JP2507538Y2 - 舟艇の保管施設 - Google Patents

舟艇の保管施設

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JP2507538Y2
JP2507538Y2 JP1989143090U JP14309089U JP2507538Y2 JP 2507538 Y2 JP2507538 Y2 JP 2507538Y2 JP 1989143090 U JP1989143090 U JP 1989143090U JP 14309089 U JP14309089 U JP 14309089U JP 2507538 Y2 JP2507538 Y2 JP 2507538Y2
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Japan
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boat
pier
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boats
crane
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正雄 小林
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Obayashi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、主にヨット,モータボートなどのレジャ
ー用の小型舟艇を保管するための舟艇の保管施設に関す
る。
《従来の技術》 ヨット,モータボートなどのレジャー用の小型舟艇の
増加に伴って、専用のマリーナの不足が顕在化してい
る。
マリーナとしての必要な条件は、平水域に面して、舟
艇を常時係船できる桟橋と、これに近隣する保管場所で
ある陸置き場、および陸置き場から舟艇を海上に上げ下
ろしするための設備がととのっていることであり、多く
の漁港に見られるように係船用の埠頭や桟橋とこれに近
隣する揚陸用のスロープがあることが理想的である。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、これらの全ての条件が揃っている用地
を確保することは困難であり、また漁港などの既存の港
湾設備と共存させることは、例えば、漁業権などの問題
もあって実現が難しいものとなっている。
したがって、実際にマリーナを新設するに当たって
は、係船場所には簡易な桟橋が設けられ、陸置き場所は
内陸部などに設けられるようになるため、舟艇を桟橋よ
り上げ下ろし、遠隔の陸置き場まで搬送するのは容易で
ないものとなる。
なお、舟艇を収容するための従来の設備としては、陸
揚げするためのスロープ方式とデリックなどの固定式の
荷役設備があるが、前者の場合には適度な傾斜地であっ
て波の影響を受けない場所が近くにない場合には採用出
来ず、また後者の場合には高々20t未満の小型舟艇のた
めの設備としては大掛かりであり、潮風による腐蝕や劣
化などもあるため、簡易桟橋程度の場所に固定式に設け
る事は難しかった。
この考案は以上の問題を解決するものであって、港湾
設備との共存の少ない海岸を利用できるとともに、固定
的な設備を要することなく桟橋上から舟艇を上げ下ろし
でき、また陸置き場所に対する移動を迅速に行えるよう
にした舟艇の保管施設を提供することを目的としてい
る。
《課題を解決するための手段》 前記目的を達成するため、この考案は、砂浜海岸を横
断して沖に向って延長される桟橋であって少なくとも干
潮時において小型舟艇の船底が海底に触れない水深の位
置まで延長設置された係船用の桟橋と、海岸から比較的
奥まった場所に構築された舟艇の陸置き施設と、この陸
置き施設と前記桟橋とを結ぶ専用の通路とを備え、前記
桟橋の一部には前記舟艇の上げ下ろし用のピットを設
け、このピット上には移動可能なクレーン、および前記
陸置き施設と桟橋間を走行するとともに、前記舟艇を支
持する船台を有するレッカー車を配置し、前記クレーン
を介して前記舟艇を海上と前記船台との間に上げ下ろし
するようにしたものである。
なお、上記小型船艇の船底は、ヨットの場合のバラス
トキール等を含むものである。
《作用》 以上の構成によれば、舟艇は砂浜海岸を横断して設け
た桟橋と陸置き施設とを結ぶ専用の通路をレッカー車に
よって搬送される。
桟橋に設けられた上げ下ろし用のピットにおいて、舟
艇はここに待機しているクレーンによって吊り上げら
れ、レッカー車の船台上から海上に移され、あるいは海
上からレッカー車の船台上に移し替えられる。
クレーンは移動可能であるから、移し替え作業完了の
後は、通路を通って陸置き施設側に移動し、ここで待機
するか、新たな積み替え作業または他の作業に転用でき
る。
《実施例》 以下、この考案の一実施例を図面を用いて詳細に説明
する。
第1図,第2図はこの考案に係る舟艇の保管施設およ
び上げ下ろし設備を示している。
図において、1は一対の防波堤2に囲われた漁港、3
は漁港1の片側地域にあって、一方の防波堤2に隣接す
る海水浴場などに用いられる海岸である。
なお、図では前記海岸3から比較的奥まった場合であ
って、一方の防波堤2の沿道ぞいに駐機場4a,修理など
のサービス工場4b,クラブハウス4cなどを含む舟艇の陸
置き施設4の用地が確保できる場合を想定しており、こ
のような条件の場合において、前記陸置き施設4から海
への延長線上に桟橋5が構築され、この桟橋5と陸置き
設備4とは専用通路6によって直結される。
桟橋5は海岸線から沖に向かって直線上に延設されそ
の長さは少なくとも干潮時において、精々20t未満のモ
ータボートなどの小型舟艇の船底,あるいはヨットであ
ればバラストキールが海底に触れない程度の水深まで延
長して設けられる。
なお、この桟橋5とおよびこれと隣接する防波堤2で
囲われた海域は風浪の影響が比較的少なく、この海域を
長期滞在する小型舟艇7用の船溜りとし、係船用の人工
浮き島8などを設けている。
さらに桟橋5の突端には桟橋5の他の箇所よりも幅広
く設定された上げ下ろし用のピット9が一体に設けられ
ている。
このピット9はクレーン車10およびレッカー車11が安
全に待機出来る程度のスペースとなっており、これらの
設備を利用して舟艇7の受け渡しが行われる。
すなわち、前記クレーン車10は陸置き施設4から専用
通路6および桟橋5を通ってピット9の一方側に位置
し、レッカー車11の出入りの邪魔とならない位置でアウ
トリガー10aを介して固定状態に待機する。
レッカー車11には、船台12が一体または切り離し可能
に設けられており、前記専用通路6および桟橋5を通じ
て陸置き施設4とピット9との間を往復する。
そして、レッカー車11の船台12上に積載された状態で
ピット9まで搬送された舟艇7はクレーン車10のクレー
ン10bで吊り上げられ、海上へと移し替えられる。
またその逆にピット9の付近に停泊している舟艇7を
クレーン10bで吊り上げ、待機位置に位置しているレッ
カー車11の空の船台12上に移し替えることができる。
なお、この種の吊り上げ操作を円滑に行うために舟艇
7には予め複数の係止金具7aをトリムで保てる位置に固
定しておき、クレーン10bに吊下されるワイヤ10cの先端
に設けたフック,シャコ万などの吊り金具10dにワンタ
ッチで連結できるようにしておく。
以上の上げ下ろし作業は、クレーン車10のオペレータ
(吊り上げ作業)、レッカー車11のオペレータ(搬送お
よび吊り上げの補助作業)、および舟艇7上に搭載して
いる少なくとも一人の乗員(玉掛け作業)の合計3人で
行えることになる。
作業の後、前記レッカー車11が船台12と一体である場
合には、そのまま陸置き施設4の指定された駐機場4aに
搬送すればよいし、別体の場合には駐機場4aで船台12を
離すようにすればよい。一方、クレーン車10は、全ての
作業が終了した後、用具の撤収作業を行い、桟橋5およ
び専用通路6を通って陸置き施設4に搬送され、ここに
待機するので、年中潮風にさらされる事がなく、腐蝕や
劣化なども最少限となる。
《考案の効果》 以上実施例によって詳細に説明したように、この考案
による舟艇の保管施設にあっては、港湾設備との共存の
少ない砂浜海岸を利用することができるとともに、舟艇
は桟橋と陸置き施設とを結ぶ専用の通路をレッカー車に
よって搬送され、ピットに待機しているクレーンによっ
て吊り上げられ、レッカー車の船台上から海上に移さ
れ、あるいは海上からレッカー車の船台上に移し替られ
るようになっているので、陸置き施設と桟橋とが離れて
いてもスムーズに舟艇の上げ下ろしおよび搬送作業を行
うことができる。
また、クレーンは移動可能であるから、移し替え作業
完了の後は、通路を通って陸置き施設側に移動し、ここ
で待機するか、新たな積み替え作業または他の作業に転
用できるため、固定式の上げ下ろし装置に比べて大掛か
りでなく、しかも用が可能であるなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる舟艇の保管施設の概念図、第
2図は同保管施設における舟艇の上げ下ろし設備を用い
た作業状態を示す概念図である。 3……海岸、4……陸置き施設 5……桟橋、6……専用通路 7……舟艇、9……上げ下ろし用ピット 10……クレーン車、10b……クレーン 11……レッカー車、12……船台

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】砂浜海岸を横断して沖に向って延長される
    桟橋であって少なくとも干潮時において小型舟艇の船底
    が海底に触れない水深の位置まで延長設置された係船用
    の桟橋と、海岸から比較的奥まった場所に構築された舟
    艇の陸置き施設と、この陸置き施設と前記桟橋とを結ぶ
    専用の通路とを備え、前記桟橋の一部には前記舟艇の上
    げ下ろし用のピットを設け、このピット上には移動可能
    なクレーン、および前記陸置き施設と桟橋間を走行する
    とともに、前記舟艇を支持する船台を有するレッカー車
    を配置し、前記クレーンを介して前記舟艇を海上と前記
    船台との間に上げ下ろしするようにしたことを特徴とす
    る舟艇の保管施設。
JP1989143090U 1989-12-13 1989-12-13 舟艇の保管施設 Expired - Lifetime JP2507538Y2 (ja)

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