JP2502963Y2 - 合成樹脂製配管用メス継手 - Google Patents
合成樹脂製配管用メス継手Info
- Publication number
- JP2502963Y2 JP2502963Y2 JP1987050594U JP5059487U JP2502963Y2 JP 2502963 Y2 JP2502963 Y2 JP 2502963Y2 JP 1987050594 U JP1987050594 U JP 1987050594U JP 5059487 U JP5059487 U JP 5059487U JP 2502963 Y2 JP2502963 Y2 JP 2502963Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic resin
- hole
- female
- joint
- diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
- Joints With Pressure Members (AREA)
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、配管を接続する金属製オス継手のオスねじ
が螺合される合成樹脂製配管用メス継手に関する。
が螺合される合成樹脂製配管用メス継手に関する。
「従来の技術」 従来、配管に直接ねじを切らずに高い気密性を保持す
る各種の継手が用いられており、例えばフランジ付継
手、フレアー継手、くい込み継手、オス，メス継手など
があげられる。
る各種の継手が用いられており、例えばフランジ付継
手、フレアー継手、くい込み継手、オス，メス継手など
があげられる。
メス，オス継手は、例えば、第５図（ａ）（ｂ）に示
すように、貫通孔１が穿設された短棒状体２の上記貫通
孔１の端部に、貫通孔１と段３を設けて貫通孔１の径よ
り大きい径のメスねじ４が切られているメス継手５と、
第６図に示すように端部に近接して外周を囲繞する凸部
６が設けられた配管７に移動自在に嵌着され、かつ上記
凸部６の外径より小さい径の孔８を有し、外周に上記メ
ス継手５のメスねじ４に螺合するオスねじ９が切られた
オス継手10よりなる。これを用いて配管を接続するに
は、上記配管７の先端にＯリング11を取付け、これをオ
ス継手10の孔８に挿通し、メスねじ４に螺合し、上記Ｏ
リング11を段３と凸部６の間で締付ける。同様なことを
メス継手５の貫通孔１の他方端部に行うことにより、メ
ス継手５を介して配管が接続される。
すように、貫通孔１が穿設された短棒状体２の上記貫通
孔１の端部に、貫通孔１と段３を設けて貫通孔１の径よ
り大きい径のメスねじ４が切られているメス継手５と、
第６図に示すように端部に近接して外周を囲繞する凸部
６が設けられた配管７に移動自在に嵌着され、かつ上記
凸部６の外径より小さい径の孔８を有し、外周に上記メ
ス継手５のメスねじ４に螺合するオスねじ９が切られた
オス継手10よりなる。これを用いて配管を接続するに
は、上記配管７の先端にＯリング11を取付け、これをオ
ス継手10の孔８に挿通し、メスねじ４に螺合し、上記Ｏ
リング11を段３と凸部６の間で締付ける。同様なことを
メス継手５の貫通孔１の他方端部に行うことにより、メ
ス継手５を介して配管が接続される。
上記継手は金属製で、気密性が高くコンパクトで作業
性がよく、広く利用されている。
性がよく、広く利用されている。
近年、成形、加工が容易で耐食性に優れ、また安価な
ことから、タンク、ポンプ、配管などの合成樹脂化が進
み、付属する継手なども合成樹脂製が多くなっている。
ことから、タンク、ポンプ、配管などの合成樹脂化が進
み、付属する継手なども合成樹脂製が多くなっている。
上記メス、オス継手はＯリング11による気密性が高
く、オス継手10の締結力は、あまり大きくする必要がな
いため、強度やクリープ特性が金属より劣る合成樹脂を
使用する場合には好適な継手である。
く、オス継手10の締結力は、あまり大きくする必要がな
いため、強度やクリープ特性が金属より劣る合成樹脂を
使用する場合には好適な継手である。
「考案が解決しようとする問題点」 しかし、合成樹脂製メス継手を使用する場合にも、Ｏ
リングの締付けにはスパナ等を使うことから、オス継手
には金属製が使われる。そのため、締結作業を行う作業
者が慎重を欠くとその硬度の違いからメスねじが損傷を
受けることが多い。
リングの締付けにはスパナ等を使うことから、オス継手
には金属製が使われる。そのため、締結作業を行う作業
者が慎重を欠くとその硬度の違いからメスねじが損傷を
受けることが多い。
また、高温で使用されたり、温度変化が大きいと、合
成樹脂の熱膨張率が金属より大きいため、締付けがゆる
む欠点がある。
成樹脂の熱膨張率が金属より大きいため、締付けがゆる
む欠点がある。
本考案は上記の事情に鑑み、締結時にメスねじの損傷
がなく、高温、或いは温度変化にさらされても、径時的
にゆるむことのない合成樹脂製配管用メス継手を提供す
ることを目的とする。
がなく、高温、或いは温度変化にさらされても、径時的
にゆるむことのない合成樹脂製配管用メス継手を提供す
ることを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 本考案は上記の目的を達成すべくなされたもので、そ
の要旨は、先端に近接して外周を囲繞する凸部が設けら
れた配管に移動自在に嵌着され、内径が上記凸部の外径
より小さく、外周にねじ切りされた金属製のオス継手
を、長さ方向の貫通孔が穿設された合成樹脂製短棒状体
の上記貫通孔の端部内周に、貫通孔と段を設けてねじ切
りされた、上記貫通孔の径より大きい径のメスねじに螺
合し、上記凸部と上記段の間にＯリングを介在させて締
付ける合成樹脂製配管用メス継手において、メスねじ部
分が合成樹脂製短棒状体に嵌合された金属インサートに
よって形成され、かつＯリングの外径が金属インサート
の内径よりも小さいか、同じに位置している合成樹脂配
管用メス継手にある。
の要旨は、先端に近接して外周を囲繞する凸部が設けら
れた配管に移動自在に嵌着され、内径が上記凸部の外径
より小さく、外周にねじ切りされた金属製のオス継手
を、長さ方向の貫通孔が穿設された合成樹脂製短棒状体
の上記貫通孔の端部内周に、貫通孔と段を設けてねじ切
りされた、上記貫通孔の径より大きい径のメスねじに螺
合し、上記凸部と上記段の間にＯリングを介在させて締
付ける合成樹脂製配管用メス継手において、メスねじ部
分が合成樹脂製短棒状体に嵌合された金属インサートに
よって形成され、かつＯリングの外径が金属インサート
の内径よりも小さいか、同じに位置している合成樹脂配
管用メス継手にある。
「作用」 本考案の合成樹脂製配管用メス継手は、内周面にメス
ねじが切られた金属円筒がインサートされているので、
オス継手のオスねじと螺合されても損傷を受けることな
く、またＯリングは上記金属円筒体の内側に位置するの
で、インサートされた金属が管内に露出することがな
く、またインサートと樹脂の間の境界を流体が漏れるこ
ともない。
ねじが切られた金属円筒がインサートされているので、
オス継手のオスねじと螺合されても損傷を受けることな
く、またＯリングは上記金属円筒体の内側に位置するの
で、インサートされた金属が管内に露出することがな
く、またインサートと樹脂の間の境界を流体が漏れるこ
ともない。
「実施例」 第１図は本考案に係る合成樹脂製配管用メス継手の一
実施例を示すもので、第５図（ａ）と同一部分には同一
符号を符してその説明を省略する。
実施例を示すもので、第５図（ａ）と同一部分には同一
符号を符してその説明を省略する。
メス継手12は、長さ方向に貫通孔13が穿設された合成
樹脂製短棒状体14の上記貫通孔13の端部に、内周にメス
ねじ15が切られた円筒状の金属インサート16が嵌合固定
され、全体として第５図（ａ）に示すメス継手５と同じ
形状となっているが、段３は合成樹脂となっており、Ｏ
リング11は金属インサート16の内側に位置し、段３およ
び配管７の凸部６によって締付けられるようになってい
る。
樹脂製短棒状体14の上記貫通孔13の端部に、内周にメス
ねじ15が切られた円筒状の金属インサート16が嵌合固定
され、全体として第５図（ａ）に示すメス継手５と同じ
形状となっているが、段３は合成樹脂となっており、Ｏ
リング11は金属インサート16の内側に位置し、段３およ
び配管７の凸部６によって締付けられるようになってい
る。
本考案の合成樹脂製配管用メス継手は上記の構成とな
っているので、金属製オスねじ９と金属製メスねじ15と
の螺合によって配管が接続され、しかも、流れる流体
は、配管７と、メス継手12の合成樹脂部分のみに接触す
るので、金属インサート16の材質を考慮することなく、
流体の種類によって選ばれたセラミックス、合成樹脂、
金属製等の配管を接続することが可能となる。
っているので、金属製オスねじ９と金属製メスねじ15と
の螺合によって配管が接続され、しかも、流れる流体
は、配管７と、メス継手12の合成樹脂部分のみに接触す
るので、金属インサート16の材質を考慮することなく、
流体の種類によって選ばれたセラミックス、合成樹脂、
金属製等の配管を接続することが可能となる。
なお、金属インサート16に設けられている凹溝16a
は、金属インサート16にメスねじ15を切る際のバイトの
逃げ、また、先端面部16bは、メス継手12を成形する場
合、第２図に示すように、金型17内にメスねじ15の切ら
れた金属インサート16を取つけたコアピン18をセット
し、射出成形によって、貫通孔13を有する合成樹脂棒状
体14を成形する際、メスねじ15に樹脂が入らないように
するためのシールであり、メス継手の機能が満足されれ
ば、必ずしも必要としないものである。
は、金属インサート16にメスねじ15を切る際のバイトの
逃げ、また、先端面部16bは、メス継手12を成形する場
合、第２図に示すように、金型17内にメスねじ15の切ら
れた金属インサート16を取つけたコアピン18をセット
し、射出成形によって、貫通孔13を有する合成樹脂棒状
体14を成形する際、メスねじ15に樹脂が入らないように
するためのシールであり、メス継手の機能が満足されれ
ば、必ずしも必要としないものである。
また、第３図、第４図は、それぞれ、本考案の他の実
施例を示すもので、段３部分の形状を変えＯリングの取
付け位置を変化させたもので、第１図と同一部分には同
一符号を付してその説明を省略する。
施例を示すもので、段３部分の形状を変えＯリングの取
付け位置を変化させたもので、第１図と同一部分には同
一符号を付してその説明を省略する。
「考案の効果」 以上述べたように、本考案の合成樹脂製配管用メス継
手は、慎重さを欠いて接続操作を行なってもメスねじが
損傷されることなく、また、接続した後は、温度変化な
どによってゆるみを生せず、液体と接触する部分は、Ｏ
リングと合成樹脂となるので、流体によって金属インサ
ートの材質を選ぶ必要がなく、各種材質の配管に広く使
用出来る等多くの長所を有する。
手は、慎重さを欠いて接続操作を行なってもメスねじが
損傷されることなく、また、接続した後は、温度変化な
どによってゆるみを生せず、液体と接触する部分は、Ｏ
リングと合成樹脂となるので、流体によって金属インサ
ートの材質を選ぶ必要がなく、各種材質の配管に広く使
用出来る等多くの長所を有する。
第１図は本考案の合成樹脂製配管用継手の一実施例を示
す縦断面図、第２図はメス継手を成形する金型の縦断面
図、第３図，第４図はそれぞれ本考案のメス継手の他の
実施例を示す第１図相当図、第５図（ａ）（ｂ）は従来
のメス、オス継手を示すもので、第５図（ａ）は縦断面
図、第５図（ｂ）は第５図（ａ）のＶ−Ｖ線矢視図、第
６図はメス、オス継手に使用する配管の斜視図である。 １……貫通孔、２……短棒状体、３……段、４……メス
ねじ、５……メス継手、６……凸部、７……配管、８…
…孔、９……オスねじ、10……オス継手、11……Ｏリン
グ、12……合成樹脂製配管用メス継手、13……貫通孔、
14……合成樹脂製短棒状体、15……メスねじ、16……金
属インサート、16a……凹溝、16b……先端面部、17……
金型、18……コアピン。
す縦断面図、第２図はメス継手を成形する金型の縦断面
図、第３図，第４図はそれぞれ本考案のメス継手の他の
実施例を示す第１図相当図、第５図（ａ）（ｂ）は従来
のメス、オス継手を示すもので、第５図（ａ）は縦断面
図、第５図（ｂ）は第５図（ａ）のＶ−Ｖ線矢視図、第
６図はメス、オス継手に使用する配管の斜視図である。 １……貫通孔、２……短棒状体、３……段、４……メス
ねじ、５……メス継手、６……凸部、７……配管、８…
…孔、９……オスねじ、10……オス継手、11……Ｏリン
グ、12……合成樹脂製配管用メス継手、13……貫通孔、
14……合成樹脂製短棒状体、15……メスねじ、16……金
属インサート、16a……凹溝、16b……先端面部、17……
金型、18……コアピン。
Claims (1)
- 【請求項１】先端に近接して外周を囲繞する凸部が設け
られた配管に移動自在に嵌着され、内径が上記凸部の外
径より小さく、外周にねじ切りされた金属製のオス継手
を、長さ方向の貫通孔が穿設された合成樹脂製短棒状体
の上記貫通孔の端部内周に、貫通孔と段を設けてねじ切
りされた、上記貫通孔の径より大きい径のメスねじに螺
合し、上記凸部と上記段の間にＯリングを介在させて締
付ける合成樹脂製配管用メス継手において、メスねじ部
分が合成樹脂製短棒状体に嵌合された金属インサートに
よって形成され、かつＯリングの外径が金属インサート
の内径よりも小さいか、同じに位置していることを特徴
とする合成樹脂製配管用メス継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987050594U JP2502963Y2 (ja) | 1987-04-02 | 1987-04-02 | 合成樹脂製配管用メス継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987050594U JP2502963Y2 (ja) | 1987-04-02 | 1987-04-02 | 合成樹脂製配管用メス継手 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63158683U JPS63158683U (ja) | 1988-10-18 |
| JP2502963Y2 true JP2502963Y2 (ja) | 1996-06-26 |
Family
ID=30874100
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987050594U Expired - Lifetime JP2502963Y2 (ja) | 1987-04-02 | 1987-04-02 | 合成樹脂製配管用メス継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2502963Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5060181B2 (ja) * | 2007-06-15 | 2012-10-31 | 大成機工株式会社 | 管継手部の離脱防止構造 |
| KR20210058837A (ko) * | 2018-09-18 | 2021-05-24 | 에이에스엠엘 네델란즈 비.브이. | 회전 방지 유체 연결부 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5120225U (ja) * | 1974-08-02 | 1976-02-14 | ||
| JPS59164490A (ja) * | 1983-03-08 | 1984-09-17 | 日立金属株式会社 | プラスチツク継手 |
| JPS6147183U (ja) * | 1984-08-31 | 1986-03-29 | 株式会社ハ−マン | 管継手装置 |
| DE3523388C1 (de) * | 1985-06-29 | 1986-12-18 | Friedrichsfeld GmbH Keramik- und Kunststoffwerke, 6800 Mannheim | Verbindungsanordnung mit einer Schraubmuffe |
-
1987
- 1987-04-02 JP JP1987050594U patent/JP2502963Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63158683U (ja) | 1988-10-18 |
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