JPH0787909B2 - フロート式噴水装置 - Google Patents

フロート式噴水装置

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JPH0787909B2
JPH0787909B2 JP2200086A JP20008690A JPH0787909B2 JP H0787909 B2 JPH0787909 B2 JP H0787909B2 JP 2200086 A JP2200086 A JP 2200086A JP 20008690 A JP20008690 A JP 20008690A JP H0787909 B2 JPH0787909 B2 JP H0787909B2
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mooring
fountain
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pontoon
barge
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貞彦 西澤
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ダムや湖もしくは海などの水面に浮上してい
るバージ船またはフロート(以下、これらを単に台船と
いう)に噴水装置を搭載したフロート式噴水装置に関す
る。
[従来の技術] 従来より、第5図に示すように、ポンプ1A,原動機1Bお
よび噴水ノズル1Cなどを具備する噴水装置1が搭載され
た台船2を、ダムや湖もしくは海などの水面3に停泊さ
せて噴水を行うフロート式噴水装置は既に知られてい
る。
この種の噴水装置は、複数(例えば4本、ただし図面に
は2本のみが示されている)のワイヤロープやリングチ
エーンなどの可撓性連結部材4を介して、台船2を水底
のアンカー5に連結することによって所定の位置に停泊
されている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、この種の噴水装置では、主に噴水ノズル1Cか
ら噴き上げられる噴水そのものに視点を引き付けるため
に、台船2をできるだけ目立たないように小形化するこ
とが必要とされる。
しかし、従来のフロート式噴水装置では、台船2に、可
撓性連結部材4およびアンカー5を上げ下ろしする複数
(例えば4台、ただし図面には2台のみが示されてい
る)の巻上げ装置6と、これら巻上げ装置6を駆動させ
る複数(例えば4台、ただし図面には2台のみが示され
ている)の原動機7などを搭載しなければならないの
で、台船2が大形にならざるを得ない欠点を有してい
る。
一方、台船2は、一定の場所にのみ常時停泊させられて
いるものではなく、例えば台風前における安全な場所へ
の退避、あるいはイベントに応じた位置変更などに際し
て移動させられる。
このような場合の移動は、複数の原動機7をそれぞれ運
転して、各巻上げ装置6を駆動し、可撓性連結部材4を
介して複数のアンカー5を巻上げたのち、例えばタグボ
ート(図示省略)によって台船2を所定の位置に曳航す
ることによってなされる。
ところが、台船2曳航前の準備作業、つまり、原動機7
の運転、巻上げ装置6の駆動および可撓性連結部材4と
アンカー5の巻上げ作業などが比較的煩らわしく、準備
作業性が悪い難点を有している。
また、台船2を初めて水面3所定位置(以下ポイントと
いう)に停泊させる場合、あるいは前述のように一旦移
動させられた台船2をもとのポイントに停泊させる場合
などの位置決め作業は、台船2をポイントの付近まで曳
航したのち、4つのポイントに対して台船2からアンカ
ー5を投錨することによってなされる。
しかし、台船2は波や風などの影響で不規則に移動およ
び揺動させられている。このように、不規則に移動およ
び揺動させられている台船2からアンカー5をポイント
に対して適正に投錨することが難しい。特に、噴水位置
を確定したいことから台船2まわりの複数箇所にそれぞ
れアンカー5を投錨するにあたっては、各可撓性連結部
材4に適切な横引距離が必要であるために、投錨作業が
非常に面倒かつ困難であり、したがって、台船2の位置
決め作業性が悪い。さらに、噴水装置の場合は台船2を
適当な位置に停泊させればよいのでなく、かなり正確な
ポイントに停泊させることが要請されるが、そのような
正確な位置決め状態での停泊を行なうことができないと
いう問題があった。
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、台船の小形
化、台船曳航前の準備作業性および台船の位置決め作業
性の向上を図れるとともに、台船を正確な位置状態で停
泊させることができるフロート式噴水装置を提供するこ
とを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明に係るフロート式噴
水装置は、ポンプ,原動機および噴水ノズルなどを具備
した噴水装置が搭載された台船と、アンカー,巻上げ装
置および該アンカーと巻上げ装置とを互いに連結する可
撓性連結部材を具備し、前記台船まわりの複数箇所に配
設される複数の係留ブイとを備え、前記台船と複数の係
留ブイとが係留機構により着脱自在に連結されているこ
とを特徴とするものである。
[作用] 本発明によれば、噴水装置を搭載する台船と複数の係留
ブイとを別体として、係留ブイ側にアンカー、巻上げ装
置および可撓性連結部材を具備させた構成とすることに
より、台船側にアンカーや巻上げ装置を付属させる必要
がなくなり、それだけ台船の小形化が図れる。
また、例えば台風前に安全な場所へ退避させたり、ある
いはイベントに応じて位置変更場合は、台船と各係留ブ
イとの係留を解除して両者を切り離すことで、台船のみ
を移動させることが可能であり、台船曳航前の準備作業
が容易である。
さらに、複数のポイントに対して係留ブイからそれぞれ
アンカーを投錨し、これら係留ブイと台船とを係留機構
によって連結することのみの簡単な作業で台船を所定の
位置に正確に停泊させることができる。その上、停泊位
置から一旦移動された台船をもとのポイントに停泊させ
る場合にも、係留ブイはもとのアンカー投錨位置にその
まま置いておくことが可能で、それら係留ブイと台船と
を係留機構によって連結することで、台船、つまりは噴
水装置をもとのポイントに正確に位置決めして停泊させ
ることができる。
さらにまた、台船と切り離された各係留ブイには巻上げ
装置が備えられているので、台船が別の箇所に移動して
いる間は、可撓性連結部材を介してアンカーを巻上げて
おくことにより、放置された係留ブイの移動距離が非常
に小さくなり、そのために船行の障害になることも避け
ることができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の実施例を示す斜視図、第2図は同平面
図であり、前記第5図で説明した従来例と同一もしくは
相当部分には、同一符号を付して、その詳しい説明は省
略する。
第1図および第2図において、台船2にはポンプ1A,原
動機1Bおよび噴水ノズル1Cなどを具備した噴水装置1が
搭載されており、台船2の両舷側の前部と後部の計4箇
所それぞれに係留ブイ8が係留機構9により着脱自在に
連結されている。
係留ブイ8は、第3図および第4図に示すように、内部
に密閉された空間8Aを有す有底円筒状のもので、上部開
口が蓋体8Bによって液密に閉塞され、空間8Aに巻上げ装
置6を配置している。
巻上げ装置6は水平軸線を有して軸受6A,6Aに回転自在
に軸支された軸6Bと、この軸6Bに同時回転可能に取付け
られたドラム6Cおよびウオームホイール6Dと、鉛直軸線
を有してウオームホイール6Dに噛合するウオームギア6E
と、ウオームギア6Eが同時回転可能に取付けられた鉛直
上方に延びる入力軸6Fとから構成されており、ドラム6C
に巻回されたリングチエーンによってなる可撓性連結部
材4がガイド6Gを通って下方に繰り出され、その先端部
にアンカー5が取付けられる(第1図および第2図参
照)。
係留機構9は、例えば第3図に示すように、台船2側に
取付けられた一方の係留金具9Aと、係留ブイ8に取付け
られた1対の他方の係留金具9B,9Bおよび両係留金具9A,
9B,9Bに形成され、かつ同心に直列する係留孔9a,9b,9b
に挿脱自在に挿通される係留ピン9Cによって構成されて
いる。
係留ブイ8の蓋体8Bには、入力軸6Fに同心に対応する操
作孔8bが形成され、この操作孔8bはキャップ8Cによって
開閉可能かつ液密に閉塞されている。
なお、図中11は吸気管、12は排気管を示す。
前記構成によれば、アンカー5,巻上げ装置6およびアン
カー5と巻上げ装置6とを互いに連結する可撓性連結部
材4などが、それぞれ係留ブイ8に備えられているの
で、これらを搭載するためのスペースを台船2から省略
することができ、それだけ台船2を小形化できる。その
ために、主に噴水ノズル1Cから噴き上げられる噴水その
ものに視点を引き付けることが可能になる。
巻上げ装置6の駆動、つまりアンカー5の上げ下ろし
は、操作孔8bを閉塞しているキャップ8Cを取り外したの
ち、操作孔8bから例えば可搬式電動ドリルのチャックに
取付けられているボックススパナを挿入して、ボックス
スパナを入力軸6Fの上端角形部6fに嵌合させたのちに、
可搬式電動ドリルを正逆回転させることのよって行うこ
とができる。
また、台風前においては台船2を安全な場所へ退避させ
たり、あるいはイベントに応じて台船2を位置変更させ
る場合には、係留機構9の係留ピン9Cを係留金具9A,9B,
9Bから抜き取って台船2と係留ブイ8とを切り離すこと
で、台船2のみを、例えばタグボートで曳航して移動さ
せることができるので、台船2を曳航する前の準備作業
が簡単になり、台船2曳航前の準備作業性が大幅に向上
する。
さらに、4つのポイントに対して4つの係留ブイ8から
アンカー5を投錨し、可撓性連結部材4を介して投錨さ
れた各アンカー5に連結されている係留ブイ8とを台船
2とを、4つの係留機構9によって互いに連結すること
で台船2をポイントに初めて停泊させることができる。
そして、この停泊位置から一旦移動させられた台船2を
もとのポイントに停泊させる場合には、台船2の移動時
に投錨したままで残しておいた係留ブイ8と台船2とを
係留機構9によって連結することによって、台船2の位
置決め作業性の向上が図れるとともに、台船2をもとの
位置に正確に停泊させることができる。
前記実施例では、係留機構9を係留金具9A,9B,9Bと係留
ピン9Cによって構成して説明しているが、本発明は、前
記実施例にのみ限定されるものではなく、周知の連結機
構を係留機構9として採用してもよい。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、噴水装置を搭載する
台船と複数の係留ブイとを別対として、係留ブイ側にア
ンカー、巻上げ装置および可撓性連結部材を具備させた
構成とすることにより、台船側にアンカーや巻上げ装置
を付属させる必要がなくなり、それだけ台船の小形化を
図ることができ、これによって、噴水ノズルから噴き上
げられる噴水そのものへの視点を高めることができる。
また、例えば台風前に安全な場所へ退避させたり、ある
いはイベントに応じて位置変更する場合は、台船と各係
留ブイとの係留を解除して両者を切り離すことで、台船
のみを移動させることが可能であり、台船曳航前の準備
作業を容易に行なうことができる。
しかも、複数のポイントに対して係留ブイからそれぞれ
アンカーを投錨し、これら係留ブイと台船とを係留機構
によって連結することのみの簡単な作業で台船を所定の
ポイントに正確に停泊させることができる。その上、停
泊位置から一旦移動された台船をもとのポイントに停泊
させる場合にも、係留ブイはもとのアンカー投錨位置に
そのまま置いておくことが可能で、それら係留ブイと台
船とを係留機構によって連結することで、台船、つまり
は噴水装置をもとのポイントに正確に位置決めして停泊
させることができる。
加えて、台船と切り離された各係留ブイには巻上げ装置
が備えられているので、台船が別の箇所に移動している
間は、可撓性連結部材を介してアンカーを巻上げておく
ことにより、放置された係留ブイの移動距離が非常に小
さくなり、そのために船行の障害になることも避けるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す斜視図、第2図は同平面
図、第3図は要部の拡大平面図、第4図は第3図におけ
るIV−IV線に沿う縦断面図、第5図は従来例の概略構成
図である。 1……噴水装置 1A……ポンプ 1B……原動機 1C……噴水ノズル 2……台船 4……可撓性連結部材 5……アンカー 6……巻上げ装置 8……係留ブイ 9……係留機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポンプ,原動機および噴水ノズルなどを具
    備した噴水装置が搭載された台船と、アンカー,巻上げ
    装置および該アンカーと巻上げ装置とを互いに連結する
    可撓性連結部材を具備し、前記台船まわりの複数箇所に
    配設される複数の係留ブイとを備え、前記台船と複数の
    係留ブイとが係留機構により着脱自在に連結されている
    ことを特徴とするフロート式噴水装置。
JP2200086A 1990-07-27 1990-07-27 フロート式噴水装置 Expired - Lifetime JPH0787909B2 (ja)

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JPH0487656A JPH0487656A (ja) 1992-03-19
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