JPH078682U - 管継手 - Google Patents

管継手

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Publication number
JPH078682U
JPH078682U JP4185293U JP4185293U JPH078682U JP H078682 U JPH078682 U JP H078682U JP 4185293 U JP4185293 U JP 4185293U JP 4185293 U JP4185293 U JP 4185293U JP H078682 U JPH078682 U JP H078682U
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JP
Japan
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joint
pipe
main body
wall surface
taper
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Pending
Application number
JP4185293U
Other languages
English (en)
Inventor
重雄 川崎
廣榮 若月
Original Assignee
株式会社川崎製作所
廣榮 若月
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Publication date
Application filed by 株式会社川崎製作所, 廣榮 若月 filed Critical 株式会社川崎製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】内周面をテーパー壁面13とした継手本体1
と、相対するテーパー壁面23を有する締付ナット体2
と、各テーパー壁面による密着押圧によって変形して被
接続管4の外周面を密着押圧してシーリングを行うスリ
ーブ体3とで構成される管継手に於いて、被接続管4が
弾力性がなくスリーブ体の押圧でへたり込む材質の配管
でも対応できる管継手を提供する。 【構成】継手本体1に、被接続管4が外挿される内筒部
14をスリーブ体装着部分全体をカバーする範囲に設け
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、給水、給湯、空調等の諸設備の金属配管に使用する継手に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
諸設備の金属配管の管接続手段として、溶接、配管自体へ螺子形成による接続 等の手法が行われているが、作業現場の状況や、配管の肉厚、材質等の種々の要 因から前記手段を採用できないときは、特に配管自体に何等の加工を施す必要が ない管継手が採用される。
【0003】 管継手としては、本願考案者が先に提案した実公昭61−26705号公報に 開示されているものが知られている。この管継手は、図5に例示した通り、継手 本体01と、締付ナット体02と、スリーブ体03から構成されている。
【0004】 この継手本体01はその開口端部側の外周面に螺子を刻設し、その内周面に外 側に拡大するテーパー壁面を形成してなり、特にテーパー壁の奥側端に被接続管 の環状溝(短内筒)を設けてなる。 また締付ナツト体02は、内周面に継手本体の開口端部外側に螺合する螺子部 とテーパー壁面を形成したもので、前記テーパー壁面は、継手本体01のテーパ ー壁面に相対すると共に、テーパー角度が継手本体01のテーパー壁面のテーパ ー角度より大きく形成したものである。
【0005】 またスリーブ体は、被接続管04に外挿される大きさで、継手本体01側の肉 厚を薄くし、他端の肉厚を厚く形成したものである。
【0006】 前記管継手は、被接続管04にスリーブ体03を被装し、被接続管04を本体 01に差し込みその先端を環状溝に嵌合し、締付ナツト体02を本体01に螺合 緊締し、各テーパー壁面との密着押圧によってスリーブ体03を変形させ、スリ ーブ体03の両端で継手本体01内に挿入された被接続管04の外周面を密着押 圧してシーリングを実現したものである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
前記の従来の管継手は、被接続管の先端部分が環状溝に嵌合するので、スリー ブ体の撓み変形による押圧力を内短筒で受けることになり、その押圧力によるへ たり込み(接続管の管内方への過剰変形)を防止している。
【0008】 また前記構成の管継手は、スリーブ体の肉厚の相違と、テーパー面の傾斜角度 の相違の組み合わせで、スリーブ体の塑性変形の条件を同一に設定し、スリーブ 体両端部分の変化量を等しくしている。
【0009】 然し被接続管に極薄肉管やなまし銅管のように弾力性の小さい材質の管を採用 したときは、テーパー壁面の傾斜角度の相違から、スリーブ体の締付ナット体側 の塑性変形が大きくなり、当該箇所のシール部分のへたり込みが生じたり、或は その塑性変形によって本体側のシール位置がナツト側に移行し、短内筒の位置か らずれて本体側シール部分のへたり込みが生ずる。 そこで本考案は、二線シール部分双方のへたり込みを防止する改良を提案した ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る管継手は、内周面にテーパー壁面に形成した継手本体と、継手本 体のテーパー壁面に相対し且つテーパー角度を大きくしたテーパー壁面を形成し た締付ナット体と、前記継手本体と締付ナット体を螺合した際に、各テーパー壁 面による密着押圧によって変形して、その両端で継手本体内に挿入された被接続 管の外周面を密着押圧してシーリングを行うスリーブ体で構成される管継手に於 いて、継手本体に、被接続管が外挿される内筒部をスリーブ体装着部分全体をカ バーする範囲に設けたことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】
被接続管にスリーブ体を被装し、被接続管を本体の内筒に外挿し、締付ナツト 体を本体に螺合緊締すると、スリーブ体は各テーパー壁面との密着押圧によって 変形され、スリーブ体の両端で被接続管の外周面を密着押圧してシーリングを実 現すると共に、被接続管が受けるスリーブ体からの押圧を内筒部で受けることに なり、被接続管のへたり込みが防止される。
【0012】
【実施例】
次に本考案の実施例について説明する。 本実施例に係る管継手は、その基本構造は従前のものと同様に、継手本体1と 、締付ナット体2と、スリーブ体3から構成されている。
【0013】 継手本体1は六角断面のレンチ受け部11を中心として左右対称に形成された もので、内部を貫通する流路部12を設けると共に、その開口端の内周面に外側 に拡大するテーパー壁面13を形成してなり、テーパー壁面13の奥側端から開 口端を大きく突出する内筒部14を設けてなり、開口端部側の外周面には螺子部 15を刻設形成してなる。
【0014】 締付ナツト体2は、六角形状のナット本体21の内周面に、継手本体1の螺子 部15に螺合する雌螺子部22と、テーパー壁面23を形成したもので、このテ ーパー壁面23は、螺合時に継手本体1のテーパー壁面13に相対する傾斜面を 有すると共に、そのテーパー角度θ2が継手本体1のテーパー壁面13のテーパ ー角度θ1より大きく形成したものである。
【0015】 スリーブ体3は、内筒部14に密挿する被接続管4に外挿される大きさで、そ の肉厚は均等ではなく一方端側が薄く、他端側に向かって徐徐に厚く形成したも のである。
【0016】 而して前記実施例の管継手は、被接続管4にスリーブ体3を被装し、被接続管 4を本体1の内筒部14に外挿し、締付ナツト体2を本体1に螺合緊締すると、 スリーブ体3は各テーパー壁面13、23との密着押圧によって変形する。 このスリーブ体3の変形は従前の管継手と同様に、スリーブ体3の肉厚の相違 と、テーパー角度θ1,θ2の相違から、スリーブ体3のナット体側端部に摩擦 熱が発生しても継手本体側端部との塑性変形の条件を同一に設定して所望の形態 に撓ませ、スリーブ体3の両端で被接続管4の外周面を密着押圧する。 従ってスリーブ体の撓み変形でシーリングを実現するものである。
【0017】 特に本考案は所定の長さの内筒部14を設けたものであるため、被接続管4が 受けるスリーブ体3からの押圧を内筒部14で受けることになり、被接続管4に 極薄管や、なまし銅管のように弾性力が小さく材質の管体を使用したとしても、 そのへたり込みが防止されることになる。
【0018】 また本考案は前記実施例に限定されるものではなく、図4に例示したように、 内筒部を本体1から独立した内筒部材14aとしても良く、その場合には製造が 簡便化される。
【0019】 更に内筒部14,14aは同一外径の筒体形状とせずに、本体側とナツト側に 段差を形成しても良い。即ち内筒部14,14aのスリーブ体装着時の本体側端 部対応箇所の外周径をナット体側端部対応箇所の外周径より径大にすると、ナッ ト側が大きく変形して径小部分を押圧することになるので、その押圧圧力が本体 側に比して大きくなり、被接続管4の抜け止め作用が増加する。
【0020】
【考案の効果】
以上のように本考案は、内周面をテーパー壁面とした継手本体と、相対するテ ーパー壁面を有する締付ナット体と、各テーパー壁面による密着押圧によって変 形して被接続管の外周面を密着押圧してシーリングを行うスリーブ体とで構成さ れる管継手に於いて、特に被接続管が外挿される内筒部をスリーブ体装着部分全 体をカバーする範囲に設けたもので、スリーブ体の変形押圧力を内筒部で受ける ことにより、へたり込みの生じ易い材質の配管であつても、流路障害となる被接 続管のへたり込みを防止したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の全体の外観図。
【図2】同各部材の断面図。
【図3】同連結状態の要部断面図。
【図4】本考案の別実施例の本体の断面図。
【図5】従来例の要部断面図。
【符号の説明】
1 継手本体 11 レンチ受け部 12 流路部 13 テーパー壁面 14 内筒部 14a 内筒部材 15 螺子部 2 締付ナット体 21 ナット本体 22 雌螺子部 23 テーパー壁面 3 スリーブ体

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口端部の内周面を外側に拡大するテー
    パー壁面に形成した継手本体と、内周面に継手本体の開
    口端部外側に螺合する螺子部、及び継手本体のテーパー
    壁面に相対すると共に、テーパー角度が継手本体のテー
    パー壁面のテーパー角度より大きいテーパー壁面とを形
    成した締付ナット体と、前記継手本体と締付ナット体を
    螺合した際に、前記各テーパー壁面との密着押圧によっ
    て変形して、両端で継手本体内に挿入された被接続管の
    外周面を密着押圧するスリーブ体で構成される管継手に
    於いて、継手本体に、被接続管が外挿される内筒部をス
    リーブ体装着部分全体をカバーする範囲に設けたことを
    特徴とする管継手。
  2. 【請求項2】 請求項第1項記載の管継手に於いて、内
    筒部を本体と分離して形成したことを特徴とする管継
    手。
  3. 【請求項3】 請求項第1項又は第2項記載の管継手に
    於いて、内筒部のスリーブ体装着時の本体側端部対応箇
    所の外周径をナット体側端部対応箇所の外周径より径大
    にしてなることを特徴とする管継手。
JP4185293U 1993-06-30 1993-06-30 管継手 Pending JPH078682U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4185293U JPH078682U (ja) 1993-06-30 1993-06-30 管継手

Applications Claiming Priority (1)

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JP4185293U JPH078682U (ja) 1993-06-30 1993-06-30 管継手

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH078682U true JPH078682U (ja) 1995-02-07

Family

ID=12619790

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JP4185293U Pending JPH078682U (ja) 1993-06-30 1993-06-30 管継手

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JP (1) JPH078682U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003232474A (ja) * 2002-02-08 2003-08-22 Nasco Fitting Kk 管継手

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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