JP2515295Y2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP2515295Y2
JP2515295Y2 JP1993041853U JP4185393U JP2515295Y2 JP 2515295 Y2 JP2515295 Y2 JP 2515295Y2 JP 1993041853 U JP1993041853 U JP 1993041853U JP 4185393 U JP4185393 U JP 4185393U JP 2515295 Y2 JP2515295 Y2 JP 2515295Y2
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JP
Japan
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joint
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pipe
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tightening nut
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JP1993041853U
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重雄 川崎
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Mihama Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、給水、給湯、空調等の
諸設備の金属配管に使用する継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】諸設備の金属配管の管接続手段として、
溶接、配管自体へ螺子形成による接続等の手法が行われ
ているが、作業現場の状況や、配管の肉厚、材質等の種
々の要因から前記手段を採用できないときは、特に配管
自体に何等の加工を施す必要がない管継手が採用され
る。
【0003】管継手としては、本願考案者が先に提案し
た実公昭61−26705号公報に開示されているもの
が知られている。この管継手は、図5に例示した通り、
継手本体01と、締付ナット体02と、スリーブ体03
から構成されている。
【0004】この継手本体01はその開口端部側の外周
面に螺子を刻設し、その内周面に外側に拡大するテーパ
ー壁面を形成してなり、特にテーパー壁の奥側端に被接
続管の環状溝(短内筒)を設けてなる。また締付ナツト
体02は、内周面に継手本体の開口端部外側に螺合する
螺子部とテーパー壁面を形成したもので、前記テーパー
壁面は、継手本体01のテーパー壁面に相対すると共
に、テーパー角度が継手本体01のテーパー壁面のテー
パー角度より大きく形成したものである。
【0005】またスリーブ体は、被接続管04に外挿さ
れる大きさで、継手本体01側の肉厚を薄くし、他端の
肉厚を厚く形成したものである。
【0006】前記管継手は、被接続管04にスリーブ体
03を被装し、被接続管04を本体01に差し込みその
先端を環状溝に嵌合し、締付ナツト体02を本体01に
螺合緊締し、各テーパー壁面との密着押圧によってスリ
ーブ体03を変形させ、スリーブ体03の両端で継手本
体01内に挿入された被接続管04の外周面を密着押圧
してシーリングを実現したものである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】前記の従来の管継手
は、スリーブ体03の撓み変形でシーリングを実現して
いるものであり、締付ナツト体02の締め付けが足りな
いと完全なシーリングが実現せずに液漏れや、被接続管
04の抜けが生じ易い。
【0008】また締付ナット体02の締め付けが強すぎ
ると、スリーブ体03の変形が大きくなって、被接続管
04のへたり込みが生じ、流路断面が狭くなって種々の
支障が発生する。そこで本考案は、締付ナット体の締め
付け不足への対策を備えた改良を提案したものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案に係る管継手は、
内周面にテーパー壁面に形成した継手本体と、継手本体
のテーパー壁面に相対し且つテーパー角度を大きくした
テーパー壁面を形成した締付ナット体と、前記継手本体
と締付ナット体を螺合した際に、各テーパー壁面による
密着押圧によって変形して、その両端で継手本体内に挿
入された被接続管の外周面を密着押圧してシーリングを
行うスリーブ体で構成される管継手に於いて、締付ナッ
ト体内周面のテーパー壁面の外側部分に、Oリングの軸
方向移動可能な巾で、且つ内底面が外側が浅くなる傾斜
面に形成したOリング嵌合溝を設け、被接続管が密挿さ
れるOリングを前記溝に嵌装してなることを特徴とする
ものである。
【0010】更に前記の管継手に於いて、スリーブ体の
変形が所定状態となる締付ボルトの螺合位置に外見上確
認できるストッパーを継手本体に設けてなることを特徴
とするものである。
【0011】
【作用】被接続管にスリーブ体を被装し、被接続管を本
体の内筒に外挿し、締付ナツト体を本体に螺合緊締する
と、スリーブ体は各テーパー壁面との密着押圧によって
変形され、スリーブ体の両端で被接続管の外周面を密着
押圧してシーリングを実現する。この際締付ナット体の
締め付け不足が在ったとしても、Oリングで液漏れが防
止できる。更にOリング嵌装溝を、Oリングの軸方向移
動可能な巾で、且つ内底面が外側が浅くなる傾斜面に形
成すると、被接続管の抜け方向移動に際しては、Oリン
グが強い抵抗となるので、被接続管の抜けが防止され
る。
【0012】また継手本体の所定位置に締付ナット体の
ストッパーが形成されていると、締付ナット体を当該位
置まで螺合することによって、適正な締め付けが実現す
る。更にその適正か否やも外観上直ぐに確認ができる。
【0013】
【実施例】次に本考案の実施例について説明する。本実
施例に係る管継手は、その基本構造は従前のものと同様
に、継手本体1と、締付ナット体2と、スリーブ体3か
ら構成されている。
【0014】継手本体1は六角断面のレンチ受け部(ス
トッパー)11を中心として左右に接続部分を形成した
もので、内部を貫通する流路部12を設けると共に、そ
の開口端の内周面に外側に拡大するテーパー壁面13を
形成してなり、テーパー壁面13の奥側端から開口端を
大きく突出する内筒部14を設けてなり、開口端部側の
外周面には螺子部15を刻設形成してなる。また特に内
筒部14は同一外径の筒体形状とせずに、基部(本体
側)と先端側(ナツト側)に段差を形成する。
【0015】締付ナツト体2は、六角形状のナット本体
21の内周面に、継手本体1の螺子部15に螺合する雌
螺子部22と、テーパー壁面23とOリング24とOリ
ング24の嵌合溝25を形成したもので、雌螺子部22
は、継手本体1のレンチ受け部11に衝突可能な程度の
長さに形成し、且つ衝突状態にテーパー壁面23が所定
位置となるように形成する。
【0016】テーパー壁面23は螺合時に継手本体1の
テーパー壁面13に相対する傾斜面を有すると共に、そ
のテーパー角度θ2が継手本体1のテーパー壁面13の
テーパー角度θ1より大きく形成したものである。Oリ
ング24の嵌合溝25は、Oリング24の軸方向移動可
能な巾で、且つ内底面25aがその外側が浅くなる傾斜
面に形成したものである。
【0017】スリーブ体3は、内筒部14に密挿する被
接続管4に外挿される大きさで、その肉厚は均等ではな
く一方端側が薄く、他端側に向かって徐徐に厚く形成し
たものである。
【0018】而して前記実施例の管継手は、被接続管4
にスリーブ体3を被装し、被接続管4を本体1の内筒部
14に外挿し、締付ナツト体2を本体1のストッパー
(レンチ受け部)11まで螺合緊締すると、スリーブ体
3は各テーパー壁面13、23との密着押圧によって変
形する。このスリーブ体3の変形は従前の管継手と同様
に、スリーブ体3の肉厚の相違と、テーパー角度θ1,
θ2の相違から、スリーブ体3のナット体側端部に摩擦
熱が発生しても継手本体側端部との塑性変形の条件を同
一に設定して所望の形態に撓ませ、スリーブ体3の両端
で被接続管4の外周面を密着押圧する。従ってスリーブ
体の撓み変形でシーリングを実現するものである。
【0019】特に本考案は締付ナット体2に被接続管4
が挿入されるOリング24を付設したものであるから、
締付ナット体2の締め付け不足が在ったとしても、Oリ
ング24で液漏れが防止できる。更にOリング嵌装溝2
5を、所定の形状に形勢したことによって、図4に例示
する通り被接続管4を継手本体1に差し込む際には、O
リング24の抵抗が小さく、被接続管4を継手本体1側
から引き抜こうとすると、Oリング24が強い抵抗とな
り、被接続管4の抜けが防止され、特に被接続管4に締
付ナット体2を差し込んだ状態が維持され、締付ナット
体2が外れないので、作業上便利である利点も有する。
【0020】また継手本体1の所定位置に締付ナット体
2のストッパー11が形成されているので、締付ナット
体2を当該位置まで螺合することによって、適正な締め
付けがなされ、適切なシーリングが実現すると共に、締
付ナット体の螺合が適正であるか否やを外観上直ぐに確
認ができる利点がある。
【0021】また本考案は前記実施例に限定されるもの
ではなく、継手本体1に形成するストッパーはレンチ受
け部と兼用せずに別に形成しても良く、また内筒部を本
体1から独立した内筒部材としても良い。
【0022】
【考案の効果】以上のように本考案は、内周面をテーパ
ー壁面とした継手本体と、相対するテーパー壁面を有す
る締付ナット体と、各テーパー壁面による密着押圧によ
って変形して被接続管の外周面を密着押圧してシーリン
グを行うスリーブ体とで構成される管継手に於いて、特
に締付ナット体内周面に、被接続管が密挿されるOリン
グを嵌装したものであり、更にスリーブ体の変形が所定
状態となる締付ボルトの螺合位置に外見上確認できるス
トッパーを継手本体に設けたもので、締付ナツト体の締
め付け不足によって生ずる種々の不都合を解消したもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の全体の外観図。
【図2】同各部材の断面図。
【図3】同連結状態の要部断面図。
【図4】同Oリングの作用状態を示す説明図。
【図5】従来例の要部断面図。
【符号の説明】
1 継手本体 11 レンチ受け部(ストッパー) 12 流路部 13 テーパー壁面 14 内筒部 15 螺子部 2 締付ナット体 21 ナット本体 22 雌螺子部 23 テーパー壁面 24 Oリング 25 嵌合溝 3 スリーブ体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−22787(JP,A) 実開 昭62−158282(JP,U) 実開 昭54−131124(JP,U) 実開 昭57−145885(JP,U) 実公 昭44−29660(JP,Y1)

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口端部の内周面を外側に拡大するテー
    パー壁面に形成した継手本体と、内周面に継手本体の開
    口端部外側に螺合する螺子部、及び継手本体のテーパー
    壁面に相対すると共に、テーパー角度が継手本体のテー
    パー壁面のテーパー角度より大きいテーパー壁面とを形
    成した締付ナット体と、前記継手本体と締付ナット体を
    螺合した際に、前記各テーパー壁面との密着押圧によっ
    て変形して、両端で継手本体内に挿入された被接続管の
    外周面を密着押圧するスリーブ体で構成される管継手に
    於いて、締付ナット体内周面のテーパー壁面の外側部分
    に、Oリングの軸方向移動可能な巾で、且つ内底面が外
    側が浅くなる傾斜面に形成したOリング嵌合溝を設け、
    被接続管が密挿されるOリングを前記溝に嵌装してなる
    ことを特徴とする管継手。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の管継手に於いて、更に
    リーブ体の変形が所定状態となる締付ボルトの螺合位置
    に外見上確認できるストッパーを継手本体に設けてなる
    ことを特徴とする管継手。
  3. 【請求項3】 請求項第項記載の管継手に於いて、ス
    トッパーを継手本体の六角断面のレンチ受け部としたこ
    とを特徴とする管継手。
JP1993041853U 1993-06-30 1993-06-30 管継手 Expired - Lifetime JP2515295Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS54131124U (ja) * 1978-03-06 1979-09-11
JPS57145885U (ja) * 1981-03-10 1982-09-13
HU203243B (en) * 1985-07-16 1991-06-28 Biogal Gyogyszergyar Process for producing cefalosporin derivative
JPS62158282U (ja) * 1986-03-31 1987-10-07

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