JPH0786288B2 - タンクの施工法 - Google Patents

タンクの施工法

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JPH0786288B2
JPH0786288B2 JP1227145A JP22714589A JPH0786288B2 JP H0786288 B2 JPH0786288 B2 JP H0786288B2 JP 1227145 A JP1227145 A JP 1227145A JP 22714589 A JP22714589 A JP 22714589A JP H0786288 B2 JPH0786288 B2 JP H0786288B2
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precast concrete
tank
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panels
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敦宏 深田
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Kajima Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鉄筋コンクリート躯体によるタンク、特に地
下式タンクの施工法に関する。
〔従来の技術〕
LNG、LPG、原油などを貯蔵する地下式タンクはほとんど
が鉄筋コンクリート躯体によるものであるが、その側壁
1の施工方法は従来、第6図に示すように底盤2を先に
施工し、上下方向に3〜4mのロッドで分割で下から順番
に型枠3により施工するか、第7図に示すように先行し
て施工した止水壁4を利用して側壁1は逆巻き打設(逆
巻き工法)で形成するようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、前記第6図や第7図に示す従来の施工法では、
側壁コンクリートの強度が発現したのち、次のロットの
コンクリートを打設するため、1ロット・1ヶ月程度と
工期が長いものになってしまう。
また、得ようとするタンク躯体の精度の確保が難しく、
そのため内径、壁厚を大きく造る必要が生じてしまう。
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、側壁の施
工に関し、工期の短縮と躯体精度の向上が得られるタン
クの施工法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は前記目的を達成するため、鉄筋コンクリート躯
体によるタンクにおいて、タンク側壁は円周方向に分割
施工するものであり、下端に据え付け固定をするための
ボルト孔を有する固定金具を取付けたプレキャストコン
クリートパネルをこの分割施工部の1つおき間隔に前記
固定金具を介して地盤に固定して建込み、該パネルの隣
接する頂部同士を間隔保持材で連結し、プレキャストコ
ンクリートパネル相互をカップラー継手を有する円周方
向筋で適宜長さ調整しながら継いだのち、これに縦筋を
組立て、隣接するプレキャストコンクリートパネルの端
部をガイドとして型枠をセットしてコンクリートを打設
することを要旨とするものである。
〔作用〕
本発明によれば、プレキャストコンクリートパネルは工
場で製作するため精度の良いものが得られ、中心角20゜
程度の円弧からなる一定形状の一定規格に基づいて生産
されるので、大量生産が可能であり、価格も安価なもの
となる。
また、プレキャストコンクリートパネルの据え付け精度
も、隣接するパネルの頂部同士を間隔保持材で連結する
ことにより、容易に確保できるので、このプレキャスト
コンクリートパネルをガイドとして型枠をセットしてコ
ンクリートを打設する部分の精度も向上する。
しかも、プレキャストコンクリートパネルには、下端に
据え付け固定をするためのボルト孔を有する固定金具を
取付けているので、地盤への建込みも強固に固定され
る。
なお、プレキャストコンクリートパネル相互をカップラ
ー継手を有する円周方向筋で適宜長さ調整しながら継い
でいるので、相互を引き合う緊張状態で連結できる。
このように一定規格のプレキャストコンクリートパネル
は、構築しようとするタンク側壁円周の一部である分割
施工部の形状に正確に合致したものでなくても、コンク
リート打設部分を構築しようとする円周形状に合わせて
造成してやれば、このコンクリート打設がプレキャスト
コンクリートパネルの形状の誤差を吸収して、設計通り
のタンク側壁を構築することができる。
そして、現場でのコンクリート打設部分は従来と比べて
半減するので工期の短縮化が得られる。
〔実施例〕
以下、図面について本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図〜第3図は本発明のタンクの施工法の1実施例を
示す各工程の斜視図で、図示は省略するが地下式タンク
の場合であり、止水壁を先行させて施工し、かつその内
部を掘削後、底盤を造成する。
この底盤上に側壁1を形成するについては、第5図に示
すように円周方向にn1,n2,n3〜nn部分にわけて分割施工
するものであり(一例として中心角20゜の円弧で分
割)、第1図に示すようにこれら分割施工部のうち一つ
おき間隔であるn1,n3,n5…の部分に見合うプレキャスト
コンクリートパネル5を工場製作で準備する。
このプレキャストコンクリートパネル5を分割施工部の
うちの一つおき間隔に底盤上に建込み、該パネル5の隣
接する頂部同士をアングル材などによる間隔保持材6で
連結する。なお、プレキャストコンクリートパネル5の
据え付け固定は固定金具11によるボルト取りとするのが
好ましい。
次いで、第2図に示すようにプレキャストコンクリート
パネル5相互を円周方向筋7て継ぐ。図示の例では円周
方向筋7にネジ筋鉄筋を使用し、カップラー継手として
のネジカップラー8で接続したが、鉄筋相互の継手方法
はこれに限定されるものではない。
このようにしてから、第3図に示すように円周方向筋7
に対し縦筋9を取付け、このような鉄筋組みの後で、さ
らに第4図に示すように隣接するプレキャストコンクリ
ートパネル5の端部をガイドとして型枠10をセットして
コンクリートを打設する。また、前記間隔保持材6は、
コンクリート打設後の適当な時期に撤去する。
このようにすれば、プレキャストコンクリートパネル5
間のみが場所打ちコンクリート部分となり、打設したコ
ンクリートの硬化後はプレキャストコンクリートパネル
5と一体となって連続した側壁1が得られる。
なお、前記実施例は地下式タンクの施工の場合について
述べたが、本発明は地上のコンクリート躯体のタンクの
施工にも適用できるものである。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明のタンクの施工法は、鉄筋コン
クリート躯体によるタンクにおいて、タンク側壁には一
部プレキャストコンクリートパネルを使用し、このプレ
キャストコンクリートパネルは工場で製作するため精度
の良いものが得られ、中心角20゜程度の円弧からなる一
定形状の一定規格に基づいて生産されるので、大量生産
が可能であり、価格も安価なものとなる。
さらに、その据え付け精度も間隔保持材で連結すること
により容易に確保できるのでこのプレキャストコンクリ
ートパネルをガイドとして型枠をセットしてコンクリー
トを打設する部分の精度も向上し、全体として精度の高
いコンクリート躯体が得られるものである。
なお、プレキャストコンクリートパネルの地盤への建込
みも強固に行うことができ、また、このパネル相互を適
宜長さ調整しながら継いでいるので、相互を引き合う緊
張状態で連結できる。
このように一定規格のプレキャストコンクリートパネル
は、構築しようとするタンク側壁円周の一部である分割
施工部の形状を正確に合致したものでなくても、コンク
リート打設部分を構築しようとする円周形状に合わせて
造成してやれば、このコンクリート打設がプレキャスト
コンクリートパネルの形状の誤差を吸収して、設計通り
のタンク側壁を構築することができるものである。
また、現場でのコンクリート打設部分は従来と比べて半
減するので工期の短縮化が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明のタンクの施工法の第1実施例
を示す各工程の斜視図、第4図は第3図の次工程を示す
平面図、第5図は分割施工の状態を示す説明図、第6図
は従来例を示す縦断側面図、第7図は他の従来例を示す
縦断側面図である。 1……側壁、2……底盤 3……型枠、4……止水壁 5……プレキャストコンクリートパネル 6……間隔保持材、7……円周方向筋 8……ネジカップラー、9……縦筋 10……型枠、11……固定金具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄筋コンクリート躯体によるタンクにおい
    て、タンク側壁は円周方向に分割施工するものであり、
    下端に据え付け固定をするためのボルト孔を有する固定
    金具を取付けたプレキャストコンクリートパネルをこの
    分割施工部の一つおき間隔に前記固定金具を介して地盤
    に固定して建込み、該パネルの隣接する頂部同士を間隔
    保持材で連結し、プレキャストコンクリートパネル相互
    をカップラー継手を有する円周方向筋で適宜長さ調整し
    ながら継いだのち、これに縦筋を組立て、隣接するプレ
    キャストコンクリートパネルの端部をガイドとして型枠
    をセットしてコンクリートを打設することを特徴とする
    タンクの施工法。
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