JPH0787141A - ディジタル通信用イコライザの周波数オフセット補正方 式 - Google Patents

ディジタル通信用イコライザの周波数オフセット補正方 式

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JPH0787141A
JPH0787141A JP22627293A JP22627293A JPH0787141A JP H0787141 A JPH0787141 A JP H0787141A JP 22627293 A JP22627293 A JP 22627293A JP 22627293 A JP22627293 A JP 22627293A JP H0787141 A JPH0787141 A JP H0787141A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】受信信号の位相回転の変化量が1バーストを通
じて著しく異なる場合においても、各受信信号の位相を
基準位相に補正することができるディジタル移動通信機
用イコライザを提供する。 【構成】1バーストを複数のブロックに分割した受信信
号からそのブロックに属する受信信号の周波数オフセッ
トを推定する。一例として、時刻0〜時刻(N−1)T
のNT時間にわたる位相回転の平均値から求めた1シン
ボル当りの位相回転cosθA とsinθA 、時刻−
(N−1)〜時刻0のNT時間にわたる位相回転の平均
値から求めた1シンボルあたりの位相回転cosθB
sinθB を周波数オフセット推定値とし、各ブロック
毎に推定した周波数オフセット推定値を用いてそのブロ
ックに属する受信信号の周波数オフセットを補正する。 【効果】位相回転の変化量が1バーストを通じて著しく
異なる場合であっても各受信信号の位相を基準位相に補
正することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル移動通信機の
イコライザの周波数オフセット補正処理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、このディジタル移動通信機にお
ける周波数オフセット補正機能を有するイコライザの動
作フロー図であり、図5はその1バースト分の受信信号
一例のフォーマット図である。欧州ディジタル・セルラ
・システムであるGSM/PCNの場合は1バーストは
142シンボルから構成され、中央26シンボルはトレ
ーニング・シーケンスBという固定値、それ以外のA,
Cがインフォメーションを示すエンクリプティド・ビッ
トになっている。以下、このGSM/PCNシステムを
想定して説明する。
【0003】図4を用いてイコライザ処理について説明
する。このイコライザの処理は、その処理の性質からD
SP(ディジタル・シグナル・プロセッサ)で実現する
ことが多い。図4において、RAM10と示されている
プロックはDSPの内蔵RAMを示し、その他のブロッ
クはプログラムによってDSPで処理される。または特
別なバードウエアで処理される機能を示す。
【0004】最初に、ステップ11で1バースト分の信
号を受信し、RAM10に蓄積する。ステップ12では
このRAM10に蓄積された1バースト分の受信信号の
トレーニング・シーケンスから通信路推定を行う。この
通信路推定(12)で求められるデータは、推定された
通信路のインパルス・レスポンスであり、このインパル
ス・レスポンスをステップ13でRAM10に格納す
る。
【0005】次に、このステップ13で推定されたイン
パルス・レスポンスをフィルタ係数にして、ステップ1
6で受信信号に対して整合フィルタを演算する。このス
テップ16の整合フィルタ演算によって受信信号のキャ
リア成分を常に抽出することができるようになり、この
結果もステップ17でRAM10に格納する。次のステ
ップ18で、このRAM17に蓄えられた整合フィルタ
の出力信号から周波数オフセット推定を行い、ステップ
19でこの周波数オフセット推定値を用いて整合フィル
タの出力信号に対して周波数オフセット補正を行い、こ
の結果もステップ20でRAMに格納する。この周波数
オフセット補正された受信信号をプランチ・メトリック
の整合フィルタ出力特性に依存する項(メトリックA)
とする。この周波数オフセット推定と補正については後
述する。
【0006】一方、ステップ13でRAMに蓄えられた
推定されたインパルス・レスポンスから、ステップ14
でブランチ・メトリックの通信路特性に依存する項(メ
トリックB)を演算し、この結果もステップ15でRA
Mに格納する。これらステップ20,15でRAMから
のメトリックAとメトリックBを加算すると、ステップ
21で各受信時点のブランチ・メトリックが求められ
る。このようにして得られたブランチ・メトリックを、
ステップ22でACS(アド・コンペア・セレクト)演
算またはハードウエアで構成されたACS回路に入力す
ることによって復号バーストを得ることができる。これ
ら一連のイコライザ処理については既知の技術である。
【0007】次に従来の周波数オフセット推定について
説明する。時刻0〜時刻(N−1)TのNT時間にわた
る整合フィルタ出力y(k)’の自乗平均値E
(y’2 )の実数部Reと虚数部Imとの比はθを周波
数オフセットによる1シンボル時間あたりの位相回転変
化量、φを基準位相とすると、次式(1)のようにθ、
φおよびNのみによって定められている。
【0008】
【0009】時刻0における整合フィルタ出力が、整合
フィルタのフィルタ係数を求めるのに用いたトレーニン
グ・シーケンスのセンターを入力とするものであれば、
基準位相φは0とみなせるので、Nを予め定めておけれ
ばθを推定することができる。この整合フィルタ出力信
号の自乗平均値から位相回転変化量を求めることは既知
である。
【0010】時刻0〜時刻(N−1)TのNT時間にお
けるθA および時刻−(N−1)T〜時刻0のNT時間
におけるθB は、次の(2)式で示される。
【0011】
【0012】また、時刻−(N−1)T〜時刻(N−
1)Tの2NT時間におけるθ=(θA −θB )/2
は、次の(3)式で示される。
【0013】
【0014】ここで、これらの式を次の記号で置き換え
る。
【0015】
【0016】これらは、Re,Im座標系で図6のよう
に示される。すなわち、Aが時刻0〜時刻(N−1)T
の時間NTにわたる位相回転変化量、Bが時刻−(N−
1)T〜時刻0の時間NTにわたる位相回転変化量であ
り、整合フィルタ出力の二乗平均値の実数部RA ,RB
およびその虚数部IA ,IB で示される。
【0017】以上のようにして、時刻−(N−1)T〜
時刻(N−1)Tの2NT時間にあわたる周波数オフセ
ットによる位相回転変化量(A−B)の位相回転cos
成分、sin成分は、次の(4),(5)式を用いて求
めることができる。
【0018】
【0019】これらの値を2Nで除算した値が、1T時
間あたりの、つまり1シンボル時間当りの位相回転co
s成分(=cosθ)、sin成分(sinθ)とな
る。プログラム上ではsin(A−B)またはcos
(A−B)の値を二乗し、計算式から平方根をなくし、
この値からテーブル参照でcosθ、sinθを得るよ
うにすると便利である。ここで、cosθ、sinθを
周波数オフセット推定値と呼ぶ。
【0020】次に、ここで求めた周波数オフセット推定
値cosθ、sinθによる周波数オフセット補正につ
いて説明する。周波数オフセット補正とは受信信号の位
相を基準位相φになるように補正することである。以下
の説明において、RAX は整合フィルタの出力信号のc
os成分、IAX は整合フィルタの出力信号のsin成
分である。ただし時刻0〜時刻(N−1)Tに受信した
信号とする。また、RAX ’、IAX ’は周波数オフセ
ット補正後の信号を示す。なお添え字X はサンプル・ナ
ンバを示す。
【0021】RBX は整合フィルタの出力信号のcos
成分、IBX は整合フィルタの出力信号のsin成分で
ある。ただし時刻−(N−1)T〜時刻0に受信した信
号とする。RBX ’、IBX ’は周波数オフセット補正
後の信号を示す。この周波数オフセットの補正は、時刻
0〜時刻(N−1)Tに受信した信号に対してと、時刻
−(N−1)T〜時刻0に受信した信号に対してとに分
割して行う。
【0022】時刻0〜時刻(N−1)Tに受信した信号
に対する周波数オフセットの補正において、RA0 ,I
0 に対する周波数オフセットcos0α,sin0α
および周波数オフセット補正RA0 ’,IA0 ’は次の
ように示され、またRA1 ,IA1 に対する周波数オフ
セットcos1α,sin1αおよび周波数オフセット
補正RA1 ’,IA1 ’と、…RAN-1 ,IAN-1 に対
する周波数オフセットcos(N−1)α,sin(N
−1)αおよび周波数オフセット補正RAN-1’,IA
N-1 ’も次のように示される。
【0023】
【0024】同様にして、時刻−(N−1)T〜時刻0
に受信した信号に対する周波数オフセットの補正におい
て、RB0 ,IB0 に対する周波数オフセットcos0
β,sin0βおよび周波数オフセット補正RB0 ’,
IB0 ’と、またRB1 ,IB1 に対する周波数オフセ
ットcos1β,sin1βおよび周波数オフセット補
正RB1 ’,IB1 ’と、…RBN-1 ,IBN-1 に対す
る周波数オフセットcos(N−1)β,sin(N−
1)βおよび周波数オフセット補正RBN-1 ’,IB
N-1 ’は次のように示される。
【0025】
【0026】以上のように、2NT時間にわたる位相回
転の平均値から求めた1シンボルあたりの位相回転si
nθ、cosθを周波数オフセット推定値として周波数
オフセット補正を行うと、この様子は、図7のように示
される。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】この従来の方式による
と、2NT時間にわたる位相回転変化量の平均値から求
めた1シンボルあたりの位相回転sinθ、cosθを
周波数オフセット推定値として周波数オフセット補正を
行っているため、時刻0を中心として位相回転が均等に
生じている場合は問題がないが、図3に示すように時刻
−(N−1)T〜時刻0と時刻0〜時刻(N−1)Tと
のNT時間で著しく位相回転変化量が異なる場合は、周
波数オフセット補正後の位相は基準位相φにならないと
いう問題が生じる。
【0028】図8は時刻−(N−1)T〜時刻0と時刻
0〜時刻(N−1)Tで著しく位相回転変化量が異なる
受信信号に対する従来の方式による周波数オフセット補
正を行った場合の様子を示す座標図である。つまり、2
NT時間にわたる位相回転の平均値から求めた1シンボ
ルあたりの位相回転sinθ、cosθを周波数オフセ
ット推定値として従来の方式の周波数オフセット補正を
行うと補正後の位相は基準φにならない。情報を伝搬す
る搬送周波数が比較的低い数百MHz帯の周波数の場合
は、位相回転の揺らぎが1バーストを通じて少ないため
このような問題は生じ難いが、比較的高いGHzの周波
数の場合は位相が回転しやすいので問題になりやすい。
また、1バーストのシンボル数が多くなるほど位相回転
の揺らぎが大きくなり問題となる。
【0029】本発明の目的は、かかる問題点を解決し、
位相回転の変化量が1バーストを通じて著しく異なる場
合であっても、各受信信号の位相を基準位相φに補正す
ることができるディジタル通信用イコライザの周波数オ
フセット補正方式を提供することにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、1バー
スト分の受信信号を入力として、マルチパス・フェージ
ングによる受信信号の符号間干渉を軽減し復号処理を行
うディジタル通信用イコライザの周波数オフセット補正
方式において、前記1バースト分の受信信号を複数のブ
ロックに分割して受信したブロック別受信信号からそれ
ら各ブロックに属する受信信号の周波数オフセットを推
定し、これらブロック毎に推定した前記各周波数オフセ
ット推定値を用いて前記各ブロックに属する受信信号の
周波数オフセットをそれぞれ補正して全体のオフセット
補正を行うようにしたことを特徴とする。
【0031】
【実施例】本発明の周波数オフセット補正方式は、1バ
ーストを複数のブロックに分割した受信信号からそのブ
ロックに属する受信信号の周波数オフセットを推定し、
ブロック毎に推定した周波数オフセット推定値を用いて
そのブロックに属する受信信号の周波数オフセットを補
正している。
【0032】例えば、本発明の一実施例として、1バー
ストを2ブロック化した場合は、時刻0〜時刻(N−
1)TのNT時間における受信信号から求めた1シンボ
ル時間あたりの周波数オフセットcos成分(=cos
θA )とsin成分(=sinθA )とを用いてこの区
間で受信した信号の周波数オフセット補正を行う。同様
に、時刻−(N−1)T〜時刻0のNT時間における受
信信号から求めた1シンボル時間あたりの周波数オフセ
ットcos成分(cosθB )とsin成分(=sin
θB )を用いてこの区間で受信した信号の周波数オフセ
ット補正を行う。
【0033】この1バーストを2ブロック化した場合の
処理を以下に説明する。まず、時刻0時刻(N−1)T
のNT時間にわたる周波数オフセットによる位相回転c
os成分とsin成分は次式で求めることができる。
【0034】
【0035】これらの値をNで除算した値が、時刻0〜
時刻(N−1)TのNT時間における1T時間あたり
の、つまり1シンボル時間あたりの位相回転cos成分
(=cosθA )、sin成分(=sinθA )とな
る。
【0036】プログラ上では従来技術と同様に、sin
2 Aまたはcos2 Aの値からテーブル参照で1シンボ
ル時間あたりの位相回転を得るようにすると便利であ
る。テーブル参照で求めた1シンボル時間あたりの位相
回転cosθA 、sinθA を周波数オフセット推定値
とする。
【0037】同様に、時刻−(N−1)〜時刻0とNT
時間にわたる周波数オフセットによる位相回転cos成
分cosBとsin成分sinBは、前の(8)式のR
A ,IA をRB ,IB に置換えて求めることができる。
【0038】これらの値をNで除算した値が、時刻0〜
時刻(N−1)TのNT時間における1T時間あたり
の、つまり1シンボル時間あたりの位相回転cos成分
(=cosθB )、sin成分(=sinθB )とな
る。この結果から求められる1シンボル時間あたりの位
相回転cosθB 、sinθB を周波数オフセット推定
値とする。
【0039】次に、このように求めた周波数オフセット
推定値cosθA 、sinθA 、cosθB 、sinθ
B による周波数オフセット補正について説明する。RA
X は整合フィルタの出力信号のcos成分、IAX は整
合フィルタの出力信号のsin成分である。ただし時刻
0〜時刻(N−1)Tに受信した信号とする。R
X’、IAX ’は周波数オフセット補正後の信号を示
す。RBX は整合フィルタの出力信号のcos成分、I
BX は整合フィルタの出力信号のsin成分である。た
だし時刻−(N−1)T〜時刻0に受信した信号とす
る。RBX ’、IBX ’は周波数オフセット補正後の信
号を示す。
【0040】時刻0〜時刻(N−1)Tに受信した信号
に対する周波数オフセットの補正において、RA0 ,I
0 に対する周波数オフセットcos0α,sin0α
および周波数オフセットcos1α,sin1αおよび
周波数オフセット補正RA1’,IA1 ’と、…RA
N-1 ,IAN-1 に対する周波数オフセットcos(N−
1)α,sin(N−1)αおよび周波数オフセット補
正RAN-1 ’,IAN-1’は、前記(6)式におけるθ
を、θA と置換えた式で表される。
【0041】また、時刻−(N−1)T〜時刻0に受信
した信号に対する周波数オフセットの補正において、R
0 ,IB0 に対する周波数オフセットcos0β,s
in0βおよび周波数オフセット補正RB0 ’,I
0 ’と、またRB1 ,IB1 に対する周波数オフセッ
トcos1β,sin1βおよび周波数オフセット補正
RB1 ’,IB1 ’と、…RBN-1 ,IBN-1 に対する
周波数オフセットcos(N−1)β,sin(N−
1)βおよび周波数オフセット補正RBN-1 ’,IB
N-1 ’は、前述の(7)式におけるθを、θB と置換え
た式で表される。
【0042】図1には、時刻0〜時刻(N−1)TのN
T時間における受信信号から求めた1シンボル時間あた
りの周波数オフセットcosθA とsinθA を用いて
この区間で受信した信号の周波数オフセット補正を行
い、時刻−(N−1)T〜時刻0のNT時間における受
信信号から求めた1シンボル時間あたりの周波数オフセ
ットcosθB とsinθB を用いてこの区間で受信し
た信号の周波数オフセット補正を行った結果、時刻−
(N−1)T〜時刻0と時刻0〜時刻(N−1)Tで著
しく受信信号の位相回転変化量が異っていても基準位相
φに位相補正されている様子を示す。このように時刻0
における基準位相φ=0として、時刻0〜時刻(N−
1)T、時刻−(N−1)T〜時刻0にバーストを分割
してそれぞれの周波数オフセット推定値を求め、これを
もとに周波数オフセット補正を行なうことができる。
【0043】しかし、1バーストのシンボル数が多い場
合には上述のように時刻0を基準として2ブロックに分
割しただけではそれぞれのブロック内において大きく位
相が変化した場合は補正後の位相はφにならない。従っ
て、1バーストのシンボル数が多い場合には、より細か
いブロック分けを行ってそれぞれの周波数オフセット補
正値(cosθ、sinθ)を求め補正を行う必要があ
る。
【0044】次に、1バーストのシンボル数が多い場合
を想定し、時刻0を基準にして4つのブロックにバース
トを分割する場合の実施例を、図2を使用して説明す
る。時刻0〜時刻(M−1)T、時刻−(M−1)〜時
刻0にわたる周波数オフセット推定値cosθAM、si
nθAM、cosθBM、sinθBMの求め方、周波数オフ
セット補正も上述したとおりである。
【0045】この後、時刻MT〜時刻(N−1)T、時
刻−(N−1)T〜時刻−MTにわたる周波数オフセッ
ト推定値cosθAN、sinθAN、cosθBN、sin
θBNを同様に求める。周波数オフセット補正時に、この
区間における最初の周波数オフセット値としてcosθ
AN、sinθANについては時刻0〜時刻(M−1)Tの
MT時間にわたる位相回転変化量AMを加算し、cos
θBN、sinθBNについては時刻−(M−1)T〜時刻
0のMT時間にわたる位相回転変化量BMを加算する。
これ以降の処理は上述したとおりである。
【0046】このように1バーストを複数ブロックに分
割してそのブロックに属する受信信号の周波数オフセッ
トを推定し、ブロック毎に推定した周波数オフセット推
定値を用いてそのブロックに属する受信信号の周波数オ
フセットを補正することが可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のディジタ
ル移動通信機用イコライザの周波数オフセット補正方式
では、位相回転の変化量が1バーストを通じて著しく異
なる場合であっても各受信信号の位相を基準位相に補正
することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例により時刻−(N−1)T〜
時刻0と時刻0〜時刻(N−1)Tで著しく位相回転が
異なる受信信号に対する周波数オフセット補正を模式的
に示した座標図。
【図2】本発明の他の実施例により1バーストを複数の
ブロックに分割した場合の周波数オフセット推定を模式
的に示した座標図。
【図3】従来例により時刻−(N−1)T〜時刻0と時
刻0〜時刻(N−1)Tで著しく位相回転変化量が異な
る様子を模式的に示した座標図。
【図4】従来例の周波数オフセット補正機能をもつイコ
ライザの動作フロー図。
【図5】一般の1バースト分の受信信号の一例のフォー
マット図。
【図6】従来例の受信信号の位相回転の様子を模式的に
示す座標図。
【図7】従来例の受信信号の周波数オフセット補正を模
式的に示す座標図。
【図8】従来例により時刻−(N−1)T〜時刻0と時
刻0〜時刻(N−1)Tで著しく位相回転変化量が異な
る受信信号の周波数オフセットを模式的に示した座標
図。
【符号の説明】
11〜22 処理ステップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1バースト分の受信信号を入力として、
    マルチパス・フェージングによる受信信号の符号間干渉
    を軽減し復号処理を行うディジタル通信用イコライザの
    周波数オフセット補正方式において、前記1バースト分
    の受信信号を複数のブロックに分割して受信したブロッ
    ク別受信信号からそれら各ブロックに属する受信信号の
    周波数オフセットを推定し、これらブロック毎に推定し
    た前記各周波数オフセット推定値を用いて前記各ブロッ
    クに属する受信信号の周波数オフセットをそれぞれ補正
    して全体のオフセット補正を行うようにしたことを特徴
    とするディジタル通信用イコライザの周波数オフセット
    補正方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6522702B1 (en) 1998-04-22 2003-02-18 Nec Corporation Radio data communication terminal

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