JPH0787010A - 携帯電話システム用移動機のバッテリセービング回路 - Google Patents

携帯電話システム用移動機のバッテリセービング回路

Info

Publication number
JPH0787010A
JPH0787010A JP5231952A JP23195293A JPH0787010A JP H0787010 A JPH0787010 A JP H0787010A JP 5231952 A JP5231952 A JP 5231952A JP 23195293 A JP23195293 A JP 23195293A JP H0787010 A JPH0787010 A JP H0787010A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control signal
timer
power supply
base station
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5231952A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Yoshida
修 美田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP5231952A priority Critical patent/JPH0787010A/ja
Publication of JPH0787010A publication Critical patent/JPH0787010A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Transceivers (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は携帯電話システム用移動機のバッテ
リセービング回路に関し、よりバッテリ消費を低減する
ことを目的とする。 【構成】 電源回路15は電源オフを指示する信号を受
け、電源電圧の供給を停止する。常時動作するタイマ部
14は、起動後、設定された停止時間、電源オフを指示
する信号を電源回路15に供給する。サービス圏判別部
17、高速移動判別部18は、電源回路15がオンとな
った時点で制御信号の監視を開始し、制御信号を捕捉で
きなかった場合サービス圏外と判断し、制御信号を捕捉
できた場合サービス圏内と判断し、前回までいたサービ
ス圏外へ移動し、かつ、制御信号の指定部分の受信回数
が基準値未満のとき高速移動中と判断する。タイマ制御
部19は、サービス圏外にいるか高速移動中であるとき
に制御信号の周期より大幅に長い時間を停止時間として
設定してタイマ部14を起動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は携帯電話システム用移動
機のバッテリセービング回路に関する。携帯電話システ
ム用移動機では、よりバッテリ消費を低減することが必
要とされている。
【0002】
【従来の技術】携帯電話システム用移動機は、電源をバ
ッテリから供給しており、移動機のバッテリ消費は、移
動機の性能の優劣を決定する重要な要素となっている。
このため、回路の消費電流を少なくする設計を心掛ける
ことは勿論、回路ブロック毎に実働時間だけ、電源を供
給することが一般的に行われている。
【0003】着信機能をシステムとしてサービスする場
合は、移動機に対する呼び出し信号を受信するために、
移動機は、常時、基地局から移動機への制御信号を監視
しておくことが必要である。この場合も、バッテリの消
費をできるだけ少なくするために、システムで決められ
た所定周期で間欠的に基地局からの制御信号を受信して
いる。この周期を、一般的にバッテリセービング周期と
呼んでいる。
【0004】第二世代コードレス電話システムを例にと
ると、移動機の電源スイッチをオンにした直後、又はサ
ービス圏外にいる等のために基地局からの制御信号を捕
捉できていない場合は、受信回路を含む移動機各部の電
源をオンにしたままの状態で、基地局からの制御信号を
捕捉する動作を行う。
【0005】一旦制御信号を捕捉した後は、移動機は、
システムが許容する最大周期(バッテリセービング周
期)で間欠的に各部の電源をオンにして自分への制御信
号だけを受信する動作、即ち、バッテリセービング動作
に入る。バッテリセービング動作では、制御信号の受信
動作時以外は、バッテリセービング周期を計測するタイ
マ回路を除き、各部に電源電圧を供給しない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の第二世代コード
レス電話システムでは、移動機がサービス圏外にいる場
合、移動機の電源スイッチがオンになっていると、制御
信号の捕捉動作を続けるため、受信回路が常時動作して
バッテリを無駄に消費するという問題がある。
【0007】また、第二世代コードレス電話システムの
場合、一つの基地局がサービスできるエリアは半径10
0〜200m程度とされており、元来、移動機が高速で
移動している場合(例えば、電車、自動車で移動する場
合)のサービスは、考えられていない。移動機が高速で
移動しているときは、約5秒程度でサービス圏外、又は
隣接するサービス圏に移り、サービス圏が変わった時点
で、制御信号の捕捉動作に入る。このため、高速移動中
には、通常のサービスが受けられないのに、受信回路が
動作状態で頻繁に制御信号の捕捉動作が行われて、バッ
テリが無駄に消費されるという問題がある。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、サービス圏外に長くいる場合や、高速移動中等にサ
ービス圏が頻繁に切り換わる場合において、バッテリの
消費を低減できる携帯電話システム用移動機のバッテリ
セービング回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理構
成図を示す。携帯電話システム用移動機の受信部(1
1)は、基地局からの所定周期の制御信号を受信する。
【0010】電源回路15は、上記バッテリ16の電圧
を基に動作し、電源のオンを指示する電源制御信号を供
給されたときにオンとなり、上記移動機の受信部11を
含む各部に電源電圧を供給し、電源のオフを指示する電
源制御信号を供給されたときにオフとなり、上記移動機
の各部への電源電圧の供給を停止する。
【0011】タイマ部14は、上記バッテリ16から常
時電源電圧を供給されており、起動された時点から設定
された停止時間だけ電源のオフを指示する電源制御信号
を電源回路15に供給する。
【0012】サービス圏判別部17は、上記電源回路1
5がオンになった時点で、上記受信部11から供給され
る基地局からの制御信号の監視動作を開始して、上記制
御信号の周期より長い所定捕捉時間内に上記制御信号を
捕捉できなかった場合には基地局のサービス圏外にいる
と判断し、上記所定捕捉時間内に上記制御信号を捕捉で
きた場合には基地局のサービス圏内にいると判断する。
【0013】高速移動判別部18は、上記電源回路15
がオンになった時点で、上記基地局からの制御信号の監
視動作を開始して、上記制御信号のうち自移動機が指定
された指定部分を前回の監視動作時に受信した時点から
上記制御信号の周期に相当する時間後に、上記制御信号
の指定部分を受信できなかった場合には、前回の監視動
作時までいた基地局のサービス圏の外へ移動したと判断
し、前回の監視動作時までいた基地局のサービス圏の外
へ移動したと判断され、かつ、前回の監視動作時までい
た基地局のサービス圏での上記制御信号の指定部分の受
信回数が基準値未満である場合には高速移動中であると
判断する。
【0014】タイマ制御部14は、上記サービス圏判別
部17と高速移動判別部18とによる判断の結果、基地
局のサービス圏内にいるときには上記制御信号の周期よ
り所定時間短い第1の時間を停止時間として設定して上
記タイマ部14を起動し、基地局のサービス圏外にいる
か又は高速移動中であるときには上記第1の時間より大
幅に長い第2の時間を停止時間として設定して上記タイ
マ部14を起動する。
【0015】
【作用】本発明では、移動機が基地局のサービス圏外に
いるとき、又は、高速移動中であるときに、基地局から
の制御信号の周期に比べて大幅に長い周期で、間欠的に
制御信号の捕捉動作を行う。このため、基地局のサービ
ス圏外にいるとき、又は、高速移動中であるときに、バ
ッテリの消費を大幅に低減することを可能とする。
【0016】
【実施例】図2は本発明の一実施例の携帯電話システム
用移動機のバッテリセービング回路の構成図を示す。携
帯電話システム用移動機は、バッテリ26で動作する。
電源回路25は、バッテリ26から供給される電圧を基
に、移動機の各部に供給する電源電圧を生成する。電源
回路25は、タイマ部24から電源のオンを指示する電
源制御信号を供給されたときに、受信部21,制御部2
2等の各部に電源電圧を供給する。
【0017】タイマ部24は、基地局からの制御信号を
捕捉できた後のバッテリセービング周期を決めるための
タイマTMS と、基地局からの制御信号を捕捉していな
い場合のバッテリセービング周期を決めるためのタイマ
TML とからなる。
【0018】後述するバッテリセービング動作におい
て、タイマ部24のタイマTMS 又はタイマTML は、
制御部22により起動されて、電源停止時間の計測を行
う。タイマ部24は、この時間計測中に電源のオフを指
示する電源制御信号を電源回路25に供給し、上記時間
計測終了時点で、電源のオンを指示する電源制御信号を
電源回路25に供給し、制御部22に割り込みをかけ
る。なお、この制御部22への割り込みは、タイマTM
S とタイマTML 夫々に対応した2種類の割り込みであ
る。
【0019】受信部21は、電源回路25から電源電圧
を供給されているときに動作し、無線回線から受信した
高周波信号から受信データを復調して、制御部22に供
給する。
【0020】制御部22は、バッテリセービング動作に
おいて、タイマ部24からの割り込みを受けると動作を
開始し、受信部21から供給されるの受信データ、即
ち、制御信号を監視して、移動機が基地局のサービス圏
内にあるか、サービス圏外にあるか、高速移動中かを判
断する。なお、現在のサービス圏の外に移動した場合
は、制御信号受信カウンタ23の値から、高速移動中で
あるかどうかを判断する。
【0021】上記判断の結果、制御信号を捕捉できて移
動機がサービス圏内にいるときは、後述するように、指
定制御信号受信のためのバッテリセービング動作を行う
ために、タイマ部24のタイマTMS を起動する。ま
た、制御信号を捕捉できずにサービス圏外にいるか、又
は高速移動中のときは、制御信号の間欠捕捉のためのバ
ッテリセービング動作を行うために、タイマ部24のタ
イマTML を起動する。
【0022】次に、制御信号受信フォーマットについて
説明する。図3は、制御信号受信フォーマットの一例の
説明図を示す。図3(A)に示す例では、基地局から移
動機に、制御信号(下り制御信号)が制御信号フレーム
周期Tfで送信される。この制御信号は、報知チャネル
BCCH、一斉呼出しチャネルPCH1〜6、個別セル
用チャネルSCCHからなる。制御信号は、制御信号用
の特定周波数で移動機に対して送信される。
【0023】報知チャネルBCCHは、フレームの同期
信号の役目を持っている。また、一斉呼出しチャネルP
CH1〜6は、着信群をグループ分けしてグループ毎に
呼出しを行うためのチャネルである。図3の例では、着
信群を6つにグループ分けしており、各グループ用の一
斉呼出しチャネルPCH1〜6を用いて呼出しを行う。
また、個別セル用チャネルSCCHは、呼接続に必要な
制御情報を個別の移動機と基地局間で通信するためのチ
ャネルである。
【0024】移動機が制御信号の捕捉動作を行う際は、
先ず、報知チャネルBCCH中の同期ワードにより報知
チャネルBCCHを探す。この際、制御信号フレーム周
期Tfよりも長い時間、報知チャネルBCCHを探す必
要がある。報知チャネルBCCHを検出すると、移動機
は報知チャネルBCCH中にあるグループの指定情報を
受け取る。このグループの指定情報に従って、移動機
は、一斉呼出しチャネルPCH1〜6のいずれかに、受
信タイミングを合わせる。
【0025】上記のようにして制御信号を捕捉した後、
移動機は、各バッテリセービング周期T2において指定
された一斉呼出しチャネルPCHk(kは1〜6)だけ
を受信する、バッテリセービング動作を行う。図3
(B)の例では、着信群のグループ1を指定されて、一
斉呼出しチャネルPCH1の受信タイミングだけ、受信
動作をオンとしている。
【0026】なお、一斉呼出しチャネルPCH1〜6に
よる同一情報の呼出し信号が1回しか送信されない場合
は、バッテリセービング周期T2は、図3(B)の例の
ように、制御信号フレーム周期Tfと同一となる。ま
た、一斉呼出しチャネルPCH1〜6による同一情報の
呼出し信号が、nフレームにわたって繰り返しn回送信
される場合は、移動機はn回中1回だけ捕捉すればよい
ため、バッテリセービング周期T2は、制御信号フレー
ム周期Tfのn倍の周期となる。この同一情報の呼出し
信号の繰り返し送信回数は、報知チャネルBCCHの中
に情報として含まれており、移動機は、この情報により
バッテリセービング周期を認識する。
【0027】移動機に対する呼出しが発生すると、指定
された一斉呼出しチャネルPCHkにより呼出しの発生
が知らされる。移動機は、呼出しの発生が知らされる
と、個別セル用チャネルSCCHを用いて、呼接続を要
求し、情報チャネルの指定を基地局から受けた後、指定
の情報チャネルでの通話が可能となる。
【0028】次に、本実施例のバッテリセービング動作
について詳細に説明する。図4は、本実施例のバッテリ
セービング回路における、バッテリセービング動作のフ
ローチャートを示す。図4は、制御部22が実行する処
理を示している。また、図5,図6は、制御信号と受信
動作タイミングのタイミング図を示す。
【0029】なお、図4のフローチャートにおいて、サ
ービス圏判別部17は、ステップ102〜105、及び
ステップ108,111,112から構成される。ま
た、高速移動判別部18は、ステップ102〜105か
ら構成される。
【0030】移動機がある基地局のサービス圏内にいる
場合は、一旦制御信号を捕捉した後は、制御信号のうち
自移動機が指定された部分(指定された一斉呼出しチャ
ネルPCHk)のみを受信するためのバッテリセービン
グ動作(指定制御信号間欠受信動作)を行う。この場
合、タイマ部24のタイマTMS によりバッテリセービ
ング周期T2が決められる。バッテリセービング周期T
2において、T4時間の指定制御信号受信時以外は、電
源回路25がオフとなる。
【0031】移動機がサービス圏外にいるか、又は高速
移動中の場合は、制御信号の間欠捕捉のためのバッテリ
セービング動作(制御信号間欠捕捉動作)を行う。この
場合、タイマ部24のタイマTML によりバッテリセー
ビング周期T1が決められる。バッテリセービング周期
T1において、T3時間の制御信号捕捉時以外は、電源
回路25がオフとなる。移動機がサービス圏外にいる
か、又は高速移動中の場合に、バッテリ26の消費を低
減するために、周期T1は、周期T2に対して大幅に長
く設定する。例えば、周期T2が1秒であるのに対し
て、周期T1は10秒に設定する。
【0032】バッテリセービング動作中で、タイマTM
S 又はタイマTML が起動されて設定された電源停止時
間の計測中は、電源回路25がタイマ部24からの電源
制御信号によりオフになっている。タイマTMS 又はタ
イマTML による電源停止時間の計測が終了すると、タ
イマ部24は、電源のオンを指示する電源制御信号を電
源回路25に供給する。これにより、受信部21、制御
部22に電源電圧が供給される。同時に、タイマTMS
又はタイマTML 夫々に対応した割り込みが制御部22
にかかる。
【0033】制御部22は、上記割り込みを受けると、
図4の処理を開始する。ステップ101では、割り込み
がタイマTML とタイマTMS のいずれからかを判断す
る。割り込みが、タイマTML からの場合は、制御信号
間欠捕捉動作中であるので、ステップ111に進み、T
3時間だけ制御信号の捕捉を行う。なおサービス圏内に
入った場合に制御信号を捕捉できるように、T3>T2
に設定してある。
【0034】ステップ111にて、T3時間内に制御信
号を捕捉できた場合、又は制御信号を捕捉できずにT3
時間が経過した場合には、ステップ112に進む。ステ
ップ112では、制御信号を捕捉できたかどうかを判断
する。
【0035】制御信号を捕捉できなかった場合は、ステ
ップ106で、後述する制御信号受信カウンタ23をク
リアした後、ステップ107でタイマTML に電源停止
時間T1を設定してタイマTML を起動する。タイマT
L が起動されると、タイマ部24からの電源制御信号
により電源回路25がオフとなり、制御部22は、次の
タイマ割り込み待ちの状態になる。このようにして、制
御信号間欠捕捉動作が継続される。
【0036】図5(A)は、制御信号を捕捉できなかっ
たときの電源投入タイミングを示している。時刻t1
T3時間の制御信号捕捉処理を開始し、報知チャネルB
CCHを捕捉できなかったために、時刻t2 で電源停止
時間T1のタイマTML が起動されている。
【0037】サービス圏外からサービス圏内に入った場
合は、ステップ112で、制御信号を捕捉できたと判断
される。この場合は、ステップ113にて、制御信号受
信カウンタ23をプラス1した後、ステップ114でタ
イマTMS に電源停止時間を設定してタイマTMS を起
動する。タイマTMS が起動されると、タイマ部24か
ら電源回路25に電源のオフを指示する電源制御信号が
供給されて電源回路25がオフとなり、制御部22は、
次のタイマ割り込み待ちの状態になる。このようにし
て、制御信号を捕捉できた場合は、周期T2の指定制御
信号間欠受信動作に移行する。
【0038】図5(B)は、サービス圏内に入って受信
された制御信号の例を示し、図5(C)は、図5(B)
の制御信号を捕捉したときの電源投入タイミングを示
す。時刻t1 でT3時間の制御信号捕捉処理を開始し、
報知チャネルBCCHを捕捉した後、指定された一斉報
知チャネルPCHkを、時刻t3 で受信完了している。
【0039】以後、周期T2の指定制御信号間欠受信動
作を行うために、この時刻t3 で電源停止時間(T2−
T5)を設定したタイマTMS を起動している。なお、
次に受信すべき一斉報知チャネルPCHkの受信完了時
点からT5時間前に受信動作を開始するように、電源停
止時間(T2−T5)を設定している。
【0040】次に、指定制御信号間欠受信動作中に、タ
イマTMS の計測終了時点で発生した割り込みで処理が
開始された場合について説明する。
【0041】制御部22は、ステップ101で、割り込
みがタイマTMS からと判断した場合は、周期T2の指
定制御信号間欠受信動作中であるので、ステップ102
に進み、T4時間だけ指定制御信号の受信を行う。
【0042】図6(A)は、指定制御信号のタイミング
を示し、図6(B)は、指定制御信号間欠受信動作時の
電源投入タイミング例を示す。
【0043】指定制御信号間欠受信動作時は、受信すべ
き一斉報知チャネルPCHk(指定制御信号)の受信完
了時点からT5時間前に、タイマ部24から割り込みが
かかり、T4時間の受信動作を開始する。図6(B)で
は、時刻t11で、T4時間の指定制御信号の受信動作を
開始している。
【0044】ステップ102にて、T4時間内に指定制
御信号を受信できた場合、又は指定制御信号を受信でき
ずにT4時間が経過した場合には、ステップ103に進
む。ステップ103では、指定制御信号を受信できたか
どうかを判断する。指定制御信号を受信できた場合は、
受信失敗回数カウンタをクリアした後、ステップ113
に進む。ステップ113では、現在のサービス圏内で、
何回指定制御信号を受信できたかを計数するための制御
信号受信カウンタ23をプラス1する。この制御信号受
信カウンタ23の計数値は、後述する、高速移動中かど
うかの判断用に使用する。
【0045】次の、ステップ114では、タイマTMS
に電源停止時間(T2−T5)を設定して、タイマTM
S を起動する。図6(B)の例では、時刻t12で指定制
御信号の受信を完了して、電源停止時間(T2−T5)
を設定したタイマTMS を起動している。タイマTMS
が起動されると、タイマ部24からの電源制御信号によ
り電源回路25がオフとなり、制御部22は、次のタイ
マ割り込み待ちの状態になる。このようにして、周期T
2の指定制御信号間欠受信動作が継続される。
【0046】ステップ102で指定制御信号を受信でき
なかった場合は、ステップ104にて、受信失敗数カウ
ンタをプラス1した後、受信失敗数カウンタの値、即
ち、連続受信失敗回数が、基準値M(例えばM=2)以
上かどうかを判断する。
【0047】連続受信失敗回数が、基準値M未満の場合
は、ステップ115に進み、電源停止時間(T2−T
4)を設定したタイマTMS を起動する。図6(B)の
例では、指定制御信号の受信失敗時は、時刻t13で、電
源停止時間(T2−T4)を設定したタイマTMS を起
動する。タイマTMS が起動されると、タイマ部24か
らの電源制御信号により電源回路25がオフとなり、制
御部22は、次のタイマ割り込み待ちの状態になる。こ
れにより、次の割り込みが発生すると、ステップ102
にて、再度T4時間の指定制御信号受信動作が行われ
る。
【0048】ステップ104にて、連続受信失敗回数が
基準値M以上の場合は、受信失敗数カウンタをクリアし
た後、ステップ105に進む。この場合は、今までいた
サービス圏の外へ移動した場合である。
【0049】ステップ105では、高速移動時であるの
かどうかを判断する。高速移動中には、数秒でサービス
圏が変わるため、今までいたサービス圏内での指定制御
信号の受信回数が、高速移動中以外の場合に比べて少な
いと考えられる。このため、適切な基準値nを設定し
て、今までいたサービス圏内での指定制御信号の受信回
数を示している制御信号受信カウンタ23の値と比較す
ることで、高速移動中かどうかを判断することができ
る。
【0050】ステップ105で、制御信号受信カウンタ
23の値が基準値n未満である場合は、高速移動中であ
ると判断して、ステップ106に進む。ステップ106
で制御信号受信カウンタ23をクリアした後、ステップ
107で、タイマTML に電源停止時間T1を設定して
タイマTML を起動する。タイマTML が起動される
と、タイマ部24からの電源制御信号により電源回路2
5がオフとなり、制御部22は、次のタイマ割り込み待
ちの状態になる。このようにして、高速移動中は、制御
信号間欠捕捉動作に入る。
【0051】ステップ105で、制御信号受信カウンタ
23の値が基準値n以上である場合は、高速移動中では
なく、今までいたサービス圏の外に移動したと判断し
て、ステップ108で受信カウンタをクリアした後、ス
テップ111に進む。前記のように、ステップ111で
は、T3時間の制御信号の捕捉を行う。
【0052】ステップ111で、制御信号が捕捉できた
場合は、隣接するサービス圏内に移動した場合である。
この場合には、ステップ112からステップ113に進
み、制御信号受信カウンタをプラス1した後、ステップ
114で、電源停止時間(T2−T5)を設定したタイ
マTMS を起動する。これにより、移動したサービス圏
において、周期T2の指定制御信号間欠受信動作が開始
される。
【0053】ステップ111で制御信号を捕捉できなか
った場合は、全てのサービス圏の外に移動した場合であ
り、ステップ112からステップ106に進み、制御信
号受信カウンタをクリアした後、ステップ107で、電
源停止時間T1を設定したタイマTML を起動する。こ
れにより、周期T1の制御信号間欠捕捉動作が開始され
る。
【0054】上記のように、本実施例では、基地局のサ
ービス圏外にいる場合、又は、高速移動中においては、
基地局のサービス圏内にいる場合の周期T2に比べて大
幅に長いバッテリセービング周期T1で、間欠的に制御
信号の捕捉動作を行う。このため、従来の移動機に比べ
て、基地局のサービス圏外にいる場合、又は、高速移動
中のバッテリの消費を大幅に低減することができる。
【0055】なお、移動機に、前記の制御信号間欠捕捉
動作を有効とするかどうかを選択するスイッチを設け
て、移動機の使用者がバッテリの消費を抑制したい利用
状況において、制御信号間欠捕捉動作を選択できるよう
にしてもよい。制御信号間欠捕捉動作を選択しないとき
には、従来の移動機と同様に、制御信号を捕捉できるま
で、制御信号の捕捉動作を続ける。
【0056】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、移動機が
基地局のサービス圏外にいるとき、又は、高速移動中で
あるときに、基地局からの制御信号の周期に比べて大幅
に長い周期で、間欠的に制御信号の捕捉動作を行うた
め、基地局のサービス圏外にいるとき、又は、高速移動
中であるときに、バッテリの消費を大幅に低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の一実施例のバッテリセービング回路の
構成図である。
【図3】制御信号受信フォーマットの一例の説明図であ
る。
【図4】バッテリセービング動作のフローチャートであ
る。
【図5】制御信号と受信動作タイミングのタイミング図
である。
【図6】制御信号と受信動作タイミングのタイミング図
である。
【符号の説明】
11 受信部 14 タイマ部 15 電源回路 16 バッテリ 17 サービス圏判別部 18 高速移動判別部 19 タイマ制御部 21 受信部 22 制御部 23 制御信号受信カウンタ 24 タイマ部 25 電源回路 26 バッテリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着信待ちのときに、基地局からの所定周
    期の制御信号のうち自移動機が指定された指定部分のみ
    を受信部(11)により受信するように、バッテリ(1
    6)で動作する携帯電話システム用移動機を間欠的に動
    作させて、バッテリ(16)の消費を抑制する携帯電話
    システム用移動機のバッテリセービング回路において、 上記バッテリ(16)の電圧を基に動作し、電源のオン
    を指示する電源制御信号を供給されたときにオンとな
    り、上記移動機の受信部(11)を含む各部に電源電圧
    を供給し、電源のオフを指示する電源制御信号を供給さ
    れたときにオフとなり、上記移動機の各部への電源電圧
    の供給を停止する電源回路(15)と、 上記バッテリ(16)から常時電源電圧を供給されてお
    り、起動された時点から設定された停止時間だけ電源の
    オフを指示する電源制御信号を電源回路(15)に供給
    するタイマ部(14)と上記電源回路(15)がオンに
    なった時点で、上記受信部(11)から供給される基地
    局からの制御信号の監視動作を開始して、上記制御信号
    の周期より長い所定捕捉時間内に上記制御信号を捕捉で
    きなかった場合には基地局のサービス圏外にいると判断
    し、上記所定捕捉時間内に上記制御信号を捕捉できた場
    合には基地局のサービス圏内にいると判断するサービス
    圏判別部(17)と、 上記電源回路(15)がオンになった時点で、上記基地
    局からの制御信号の監視動作を開始して、上記制御信号
    のうち自移動機が指定された指定部分を前回の監視動作
    時に受信した時点から上記制御信号の周期に相当する時
    間後に、上記制御信号の指定部分を受信できなかった場
    合には、前回の監視動作時までいた基地局のサービス圏
    の外へ移動したと判断し、前回の監視動作時までいた基
    地局のサービス圏の外へ移動したと判断され、かつ、前
    回の監視動作時までいた基地局のサービス圏での上記制
    御信号の指定部分の受信回数が基準値未満である場合に
    は高速移動中であると判断する高速移動判別部(18)
    と、 上記サービス圏判別部(17)と高速移動判別部(1
    8)とによる判断の結果、基地局のサービス圏内にいる
    ときには上記制御信号の周期より所定時間短い第1の時
    間を停止時間として設定して上記タイマ部(14)を起
    動し、基地局のサービス圏外にいるか又は高速移動中で
    あるときには上記第1の時間より大幅に長い第2の時間
    を停止時間として設定して上記タイマ部(14)を起動
    するタイマ制御部(19)とを有することを特徴とする
    携帯電話システム用移動機のバッテリセービング回路。
  2. 【請求項2】 基地局のサービス圏外にいるか又は高速
    移動中である場合に前記第2の時間を停止時間として設
    定して前記タイマ部(14)を起動する制御信号の間欠
    捕捉動作を有効にするかどうかを選択するスイッチを有
    し、 前記タイマ制御部(19)は、上記スイッチにより上記
    制御信号の間欠捕捉動作を有効にすることを選択された
    場合には、上記制御信号の間欠捕捉動作を行い、上記ス
    イッチにより上記制御信号の間欠捕捉動作を無効にする
    ことを選択された場合で、基地局のサービス圏外にいる
    か又は高速移動中であるときには、基地局からの制御信
    号を捕捉できるまで上記タイマ部(14)を起動しない
    ことを特徴とする請求項1記載の携帯電話システム用移
    動機のバッテリセービング回路。
JP5231952A 1993-09-17 1993-09-17 携帯電話システム用移動機のバッテリセービング回路 Withdrawn JPH0787010A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5231952A JPH0787010A (ja) 1993-09-17 1993-09-17 携帯電話システム用移動機のバッテリセービング回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5231952A JPH0787010A (ja) 1993-09-17 1993-09-17 携帯電話システム用移動機のバッテリセービング回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0787010A true JPH0787010A (ja) 1995-03-31

Family

ID=16931640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5231952A Withdrawn JPH0787010A (ja) 1993-09-17 1993-09-17 携帯電話システム用移動機のバッテリセービング回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0787010A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1013330A (ja) * 1996-06-25 1998-01-16 Nippon Denki Ido Tsushin Kk 携帯電話機
KR19990058023A (ko) * 1997-12-30 1999-07-15 윤종용 이동통신단말기에서 자동 전원차단 방법
US6061564A (en) * 1996-09-30 2000-05-09 Nec Corporation Mobile communication device
US6695683B2 (en) 1998-05-22 2004-02-24 Nec Electronics Corporation Semiconductor device washing apparatus and a method of washing a semiconductor device
JP2007259479A (ja) * 2007-05-09 2007-10-04 Toshiba Corp 移動局
US7890148B2 (en) 1999-09-29 2011-02-15 Fujitsu Toshiba Mobile Communications Limited Mobile station used for CDMA mobile communication systems
US7899502B2 (en) 1999-09-17 2011-03-01 Nec Corporation Method and apparatus that annunciates when a mobile telephone is out of a service area
JP2012164325A (ja) * 2008-03-28 2012-08-30 Interbro Co Ltd 無線インターネット接続中継器
US8965448B2 (en) 2005-02-21 2015-02-24 Lenovo Innovations Limited (Hong Kong) Multimode access control method and multimode mobile station

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1013330A (ja) * 1996-06-25 1998-01-16 Nippon Denki Ido Tsushin Kk 携帯電話機
US6061564A (en) * 1996-09-30 2000-05-09 Nec Corporation Mobile communication device
KR19990058023A (ko) * 1997-12-30 1999-07-15 윤종용 이동통신단말기에서 자동 전원차단 방법
US6695683B2 (en) 1998-05-22 2004-02-24 Nec Electronics Corporation Semiconductor device washing apparatus and a method of washing a semiconductor device
US7899502B2 (en) 1999-09-17 2011-03-01 Nec Corporation Method and apparatus that annunciates when a mobile telephone is out of a service area
US7890148B2 (en) 1999-09-29 2011-02-15 Fujitsu Toshiba Mobile Communications Limited Mobile station used for CDMA mobile communication systems
US8965448B2 (en) 2005-02-21 2015-02-24 Lenovo Innovations Limited (Hong Kong) Multimode access control method and multimode mobile station
JP2007259479A (ja) * 2007-05-09 2007-10-04 Toshiba Corp 移動局
JP2012164325A (ja) * 2008-03-28 2012-08-30 Interbro Co Ltd 無線インターネット接続中継器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2878205B2 (ja) 移動体通信装置及びその制御方法
US6625467B2 (en) Method and apparatus for performing idle mode reacquisition and handoff in an asynchronous communication system
US4679244A (en) Method of transmitting terminating call signals within a restricted duration and a base station and a portable unit for use in the same
KR101045125B1 (ko) 휴면 모드 웨이크업 시간을 조정하는 방법 및 시스템
CA2467348A1 (en) Performing an idle mode handoff in a wireless communication device
JP2006505199A (ja) 無線通信装置バッテリ消費方法およびシステム
JPH0787010A (ja) 携帯電話システム用移動機のバッテリセービング回路
JPH09275587A (ja) 移動通信システムの移動端末機
CN112219446B (zh) Drx分组唤醒方法及装置、通信设备及存储介质
US6108545A (en) Mechanism for extending battery life in a GSM mobile station
JP3758421B2 (ja) ゾーン移行制御方法
JP3649177B2 (ja) 移動電話機およびプログラム
JPH0584094B2 (ja)
JP2005012491A (ja) 移動通信装置
JPH04304043A (ja) 無線選択呼出受信機
JPH07254872A (ja) ディジタル移動端末の電源制御方式
JPH06177811A (ja) 移動無線装置
KR20000061118A (ko) 무선통신 시스템에서 단말기의 전력제어 방법
JPH0795144A (ja) 携帯端末のバッテリーセーブ制御装置
JP2509700B2 (ja) 移動無線デ―タ通信装置
JP2504453B2 (ja) 移動機制御方式
JPH0984093A (ja) 小型セル方式移動通信システムの移動端末装置及 びその電源制御方法
JPH0697880A (ja) 無線電話システム
JP2001346250A (ja) 移動体通信システムおよびその通信方法、基地局装置並びに移動局装置
JP2001169337A (ja) W−cdma端末の節電システム及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20001128