JPH0784446A - 現像剤収容容器の再シール部材、この再シール部材を使用した現像剤収容容器の再シール方法、プロセスカートリッジの再シール方法及びプロセスカートリッジの再使用方法 - Google Patents

現像剤収容容器の再シール部材、この再シール部材を使用した現像剤収容容器の再シール方法、プロセスカートリッジの再シール方法及びプロセスカートリッジの再使用方法

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JPH0784446A
JPH0784446A JP5187429A JP18742993A JPH0784446A JP H0784446 A JPH0784446 A JP H0784446A JP 5187429 A JP5187429 A JP 5187429A JP 18742993 A JP18742993 A JP 18742993A JP H0784446 A JPH0784446 A JP H0784446A
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尋夫 小林
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和彬 小田川
Tsutomu Nishiuedoko
力 西上床
Minoru Sato
実 佐藤
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00987Remanufacturing, i.e. reusing or recycling parts of the image forming apparatus

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  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】トナー容器の開口部を短時間で確実に再シール
する。 【構成】シールフィルム71と粘着部73と剥離紙75
とによって構成した再シール部材70を挿入板76の先
端縁76aに被せるように巻き付け、スリット32cか
ら挿入する。先端縁70aが右方のフランジ部31bに
到達したら、剥離紙75を引き抜き、挿入板76を介し
て粘着部をフランジ部31bに押し付けて接着させる。
その後挿入板76を引き抜いて、シールフィルム71に
よる開口部31aの再シールを完了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置に用いら
れる画像形成装置に用いられる現像剤収容容器の再シー
ル部材、この再シール部材を使用した現像剤収容容器の
再シール方法、プロセスカートリッジの再シール方法及
びプロセスカートリッジの再使用方法に関する。ここ
で、画像形成装置としては、電子写真複写機、レーザビ
ームプリンタ、LEDプリンタ、及びファクシミリ装置
等が含まれる。
【0002】
【従来の技術】複写機、レーザビームプリンタ等の画像
形成装置において、像担持体と、少なくとも1つのプロ
セス手段、例えば現像装置とを一体的にカートリッジ化
して、プロセスカートリッジを構成し、該プロセスカー
トリッジを着脱自在に画像形成装置の装置本体に装着す
ることにより、メインテナンスフリーを実現したものが
知られている。
【0003】従来、このような画像形成装置では、例え
ば、プロセスカートリッジに収納された現像剤がなくな
った場合に、プロセスカートリッジ全体を新規のものと
交換するのが一般的であった。この交換作業は、ワンタ
ッチで装置本体を開放し、装置本体内部から古いプロセ
スカートリッジを取り出し、新品のプロセスカートリッ
ジを装着するといった、極めて簡単な作業であって、操
作者自身の手で容易に行うことができるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
プロセスカートリッジにおいては、現像剤がなくなった
場合に(現像剤収容容器内の現像剤の残量が所定量以下
になった場合をいう。以下同じ。)、プロセスカートリ
ッジ全体を新しいものに交換するのが一般的であった。
このため、現像剤(以下適宜「トナー」という。)がな
くなったプロセスカートリッジを再生することが考えら
れる。この際、クリーニングユニットにあっては、必要
な部品を交換するのはもちろん、さらに、廃トナー溜め
に回収された廃トナーを抜き取る作業、いわゆる清掃作
業を行わなければならない。
【0005】現像剤がなくなったプロセスカートリッジ
は、トナーを再充填すればよいのであるが、このトナー
の再充填については、次のような課題が指摘されてい
る。現像装置は、内側にトナーを収容した現像剤収容容
器(以下「トナー容器」という。)と、現像スリーブを
支持する現像室とを有し、トナー容器と現像室との間に
は、現像スリーブ表面に対向するように、横長の長方形
状の開口部が形成されている。そして、トナー容器内の
トナーは、この開口部を介して現像室に供給され、ここ
で現像スリーブ表面に塗布されて、その後、像担持体と
しての電子写真感光体(以下「感光ドラム」という。)
表面の静電潜像に付着されるようになっている。ところ
で、新規のプロセスカートリッジの場合は、この開口部
にシール部材が貼着されており、トナー容器内のトナー
が、プロセスカートリッジの搬送時等に開口部から漏れ
出るのを防止している。シール部材は、例えば開口部の
長手方向の長さの2倍以上の長さを有する熱可塑性のシ
ールフィルムによって形成されており、開口部に対する
貼着は、その開口部を額縁状に囲繞するフランジ部とほ
ぼ同形の基材を介して行われる。基材の中央部を閉鎖す
るようにして、基材にシールフィルムを熱接着した後、
この基材をトナー容器と現像室とによって挟み込む。こ
のとき、開口部の閉鎖は、シールフィルムの全長の半分
以下の部分によって行われ、残りの半分以上の部分は、
開口部の長手方向の一方の端部で折り返され、折り返し
部の基端側は、他端部のスリットを介してさらに外側に
延長されている。熱接着の強度ついては、搬送時等の多
少の衝撃によっては容易に剥離されない一方、使用時の
操作者による積極的な剥離動作に対しては容易に剥離す
るようになっている。すなわち、使用時に操作者がシー
ルフィルムの基端側を外側に引くのに伴い、シールフィ
ルムの折り返えされた屈曲部が基端側と同方向に徐々に
移動し、開口部が順次開放されていく。
【0006】上述の新規なプロセスカートリッジのシー
ル部材の貼着は、簡単に行うことができる。これは、新
規のプロセスカートリッジでは、上述のように現像装置
のトナー容器と現像室とは別体に構成されており、これ
らトナー容器と現像室との間に基材を介してシール部材
全体を挟み込めば、おのずとシールフィルムによってト
ナー容器の開口部が閉鎖される。その後、トナー容器と
現像室とは、シール部材を挟持した状態で分解不能に一
体化される。
【0007】一方、使用後の(一旦、シールフィルムが
剥された)のプロセスカートリッジは、現像剤収容容器
と現像室とが分解不能なため、開口部の正面からシール
部材を貼着することができず、上述のスリットを介し
て、横方向から貼着せざるを得ない。この細いスリット
を介してのシール部材の貼着作業は非常に難しく、多大
な作業時間を要するばかりでなく、貼着強度も不足しが
ちとなり、さらに手作業による場合には、作業者の技量
によって貼着強度が大きくばらつき、製品としての信頼
性を損ないかねない等の課題が指摘されている。
【0008】そこで、本発明は、従来の上述課題を解決
し、開口部に対する再シール部材の貼着を、作業者の技
量に左右されることなく、短時間でしかも確実に行うこ
とを可能にした現像剤収容容器の再シール部材、この再
シール部材を使用した現像剤収容容器の再シール方法、
プロセスカートリッジの再シール方法及びプロセスカー
トリッジの再使用方法を提供することを目的とするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、帯状に形成されたシールフ
ィルムと、該シールフィルムの前半部に設けられた粘着
部と、該粘着部を覆う帯状の剥離紙とを備えた現像剤収
容容器の再シール部材においては、前記粘着部を、額縁
状のフランジ部の内側に形成された、前記現像剤収容容
器の開口部よりも大きく設けるとともに、前記シールフ
ィルム及び剥離紙の後半側の折り返し部の長さを、前記
粘着部よりも長く設定することを特徴とする。
【0010】この場合、前記粘着部を、前記フランジ部
に対応する額縁状に形成すると好ましい。
【0011】また、額縁状のフランジ部の内側に形成さ
れた開口部をシール部材の粘着部によって密封し、前記
フランジ部の一端側のスリットから突出させた前記シー
ル部材の折り返し部を引き出すことによって、引き出し
前には前記粘着部と折り返し部との境界近傍に形成され
ていた屈曲部を、順次前記スリット側に移動させて前記
開口部を開放してなる現像剤収容容器に対し、該現像剤
収容容器に現像剤を再充填するために前記開口部を再シ
ール部材にて閉鎖する現像剤収容容器の再シール方法に
おいては、前記開口部を下方に向けて配置した現像剤収
容容器に対して、前記請求項1または請求項2記載の再
シール部材を、前記開口部に近い上方から順に前記シー
ルフィルム、粘着部、剥離紙が配置されるようにセット
するセット工程と、前記シールフィルムの折り返し部の
上面に帯状の挿入板を載置し、該挿入板の先端縁を前記
シールフィルムの前半部と折り返し部とのほぼ境界に当
てる挿入板載置工程と、前記挿入板の先端縁を中心に、
前記シールフィルムの前半部と粘着部と剥離紙の前半部
とを一体に折り返して屈曲部を形成し、前記挿入板の上
面側に上方から順に前記剥離紙の前半部、粘着部、シー
ルフィルムの前半部を配置するとともに、前記挿入板の
下面側に上方から順に前記シールフィルムの折り返し
部、剥離紙の折り返し部を配置する折り返し工程と、該
折り返し工程にて最下層に位置した前記剥離紙の折り返
し部を前記屈曲部を中心に折り返して、前記折り返し工
程にて最上層に位置した前記剥離紙の前半部のさらに上
方に配置する剥離紙折り返し工程と、前記挿入板を、先
端縁側から前記現像剤収容容器のスリットに挿入するこ
とにより、前記再シール部材の屈曲部を順次奥に挿入し
ていく挿入工程と、前記再シール部材が前記開口部を閉
鎖する少し前に、前記挿入工程を停止し、前記スリット
から突出している剥離紙の折り返し部を引いて、前記粘
着部の先端側の一部を露出させる露出工程と、挿入を再
開して、前記露出工程にて露出された粘着部の露出部が
前記開口部のフランジ部に対応する位置まで前記挿入板
を押し込む再挿入工程と、前記剥離紙の折り返し部を引
いて、前記開口部に対面する粘着部をすべて露出させる
剥離工程と、前記挿入板を介して前記粘着部を、前記開
口部のフランジ部に押し付ける接着工程と、前記挿入板
の上面側に位置する前記シールフィルムの前半部と、基
端部を前記スリットから突出させた状態で下面側に位置
する前記シールフィルムの折り返し部との間から、前記
スリットを介して前記挿入板を引き抜く引き抜き工程と
を備えることを特徴とする。
【0012】また、画像形成装置本体に装着可能なプロ
セスカートリッジの現像剤収容容器に収納したトナーを
現像手段へ供給するための現像剤収容容器開口部にシー
ルフィルムを取り付けるプロセスカートリッジの再シー
ル方法において、上枠を取り外し、次いで、現像剤収容
容器と現像手段とを有する現像ユニットとクリーニング
ユニットとを分解した後、前記現像ユニットの有する現
像剤収容容器側フレームと現像手段側フレームとの間隙
に、挿入板を用いて、表面に粘着部を有する前記シール
フィルムと前記粘着部を覆う剥離紙とをともに押し込
み、その後、前記剥離紙を前記間隙から引き抜いた後
に、前記粘着部でもって前記シールを前記現像剤収容容
器開口部を閉鎖するよう貼付すること、及び前記挿入板
を前記間隙から引き抜くことを行うことを特徴とする。
【0013】さらに、プロセスカートリッジの再シール
方法は、前記シールフィルムが前記現像剤収容容器開口
部を閉鎖する所定位置に到達するに先立って、前記剥離
紙を前記間隙から引き抜く、または前記挿入板は、その
全周面が面取りされている、または前記挿入板を前記間
隙から引き抜くに先立って、前記粘着部でもって前記シ
ールフィルムを前記現像剤収容容器開口部を閉鎖するよ
う貼付する、または前記挿入板を前記間隙から引き抜い
た後に、前記粘着部でもって前記シールフィルムを前記
現像剤収容容器開口部を閉鎖するよう貼付する、または
前記シールフィルムを前記現像剤収容容器開口部を閉鎖
するよう貼付した後に、前記現像ユニットとクリーニン
グユニットとを係止して、その後前記現像ユニットとク
リーニングユニットとを覆うように前記上枠を被せるこ
とを特徴とする。
【0014】プロセスカートリッジの再使用方法は、前
記プロセスカートリッジが、プロセス手段としての帯電
手段、現像手段またはクリーニング手段と像担持体とし
ての電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して画
像形成装置本体に着脱可能とするものであることを特徴
とする。
【0015】プロセスカートリッジの再使用方法は、前
記プロセスカートリッジが、プロセス手段としての帯電
手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも一つと
像担持体としての電子写真感光体とを一体的にカートリ
ッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものであ
ることを特徴とする。
【0016】プロセスカートリッジの再使用方法は、前
記プロセスカートリッジが、プロセス手段としての少な
くとも現像手段と像担持体としての電子写真感光体とを
一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱す
るものであることを特徴とする。
【0017】
【作用】以上構成の再シール材及び再シール方法による
と、作業者の技量に左右されることなく、開口部に対す
る再シール部材の貼着を行うことができる。なお、貼着
作業を、作業者による手作業に代えて、自動化する場合
であっても、本発明に係る再シール部材及び再シール方
法によると、例えば、貼着位置や貼着強度を安定させる
ことが容易である。
【0018】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。
【0019】本発明に係る再シール部材、該再シール部
材によるトナー容器の再シール方法、プロセスカートリ
ッジの再シール方法及びプロセスカートリッジの再使用
方法を説明する前に、再シール部材の貼着対象となるト
ナー容器が組み込まれたプロセスカートリッジの構成の
概略、さらに該プロセスカートリッジの装着先となるレ
ーザビームプリンタの構成の概略、そしてプロセスカー
トリッジから現像ユニットを取り出す作業の概略につい
て説明する。
【0020】図1は、プロセスカートリッジCの概略を
示す縦断面である。プロセスカートリッジCは、まず、
大きくは4つのユニット、すなわち上枠1、一次帯電ユ
ニット2、現像ユニット3及びクリーニングユニット4
に分解可能となっている。なお、プロセスカートリッジ
Cをこの4つのユニットに分解した場合には、像担持体
としての感光ドラム41は、クリーニングユニット4に
含まれる構成になっている。
【0021】上枠1は、一次帯電ユニット2、現像ユニ
ット3及びクリーニングユニット4を上方から覆うフレ
ームによって構成され、前後方向(図1の矢印K1、K
2方向)のほぼ中央には、露光光を通過させるための透
孔11が上下方向に貫通するように穿設されている。
【0022】一次帯電ユニット2は、コ字型の断面を有
しその開口部を感光ドラム41に向けたシールド21
と、該シールド21の内側に配置された放電ワイヤ22
と、シールド21の開口部に配置されたグリッド23と
を備えている。
【0023】現像ユニット3は、トナーを収容するトナ
ー容器31、該トナー容器31に隣接して配置され開口
部31aを介して該トナー容器31に連通された現像室
32、該現像室32に前記感光ドラム41に対向するよ
うにして配置された現像スリーブ33を備えている。現
像スリーブ33は、矢印R1方向に回転自在に支持さ
れ、また現像スリーブ33の上方には、現像スリーブ3
3表面に塗布されたトナーの層厚を規制する現像ブレー
ド35が配置されている。
【0024】クリーニングユニット4は、感光ドラム4
1及びクリーニング装置42を備えている。感光ドラム
41は、矢印R2方向に回転自在に支持されており、そ
の下方には感光ドラム41を不要な露光や傷から保護す
るための保護板43が配置されている。なお、この保護
板43は、退避可能に構成されていて、プロセスカート
リッジCを後述の装置本体に装着したときには、自動的
に退避し、感光ドラム41の下部を露出するように構成
されている。クリーニング装置42は、感光ドラム41
表面に摺擦して該表面に付着している残留トナーを除去
するクリーニングブレード45、該クリーニングブレー
ド45にて掻き落とされた残留トナーを捕獲するスクイ
シート46、スクイシート46によって捕獲された残留
トナーを前方(矢印K1方向)に移動させる移動部材4
7、移動された残留トナーを溜める廃トナー溜め49を
備えている。
【0025】このように構成されたプロセスカートリッ
ジCは、図2に図示するレーザビームプリンタ50に装
着される。レーザビームプリンタ50は、装置本体51
及び装置本体51前側(矢印K1方向)下端に回動中心
51aを有するカバー52を備えている。このカバー5
2は、平常時は、閉鎖されており(同図の実線)、プロ
セスカートリッジCの交換時や、画像形成対象となる紙
等の転写材Pのジャム処理時等には開放される(同図の
二点鎖線)構成となっている。装着時のプロセスカート
リッジCは、開放状態のカバー52によって一旦保持さ
れ、このカバー52を閉鎖することにより、装置本体5
1内の所定の位置(同図の実線)に配置されるように構
成されている。なお、所定の位置に配置されたプロセス
カートリッジCは、感光ドラム41、現像スリーブ33
等が装置本体51側の駆動手段(不図示)に接続され
て、それぞれ矢印R2、R1方向(図1参照)に回転駆
動され、また一次帯電ユニット2の放電ワイヤ22、現
像スリーブ33が同じく装置本体51側の高圧電源に接
続されるようになっている。
【0026】次に、図1、図2を参照してレーザビーム
プリンタ50による画像形成動作を説明する。不図示の
スタートボタン(不図示)を介して、画像形成開始が指
令されると、感光ドラム41が矢印R2方向に回転駆動
され、感光ドラム41表面は、一次帯電ユニット2によ
って一様均一に帯電される。感光ドラム41表面は、レ
ーザユニット53、反射ミラー55等を備えた露光手段
によって露光Lを受け、画像情報に応じた静電潜像が形
成される。静電潜像は、現像ユニット3の現像スリーブ
33を介してトナーが付着されてトナー像となる。感光
ドラム41上に形成されたトナー像は、転写装置56を
介して転写材P上に転写される。この転写材Pは、装置
本体51の後側(矢印K2方向)に装着された給紙カセ
ット57に収納されていたものが給紙ローラ59によっ
て給紙され、さらにレジストローラ対60によって感光
ドラム41の回転に同期して供給されたものである。ト
ナー像が転写された転写材Pは、搬送ガイド61に沿っ
て搬送され、定着装置62に搬送される。転写材Pは、
ここで定着ローラ62aと加圧ローラ62bとによる加
熱加圧を受けて、トナー像が表面に固着される。トナー
像が定着された転写材Pは、その後、排紙ローラ63に
よって、カバー52の上面に形成された排紙トレイ65
上に排出される。
【0027】上述の画像形成を繰り返すことによって、
現像ユニット3のトナー容器31内のトナーは順次消費
される。そして、トナー容器31内のトナーの残量が所
定量以下になると、現像スリーブ33表面に塗布される
トナーが少なくなり、したがって、現像スリーブ33を
介して感光ドラム41上の静電潜像に付着されるトナー
が不足する。
【0028】このような場合、プロセスカートリッジC
全体を新規なものと交換する。そして、近時、資源の有
効利用の観点から、再使用可能な部材を同じ用途に有効
に再利用すべく、トナーの再充填を行い、さらに交換の
必要な消耗品等は、交換するなどして、古いプロセスカ
ートリッジCを再生して再度利用するようにしている。
【0029】再利用のためには、プロセスカートリッジ
Cを分解して、トナーを再充填する必要がある。
【0030】そこで、まず、プロセスカートリッジC全
体を上述の4つのユニット、すなわち上枠1、一次帯電
ユニット2、現像ユニット3、クリーニングユニット4
に分解して、トナーを再充填すべく現像ユニット3を取
り出す手順を説明し、これにつづいて、再シール部材、
再シール部材を使用したトナー容器31の再シール方
法、プロセスカートリッジCの再シール方法、プロセス
カートリッジの再使用方法について説明する。
【0031】まず、図3に示すように、上枠1の左右
(矢印K1方向を前方とする)の壁部1a、1bを、現
像ユニット3及びクリーニングユニット4に固定してい
る左右2本ずつ、計4本のピン12を外す。次に、図3
に示すように、上枠1の左右両側を左右の手でつかみ
(二点鎖線)左右の親指を同図上方の2箇所の斜線部に
それぞれ当て、これらの部分を下方に押しながら、他の
指で上枠1の左右の壁部1a、1bの下部の斜線部(一
方の斜線部のみ図示)をそれぞれ左右外側に開くように
して全体を持ちあげる。これによって、図4に示すよう
に、クリーニングユニット4の上面の2箇所に突出され
て、上枠1の係合孔1c、1cに係止されている爪4
a、4aの係合を解除し、上枠1をクリーニングユニッ
ト4から外す。これで4つのユニットのうち上枠1の取
外しを完了する。上枠1は、エアダクト内でエアを吹き
付け、表面や内側に付着したトナー、埃等の異物を除去
することにより、そのまま、再利用する。
【0032】つづいて、図5に示すように、現像ユニッ
ト3及びクリーニングユニット4の左右両側に配置さ
れ、現像ユニット3側の現像スリーブ33をクリーニン
グユニット4側の感光ドラム41に向けて付勢する加圧
ばね41a、41a(ただし、図5では一方のばね41
aのみを図示)を取り外した上、図6に示すように、現
像ユニット3の左右両端にねじ止めされているアーム3
6、36のクリーニングユニット4に対する係合を解除
し、現像ユニット3とクリーニングユニット4との連結
を解除する。これら一連の分解作業によって、プロセス
カートリッジCから現像ユニット3を取り出すことがで
きる。
【0033】現像ユニット3は、この状態で、すなわ
ち、さらに細部に分解する前に、一旦清掃を行う。この
清掃は、例えば、トナー容器31のトナー補給口31c
(図7参照)に嵌着されているキャップ(不図示)を外
し、このトナー補給口31cから、吸引装置本体から延
ばされたホースを挿入し、ホース先端の吸引口を介し
て、トナー容器31内側、さらに現像室32内の残留ト
ナーを吸い出すようにする。この再、現像スリーブ33
に回転させながら、吸引を行うと一層効果的である。
【0034】次に、清掃の済んだ現像ユニット3をさら
に細部に分解する。まず、図7に示すように、ねじ35
a、35aを外して、現像ブレード35を取り外し、さ
らに左右両端のねじ36a、36aを外して左右のアー
ム36、36を引き抜く。左右のアーム36、36によ
って現像室32に固定されていた現像スリーブ33及び
その内側の磁石33aを前方(矢印K1方向)に取り外
す。これにより、再シール部材70(後に詳述)の貼着
先となるトナー容器31の開口部31aが露出される。
さらに現像スリーブ33を細部に分解して、再利用する
スリーブギヤ33b、軸受33c、33c、磁石33a
と、廃棄して新品と交換する現像スリーブ本体33e、
ころ33d、33d、スリーブ電極(不図示)に分け
る。再利用するものについては、エア吹き付け等によっ
て清掃を行う。さらに、図8に示す現像室32に、両面
テープで貼着されていた長手シール33f、端部シール
33g、33gを剥し、現像室32側の貼着部分の粘着
材を除去した後、エア等で清掃し、新品の長手シール3
3f、端部シール33g、33gを両面テープで貼着す
る。また、現像室32下端部のフィルム34(同図、二
点鎖線で図示)を交換する。現像室32下端部には、左
右の端部シール33g、33gの間の全幅にわたって、
ほぼ垂直にフィルム34が貼着されている。フィルム3
4は、上半部を上方に突出させるようにして、下半部を
シート34aによって、現像室32の下端部に貼着され
ている。このフィルム34は、その先端部が、所定の位
置に取りつけられた現像スリーブ33の表面との間に微
小間隙を有するように貼着され、現像室32からトナー
が漏洩するのを防止しているものである。シート34a
を剥し、フィルム34を清掃する。フィルム34に折れ
が発生している場合には、新規のものと交換し、シート
34aを介して、上述の所定の位置に貼着する。このよ
うに、長手シール33f、端部シール33g、33g、
フィルム34の交換等が終了したトナー容器31は、次
の再シール工程にまわされる。
【0035】プロセスカートリッジCは、前述のよう
に、この開口部31aがトナーを収容したトナー容器3
1と、これと一体の現像室32との間に形成されてお
り、該開口部31aを介して、トナー容器31内のトナ
ーを現像スリーブ33に供給するようにしている。この
開口部31aは、新規なプロセスカートリッジCにおい
ては、シールフィルムによって閉鎖されており、搬送中
の衝撃等によってトナー容器31からトナーが漏れ出る
のを防止している。そして、使用に際しては、このシー
ルフィルムを引き剥し、開口部31aを開放し、トナー
容器31内のトナーが該開口部31aを介して現像スリ
ーブ33に供給されるようにしている。ところで、トナ
ーがなくなった古いプロセスカートリッジCの開口部3
1aには、このシールフィルムは、当然、貼着されてい
ないので、古いプロセスカートリッジCにおいては、ト
ナー容器31にトナーを再充填するに先立ち、開口部3
1aを、新規なときとほぼ同様な状態に閉鎖する必要が
ある。なお、新規なプロセスカートリッジCでは、シー
ルフィルムによる開口部31aの閉鎖は容易であるが、
古いプロセスカートリッジCでは新規なものに比して困
難である。これを図9(a)、(b)を参照して説明す
る。なお、同図は、図1のA−A線矢視拡大図である。
【0036】新規なプロセスカートリッジCにおいて
は、シールフィルム71を開口部31aに貼着する以前
には、トナー容器31と現像室32とは別の部材によっ
て構成されており、これらはシールフィルム71を貼着
後に一体に構成するようにしているため、貼着は容易で
ある。トナー容器31の長方形状の開口部31aの全周
には額縁状のフランジ部31bが形成されている。ま
た、現像室32にもほぼ同形状のフランジ部32bが形
成されている。一方、シールフィルム71はこれらフラ
ンジ部31b、32bと同形の額縁状の基材72に貼着
されている。つまり、シールフィルム71と基材72と
は例えば熱接着等によって剥離可能な状態で一体に構成
されている。そして、トナー容器31のフランジ部31
bと現像室32のフランジ部32bとにより、基材72
を挟み込むようにして、トナー容器31と現像室32と
を一体に構成する。ただし、シールフィルム71に対応
する部分には、現像室32側にスリット32cを設け
て、シールフィルム71の剥離を妨げないようにしてい
る。開口部31aの開放に際しては、一方のスリット3
2cから突出しているシールフィルム71の基端部71
aを矢印K3方向に引くことによって、図9(b)のよ
うに、シールフィルム71の屈曲部71bを移動させ、
シールフィルム71を完全に引き抜けば、開口部31a
が完全に開放される。
【0037】これに対し、トナー容器31へのトナーの
再充填に先立つ開口部31aの閉鎖時には、シールフィ
ルム71を基材72に貼着するものであるが、この貼着
作業は、同図(b)の矢印K4方向からは行うことがで
きず、トナー容器31側のフレームと現像スリーブ33
側の現像室32との間隙に位置する開口部31aに対し
て、挿入板76を用いて行う。したがって、この貼着作
業は、シールフィルム71を引き抜いたと同じスリット
32cを介して行われる困難な作業となる。
【0038】次に、開口部31aを再シール(閉鎖)す
るための再シール部材、及びこの再シール部材を使用し
た再シール方法について詳述する。
【0039】図10(a)は、再シール部材70の正面
図、また同図(b)は、(a)のB−B線矢視図であ
る。ただし、これらの図においては、長さLに対して、
幅W及び厚さtの寸法は、拡大して表示している。
【0040】再シール部材70は、帯状のシールフィル
ム71と、該シールフィルム71の前半部71cに設け
た粘着部73と、該粘着部を覆う剥離紙75とによって
構成されている。シールフィルム71は、樹脂性のフィ
ルムによって形成され、全長Lに対する前半部71cの
長さL1 (粘着部73に対応する部分)と折り返し部7
1dの長さL2 (粘着部73以外の部分)との関係がL
2 >L1 を満足するように、つまり、シールフィルム7
1の全長Lが前半部71cの長さL1 の2倍以上になる
ように各寸法が設定されている。粘着部73は、一般に
市販されている両面テープや粘着剤の塗布によって構成
することができる。また、剥離紙75は、シールフィル
ム71とほぼ同寸法のものを使用する。ここで、粘着部
73の、次の3つの部材のそれぞれに対する粘着力の大
小関係、すなわちシールフィルム71、基材72、剥離
紙73のそれぞれに対する粘着力は、シールフィルム7
1に対するものが最大で、あとはこの順に小さくなる。
これにより、例えば図11(a)の状態で、剥離紙75
を剥すと、粘着部73は、シールフィルム71側に残
り、また、剥離紙75を剥して粘着部73をトナー容器
31のフランジ部31b上の基材72に接着させた状態
で、シールフィルム71を剥すと、粘着部73は、基材
72側には残らず、シールフィルム71と一体となって
剥される。なお、参考までに、本実施例において使用し
た再シール部材70の各寸法の具体的な数値をあげる
と、t=250μm(t1 =100μm、t2 =150
μm、t3=100μm)、L=555mm、L1 =2
55mm、L2 =300mm、W=42.8mmであ
る。
【0041】つづいて、再シール部材70の再シール方
法について図11(a)、(b)、図12(c)、
(d)、図13(e)、(f)、図14(g)、
(h)、図15(i)、(j)を参照しながら説明す
る。なお、上述の(a)〜(j)は一連の再シール動作
を図示するものであり、また、これらの図においては、
開口部31a等に対して、再シール部材70及び挿入板
76は、拡大して図示している。
【0042】図11(a)に示すように、まず、現像室
32からスリーブ33等を矢印K1方向に取り外し、さ
らにキャップ31dを外した状態で、トナー容器31
を、その開口部31aを下方に向けた状態でセットす
る。なお、同図中、32eにて示す部材は、スリット3
2cからトナーが漏洩するのを防止するための漏れ防止
部材であり、現像室32側のフランジ部32bに貼着さ
れている。したがって、後述のように、開口部31aに
対するシールフィルム71の貼着は、この漏れ防止部材
32eを下方に押し縮め、これによって確保した該漏れ
防止部材32eと、トナー容器31のフランジ部31b
との間隙を介して行うものである。なお、以下、説明の
便宜上、矢印K5方向を左側、矢印K6方向を右側とい
うことにする。
【0043】つづいて、再シール部材70を、下方に向
けた開口部31aに対向する側の上方から順に、シール
フィルム71、粘着部73、剥離紙75が配置されるよ
うにセットするセット工程を行う(同図(b))。
【0044】次に、挿入板76をシールフィルム71の
折り返し部71dの上面に載置し、挿入板76の先端縁
76aがシールフィルム71の前半部71cと折り返し
部71dとのほぼ境界に当てる挿入板載置工程を行う
(図12(c))。この挿入板76は、例えば、シール
フィルム71と同じ幅を有するステンレス板によって構
成されている。その長さについては、開口部31aの左
右幅よりも十分に長く、開口部31aを完全に覆った状
態になったときでも、スリット32cの外側に十分な握
り代が得られるように設定されている。また、厚さにつ
いては、この挿入板76及び挿入板76に折り返した状
態で係止した再シール部材70がスリット32cを円滑
に通過できる程度の厚さに設定されている。ただし、挿
入時に座屈等が発生するのを防止するためには、適度な
厚さを確保するのが好ましい。また、挿入板76の全周
は、面取りが施されている。なお、本実施例では、0.
3mm厚のステンレス板を使用している。挿入板76と
再シール部材70との実質的な厚さは、図13(e)の
状態のときに最大となり、先端部でt4 =1.05mm
となるが、先端部以外の部分は、t5 =0.85mmと
なり、1mmに設定されているスリット32cを実用上
問題なく通過することができる。
【0045】次に、折り返し工程を行う。この工程で
は、図12(d)に示すように、挿入板76の先端縁7
6aを中心に、シールフィルム71の前半部と、粘着部
73と、剥離紙75の前半部とを一体にして折り返し、
屈曲部70aを形成し、挿入板76の上面側に、上方か
ら順に、剥離紙75の前半部、粘着部73、シールフィ
ルム71の前半部を配置し、また挿入板76の下面側
に、上方から順にシールフィルム71の折り返し部、剥
離紙71の折り返し部を配置するようにする。
【0046】次の図13(e)に図示する剥離紙折り返
し工程では、上述の折り返し工程で最下層に位置した剥
離紙75の折り返し部を、屈曲部70a近傍を中心にし
てさらに折り返し、上述の折り返し工程では最上層に位
置した剥離紙75の前半部のさらに上方に配置する。こ
のとき、剥離紙75の屈曲部75aは、再シール部材7
0全体の屈曲部70aとは一致させずに、挿入板76下
面の、先端縁76aから少しずれた位置に形成するよう
にする。こうすることで、挿入時の抵抗によって、剥離
紙75が不要に剥離されるのを防止している。
【0047】以上の、剥離紙折り返し工程までで、挿入
の前準備が終了し、同図(f)に図示する挿入工程に入
る。挿入工程では、同図(e)に図示する状態の、挿入
板76に巻き付けた再シール部材70を、スリット32
cを介して挿入する。挿入板76を右方に差し入れるこ
とによって、再シール部材70の屈曲部70aを同図二
点鎖線で示すように、開口部31aに沿って、順次奥に
挿入していく。
【0048】上述の挿入工程は、屈曲部70aが、右側
のフランジ部31bに到達する少し前に終了し(同図
(f)の二点鎖線)、図14(g)に示す露出工程に入
る。この露出工程は、屈曲部70aが右側のフランジ部
31bに食い込むことによって剥離紙75の剥離が不能
となるのを防止するためのものである。すなわち、同図
(g)のように剥離紙75の基端部75bを少し引い
て、粘着部73の一部を5mm程度露出させる。
【0049】その後、挿入板76による再挿入工程を行
い、上述の粘着部73の露出部分がフランジ部31bに
対応する位置まで挿入する(同図(h))。
【0050】つづいて、剥離紙75の基端部75bを左
方向に引いて、開口部31aに対面する粘着部73をす
べて露出させる剥離工程を行う(図15(i))。
【0051】さらに、挿入板76を矢印K4方向から押
圧して、粘着部73をフランジ部31bに良好に接着さ
れる接着工程、挿入板76を引き抜く引き抜き工程を実
施し、同図(j)に示すように、開口部31aに対する
再シールを完了する。
【0052】再シールの完了したトナー容器31に対し
ては、トナー補給口31cを介して、図16に示すよう
に、現像ホッパー77を利用する等によってトナーTの
再充填を行うことができる。ロート状の本体77aの上
部には、トナーTを補給するための供給口77bが形成
されており、また下端部には、トナー補給口31cに適
合するアダプタ77cが装着されている。さらに本体7
7aの内部には、回転自在のオ−ガ77dが配置され、
このオーガ77dの回転を適宜に制御することによっ
て、トナーの補充速度を調整する。なお、本体77aの
内面等にフッ素処理を施す等して、摩擦係数を低減させ
るようにした場合には、現像ホッパ−77からトナー容
器31に対するトナーの補充を効率よく実施することが
可能である。
【0053】トナーの補充が終了したトナー容器31に
は、図15(j)に示すように、トナー補給口31cに
キャップ31dを装着し、さらに、図11(a)とは逆
に、現像スリーブ33等を装着することによって、現像
ユニット3を再構成することができる。
【0054】再構成した現像ユニット3は、はじめに4
つの大きいブロックに分解したときとほぼ逆の手順で、
クリーニングユニット4、一次帯電ユニット2、上枠1
とともにプロセスカートリッジCとして再組立される。
なお、この再組立に際して、各ユニット毎に、機械的な
摩耗を受ける消耗品や劣化によって性能が低下した部材
あるいは再調整が必要な部材等は、それぞれ、交換や再
調整によって、性能を回復するようにするのが好まし
い。例えば、消耗品としては、トナーの飛散を防止する
ためスポンジ状のシール部材やクリーニングブレード4
5があり、性能低下部材としては、感光ドラム41があ
る。
【0055】このようにして再組立するプロセスカート
リッジCは、新規なプロセスカートリッジCとほぼ同等
の性能を発揮できるように、再生することができ、した
がって、省資源に貢献することができる。
【0056】上述の実施例において、再シール部材70
を利用してトナー容器31の開口部31aを再シールす
る際に、図11(a)にて示すように、開口部31aを
下方に向けて配置したが、これに限らず、上方あるいは
側方を向けるようにしてもよい。これらの場合には、同
図(b)にて示す再シール部材70の向きを開口部31
aの向きに対応させて変更させればよく、他の工程につ
いては、開口部31aを上方に向けた場合とまったく同
様である。また、上述の実施例では、再シール部材70
の粘着部73は、長方形状に形成していたが、これは、
シールフィルム71の貼着先となる開口部31aのフラ
ンジ部31bの形状に合わせて、額縁状に形成すること
もできる。粘着部73が長方形状の場合には、貼着に供
するのは、フランジ部31bに対応する長方形の外周部
近傍のみであるため、粘着部73の中心部近傍には、不
要なトナーが付着してしまう。この状態でシールフィル
ム71を剥すと、シールフィルム71とともに、この付
着トナーがスリット32cから引き出され、他の構成部
材や操作者の衣服等を汚すおそれがある。貼着部73
が、額縁状に形成された場合には、シールフィルム71
に対する不要なトナー付着がなく、上述の問題を解消す
ることができる。
【0057】なお、プロセスカートリッジの態様として
は、上述の実施例で説明したものも含み、次のようなも
のがある。
【0058】まず、プロセス手段としての帯電手段、現
像手段、またはクリーニング手段と像担持体としての電
子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して画像形成
装置本体に着脱可能とするもの。
【0059】次に、プロセス手段としての帯電手段、現
像手段、クリーニング手段の少なくとも一つと像担持体
としての電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し
て画像形成装置本体に着脱するもの。
【0060】そして、プロセス手段としての少なくとも
現像手段と像担持体としての電子写真感光体とを一体的
にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱するも
の、等である。
【0061】
【発明の効果】以上説明したよう、本発明の再シール部
材及びこれを使用した再シール方法等によると、作業者
の技量等に左右されることなく、短時間でしかも確実に
現像剤収容容器を再シールして、例えばプロセスカート
リッジの搬送中等に現像剤が漏洩することを有効に防止
することができる。
【0062】これにより、さらにプロセスカートリッジ
の再利用を促進することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】再シール部材の貼着対象となるトナー容器を備
えたプロセスカートリッジの縦断面図。
【図2】プロセスカートリッジを装着したレーザビーム
プリンタの縦断面図。
【図3】ピンを外したプロセスカートリッジを示す斜視
説明図。
【図4】プロセスカートリッジから上枠を外した状態を
示す斜視図。
【図5】現像スリーブを感光ドラムに向けて付勢する圧
縮ばねを外した状態を示す斜視図。
【図6】現像ユニットとクリーニングユニットとを切り
離した状態を示す斜視図。
【図7】現像ユニットから現像ブレード、アームを取り
外した状態を示す分解斜視図。
【図8】トナー容器の斜視図。
【図9】(a)、(b)は、シールフィルムを剥して開
口部を開放する状態を示す動作説明図。
【図10】(a)は再シール部材の正面図。(b)は
(a)B−B線矢視図。
【図11】(a)は現像室から現像スリーブを取り外し
た状態を示す断面図。(b)は再シール部材のセット工
程を示す正面図。
【図12】(c)は挿入板載置工程を示す正面図。
(d)は再シール部材の折り返し工程を示す正面図。
【図13】(e)は剥離紙折り返し工程を示す正面図。
(f)は再シール部材の挿入工程を示す断面図。
【図14】(g)は粘着部を一部剥離させる露出工程を
示す正面図。(h)は再シール部材の再挿入工程を示す
断面図。
【図15】(i)は剥離工程、接着工程、引き抜き工程
を示す断面図。(j)は開口部に対する再シール終了を
示す断面図。
【図16】トナー容器に対するトナーの再補充を示す断
面図。
【符号の説明】
1 像担持体(電子写真感光体、感光ドラム) 2 帯電手段(一次帯電ユニット) 3 現像手段(現像ユニット) 4 クリーニング手段(クリーニングユニッ
ト) 31 現像剤収容容器(トナー容器) 31a 開口部 31b フランジ部 32 現像室 32b フランジ部 32c スリット 33 現像スリーブ 70 再シール部材 70a 屈曲部 71 シールフィルム 71c 前半部 71d 折り返し部 72 基材 73 粘着部 75 剥離紙 76 挿入板 C プロセスカートリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小田川 和彬 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 西上床 力 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 佐藤 実 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状に形成されたシールフィルムと、該
    シールフィルムの前半部に設けられた粘着部と、該粘着
    部を覆う帯状の剥離紙とを備えた現像剤収容容器の再シ
    ール部材において、 前記粘着部を、額縁状のフランジ部の内側に形成され
    た、前記現像剤収容容器の開口部よりも大きく設けると
    ともに、 前記シールフィルム及び剥離紙の後半側の折り返し部の
    長さを、前記粘着部よりも長く設定する、 ことを特徴とする現像剤収容容器の再シール部材。
  2. 【請求項2】 前記粘着部を、前記フランジ部に対応す
    る額縁状に形成してなる、 ことを特徴とする請求項1記載の現像剤収容容器の再シ
    ール部材。
  3. 【請求項3】 額縁状のフランジ部の内側に形成された
    開口部をシール部材の粘着部によって密封し、前記フラ
    ンジ部の一端側のスリットから突出させた前記シール部
    材の折り返し部を引き出すことによって、引き出し前に
    は前記粘着部と折り返し部との境界近傍に形成されてい
    た屈曲部を、順次前記スリット側に移動させて前記開口
    部を開放してなる現像剤収容容器に対し、該現像剤収容
    容器に現像剤を再充填するために前記開口部を再シール
    部材にて閉鎖する現像剤収容容器の再シール方法におい
    て、 前記開口部を下方に向けて配置した現像剤収容容器に対
    して、前記請求項1または請求項2記載の再シール部材
    を、前記開口部に近い上方から順に前記シールフィル
    ム、粘着部、剥離紙が配置されるようにセットするセッ
    ト工程と、 前記シールフィルムの折り返し部の上面に帯状の挿入板
    を載置し、該挿入板の先端縁を前記シールフィルムの前
    半部と折り返し部とのほぼ境界に当てる挿入板載置工程
    と、 前記挿入板の先端縁を中心に、前記シールフィルムの前
    半部と粘着部と剥離紙の前半部とを一体に折り返して屈
    曲部を形成し、前記挿入板の上面側に上方から順に前記
    剥離紙の前半部、粘着部、シールフィルムの前半部を配
    置するとともに、前記挿入板の下面側に上方から順に前
    記シールフィルムの折り返し部、剥離紙の折り返し部を
    配置する折り返し工程と、 該折り返し工程にて最下層に位置した前記剥離紙の折り
    返し部を前記屈曲部を中心に折り返して、前記折り返し
    工程にて最上層に位置した前記剥離紙の前半部のさらに
    上方に配置する剥離紙折り返し工程と、 前記挿入板を、先端縁側から前記現像剤収容容器のスリ
    ットに挿入することにより、前記再シール部材の屈曲部
    を順次奥に挿入していく挿入工程と、 前記再シール部材が前記開口部を閉鎖する少し前に、前
    記挿入工程を停止し、前記スリットから突出している剥
    離紙の折り返し部を引いて、前記粘着部の先端側の一部
    を露出させる露出工程と、 挿入を再開して、前記露出工程にて露出された粘着部の
    露出部が前記開口部のフランジ部に対応する位置まで前
    記挿入板を押し込む再挿入工程と、 前記剥離紙の折り返し部を引いて、前記開口部に対面す
    る粘着部をすべて露出させる剥離工程と、 前記挿入板を介して前記粘着部を、前記開口部のフラン
    ジ部に押し付ける接着工程と、 前記挿入板の上面側に位置する前記シールフィルムの前
    半部と、基端部を前記スリットから突出させた状態で下
    面側に位置する前記シールフィルムの折り返し部との間
    から、前記スリットを介して前記挿入板を引き抜く引き
    抜き工程と、を備える、 ことを特徴とする現像剤収容容器の再シール方法。
  4. 【請求項4】 画像形成装置本体に装着可能なプロセス
    カートリッジの現像剤収容容器に収納したトナーを現像
    手段へ供給するための現像剤収容容器開口部にシールフ
    ィルムを取り付けるプロセスカートリッジの再シール方
    法において、 上枠を取り外し、次いで、 現像剤収容容器と現像手段とを有する現像ユニットとク
    リーニングユニットとを分解した後、前記現像ユニット
    の有する現像剤収容容器側フレームと現像手段側フレー
    ムとの間隙に、挿入板を用いて、表面に粘着部を有する
    前記シールフィルムと前記粘着部を覆う剥離紙とをとも
    に押し込み、その後、前記剥離紙を前記間隙から引き抜
    いた後に、前記粘着部でもって前記シールを前記現像剤
    収容容器開口部を閉鎖するよう貼付すること、及び前記
    挿入板を前記間隙から引き抜くこと、を行う、 ことを特徴とするプロセスカートリッジの再シール方
    法。
  5. 【請求項5】 前記シールフィルムが前記現像剤収容容
    器開口部を閉鎖する所定位置に到達するに先立って、前
    記剥離紙を前記間隙から引き抜く、 ことを特徴とする請求項4記載のプロセスカートリッジ
    の再シール方法。
  6. 【請求項6】 前記挿入板は、その全周面が面取りされ
    ている、 ことを特徴とする請求項4記載のプロセスカートリッジ
    の再シール方法。
  7. 【請求項7】 前記挿入板を前記間隙から引き抜くに先
    立って、前記粘着部でもって前記シールフィルムを前記
    現像剤収容容器開口部を閉鎖するよう貼付する、 ことを特徴とする請求項4記載のプロセスカートリッジ
    の再シール方法。
  8. 【請求項8】 前記挿入板を前記間隙から引き抜いた後
    に、前記粘着部でもって前記シールフィルムを前記現像
    剤収容容器開口部を閉鎖するよう貼付する、 ことを特徴とする請求項4記載のプロセスカートリッジ
    の再シール方法。
  9. 【請求項9】 前記シールフィルムを前記現像剤収容容
    器開口部を閉鎖するよう貼付した後に、前記現像ユニッ
    トとクリーニングユニットとを係止して、その後前記現
    像ユニットとクリーニングユニットとを覆うように前記
    上枠を被せる、 ことを特徴とする請求項4記載のプロセスカートリッジ
    の再シール方法。
  10. 【請求項10】 前記プロセスカートリッジは、プロセ
    ス手段としての帯電手段、現像手段またはクリーニング
    手段と像担持体としての電子写真感光体とを一体的にカ
    ートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするも
    のである、 ことを特徴とするプロセスカートリッジの再使用方法。
  11. 【請求項11】 前記プロセスカートリッジは、プロセ
    ス手段としての帯電手段、現像手段、クリーニング手段
    の少なくとも一つと像担持体としての電子写真感光体と
    を一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱
    可能とするものである、 ことを特徴とするプロセスカートリッジの再使用方法。
  12. 【請求項12】 前記プロセスカートリッジは、プロセ
    ス手段としての少なくとも現像手段と像担持体としての
    電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して画像形
    成装置本体に着脱するものである、 ことを特徴とするプロセスカートリッジの再使用方法。
JP18742993A 1993-06-30 1993-06-30 現像剤収容容器の再シール部材、この再シール部材を使用した現像剤収容容器の再シール方法、プロセスカートリッジの再シール方法 Expired - Fee Related JP3154592B2 (ja)

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KR100554075B1 (ko) * 2003-10-23 2006-02-22 (주) 대성테크놀러지 토너유출 방지를 위한 서랍식 밀봉틀과 이를 이용한 토너카트리지 밀봉방법

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