JPH0787049A - Tdma通信システム - Google Patents

Tdma通信システム

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JPH0787049A
JPH0787049A JP22547193A JP22547193A JPH0787049A JP H0787049 A JPH0787049 A JP H0787049A JP 22547193 A JP22547193 A JP 22547193A JP 22547193 A JP22547193 A JP 22547193A JP H0787049 A JPH0787049 A JP H0787049A
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Shinji Kanaida
新二 金井田
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Toshiba AVE Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明に係るTDMA通信システムは、シス
テムの伝送量に追従して、1フレーム中のスロット数を
変化させる。 【構成】 本発明に係るTDMA通信システムは、デー
タ通信を行う子局1、2、3、4と、この子局1、2、
3、4がデータ通信を行うためのタイムスロットの割り
当てを制御する親局0とを有する。このTDMA通信シ
ステムの前記子局1、2、3、4には、前記親局0から
送出される同期語に同期するための処理を行う同期処理
手段22と、この同期処理手段22による同期処理で同
期が確立された後に、前記親局0により指定されるパラ
メータを受けて、フレーム長とタイムスロット数とを設
定し、その後のデータ通信に供するパラメータ設定手段
24と有するデータ送受部23とが備えられている。ま
た、前記親局0には、フレーム中のタイムスロットが使
用中か否かを検出することにより、伝送量を監視する伝
送量監視手段13と、この伝送量監視手段13による監
視結果に応じて伝送速度を変更する伝送部11とが備え
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、システムのデータ伝
送量に合わせて、1フレームに含まれるタイムスロット
(以下、単にスロットという。)の数を変化させて、効
率の良いデータ通信を可能とするTDMA通信システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のTDMA通信システムにおいて
は、1フレーム中のスロット数は固定とされ、スロット
数と子局数とが対応付られていた。この従来のTDMA
通信システムにおいては、1フレーム中のスロット数に
応じた伝送量で伝送が行われているときには問題がない
が、各子局が常に送受するデータがあるとは限らず、場
合によっては空きスロットが多くなってシステムの効率
が低下するという問題があった。
【0003】そこで、スロット数を少なくして1フレー
ムの長さを短くしておいて、要求のある子局にスロット
を割り当てる方式もあるが、この方式によると、システ
ムの拡張等の場合に、子局数が増加すると、子局の要求
に応じ切れなくなる可能性があり、係る場合には、親局
は勿論、全ての子局の構成を変える必要が生じるという
問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】また、伝送量の増大に
対しては、単に、スロット数を増加し、1フレームの長
さを長くして対応することも考えられるが、この手法で
は、使用に係るスロットが巡って来るまでの待ち時間
は、1フレームの長さを長くする前と同様であり、オー
バーヘッドが大きく効率が悪いという問題点がある。
【0005】本発明は上記のような従来のTDMA通信
システムが有する問題点を解決せんとしてなされたもの
で、その目的は、効率の良い通信が可能であり、また、
子局の数を後から増加させるような場合にも、子局及び
親局の構成を変更する必要なく対応できるTDMA通信
システムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では、デー
タ通信を行う子局と、この子局がデータ通信を行うため
のタイムスロットの割り当てを制御する親局とを有する
TDMA通信システムの前記子局に、前記親局から送出
される同期語に同期するための処理を行う同期処理手段
と、この同期処理手段による同期処理で同期が確立され
た後に、前記親局により指定されるパラメータを受け
て、フレーム長とタイムスロット数とを設定し、その後
のデータ通信に供するパラメータ設定手段とを有するデ
ータ送受部とを備えさせて、TDMA通信システムを構
成した。
【0007】更に本発明では、データ通信を行う子局
と、この子局がデータ通信を行うためのタイムスロット
の割り当てを制御する親局とを有するTDMA通信シス
テムの前記親局に、フレーム中のタイムスロットが使用
中か否かを検出することにより、伝送量を監視する伝送
量監視手段と、この伝送量監視手段による監視結果に応
じて伝送速度を変更する伝送部とを備えさせてTDMA
通信システムを構成した。
【0008】また、本発明の上記伝送量監視手段を、子
局からのタイムスロット割当要求に対し、現状のタイム
スロット数では当該要求に応えられない度合いを監視
し、監視結果を伝送部へ送出するように構成してTDM
A通信システムを構成した。
【0009】
【作用】上記第1の発明によると、子局では、親局から
送出される同期語に同期するための処理を行うため、伝
送速度を変更した場合にも、同期処理を行って、親局に
より指定されるパラメータを受けて、フレーム長とタイ
ムスロット数とを設定し、その後のデータ通信に供す
る。つまり、伝送速度の変更によりスロット数を増減し
て、実質的に伝送量を変更できるようになる。
【0010】また、第2の発明によると、親局では、フ
レーム中のタイムスロットが使用中か否かを検出するこ
とにより、伝送量を監視し、この監視結果により伝送速
度を変更するように働き、伝送速度の変更によりスロッ
ト数を増減して、実質的に伝送量を変更できることとな
る。
【0011】更に、親局では、子局からのタイムスロッ
ト割当要求に対し、現状のタイムスロット数では当該要
求に応えられない度合いを監視し、この監視結果により
伝送速度を変更するように働き、伝送速度の変更により
スロット数を増減して、実質的に伝送量を変更できるこ
ととなる。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の実施例
に係るTDMA通信システムを説明する。図2には、T
DMA通信システムの構成例が示されている。このTD
MA通信システムでは親局0と子局1、2、3、4と
が、通信衛星5を介して通信を行う。親局0と子局1、
2、3、4とは共に、定められたタイムスロットで送信
を行い、通信衛星5は送信されてくる情報を受信し、こ
れを受信順で地球局(親局0と子局1、2、3、4)に
送信する。
【0013】図1には、親局0及び子局1、2、3、4
の要部構成が示されている。子局1、2、3、4の構成
は等しいので、子局1のみの構成例を示し、他を代表す
る。親局0には、信号の送受を行う伝送部11、子局
1、2、3、4からの送信要求に応じてスロットの割り
当てを行うスロット割当手段12、このスロット割当手
段12によるスロットの割り当て状況に係る情報を得
て、システムの伝送量を監視する伝送量監視手段13、
この伝送量監視手段13による監視結果に基づき、フレ
ーム長、スロット数、伝送速度等のパラメータを管理す
るパラメータ管理手段14が備えられている。更に、上
記の伝送部11には、異なる周波数の伝送クロックを提
供する複数のクロック源15−1〜15−kが付設さ
れ、また、伝送部11には、上記パラメータ管理手段1
4から与えられる伝送速度の変更指示に応じて、クロッ
ク源15−1〜15−kの中から所要のクロック源を選
択して、伝送クロックを得る伝送クロック選択手段16
が備えられている。
【0014】一方、子局1には、信号の送受を行う伝送
部21、伝送部21が受け取った信号に基づき伝送クロ
ックを再生し、フレーム同期を行う同期処理手段22、
伝送部21及びデータ端末に接続され、データ端末より
送られた情報を伝送部21へ送出し、また、伝送部21
から受け取った情報をデータ端末へ送出するデータ送受
部23が備えられている。データ送受部23には、伝送
部21から送出される親局0から送られてきた情報に含
まれるフレーム長やスロット数等のパラメータを取り出
し、このパラメータを設定して、その後の通信に供する
パラメータ設定手段24、データ端末からの要求を受け
て、送信要求と共に必要な数のスロットを親局0に要求
して獲得するスロット獲得手段25が備えられている。
【0015】上記のように構成されたTDMA通信シス
テムでは、図3に示されるシーケンスによって、回線接
続から回線切断までの処理がなされる。この場合、同シ
ステムでは、1フレームを図4に示すフォーマットとし
て、通信を行う。即ち、1フレームの先頭には、フレー
ム同期語UWのスロットが位置し、次に、フレーム長や
1フレーム中のスロット数の情報がセットされたフレー
ム情報FIのスロットが位置する。更に、フレーム情報
FIのスロットに次いで、親局0から子局の呼出、スロ
ットの割り当て指示に係る情報がセットされる共通スロ
ットCSが配置され、次に、子局から親局0への送信要
求等をセットするための共通スロットSSが配置されて
いる。この共通スロットSSの以降には、子局が相互に
通信を行うためのn個の通信用個別スロットが配置され
る。
【0016】図5には、上記の1フレームの内、親局0
が送信する信号の部分のフォーマットがより詳細に示さ
れている。上記の図4のフォーマットにおいては示さな
かったが、フレーム同期語UWの前には、子局が親局0
のデータタイミングに同期するためのビットがセットさ
れるビットタイミング同期区間BTRが配置され、更
に、このビットタイミング同期区間BTRの前には、子
局が親局0の搬送波に同期するための信号が送られる搬
送波位相同期区間CPSが設けられる。
【0017】図6、図7には、フレーム同期語UWに続
くフレーム情報FIの構成例が示されている。即ち、フ
レーム情報FIにはフレーム長FL、スロット総数TS
N、スロット使用状況SUI、フレーム番号FNがセッ
トされる。スロット使用状況SUIは、重要な情報であ
るので、同一の情報が3度繰り返して送信されるように
構成され、各SUIはスロット総数TSNと同一のビッ
ト数を有し、各ビットが各スロットに対応している。
【0018】共通スロットCS、SSは、例えば、図8
に示されるフォーマットで使用される。共通スロットC
S、SSは、前後をガードビットGBに挟まれ、先頭側
のガードビットGBに続いて自局タイミング確認用同期
語SSWが配置され、次いで、送(送信側)子局番号S
ETN、受(受信側)子局番号RETN、使用スロット
数USN、オプションデータOPDがセットされる。
【0019】更に、図9には、子局が使用する通信用個
別スロットの送信電波のフォーマットが示されている。
この通信用個別スロットは、電波の送信がなされないガ
ードタイムGTに挟まれ、搬送波立上がり時間CRT、
自局タイミング確認用同期語区間SSWが続き、この後
に、実際のデータDATAがセットされ、次いで、搬送
波立ち下がり時間CFTが続くように構成される。上記
の実際のデータDATA領域は、図10に示されるよう
に、ガードビットGBに挟まれており、先頭側のガード
ビットGBには、自局タイミング確認用同期語SSWが
セットされ、更に、送子局番号SETNがセットされ、
これに次いで、アラーム等の子局の状態表示信号がセッ
トされ、これに次いでユーザデータがセットされる。
【0020】以上のような構成を有し、前述のフォーマ
ットのデータにより通信を行うシステムにおいては、各
子局は、親局からの情報を受けて親局0にフレーム同期
した状態となっている必要がある。そこで、各子局で
は、図16に示すフローチャートに従って、同期処理を
実行し、フレーム同期の状態となる。
【0021】上記図16のフローチャートのプログラム
の実行により、フレーム同期の状態となり、この状態に
おいて待機しているときに、図3に示されるように、子
局1において、子局2への送信要求が発生したとする。
すると、子局1のスロット獲得手段25は、共通スロッ
トSSが空いていることを検出し、空いているときに
は、必要な情報(送子局番号SETN、受子局番号RE
TN、使用スロット数USN、送信要求SCH、オプシ
ョンデータOPD)を共通スロットSSにセットして送
信する。すると、親局0では、図11に示されるフロー
チャートによる処理のプログラムが起動される。即ち、
共通スロットSSの情報は、伝送部11により取り込ま
れ(31)、送信要求SCHが含まれているかの検出が
なされる(32)。そこで、送信要求SCHが含まれて
いなければ、再びステップ31へ戻って動作が続けられ
るが、送信要求SCHが含まれているときには、スロッ
ト割当手段12が起動され、上記共通スロットSSにセ
ットされていた使用スロット数USNを取り出し、空き
スロット数をチェックし(33)、要求に係るスロット
数を与えられるか否かを検出する(34)。
【0022】上記において、割り当てるスロットがある
ときには、いずれのスロットを当該子局1に割り当てる
のかを決定すると共に(35)、相手側の子局2に割り
当てるスロットを決定する(36)。そして、親局0の
スロット割当手段12は、最初に、共通スロットCSを
用いて、要求局である子局1へスロットの割り当てを行
う情報を送出し(37)、次に、子局23を呼び出すと
共に、この呼出信号に係る共通スロットCSにおいて、
スロットの割り当てを行う(38)。即ち、親局0は、
共通スロットCSのオプションデータOPDに、割当ス
ロット番号がセットされて送られる。
【0023】上記の親局0から子局2への受信局呼出信
号の送信に対して、子局2から呼出応答信号が返送され
ると、親局0の伝送部11はこれを受け取り、子局1及
び子局2へ通信スロット使用許可をオプションデータO
PDにセットした共通スロットCSを送信し(39)、
以下、ステップ31からの動作を続ける。子局1と子局
2との間では、これ以降、図3のシーケンスに示される
通りの回線制御がなされる。
【0024】一方、上記のステップ34において、要求
されたスロット数の空きスロットがない場合には、フレ
ーム長スロット数変更処理を実行し(30)、ステップ
33へ戻って動作を継続する。ここに、フレーム長スロ
ット数変更処理は伝送速度の変更を伴うので、通信を行
っている子局があるときに行うと、当該通信が異常とな
ってしまう。そこで、本実施例では、図12に示される
ように処理を行う。
【0025】即ち、スロット数が不足しているときに
は、親局0のスロット割当手段12は、共通スロットC
SのオプションデータOPDに要求の却下を示す情報を
セットして送信要求局である子局1へ送出する(4
1)。このとき、親局0の伝送量監視手段13は、却下
を示す情報を受けて、図示せぬ却下数レジスタHの値を
『1』歩進すると共に、要求のあったスロット数を他の
レジスタに累積しておく(42)。次に、却下数レジス
タHの値が予め定められた所定数以上となったかを検出
する(43)。つまり、ここでは、空きスロット数を越
えるスロット数の要求が所定以上あった場合を検出し、
伝送量の監視を行っている。従って、空きスロット数を
越えるスロット数の要求を単に累積するのみならず、他
の実施例においては、所定時間内の係る要求の累積値が
所定以上となったことを条件に、1フレーム内のスロッ
ト数及び伝送速度を変更すべく、伝送量の監視を行うよ
うにする。
【0026】上記のステップ43において、所定数以上
となっていない場合には、メイン処理にリターンし、逆
に、所定数以上となっている場合には、新たな伝送速度
を決定する。即ち、それまでに、どれだけのスロット数
が要求されたにも拘らず却下されたスロット数の累積値
を上記の他のレジスタから求め、このスロット数を現在
の最大スロット数に加えて、必要なスロット数を求め、
この求めたスロット数を現在と同じ1フレームの時間に
割り付けるとしたときに、必要となる伝送速度を求める
(44)。
【0027】1スロットのビット数DNは、固定である
ほうが好適と考えられるので、全スロット数をNとし、
フレーム長をFLとし、データ伝送速度をRとすると、
N=FL÷(R×DN)であるから、これより、データ
伝送速度Rを求める。なお、通信用個別スロットの数T
SNは、全スロット数N以下となる。
【0028】上記のようにして伝送速度Rが求まるが、
この実施例では、伝送速度を連続的に変化させることは
せずに、クロック源15−1〜15−kから選択するた
め、求めた伝送速度Rに近い伝送速度を実現するクロッ
ク源が決定される。次に、親局0は初期化を実行する
(45)。この初期化時の動作が図13のフローチャー
トに示されている。即ち、初期フレームを送出し(8
1)、全子局に対し、送波を停止させる命令を送信し
(82)、送信している子局があるかを検出し(8
3)、全ての子局が送信を止めた後に、送信要求の受付
けへと移行する。
【0029】図14には、上記の初期化時において、親
局0が各子局に対し、回線を解放させる時のシーケンス
が示されている。同図に示されるように、親局0は共通
スロットCSを用いて、回線解放の要求を子局に対して
送出し、子局はこれに応えて回線解放を親局0へ通知す
る。そこで、親局0は、子局に対して回線解放確認を共
通スロットCSにより送信して、その後送信要求の受付
けが開始される。
【0030】親局0では、図12に示される通り、ステ
ップ45において初期化を行った後に伝送(クロック)
速度を変更してフレームを送り(46)、送信要求の受
付けへと遷移する(47)。また、本実施例では、親局
0の伝送量監視手段13が、図15に示されるフローチ
ャートのプログラムに基づきフレーム中のスロットが使
用中か否かを検出して、伝送速度を変更する処理を行
う。即ち、システムが立ち上げられると、使用中のスロ
ット数を格納するためのBレジスタを初期化し(5
1)、親局0のスロット割当手段12から送られる情報
がセットされる共通スロットCSがあるときには取り込
み(52)、このスロット中にスロットの割当に係る情
報が含まれているかを検出し(53)、スロットの割当
に係る情報が含まれているときには、割り当てたスロッ
ト数をBレジスタに加え(54)、更に、子局から親局
0へ送られる共通スロットSSがあるときにはこれを取
り込み(55)これに通信終了がセットされているかを
検出する(56)。ここで、通信終了がセットされてい
るときには、Bレジスタから通信終了によって空きとな
ったスロット数を引いておく(57)。このようにし
て、処理が続けられるうちに、Bレジスタに格納されて
いるスロット数が所定数(伝送速度を低下させるべき
値)以下となると、ステップ58における判定により図
12のフローチャートのステップ44へ進むことにな
る。
【0031】つまり、図12のフローチャートによる処
理のみでは、空きスロットの数が少なくなったときに1
フレーム中のスロット数を増加させて必要なスロット数
を確保するだけに留まり、空きスロット数が多くなり、
無駄が生じているときに対応できない。そこで、図15
のフローチャートによる伝送量の監視を行い、適正なス
ロット数に戻す処理が上記処理である。従って、図15
のステップ58から図12のフローチャートのステップ
44へ進むと、データ伝送速度Rを前述のようにして求
めるのであるが、この結果は、データ伝送速度が遅くな
る方向への決定がなされ、これに必要なクロック源がク
ロック源15−1〜15−kから選択される。
【0032】以上のようにして、伝送速度が選択され、
新たな伝送速度、フレーム長及びスロット数により送信
要求の受付けが開始される。親局0のパラメータ管理手
段14は伝送部に指示を与え、伝送速度、フレーム長及
びスロット数を変更させる。フレーム長及びスロット数
は、フレーム情報FIにセットされて送られる。このと
き、子局の同期処理手段22及びパラメータ設定手段2
4は、図16のフローチャートに基づく動作を行う。即
ち、TDM波を取り込み(91)、同期語区間UWを検
出する(92)。このとき、まず搬送波位相同期区間C
PSにおける同期に続き、ビットタイミング同期区間B
TRにおけるビット同期を行う。このとき、同期できな
ければ、検出クロックの周波数を変更するなどして(親
局0のクロック源15−1〜15−kに相当の構成を有
する。)ビット同期し、更に、同期語区間UWを検出す
る。この同期語区間UWにおける検出は、同期語の検出
は、前方/後方保護により誤検出を防止しながら行われ
る。同期語区間UWにおける検出に次いで、フレーム情
報FIの抽出がなされ(93)、抽出したフレーム情報
FIからフレーム長FLとスロット数TSN(N)とを
取り出し、設定を行って、次の1フレームの検出に備え
る(94)。つまり、フレーム同期がとれているかを、
次のサイクルの1フレームないし数フレームで検出し
(95)、フレーム同期がとれているときにはデータ端
末からの送信要求待ちの状態となる。
【0033】上記のように、データ端末からの送信要求
待ちの状態にある子局が送信要求を受けて動作するとき
のフローチャートが図17及び図18に示されている。
即ち、待ち状態では送信要求の有無を検出しており(6
1)、送信要求があると、共通スロットCS、SSをチ
ェックし(62)、他の子局により共通スロットが使用
されているか否かを検出する(63)。ここで、使用中
であれば、WT時間待ちに入り(64)、N回目のフレ
ームまで待ったかを検出し(65)、N回目のフレーム
まで待った場合には、送信が不可能であることをデータ
端末に通知するなどの取消処理を実行する(66)。こ
の場合には、改めて、データ端末よりの送信要求がなさ
れる。
【0034】一方、共通スロットが他の子局に使用され
ていないときには、送信フレームの発生を待ち(6
7)、送信要求信号を共通スロットSSにセットして送
出する(68)。即ち、子局のスロット獲得手段25
が、共通スロットSSに送(送信側)子局番号SET
N、受(受信側)子局番号RETN、使用スロット数U
SN、送信要求信号SCH、オプションデータOPDを
セットして、送出する。次に、通信衛星5を介して、送
り返されてくる共通スロットSSを検出し、この中の自
局タイミング確認用同期語STW(送るときはSSWで
あった)を検出し、この位置が1フレーム分であるか
(同期がとれているか)を検出する(70)。同期がと
れていないときにはその位置に応じて、送信タイミング
を後方へ換えて(72)或いは前方に換えて(71)、
共通スロットSSの送信を行う。適正な位置であると、
親局0から送られる共通スロットCSを待ち(73、7
4)、N回目のフレームまで待った場合には、送信が不
可能であることをデータ端末に通知するなどの取消処理
を実行する(75、76)。
【0035】共通スロットCSが到来すると、自局用か
を検出し(78)、自局用でなければ、ステップ73か
らの動作が繰り返される。自局用であると、使用許可に
係るスロット番号等のパラメータを取り込み、パラメー
タ設定手段24がこのパラメータをセットして、当該パ
ラメータによる通信に備え(79)、親局0からの送信
許可を待つ。親局0からの送信許可が到来した以降の処
理は、図3のシーケンスに示す通りである。
【0036】以上の通りにして、処理がなされる結果、
スロット数が不足すると、伝送速度を速めてスロット数
の確保がなされ、伝送量に応じたスロット数による通信
が保証される。一方、スロット数が過剰となると、伝送
速度を遅くして、スロット数が減少され適正なスロット
数による通信がなされる。同一の送信電力では、送信レ
ベルに対する伝送速度及び送信帯域幅の関係を示すと、
図19のようであるから、スロット数が少なくても良い
時には、伝送速度を遅くすることにより所望の送信帯域
幅でありながら、送信電力を抑制し効率的な通信を確保
できる。
【0037】なお、実施例においては、伝送クロックを
クロック源を選択するようにしたが、他の実施例では、
連続的に周波数を変更できるクロック源を備え、これに
より所望の周波数を得て伝送速度を換えるようにする。
これによっても、実施例と同様の効果が得られる。ま
た、実施例では1スロットのビット数を変更せぬように
したが、他の実施例ではこれを変更する。この場合に
は、変更の毎に1スロットのビット数が通知される。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明によれ
ば、子局では、親局から送出される同期語に同期するた
めの処理を行うため、伝送速度を変更した場合にも、同
期処理を行って、親局により指定されるパラメータを受
けて、フレーム長とタイムスロット数とを設定し、その
後のデータ通信に供することにより、伝送速度の変更時
にスロット数を増減して、実質的に伝送量を変更できる
ようになり、適切なスロットによる通信を保証する。
【0039】また、第2の発明によれば、親局では、フ
レーム中のタイムスロットが使用中か否かを検出するこ
とにより、伝送量を監視し、この監視結果により伝送速
度を変更するように働き、伝送速度の変更によりスロッ
ト数を増減して、実質的に伝送量を変更できることとな
る。加えて、親局では、子局からのタイムスロット割当
要求に対し、現状のタイムスロット数では当該要求に応
えられない度合いを監視し、この監視結果により伝送速
度を変更するように働き、伝送速度の変更によりスロッ
ト数を増減して、実質的に伝送量を変更できることとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るTDMA通信システムの
要部構成図。
【図2】本発明の実施例に係るTDMA通信システムの
概要を示す図。
【図3】本発明の実施例に係るTDMA通信システムに
おける回線接続のシーケンスを示す図。
【図4】本発明の実施例に係るTDMA通信システムで
採用される1フレームの構成図。
【図5】本発明の実施例に係るTDMA通信システムで
採用される1フレーム中の親局の送出信号フォーマット
を示す図。
【図6】本発明の実施例に係るTDMA通信システムで
採用される1フレーム中のフレーム情報FIの構成例を
示す図。
【図7】本発明の実施例に係るTDMA通信システムで
採用される1フレーム中のフレーム情報FIに含まれる
スロット使用情報の構成例を示す図。
【図8】本発明の実施例に係るTDMA通信システムで
採用される1フレーム中の共通スロットのフォーマット
を示す図。
【図9】本発明の実施例に係るTDMA通信システムで
採用される1フレーム中の子局より送信される電波のフ
ォーマットを示す図。
【図10】本発明の実施例に係るTDMA通信システム
で採用される1フレーム中の子局より送信されるスロッ
トのフォーマットを示す図。
【図11】本発明の実施例に係るTDMA通信システム
の親局の送信要求発生時の動作を示すフローチャート。
【図12】本発明の実施例に係るTDMA通信システム
の親局の送信要求発生時の動作を示すフローチャート。
【図13】本発明の実施例に係るTDMA通信システム
の親局の回線初期化時の動作を示すフローチャート。
【図14】本発明の実施例に係るTDMA通信システム
における親局からの回線解放を行わせる動作のシーケン
スを示す図。
【図15】本発明の実施例に係るTDMA通信システム
の親局の伝送量監視時の動作を示すフローチャート。
【図16】本発明の実施例に係るTDMA通信システム
の子局の初期動作時の動作を示すフローチャート。
【図17】本発明の実施例に係るTDMA通信システム
の子局の送信スロット獲得時の動作を示すフローチャー
ト。
【図18】本発明の実施例に係るTDMA通信システム
の子局の送信スロット獲得時の動作を示すフローチャー
ト。
【図19】同一送信電力における伝送速度と送信帯域幅
及び送信レベルの関係を示す図。
【符号の説明】
0 親局 2、3、4 子
局 11 伝送部 12 スロット
割当手段 13 伝送量監視手段 14 パラメー
タ管理手段 15−1〜15−k クロック源 16 伝送クロ
ック選択手段 21 伝送部 22 同期処理
手段 23 データ送受部 24 パラメー
タ設定手段 25 スロット獲得手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ通信を行う子局と、この子局がデ
    ータ通信を行うためのタイムスロットの割り当てを制御
    する親局とを有するTDMA通信システムにおいて、 前記子局には、 前記親局から送出される同期語に同期するための処理を
    行う同期処理手段と、 この同期処理手段による同期処理で同期が確立された後
    に、前記親局により指定されるパラメータを受けて、フ
    レーム長とタイムスロット数とを設定し、その後のデー
    タ通信に供するパラメータ設定手段と有するデータ送受
    部とが備えられていることを特徴とするTDMA通信シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 データ通信を行う子局と、この子局がデ
    ータ通信を行うためのタイムスロットの割り当てを制御
    する親局とを有するTDMA通信システムにおいて、 前記親局には、 フレーム中のタイムスロットが使用中か否かを検出する
    ことにより、伝送量を監視する伝送量監視手段と、 この伝送量監視手段による監視結果に応じて伝送速度を
    変更する伝送部とが備えられていることを特徴とするT
    DMA通信システム。
  3. 【請求項3】 伝送量監視手段は、 子局からのタイムスロット割当要求に対し、現状のタイ
    ムスロット数では当該要求に応えられない度合いを監視
    し、監視結果を伝送部へ送出することを特徴とする請求
    項2記載のTDMA通信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100318968B1 (ko) * 1998-11-16 2001-12-29 윤종용 시분할 다중 접속방식의 무선 네트워크에서 다중단일-위상 액세스를 위한 장치 및 방법
CN117234993A (zh) * 2023-11-15 2023-12-15 浙江禾川科技股份有限公司 一种参数同步方法、装置、设备及存储介质

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