JP2002217878A - 無線データ通信システム - Google Patents

無線データ通信システム

Info

Publication number
JP2002217878A
JP2002217878A JP2001009636A JP2001009636A JP2002217878A JP 2002217878 A JP2002217878 A JP 2002217878A JP 2001009636 A JP2001009636 A JP 2001009636A JP 2001009636 A JP2001009636 A JP 2001009636A JP 2002217878 A JP2002217878 A JP 2002217878A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
station device
time
slave station
master station
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001009636A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Yamamoto
和弘 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kokusai Electric Inc filed Critical Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority to JP2001009636A priority Critical patent/JP2002217878A/ja
Publication of JP2002217878A publication Critical patent/JP2002217878A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 親局装置と子局装置とがそれぞれ時間を管理
し、親局装置と子局装置とが無線によりデータ通信を行
う無線データ通信システムで、親局装置により管理され
る時間と子局装置により管理される時間とを一致させ
る。 【解決手段】 親局装置では親局時間管理手段が時間を
管理し、時間情報送信手段が管理される時間の情報を子
局装置に対して無線送信する。子局装置では子局時間管
理手段が時間を管理し、時間情報受信手段が親局装置か
ら無線送信される時間情報を受信し、時間設定手段が受
信した時間情報に基づく時間を子局時間管理手段により
管理される時間として設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、親局装置と子局装
置とがそれぞれ時間を管理する無線データ通信システム
に関し、特に、親局装置により管理される時間と子局装
置により管理される時間とを一致させる無線データ通信
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば無線LAN(Local Area Networ
k)システムや加入者無線アクセス等の無線データ通信
システムでは、親局装置と子局装置との間で無線により
データ通信が行われる。また、このような無線データ通
信システムにおける親局装置と子局装置との間での無線
通信では、例えば後述する本発明の一実施例で示す図1
に示されるような構成を有する通信フレームが用いられ
る。
【0003】一例として、このような無線データ通信シ
ステムでは、バックボーンネットワークに接続された親
局装置と、親局装置との間で無線によりデータ通信を行
う複数の子局装置とを備え、次のようにして、親局装置
と子局装置との間で無線通信を行う。すなわち、親局装
置は、当該親局装置との同期を確立するために子局装置
により用いられる報知信号を、一定期間(各フレーム)
毎に順次、通信可能な子局装置に対して無線送信する。
【0004】一方、子局装置は、親局装置から受信した
報知信号に基づいて当該親局装置との同期を確立し、当
該親局装置へのデータ通信を要求する場合には当該要求
を行うための要求信号を当該親局装置に対して無線送信
する。また、親局装置は、子局装置から無線送信された
要求信号を受信すると、当該子局装置に対して当該親局
装置へのデータ通信を許可(指示)するための許可信号
を無線送信する。
【0005】一方、子局装置は、親局装置から無線送信
された許可信号を受信すると、当該親局装置に対してデ
ータ信号を無線送信する。そして、親局装置は、子局装
置から無線送信されたデータ信号を受信すると、当該受
信したことを示す受信確認信号を当該子局装置に対して
無線送信する。
【0006】また、親局装置は、例えばバックボーンネ
ットワークを介して子局装置へのデータ信号を受信する
と、当該子局装置に対して当該子局装置へのデータ通信
を行うことを通知するための許可信号を無線送信し、そ
の後、当該子局装置に対してデータ信号を無線送信す
る。そして、子局装置は、親局装置から無線送信された
データ信号を受信すると、当該受信したことを示す受信
確認信号を当該親局装置に対して無線送信する。
【0007】また、このような無線データ通信システム
では、通常、親局装置と子局装置とのそれぞれに、日時
の情報を管理するためのCPU(Central Processing U
nit)を内蔵することや、或いは、日時の情報を管理す
るためのリアルタイムクロック(RTC)を外付けで実
装することが行われる。そして、親局装置や各子局装置
で管理される日時の情報は、例えば障害発生時の記録な
どに使用され、具体的には、障害が発生した日時を親局
装置や各子局装置で履歴として記録しておくなどのため
に使用される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような無線データ通信システムでは、RTC等により管
理される日時を設定する手段を親局装置と子局装置とで
それぞれ独立して備えていたため、親局装置により管理
される日時と子局装置により管理される日時とを一致さ
せるためには、ユーザがこれを意識して各子局装置によ
り管理される日時を親局装置により管理される日時に合
わせて設定することが必要となってしまうといった不具
合があった。
【0009】また、このようなことから、例えば親局装
置と子局装置との間で管理される日時を合わせることが
忘れられてしまった場合や、或いは、このような日時を
合わせたにもかかわらずRTC等の計時誤差によって親
局装置と子局装置との間で管理される日時がずれてしま
ったような場合には、親局装置と子局装置との間で発生
した障害を時間軸で正確に調査することなどができなく
なってしまうといった不具合があった。
【0010】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、親局装置と子局装置とがそれ
ぞれ時間を管理して、親局装置と子局装置とが無線によ
りデータ通信を行うに際して、親局装置により管理され
る時間と子局装置により管理される時間とを一致させる
ことができる無線データ通信システムを提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る無線データ通信システムでは、親局装
置と子局装置とがそれぞれ時間を管理し、親局装置と子
局装置とが無線によりデータ通信を行うに際して、次の
ような処理を行う。すなわち、親局装置では、親局時間
管理手段が時間を管理し、時間情報送信手段が親局時間
管理手段により管理される時間の情報を子局装置に対し
て無線送信する。一方、子局装置では、子局時間管理手
段が時間を管理し、時間情報受信手段が親局装置から無
線送信される時間情報を受信し、時間設定手段が受信し
た時間情報に基づく時間を子局時間管理手段により管理
される時間として設定する。
【0012】従って、親局装置により管理される時間の
情報が子局装置に対して無線送信され、当該時間情報に
基づく時間が子局装置により管理される時間として設定
されるため、親局装置により管理される時間と子局装置
により管理される時間とを一致させることができる。こ
うしたことから、例えば親局装置と子局装置とがそれぞ
れ障害の発生等に関する通信処理の履歴を保存しておく
ような場合に、親局装置で保存される履歴に含まれる時
間と子局装置で保存される履歴に含まれる時間とを一致
させることができ、これにより、親局装置と子局装置と
の間で発生した障害を時間軸で正確に調査することなど
ができる。
【0013】ここで、親局装置や子局装置により管理さ
れる時間としては、種々なものであってもよく、例えば
日時(日付と時刻)や、時刻(例えば何時何分何秒とい
う通常の時刻)や、システム内における時刻などを管理
することができる。また、親局装置や子局装置により時
間を管理する時間管理手段としては、例えば上記したR
TC等を用いて構成することができる。
【0014】また、親局装置から子局装置に対して時間
情報を送信するタイミングとしては、特に限定はない
が、例えば定期的なタイミングを用いると、親局装置と
子局装置のそれぞれにより管理される時間を当該定期的
に一致させることができて好ましい。また、後述する実
施例で示すように、例えば親局装置と子局装置との間の
同期を確立するためのスロット(報知信号スロット)を
用いて時間情報を送信する構成とすると、当該スロット
を用いて時間の同期も行えることとなって好ましい。
【0015】また、親局装置から子局装置に対して送信
される時間情報としては、例えば親局装置と子局装置の
それぞれにより管理される時間を一致させることができ
るようなものであれば、種々な情報が用いられてもよ
い。具体的には、例えば親局装置により管理される時間
そのものを示す情報を時間情報として用いることもで
き、また、例えば親局装置により管理される時間の基準
となる情報(例えば1秒単位等の基準となる時間位置を
示す情報)を時間情報として用いて、子局装置が当該基
準情報を受信したタイミング等を基準として当該親局装
置と一致する時間を設定するような構成とすることも可
能である。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例に係る無線デー
タ通信システムを図面を参照して説明する。本例の無線
データ通信システムには親局装置と複数の子局装置とが
備えられており、親局装置と子局装置とがそれぞれ時間
を管理し、親局装置と子局装置とが無線によりデータ通
信を行う。また、親局装置は、例えばバックボーンネッ
トワークに接続されており、当該バックボーンネットワ
ークを介して他の親局装置などとの間でデータ信号等を
通信する。
【0017】本例の親局装置には、本発明に係る機能手
段として、時間を管理する親局時間管理手段と、管理さ
れる時間の情報を子局装置に対して無線送信する時間情
報送信手段とが備えられている。また、本例の子局装置
には、本発明に係る機能手段として、時間を管理する子
局時間管理手段と、親局装置から無線送信される時間情
報を受信する時間情報受信手段と、受信した時間情報に
基づく時間を子局時間管理手段により管理される時間と
して設定する時間設定手段とが備えられている。
【0018】まず、本例の無線データ通信システムにお
ける親局装置と子局装置との間で行われる無線通信で用
いられる通信フレームの構成例を示す。図1(a)に
は、このような通信フレームの構成例を示してある。同
図(a)に示されるように、本例の通信フレームは連続
する複数のフレームから構成されており、1フレーム
は、1個の報知信号スロットBを格納する報知信号スロ
ット部P1と、4個の受信確認信号スロットA1〜A4
を格納する受信確認信号スロット部P2と、12個の要
求信号スロットR1〜R12を格納する要求信号スロッ
ト部P3と、4個の許可信号スロットG1〜G4を格納
する許可信号スロット部P4と、短いデータ信号に対応
した3個の短いデータ信号スロットDS1〜DS3を格
納する短データ信号スロット部P5と、長いデータ信号
に対応した1個の長いデータ信号スロットDL4を格納
する長データ信号スロット部P6とから構成されてい
る。
【0019】同図(b)には、報知信号スロット部P1
の構成例を示してあり、この報知信号スロット部P1に
は、バーストの重なりを防ぐためのガードタイムGと制
御用のバーストヘッダHとが先頭に付加された1個の報
知信号スロットBが含まれる。同図(c)には、受信確
認信号スロット部P2の構成例を示してあり、この受信
確認信号スロット部P2には、それぞれにガードタイム
GとバーストヘッダHとが先頭に付加された4個の受信
確認信号スロットA1〜A4が含まれる。
【0020】同図(d)には、要求信号スロット部P3
の構成例を示してあり、この要求信号スロット部P3に
は、それぞれにガードタイムGとバーストヘッダHとが
先頭に付加された12個の要求信号スロットR1〜R4
が含まれる。同図(e)には、許可信号スロット部P4
の構成例を示してあり、この許可信号スロット部P4に
は、それぞれにガードタイムGとバーストヘッダHとが
先頭に付加された4個の許可信号スロットG1〜G4が
含まれる。
【0021】同図(f)には、短データ信号スロット部
P5の構成例を示してあり、この短データ信号スロット
部P5には、それぞれにガードタイムGとバーストヘッ
ダHとが先頭に付加された3個の短いデータ信号スロッ
トDS1〜DS3が含まれる。同図(g)には、長デー
タ信号スロット部P6の構成例を示してあり、この長デ
ータ信号スロット部P6には、ガードタイムGとバース
トヘッダHとが先頭に付加された1個の長いデータ信号
スロットDL4が含まれる。
【0022】報知信号スロットBは、親局装置から子局
装置へ報知信号(Bch信号)を送信するために用いら
れる。報知信号は、子局装置が親局装置との間でフレー
ム同期を確立するためや、親局装置から子局装置に対し
て通信開始の許可を与えるトリガとして用いられる信号
である。また、後述するように、本例の親局装置はこの
ような報知信号に日時情報を付加して子局装置へ送信す
ることを行う。
【0023】各受信確認信号スロットA1〜A4は、親
局装置と子局装置との間で受信確認信号(Ach信号)
を通信するために用いられる。受信確認信号は、通信相
手からのデータ信号を受信したことを当該通信相手に対
して通知する信号である。具体的には、親局装置から子
局装置に対してデータ信号を送信する場合には、当該デ
ータ信号を受信した子局装置が親局装置に対して受信確
認信号を送信する。同様に、子局装置から親局装置に対
してデータ信号を送信する場合には、当該データ信号を
受信した親局装置が当該子局装置に対して受信確認信号
を送信する。データ信号を送信した側の装置(親局装置
或いは子局装置)は、通信相手(子局装置或いは親局装
置)からの受信確認信号を受信することで当該データ信
号が当該通信相手に届いたことを確認することができ
る。
【0024】各要求信号スロットR1〜R12は、子局
装置から親局装置に対して要求信号(Rch信号)を送
信するために用いられる。要求信号は、報知信号により
親局装置との同期を確立した子局装置から当該親局装置
に対して送信すべきデータ信号が発生したことを当該親
局装置に対して通知する信号である。ここで、子局装置
から親局装置に対して送信すべきデータ信号としては、
例えば当該親局装置に接続されたバックボーンネットワ
ークを介して他の子局装置に宛てたデータ信号などがあ
る。
【0025】また、子局装置は、当該子局装置から送信
される要求信号と同一の親局装置により収容される他の
子局装置から送信される要求信号とが衝突してしまう確
率を低減させるために、12個の要求信号スロットR1
〜R12の中から1個の要求信号スロットをランダムに
選択して要求信号を送信する。なお、各要求信号スロッ
トR1〜R12は、例えば親局装置の通信可能領域へ外
部から移動してきた子局装置が当該子局装置を当該親局
装置により認識させるための要求信号(応答信号)を当
該親局装置に対して送信するためにも用いられる。
【0026】各許可信号スロットG1〜G4は、親局装
置から子局装置に対して許可信号(Gch信号)を送信
するために用いられる。許可信号は、親局装置が子局装
置からの要求信号を受信した場合に当該要求に対して当
該親局装置へのデータ通信の許可を当該子局装置に対し
て通知するためや、或いは、親局装置が例えばバックボ
ーンネットワークから子局装置に対して送信すべきデー
タ信号を受信した場合にこのようなデータ信号が発生し
たことを当該子局装置に対して通知するための信号であ
る。
【0027】短い各データ信号スロットDS1〜DS3
や長いデータ信号スロットDL4は、親局装置と子局装
置との間でデータ信号(DSch信号、DLch信号)
を通信するために用いられる。データ信号は、データを
通信するための信号である。具体的には、要求信号を送
信した子局装置が親局装置から当該要求を許可信号によ
り許可された場合に当該子局装置から親局装置に対して
データ信号を送信することが行われ、また、親局装置が
子局装置へのデータ通信を通知する許可信号を当該子局
装置に対して送信した場合に当該親局装置から当該子局
装置に対してデータ信号を送信することが行われる。
【0028】なお、本例では、送信対象となるデータが
短い場合には短いデータ信号スロットDS1〜DS3を
使用する一方、送信対象となるデータが長い場合には長
いデータ信号スロットDL4を使用するように、親局装
置によりデータ信号スロットDS1〜DS3、DL4の
割り当てが行われる。
【0029】また、本例では、4個の受信確認信号スロ
ットA1〜A4と4個の許可信号スロットG1〜G4と
4個のデータ信号スロットDS1〜DS3、DL4の各
スロット番号“1”〜“4”はそれぞれ対応している。
具体的には、例えば親局装置が“1”番目の許可信号ス
ロットG1を用いて子局装置に対して許可信号を送信し
た場合には、当該子局装置は“1”番目のデータ信号ス
ロットDS1を用いて当該親局装置に対してデータ信号
を送信し、また、当該データ信号を受信した親局装置は
“1”番目の受信確認信号スロットA1を用いて当該子
局装置に対して受信確認信号を送信する。また、他のス
ロット番号“2”〜“4”についても同様である。
【0030】また、本例では、このように受信確認信号
スロットA1〜A4や許可信号スロットG1〜G4やデ
ータ信号スロットDS1〜DS3、DL4を1フレーム
中に複数(本例では、4個)設けることにより、同一の
フレームにおいて、複数の子局装置から親局装置に対し
てそれぞれデータ信号を送信することが可能となる。
【0031】次に、親局装置から子局装置に対して日時
情報を送信し、子局装置が当該日時情報を受信して設定
する処理を説明する。本例では、毎回のフレームに含ま
れる報知信号スロットBにより親局装置から子局装置に
対して定期的に報知信号を送信して子局装置が当該報知
信号を受信するに際して、親局装置が当該親局装置に実
装されたRTCから日時を読み出して当該日時の情報を
報知信号に付加して送信することを行い、また、子局装
置が親局装置から受信した報知信号に付加された日時情
報を抽出して当該日時情報に基づく日時を当該子局装置
に実装されたRTCに設定することを行う。
【0032】ここで、親局装置が報知信号に日時情報を
付加して当該日時情報を子局装置に通知する処理は、例
えば毎回のフレームについて行われてもよく、或いは、
所定数のフレーム毎に1回の間隔をもって行われてもよ
い。具体的には、例えば1フレームの長さが1s(秒)
以上あり、親局装置と子局装置との間でそれぞれにより
管理される日時の誤差を1秒以内にすることが要求され
るような場合には、毎回のフレームで送信する報知信号
に日時情報を付加することが必要となる。
【0033】一方、通信フレームの長さが数msであ
り、親局装置と子局装置との間でそれぞれにより管理さ
れる日時の誤差を1秒以内にすることが要求されるよう
な場合には、n(nは複数)フレーム毎に1回の間隔で
報知信号に日時情報を付加するようにすることが可能で
ある。この場合、このような間隔で日時情報を通知する
ことを親局装置と子局装置との間で取り決めておき、該
当するフレームにおいてのみ親局装置が報知信号に日時
情報を付加して子局装置が当該日時情報を抽出して設定
するような構成を用いることができる。
【0034】このように所定数のフレーム毎に1回の間
隔をもって日時情報を通信するようにすると、例えば通
信フレーム全体の処理に占める日時情報通信処理の割合
が低くなるため、当該処理によるオーバーヘッドを低減
させることができる。また、上記のようにnフレーム毎
に日時情報を通信する場合には、例えば当該nフレーム
をカウントするカウンタを親局装置に備えて当該カウン
タにより当該nフレームをカウントし、このカウンタの
カウント値に関する情報を親局装置が報知信号に付加し
て子局装置に対して送信して通知する構成とすると、親
局装置と子局装置との間でフレーム数のカウント値のず
れが生じないため好ましい。
【0035】図2には、本例の親局装置により報知信号
を送信する際に行われる処理の手順の一例を示してあ
る。親局装置では、毎回のフレームに含まれる報知信号
スロットBにより子局装置に対して定期的に報知信号を
無線送信するに際して、次のようにして、報知信号に日
時情報を付加する処理を行う(ステップS1)。なお、
本例では、親局装置がフレームの数をカウントして、所
定数のフレーム毎に1回の間隔をもって親局装置から子
局装置に対して日時情報を送信する場合を示す。また、
本例では、親局装置がカウンタによりフレーム数をカウ
ントし、毎回のフレームにおいて、当該カウンタのカウ
ント値の情報を報知信号に付加して子局装置に対して送
信する場合を示す。
【0036】すなわち、まず、親局装置は、フレームが
次のフレームへ移行する度に、フレーム数をカウントし
ているカウンタのカウント値が、日時情報を送信するフ
レームの順番を示す値(日時情報付加カウント値)であ
るか否かを判定し(ステップS2)、カウント値が日時
情報付加カウント値に達していないと判定した場合に
は、カウンタのカウント値を+1増加(インクリメン
ト)させる(ステップS6)。
【0037】一方、カウント値が日時情報付加カウント
値と一致することを判定した場合には(ステップS
2)、親局装置は、当該親局装置に実装されたRTCか
ら日時を読み出し(ステップS3)、当該日時情報付加
カウント値に該当するフレームに含まれる報知信号スロ
ットBで送信する報知信号に当該日時の情報を付加して
送信し(ステップS4)、カウンタのカウント値をゼロ
にリセットして(ステップS5)、今回のフレームに関
する日時情報送信処理を終了する。
【0038】また、図3には、子局装置により報知信号
を受信する際に行われる処理の手順の一例を示してあ
る。子局装置では、毎回のフレームに含まれる報知信号
スロットBを介して親局装置からの報知信号を無線受信
するに際して、次のようにして、報知信号に含まれる日
時情報を抽出して日時を設定する処理を行う(ステップ
S11)。
【0039】すなわち、まず、子局装置は、毎回のフレ
ームにより親局装置からの報知信号を受信する度に、報
知信号に付加されているカウント値の情報を読み取って
当該カウント値が、親局装置から日時情報が送信される
フレームの順番を示す値(日時情報付加カウント値)で
あるか否かを判定し(ステップS12)、カウント値が
日時情報付加カウント値に達していないと判定した場合
には、通常の(つまり、日時情報を抽出しない場合の)
報知信号受信処理を行う。
【0040】一方、カウント値が日時情報付加カウント
値と一致することを判定した場合には(ステップS1
2)、子局装置は、受信した報知信号に付加された日時
情報を読み出し(ステップS13)、読み出した日時情
報に基づく日時を当該子局装置に実装されたRTCに設
定して(ステップS14)、今回のフレームに関する日
時情報受信処理を終了する。
【0041】以上のような処理を行うことにより、本例
の無線データ通信システムでは、例えばユーザが日時を
設定する操作を行わなくとも、親局装置と子局装置との
それぞれにより管理される日時を常に一致させることが
でき、これにより、例えば親局装置と子局装置との間の
無線通信処理において発生した障害を時間軸で調査する
ことなどが正確にできる。
【0042】なお、具体的に、このような時間軸での障
害調査では、例えば、同一の日時に全ての子局装置に一
斉に障害が発生したことが把握された場合には、この障
害の原因は親局装置側にあると推測することができる。
また、例えば、親局装置と通信可能な複数の子局装置が
存在したときにその中の1台の子局装置のみに障害が発
生したことが把握された場合には、この障害の原因は当
該子局装置に単独のものであると推測することができ
る。
【0043】ここで、本発明に係る無線データ通信シス
テムや親局装置や子局装置の構成としては、必ずしも以
上に示したものに限られず、種々な構成が用いられても
よい。また、親局装置と子局装置との間の無線通信で用
いられる通信フレームの構成としては、必ずしも以上に
示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよ
い。また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に
示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用す
ることが可能なものである。一例として、本発明に係る
無線データ通信システムは、例えば無線LANシステム
や加入者無線アクセス等の種々な無線データ通信システ
ムに適用することが可能である。
【0044】また、本発明に係る無線データ通信システ
ムや親局装置や子局装置において行われる各種の処理と
しては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウ
エア資源においてプロセッサがROMに格納された制御
プログラムを実行することにより制御される構成が用い
られてもよく、また、例えば当該処理を実行するための
各機能手段が独立したハードウエア回路として構成され
てもよい。また、本発明は上記の制御プログラムを格納
したフロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROM等
のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プ
ログラム(自体)として把握することもでき、当該制御
プログラムを記録媒体からコンピュータに入力してプロ
セッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂
行させることができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る無線
データ通信システムによると、親局装置と子局装置とが
それぞれ時間を管理し、親局装置と子局装置とが無線に
よりデータ通信を行うに際して、親局装置では当該親局
装置により管理する時間の情報を子局装置に対して無線
送信し、子局装置では親局装置から無線送信される時間
情報を受信して当該受信した時間情報に基づく時間を当
該子局装置により管理する時間として設定するようにし
たため、親局装置により管理される時間と子局装置によ
り管理される時間とを一致させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る無線データ通信シス
テムで用いられる通信フレームの構成例を示す図であ
る。
【図2】 親局装置により報知信号を送信する際に行わ
れる処理の手順の一例を示す図である。
【図3】 子局装置により報知信号を受信する際に行わ
れる処理の手順の一例を示す図である。
【符号の説明】
P1・・報知信号スロット部、 P2・・受信確認信号
スロット部、P3・・要求信号スロット部、 P4・・
許可信号スロット部、P5・・短データ信号スロット
部、 P6・・長データ信号スロット部、B・・報知信
号スロット、 A1〜A4・・受信確認信号スロット、
R1〜R12・・要求信号スロット、 G1〜G4・・
許可信号スロット、DS1〜DS3、DL4・・データ
信号スロット、 G・・ガードタイム、H・・バースト
ヘッダ、
フロントページの続き Fターム(参考) 5K047 AA05 AA18 BB01 GG06 GG56 MM02 MM11 5K048 AA09 BA34 CA08 DA02 DB01 DC01 EA11 EB06 EB11 FC01 GC03 HA01 HA02 5K067 AA44 BB21 CC04 DD30 EE02 EE10 GG01 GG11 HH21

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親局装置と子局装置とがそれぞれ時間を
    管理し、親局装置と子局装置とが無線によりデータ通信
    を行う無線データ通信システムにおいて、 親局装置には、時間を管理する親局時間管理手段と、 管理される時間の情報を子局装置に対して無線送信する
    時間情報送信手段とを備え、 子局装置には、時間を管理する子局時間管理手段と、 親局装置から無線送信される時間情報を受信する時間情
    報受信手段と、 受信した時間情報に基づく時間を子局時間管理手段によ
    り管理される時間として設定する時間設定手段と、 を備えたことを特徴とする無線データ通信システム。
JP2001009636A 2001-01-18 2001-01-18 無線データ通信システム Pending JP2002217878A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001009636A JP2002217878A (ja) 2001-01-18 2001-01-18 無線データ通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001009636A JP2002217878A (ja) 2001-01-18 2001-01-18 無線データ通信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002217878A true JP2002217878A (ja) 2002-08-02

Family

ID=18877081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001009636A Pending JP2002217878A (ja) 2001-01-18 2001-01-18 無線データ通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002217878A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006080236A1 (ja) * 2005-01-26 2006-08-03 Nec Corporation 移動通信システム、基地局、移動局、位置管理局、着信制御方法及びプログラム
JP2007053628A (ja) * 2005-08-18 2007-03-01 Mitsubishi Electric Corp 間欠送受信システム及び間欠送受信管理方法
JP2012257272A (ja) * 2006-04-14 2012-12-27 Qualcomm Inc 無線通信システムにおいてトーンを使用する方法および装置
JP2016072700A (ja) * 2014-09-26 2016-05-09 富士通株式会社 無線通信装置、無線通信システムおよび障害原因推定方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006080236A1 (ja) * 2005-01-26 2006-08-03 Nec Corporation 移動通信システム、基地局、移動局、位置管理局、着信制御方法及びプログラム
JP2007053628A (ja) * 2005-08-18 2007-03-01 Mitsubishi Electric Corp 間欠送受信システム及び間欠送受信管理方法
JP4664772B2 (ja) * 2005-08-18 2011-04-06 三菱電機株式会社 間欠送受信システム及び間欠送受信管理方法
JP2012257272A (ja) * 2006-04-14 2012-12-27 Qualcomm Inc 無線通信システムにおいてトーンを使用する方法および装置
JP2016072700A (ja) * 2014-09-26 2016-05-09 富士通株式会社 無線通信装置、無線通信システムおよび障害原因推定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6292494B1 (en) Channel hopping protocol
EP0100662B1 (en) Digital communication system
US7260653B2 (en) Method and device for the synchronization between two networks
US6597683B1 (en) Medium access control protocol for centralized wireless network communication management
TW550905B (en) Method of clock synchronization and medium access controller applied in wireless local network
KR20000029996A (ko) 매체접근제어프로토콜을최적화하는방법및그장치
US7693173B2 (en) Communication system, communication control method, communication control apparatus, and communication control program
US7239844B2 (en) Wireless local area network supporting multiple slot times
CN110809287B (zh) 一种LoRa系统的通讯方法
JP2000307559A (ja) ユーザクロック同期化を使った無線ネットワーク。
US20030193924A1 (en) Medium access control protocol for centralized wireless network communication management
JP2002217878A (ja) 無線データ通信システム
US20050232224A1 (en) Network comprising an interconnecting network and serveral network nodes that are coupled to said interconnecting network
CN101305566A (zh) 消息传输方法
JP6161006B2 (ja) 検針装置
US11616660B2 (en) Serial time triggered data bus
JP3275954B2 (ja) サーバ多重化におけるサーバ登録方法
CN103747479B (zh) 无线通信方法和无线通信设备
JP4127591B2 (ja) ループ型データ伝送システム
JP3464788B2 (ja) 無線帯域設定方法
JPS60259035A (ja) 通信システム
JP2000151649A (ja) 無線lanシステム
JPH11284642A (ja) データ伝送システム、ポーリング方法、およびポーリング回数設定方法
JP2982013B2 (ja) 通信制御装置
JP2001136177A (ja) 無線通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20071010

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071010