JPH0785539A - テープ装置 - Google Patents

テープ装置

Info

Publication number
JPH0785539A
JPH0785539A JP5254931A JP25493193A JPH0785539A JP H0785539 A JPH0785539 A JP H0785539A JP 5254931 A JP5254931 A JP 5254931A JP 25493193 A JP25493193 A JP 25493193A JP H0785539 A JPH0785539 A JP H0785539A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
reel
frequency
take
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5254931A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Sakamoto
圭司 阪本
Shigeo Obata
茂雄 小幡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP5254931A priority Critical patent/JPH0785539A/ja
Publication of JPH0785539A publication Critical patent/JPH0785539A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャプスタン・ピンチローラ系のテープ移送
機構を用いず、磁気テープを所定速度で安定に走行させ
ること。 【構成】 テープ製造工程にて予めインデックス信号I
を磁気テープ1Aの下端縁に記録する。テープ装置にイ
ンデックス信号再生周波数検出手段18と、基準信号発
生手段20の出力とを比較する周波数差検出手段19を
設ける。リール速度回転制御手段15は、周波数差検出
手段19の出力を基にトルク信号を生成し、供給リール
駆動手段11及び巻取りリール駆動手段12に与える。
こうして周波数差が0となるようフィードバック制御を
行うと、磁気テープ1Aの移送速度は一定に制御され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオテープレコーダ
(以下、VTRと略す)において、磁気テープの走行速
度を制御するテープ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のテープ装置について図4を用いて
説明する。図4は従来のVTRにおける磁気テープの走
行を案内するテープ装置の概念図である。本図に示すよ
うにVTRには、磁気テープ1を巻装した供給リール2
及び巻取りリール3を駆動するため、供給リール台4及
び巻取りリール台5が取付けられている。そして、回転
磁気ヘッド6を搭載した回転シリンダ7が設けられ、磁
気テープ1を所定量巻き付けて、映像/音声信号(以
下、主信号と略す)の記録が行えるようになっている。
【0003】磁気テープ1はキャプスタンモータ8の回
転軸8aとピンチローラ9とに圧接されて移送される。
キャプスタンモータ8のロータ8bの外周部に磁気抵抗
効果素子(MR素子)8cが取付けられ、ロータ8bに
一定ピッチで設けた周波数発電(FG)用のパターンが
読み取られる。磁気抵抗効果素子8cで読み取られたF
G周波数は基準周波数と比較され、その周波数誤差を図
示しないキャプスタンモータ回転制御手段に与え、その
駆動信号をキャプスタンモータ8にフィードバックする
ようにしている。このようにして磁気テープ1の移送速
度を一定に保持している。
【0004】又、磁気テープ1上に既に記録された主信
号に重畳して、別の主信号を記録する場合には、回転シ
リンダ7の上流側(供給リール側)に設けた全幅消去ヘ
ッド10により既に記録された全ての信号を消去した
後、所望の主信号を記録する方法が一般的に用いられて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来のテー
プ装置では、以下の2点の問題点を有していた。 (1)キャプスタンモータ8のロータ8bは、所望の性
能を満足するために一定以上の径が必要となる。このこ
とはVTRの小型化・薄型化を妨げ、キャプスタンモー
タ8をテープ走行系に取付ける際、その位置が制限され
るという原因となっていた。一方、ピンチローラ9が所
定の圧着力を受けてキャプスタンモータ8の回転軸8a
に接している。VTRの長期使用に伴って、側圧による
キャプスタン/ピンチローラの軸受の変形や、ピンチロ
ーラ9のゴム変形等が生じる。そのため所定のテープ駆
動力、ワウ特性等を確保することができなくなる恐れが
あった。特にピンチローラ9は環境変化により、そのゴ
ム硬度や摩擦係数等の特性が大きく変化する。
【0006】(2)VTRとしてキャプスタン・ピンチ
ローラ系を使用することなしに磁気テープを移送し、且
つオーバーライトを行う場合、仮に磁気テープの移送速
度を一定に制御するための基準信号が磁気テープに記録
されてあったとしても、全幅消去ヘッド10により既に
記録されている全ての信号が消去されるので、基準信号
を用いずにリール駆動系だけで磁気テープの移送速度を
制御することが必要となる。しかしリール駆動系を用い
たテープ装置は、かなり高精度なテープの巻径判別機
能、及びキャプスタンモータ8の高精度の制御性能が必
要となり、VTRの価格が大幅に上昇してしまうという
欠点があった。
【0007】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、キャプスタン・ピンチローラ系
のテープ移送機構を用いることなしに、磁気テープを一
定速度で移送でき、オーバーライトを行う場合において
も非常に安価な方法で磁気テープを一定速度で移送する
ことができるテープ装置を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、予めテープ移送方向に一定ピッチのインデックス信
号を記録した磁気テープを巻装し、磁気テープの供給リ
ール及び巻取りリールと係合する供給リール台及び巻取
りリール台を有するテープ装置であって、供給リール台
及び巻取りリール台を回転駆動する供給リール駆動手段
及び巻取りリール駆動手段と、供給リール台及び巻取り
リール台の回転周波数を夫々検出する供給リール回転周
波数検出手段及び巻取りリール回転周波数検出手段と、
磁気テープの基準テープ移送速度に対応した基準周波数
の信号を発生する基準信号発生手段と、磁気テープの移
送時に得られるインデックス信号の再生周波数を検出す
るインデックス信号周波数検出手段と、インデックス信
号周波数検出手段で得られた再生周波数と基準信号発生
手段の出力する基準周波数との差を検出し、周波数差を
出力する周波数差検出手段と、供給リール回転周波数検
出手段及び巻取りリール回転周波数検出手段から供給リ
ール台及び巻取りリール台の回転周波数の信号、及び周
波数差検出手段の周波数差の信号が入力され、該周波数
差が0になるようにトルク信号を供給リール駆動手段及
び巻取りリール駆動手段に与えるリール回転速度制御手
段と、を具備することを特徴とするものである。
【0009】本願の請求項2の発明は、予めテープ移送
方向に一定ピッチの第1インデックス信号を記録した磁
気テープを巻装し、磁気テープの供給リール及び巻取り
リールと係合する供給リール台及び巻取りリール台を有
するテープ装置であって、供給リール台及び巻取りリー
ル台を回転駆動する供給リール駆動手段及び巻取りリー
ル駆動手段と、供給リール台及び巻取りリール台の回転
周波数を夫々検出する供給リール回転周波数検出手段及
び巻取りリール回転周波数検出手段と、磁気テープの所
望のテープ移送速度を設定するテープ移送速度設定手段
と、テープ移送速度設定手段の出力に対応した周波数の
第2インデックス信号を生成する第2インデックス信号
発生手段と、磁気テープの第1インデックス信号を読み
取る第1の固定磁気ヘッドと、磁気テープの移送時に得
られる第1インデックス信号を第1の固定磁気ヘッドを
介して入力し、その再生周波数を検出する第1インデッ
クス信号周波数検出手段と、第1の固定磁気ヘッドに対
し磁気テープの移送経路の下流側に取付けられ、第2イ
ンデックス信号発生手段の出力する第2インデックス信
号を磁気テープに記録する第2の固定磁気ヘッドと、第
1インデックス信号周波数検出手段から得られた再生周
波数、供給リール回転周波数検出手段及び巻取りリール
回転周波数検出手段から供給リール台及び巻取りリール
台の回転周波数の信号が入力され、現在の磁気テープの
移送速度を検出するテープ速度検出手段と、テープ速度
検出手段の出力する現在の磁気テープの移送速度、テー
プ移送速度設定手段の出力する設定テープ移送速度が入
力され、これらの速度差を検出して該速度差が0になる
ようにトルク信号を供給リール駆動手段及び巻取りリー
ル駆動手段に与えるリール回転速度制御手段と、を具備
することを特徴とするものである。
【0010】
【作用】このような特徴を有する本願の請求項1の発明
によれば、リール回転速度制御手段は、供給リール回転
速度検出手段及び巻取リール回転速度検出手段から、供
給リール及び巻取りリールの回転周波数信号を入力す
る。そして予め磁気テープに記録されているインデック
ス信号の再生周波数と基準信号の設定周波数との周波数
差が0になるようにトルク信号を生成し、供給リール駆
動手段及び巻取りリール駆動手段に出力する。こうする
と磁気テープは信号のフィードバック動作により基準テ
ープ移送速度に保持される。
【0011】又、本願の請求項2の発明によれば、テー
プ速度検出手段は、供給リール回転速度検出手段及び巻
取リール回転速度検出手段から、供給リール及び巻取り
リールの回転周波数信号を入力し、走行中の磁気テープ
の移送速度を検出する。テープ移送速度設定手段に所望
のテープ移送速度を与えると、リール回転速度制御手段
は、設定速度と現在の移送速度とを比較し、磁気テープ
の再生周波数と設定周波数との周波数差が0になるよう
にトルク信号を生成し、供給リール駆動手段及び巻取り
リール駆動手段に出力する。磁気テープが設定速度に制
御されると、第2の固定磁気ヘッドを介して第2インデ
ックス信号が磁気テープの下端縁に再記録される。こう
すると所望の移送速度で主信号が記録再生される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の第1実施例のテープ装置につ
いて図1及び図2を参照しながら説明する。図1は第1
実施例のテープ装置の全体構成を示す説明図である。
尚、図4に示す従来例と同一部分には同一符号を付け、
それらの詳細な説明は省略する。又、主信号の記録方法
については従来例と同様である。
【0013】先ず本実施例のテープ装置に用いられる磁
気テープ1Aの信号配置図を図2に示す。本図に示すよ
うに主信号Sの記録領域の他に、インデックス信号Iの
記録領域を磁気テープ1Aの下端縁に設ける。そしてテ
ープの製造工程において、磁気テープ1Aの下端縁に一
定波長λ0 のインデックス信号Iを飽和記録レベル以上
で記録する。
【0014】一方、図1に示すようにVTRの本体側に
おいては、磁気テープ1Aを巻装した供給リール2及び
巻取りリール3を夫々駆動するため、供給リール台4及
び巻取りリール台5を設ける。供給リール駆動手段11
は供給リール台4を回転駆動する第1のモータと、その
駆動回路とを含んで構成される。同様に巻取りリール駆
動手段12は巻取りリール台5を回転駆動する第2のモ
ータと、その駆動回路とを含んで構成される。
【0015】供給リール駆動手段11の回転信号は供給
リール回転周波数検出手段13に与えられ、巻取りリー
ル駆動手段12の回転信号は巻取りリール回転周波数検
出手段14に与えられる。供給リール回転周波数検出手
段13は供給リール駆動手段11から出力される回転信
号を回転周波数fS に変換する回路である。同様に巻取
りリール回転周波数検出手段14は巻取りリール駆動手
段12から出力される回転信号を回転周波数fT に変換
する回路である。
【0016】回転周波数fS 及びfT の信号はリール回
転速度制御手段15に与えられる。リール回転速度制御
手段15は後述する周波数差検出手段の出力する周波数
差Δfの信号が入力され、回転周波数fS 及びfT との
論理演算処理を行い、テープ移送速度Vを基準テープ移
送速度V0 となるよう制御するためのトルク信号TS
T を生成する回路である。トルク信号TS は供給リー
ル駆動手段11に入力され、トルク信号TT は巻取りリ
ール駆動手段12に入力される。
【0017】回転シリンダ7のテープ排出側に固定磁気
ヘッド16が取付けられている。固定磁気ヘッド16
は、図2に示すように磁気テープ1Aの下端縁に記録さ
れた移送時のインデックス信号Iを読み取るヘッドであ
る。固定磁気ヘッド16の信号は再生出力増幅回路17
で増幅され、インデックス信号周波数検出手段18に与
えられる。インデックス信号周波数検出手段18は、イ
ンデックス信号Iを基に磁気テープ1Aの移送速度を検
出する回路で、再生周波数f1 を周波数差検出手段19
に出力する。
【0018】周波数差検出手段19の入力部に基準信号
発生手段20が接続されている。基準信号発生手段20
は基準テープ移送速度V0 に比例した基準周波数f0
信号を発生する回路である。周波数差検出手段19は基
準周波数f0 と再生周波数f1 を入力し、その周波数差
Δf(=f0 −f1 )を演算してリール回転速度制御手
段15に与える。
【0019】基準テープ移送速度V0 は、磁気テープ1
Aのインデックス信号Iの記録波長をλ0 とすると、 V0 =f0 *λ0 となる。リール回転速度制御手段15は、周波数差Δf
の信号が入力されると、供給リール駆動手段11及び巻
取りリール駆動手段12に所定のトルク信号TS,TT
を与え、周波数差Δf=0となるようフィードバック制
御を行う。
【0020】以上のように構成された第1実施例のテー
プ装置の動作について説明する。一例として、インデッ
クス信号Iのみ記録された磁気テープ1Aに主信号を記
録する場合について述べる。供給リール駆動手段11及
び巻取りリール駆動手段12によって、供給リール2及
び巻取りリール3が回転して磁気テープ1Aが移送され
ると、各々のリールの回転周波数が供給リール回転周波
数検出手段13及び巻取りリール回転周波数検出手段1
4により検出される。そして、これらの回転周波数
S 、fT はリール回転速度制御手段15に入力され
る。
【0021】この時点では現在のテープ移送速度Vは、
基準テープ移送速度V0 と必ずしも一致していない。こ
こで移送中の磁気テープ1Aには予めインデックス信号
Iが記録されているので、この信号Iは固定磁気ヘッド
16によって読み取られる。そして、インデックス信号
周波数検出手段18はインデックス信号Iを再生周波数
1 に変換し、周波数差検出手段19に与える。他方、
基準信号発生手段20より発生した基準周波数f0 の信
号も周波数差検出手段19に与える。
【0022】周波数差検出手段19は周波数差Δfを検
出し、この値をリール回転速度制御手段15に出力す
る。リール回転速度制御手段15は、この周波数差Δf
が0となるように供給リール駆動手段11及び巻取りリ
ール駆動手段12にトルク信号TS ,TT を与える。そ
して、このような一連の動作を繰り返す。このようにし
て、磁気テープ1Aが供給リール駆動手段11及び巻取
りリール駆動手段12により移送される間、このフィー
ドバック動作を実行することにより、磁気テープ1Aを
基準テープ移送速度V0 で移送しながら、回転磁気ヘッ
ド6により主信号の記録を行う。以上のように本実施例
によれは、テープ装置にキャプスタン・ピンチローラ系
を用いたテープ速度制御系が不要となり、VTRのメカ
ニズムの小型化に寄与することができる。
【0023】次に、本発明の第2実施例におけるテープ
装置について図3を参照しつつ説明する。図3は第2実
施例のテープ装置の全体構成を示す説明図である。尚、
図1に示す第1実施例と同一部分には同一符号を付け、
それらの詳細な説明は省略する。又、主信号の記録方法
については従来例と同様である。
【0024】図2に示すように磁気テープ1Aには予め
記録波長λ0 なる第1インデックス信号I0 がテープ製
造工程にて記録されてあるものとする。一方、VTRの
本体側においては、第1実施例と同様に一対のリールに
対応した供給リール駆動手段11、巻取りリール駆動手
段12、及びこれらに対応した供給リール回転周波数検
出手段13、巻取りリール回転周波数検出手段14が設
けられている。又、リール回転速度制御手段15を設
け、供給リール回転周波数検出手段13及び巻取りリー
ル回転周波数検出手段14より各リールの回転周波数が
入力されるようにする。
【0025】回転シリンダ7のテープ排出側に第1の固
定磁気ヘッド30と、後述する第2の固定磁気ヘッド3
1が取付けられている。固定磁気ヘッド30は第1実施
例と同様に磁気テープ1Aの下端縁に記録された第1イ
ンデックス信号I0 を読み取るヘッドである。固定磁気
ヘッド30の出力信号は再生出力増幅回路17で増幅さ
れ、第1インデックス信号周波数検出手段18に与えら
れる。インデックス信号周波数検出手段18は第1イン
デックス信号I0 に基づいて磁気テープ1Aの移送速度
を検出する回路で、再生して得られる信号を周波数信号
に変換して後述するテープ速度検出手段32に出力す
る。
【0026】次に第1実施例と異なり、テープ移送速度
設定手段33が新たに設けられている。テープ移送速度
設定手段33は、VTRの使用者が基準テープ移送速度
0とは異なる設定テープ移送速度V1 を設定する回路
である。テープ移送速度設定手段33の出力は第2イン
デックス信号発生手段34とテープ速度比較手段35と
に与えられる。一方、テープ速度検出手段32は、供給
リール回転周波数検出手段13及び巻取りリール回転周
波数検出手段14より、供給リール2の回転周波数fS
及び巻取りリール3の回転周波数fT の信号が入力さ
れ、現在のテープ移送速度V2 を演算し、その信号をテ
ープ速度比較手段35に出力する回路である。
【0027】ここで基準テープ移送速度V0 は、f0
第1インデックス信号I0 の基準周波数とすると、 V0 =f0 *λ0 となる。又テープ移送速度設定手段33に設定された設
定テープ移送速度V1 に比例した周波数f1 (=(V1/
0 )*f0 )を第2インデックス信号I1 とすると、
第2インデックス信号発生手段34は第2インデックス
信号I1 を生成し、この信号を固定磁気ヘッド31に出
力する。固定磁気ヘッド31は固定磁気ヘッド30の下
流側(巻取りリール側)に設けられた書き込みヘッドで
あり、第2インデックス信号I1 を磁気テープ1Aの下
端縁にオーバーライトする。
【0028】テープ速度比較手段35は、テープ移送速
度設定手段33から設定テープ移送速度V1 、及びテー
プ速度検出手段32から現在のテープ移送速度V2 が入
力され、これらの信号を比較してその速度差ΔV(=V
1 −V2 )を演算する。この信号ΔVはリール回転速度
制御手段15に出力される。そうするとリール回転速度
制御手段15は、速度差ΔV=0となるように供給リー
ル駆動手段11及び巻取りリール駆動手段12にトルク
信号TS ,TT を与える。
【0029】このように構成された第2実施例のテープ
装置の動作について説明する。一例として、磁気テープ
1Aには第1インデックス信号I0 のみが記録されても
のとする。そして V1 =(1/3)*V0 を満たす設定テープ移送速度V1 (3倍モード)で主信
号の記録を行う場合について述べる。
【0030】供給リール駆動手段11及び巻取りリール
駆動手段12によって供給リール2及び巻取りリール3
が回転して磁気テープ1Aが移送されると、供給リール
台4及び巻取りリール台5の回転信号が供給リール回転
周波数検出手段13及び巻取りリール回転周波数検出手
段14に与えられる。この回転信号は回転周波数fS
T に変換され、リール回転速度制御手段15及びテー
プ速度検出手段32に出力される。
【0031】この時点では現在のテープ移送速度V
2 は、所望の設定テープ移送速度V1 と必ずしも一致し
ていない。移送された磁気テープ1Aに予め記録してあ
る第1インデックス信号I0 が固定磁気ヘッド30によ
って読み取られる。この信号は再生出力増幅回路17に
より増幅され、第1インデックス信号周波数検出手段1
8により再生周波数f0 ’に変換され、テープ速度検出
手段32に入力される。このときテープ速度検出手段3
2は、現在のテープ移送速度V2 が V2 =f0 ’*λ0 であると認識し、この値をテープ速度比較手段35に出
力する。
【0032】他方、テープ移送速度設定手段33におい
て設定した設定テープ移送速度V1の信号もテープ速度
比較手段35に出力される。ここで設定テープ移送速度
1は、 V1 =(1/3)*f0 *λ0 となる。
【0033】従って、テープ速度比較手段35は、 ΔV=V1 −V2 =(f0 /3−f0 ’)*λ0 の速度差ΔVの信号をリール回転速度制御手段15に出
力する。この信号を得たリール回転速度制御手段15
は、速度差ΔVが0となるように供給リール駆動手段1
1及び巻取りリール駆動手段12にトルク信号TS ,T
T を与える。そしてこの一連の動作を繰り返していくに
伴い、過渡時における磁気テープ1Aの再生周波数
0 ’は、漸次(f0 /3)に近づくこととなり、やが
て速度差ΔV=0となる。
【0034】その一方、テープ移送速度設定手段33に
て設定した設定テープ移送速度V1の信号を第2インデ
ックス信号発生手段34に出力する。ここでは、第2イ
ンデックス信号I1 の周波数f1 は、 f1 =(1/3)*f0 となっている。そして第2インデックス信号I1 を固定
磁気ヘッド31に与え、順次磁気テープ1Aの下端縁に
記録する。この際、第2インデックス信号I1 は予め記
録されていた第1インデックス信号I0 と同トラックに
記録され、かつ、記録用の固定磁気ヘッド31は再生用
の固定磁気ヘッド30より下流側に位置しているので、
新しいインデックス信号がオーバーライトされることと
なる。しかも、第1インデックス信号I0 に基づく再生
出力を得ることは、テープ移送速度設定手段33の設定
値を変更することにより可能となる。こうして所望の設
定テープ移送速度に対応した記録を行うことができる。
尚、第2インデックス信号I1 の記録は、磁気テープ1
Aの移送速度が設定テープ移送速度V1 になってから行
うものとする。
【0035】以上のように本実施例によれば、キャプス
タン・ピンチローラ系のテープ移送機構を用いずに、任
意の設定速度に応じたテープ移送系を実現することがで
き、既に記録されている主信号と異なった記録時間モー
ドの信号を記録する場合においても、既に記録されたイ
ンデックス信号を利用してテープ移送速度を一定にする
ことができる。
【0036】
【発明の効果】以上のように本願の請求項1の発明によ
れば、キャプスタン・ピンチローラ系のテープ移送系を
用いずに、磁気テープを基準速度で移送することができ
る。このためテープ移送機構に対し、高価な部品が一切
不要となり、大幅な価格低減を図ることができる。しか
も、テープ移送機構の中で大きい体積・重量を占めてい
た部品がなくなるので、大幅な小型化・軽量化を図るこ
とができる。更にテープ走行系等のメカニズム全体の配
置自由度が大きくなるので、高い組立精度が不要とな
り、テープ装置の組立て工数を削減することができる。
【0037】更に本願の請求項2の発明によれば、この
ような効果に加えて任意の設定速度で磁気テープを移送
することができる。任意の記録時間モードで主信号の記
録を行う場合においても、キャプスタンモータ及びピン
チローラ等のテープ定速移送手段が不要となり、テープ
装置の大幅な価格低減と小型化及び軽量化が可能とな
り、その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるテープ装置の全体
構成を示すブロック図である。
【図2】第1及び第2実施例のテープ装置に用いられる
磁気テープの信号配置図である。
【図3】本発明の第2実施例におけるテープ装置の全体
構成を示すブロック図である。
【図4】従来例のテープ装置の全体構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1A 磁気テープ 2 供給リール 3 巻取りリール 4 供給リール台 5 巻取りリール台 6 回転磁気ヘッド 7 回転シリンダ 11 供給リール駆動手段 12 巻取りリール駆動手段 13 供給リール回転周波数検出手段 14 巻取りリール回転周波数検出手段 15 リール回転速度制御手段 16,30,31 固定磁気ヘッド 17 再生出力増幅回路 18 インデックス信号周波数検出手段 19 周波数差検出手段 20 基準信号発生手段 21 再生周波数検出手段 32 テープ速度検出手段 33 テープ移送速度設定手段 34 第2インデックス信号発生手段 35 テープ速度比較手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予めテープ移送方向に一定ピッチのイン
    デックス信号を記録した磁気テープを巻装し、前記磁気
    テープの供給リール及び巻取りリールと係合する供給リ
    ール台及び巻取りリール台を有するテープ装置であっ
    て、 前記供給リール台及び前記巻取りリール台を回転駆動す
    る供給リール駆動手段及び巻取りリール駆動手段と、 前記供給リール台及び前記巻取りリール台の回転周波数
    を夫々検出する供給リール回転周波数検出手段及び巻取
    りリール回転周波数検出手段と、 前記磁気テープの基準テープ移送速度に対応した基準周
    波数の信号を発生する基準信号発生手段と、 前記磁気テープの移送時に得られるインデックス信号の
    再生周波数を検出するインデックス信号周波数検出手段
    と、 前記インデックス信号周波数検出手段で得られた再生周
    波数と前記基準信号発生手段の出力する基準周波数との
    差を検出し、周波数差を出力する周波数差検出手段と、 前記供給リール回転周波数検出手段及び巻取りリール回
    転周波数検出手段から前記供給リール台及び前記巻取り
    リール台の回転周波数の信号、及び前記周波数差検出手
    段の周波数差の信号が入力され、該周波数差が0になる
    ようにトルク信号を前記供給リール駆動手段及び巻取り
    リール駆動手段に与えるリール回転速度制御手段と、を
    具備することを特徴とするテープ装置。
  2. 【請求項2】 予めテープ移送方向に一定ピッチの第1
    インデックス信号を記録した磁気テープを巻装し、前記
    磁気テープの供給リール及び巻取りリールと係合する供
    給リール台及び巻取りリール台を有するテープ装置であ
    って、 前記供給リール台及び前記巻取りリール台を回転駆動す
    る供給リール駆動手段及び巻取りリール駆動手段と、 前記供給リール台及び前記巻取りリール台の回転周波数
    を夫々検出する供給リール回転周波数検出手段及び巻取
    りリール回転周波数検出手段と、 前記磁気テープの所望のテープ移送速度を設定するテー
    プ移送速度設定手段と、 前記テープ移送速度設定手段の出力に対応した周波数の
    第2インデックス信号を生成する第2インデックス信号
    発生手段と、 前記磁気テープの第1インデックス信号を読み取る第1
    の固定磁気ヘッドと、 前記磁気テープの移送時に得られる第1インデックス信
    号を前記第1の固定磁気ヘッドを介して入力し、その再
    生周波数を検出する第1インデックス信号周波数検出手
    段と、 前記第1の固定磁気ヘッドに対し前記磁気テープの移送
    経路の下流側に取付けられ、前記第2インデックス信号
    発生手段の出力する第2インデックス信号を前記磁気テ
    ープに記録する第2の固定磁気ヘッドと、 前記第1インデックス信号周波数検出手段から得られた
    再生周波数、前記供給リール回転周波数検出手段及び巻
    取りリール回転周波数検出手段から前記供給リール台及
    び前記巻取りリール台の回転周波数の信号が入力され、
    現在の磁気テープの移送速度を検出するテープ速度検出
    手段と、 前記テープ速度検出手段の出力する現在の磁気テープの
    移送速度、前記テープ移送速度設定手段の出力する設定
    テープ移送速度が入力され、これらの速度差を検出して
    該速度差が0になるようにトルク信号を前記供給リール
    駆動手段及び巻取りリール駆動手段に与えるリール回転
    速度制御手段と、を具備することを特徴とするテープ装
    置。
JP5254931A 1993-09-16 1993-09-16 テープ装置 Pending JPH0785539A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5254931A JPH0785539A (ja) 1993-09-16 1993-09-16 テープ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5254931A JPH0785539A (ja) 1993-09-16 1993-09-16 テープ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0785539A true JPH0785539A (ja) 1995-03-31

Family

ID=17271851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5254931A Pending JPH0785539A (ja) 1993-09-16 1993-09-16 テープ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0785539A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5720442A (en) * 1995-07-19 1998-02-24 Hitachi, Ltd. Capstanless tape driving method and information recording and reproduction apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5720442A (en) * 1995-07-19 1998-02-24 Hitachi, Ltd. Capstanless tape driving method and information recording and reproduction apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10269540A (ja) 非固有ヘリカルストライプを読み出すためのトラッキング方法および装置
JPH06195662A (ja) 磁気テ−プ装置及びこの磁気ヘッドの移動方法
JPH0785539A (ja) テープ装置
JPS6330703B2 (ja)
US5467233A (en) Magnetic recording and reproducing apparatus for reproducing a magnetic tape being fed at high speed
JP2825170B2 (ja) テープ速度制御装置
US6301069B1 (en) Servo control apparatus utilizing clock signal and control data
JP2801471B2 (ja) 記録または再生装置
JPH0722749Y2 (ja) 磁気記録再生装置
JP2659011B2 (ja) 磁気再生装置
US5247402A (en) Apparatus for high speed searching and reproduction of data recorded in a tape medium
JPH06349153A (ja) テンション制御装置
JPS59221853A (ja) テ−プテンシヨン制御装置
JPS6280854A (ja) テ−プ速度制御装置
JPH0757206A (ja) 磁気記録再生装置
JPS62121951A (ja) 再生装置
JPS5822819B2 (ja) 記録媒体スキユ−訂正装置
JPH0845141A (ja) 磁気記録再生装置
JPH01303660A (ja) 再生装置
JPH05325335A (ja) 磁気記録再生装置
JPH04283451A (ja) 磁気記録再生機器のテープテンション制御装置
JPH0323543A (ja) 回転ヘッド型デジタルテーププレーヤの相対速度制御装置
JPH0258750A (ja) 回転ヘッド型記録または再生装置
JPH0417147A (ja) テープテンション制御装置
JPH0221406A (ja) 磁気記録再生装置