されるストランドジェル
と接触し、前記シェルがさらに冷却される場合このスリ
ーブへ焼嵌めされ、それによって一方では摩擦係合的結
合を発生し、しかし他方ではこのスリーブ自体が外側か
ら進行する冷却作用を受ける。該ストランドシェルの該
スリーブへの焼嵌めによって摩擦係合的結合が発生し、
この結合によって形状嵌合係合に対する横方向係留部分
を省略することができる。これは再びその管状スリーブ
が外側に向って突出する。未だ高温鋼内へ押し込みを妨
げる可能性のある部分をもたないようにさせることがで
きる。
摩擦係合焼嵌め結合の達成が新しい鋳造ストランドの前
進端の結合に関連して既に欧州特許第231520号から公知
であるが、新しい鋳造チャージの溶融鋼がスリーブと接
触し、さらにはこのスリーブと該溶融金属の接触する方
法を、冷却スクラップおよび他の対策を設けることによ
って結合に対する最適条件を達成させるように、操作で
きる前に、この欧州特許ではこの結合スリーブは、既に
その最終位置にある。それに対して若干入念に注意する
場合摩擦係合を簡単な管部分と先行する鋳造ストランド
の後続する端との間にもってくることが、新しい鋳造ス
トランドの前進端の場合でのように影響対策がとられな
いように、前進される鋳造ストランドの配置および温度
輪郭が所定の経過の支配下にあることは、驚くべきこと
であり、また既に公知でなかった。
特に古い鋳造ストランドの冷却された端へこの管状結合
スリーブを圧入する場合後続する鋳造ストランド端内へ
このスリーブをできるだけ求心する圧入を困難にする力
を発生する可能性がある。けれどもその結合スリーブが
偏心または斜めに押し込まれるので、その上方の後続す
るストランド端から突出する部分が鋳型壁で接触する場
合、そのスリーブの上方部分への新しい鋳造ストランド
の冷却されるストランドシェルの焼嵌めは、妨げられる
かあるいは阻止され、そのため新しい鋳造ストランドの
該結合をもたらすことになる。従って、この結合スリー
ブは、その長手延長部の中間範囲の外側周辺スペーサ部
材をもち、それらの部材を用いてこのスリーブは、古い
ストランドの後続する端内への押し込む際にその鋳造鋳
型内でできるだけ心出しされる。
さらにこの結合スリーブが中間壁を備えており、この壁
は、新しいストランドの溶融鋳造金属(溶湯)が冷却す
る前進ストランド内へまで浸透することを防止するのが
有利である。また該溶融金属が鋳型内壁とスリーブとの
間で古いストランドの範囲へまで侵入することが望まし
くない。なぜならば前記範囲では場合によっては既に構
成された収縮間隙を前記金属が満しかつ鋳型からストラ
ンドの摩擦のない引き出しを妨げる可能性があるからで
ある。従ってそれらのスペーサ部材は、前記結合スリー
ブを取り囲む密封部を形成し、この密封部が結合スリー
ブと鋳型内壁との間のギャップを密封するように構成さ
れるかあるいは他の手段によって補間させるが好まし
い。
その結合スリーブの中間壁の装備および外側距離−およ
び密封手段構成を同時にする場合その結合スリーブの好
ましい実施の態様は、その中間壁が板装置として構成さ
れ、この板装置がその結合スリーブの外側周辺以上に突
出し、そのため少なくとも部分的にこのスペースホルダ
手段および密封部を形成させるようにし、それによって
その結合スリーブ自体が上方および下方部分へ細分割さ
れる。これらの両部分は、適当な種類および方法でその
板装置と例えば溶接によって結合させることができる。
その板装置の上方と下方部分への分割は、同時にそれら
のスリーブ部分の直径を異なって選択させ、そのため古
いおよび新しい鋳造ストランドの場合それらの部分をそ
の冷却輪郭および従って異なる収縮状況に適合させるよ
うに可能性を提供する。従って下方スリーブ部分は、古
ストランドの縁範囲が既に敵宜凝固している時点に対し
て始めて古いストランドの後続する端内へのスリーブの
圧入を行う可能性のある場合、上方スリーブ部分よりも
一般に小さい直径をもつのが好ましい。それに反して新
鋳造ストランドの結合に対しスリーブと鋳型内壁との間
の距離を余り大きくすべきでなく、従って焼嵌めするス
トランドシェルを構成するためその間に侵入する溶融物
の冷却を十分速やかに行わせる。
たとえ板装置がそれらのスリーブ部分の外側周辺以上に
突出するとしても、板装置が特に2つの未だ高温鋳造ス
トランドを結合する場合鋳型内壁に対してさらに十分な
移動間隙を形成し、そのため鋳造内部での傾斜および固
定を防止させるように注意しなければならない。この第
2間隙は密封手段によって合理的のように密封され、そ
れらの密封手段が合理的構成で同時に別のスペーサ保持
手段として機能することができ、その板装置のまわりに
鋳型に対してできるだけ求心してその第2の狭い間隙を
も保持させるようにする。
2つの高温ストランドを結合する二重コップ状装置の場
合その板装置は、2つの板からなり、それらの板の間に
密封手段として例えば可撓性材料からなる円板を設けて
おり、この円板の直径がそれらの板自体の直径よりも若
干大きくなるので、この円板は、両板と鋳型内壁との間
の間隙を密封する突出範囲をもっている。この密封円板
を比較的薄く選択する場合、円板直径は、鋳造鋳型へ板
装置を導入する場合円板の立上り部で板装置の一部分の
まわりに折り曲げ、従って有効な密封部および小出し部
を形成する。しかし密封円板の装置がそれらの板の下部
あるいは間で困難をもたらすべき場合、例えば板装置の
立上り部分への密封リングを乗せる可能性も成立する。
そのときいづれにせよ耐熱材料から構成すべきこの密封
リングを新しい溶融物との直接接触を防止する手段によ
って密封するのが合目的である。これは例えば、密封リ
ング上で一定量の微細なスクラップあるいは黒鉛粉末を
設けることによって行われる。たとえその外側縁が板装
置と鋳型内壁との間の間隙へ折り曲げて入れられる締付
け円板を使用する場合でさえ、この第2の、密封曲隙の
上方側をさらに黒鉛粉末等類似材料で充満または被覆す
ることが合理的である。
けれどもこの第2間隙の密封は、別の種類および方法で
も行うことができる。従って例えば板装置をそれの外側
周辺において加工される溝をもつことができ、この溝の
中へ対応する密封リングが挿入される。密封パッキン、
摺動リング密封等のような別の密封類も可能である。こ
のようなことは、結合装置を上部から鋳型内へ導入でき
ないで、下部から導入しなければならぬ場合、合理的に
行うことができる。
すでに説明された二重間隙構成、即ち、結合スリーブと
鋳型内壁との間の第1のより大きい間隙および板装置と
鋳型内壁との間の第2の、より狭い間隙、この場合この
第2の狭い間隙が合理的のように補助的密封手段によっ
て密封されているが、新鋳造ストランドの結合に対し特
に重要である。これに関連して以下に説明されるすべて
の本発明による特徴は、当然2つの高温鋳造ストランド
の結合の場合ならびにダミー(始動)低温ストランドと
新鋳造ストランドの結合の場合も同様応用できる。けれ
ども成果の豊かかつ障害のない始動に対してこの二重間
隙実施は、特に重要である。さらに以下説明されるよう
に、ちょうど低温ストランドへ新鋳造ストランドの結合
の場合の本発明による装置の好ましい特徴は、板装置が
余りに薄い厚さをもたないところもある。
スリーブジャケットと鋳型内壁との間の新鋳造ストラン
ドの範囲より広い間隙距離は、一般に8と40mmとの間、
好ましくは10〜15mmの幅をもつべきであり、そのため金
属溶融物を収容させるようにし、前記金属溶融物の凝固
によってスリージャケット上へ焼嵌めするストランドシ
ェルの開始を形成すると共に、第2の狭い間隙がスリー
ブの一定の易動性を保持しまた場合によっては密封手段
収容するのに使用され、前記密封手段がこの第2間隙範
囲への金属溶融物の侵入を防止する。第2間隙の幅は、
合理的には1乃至9mm、好ましくは1乃至3mmにすること
ができる。
特に好ましい構成の場合この第2間隙が軸方向長さ約10
乃至40mmをもたねばならぬから、この間隙を画定する板
装置は、スリーブジャケットの下方側において適当な厚
さもつ必要がある。
二重スリーブの場合上方スリーブ部分は、その下方端で
また下方スリーブ部分は、その下方端で鋼板で密封され
る。
これらの板の寸法は、鋳型寸法に対応するが、けれども
鋳型内壁からの距離1乃至3mmが維持される。
両スリーブ部分は、場合によっては耐火性の中間−また
は密封円板を挿入してねじ−あるいはプラグソケット結
合部を介してつなぎ合わされる。
この中間・または密封円板は、その寸法がほぼ上方鋳型
入口に対応する。連続鋳造に対するすべての鋳型が上部
から下部に向って先細りとなる(円維性)から、この板
は、アダプタを密封および心出しするため使用される。
中間・または密封円板の厚さは、1乃至30mm(好ましく
は1乃至10mm)になる。
第2間隙距離で設けられる密封カラーは、好ましくは第
2間隙距離の下方範囲に沿ってだけ伸びる。その密封カ
ラーに対する材料は、プラスチック−あるいは繊維材料
にすることができる。この密封カラーは、フェルト円板
によって形成させるのが好ましく、前記フェルト円板が
板装置のすぐ下部に位置決めされまたこの円板の立上り
縁範囲が前記密封カラーを構成するため第2間隙距離内
へ折込まれる。第2間隙距離内への金属溶融物の侵入を
防止するが、しかし同時に鋳型内部での一定の易動性を
可能にさせる粒状材料で第2間隙距離の上方部分を充満
するのが合理的である。この種類の粒状、耐火性材料と
して黒鉛を使用するのが好ましい。
けれども二重スリーブの場合相互に2つのスリーブ部分
あるいは低温ストランドと一方の上方結合スリーブの別
の基本的結合可能性は、他方のスリーブ部分の内部へ板
装置の開口を介して導き入れられる継手部材の使用もあ
る。
前記スリーブ部分でこの継手部材は、ボルトの押し込み
によって合理的に保留される。本発明によるとこの種の
継手部材として好ましくは平鉄あるいは四角鉄を使用す
る。
2つの高温ストランドを結合する場合チャージ変更の際
に先づ前進する。少くともその端で未だ鋳型内にある鋳
造ストランドが停止されるようにプロセスに通して先行
されるのが好ましい。その後、上部から本発明による結
合装置は、鋳型の中空室の中へ導入され、その際、この
下方スリーブ部分が前進鋳造ストランドの端の中へ圧入
される。
その後、新しいチャージの後続鋳造ストランドは、鋳型
の中へ導入され、前記後続ストランドの始端が本発明に
よる結合装置の上方スリーブ部分と摩擦係合結合を成立
させ、それによって両鋳造ストランドが連続して結合さ
れている。
この結合過程を際に圧力補償を可能にするため、本発明
による板装置は、多数のガス抜き孔を備えている。
(実 施 例) 本発明の別の細部、特徴および長所は、添付図面に基づ
いた実施例の後続する説明から明らかとなる。
第1図の連続鋳造装置の断面図は、基本的構造のとりべ
1、中間容器2および連続鋳造鋳型3を示す。中間容器
2は、その低において溶融金属に対するスライド密封部
5をもつ出口開口5を備える。スライド密封部5の代わ
りにプラグ密封部またはスライドおよびプラグ密封部あ
るいは他の密封手段の使用することができる。この連続
鋳造装置は、特に鋼の連続鋳造の製造に使用される。連
続鋳造鋳型3は、鋳型入口6、鋳型出口7および鋳型中
空室8をもつ。断面だけで示される連続鋳造鋳型3は、
鋳型中空室8のまわりで冷媒9によって回りに流され
る。鋳型中空室8の内部に新しい鋳造ストランドあるい
は別のチャージに所属する新しい鋳造ストランドを結合
する装置が示され、この装置に対してその端だけ示され
る低温ストランド10あるいはその端だけで示される先行
する高温鋳造ストランドが所属する。この装置の鋳造開
始あるいはチャージ変更の場合スライド密封部5を開放
の後新しいチャージの金属溶融物11は、中間容器2から
第2乃至第6図で示される装置を介して、一時的に下部
で封印される鋳型中空室へ達し、その先導端で以前の低
温ストランド10との結合を完成させるようにし、前記ス
トランドの助けをかりて新しいチャージの溶融物11から
形成される新鋳造ストランドを(図示せず)後置される
駆動−および矯正装置内へ引き入れる。
連続鋳造鋳型3の鋳型中空室8内に置くことができまた
その課題が別のチャージに所属する新しいストランドの
結合にある本発明による装置は、第2図で示される。第
2図に示される実施の態様の場合連続鋳造鋳型の鋳型中
空室8内に結合スリーブ12があり、このスリーブが上方
スリーブ部分13および下方スリーブ部分14をもつ。第2
図が示すように、スリーブ部分13および14のスリーブジ
ャケットは、鋳型中空室8より小さい直径または横断面
をもち、その際にスリーブ部分13の一定および/または
複数の外側寸法がスリーブ部分14の一定および/または
複数の外側寸法に等しいかあるいは、よりも大きくして
ある。この場合鋳型中空室8の内壁と、下方スリーブ部
分14のスリーブジャケットの外壁との間に画定される隙
間室は、前進する鋳造ストランド10の材料によってつく
られ、この材料が既にある範囲に冷却されか従って収縮
によって下方スリーブ部分14と摩擦係合して、前記部分
がチャージ変更の場合結合するため鋳型中空室8内へ停
止される鋳造ストランド10の後続する端の中へ圧入され
る。前進鋳造ストランド10のこの端がすでにある範囲に
冷却されているから、下方スリーブ部分14の外径および
/または外側寸法は、新しいチャージの後続する鋳造ス
トランドを結合するため使用される上方スリーブ部分13
の外径および/または外側寸法より小さくあるいはそれ
に等しくしてあり、下方スリーブ部分14をそれぞれの挿
入ケースに適合させたその全長に亘って下方鋳造ストラ
ンド10の後続する端内へ圧入できるように確保させる。
さらに第2図が明確にするように、上方スリーブ部分13
の比較的大きい直径にもかかわらずその外側面と鋳型中
空室との間に隙間室15が残り、この室内へ、上方スリー
ブ部分13の内部室の中へのように、新しいチャージの後
続する鋳造ストランドの結合を容易にする冷却スクラッ
プ16を収容することができる。
第2図に示される実施の態様の場合スリーブ部分13およ
び14は、板装置17で固定され、前記板装置がこの実施の
態様では単独の中間板によって形成され、前記板上でそ
れらスリーブ部分13および14を例えば溶接することがで
きる。けれども基本的に板装置17を断熱材からなる中間
板から形成することも考えられ、この場合そのとき上方
および下方スリーブ部分13または14を固定するプラグソ
ケット結合部を設けるのが好ましい。いかなる場合にも
板装置17は、1つあるいは多数の通気開口38を設けてあ
り、それらの開口がそれらスリーブ部分13および14の両
中空内部室を相互に連通する。
さらに第2図は、板装置17が上方ならびに下方スリーブ
部分13または14も同様それらの周辺を越えて鋳型内壁へ
まで達することを示す。前述のようにこの板装置または
中間板17のカラー状立上りは、そこに達する溶融物の冷
却に対するスクラップ部分で被覆させることできる。
すでに述べたように、バッチ変更に際しては、結合手段
であるカフ12が上方から鋳造中空室8内に導入され、そ
の下部カフ14は先行するバッチの鋳造体片10の停止され
ている尾部端内に圧入される。
従って鋳造ストランド10の金属のより十分な収縮によっ
て鋳造ストランド10のスリーブ部分14の確実な摩擦係合
の結合が発生する。その後スライド密封部5を開放した
後金属溶融物は、連続鋳造鋳型3内へ導入されかつ一方
では上方スリーブ部分13の内部へまたしかし他方では上
方鋳型部分13のジャケットと該鋳型壁との間の隙間室内
へも入る。隙間室15内へ侵入する溶融物は、上方スリー
ブ部分13のスリーブ壁によるように冷却される鋳型壁に
よって冷却されるのが好ましく、この場合金属溶融物が
凝固しまた場合によっては部分的に上方スリーブ部分13
のスリーブ壁と溶け合い、それによってスリーブ部分13
と摩擦係合結合するストランドシェルの始端を形成す
る。スクラップ部分16は、板装置17上にスリーブ部分13
の外側で隙間室15の下方範囲において金属溶融物を凝固
させるため貢献し、そのためこの溶融物が該中間板を破
壊することを防止する。結合過程の後に異なるチャージ
の両鋳造ストランドおよび結合装置12からこのように形
成される装置は、駆動−および矯正装置に供給させるこ
とができる。
第3図では本発明による結合スリーブ12′の別の実施の
態様を示す。この結合スリーブは、再び第2図による構
成に類似して下方スリーブ部分14′より大きい外側寸法
をもつ上方スリーブ部分13′をもつ。スリーブ部分13′
および14′は、先行する実施の態様の場合でのようにそ
れぞれの鋳型の横断面に適合させることができ、従っ
て、例えば円形あるいは長方形状にも構成させることが
できる。スリーブ部分13′および14′は、板装置17′を
用いて相互に結合される。このため板装置17′は、上方
の鋳型壁へまで達しない板18ならびに同様に構成され
る、板18に対し間隔を置いて設けられる下方板19をも
つ。第3図が示すように、上方板18は上方スリーブ部分
13′においてその下方端で溶接される。板19は、同様に
下方スリーブ部分14′との溶接によって、この装置によ
るその上方端で固定され、前記上方端がスリーブ部分1
3′の下方端に向かい会っている。
中間板18と19との間に残る空間に中間−または密封板20
が設けられており、前記密封板は、第2で詳細に示され
ているように、鋳型の内壁へまで達する。この密封−ま
たは中間板は、第3図に示される実施の態様の場合2つ
の概略的にしか示されないねじ結合部21または22によっ
て板18と19との間で固定される。従って、この構成によ
りスリーブ部分13′および14′の外側寸法以上に突出す
る密封カラー23を形成し、このカラーが第3図に示され
る実施の態様の場合板18、19ならびに20の突出する縁範
囲によって形成される。この実施の態様は、特に簡単に
構成されかつそれゆえに最も安い原価でつくることがで
きる。
添付図面で詳細に示されない別の実施の態様は、予め説
明される第3図による実施の態様に基づき、けれども同
じ直径をもつかつ互いに向かい会っているそれの下方ま
たは上方端で開放されている2つのスリーブ部分をも
つ。換言すればこの実施の態様の場合通り抜けの管を構
成し、この管は、大体においてその全長に亘って同じ外
側寸法をもつまた更にその上有利なことに同じ材料厚さ
をもつことができる。この場合鋳型寸法に従ってそれぞ
れ円形あるいは異形断面管が問題である。
このように構成される管の外側寸法は、その鋳型寸法に
寸法に同じにする必要がある。鋳型壁に対する間隙距離
は、再び密封カラーによって第3図の実施の態様による
密閉カラー23に従って密封される。通り抜け管構成によ
りその密封カラーは、そのとき通り抜け管の外側周辺ま
たは外側面で設けられると共に前記管の内側寸法は、完
全に自由のままである。
最後に説明される実施の態様にあっては、凝固する下方
ストランドで通り抜けの、その結合スリーブの内部室を
閉鎖する蓋を形成するので、その結合スリーブの上方自
由部分へ冷却スクラップを収納するすることができる場
合、常に加工させることができる。第3図による実施の
態様の場合でのように、密封カラーの上方および下方板
の外側縁の距離は、1〜3mmになるのが好ましい。その
中間−または密封板は、第3図による実施例の場合での
ように、その外側寸法がその鋳型入口寸法に対応するの
で、前記板を、第3図による実施の態様の場合のように
同様、鋳型の円錐性に基づいて結合スリーブの密封およ
び小出しに使用することができる。中間または密封板の
厚さは、1乃至30mm、好ましくは1乃至10mmにする。
連続鋳造鋳型の鋳型室8に置くことがができかつその課
題が低温ストランド10の結合にある本発明による別の装
置は、第4および第5図に示される。連続鋳造鋳型3の
鋳型室8では第4図によると、第2図に較べてスリーブ
部分24からしか構成されない結合スリーブ12bがある。
この結合スリーブ12bは、それの下方側において板装置2
5、26で閉鎖され、この場合、前記板の周辺輪郭がその
鋳型側から第1間隙距離15bで伸びる。2部分からつく
られている板装置25、26は、結合スリーブ12bの縁範囲
以上に突出する。強固に構成される板装置25、26は、そ
の周辺で鋳型内壁と第1間隙距離15bより小さくなる第
2間隙距離27を形成する。
上方の、スリーブジェケット24と鋳型壁との間で形成さ
れる一層広い間隙距離15bは、金属溶融物を収容する。
該板装置の上方のより薄い板25は、結合スリーブ12bの
下方端側にありまたこれと溶接されるので、結合スリー
ブ12bの下方開口が大体において密封される。この上方
の薄い板25へその下にあるより厚い板26は、ゆるく挿入
され、その厚さが第2の狭い間隙距離27の軸方向長さま
たは少くとも上方の薄い板25の2倍の厚さに対応する。
薄い板25および厚い板26の幅は、その際狭い間隙27が広
い間隙15bへ続くような大きさに選択され、この場合そ
れらの板25および26がその縁範囲で結合スリーブ24を越
えて突出する。それに従って狭い間隙距離27は、一方で
は薄いおよび厚い板25、26の外側周辺によってまた他方
ではその鋳型内壁によって形成される。この狭い間隙距
離27は、十分広く、従って厚い板26の周辺縁が金属溶融
物によって損傷されずにいる。厚い板26は、その周辺に
おいて紙、厚紙、プラスチックシートあるいは耐火シー
トで被覆させることができる。
厚い板26と低温ストランド10の端との間に可撓性円板28
を設け、この円板が密封カラーとして設けられている。
この可撓性円板28は、プラスチック、エラストマーある
いは繊維材料またはフェルト円板からなりまた低温スト
ランド10の挿入される状態で結合スリーブ12bと結合し
て厚い板26の下方縁範囲のまわりで上部に向って置かれ
るので、狭い間隙距離27が下部に向って可撓性円板28の
端面によって画定される。このように構成される密封カ
ラーは、その際上部に向って湾曲される可撓性円板28の
縁範囲からなる。
狭い間隙距離27の残っている上方範囲で耐熱性の、金属
でない、粒状材料29、好ましくは黒鉛が収容される。結
合スリーブ12bの内部室に少くとも部分的に冷却スクラ
ップ部分16を入れる。
結合スリーブ12bおよび低温ストランド端を継ぎ合わせ
るため継手部材30を設け、この部材を一方では低温スト
ランド端10の凹部31にまた他方では板装置25、26の開口
32を介して結合スリーブ12の内部へ導入することができ
また低温ストランド端10でおよび結合スリーブ12bで、
例えば、横ボルトのような、拘束手段33によって固定で
きる。この継手部材30は、半製品から切断されかつ横ボ
ルト33に対する複数の開口34を備えることができる簡単
な平鉄にするのが好ましい。第5図の横断面図は、この
実施例の鋳造鋳型3が長方形断面をもつことを理解させ
る。けれども当業者にとってはその鋳型がつくらねばな
らぬ製品に従ってそれぞれ最も異なった横断面構成をも
つことができることが認識でき、またそれは、スリーブ
部分24が適当な横断面をもつことによって本発明による
装置をこれらの横断面構成の各々へ適合させることがで
きる。図示される位置に対して補助的に使用される低温
ストランドは、その鋳造ストランドにより若干小さい横
断面をもつ。けれどもこれは重要ではない。この補助的
に使用される低温ストランドを矯正装置に供給できると
いうことだけ前提される。
第4および第5図に示される装置を位置決めした後およ
び連続鋳造鋳型3内へ金属溶融物を供給した後、第2図
の装置の場合で説明されるように、結合スリーブ12bと
のストランドシェルの始端の摩擦係合的結合をする事態
となる。低温ストランドおよび結合される新鋳造ストラ
ンドをもつ結合スリーブからこのように形成される装置
を、それから駆動−および矯正装置に供給させることが
できる。
プロセスによると先づ継手部材30は、低温ストランド端
へ挿入されかつこの継手で横ボルト33によって確保され
る。次いで密封カラーを形成する、継手部材30上へ可撓
材料から形成される円板28は、低温ストランド端10へ置
くため下げられる。
その後、可撓性円板20のように当然開口32をもたねばな
らぬ板装置の下方板26は、円板28上へ置かれ、そのとき
それへ溶接される上方板25をもつ結合スリーブ12bをこ
の装置上へ置くようにしかつスリーブジャケット24およ
び継手部材30を介して伸びる横ボルト33を挿入すること
によって全体を確保させるようにする。
この継ぎ合わされる装置は、次いで可撓性円板28が上部
で連続鋳造鋳型3から出てまた再び連続鋳造鋳型3内へ
戻るまで、下部からその連続鋳造鋳型の中へ十分導入さ
れる。それによって可撓性円板28の縁範囲は、狭い間隙
距離27の中へ折り返される。その後、狭い間隙距離27の
残っている空間は、必要に応じて黒鉛あるいは対応する
粒状材料29で充満される。結合スリーブ12bの内部へ補
助的に冷却したスクラップ部分16を詰めることができ
る。けれどもスリーブジャケット24の外側にある空間
は、スクラップ部分が存在しないでいる。
低温ストランド10を釈放するためこのストランドと継手
部材30を分解し、その後板装置を下方板26を、同様に再
使用するため継手部材から取り出すことができる。
本発明による装置の別の実施の態様は、第6図で示され
る。この実施の態様の場合も第2および第3図で説明さ
れる実施の態様の場合でのように別のチャージに所属す
る新鋳造ストランドを結合するため二重コップ状結合ス
リーブ12cを設ける。第2および第3図で説明される実
施の態様と対照的にスリーブ部分13cおよび15cは、板装
置25c、26c上へ結合され、前記板装置が第4および第5
図で説明される実施の態様の場合と同じ特徴をもつ。ス
リーブ部分13c、14cの構造、大きさ、寸法および形状お
よび機能に対する要求にとって第1間隙距離15c、第2
間隙距離27c、板25c、26c、可撓性円板28c、非金属性粒
子材料29cおよび冷却したスクラップ部分16は、第4お
よび第5図で説明される実施の態様に対して行われた諸
説明が適用される。
けれども第4および第5図で説明される実施の態様に対
する差異では第2図による実施の態様の場合でのように
板装置25c、26cは、複数の通気孔38cを備え、それらの
孔が少くともスリーブ部分13cおよび14cの内部室を相互
に連通しまたそれゆえに板25cおよび26cならびに可撓性
円板28cをも同様に通り抜ける。
スリーブ部分13cおよび14cを継ぎ合わせるために第6図
に示される結合装置12cの実施の態様は、板25cおよび26
cならびに円板28cの透孔31cを貫通して伸びる継手部材3
0cをもっている。従って、継手部材30cの両端は、スリ
ーブ部分13cの内部室またはスリーブ部分14cの内部室内
へ導入させることができる。それらのスリーブ部分13c
および14cは、適宜特定可能な個所でそれぞれ2つの開
口35または36をもち、それらの開口を介して横ボルト37
または39を貫通することができ、それらの横ボルトが再
び継手部材30cの対応する位置決め通過開口40または41
を貫通しまた従ってこの継手部材を拘束する。継手部材
30cの材料および連続鋳造鋳型の横断面形状に対し第4
および第5図で示される実施の態様の場合と同じ説明が
適用される。
第6図による実施の態様を使用する結合過程が第2図に
よる実施の態様の結合過程に対応するので、この場合に
も摩擦係合的結合が生じる。第2図による実施の態様と
異なって有利なように上方スリーブ13cのジャケットの
外部の空間は、第6図による実施の態様の場合冷却スク
ラップが存在せず、このため形成する鋳造ストランドの
品質を改良する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、連続鋳造装置の原理図、第2図は、連続鋳造
鋳型の範囲の拡大横断面図、第3図は、本発明の第2実
施の態様の第2図に対応する若干簡易化される断面図、
第4図は、本発明の別の実施の態様の第2図に対応する
断面図、第5図は、連続鋳造鋳型範囲の横断面図、第6
図は、本発明の別の実施の態様の第2図に対応する断面
図である。

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続鋳造プラントのバッチ変更により生産
    される新鋳造体片の結合方法であり、 密封手段により密封可能な出口開口を底部に有する中間
    容器に溶融金属が充填され、 前記出口開口の下方には、鋳型入口、鋳型中空室、下方
    鋳型出口を備え、周面から冷却される連続鋳型が配設さ
    れ、 前記出口開口と連続鋳型間において、前記鋳型中空室内
    に結合スリーブが出入り自在に延出配設され、 前記下方鋳型出口が一時的に堅固に密封され、 前記出口開口からの前記溶融金属の固化に基づいて、前
    記密封手段が開放され、 断面形状が前記鋳型中空室の断面形状に相似に、両端が
    開放された管状体に形成され、前記連続鋳型の内部壁と
    の間に、所定の間隔を維持して配置される結合スリーブ
    の下部側が、下方に位置する鋳造片の上部端に圧接さ
    れ、 前記新しいバッチからの鋳造体片が、前記結合スリーブ
    の上部に結合され、新しいバッチからの鋳造体片と、先
    行するバッチによる未だ加熱状態の鋳造体片の端部との
    結合が行なわれ、 前記新しいバッチの鋳造片が、前記先行するバッチの鋳
    造片と共に引き出されることを特徴とする連続鋳造にお
    ける新鋳造体片の結合方法。
  2. 【請求項2】連続鋳造プラントのバッチ変更により生産
    される新鋳造体片の結合装置であり、 密封手段により密封可能な出口開口を底部に備え、溶融
    金属が充填される中間容器と、 前記出口開口の下方に配設され、鋳型入口、鋳型中空
    室、下方鋳型出口を備え、周面から冷却される連続鋳型
    と、 断面形状が前記鋳型中空室の断面形状に相似に、両端面
    が開放された管状体に形成され、前記出口開口と前記連
    続鋳型間において、前記鋳型中空間内に出入り自在に延
    出配設される結合スリーブと、 該結合スリーブを、前記連続鋳型の内部壁との間に所定
    の間隔を保持して配置するスペーサ手段とを有し、 前記結合スリーブの下部側が、下方に位置する鋳造片の
    上部端に圧接され、前記新しいバッチからの鋳造体片
    と、先行するバッチによる未だ加熱状態にある鋳造体片
    の上端部との結合が行なわれ、前記新しいバッチの鋳造
    体片が、先行するバッチの鋳造体片と共に引き出される
    ように構成されていることを特徴とする連続鋳造におけ
    る新鋳造体片の結合装置。
  3. 【請求項3】結合スリーブ(14、14′)がその中空室で
    十分な分離部を形成する横壁を設けることによって二重
    コップ状に構成されており、上方スリーブ部分および下
    方スリーブ部分を備えることを特徴とする請求項2によ
    る装置。
  4. 【請求項4】前記横壁が板装置(17、17′)として構成
    されており、前記板装置の互いに反対に向いた側の面に
    前記結合スリーブ部分が固定されていることを特徴とす
    る請求項3による装置。
  5. 【請求項5】前記板装置(17、17′)が前記結合スリー
    ブの外側周辺に亘って突出し、それによって前記板装置
    がスペースホルダの機能を実行することを特徴とする請
    求項4による装置。
  6. 【請求項6】上方スリーブ部分の外側輪郭は、第1間隔
    距離(17′)が上方スリーブ部分のジェケットの該鋳型
    内壁との間に保持され、また前記板装置がその縁範囲で
    前記結合スリーブのジャケット以上に突出し、また前記
    板装置の周辺が前記鋳型内壁と第2間隔距離を形成し、
    前記第1間隔距離が前記第1間隙距離より小さいことを
    特徴とする請求項4による装置。
  7. 【請求項7】前記第2間隙距離を密封するため環状密封
    部が設けられていることを特徴とする請求項6による装
    置。
  8. 【請求項8】前記板装置が2つの板からなり、それらの
    板のうちそれぞれ1つが該スリーブ部分の1つと好まし
    くは溶接によって結合されていることを特徴とする請求
    項6による装置。
  9. 【請求項9】前記板装置の2つの板の間に可撓性密封材
    料からなる密封円板が設けられており、前記円板の該板
    が外側周辺に沿って突出し、場合によっては該第2間隙
    距離内へ角を曲げられる密封カラーを形成し、該密封カ
    ラーが前記第2間隙距離を密封し、補助的なスペースホ
    ルダとして機能を遂行することを特徴とする請求項8に
    よる装置。
  10. 【請求項10】前記スペーサ手段として、板手段が用い
    られ、該板手段の周辺と前記連続鋳型の内壁との間に、
    前記結合スリーブと前記内壁間の第1の距離よりも小さ
    い第2の距離に設定され、前記連続鋳型の端部で低温鋳
    造体片が、前記出口開口からの新しい鋳造体片に結合さ
    れていることを特徴とする請求項2による連続鋳造にお
    ける新鋳造体片の結合装置。
  11. 【請求項11】前記第2間隙距離を密封するため環状密
    封部を設けているとを特徴とする請求項10による装置。
  12. 【請求項12】前記密封部が板装置の下部で位置決めさ
    れ、可撓性密封材料からなる円板の上部に向って角を曲
    げられる密封カラーから構成されることを特徴とする請
    求項11による装置。
  13. 【請求項13】前記密封部が前記板装置の突出する縁で
    上部に載せられる密封リングからなることを特徴とする
    請求項7あるいは11による装置。
  14. 【請求項14】前記密封部または可撓性密封円板がエラ
    ストマー、プラスチック、フェルトあるいは繊維材料か
    らなることを特徴とする請求項7、9、11あるいは12の
    1つによる装置。
  15. 【請求項15】前記係合スリーブまたは前記係合スリー
    ブおよび低温の前記鋳造体片端を継ぎ合わせるため継手
    部材(30)が設けられており、この部材が板装置の開口
    を介して通過案内され、また拘束手段により前記結合ス
    リーブまたは前記低温の鋳造片端で固定されていること
    を特徴とする請求項4あるいは10による装置。
  16. 【請求項16】板装置の厚さが約10〜40mmであることを
    特徴とする請求項4あるいは10による装置。
  17. 【請求項17】板装置が2つの板からなり、それのうち
    上方板が上方スリーブのジャケットで溶接によって固定
    され、また下方板がこの装置へルーズに挿入されている
    ことを特徴とする請求項10による装置。
  18. 【請求項18】下方板の厚さが少くとも上方板の厚さの
    2倍となっていることを特徴とする請求項17による装
    置。
  19. 【請求項19】密封カラーが前記第2間隙距離の下方範
    囲以上に伸びまた前記第2間隙距離の上方範囲が耐熱性
    の、粒状材料で充満されていることを特徴とする請求項
    9あるいは12による装置。
  20. 【請求項20】前記第1間隙距離の幅が約8〜40mmで前
    記第2間隙距離の幅が約1〜10mmであることを特徴とす
    る請求項6あるいは10による装置。
  21. 【請求項21】板装置において複数のガス抜き孔が設け
    られていることを特徴とする請求項9あるいは21による
    装置。
  22. 【請求項22】下方スリーブの直径または横断面積が上
    方スリーブの直径または横断面積より小さいかあるいは
    それに等しくしてあることを特徴とする請求項3による
    装置。
  23. 【請求項23】前記結合スリーブが、全長にわたって同
    一の径を有することを特徴とする請求項2による連続鋳
    造における新鋳造体片の結合装置。
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