JPH07122102A - 環境演出照明装置 - Google Patents
環境演出照明装置Info
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- JPH07122102A JPH07122102A JP6049835A JP4983594A JPH07122102A JP H07122102 A JPH07122102 A JP H07122102A JP 6049835 A JP6049835 A JP 6049835A JP 4983594 A JP4983594 A JP 4983594A JP H07122102 A JPH07122102 A JP H07122102A
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- lighting
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 被照明箇所の雰囲気に合った環境の演出が可
能で、照明器具が整然と配列されて見た目も良く、取り
付けが容易な環境演出装置を提供する。 【構成】 複数の調光器またはオン・オフ制御回路等に
よって制御される複数の照明器具が、周状であってかつ
中空又は樋状の枠体11に沿ってその枠体11に一体的
に取り付けられ、照明器具への給電線は枠体11の内部
に配設される。複数の照明器具の光源は複数の反射鏡付
ハロゲン白熱電球41を含み、これら複数の反射鏡付ハ
ロゲン白熱電球41のうちの一部又は全部は、赤、青、
緑を基本色として放射する光源の組を複数構成し、これ
らの光で被照明体を斜め上方から取り囲むように照明す
る。
能で、照明器具が整然と配列されて見た目も良く、取り
付けが容易な環境演出装置を提供する。 【構成】 複数の調光器またはオン・オフ制御回路等に
よって制御される複数の照明器具が、周状であってかつ
中空又は樋状の枠体11に沿ってその枠体11に一体的
に取り付けられ、照明器具への給電線は枠体11の内部
に配設される。複数の照明器具の光源は複数の反射鏡付
ハロゲン白熱電球41を含み、これら複数の反射鏡付ハ
ロゲン白熱電球41のうちの一部又は全部は、赤、青、
緑を基本色として放射する光源の組を複数構成し、これ
らの光で被照明体を斜め上方から取り囲むように照明す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は環境演出照明装置に係わ
り、特に、カラオケステージや小劇場などのような小ス
ペース用の照明装置として設置され、環境の演出効果を
高めるために好適に使用される環境演出照明装置に関す
る。
り、特に、カラオケステージや小劇場などのような小ス
ペース用の照明装置として設置され、環境の演出効果を
高めるために好適に使用される環境演出照明装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近、カラオケがあらゆる世代に浸透
し、カラオケ提供手段も色々工夫されている。これらカ
ラオケ装置を業務用として設置しているカラオケボック
スや飲食店では、TVモニターに写し出された映像や歌
詞を見ながら伴奏音楽に合わせて歌うシステムが主流に
なっている。そして、さらに歌い手のために専用のステ
ージを設けるところもあり、このステージおよび周辺空
間の演出効果をより一層際立たせるために、光による演
出を取り入れているところもある。
し、カラオケ提供手段も色々工夫されている。これらカ
ラオケ装置を業務用として設置しているカラオケボック
スや飲食店では、TVモニターに写し出された映像や歌
詞を見ながら伴奏音楽に合わせて歌うシステムが主流に
なっている。そして、さらに歌い手のために専用のステ
ージを設けるところもあり、このステージおよび周辺空
間の演出効果をより一層際立たせるために、光による演
出を取り入れているところもある。
【0003】しかしながら、光による演出は、音声など
の他の演出手段に比べて大掛かりな装置を必要とする。
例えば、光による演出装置を備えた大規模な劇場などに
おいては、歌の雰囲気に合わせた演出を行うために何十
灯もの専用の大型照明器具が使用されるが、カラオケボ
ックスなどにおいてはこのような設備を設けることは不
可能であり、わずかに、通常店舗等で用いられているス
ポットライトやストロボライト等を天井に取り付けて用
いているにすぎない。このような照明器具は、ただ単に
歌い手を照明したり、歌の雰囲気とは全く無関係に点滅
を繰り返すだけで、環境を演出しているとは言えるもの
ではない。従って、小スペースを照明しつつ満足できる
演出が可能な環境演出照明装置は開発されていないのが
実情である。
の他の演出手段に比べて大掛かりな装置を必要とする。
例えば、光による演出装置を備えた大規模な劇場などに
おいては、歌の雰囲気に合わせた演出を行うために何十
灯もの専用の大型照明器具が使用されるが、カラオケボ
ックスなどにおいてはこのような設備を設けることは不
可能であり、わずかに、通常店舗等で用いられているス
ポットライトやストロボライト等を天井に取り付けて用
いているにすぎない。このような照明器具は、ただ単に
歌い手を照明したり、歌の雰囲気とは全く無関係に点滅
を繰り返すだけで、環境を演出しているとは言えるもの
ではない。従って、小スペースを照明しつつ満足できる
演出が可能な環境演出照明装置は開発されていないのが
実情である。
【0004】そして、カラオケボックス等に設置される
照明器具の取り付け手段としては、天井や壁にスポッ
トライト等を直接取り付ける、邪魔にならない任意の
高さに中空のパイプを配設し、このパイプにスポットラ
イト等を取り付ける、ライティングレールにスポット
ライト等を取り付ける、などが知られている。
照明器具の取り付け手段としては、天井や壁にスポッ
トライト等を直接取り付ける、邪魔にならない任意の
高さに中空のパイプを配設し、このパイプにスポットラ
イト等を取り付ける、ライティングレールにスポット
ライト等を取り付ける、などが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
カラオケボックス等に設置される照明器具は、歌の雰囲
気にあった環境演出効果を創出するものではなく、スポ
ットライト等の照明器具の取り付けに関しても以下のよ
うな問題点がある。 (1)少しでも演出効果を高めるためには、被照明体に
向けて前後左右の斜め上方より照明が行われるよう、相
当数の照明器具を天井や壁などに設置しなければならな
いが、この場合、設置するスペースの問題や設置する手
間がかかる等の問題がある。 (2)各照明器具が漫然とぶら下がり、給電線も露出し
たままなので、見た目も悪い。また給電線を露出させな
いようにするためには、コンセントの設置やライティン
グレールの設置などの大掛かりな工事を必要とする。
カラオケボックス等に設置される照明器具は、歌の雰囲
気にあった環境演出効果を創出するものではなく、スポ
ットライト等の照明器具の取り付けに関しても以下のよ
うな問題点がある。 (1)少しでも演出効果を高めるためには、被照明体に
向けて前後左右の斜め上方より照明が行われるよう、相
当数の照明器具を天井や壁などに設置しなければならな
いが、この場合、設置するスペースの問題や設置する手
間がかかる等の問題がある。 (2)各照明器具が漫然とぶら下がり、給電線も露出し
たままなので、見た目も悪い。また給電線を露出させな
いようにするためには、コンセントの設置やライティン
グレールの設置などの大掛かりな工事を必要とする。
【0006】本発明は、以上のような問題点を解決する
ために成されたものであり、その目的とするところは、
被照明箇所の雰囲気に合った環境の演出が可能であり、
しかも環境演出効果を高めるための照明器具が整然と配
列されて見た目も良く、天井等への取り付けが容易な環
境演出装置を提供することにある。
ために成されたものであり、その目的とするところは、
被照明箇所の雰囲気に合った環境の演出が可能であり、
しかも環境演出効果を高めるための照明器具が整然と配
列されて見た目も良く、天井等への取り付けが容易な環
境演出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の環境演出照明装
置は、被照明体の上方に周状に配置されるとともに異な
る種類の複数の照明器具を有し、当該照明器具を構成す
る光源は複数の調光器またはオン・オフ制御回路で制御
されてなる環境演出照明装置であって、複数の照明器具
は、周状であってかつ中空又は樋状の枠体に沿ってその
枠体に一体的に取り付けられており、かつ、それら複数
の照明器具への給電線は、その中空又は樋状の枠体の内
部に配設されており、また、複数の照明器具の光源は、
複数の反射鏡付ハロゲン白熱電球を含み、これら複数の
反射鏡付ハロゲン白熱電球のうちの一部又は全部は、
赤、青、緑を基本色として放射する光源の組を複数構成
してこれらの光で被照明体を斜め上方から取り囲むよう
に照明することが可能となっていることを特徴とする。
置は、被照明体の上方に周状に配置されるとともに異な
る種類の複数の照明器具を有し、当該照明器具を構成す
る光源は複数の調光器またはオン・オフ制御回路で制御
されてなる環境演出照明装置であって、複数の照明器具
は、周状であってかつ中空又は樋状の枠体に沿ってその
枠体に一体的に取り付けられており、かつ、それら複数
の照明器具への給電線は、その中空又は樋状の枠体の内
部に配設されており、また、複数の照明器具の光源は、
複数の反射鏡付ハロゲン白熱電球を含み、これら複数の
反射鏡付ハロゲン白熱電球のうちの一部又は全部は、
赤、青、緑を基本色として放射する光源の組を複数構成
してこれらの光で被照明体を斜め上方から取り囲むよう
に照明することが可能となっていることを特徴とする。
【0008】また枠体は、天井面等に取付固定される帯
状のベース板と、このベース板の幅方向の両方の端部か
ら下方に延びるとともに光通過用の開口を形成するよう
にして設けられたカバーと、カバー又はベース板に固定
された照明器具取付板とを備え、前記照明器具は、カバ
ーによって覆われた状態で照明器具取付板に回動自在に
取り付けられており、照明器具からの光は前記カバーが
形成する開口を通過して被照明体を照明するよう構成さ
れていることが好ましい。
状のベース板と、このベース板の幅方向の両方の端部か
ら下方に延びるとともに光通過用の開口を形成するよう
にして設けられたカバーと、カバー又はベース板に固定
された照明器具取付板とを備え、前記照明器具は、カバ
ーによって覆われた状態で照明器具取付板に回動自在に
取り付けられており、照明器具からの光は前記カバーが
形成する開口を通過して被照明体を照明するよう構成さ
れていることが好ましい。
【0009】さらに複数の照明器具のうちの少なくとも
一つは、首振りライト、フラッシュライト又はブラック
ライトであることが好ましい。
一つは、首振りライト、フラッシュライト又はブラック
ライトであることが好ましい。
【0010】
【作用】反射鏡付ハロゲン白熱電球等の複数の照明器具
が、周状の枠体に沿ってその枠体に一体的に取り付けら
れているので、照明器具の配置状態が整然としたものと
なって見た目が良い。また、照明器具への給電線が枠体
の内部に配設されているので給電線が不必要に露出する
ことが無く、見た目が良い。さらに、枠体を天井面等に
固定するだけで、装置の取り付けが基本的に完了するの
で、取付作業が極めて容易である。そして、被照明体を
斜め上方から取り囲むようにして照明するよう、赤、
青、緑を基本として放射する反射鏡付ハロゲン白熱電球
の組が枠体に複数組設置されているので、調光器の制御
によって被照明体を中心とする照明環境が形成され、さ
らに照明器具は、音楽や場所の雰囲気に合った最適な照
明環境となるように調光器によって制御され細かく制御
される。枠体のベース板は、本装置を天井などに取り付
けるための基礎として作用し、ベース板の幅方向の両方
の端部から下方に延びるカバーは、照明器具や給電線、
取り付け器具などを覆って美観を与えるとともに漏れ光
を防止する。また照明器具は照明器具取付板に回動自在
に取り付けられるので、設置する天井の高さ等に影響さ
れずに最適な照明環境を得ることができる。複数の照明
器具のうちの少なくとも一つを、首振りライト、フラッ
シュライト又はブラックライトとすれば、環境演出効果
がより際立ったものとなる。
が、周状の枠体に沿ってその枠体に一体的に取り付けら
れているので、照明器具の配置状態が整然としたものと
なって見た目が良い。また、照明器具への給電線が枠体
の内部に配設されているので給電線が不必要に露出する
ことが無く、見た目が良い。さらに、枠体を天井面等に
固定するだけで、装置の取り付けが基本的に完了するの
で、取付作業が極めて容易である。そして、被照明体を
斜め上方から取り囲むようにして照明するよう、赤、
青、緑を基本として放射する反射鏡付ハロゲン白熱電球
の組が枠体に複数組設置されているので、調光器の制御
によって被照明体を中心とする照明環境が形成され、さ
らに照明器具は、音楽や場所の雰囲気に合った最適な照
明環境となるように調光器によって制御され細かく制御
される。枠体のベース板は、本装置を天井などに取り付
けるための基礎として作用し、ベース板の幅方向の両方
の端部から下方に延びるカバーは、照明器具や給電線、
取り付け器具などを覆って美観を与えるとともに漏れ光
を防止する。また照明器具は照明器具取付板に回動自在
に取り付けられるので、設置する天井の高さ等に影響さ
れずに最適な照明環境を得ることができる。複数の照明
器具のうちの少なくとも一つを、首振りライト、フラッ
シュライト又はブラックライトとすれば、環境演出効果
がより際立ったものとなる。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して詳細に
説明する。図1は本実施例の環境演出照明装置をカラオ
ケステージの上方に設置した場合の全体斜視図であり、
店内には比較的小さなステージ1が設けられ、このステ
ージ1の前部にはスタンドなどを介して歌詞表示用のデ
ィスプレイ2が立設され、部屋の隅には一対のスピーカ
3a,3bが設置されている。ステージ1の上方の天井
面には、本実施例の環境演出照明装置4が取り付けら
れ、正面の壁面近傍には、星型イフェクトライト5が天
井から吊り下げられている。なお、ディスプレイ2の側
面には、不使用中にマイク6を係止する係止部が設けら
れており、カラオケ装置本体および照明コントロールユ
ニットが配置されるラック7が、部屋の壁面に沿って配
置されている。ディスプレイ2、スピーカ3a,3b、
およびラック7は図示する配置に限られるものではな
く、たとえば天井から吊設したり、床から浮かせて壁面
に固定することもある。
説明する。図1は本実施例の環境演出照明装置をカラオ
ケステージの上方に設置した場合の全体斜視図であり、
店内には比較的小さなステージ1が設けられ、このステ
ージ1の前部にはスタンドなどを介して歌詞表示用のデ
ィスプレイ2が立設され、部屋の隅には一対のスピーカ
3a,3bが設置されている。ステージ1の上方の天井
面には、本実施例の環境演出照明装置4が取り付けら
れ、正面の壁面近傍には、星型イフェクトライト5が天
井から吊り下げられている。なお、ディスプレイ2の側
面には、不使用中にマイク6を係止する係止部が設けら
れており、カラオケ装置本体および照明コントロールユ
ニットが配置されるラック7が、部屋の壁面に沿って配
置されている。ディスプレイ2、スピーカ3a,3b、
およびラック7は図示する配置に限られるものではな
く、たとえば天井から吊設したり、床から浮かせて壁面
に固定することもある。
【0012】環境演出照明装置4は、長方形の枠体11
に沿って複数の照明器具を一体的に取り付けた構成を有
するものである。これら複数の照明器具は、反射鏡付ハ
ロゲン白熱電球41を主体として構成される基本部分
と、必要に応じて設置されるストロボライト42や、ミ
ーボール44及びミラーボール照射用スポットライト4
3、ブラックライト45、首振りライト44などのオプ
ション部分からなり、星型イフェクトライト5などとと
もに点灯されてステージ1の部分の環境を演出するよう
になっている。
に沿って複数の照明器具を一体的に取り付けた構成を有
するものである。これら複数の照明器具は、反射鏡付ハ
ロゲン白熱電球41を主体として構成される基本部分
と、必要に応じて設置されるストロボライト42や、ミ
ーボール44及びミラーボール照射用スポットライト4
3、ブラックライト45、首振りライト44などのオプ
ション部分からなり、星型イフェクトライト5などとと
もに点灯されてステージ1の部分の環境を演出するよう
になっている。
【0013】図2は本実施例に係わる環境演出装置を下
から見上げた平面概略図であり、長方形の枠体11に適
宜間隔で20個の照明器具がL1〜L20の位置に取り
付けられている。尚、図2中、図1のブラックライト4
5及び首振りライト44の図示は省略されている。枠体
11は、900mm×1200mm程度の比較的小さな
ものであり、その一辺の部分の幅は80mm程度であ
る。本実施例では、このような枠体11の四辺に5個ず
つ均等に割り振って、それぞれの長辺同士及び短辺同士
では等間隔で各照明器具が設置されている。これらの設
置される照明器具としては、反射鏡付ハロゲン白熱電球
41、ストロボライト42、ミラーボール44、ミラー
ボール照射用スポットライト43等の種々の演出効果を
高める照明器具が取り付けられるが、最低限各辺には、
赤、青、緑を基本色として放射する反射鏡付ハロゲン白
熱電球41の組が設置される。そして、それぞれの反射
鏡付ハロゲン白熱電球41が個々の調光器(図2中不図
示)で制御されることにより、下方の被照明体を独特の
カラーイメージで照明する。本実施例においては、L1
〜L20の位置には、次の表1に示す照明器具が取り付
けられている。
から見上げた平面概略図であり、長方形の枠体11に適
宜間隔で20個の照明器具がL1〜L20の位置に取り
付けられている。尚、図2中、図1のブラックライト4
5及び首振りライト44の図示は省略されている。枠体
11は、900mm×1200mm程度の比較的小さな
ものであり、その一辺の部分の幅は80mm程度であ
る。本実施例では、このような枠体11の四辺に5個ず
つ均等に割り振って、それぞれの長辺同士及び短辺同士
では等間隔で各照明器具が設置されている。これらの設
置される照明器具としては、反射鏡付ハロゲン白熱電球
41、ストロボライト42、ミラーボール44、ミラー
ボール照射用スポットライト43等の種々の演出効果を
高める照明器具が取り付けられるが、最低限各辺には、
赤、青、緑を基本色として放射する反射鏡付ハロゲン白
熱電球41の組が設置される。そして、それぞれの反射
鏡付ハロゲン白熱電球41が個々の調光器(図2中不図
示)で制御されることにより、下方の被照明体を独特の
カラーイメージで照明する。本実施例においては、L1
〜L20の位置には、次の表1に示す照明器具が取り付
けられている。
【0014】
【表1】
【0015】尚、本実施例において例示した20個の照
明器具の消費電力は、35W以下に抑えて設計すること
ができ、従って、全体の消費電力も700W以下とする
ことが可能で、特別な配線を施さなくても通常の屋内コ
ンセントから給電できる。また全ての照明器具は12V
の定格電圧で点灯させることができ、設置等に際して特
別な電気工事の資格を必要としないよう構成することが
できる。
明器具の消費電力は、35W以下に抑えて設計すること
ができ、従って、全体の消費電力も700W以下とする
ことが可能で、特別な配線を施さなくても通常の屋内コ
ンセントから給電できる。また全ての照明器具は12V
の定格電圧で点灯させることができ、設置等に際して特
別な電気工事の資格を必要としないよう構成することが
できる。
【0016】反射鏡付ハロゲン白熱電球41は、定格電
圧,電力が各々12V35Wで、反射鏡の開口径は35
mmである。そして、その反射鏡の開口を塞ぐようにし
て、前面ガラスが配設されている。反射鏡の反射面及び
前面ガラスの入射面には、光干渉を利用した多層膜等の
波長選択膜が形成され、放射される光の波長が選択され
て所望の色の光による照明がされるようになっている。
また、反射鏡の反射面には750nm以上の赤外線を透
過させて可視光を反射させる波長選択膜も同時に設けら
れており、750nm以上の赤外線が熱線として前方に
放射されないようになっている。熱線放射を防止する手
段としては、ハロゲン白熱電球のバルブ表面や前面ガラ
スの内面に赤外線反射膜を設ければ、より効果は大きく
なる。この場合、赤外線の除去がより効果的になる他、
フィラメントから出射された赤外線がバルブに反射して
再びフィラメントに戻り、フィラメントを加熱してその
色温度を更に上昇させる効果も派生する。
圧,電力が各々12V35Wで、反射鏡の開口径は35
mmである。そして、その反射鏡の開口を塞ぐようにし
て、前面ガラスが配設されている。反射鏡の反射面及び
前面ガラスの入射面には、光干渉を利用した多層膜等の
波長選択膜が形成され、放射される光の波長が選択され
て所望の色の光による照明がされるようになっている。
また、反射鏡の反射面には750nm以上の赤外線を透
過させて可視光を反射させる波長選択膜も同時に設けら
れており、750nm以上の赤外線が熱線として前方に
放射されないようになっている。熱線放射を防止する手
段としては、ハロゲン白熱電球のバルブ表面や前面ガラ
スの内面に赤外線反射膜を設ければ、より効果は大きく
なる。この場合、赤外線の除去がより効果的になる他、
フィラメントから出射された赤外線がバルブに反射して
再びフィラメントに戻り、フィラメントを加熱してその
色温度を更に上昇させる効果も派生する。
【0017】反射鏡付ハロゲン白熱電球41としては、
他に白色および黄色の光を放射するものが用いられてい
るが、白色のものは客席を照明したり歌い手がステージ
に立つまでの誘導灯となるものであり、後述の動作説明
にも示すように、通常歌い手が歌っているときは消灯さ
れ、歌い終わると点灯するように制御される。またこの
白色の反射鏡付ハロゲン白熱電球41を設けることによ
り、室内のベース照明が不用となるメリットもある。そ
して黄色の反射鏡付ハロゲン白熱電球41は、種々利用
可能であるが、合成色では得にくい独特の雰囲気を出し
たいときに使用すると効果的である。なお、反射鏡付ハ
ロゲン白熱電球41に所定の色の光を放射させる構成と
しては、上述のような反射鏡や前面ガラスへの波長選択
膜の形成の他、色フィルターを前面ガラスの前又は後ろ
に別途配置しても良いし、分光発光特性が元々異なるハ
ロゲン白熱電球を使用するようにしても良い。ストロボ
ライト42は、定格電圧・電力がそれぞれDC12V3
5Wであり、外部同期式の点灯方式を採るものである。
他に白色および黄色の光を放射するものが用いられてい
るが、白色のものは客席を照明したり歌い手がステージ
に立つまでの誘導灯となるものであり、後述の動作説明
にも示すように、通常歌い手が歌っているときは消灯さ
れ、歌い終わると点灯するように制御される。またこの
白色の反射鏡付ハロゲン白熱電球41を設けることによ
り、室内のベース照明が不用となるメリットもある。そ
して黄色の反射鏡付ハロゲン白熱電球41は、種々利用
可能であるが、合成色では得にくい独特の雰囲気を出し
たいときに使用すると効果的である。なお、反射鏡付ハ
ロゲン白熱電球41に所定の色の光を放射させる構成と
しては、上述のような反射鏡や前面ガラスへの波長選択
膜の形成の他、色フィルターを前面ガラスの前又は後ろ
に別途配置しても良いし、分光発光特性が元々異なるハ
ロゲン白熱電球を使用するようにしても良い。ストロボ
ライト42は、定格電圧・電力がそれぞれDC12V3
5Wであり、外部同期式の点灯方式を採るものである。
【0018】ミラーボール44は、直径150mm程度
の大きさであり、枠体11から吊り下げられている。こ
のミラーボール44は、枠体11に取り付けられた低速
回転モータにより回転制御され、その回転速度2〜5回
転/分程度の範囲内の変更可能となっている。そして、
図1に示すように、ミラーボール44に対向する位置に
は、枠体11に吊設されるようにしてミラーボール用ス
ポットライト43が設けられており、ミラーボール44
が回転する際に点灯されてミラーボール44を照明し、
ミラーボール44の反射光による照明環境を演出するよ
う構成されている。
の大きさであり、枠体11から吊り下げられている。こ
のミラーボール44は、枠体11に取り付けられた低速
回転モータにより回転制御され、その回転速度2〜5回
転/分程度の範囲内の変更可能となっている。そして、
図1に示すように、ミラーボール44に対向する位置に
は、枠体11に吊設されるようにしてミラーボール用ス
ポットライト43が設けられており、ミラーボール44
が回転する際に点灯されてミラーボール44を照明し、
ミラーボール44の反射光による照明環境を演出するよ
う構成されている。
【0019】他に用いられる環境演出用の照明器具とし
ては、定格電圧・電力がそれぞれ12V20WのDCイ
ンバータ点灯式のブラックライト45や、定格電圧・電
力がそれぞれ12V20Wのハロゲン白熱電球が内蔵さ
れている。また、枠体11には、首振りライト46が取
り付けられている。この首振りライト46は、枠体11
に設けられた定格電圧12Vの直流モータで駆動され、
首振り角90度で首振り速度15〜30往復/分程度の
速度で駆動されるようになっており、その首振り角や速
度は変更可能に構成されている。これらのブラックライ
ト45や首振りライト46は、前述した他の反射鏡付ハ
ロゲン白熱電球41とともに枠体11に一体的に取り付
けられている。即ち、枠体11及びその枠体11に取り
付けられた各種照明器具が一つのユニットになってい
る。
ては、定格電圧・電力がそれぞれ12V20WのDCイ
ンバータ点灯式のブラックライト45や、定格電圧・電
力がそれぞれ12V20Wのハロゲン白熱電球が内蔵さ
れている。また、枠体11には、首振りライト46が取
り付けられている。この首振りライト46は、枠体11
に設けられた定格電圧12Vの直流モータで駆動され、
首振り角90度で首振り速度15〜30往復/分程度の
速度で駆動されるようになっており、その首振り角や速
度は変更可能に構成されている。これらのブラックライ
ト45や首振りライト46は、前述した他の反射鏡付ハ
ロゲン白熱電球41とともに枠体11に一体的に取り付
けられている。即ち、枠体11及びその枠体11に取り
付けられた各種照明器具が一つのユニットになってい
る。
【0020】尚、図1中明確には示されていないが、ブ
ラックライト45は、枠体11の側面に固定された中空
又は樋状のブラックライト取付具によって保持されてお
り、そのブラックライト45への給電線は、枠体11の
内部からブラックライト取付具の内部を経由してブラッ
クライト45に結線されている。また、首振りライト4
6は、上記首振り用のモータ等を内蔵した中空又は樋状
の首振りライト取付具が枠体11の側面に固定されてお
り、首振りライト46はこの首振りライト取付具から吊
り下げられている。首振りライト46への給電線も、枠
体11の内部から首振りライト取付具の内部を経由して
首振りライト46へ結線されている。また、星型イフェ
クトライト5は、上述した他の照明器具と同様に定格電
圧12Vで点灯されるもので、星一個に一つの電球が配
設されてその一つの電球の消費電力は3W程度であっ
て、これが5〜6個程度配設されている。これら星型イ
フェクトライト5は、天井に固定された箱状の取付具か
ら吊り下げた状態で配設されており、ステージ1上の歌
い手のバック壁面に沿った姿勢となっている。なお、こ
のような星型イフェクトライト5も、他の照明器具と一
緒に枠体11に一体的に取り付けても良いことは勿論で
あり、同様に中空又は樋状の取付具によって取り付けて
給電線をその取付具の内部を経由させるようにしてもよ
い。
ラックライト45は、枠体11の側面に固定された中空
又は樋状のブラックライト取付具によって保持されてお
り、そのブラックライト45への給電線は、枠体11の
内部からブラックライト取付具の内部を経由してブラッ
クライト45に結線されている。また、首振りライト4
6は、上記首振り用のモータ等を内蔵した中空又は樋状
の首振りライト取付具が枠体11の側面に固定されてお
り、首振りライト46はこの首振りライト取付具から吊
り下げられている。首振りライト46への給電線も、枠
体11の内部から首振りライト取付具の内部を経由して
首振りライト46へ結線されている。また、星型イフェ
クトライト5は、上述した他の照明器具と同様に定格電
圧12Vで点灯されるもので、星一個に一つの電球が配
設されてその一つの電球の消費電力は3W程度であっ
て、これが5〜6個程度配設されている。これら星型イ
フェクトライト5は、天井に固定された箱状の取付具か
ら吊り下げた状態で配設されており、ステージ1上の歌
い手のバック壁面に沿った姿勢となっている。なお、こ
のような星型イフェクトライト5も、他の照明器具と一
緒に枠体11に一体的に取り付けても良いことは勿論で
あり、同様に中空又は樋状の取付具によって取り付けて
給電線をその取付具の内部を経由させるようにしてもよ
い。
【0021】図3は、枠体の詳細構成を示すものであ
り、枠体への反射鏡付ハロゲン白熱電球等の取付構造を
説明している。図3に示すように、枠体11は、天井等
に固定されるベース板21と、このベース板21の幅方
向の両方の端部から下方に延びるとともに光通過用の開
口を形成するようにして設けられたカバー22と、カバ
ー22に固定された照明器具取付板24とを備えてい
る。ベース板21は、所定の幅及び長さの帯板状の部材
からなり、図1に示すような長方形の形状を枠体11が
形成するよう所定の長方形に形作られている。そして、
ベース板21の幅方向の両方の端部は、下方に折り曲げ
られたような形状になっている。即ち、ベース板21
は、図3に示すように開口を下方に向けたコ状のもので
あり、折り曲げられて下方に延びる部分がアングル21
a,21bになっている。
り、枠体への反射鏡付ハロゲン白熱電球等の取付構造を
説明している。図3に示すように、枠体11は、天井等
に固定されるベース板21と、このベース板21の幅方
向の両方の端部から下方に延びるとともに光通過用の開
口を形成するようにして設けられたカバー22と、カバ
ー22に固定された照明器具取付板24とを備えてい
る。ベース板21は、所定の幅及び長さの帯板状の部材
からなり、図1に示すような長方形の形状を枠体11が
形成するよう所定の長方形に形作られている。そして、
ベース板21の幅方向の両方の端部は、下方に折り曲げ
られたような形状になっている。即ち、ベース板21
は、図3に示すように開口を下方に向けたコ状のもので
あり、折り曲げられて下方に延びる部分がアングル21
a,21bになっている。
【0022】カバー22は、このアングル21a,21
bの部分にビス止め等によって固定されている。即ち、
カバー22は、二つのアングル21a,21bに各々固
定された二つの帯板状の部材であり、幅方向を鉛直方向
にしてアングル21a,21bに固定されている。そし
て、内側(図1に示すステージ1の中央に近い側)のカ
バー22の方が外側(ステージ1の中央から遠い側)の
カバー22に比べ幅が小さく(高さが低く)なってい
る。尚、各々のカバー22の下縁は、図3に示すように
互いに向かい合う向きに折り曲げられている。即ち、ベ
ース板21の両方の端部から下方に延びる二つのカバー
22の下縁が向かい合うように折り曲げられて、光通過
用の開口23を構成している。照明器具取付板24は、
上記二つのカバー22の間を途中の高さで繋ぐようにし
て配設されたものであり、スポット溶接等の方法により
カバー22に接合固定されている。図3から分かるよう
に、ベース板21、カバー22及び照明器具取付板24
により、閉じた内部空間が形成される。即ち、本実施例
における枠体11は中空のものである。前述した各照明
器具への給電線(不図示)は、この内部空間に配設され
る。より具体的には、照明器具取付板24の上面に沿っ
て配設される。
bの部分にビス止め等によって固定されている。即ち、
カバー22は、二つのアングル21a,21bに各々固
定された二つの帯板状の部材であり、幅方向を鉛直方向
にしてアングル21a,21bに固定されている。そし
て、内側(図1に示すステージ1の中央に近い側)のカ
バー22の方が外側(ステージ1の中央から遠い側)の
カバー22に比べ幅が小さく(高さが低く)なってい
る。尚、各々のカバー22の下縁は、図3に示すように
互いに向かい合う向きに折り曲げられている。即ち、ベ
ース板21の両方の端部から下方に延びる二つのカバー
22の下縁が向かい合うように折り曲げられて、光通過
用の開口23を構成している。照明器具取付板24は、
上記二つのカバー22の間を途中の高さで繋ぐようにし
て配設されたものであり、スポット溶接等の方法により
カバー22に接合固定されている。図3から分かるよう
に、ベース板21、カバー22及び照明器具取付板24
により、閉じた内部空間が形成される。即ち、本実施例
における枠体11は中空のものである。前述した各照明
器具への給電線(不図示)は、この内部空間に配設され
る。より具体的には、照明器具取付板24の上面に沿っ
て配設される。
【0023】また、照明器具取付板24は内側寄りの水
平部分と外側寄りの斜面部分とから構成され、斜面部分
が照明器具27の取付部25になっている。取付部25
は、その表面がステージ上の歌い手を臨むような傾斜角
度になっており、取付部25に照明器具26を取り付け
た際、開口23を通通した光がステージ上の歌い手を照
明するようになっている。照明器具26は、反射鏡付ハ
ロゲン白熱電球等の光源27とこの光源27を収納した
円筒状のハウジング28とから構成されている。ハウジ
ング28は、上記照明器具取付部25に回動自在なアー
ム29を介して取り付けられ、ハウジング28自身も、
アーム29に対して2次元方向に回動自在に取り付けら
れている。従って、照明器具26は、その光放射方向を
自由に変えることができ、ステージ上の歌い手の照明状
態を任意に設定することができるようになっている。ま
たハウジング28の前面部分には蓋28’が被せられて
おり、この蓋28’は、光源27の後方に漏れた光を遮
蔽するようになっている。
平部分と外側寄りの斜面部分とから構成され、斜面部分
が照明器具27の取付部25になっている。取付部25
は、その表面がステージ上の歌い手を臨むような傾斜角
度になっており、取付部25に照明器具26を取り付け
た際、開口23を通通した光がステージ上の歌い手を照
明するようになっている。照明器具26は、反射鏡付ハ
ロゲン白熱電球等の光源27とこの光源27を収納した
円筒状のハウジング28とから構成されている。ハウジ
ング28は、上記照明器具取付部25に回動自在なアー
ム29を介して取り付けられ、ハウジング28自身も、
アーム29に対して2次元方向に回動自在に取り付けら
れている。従って、照明器具26は、その光放射方向を
自由に変えることができ、ステージ上の歌い手の照明状
態を任意に設定することができるようになっている。ま
たハウジング28の前面部分には蓋28’が被せられて
おり、この蓋28’は、光源27の後方に漏れた光を遮
蔽するようになっている。
【0024】各照明器具は(以下図2に示すL1〜L2
0の照明器具の取付箇所を照明器具の符号として代用す
る)、調光器やオン・オフ制御回路によって輝度やオン
・オフが制御されるが、図4はこれらの関係を示す。2
0個の照明器具L1〜L20は調光器またはオン・オフ
制御回路31により制御されるが、フロント側(方形の
枠体のうち観客席に近い側の辺)に取り付けられたL1
〜L5を制御するための五つの回路部分(5回路)、両
サイド(方形の枠体のうち観客席から見て両サイドの
辺)に取り付けられたL6・L7・L11・12とL8
・L13とL9・L14を制御するための三つの回路部
分(3回路)、バック側(方形の枠体のうち観客席から
遠い側の辺)に取り付けられたL17〜L19を制御す
るための三つの回路部分(3回路)、計11個の調光器
またはオン・オフ制御回路31が基本である。その他、
ミラーボール、ミラーボール照射用スポットライト、ス
トロボライト(2個のL16・L20を同時に制御)、
ブラックライト、首振りライト、首振りライト用駆動モ
ータの六つの回路部分(6回路)がオプションとして設
けられ、全部で17の回路からなる調光器またはオン・
オフ制御回路31が採用されている。
0の照明器具の取付箇所を照明器具の符号として代用す
る)、調光器やオン・オフ制御回路によって輝度やオン
・オフが制御されるが、図4はこれらの関係を示す。2
0個の照明器具L1〜L20は調光器またはオン・オフ
制御回路31により制御されるが、フロント側(方形の
枠体のうち観客席に近い側の辺)に取り付けられたL1
〜L5を制御するための五つの回路部分(5回路)、両
サイド(方形の枠体のうち観客席から見て両サイドの
辺)に取り付けられたL6・L7・L11・12とL8
・L13とL9・L14を制御するための三つの回路部
分(3回路)、バック側(方形の枠体のうち観客席から
遠い側の辺)に取り付けられたL17〜L19を制御す
るための三つの回路部分(3回路)、計11個の調光器
またはオン・オフ制御回路31が基本である。その他、
ミラーボール、ミラーボール照射用スポットライト、ス
トロボライト(2個のL16・L20を同時に制御)、
ブラックライト、首振りライト、首振りライト用駆動モ
ータの六つの回路部分(6回路)がオプションとして設
けられ、全部で17の回路からなる調光器またはオン・
オフ制御回路31が採用されている。
【0025】なお、「調光器またはオン・オフ制御回
路」というとき、調光即ち光源の輝度の調整をする回路
部分、オン・オフ制御即ちその光源の点灯消滅の制御を
行う回路、またはその両方を行う回路部分を指してい
る。また尚、星型イフェクトライトの点灯制御は、本実
施例ではバック側のL17〜L19を制御するための回
路部分で同時に行われるようになっている。また、図4
中、アルファベットR,Y,G,B,Wは、各照明器具
の色光の種類を示し、Rは赤、Yは黄、Gは緑、Bは
青、Wは白色光である。
路」というとき、調光即ち光源の輝度の調整をする回路
部分、オン・オフ制御即ちその光源の点灯消滅の制御を
行う回路、またはその両方を行う回路部分を指してい
る。また尚、星型イフェクトライトの点灯制御は、本実
施例ではバック側のL17〜L19を制御するための回
路部分で同時に行われるようになっている。また、図4
中、アルファベットR,Y,G,B,Wは、各照明器具
の色光の種類を示し、Rは赤、Yは黄、Gは緑、Bは
青、Wは白色光である。
【0026】図5は、本発明の環境演出照明装置を集中
して制御するための照明コントロールユニットの一実施
例を示すもので、コンピュータから送信される制御デー
タに基づいて照明を制御するものである。制御部51で
はコンピュータ(図示略)からシリアルで送信される照
明制御データを解析し、予め登録されている照明パター
ン(点灯させるべき照明器具の選択やその照明の際の輝
度、オンオフパターン等をいう)を選択するとともに各
種の制御信号を生成する。制御部51は、調光レベルや
オンオフパターン(以下の明細書中及び図5ではこれを
単に「調光レベル」と略す)の信号を調光レベル設定回
路52に送られ、調光レベル設定回路52がこれに基づ
いて調光レベルを設定する。設定された調光レベルの信
号は、次段の調光レベル出力回路53に出力される。調
光レベル出力回路53では、調光器54を制御するため
の信号を各調光器53に対して出力するとともに、オン
・オフ制御回路55にスイッチングのタイミングの信号
を出力する。そして、調光器54によって光源の輝度を
調整した後にそれぞれの照明器具L1〜L20を作動さ
せる。なお、照明器具L10は、ミラーボールであるか
ら、調光器54の代わりに速度制御回路が設けれている
のは勿論である。一方、ストロボライトについては、オ
ン・オフ制御回路55がゼロクロス制御による電力制御
によってその点滅を制御している。これらの照明器具の
電源(図示略)としては、商用電源の100Vを70V
以下の低電圧に変換して利用するものが採用されてお
り、電気工事の有資格者でなくとも作業が行えるように
なっている。本実施例においては、直流12Vの負荷電
圧を給電線を介して各照明器具L1〜L20に供給して
いる。
して制御するための照明コントロールユニットの一実施
例を示すもので、コンピュータから送信される制御デー
タに基づいて照明を制御するものである。制御部51で
はコンピュータ(図示略)からシリアルで送信される照
明制御データを解析し、予め登録されている照明パター
ン(点灯させるべき照明器具の選択やその照明の際の輝
度、オンオフパターン等をいう)を選択するとともに各
種の制御信号を生成する。制御部51は、調光レベルや
オンオフパターン(以下の明細書中及び図5ではこれを
単に「調光レベル」と略す)の信号を調光レベル設定回
路52に送られ、調光レベル設定回路52がこれに基づ
いて調光レベルを設定する。設定された調光レベルの信
号は、次段の調光レベル出力回路53に出力される。調
光レベル出力回路53では、調光器54を制御するため
の信号を各調光器53に対して出力するとともに、オン
・オフ制御回路55にスイッチングのタイミングの信号
を出力する。そして、調光器54によって光源の輝度を
調整した後にそれぞれの照明器具L1〜L20を作動さ
せる。なお、照明器具L10は、ミラーボールであるか
ら、調光器54の代わりに速度制御回路が設けれている
のは勿論である。一方、ストロボライトについては、オ
ン・オフ制御回路55がゼロクロス制御による電力制御
によってその点滅を制御している。これらの照明器具の
電源(図示略)としては、商用電源の100Vを70V
以下の低電圧に変換して利用するものが採用されてお
り、電気工事の有資格者でなくとも作業が行えるように
なっている。本実施例においては、直流12Vの負荷電
圧を給電線を介して各照明器具L1〜L20に供給して
いる。
【0027】つぎに、上述した実施例の環境演出照明装
置を用いた環境演出照明の例について、動作手順ごとに
説明する。 まず客席照明用スポットライトとして使用される白色
の反射鏡付ハロゲン白熱電球L1が点灯し、歌い手がス
テージに立つまでの誘導灯となる。 曲が始まるとこの客席照明用スポットライトL1が消
灯し、曲の雰囲気を高めるために用意された所定の演出
プログラムに従って、L2〜L20の各照明器具や、ブ
ラックライト、首振りライト、ミラーボール照射用スポ
ットライト、ライト、星型イフェクトライト等の他の照
明器具が点滅し、ステージ上に立つ歌い手(被照明体)
を照明する。このとき、歌い手を斜め上方から取り囲む
ようにして照明する赤、青、緑を基本とする光源の組の
照明パターンの選択により、歌い手やその周辺部分の色
や明るさが微妙に変化して環境が演出される。 曲が終わると客席照明用スポットライトが再び点灯
し、歌い手の誘導灯となる。
置を用いた環境演出照明の例について、動作手順ごとに
説明する。 まず客席照明用スポットライトとして使用される白色
の反射鏡付ハロゲン白熱電球L1が点灯し、歌い手がス
テージに立つまでの誘導灯となる。 曲が始まるとこの客席照明用スポットライトL1が消
灯し、曲の雰囲気を高めるために用意された所定の演出
プログラムに従って、L2〜L20の各照明器具や、ブ
ラックライト、首振りライト、ミラーボール照射用スポ
ットライト、ライト、星型イフェクトライト等の他の照
明器具が点滅し、ステージ上に立つ歌い手(被照明体)
を照明する。このとき、歌い手を斜め上方から取り囲む
ようにして照明する赤、青、緑を基本とする光源の組の
照明パターンの選択により、歌い手やその周辺部分の色
や明るさが微妙に変化して環境が演出される。 曲が終わると客席照明用スポットライトが再び点灯
し、歌い手の誘導灯となる。
【0028】以上、本実施例では、カラオケのための環
境演出照明装置として説明したが、用途はこれに限られ
るものではなく、比較的狭いスペースの環境演出照明装
置として他の色々な用途に使用可能であり、例えば、小
劇場やライブハウス等の環境演出照明装置として用いる
ことができる。
境演出照明装置として説明したが、用途はこれに限られ
るものではなく、比較的狭いスペースの環境演出照明装
置として他の色々な用途に使用可能であり、例えば、小
劇場やライブハウス等の環境演出照明装置として用いる
ことができる。
【0029】また、上記実施例では、方形の枠体11を
採用する例について説明したが、これに限られるもので
は無く、設置場所や被照明スペースの形状に応じて、三
角形や円、楕円形等の形状のものとすることも可能であ
る。要は、枠体は、被照明体を斜め上方から取り囲むよ
うにして照明できるよう、周状の形状を有していれば良
い。さらに、完全な周ではなく途中で途切れているよう
な形状であっても、複数の照明器具を一体的に取り付け
ることができる形状であれば、「周状の枠体」と言い得
る。また、前述の実施例では、図3に示すような断面長
方形状の内部空間を有する中空の枠体について採り上げ
たが、他の形状即ち正方形、平行四辺形、ひし形、円
形、楕円形等の断面形状の内部空間を有する枠体も採用
可能である。また、樋状即ち断面で見た内部空間が完全
に閉じた形状で無いもの即ちコ状、半円状、半楕円状等
の断面形状を全体として形成するものも、本発明の枠体
として採用可能である。
採用する例について説明したが、これに限られるもので
は無く、設置場所や被照明スペースの形状に応じて、三
角形や円、楕円形等の形状のものとすることも可能であ
る。要は、枠体は、被照明体を斜め上方から取り囲むよ
うにして照明できるよう、周状の形状を有していれば良
い。さらに、完全な周ではなく途中で途切れているよう
な形状であっても、複数の照明器具を一体的に取り付け
ることができる形状であれば、「周状の枠体」と言い得
る。また、前述の実施例では、図3に示すような断面長
方形状の内部空間を有する中空の枠体について採り上げ
たが、他の形状即ち正方形、平行四辺形、ひし形、円
形、楕円形等の断面形状の内部空間を有する枠体も採用
可能である。また、樋状即ち断面で見た内部空間が完全
に閉じた形状で無いもの即ちコ状、半円状、半楕円状等
の断面形状を全体として形成するものも、本発明の枠体
として採用可能である。
【0030】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の環
境演出照明装置は、小型でユニット化されているので取
り付けが簡単であり、被照明体を斜め上方から取り囲む
ようにして各種の演出照明を行うことができるので、カ
ラオケや小劇場等の小スペースの環境演出を効果的に行
うことができる。
境演出照明装置は、小型でユニット化されているので取
り付けが簡単であり、被照明体を斜め上方から取り囲む
ようにして各種の演出照明を行うことができるので、カ
ラオケや小劇場等の小スペースの環境演出を効果的に行
うことができる。
【図1】本実施例の環境演出照明装置をカラオケステー
ジの上方に設置した場合の全体斜視図である。
ジの上方に設置した場合の全体斜視図である。
【図2】本実施例に係わる環境演出装置を下から見上げ
た平面概略図である。
た平面概略図である。
【図3】枠体の詳細構成を示すものであり、枠体への反
射鏡付ハロゲン白熱電球等の取付構造を説明している。
射鏡付ハロゲン白熱電球等の取付構造を説明している。
【図4】各照明器具と調光器又はオン・オフ制御回路と
の関係を示す図である。
の関係を示す図である。
【図5】本発明の環境演出照明装置を集中して制御する
ための照明コントロールユニットの一実施例を示すもの
である。
ための照明コントロールユニットの一実施例を示すもの
である。
11 枠体 21 ベース板 22 カバー 24 照明器具取付板 26 照明器具 4 環境演出照明装置 41 反射鏡付ハロゲン白熱電球 42 ストロボライト 43 ミラーボール照射用スポットライト 44 ミラーボール 45 ブラックライト 46 首振りライト
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 敬三 東京都国分寺市東恋ヶ窪2−16−11−406
Claims (3)
- 【請求項1】 被照明体の上方に周状に配置されるとと
もに異なる種類の複数の照明器具を有し、当該照明器具
を構成する光源は複数の調光器またはオン・オフ制御回
路で制御されてなる環境演出照明装置であって、 複数の照明器具は、周状であってかつ中空又は樋状の枠
体に沿ってその枠体に一体的に取り付けられており、か
つ、それら複数の照明器具への給電線は、その中空又は
樋状の枠体の内部に配設されており、 また、複数の照明器具の光源は、複数の反射鏡付ハロゲ
ン白熱電球を含み、これら複数の反射鏡付ハロゲン白熱
電球のうちの一部又は全部は、赤、青、緑を基本色とし
て放射する光源の組を複数構成してこれらの光で被照明
体を斜め上方から取り囲むように照明することが可能と
なっていることを特徴とする環境演出照明装置。 - 【請求項2】 前記枠体は、天井面等に取付固定される
帯状のベース板と、このベース板の幅方向の両方の端部
から下方に延びるとともに光通過用の開口を形成するよ
うにして設けられたカバーと、このカバー又はベース板
に固定された照明器具取付板とを備え、前記照明器具
は、カバーによって覆われた状態でこの照明器具取付板
に回動自在に取り付けられており、照明器具からの光は
前記カバーが形成する開口を通過して被照明体を照明す
るよう構成されていることを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の環境演出照明装置。 - 【請求項3】 前記複数の照明器具のうちの少なくとも
一つは、首振りライト、フラッシュライト又はブラック
ライトであることを特徴とする特許請求の範囲第1又は
2項記載の環境演出照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6049835A JP2832414B2 (ja) | 1993-09-03 | 1994-02-22 | ステージ環境演出装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24389993 | 1993-09-03 | ||
JP5-243899 | 1993-09-03 | ||
JP6049835A JP2832414B2 (ja) | 1993-09-03 | 1994-02-22 | ステージ環境演出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07122102A true JPH07122102A (ja) | 1995-05-12 |
JP2832414B2 JP2832414B2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=26390285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6049835A Expired - Lifetime JP2832414B2 (ja) | 1993-09-03 | 1994-02-22 | ステージ環境演出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2832414B2 (ja) |
Cited By (4)
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JP2009031571A (ja) * | 2007-07-27 | 2009-02-12 | Kenji Matsumoto | プラネタリウムにおける投影構造 |
JP2017176691A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 株式会社エム・ジー・アール | 光るボールプール |
WO2018066098A1 (ja) * | 2016-10-05 | 2018-04-12 | Pioneer DJ株式会社 | 照明制御装置 |
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JPS62258033A (ja) * | 1986-04-30 | 1987-11-10 | 清水建設株式会社 | 音響反射体 |
JPH02106300U (ja) * | 1989-02-10 | 1990-08-23 | ||
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JPH0539600A (ja) * | 1991-08-02 | 1993-02-19 | Nippon Yakin Kogyo Co Ltd | ステンレス鋼の中性塩電解脱スケール方法 |
JPH0534608U (ja) * | 1991-10-15 | 1993-05-07 | 松下電工株式会社 | 埋込型照明器具 |
-
1994
- 1994-02-22 JP JP6049835A patent/JP2832414B2/ja not_active Expired - Lifetime
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