JPH0785750A - 電子機器における操作釦の取付構造 - Google Patents

電子機器における操作釦の取付構造

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Publication number
JPH0785750A
JPH0785750A JP23361693A JP23361693A JPH0785750A JP H0785750 A JPH0785750 A JP H0785750A JP 23361693 A JP23361693 A JP 23361693A JP 23361693 A JP23361693 A JP 23361693A JP H0785750 A JPH0785750 A JP H0785750A
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JP
Japan
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operation button
chassis
cartridge
cartridge holder
disc
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Application number
JP23361693A
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English (en)
Inventor
Masahiko Kakizaki
昌彦 柿崎
Koji Hishinuma
孝司 菱沼
Toshihide Oba
敏秀 大庭
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクプレーヤー等の電子機器において、
操作釦を機器外筐側の強度を損なうことなく取付けるよ
うにする。 【構成】 ディスクプレーヤー(電子機器)の外筐を下
蓋11,上蓋12及び飾り枠13により構成し、飾り枠
13に操作釦18の嵌合凹部27を形成する。操作釦1
8の裏側には二種類のピン28,29が突設され、この
ピン28,29を夫々凹部27の底部分に形成された通
孔30,31に貫通して、一方のピン28を内部のスイ
ッチ基板19の面スイッチ19aに対接すると共に、他
方のピン29を飾り枠13の内面側に固着した板ばね3
2に溶着接続する。これにより操作釦18は飾り枠13
に対して取付けられて押圧操作時に板ばね32の弾力に
より弾性的に出没動作される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子機器、例えばディス
クプレーヤー,テーププレーヤー等における操作釦の取
付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器、例えばディスクプレーヤー,
テーププレーヤー等においては各種の操作には押圧操作
する操作釦、いわゆる押し釦が用いられている。
【0003】この押し釦は機器の外筐に押し釦全体が挿
通される通孔を形成し、この通孔に挿通した状態で取付
けられて外筐内に配設されるスイッチ基板の弾性面スイ
ッチに当接されている。
【0004】そして、この押し釦を押圧することにより
面スイッチが操作され、これに応じて各種の動作(再
生,早送り,戻し送り,一時停止,停止等)の切り換え
が行われ、また、押し釦の押圧を解除すると押し釦は面
スイッチの復元弾性により復帰される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の電
子機器における操作釦は機器外筐に操作釦全体が挿通さ
れる通孔を形成して、この通孔に挿通した状態で取付け
るので、機器外筐には大きな通孔を形成し、この通孔は
複数、間隔を狭めた状態で形成するため、外筐のこの通
孔形成部分の強度が低下し、特に幅狭の部面の場合は強
度の低下が大きくなり、これが合成樹脂により成形され
る飾り枠に形成するものにおいては、飾り枠の強度が大
幅に低下して破損し易くなり、機器が使用不能になるお
それがあった。
【0006】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、機器外筐又は飾り枠等の強度を損なうことなく操作
釦を取付けることができるようにした電子機器における
操作釦の取付構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の電子機器における操作釦の取付構造は、押圧
操作する操作釦を備えて成る電子機器において、操作釦
の裏側に突設される複数の突子と機器外筐側の操作釦が
取付けられる取付部位に穿設され、操作釦の突子が挿通
される複数の通孔と、取付部位の内面側に配設されるば
ね部材とを有し、操作釦の複数の突子を取付部位の通孔
に挿通すると共に、複数の突子のうち少なくとも1個の
突子をばね部材を貫通して機器外筐部内の被操作部材に
対応させ、他の突子をばね部材に固定して構成したもの
である。
【0008】また、操作釦が取付けられる取付部位は機
器外筐側の外周の飾り枠に操作釦が嵌合される凹部とし
て形成することが好ましい。
【0009】さらに、ばね部材は板ばねにより形成し、
操作釦の突子が固定される部位を切り込みにより弾性可
撓部とすることが好ましい。
【0010】
【作用】このように構成される本発明においては、押作
釦を押圧することにより、各突子は通孔内に没入され、
ばね部材に連結される突子はばね部材を弾性的に撓ませ
ると共に、ばね部材を貫通する突子は機器外筐内部の被
操作部材を押圧操作し、この操作に対応する切換動作が
行なわれる。また、操作釦は押圧を解除するとばね部材
の復元力により、これに連結される突子を介して押出さ
れ、突子による被操作部材の押圧が解除される。
【0011】このように本発明は操作釦の押圧操作によ
り突子のみが機器外筐側の通孔に対して出入されて被操
作部材が操作され、従って機器外筐側には突子のみが挿
入できる通孔を形成すればよいことになる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて詳述する。
【0013】本例においては、ミニディスク(MD)と
称される64mm径の小型の光磁気ディスクを再生する
携帯用のディスクプレーヤーについて説明する。
【0014】図1はこのディスクプレーヤーの外観を示
しており、このディスクプレーヤー1に装着される光磁
気ディスク(以下単にディスクという)100は同図に
より明らかな如くプラスチック製のカートリッジ101
内に回転可能に収納されており、これには既に信号が記
録され、即ち音楽等を録音してある。そしてこのディス
ク100を収納したカートリッジ(以下ディスクカート
リッジという)101をディスクプレーヤー1に挿入装
着してディスク100の再生が行なわれるものである。
【0015】このディスクプレーヤー1は携帯製を重視
して従来の同種のディスクプレーヤーよりもさらに小型
・薄型に形成されているもので、特にその厚みは18.
5mmの超薄型に形成されている。
【0016】この小型・薄型化を可能とした構造を図2
〜図4に示す。図において2はこのディスクプレーヤー
1の基本枠組となるメインシャーシー(以下単にシャー
シーという)で、このシャーシー2は図3及び図4で明
らかなように、薄い板金によって4つの側面部(左側面
部2a,後側面部2b,右側面部2c,前側面部2d)
を有する枠形に形成されている。
【0017】即ちこのシャーシー2の左側面部2a,後
側面部2b,右側面部2cは板金をコ字形に折り曲げて
形成され、これに前側面部2dを構成する板金を固定す
ることによって全体として4つの面を有する枠形のシャ
ーシー2を形成している。
【0018】そしてこのシャーシー2の中に収まるよう
に、ディスクカートリッジ101が装着されるディスク
駆動機構部としてのメカデッキ40が支持されている。
このメカデッキ40については後に詳しく述べる。
【0019】またこのシャーシー2の下面側には、ディ
スク駆動回路や信号再生回路が構成される回路基板3が
螺子4によって固定されている。
【0020】5はディスクプレーヤー1の動作電源とし
ての電池6が収納される電池ケースである。この電池ケ
ース5は例えば亜鉛ダイカストにより成形される剛体で
あり、この電池ケース5がシャーシー2の右側面部2c
に固着されている。
【0021】この電池ケース5とシャーシー2の固着部
の構造を図4でさらに詳細に説明すると、シャーシー2
の右側面部2cの上縁には2箇所に凸部2c1 ,2
2 、が突出形成され、一方これに対応して電池ケース
5の側面部には上下方向に通じる係合孔7a,7bが形
成されており、この係合孔7a,7bに下方からシャー
シー2の凸部2c1 ,2c2 を挿入して係合し、その上
でシャーシー2の右側面部2cと電池ケース5とを螺子
8によって上記の凸部2c1 ,2c2 と係合孔7a,7
bの挿入係合方向と直交する方向に締結固定してある。
【0022】このように薄い板金を折り曲げて枠状に形
成されるシャーシー2の一側面部(右側面部2c)に剛
体によりなる電池ケース5を固着したことにより、シャ
ーシー2の強度がシャーシー単体に比べて大幅に向上さ
れることになる。
【0023】尚、電池ケース5に収納される動作電源と
しての電池6は充電式(リチャージャブル)の専用電池
であり、その端面に形成された電極6a,6bが電池ケ
ース5の内部に配される入力基板9の端子9a,9bに
接触することにより、メカデッキのディスク駆動機構部
及び回路基板上の電子回路に電力が供給されるようにな
っている。
【0024】またこの電池6を出し入れする電池ケース
5の開口部は、シャーシー2に水平方向に回動可能に軸
支される電池蓋10によって開閉される如くなされてい
る。この電池蓋10の構造については後に述べる。
【0025】上述したように剛体によりなる電池ケース
5を固定して強度が向上されるシャーシー2の周囲は、
ディスクプレーヤー1の外筐を構成する下蓋11,上蓋
12及び飾り枠13によって覆われている。
【0026】下蓋11はアルミニウム板によってシャー
シー2の下面側から電池ケース5の下面側を覆う大きさ
に形成されており、この下蓋11が螺子14によってシ
ャーシー2及び電池ケース5に固定される。
【0027】またシャーシー2の後部には左側面部2a
と右側面部2cの内面側に沿って板金によりなる一対の
アーム15a,15bが垂直方向(上下方向)に回動可
能に軸支されており、このアーム15a,15bに、ア
ルミニウム板によってシャーシー2の上面側を覆う大き
さに形成された上蓋12が螺子16によって固定されて
いる。即ちこの上蓋12は、シャーシー2に対し上下方
向に 回動可能であり、メカデッキのディスクカートリ
ッジ装着部を開閉する開閉蓋として構成されているもの
である。
【0028】これら下蓋11と上蓋12の間に配される
飾り枠13は、硬質のプラスチックによってシャーシー
2の左側面部2a,後側面部2b及び前側面部2dに沿
うコ字状に形成され、これがシャーシー2の外周面に螺
子17によって固定される。
【0029】この飾り枠13におけるシャーシー2の左
側面部2aと対応する中央面部には各種の操作釦(本例
ではディスクの再生,早送り,逆送り,一時停止,停止
及び音量調整の6種の操作釦)18が設けられており、
後述するようにこの各操作釦18でシャーシー2の左側
面部2aに固着されているスイッチ基板19の面スイッ
チ19aを夫々押圧操作することによりディスクの各種
動作の切り換えや音量調整が行なわれる。
【0030】上述したように本例のディスクプレーヤー
1においては、薄い板金によりなる枠状のシャーシー2
に剛体によりなる電池ケース5を固定してシャーシー2
の強度を向上させ、さらにこのシャーシー2と電池ケー
ス5とに跨がってアルミニウム製の下蓋11を固定する
と共にシャーシー2の上面側にアルミニウム製の上蓋1
2を取り付け、シャーシー2の外周面に硬質プラスチッ
ク製の飾り枠13を固定したことにより、全体的に小型
・薄型・軽量でかつ実用に耐え得る充分な強度を有する
構体を構成できるものである。
【0031】さらに本例の構造においては、小型化を可
能とするために電池ケース5を開閉する電池蓋10の軸
支部とディスク装着部を開閉する上蓋12の軸支部に特
別の構造を採用している。
【0032】この構造部分を図5に示す。電池蓋10
は、電池ケースの開口部を開閉するようにシャーシー2
に軸支される回動板10aと、この回動板10aにその
面方向に沿って所定範囲で摺動可能に取り付けられる蓋
本体10bとによりなる。
【0033】蓋本体10bの先端部には係合突起21が
設けられ、一方これに対応して電池ケース5の開口縁に
は図6に示すように係合孔部22が形成されており、蓋
本体10bを回動板10aの遊端部側に移動させた状態
で電池蓋10によって電池ケース5の開口部を閉じ、こ
の状態から蓋本体10bを回動板10aの基端部側に移
動させて係合突起21を係合孔部22に係合させること
により電池蓋10がロックされる構成となっている。
【0034】このように構成される電池蓋10のシャー
シー2に対する軸支部は、上蓋12の片側の軸支部と殆
ど同じ部分に設定されている。
【0035】即ち、図5により明らかなようにシャーシ
ー2の後側面部2bと右側面部2cの間の折り曲げ部の
近傍において右側面部2cの上下縁には、電池蓋10を
軸支するための第1の軸受部23a,23bが対称的に
形成され、この上下の第1の軸受部23aと23bの間
に位置して上蓋12が取り付けられる右側のアーム15
bを軸支するための第2の軸受部25が形成されてい
る。
【0036】電池蓋10を軸支する第1の軸受部23
a,23bは、夫々根元部が垂直に立ち上がり、その先
端部分が内側に水平に折り曲げられるU字形状に突出形
成され、これに対応して電池蓋10の回動板10aの基
端部側に突設された上下の突出片部10a1 ,10a2
には夫々支軸24a,24bが対向するように突設され
ており、この上下の支軸24a,24bを夫々第1の軸
受部23a,23bに横方向から挿入し係合させること
により簡単に組み付けられるようになっている。
【0037】この構造において支軸24a,24bの根
元部には夫々フランジ部24a1 ,24b1 が形成され
ており、支軸24a,24bを第1の軸受部23a,2
3bに係合させた後に電池ケース5をシャーシー2の右
側面部2cに固定するとこのフランジ部24a1 ,24
1 が電池ケース5の一部に接する状態となり、これに
よって電池蓋10は第1の軸受部23a,23bからの
支軸24a,24bの抜けを止められた状態でガタつく
ことなく組み付けられる構成となっている(図7参
照)。
【0038】一方、上蓋12が取り付けられるアーム1
5bを軸支する第2の軸受部25は、第1の軸受部23
aと23bの間においてこの第1の軸受部23a,23
bと直交する方向に切り起こし状に突出形成され、この
第2の軸受部25にアーム15bがカシメピン26によ
って垂直方向に回動可能に枢着軸支されている。
【0039】このように本構造は、互いに回動方向の異
なる電池蓋10と上蓋11の軸支部をシャーシー2上に
効率よく配置し、スペースを有効に利用することにより
ディスクプレーヤーの小型化に有利な構成としたもので
ある。
【0040】さらに本例のディスクプレーヤー1では、
飾り枠13の操作釦18の配置部において強度を充分に
確保するための構造が考慮されている。
【0041】この飾り枠13の構造を図8及び図9に示
す。飾り枠13には操作釦18に対応して凹部27が設
けられており、この凹部27内に操作釦18が収まるよ
うに配置されている。
【0042】各操作釦18の裏側には夫々二種類のピン
28,29が突設され、このピン28,29が夫々凹部
27の底部分に形成された通孔30,31を貫通して飾
り枠13の内面側に臨んでおり、一方のピン28はシャ
ーシー2の左側面部2aに固着されたスイッチ基板19
の面スイッチ19aと対接し、他方のピン29は飾り枠
13の内側面に固着される板ばね32に接続されてい
る。
【0043】板ばね32には各操作釦18に対応して所
定の切り込みを入れることによって可撓部32aが形成
され、この可撓部32aに各操作釦18のピン29を溶
融カシメによって接続固定してあり、この板ばね32の
可撓部32aの弾性をもって各操作釦18に復帰方向の
力を付与している。またピン28はこの板ばね32に形
成された通孔32bを貫通してスイッチ基板19の面ス
イッチ19aに接している。
【0044】そして操作釦18を板ばね32の力に抗し
て押圧することによってその操作釦18に対応した面ス
イッチ19aが操作され、これに応じてディスクの各種
動作(再生,早送り,逆送り,一時停止,停止)の切り
換えや音量調整が行なわれる。
【0045】このような構造としたことにより本例の飾
り枠13は、従来一般の操作釦18の取付構造に比して
充分な強度が確保される。つまり、一般に採用されてい
る構造では、飾り枠13に操作釦18が全体的に貫通す
る貫通孔を設けていたが、これでは貫通孔による肉抜き
部分で飾り枠13の強度が大幅に低下するため、本構造
では飾り枠13の操作釦18の配置部を凹部27とし、
即ち飾り枠13の肉を残した構造とすることにより飾り
枠13の強度の低下を回避したものである。そしてこの
ように飾り枠13の強度が充分に確保されることによ
り、ディスクプレーヤー1の全体としての強度の向上に
大きく寄与できるものである。
【0046】次にシャーシー2の中に配されるメカデッ
キ40の構成を図3及び図11において説明する。41
はこのメカデッキ40の基板となるメカシャーシーで、
このメカシャーシー41は複数箇所においてシャーシー
2の内面側に水平方向に突出される支持片部2eに緩衝
部材(ゴムダンパー42及びコイルばね43)を介して
フローティング状態で支持されている。
【0047】このメカシャーシー41には、ディスク1
00を載置したモーターによって回転駆動されるターン
テーブル44や、ディスク100の信号を読み取るため
の光学ピックアップ(図には表われていない)等が配置
されている。また45はメカシャーシー41上に突設さ
れる位置決めピンである。
【0048】またメカシャーシー41にはその後端部に
設けられた軸支部46に、ディスクカートリッジ101
を保持するためのカートリッジホルダー47が上下方向
に回動可能に軸支されている。
【0049】このカートリッジホルダー47は、上面板
部47aと、この上面板部47aの左右両側から下方に
直角に折曲される両側板部47b,47c及びこの両側
板部47b,47cの下端内側から直角に突出される下
側支持板部47d,47eとを一体に有してなり、この
カートリッジホルダー47がメカシャーシー41に対し
所定の角度まで持ち上げられるように回動された状態で
このカートリッジホルダー47にディスクカートリッジ
101を挿入し、この状態からカートリッジホルダー4
7をメカシャーシー41と重なるように下方へ回動させ
ることにより、ディスクカートリッジ101はメカシャ
ーシー41上の所定の装着位置に装着され、即ちディス
クカートリッジ101の下面に形成された基準孔が位置
決めピン45に係合してディスクカートリッジ101の
位置決めが行なわれると同時に、ディスクカートリッジ
101の下面側に露出しているディスク100の中心部
がターンテーブル44に載置される状態となる。
【0050】またカートリッジホルダー47の右側板部
47cの外側面には、ディスクカートリッジ101のシ
ャッター102を開放するためのシャッター開放部材4
8が取り付けられている。即ちこのシャッター開放部材
48は板金を加工してなり、その先端部に形成された凸
状部48aがカートリッジホルダー47の右側板部47
cの通孔49を通ってカートリッジホルダー47の内部
に突出している。
【0051】そしてカートリッジホルダー47にディス
クカートリッジ101を挿入すると、このシャッター開
放部材48の凸状部48aがシャッター102の係合孔
102aに係合し、このためシャッター102はその位
置で置いていかれる状態となってディスクカートリッジ
101に対し相対的に移動され、これによってディスク
カートリッジ101の下面の開口部が開放されてここか
らディスク100の一部が露出し、光学ピックアップと
対向される如くなされている。
【0052】本例のディスクプレーヤー1においては、
カートリッジホルダー47の回動支点と上蓋12の回動
支点とは若干ずれた位置に設定されているも、カートリ
ッジホルダー47は上蓋12の開閉動作に連動して回動
されるようになっている。
【0053】即ち、カートリッジホルダ47には左右の
側板部47b,47cから夫々水平方向に突出して突片
部47b1 ,47c1 が設けられ、一方上蓋12が固定
される左右のアーム15a,15bには夫々内側に向か
って水平方向に突出される突片部15a1 ,15b1
設けられて上記カートリッジホルダー47の突片部47
1 ,47c1 の下側に対向されるようになっており、
上蓋12を開くとアーム15a,15bの突片部15a
1 ,15b1 がカートリッジホルダー47の突片部47
1 ,47c1 に当接係合してこれを持ち上げ、このた
め上蓋12に追従するようにカートリッジホルダー47
が上方へ回動されることになる。尚、この上蓋12とカ
ートリッジホルダー47の最大開き角度は、夫々25°
と20°に設定されている。
【0054】また、上蓋12の裏面側には、図10に示
すように左右に板ばね部材50,51が固着されてお
り、この板ばね部材50,51には夫々前後に弾性突片
部50a及び50b,51a及び51bが突出形成され
ている。また右側の板ばね部材51には中央部にも弾性
突片部51cが突出形成されている。
【0055】これらの弾性突片部50a,50b,51
a,51b,51cは何れも上蓋12の内面側から浮き
上がるように傾斜状に屈曲されており、上蓋12を閉じ
るときは、右側の板ばね部材51の弾性突片部51cが
カートリッジホルダー47の上面板部47aに当接して
これを下方に押圧し、このため上蓋12に追従するよう
にしてカートリッジホルダー47が下方へ回動されるこ
とになる。
【0056】そして上蓋12が完全に閉じた状態では、
右側の板ばね部材51の中央の弾性突片部51cがカー
トリッジホルダー47をメカシャーシー41側に押さえ
付けると共に、両側の板ばね部材50,51の弾性突片
部50a及び50b,51a及び51bが夫々ディスク
カートリッジ101をメカシャーシー41側に押さえ付
け、これによってディスクカートリッジ101はガタ付
きが生じることなく確実にメカシャーシー41上のディ
スクカートリッジ装着部に装着される。
【0057】尚、この構成において板ばね部材50,5
1の前側の弾性突片部50a,51aは夫々カートリッ
ジホルダー47の前方においてディスクカートリッジ1
01に当接し、一方後側の弾性突片部50b,51bは
夫々カートリッジホルダー47の上面板部47aに 形
成された左右の通孔52a,52bを介してディスクカ
ートリッジ101に当接する如くなされている。
【0058】上蓋12は完全に閉じられた状態ではロッ
ク機構によってロックされる構造となっており、即ちこ
のロック機構は、シャーシー2の前側面部2dの中央に
設けられるフック状のロック片53と、このロック片5
3と対応して上蓋12の前端部内面側に固定される係着
板54とによりなり、上蓋12を完全に閉じた状態では
この係着板54の係着凹部54aがロック片53と係着
されることによって上蓋12のロックが行なわれる。
【0059】またこの上蓋12のロックを解除するとき
には、飾り枠13に設けられているロック解除操作部材
55をスライド操作することでロック片53が係着板5
4から外れ、上蓋12を開くことができるようになって
いる。
【0060】そしてこの上蓋12のロックを解除して上
蓋12を開くと、ディスクカートリッジ101が入って
いた場合、このディスクカートリッジ101がカートリ
ッジホルダー47から飛び出すようにイジェクト(排
出)される。
【0061】このディスクカートリッジ101のイジェ
クト機構の構成を図12に詳細に示す。カートリッジホ
ルダー47の右側板部47cには、その下端から水平方
向に突出される支持板部57が一体に形成されており、
この支持板部57には板金によりなるイジェクトレバー
58が前後方向即ちディスクカートリッジ101の挿脱
方向と同方向に摺動可能に支持されている。
【0062】このイジェクトレバー58は、カートリッ
ジホルダー47の支持板部57に沿う基板部58aと、
この基板部58aの前端部から垂直に立ち上がり、カー
トリッジホルダ47の右側板部47cに沿う弾性板部5
8b及び延長板部58cを一体に有してなり、基板部5
8aの長手方向に形成されたガイド長孔59a,59b
が夫々カートリッジホルダー47の支持板部57に植設
固定されるガイドピン60a,60bにガイドされるこ
とによって所定の範囲で前後方向に摺動可能に取り付け
られている。
【0063】またこのイジェクトレバー58には、基板
部58aの前端にばね掛け突起58dが突設され、この
ばね掛け突起58dと前側のガイドピン60aとの間に
引張コイルばね61を張架してあり、この引張コイルば
ね61の力によってイジェクトレバー58は常に前方、
即ちディスクカートリッジ101のイジェクト方向に付
勢されている。
【0064】そしてこのイジェクトレバー58の弾性板
部58bの先端部には、ディスクカートリッジ101の
側部に形成された凹部103と係合する樹脂製の係合爪
62が設けられている。この係合爪62はアウトサート
成形によって板金製のイジェクトレバー58と一体に形
成されており、この係合爪62がカートリッジホルダー
47の右側板部47cに形成された長孔状の通孔63を
介してカートリッジホルダー47の内部に臨み、カート
リッジホルダー47にディスクカートリッジ101が挿
入された状態ではこの係合爪62がディスクカートリッ
ジ101の凹部103に係合し(図13参照)、これに
よってディスクカートリッジ101と一体的にイジェク
トレバー58が摺動される如くなされている。
【0065】このイジェクトレバー58の係合爪62に
おいては、図13により明らかな如く特にアンダーカッ
ト部62aを設けてあり、即ち係合爪62におけるディ
スクカートリッジ101の凹部103との対接面部の根
元部分を凹状に切り欠いたアンダーカット形状に形成し
てある。
【0066】このように係合爪62にアンダーカット部
62aを設けたことにより、係合爪62はディスクカー
トリッジ101の凹部103と確実に係合し易くなり、
たとえディスクカートリッジ101がカートリッジホル
ダー47内でのガタつきによって図13に仮想線で示す
如く多少傾いた状態で挿入されたときにも、係合爪62
が凹部103から逃げる方向に力が作用することはな
く、このため係合爪62と凹部103との係合状態が確
実に維持されるようになっている。
【0067】またイジェクトレバー58には、延長板部
58cの先端部外面側に後述するロック部材67と係合
されるロックピン64が立設されており、さらにこの延
長板部58cには内面側にガイドピン65が植設され、
このガイドピン65がカートリッジホルダー47の右側
板部47cに形成されたガイド長孔66に係合しこれに
沿ってガイドされることにより、ロックピン64がロッ
ク部材67と正確に対応し係合されるようにしてある。
【0068】ロック部材67は軸ピン68によってカー
トリッジホルダー47の右側板部47cの後端部に回動
可能に枢着されており、その先端部には上述したイジェ
クトレバー58のロックピン64と係合する爪部67a
を有している。
【0069】このロック部材67を枢着する軸ピン68
にはねじりコイルばね69が装着され、その一端部がカ
ートリッジホルダー47側に、他端部がロック部材67
側に夫々係着されており、このねじりコイルばね69の
力によってロック部材67は常に図において時計方向に
回動付勢されている。
【0070】またこのロック部材67は、その一部の突
出部67bがカートリッジホルダー47側に突設される
ストッパー突片70に当接することによって所定の回動
位置、即ち爪部67aがイジェクトレバー58のロック
ピン64と対応される位置で係止されている。
【0071】またこのロック部材67には、イジェクト
レバー58のロックピン64との係合を解除する操作に
用いられる操作片部67cが設けられており、この操作
片部67cを操作するためのロック解除機構がメカシャ
ーシー41側に構成されている。
【0072】このロック解除機構はいわゆるラチェット
機構によりなり、カートリッジホルダー47の回動動作
を利用してロック部材67とロックピン64との係合を
解除させるものである。
【0073】カートリッジホルダー47側のロック部材
67に対応してメカシャーシー41には、カートリッジ
ホルダー47の右側板部47cと対向するように垂直壁
71が切り起こし状に立設されており、この垂直壁71
ににラチェット機構を構成するラチェット部材72が軸
ピン73によって回動可能に枢着されている。このラチ
ェット部材72は一端部にロック部材67の操作片部6
7cと対応する作用爪部72aが形成され、また他端部
にはストッパー突片72bが突設されている。
【0074】そしてこのラチェット部材72を枢着する
軸ピン73にはねじりコイルばね74が装着され、その
一端部が垂直壁71側に、他端部がラチェット部材72
側に夫々係着されており、このねじりコイルばね74の
力によってラチェット部材72はロック部材67と逆方
向、即ち図において反時計方向に回動付勢されている
も、このラチェット部材72はストッパー突片72bが
垂直壁71の上縁部に当接することによって所定の回動
位置、即ち作用爪部72aがロック部材67の操作片部
67cと対応される位置で係止されている。
【0075】また、このラチェット部材72が取り付け
られる垂直壁71は、その前部71aが外側に向かって
開くように傾斜屈曲されており、これによって後述する
ように垂直壁71がディスクカートリッジ101の挿入
時にイジェクトレバー58を円滑に呼び込むガイド壁と
して機能する如く構成されている。
【0076】続いて以上の如く構成されるイジェクト機
構の動作を詳しく説明する。先ず、図14に示す如くメ
カシャーシー41に対しカートリッジホルダー47が持
ち上げられた状態(上蓋12が開いた状態)でカートリ
ッジホルダー47にディスクカートリッジ101を挿入
すると、イジェクトレバー58の係合爪62がディスク
カートリッジ101の側部の凹部103に係合され、こ
のためディスクカートリッジ101に引張って行かれる
ようにしてイジェクトレバー58が引張コイルばね61
の力に抗してディスクカートリッジ101と一体的に後
方へ移動される。
【0077】このとき、上述したようにイジェクトレバ
ー58の係合爪62にアンダーカット部62aを有して
いることにより、係合爪62と凹部103とは確実に係
合状態が維持され、ディスクカートリッジ101がカー
トリッジホルダー47内で多少ガタついて傾いた状態で
挿入された場合でも係合爪62は凹部103から脱落す
ることはない。
【0078】万一、係合爪62が凹部103から逃げよ
うとしても、イジェクトレバー58の弾性板部58bが
ロック解除機構部の垂直壁71によって呼び込まれるよ
うにガイドされることにより、係合爪62は凹部103
から脱落することがなく、このためイジェクトレバー5
8は確実にディスクカートリッジ101と一体的に移動
されることになる。
【0079】そしてディスクカートリッジ101がカー
トリッジホルダー47の最深部まで完全に挿入される
と、図15に示す如くイジェクトレバー58のロックピ
ン64がロック部材67の爪部67aに係合し、これに
よってイジェクトレバー58がロックされる。
【0080】尚、このロックピン64とロック部材67
の係合動作をさらに詳しく説明すると、先ずイジェクト
レバー58の後方への移動によってロックピン64がロ
ック部材67の爪部67aの先端傾斜縁に当接してこれ
を押圧し、この押圧力によってロック部材67はねじり
コイルばね69の力に抗して押し下げられるように回動
され、やがてロックピン64が爪部67a越えたところ
でロック部材67はねじりコイルばね69の力によって
元の位置に復帰し、爪部67aにロックピン64が係合
される状態となってイジェクトレバー58がロックされ
る。
【0081】そしてこのようにディスクカートリッジ1
01がカートリッジホルダー47に完全に挿入されてイ
ジェクトレバー58がロックされた状態から、上蓋12
を閉じることによってカートリッジホルダー47を下方
へ回動させ、ディスクカートリッジ101がメカシャー
シー41上のディスクカートリッジ装着部に装着された
状態では、図16に示す如くロック部材67の操作片部
67cがラチェット部材72の作用爪部72aを乗り越
えてこの作用爪部72aの下方に位置される。
【0082】このロック部材67の操作片部67cがラ
チェット部材72の作用爪部72aを乗り越える動作
は、次のようにして行なわれる。
【0083】即ち、ロック部材67はストッパー突片7
0によって時計方向の回動を規制されているため、操作
片部67cがラチェット部材72の操作爪部72aに当
接してこれを押圧し、その力によってラチェット部材7
2はねじりコイルばね74の力に抗して時計方向即ち作
用爪部72aがロック部材67の操作片部67cから逃
げる方向に回動され、その結果ロック部材67の操作片
部67cがラチェット部材72の作用爪部72aを乗り
越える。
【0084】そしてこの状態から上蓋12を開いて図1
7に示すようにカートリッジホルダー47が上方へ持ち
上げられるように回動されると、今度はラチェット部材
72がストッパー突片72bによって反時計方向の回動
を規制されていることにより、ロック部材67の操作片
部67cがラチェット部材72の作用爪部72aに当接
するとロック部材67はねじりコイルばね69の力に抗
してカートリッジホルダー47に対し相対的に反時計方
向に回動される状態となる。
【0085】つまり、ロック部材67は操作片部67c
がラチェット部材72の作用爪部72aに当接されるこ
とによってカートリッジホルダー47の上方への回動に
対し置いていかれる状態となり、このためロック部材6
7の爪部67aからロックピン64が外れてロックが解
除され、これによってイジェクトレバー58は引張コイ
ルばね61の力によって前方に向かって復帰移動し、そ
の結果このイジェクトレバー58に引張って行かれるよ
うにしてディスクカートリッジ101がカートリッジホ
ルダー47から飛び出すようにイジェクトされる。
【0086】尚、上蓋12が完全に開かれてカートリッ
ジホルダー47が最上方の回動位置で持ち上げられる
と、ロック部材67はその操作片部67cがラチェット
部材72の作用爪部72aを乗り越えて元の状態に復帰
される。
【0087】そして以上のように上蓋12が開かれると
同時にディスクカートリッジ101がカートリッジホル
ダ47から飛び出すようににイジェクトされることによ
り、ユーザーはディスクカートリッジ101の取り出し
が楽に行なえることになる。
【0088】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明はこの実施例の構成に限定されるものでない
ことは勿論である。
【0089】即ち、本発明は、前述した実施例における
ディスクプレーヤーの各操作釦18の取付構造に限るこ
となく、テーププレーヤー等、他の電子機器における押
圧操作釦にも適用できるもので、また、操作釦は機器外
筐に直接、突子であるピンが挿通される通孔を穿設して
取付けてもよく、この場合は、外筐の周側面部に限るこ
となく、上面部(上蓋側)、下面部(下蓋側)にも取付
けることができる。
【0090】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、押圧操作
する操作釦の裏側に複数の突子を突設し、この操作釦を
取付ける機器外筐側には突子が挿通される通孔を形成し
て、この通孔に各突子を挿通し、通孔形成部の内面側に
配設したばね部材に固定することにより操作釦を機器外
筐側に取付けると共に、少なくとも1個の突子を内部の
被操作部材に対応させるように構成したことにより、機
器外筐側には操作釦の全体が挿通されることなく、突子
のみが挿通される小径の通孔を形成すればよいので、機
器外筐側の強度が損なわれことなく、特に操作釦を機器
外筐の外周に配設する幅狭で合成樹脂材により成形され
る飾り枠に取付ける場合においてもその強度の低下が回
避されて、その強度が充分に確保されることになって機
器全体としての強度の向上に大きく寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のディスクプレーヤーの斜視図である。
【図2】同、分解斜視図である。
【図3】同、シャーシーとメカデッキの部分の分解斜視
図である。
【図4】同、シャーシーと電池ケースの部分の分解斜視
図である。
【図5】同、電池蓋と上蓋の軸支部分の分解斜視図であ
る。
【図6】同、電池蓋の部分の一部切り欠いた平面図であ
る。
【図7】同、電池蓋の軸支部分の平面図である。
【図8】同、飾り枠における操作釦の配置部の分解斜視
図である。
【図9】同、飾り枠における操作釦の配置部の縦断面図
である。
【図10】同、上蓋の裏返した状態の斜視図である。
【図11】同、メカデッキ部の斜視図である。
【図12】同、イジェクト機構部の分解斜視図である。
【図13】同、イジェクト機構部におけるイジェクトレ
バーの係合爪とディスクカートリッジの凹部との係合状
態の説明図である。
【図14】同、イジェクト機構部の動作を説明する側面
図で、ディスクカートリッジが挿入される前の状態であ
る。
【図15】同、イジェクト機構部の動作を説明する側面
図で、ディスクカートリッジが挿入された状態である。
【図16】同、イジェクト機構部の動作を説明する側面
図で、ディスクカートリッジが所定の装着部に装着され
た状態である。
【図17】同、イジェクト機構部の動作を説明する側面
図で、ディスクカートリッジがイジェクトされた状態で
ある。
【符号の説明】
1 ディスクプレーヤー 2 シャーシー 11 下蓋 12 上蓋 13 飾り枠 18 操作釦 19 スイッチ基板 19a 面スイッチ 27 凹部 28,29 突子としてのピン 30,31 通孔 32 板ばね 32a 可撓部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年2月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】このディスクプレーヤー1は携帯性を重視
して従来の同種のディスクプレーヤーよりもさらに小型
・薄型に形成されているもので、特にその厚みは18.
5mmの超薄型に形成されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】またカートリッジホルダー47の右側板部
47cには、ディスクカートリッジ101のシャッター
102を開放するためのシャッター開放片80がカート
リッジホルダー47の内部に突出して形成されている。
さらにこれより前方においてカートリッジホルダー47
の右側板部47cの外側面には、シャッター閉蓋部材4
8が取り付けられている。このシャッター閉蓋部材48
は板金を加工してなり、その先端部に形成された凸状部
48aがカートリッジホルダー47の右側板部47cの
通孔49を通ってカートリッジホルダー47の内部に突
出している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】そしてカートリッジホルダー47にディス
クカートリッジ101を挿入すると、シャッター閉蓋部
材48の凸状部48aにシャッター102の側面が摺接
しながらディスクカートリッジ101が挿入され、凸状
部48aがシャッター102の係合孔102aに係合さ
れると共に、シャッター開放片80がディスクカートリ
ッジ101内のシャッターロック部材(図示せず)によ
るシャッターのロックを解除してシャッター102に当
たり、このためディスクカートリッジ101の挿入に伴
なってシャッター102が開かれて、ディスクカートリ
ッジ101の下面の開口部からディスク100の一部が
露出して光学ピックアップと対向される。またカートリ
ッジホルダー47からディスクカートリッジ101がイ
ジェクト(排出)されるときには、挿入時にシャッター
102の係合孔102aに係合されたシャッター閉蓋部
材48の働きにより、ディスクカートリッジ101のイ
ジェクトに伴なってシャッター102が閉じられる如く
なされている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押圧操作する操作釦を備えて成る電子機
    器において、 上記操作釦の裏側に突設される複数の突子と、 機器外筐側の操作釦が取付けられる取付部位に穿設さ
    れ、上記操作釦の突子が挿通される複数の通孔と、 上記取付部位の内面側に配設されるばね部材とを有し、 上記操作釦の複数の突子を上記取付部位の通孔に挿通す
    ると共に、上記複数の突子のうち、少なくとも1個の突
    子を上記ばね部材を貫通して上記機器外筐内の被操作部
    材に対応させ、他の突子を上記ばね部材に固定したこと
    を特徴とする電子機器における操作釦の取付構造。
  2. 【請求項2】 上記取付部位は上記機器外筐の外周の飾
    り枠に上記操作釦が嵌合される凹部として形成したこと
    を特徴とする請求項1に記載の電子機器における操作釦
    の取付構造。
  3. 【請求項3】 上記取付部位を形成する上記飾り枠は合
    成樹脂材により成形したことを特徴とする請求項1又は
    2に記載の電子機器における操作釦の取付構造。
  4. 【請求項4】 上記ばね部材は板ばねにより形成し、上
    記操作釦の突子が固定される部位を切り込みにより弾性
    可撓部としたことを特徴とする請求項1に記載の電子機
    器における操作釦の取付構造。
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