JPH078580U - 噴出器 - Google Patents

噴出器

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Publication number
JPH078580U
JPH078580U JP4005393U JP4005393U JPH078580U JP H078580 U JPH078580 U JP H078580U JP 4005393 U JP4005393 U JP 4005393U JP 4005393 U JP4005393 U JP 4005393U JP H078580 U JPH078580 U JP H078580U
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JP
Japan
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flow path
push button
button unit
cylinder
cap
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Pending
Application number
JP4005393U
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English (en)
Inventor
信治 山田
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Mitani Valve Co Ltd
Original Assignee
Mitani Valve Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノズルから内容物を吐出する噴出器におい
て、その使用後、経時において、ノズル位置の内容物が
ノズルから垂れることを防止する。 【構成】 容器本体10の口部11に噴射装置Pを取り
付ける。その噴射装置Pの押下釦ユニット28を、釦本
体30と噴出管29とキャップ31とで構成する。釦本
体30に噴出管29を取り付けてそれらの内部を連通し
て流路Aを形成し、その流路Aと連通する密閉室51を
形成して釦本体30にキャップ31を取り付ける。その
キャップ31には、手を当てて押し下げたときへこむ可
撓性の頂部46と、その頂部46から延びて流路A内に
入り込む軸部48と、その軸部48に設け、頂部46に
手を当てて押し下げたとき流路Aを開き、その頂部46
から手を離したとき流路Aを塞いでから撓んで密閉室5
1を拡げる可撓弁部50とを形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、化粧用・薬用・殺虫用等の噴出器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の噴出器では、たとえば図5に示すように、押下釦ユニット1の 噴出管2をシリンダ3内に入れて噴射装置Pを構成し、その噴射装置Pを容器本 体4の口部4aに組み付けてなり、その押下釦ユニット1を付勢部材7に抗して 手で押し下げたとき、シリンダ3内の内容物を押し出し、該押下釦ユニット1内 の流路5を通してそのノズル6から吐出する一方、前記押下釦ユニット1から手 を離したとき、それを付勢部材7で復帰して容器本体4内の内容物を前記シリン ダ3内に吸い上げていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の噴出器では、その使用後、ノズル6位置の内容物が経時 において徐々に流れ出してノズル6から垂れ、容器本体4やそのまわりを汚す問 題点があった。
【0004】 そこで、この考案の目的は、そのような噴出器において、その使用後、経時に おいて、ノズル位置の内容物がノズルから垂れることを防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そのため、この考案は、たとえば以下の図示実施例に示すとおり、押下釦ユニ ット28の一部をシリンダ15内に入れて噴射装置Pを構成し、その噴射装置P を容器本体10の口部11に組み付けてなり、その押下釦ユニット28を手で押 し下げたとき、前記シリンダ15内の内容物を押し出し、該押下釦ユニット28 内の流路Aを通してそのノズル37から吐出する一方、前記押下釦ユニット28 から手を離したとき、それを復帰して容器本体10内の内容物を前記シリンダ1 5内に吸い上げる噴出器において、前記押下釦ユニット28に、噴出管29と釦 本体30とキャップ31とを備え、前記釦本体30に、前記シリンダ15に挿入 する前記噴出管29を取り付けてそれらの内部を連通して前記流路Aを形成する とともに、その流路Aと連通する密閉室51を形成して前記釦本体30にキャッ プ31を取り付け、そのキャップ31に、手を当てて押し下げたときへこむ可撓 性の頂部46と、その頂部46から延びて前記流路A内に入り込む軸部48と、 その軸部48に設け、前記頂部46に手を当てて押し下げたとき前記流路Aを開 き、その頂部46から手を離したとき前記流路Aを塞いでから撓んで前記密閉室 51を拡げる可撓弁部50とを形成してなることを特徴とする。
【0006】
【作用】
そして、使用時、キャップ31の頂部46に手を当てて押下釦ユニット28を 押し下げると、可撓性の頂部46がへこんで密閉室51を狭めるとともに軸部4 8を押し下げてやがて流路Aを開く。その後、押下釦ユニット28の押し下げに ともないシリンダ15内の内容物を押し出し、該押下釦ユニット28内の流路A を通してそのノズル37から吐出する。 その吐出後、押下釦ユニット28から手を離すと、頂部46が復元するととも に、押下釦ユニット28全体が押し上がる。そして、頂部46の復元にともない やがて可撓弁部50で流路Aを塞ぎ、さらに復元するにともない可撓弁部50を 撓ませて前記密閉室51を拡げ、その密閉室51内に流路A内の内容物を吸い込 み、ノズル37位置の内容物を奥に引き込む。また、押下釦ユニット28全体の 押し上げにともない容器本体10内の内容物をシリンダ15内に吸い上げる。
【0007】
【実施例】
以下、図面を参照しつつ、この考案の実施例につき説明する。 図4は、この考案の一実施例である噴出器であって、その販売時における要部 の縦断面図である。
【0008】 図中符号10は、容器本体である。その容器本体10は、プラスチック製で、 ボトル形状につくってなり、口部11外周におねじを設けるとともに、図示しな いが内部にシャンプーや乳液等の内容物を収納する。そして、容器本体10の口 部11には、噴射装置Pを取り付けてなる。
【0009】 その噴射装置Pは、キャップ部材12を備える。そのキャップ部材12は、や や短い円筒形状で下向きに開口し、内周にめねじを設けるとともに、頂部13中 央に中心孔14を設ける。そのキャップ部材12の頂部13内面には、シリンダ 15のフランジ16を係合してなる。
【0010】 そのシリンダ16は、途中に三つの段部17・18・19を設けて下方に向け 順次小径とする。前記シリンダ16の上端部20は、前記キャップ部材12の中 心孔14を通して外向きに延ばし、外周に凸部21を設ける。一方、前記シリン ダ16の下端部内には、吸込口22と管取付口23を続けて設けるとともに、吸 込口22のすぐ上に下方に向けて漸次小径となる弁座24を設ける。そして、前 記管取付口23に吸上管25の上端を入れ、その管内と吸込口22とを連通して なる。
【0011】 そして、シリンダ15内には、ボール弁26を入れて前記弁座24に乗せてか ら、コイル状の付勢部材27を挿入してその下端を段部19に乗せる。それから 、シリンダ15に押下釦ユニット28の一部を挿入する。
【0012】 その押下釦ユニット28は、噴出管29と釦本体30とキャップ31とで構成 する。前記噴出管29は、中空軸状で、中心に通路32を有するとともに、下端 に拡径のシール部33を一体で形成する。
【0013】 前記釦本体30は、頂板部34を円板状に形成し、該頂板部34の外周に拡径 筒部35を下向きに形成するとともに、該頂板部34の中心に拡径筒部35と同 心で小径筒部36を形成する。該小径筒部36は、前記拡径筒部35よりも下向 きに大きく突出し、内部に途中に段部40をもつ中心孔38を形成し、下部外周 におねじを設ける。また、それら小径筒部36と拡径筒部35間には、径方向に 管部39を設ける。その管部39は、前記中心孔38と連通する管孔39aを有 する。そして、その管孔39aと連通し、該管部39から連続して前記拡径筒部 35にノズル37を嘴状に突出する。そして、前記噴出管29に後記する嵌合部 材41を取り付けてから該噴出管29の上端部を前記中心孔に圧入して該中心孔 38と前記噴出管29の通路32とを連通する。そうして、前記通路32と前記 中心孔39と管孔39aとで釦本体30と噴出管29の内部を連通する流路Aを 形成する。
【0014】 また、前記釦本体30は、頂板部34の外周に大径の嵌合筒部42を上向きに 形成するとともに、それと同心で小径のガイド筒部43を形成する。前記嵌合筒 部42は、基端外周に凹部44を設ける。前記ガイド筒部43は、外周に先端か ら基端へ漸次拡径となる傾斜面45を設ける。そして、釦本体30の嵌合筒部4 2にキャップ31を被せてなる。
【0015】 そのキャップ31は、可撓性材料でつくり、頂部46を緩やかな外向きの球面 状に形成するとともに、開口縁内周に凸部47を設ける。そのキャップ31の頂 部46内面には、中心に突部46aを設けて軸部48を取り付けるとともに、そ の突部46aの外側に同心でやや大径の肉薄筒部49を形成する。前記軸部48 は、下向きにやや長く延ばし、先端に徐々に拡径に開く可撓弁部50を形成する 。そして、その軸部48を前記中心孔38を通して前記通路32内に入れ、可撓 弁部50を段部40に係合して流路Aを遮断するとともに、前記嵌合筒部42の 凹部44にキャップ31の凸部47を係合してキャップ31を取り付ける。その とき、肉薄筒部49の先端を前記ガイド筒部43の傾斜面45に突き当て、内部 に密閉室51を形成する。その密閉室51は、前記中心孔38と常時連通してな る。
【0016】 ところで、前記嵌合部材41は、キャップ状で、内周に係合凸部55を設ける とともに、内部中央に小径の内筒部54を一体に形成し、その内周にめねじを設 けて前記釦本体30の小径筒部36にねじ付けてなる。
【0017】 しかして、上述した押下釦ユニット28は、前記噴出管29をシリンダ15内 に入れその内面にシール部33を押し当てて摺動自在に設け、下端部を前記付勢 部材27に乗せてそれに抗して押し込むとともに、前記嵌合部材41を前記シリ ンダ15の上端部20に被せてなる。そのとき、前記嵌合部材41の係合凸部5 5を前記シリンダ15の上端部20の係合部21に係合するとともに、該嵌合部 材41の下端を前記キャップ部材12の頂部13外面に押し当てる。これにより 噴出装置をPを組み付けてなる。
【0018】 そして、前記吸上管25及び前記シリンダ15を容器本体10内に入れ、その 容器本体10の口部11に前記キャップ部材12をねじ付けて前記噴射装置Pを 装着する。
【0019】 しかして、噴出器を購買後、使用するときは、前記押下釦ユニット28を適宜 回動してそのねじ止めを解除する。すると、前記付勢部材27で押下釦ユニット 28を矢印方向へ押し上げる。そして、図1に示すように、前記シール部33上 端を前記嵌合部材41の内筒部54下端に突き当て、押下釦ユニット28の上部 を容器本体10の口部11から上方へ所定長さだけ突出する。
【0020】 それから、キャップ31の頂部46に手を当てて押下釦ユニット28を矢印方 向へ押し下げると、図2に示すように、ガイド筒部43の傾斜面45に沿って肉 薄筒部49が下がり、頂部46がへこんで密閉室51を狭めるとともに、同時に 軸部48を押し下げてやがて可撓弁部50を段部40から離し、流路Aを開く。 そして、前記押下釦ユニット28の押し下げにともないシリンダ15内の内容物 を押し出し、該押下釦ユニット28内の流路Aを通してノズル37から吐出する 。
【0021】 その吐出後、押下釦ユニット28から手を離すと、可撓性の頂部46が復元す るとともに、押下釦28全体が押し上がる。そして、頂部46の復元にともない 軸部48が引き上げられ、図3に示すように、可撓弁部50が段部40に押し当 って流路Aを塞ぐ。さらに、前記頂部46が復元するにともない可撓弁部50を 撓ませて前記密閉室51を拡げ、図1に示す状態となる。そのとき、密閉室51 内に流路A内の内容物を吸い込み、ノズル37位置の内容物を奥へ吸い込む。
【0022】 また、押下釦ユニット28全体の押し上げにともないシリンダ15内を負圧化 し、容器本体10内の内容物をシリンダ15内に吸い上げる。
【0023】 なお、上述した図示実施例は、軸部48を、キャップ31と別体でつくった。 しかし、軸部48を、キャップ31と一体に形成してもよい。
【0024】
【考案の効果】
以上のことから、この考案によれば、使用後、押下釦ユニットから手を離すと 、頂部が復元するにともないやがて可撓弁部が復帰して流路を塞ぎ、さらに復元 するにともない可撓弁部を撓ませて密閉室を拡げ、その密閉室に流路内の内容物 を吸い込み、ノズル位置の内容物を流路奥へ引き込むので、経時、内容物がノズ ルから垂れることを防止でき、その結果、容器やそのまわりを内容物で汚すこと を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例である噴出器であって、使
用時における要部の縦断面図である。
【図2】その押下釦ユニットの頂部に手を当てて押し下
げたときにおける該押下釦ユニットの部分断面図であ
る。
【図3】その押下釦ユニットから手を離したときにおけ
る該押下釦ユニットの部分断面図である。
【図4】この噴出器の販売時における要部の縦断面図で
ある。
【図5】従来の噴出器であって、使用時における要部の
縦断面図である。
【符号の説明】
10 容器本体 11 口部 15 シリンダ 28 押下釦ユニット 29 噴出管 30 釦本体 31 キャップ 37 ノズル 46 頂部 48 軸部 50 可撓弁部 51 密閉室 P 噴射装置 A 流路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押下釦ユニットの一部をシリンダ内に入
    れて噴射装置を構成し、その噴射装置を容器本体の口部
    に組み付けてなり、その押下釦ユニットを手で押し下げ
    たとき、前記シリンダ内の内容物を押し出し、該押下釦
    ユニット内の流路を通してそのノズルから吐出する一
    方、前記押下釦ユニットから手を離したとき、それを復
    帰して容器本体内の内容物を前記シリンダ内に吸い上げ
    る噴出器において、 前記押下釦ユニットに、釦本体と噴出管とキャップとを
    備え、 前記釦本体に、前記シリンダに挿入する前記噴出管を取
    り付けてそれらの内部を連通して前記流路を形成すると
    ともに、 その流路と連通する密閉室を形成して前記釦本体にキャ
    ップを取り付け、 そのキャップに、手を当てて押し下げたときへこむ可撓
    性の頂部と、その頂部から延びて前記流路内に入り込む
    軸部と、その軸部に設け、前記頂部に手を当てて押し下
    げたとき前記流路を開き、その頂部から手を離したとき
    前記流路を塞いでから撓んで前記密閉室を拡げる可撓弁
    部とを形成してなる、噴出器。
JP4005393U 1993-06-25 1993-06-25 噴出器 Pending JPH078580U (ja)

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JP4005393U JPH078580U (ja) 1993-06-25 1993-06-25 噴出器

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JP4005393U JPH078580U (ja) 1993-06-25 1993-06-25 噴出器

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JPH078580U true JPH078580U (ja) 1995-02-07

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ID=12570180

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JP4005393U Pending JPH078580U (ja) 1993-06-25 1993-06-25 噴出器

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