JPH0785710A - 調色照明装置 - Google Patents

調色照明装置

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JPH0785710A
JPH0785710A JP5228890A JP22889093A JPH0785710A JP H0785710 A JPH0785710 A JP H0785710A JP 5228890 A JP5228890 A JP 5228890A JP 22889093 A JP22889093 A JP 22889093A JP H0785710 A JPH0785710 A JP H0785710A
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lamps
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white
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Atsushi Imai
敦史 今井
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】色むらが少なく、かつ別途に部材を追加する必
要のない簡単な構成の調色照明装置を提供する。 【構成】器具本体5の中にそれぞれ白色系、赤色系、緑
色系、青色系の発光色を有するランプ1a〜1dを備え
る。ランプ1b〜1dは調光制御される。白色系のラン
プ1aは他のランプ1b〜1dの下方に配設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、白色系の発光色を有す
る光源からの光と他の発光色を有する光源からの光とを
混色することにより、白色系の範囲で調色するようにし
た調色照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の調色照明装置とし
て、図7に示すように、下面に開口5aを有する器具本
体5内に発光色の異なる複数本のランプ1a〜1dを配
列したものがある。この調色照明装置は照明色を白色系
の範囲内として色温度を調節するものであって、たとえ
ば赤色と緑色と青色との混色で白色とすると青色のラン
プのように発光光量の少ないランプによって全体の光量
が制限されてしまうのを防止するために、光量が比較的
大きい白色系の発光色を有したランプ1aを主光源とし
て用いるとともに、他の発光色を有したランプ1b〜1
dを補助光源として用いて白色系の光に他の色の光を混
色し、ランプ1b〜1dの光量を調節することで色温度
の調節を可能としているのである。器具本体5の開口5
aは、混色性を高めるために全面に亙って拡散パネル7
で覆われる。ここで、各ランプ1a〜1dは、器具本体
5の開口面に沿う一つの平面内に配列されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成では、ランプ
1a〜1dが一つの面内に配列されており、互いに離れ
て配置されているランプ1a〜1d(たとえばランプ1
aとランプ1d)の間では十分な混色が行なわれず、ラ
ンプ1a〜1dの配列方向における拡散パネル7の両端
部では、光色の差が大きくなって色むらが大きくなると
いう問題が生じる。
【0004】また、拡散パネル7に到達する光のうち、
図8に実線で示すように各ランプ1a〜1d(図ではラ
ンプ1bとランプ1cとを示している)の直下に放射さ
れる光の光量は、図8に破線で示すように他のランプ1
a〜1dから斜めに放射される光に比べて多くなるか
ら、拡散パネル7において各ランプ1a〜1dの直下で
は、対応するランプ1a〜1dの光色が強くなり、拡散
パネル7の各部位での光色の差が大きくなるという問題
もある。
【0005】この問題を解決するものとして、図9に示
すように各ランプ1a〜1dの下方に補助反射板11を
配置することによって、図10に実線で示すように各ラ
ンプ1a〜1dの直下に向かう光を斜めに反射し、拡散
パネル7で各色の光量を均一化することが考えられる。
しかしながら、この構成を採用すると、補助反射板11
の分だけ部品点数が多くなり、構造が複雑になるという
問題が生じる。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みて発明したもの
であり、色むらが少なく、かつ別途に部材を追加する必
要のない簡単な構成の調色照明装置を提供することを目
的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、白色
系の発光色を有する主光源と、互いに異なる発光色を有
しそれぞれ光量が調節自在な複数種類の補助光源とを備
え、配光の中心線方向において主光源が補助光源よりも
前方に配置されて成ることを特徴とする。請求項2の発
明では、請求項1の発明において、各補助光源が配光の
中心線方向に直交する一つの面内に配置されているので
ある。
【0008】請求項3の発明では、請求項1の発明にお
いて、主光源と各補助光源とが配光の中心線上に配列さ
れているのである。請求項4の発明では、請求項1の発
明において、全ての補助光源は発光部を互いに向き合わ
せるように配置されているのである。
【0009】
【作用】請求項1の構成によれば、配光の中心線方向に
おいて主光源を補助光源よりも前方に配置しているので
あって、照明色にもっとも近い発光色である主光源を補
助光源に対して配光の中心線方向における前方に配置し
ていることによって、主光源を後方に配置する場合に比
較して、色むらが少なくなるとともに白色系の照明を高
輝度で効率よく行なうことができる。さらに、主光源と
補助光源とについて従来構成とは配置位置を変更してい
るだけであって別途部材の追加がないから、容易に実現
できるものである。
【0010】請求項2の構成によれば、主光源と各補助
光源とを略等距離に配置することができるから主光源と
補助光源との光の混色性を高めることができ、しかも、
補助光源同士が比較的近接して配置されるから補助光源
同士の光の混色性も高まる。すなわち、全体として色む
らが少なくなるのである。請求項3の構成によれば、主
光源と各補助光源とが配光の中心線上に配列されるか
ら、各補助光源から放射される光が配光の中心線に対し
てほぼ対称になって色むらが目立たなくなる。
【0011】請求項4の構成によれば、全ての補助光源
が発光部を互いに向き合わせるように配置されているこ
とによって、各補助光源の相互の距離を小さくすること
ができ、補助光源同士の光の混色性を一層高めることが
できる。しかも、補助光源が発光部を互いに向き合わせ
て配置され、かつ主光源が補助光源よりも配光の中心線
方向の前方に配置されることによって、補助光源は主光
源を囲むように配置されることになり、各補助光源から
の光と主光源からの光との混色性も高まることになる。
その結果、色むらの少ない混色光を得ることができるの
である。
【0012】
【実施例】
(実施例1)本実施例は、図1に示すように、主光源と
なる白色系の発光色を有するランプ1aが、他の発光色
を有した補助光源となるランプ1b〜1dに対して下方
に配置されている点で図7に示した従来構成と異なるも
のである。他の構成について図7と同符号を付した部材
は同様のものである。
【0013】ランプ1a〜1dには、互いに平行な一対
の直管状バルブの内部空間を一端部で連結した構造のバ
ルブを有した蛍光ランプを用いており、補助光源となる
ランプ1b〜1dにはそれぞれ赤色系、緑色系、青色系
のものを用いている。ランプ1a〜1dは直管状バルブ
を左右に並べる形で配置され、またランプ1b〜1dは
一つの平面上に互いに略平行となるように配列されてい
る。ここでは、補助光源となるランプ1b〜1dのうち
中央のランプ1cを補助光源のうちではもとも視感度が
高く光量の多い緑色系の発光色としており、このランプ
1cをランプ1aの後方に隠すことによって緑色系の光
色が強くなるのを防止し、混色性を高めている。また、
器具本体5の内側には下方ほど広がる形状に形成された
反射板6が配設されている。各ランプ1a〜1dは電子
安定器のような安定器8により各別に調光制御され、ラ
ンプ1a〜1dの光量を調節できるようになっている。
【0014】上記構成では、ランプ1b〜1dを近接さ
せることができるから、比較的狭い領域で白色系以外の
光が混色されることになり、ランプ1b〜1dからの光
の混色性がよくなる。しかも、ランプ1b〜1dの配列
方向において器具本体5の中央部分にランプ1b〜1d
を配置することができるから、拡散パネル7の両端部で
の色むらが低減されることになる。さらに、各ランプ1
b〜1dとランプ1aとの距離が略等距離になることに
よって、白色系と他の色との混色性も高まり、このこと
によっても色むらの少ない白色系の照明色を得ることが
できる。また、白色系のランプ1aが他のランプ1b〜
1dよりも拡散パネル7に近い側に配置されていること
によって輝度が高くなる。加えて、器具本体5の左右方
向の寸法は、従来構成に比較して白色系のランプ1aの
寸法分だけ縮小することができ、器具本体5の取付面積
を従来構成よりも小さくすることができる。
【0015】本実施例において、赤色系と青色系とのラ
ンプ1b,1dは、図1の左右のどちらに配設してもよ
いのはいうまでもない。また、ランプ1a〜1dの形状
についてもとくに限定されるものではない。 (実施例2)本実施例は、ランプ1a〜1dを上下方向
の一直線上に配列したものである。すなわち、図2に示
すように、白色系のランプ1aの上方に他の発光色のラ
ンプ1b〜1dを上下に配列しているのであって、各ラ
ンプ1a〜1dは直管状バルブを左右に並べる形で配置
されている。
【0016】各ランプ1a〜1dは開口5aの中央の上
方に配置され(すなわち、配光の中心線上に配置さ
れ)、各ランプ1a〜1dからの光は図2に矢印で示す
ように配光の中心線に対して略対称になる。したがっ
て、各ランプ1a〜1dから拡散パネル7に到達する光
量比が拡散パネル7の各部位で略均等になり、色むらが
目立ちにくくなる。ここで、緑色系の光は赤色系や青色
系の光に比べて視感度が高く、また緑色系のランプ1c
の光量は他の発光色のランプ1b,1dの光量よりも多
いので、緑色系のランプ1cを赤色系および青色系のラ
ンプ1b,1dの上方に配置するのが望ましい。また、
赤色系および青色系のランプ1b,1dはどちらを上に
してもよい。他の構成は実施例1と同様である。
【0017】(実施例3)本実施例は、図3に示すよう
に、白色系のランプ1aの上方において他の発光色のラ
ンプ1b〜1dの発光部を互いに向き合わせて配設した
ものである。すなわち、図3において各ランプ1b〜1
dの中心位置が三角形の頂点位置となるように配置して
いるのである。また、白色系および緑色系のランプ1
a,1cについては直管状バルブを左右に配置し、赤色
系および青色系のランプ1b,1dについては直管状バ
ルブを上下に配置している。
【0018】本実施例の構成では、赤色系と緑色系と青
色系の各ランプ1b〜1dが発光部を互いに向かい合わ
せて配置されていることにより、白色系以外の各ランプ
1b〜1dが互いに略等距離に配置されることになり、
図4に矢印で示すように、ランプ1b〜1dからの光が
互いに混色され合うのであって、高い混色性が得られる
のである。この混色光は図4に下向きの矢印で示すよう
に下方に取り出される。また、ランプ1b〜1dが白色
系のランプ1aを囲む形で配置されるから、ランプ1b
〜1dからの光と白色系のランプ1aからの光とが略均
一に混色されるのである。
【0019】ここで、図5に示すように白色系のランプ
1aの直管状バルブを左右に配置したり、図6に示すよ
うに緑色系のランプ1cの直管状バルブを上下に配置し
たりしてもよい。とくに、図6の構成は緑色系のランプ
1cの光量が多い場合に有効である。ただし、赤色系お
よび青色系のランプ1b,1dについては、直管状バル
ブを左右に配置すると混色性が低下し、また混色された
光を下方に取り出しにくくなるから、ランプ1b,1d
については直管状バルブを上下に配置しておくのが望ま
しい。他の構成については実施例1と同様である。
【0020】
【発明の効果】請求項1の発明は、配光の中心線方向に
おいて主光源を補助光源よりも前方に配置しているの
で、照明色にもっとも近い発光色である主光源を補助光
源に対して配光の中心線方向における前方に配置するこ
とになり、主光源を後方に配置する場合に比較して、色
むらが少なくなるとともに白色系の照明を高輝度で効率
よく行なうことができるという効果がある。さらに、主
光源と補助光源とについて従来構成とは配置位置を変更
しているだけであって別途部材の追加がないから、容易
に実現できるという利点がある。
【0021】請求項2の発明では、主光源と各補助光源
とを略等距離に配置することができるので、主光源と補
助光源との光の混色性を高めることができ、しかも、補
助光源同士が比較的近接して配置されるから補助光源同
士の光の混色性も高まり、全体として色むらが少なくな
るという効果を奏する。請求項3の発明は、主光源と各
補助光源とを配光の中心線上に配列しているので、各補
助光源から放射される光が配光の中心線に対してほぼ対
称になって色むらが目立たなくなるという効果がある。
【0022】請求項4の発明は、すべての補助光源が発
光部を互いに向き合わせるように配置されているので、
各補助光源の相互の距離を小さくすることができ、補助
光源同士の光の混色性を一層高めることができるという
効果がある。しかも、補助光源が発光部を互いに向き合
わせて配置され、かつ主光源が補助光源よりも配光の中
心線方向の前方に配置されることによって、補助光源は
主光源を囲むように配置されることになり、各補助光源
からの光と主光源からの光との混色性も高まることにな
る。その結果、色むらの少ない混色光を得ることができ
るという利点を有するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す断面図である。
【図2】実施例2を示す断面図である。
【図3】実施例3を示す断面図である。
【図4】実施例3を示す要部断面図である。
【図5】実施例3の他の形態を示す要部の概略構成図で
ある。
【図6】実施例3のさらに他の形態を示す要部の概略構
成図である。
【図7】従来例を示す断面図である。
【図8】従来例の要部断面図である。
【図9】他の従来例を示す断面図である。
【図10】他の従来例の要部断面図である。
【符号の説明】
1a〜1d ランプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 白色系の発光色を有する主光源と、互い
    に異なる発光色を有しそれぞれ光量が調節自在な複数種
    類の補助光源とを備え、配光の中心線方向において主光
    源が補助光源よりも前方に配置されて成ることを特徴と
    する調色照明装置。
  2. 【請求項2】 各補助光源が配光の中心線方向に直交す
    る一つの面内に配置されて成ることを特徴とする請求項
    1記載の調色照明装置。
  3. 【請求項3】 主光源と各補助光源とが配光の中心線上
    に配列されて成ることを特徴とする請求項1記載の調色
    照明装置。
  4. 【請求項4】 全ての補助光源は発光部を互いに向き合
    わせるように配置されて成ることを特徴とする請求項1
    記載の調色照明装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1586811A1 (en) * 2004-04-16 2005-10-19 Koninklijke Philips Electronics N.V. Lamps and reflector arrangement for color mixing

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1586811A1 (en) * 2004-04-16 2005-10-19 Koninklijke Philips Electronics N.V. Lamps and reflector arrangement for color mixing
WO2005100847A1 (en) * 2004-04-16 2005-10-27 Koninklijke Philips Electronics N.V. Lamps and reflector arrangement for color mixing
US7490953B2 (en) 2004-04-16 2009-02-17 Koninklijke Philips Electronics, N.V. Lamps and reflector arrangement for color mixing

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