JPH0783933A - インキュベータ - Google Patents

インキュベータ

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JPH0783933A
JPH0783933A JP22841293A JP22841293A JPH0783933A JP H0783933 A JPH0783933 A JP H0783933A JP 22841293 A JP22841293 A JP 22841293A JP 22841293 A JP22841293 A JP 22841293A JP H0783933 A JPH0783933 A JP H0783933A
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film piece
cell
dry analysis
incubator
dry
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Yoshihiro Seto
義弘 瀬戸
Takayoshi Arai
貴喜 新井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マウントを有しない乾式分析フイルム片を平
坦かつ密閉状態でインキュベーションが行えるようにし
たインキュベータを提供する。 【構成】 支持体上に試薬層を設けてなる乾式分析フイ
ルム片1に試料液が点着されたものを恒温保持するにつ
いて、乾式分析フイルム片1が挿入可能なセル42を有
し、該セル42は挿入された乾式分析フイルム片1をセル
底面に押える押圧手段61と、乾式分析フイルム片1の収
容空間を密閉する密閉手段64とを備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血液、尿等の試料液を
マウントを有しない乾式分析フイルム片の試薬層(展開
層)に点着し、試料液に含まれる所定の生化学物質と試
薬層との化学反応または免疫反応等による光学濃度変化
から生化学物質の濃度を測定する生化学分析装置におい
て、試薬層に試料液が点着された乾式分析フイルム片を
反応させるために恒温保持するインキュベータに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、試料液の小滴を点着供給するだけ
でこの試料液中に含まれている特定の化学成分の含有量
またはその活性値、あるいは有形成分の含有量を定量分
析することのできる乾式の一体型多層分析フイルムを備
えた化学分析スライドが実用化されている。また、この
ような化学分析スライドを用いて試料液中の化学成分等
の定量的な分析を行うには、試料液を化学分析スライド
の乾式分析フイルム片に、展開層を有するものでは展開
層に、展開層を有しないものでは直接試薬層に点着させ
た後、これをインキュベータ(恒温器)内で所定時間恒
温保持(インキュベーション)して呈色反応(色素生成
反応)させ、次いで試料液中の所定の生化学物質と化学
分析スライドに含まれる試薬との組み合わせにより予め
選定された波長を含む測定用照射光をこの化学分析スラ
イドに照射してその光学濃度を測定し、この光学濃度か
ら、あらかじめ求めておいた光学濃度と所定の生化学物
質の物質濃度との対応を表わす検量線を用いて該試料液
中の所定の生化学物質の物質濃度(含有量)または活性
値を求めるものである。
【0003】ところで、一般に上記化学分析スライド
は、有機ポリマーからなる支持体上に試薬を含有した試
薬層を少なくとも1層、好ましくは試薬層の上側に展開
層を設けてなる乾式分析フイルム片を、有機ポリマー製
のマウントによって挾持することにより、乾燥すると反
りやすい乾式分析フイルム片が平面状態を保持するよう
に構成されている。
【0004】また、上記のような平板状の化学分析スラ
イドは、前記のような生化学分析装置において試料液の
点着からインキュベータによる恒温保持を行うについて
順次搬送されるものであるが、その搬送は、例えば、往
復運動を行う爪によって行う技術が、米国特許第4,296,
069 号、同第4,568,519 号明細書等に開示されている。
そして、上記のような搬送機構による搬送が行えるよう
にするためにも前記化学分析スライドにはマウントが設
けられているものである。
【0005】一方、前記インキュベータ内においては、
密閉状態で加熱しないと試料液の蒸発もしくは気化ガス
の汚染により測定精度が低下する恐れがある。すなわ
ち、試料液が点着された化学分析スライドは、その測定
項目によってはアンモニアガス等が発生するものがあ
り、この発生ガスが隣接する化学分析スライドに作用す
ると測定誤差を生じる場合があり、また、発生ガスが所
定濃度に維持されていることで所定の測定精度が得られ
るものもあり、上記インキュベータ内では乾式分析フイ
ルム片は密閉状態で反応が進行するように設定する必要
がある。この乾式分析フイルム片を密閉状態とする構造
としては、例えば、米国特許第5,106,586 号、同第4,94
3,415 号明細書では、クリップ状のスプリング板等の蓋
状部材で化学分析スライドのマウントを押えて、中心内
方の乾式分析フイルム片の表面部分を密閉する技術が開
示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上記のよう
な乾式分析フイルム片をマウントで保持する化学分析ス
ライドを使用するものでは、この化学分析スライドを収
容して恒温保持するインキュベータのセル等の各部にお
いて、乾式分析フイルム片に対してマウントが設けられ
ている分だけ機構が大きくなり、分析装置のコンパクト
化を図る際の障害となり、また、インキュベータでの収
容フイルム数の減少は生化学分析装置全体としての処理
能力の増大が得られないものである。
【0007】また、本件発明者らは、上記化学分析スラ
イドのマウントを除去して乾式分析フイルム片単体で生
化学分析装置に使用し、測定を行う技術を提案している
が、前述のように乾燥状態の乾式分析フイルム片は瓦状
に湾曲(カール)しやすく、試料液の点着に応じて湾曲
程度が変化するものであって、インキュベータ内で乾式
分析フイルム片を平坦状態に保持して測光を行うととも
に、密閉状態に保持する必要がある。
【0008】すなわち、乾式分析フイルム片がカールし
ている状態で測光を行うと、平坦なものとの測定誤差が
大きくなり、また、カールしているものと平坦なものと
では加熱時の温度上昇に差が生じ、呈色反応の進行速度
が相違して測定誤差を生起することから、平坦な状態で
測定もしくはインキュベーションする必要がある。ま
た、マウントを有するものでは前記先行例のように、該
マウントに蓋状部材を密着することで密閉状態を簡易に
得ることができるが、上記マウントを除去した乾式分析
フイルム片の単体では、上記のような密閉手法を採用す
ることはできず、適切でかつ簡易な密閉構造の設置が要
望されている。
【0009】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、マウントを有しない乾式分析フイルム
片を平坦かつ密閉状態でインキュベーションが行えるよ
うにしたインキュベータを提供することを目的とするも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のインキュベータは、支持体上に試薬層を設けて
なる乾式分析フイルム片に試料液が点着されたものを恒
温保持するについて、前記乾式分析フイルム片が挿入可
能なセルを有し、該セルは挿入された乾式分析フイルム
片をセル底面に押える押圧手段と、乾式分析フイルム片
の収容空間を密閉する密閉手段とを備えたことを特徴と
するものである。
【0011】また、好ましくは前記押圧手段は、乾式分
析フイルム片の試料液が展開しない領域を押圧するもの
である。さらに、前記押圧手段と前記密閉手段とを相対
的に移動可能に設けるのが好ましい。
【0012】一方、前記インキュベータは、乾式分析フ
イルム片を押圧する押圧手段を構成するフイルム押え
と、密閉手段を構成するセルカバーと、上記フイルム押
えを押圧方向に付勢する第1の付勢部材と、上記セルカ
バーを密閉方向に付勢する第2の付勢部材とを備え、前
記第1および/または第2の付勢部材はセルカバーの外
側に配設して構成するのが好適である。さらに、前記押
圧手段と前記密閉手段とを一体に形成し、この押圧手段
および前記密閉手段を付勢する付勢部材を兼用としても
よい。
【0013】
【作用および発明の効果】上記のようなインキュベータ
では、乾式分析フイルム片はその試薬層に試料液が点着
され、点着後の乾式分析フイルム片はインキュベータの
セルに挿入され、該セル内で該乾式分析フイルム片は押
圧手段によってセル底面に押圧された平坦状態で、か
つ、密閉手段によって収容空間が密閉された状態で所定
のインキュベーションが行われ、例えば、セル底部の測
光窓を通して乾式分析フイルム片の呈色反応を測定する
ものである。
【0014】これにより、乾式分析フイルム片を測定精
度の低下を招くことなく平坦かつ密閉状態でインキュベ
ーション、測定を行って、上記マウントを有しない乾式
分析フイルム片が使用できるものであり、この乾式分析
フイルム片のマウントを不要とした寸法の小形化によっ
て、インキュベータの大きさが小さくなりコンパクト化
が図れるとともに、マウントの排除に伴って分析コスト
の低減が図れる。
【0015】また、乾式分析フイルム片を平坦状態とす
る押圧手段が、該乾式分析フイルム片の試料液が展開し
ない位置を押圧するものでは、試料液の付着汚染を未然
に回避することができる。さらに、押圧手段と密閉手段
とを相対的に移動可能としたものでは、乾式分析フイル
ム片の厚さが変化しても、良好な密閉状態を得ることが
できる。一方、第1の付勢部材および/または第2の付
勢部材をセルカバーの外部に配設したものでは、収容室
の内表面積、内容積が小さくなり、内壁に吸着されるガ
ス量の低減および反応の安定化が得られる。同様に、押
圧手段と密閉手段とを一体にし付勢部材を兼用する構造
としたものでは、構成の簡素化が得られる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に沿って説明す
る。図1は一実施例のインキュベータを備えた生化学分
析装置の概略機構を示す斜視図である。
【0017】生化学分析装置10は、未使用の矩形状の乾
式分析フイルム片1を貯蔵しているフイルム収納手段11
(フイルムサプライヤ)と、上記フイルム収納手段11の
側方に配設され乾式分析フイルム片1を所定時間恒温保
持するインキュベータ12と、前記フイルム収納手段11か
らインキュベータ12に乾式分析フイルム片1を搬送する
フイルム搬送手段13と、たとえば血清,尿等の複数の試
料液を収容する試料液収容手段14(サンプラ)と、試料
液収容手段14の試料液をフイルム搬送手段13による搬送
途中の乾式分析フイルム片1に点着する点着手段15と、
インキュベータ12の下方に配設された測定手段16とを備
えている。
【0018】上記乾式分析フイルム片1は、図2に示す
ように、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)
等のプラスチックフイルムによる光透過性支持体1a(ベ
ースフイルム)上に展開層を含む試薬層1bが積層されて
いる。また、必要に応じてその試薬層1b上に布等の繊維
質素材による耐磨耗性の保護層(図示せず)が積層され
るか、保護層が展開層を兼ねるように構成されたもので
もよい。
【0019】上記乾式分析フイルム片1は、使用前の乾
燥状態においては試薬層1bを内側にして湾曲した形状と
なる傾向にあり、その湾曲程度は試薬層1bの種類、乾燥
程度によって異なる。この乾式分析フイルム片1の試薬
層1bは、点着手段15のノズルチップ88より滴下された試
料液の所定成分と混合されると、所定時間恒温保持(イ
ンキュベーション)後に呈色反応(色素生成反応)を生
じる試薬(化学分析試薬または免疫分析試薬が含まれて
いる)を含有しており、測定項目に対応して試料液中の
測定したい化学成分または有形成分毎に設定された試薬
層1bを有する乾式分析フイルム片1が複数の種類用意さ
れている。
【0020】上記乾式分析フイルム片1は測定項目別に
図3に示すようなカートリッジ20内に収容される。該カ
ートリッジ20は、内部に多数の乾式分析フイルム片1を
光透過性支持体1aを下にして積み重ねた状態で収容し
て、前記図1のように、フイルム収納手段11の円盤状の
架体22に配設された内周側もしくは外周側のカートリッ
ジ収納部22a に複数並列に装填されている。上記架体22
は基部24に回転可能に支持され、基部24に設置された図
示しないサプライヤモータによって回転駆動され、所定
のカートリッジ収納部22a がフイルム搬送手段13に対応
する取出位置に停止するように制御される。
【0021】そして、上記架体22の外周部分にはカバー
25が配設されて内部が密閉され、上面に配設された開閉
蓋を有する挿入口25a から、前記カートリッジ20の挿
入、取出しを行うように設けられている。また、上記架
体22の中心部分には除湿剤収容部27が設けられ、該除湿
剤収容部27にはカバー25上面の中心部に形成された開閉
蓋を有する投入口25b から除湿剤が装填され、このフイ
ルム収納手段11の内部が低湿度の乾燥状態に保たれる。
一方、カバー25の下面の取出位置には、各カートリッジ
20から所定の乾式分析フイルム片1を取り出す際に開く
開閉シャッター(図示せず)が設けられ、該シャッター
を通して挿入されたフイルム搬送手段13の取出用吸盤70
によってカートリッジ20の最下段の乾式分析フイルム片
1が外部に取り出される。
【0022】次にインキュベータ12は、円盤状の本体40
が中心下部の回転駆動機構41によって回転自在に支持さ
れ、上記本体40の円周上には所定間隔で前記乾式分析フ
イルム片1を収容するセル42が複数配設され、このセル
42内で乾式分析フイルム片1がインキュベーションされ
る。
【0023】上記インキュベータ12の詳細構造は図4な
いし図8に示すように、前記本体40は下部の上面が平坦
な金属製の下ディスク45と、該下ディスク45上に配設さ
れ止めネジ47によって締結された金属製の上ディスク46
を有する。上ディスク46は外周部分が上方に環状に膨出
して形成され、外周下端部と下ディスク45の上面との間
にはセル42の側方開口部42a となる隙間が形成されてい
る。上記下ディスク45と上ディスク46との間にはヒータ
48が内蔵され、両ディスク45,46 は熱伝導性の高い材料
(例えばアルミニウム)で形成され、セル42近傍の下デ
ィスク45に配設された温度センサ49(図5参照)の検出
に基づいて、乾式分析フイルム片1を所定温度(たとえ
ば37℃)に加熱保持する。また、上ディスク46および下
ディスク45の外表面部分には断熱材51,52 が被覆されて
いる。
【0024】そして、上記本体40は、下ディスク45の下
面に配設された軸受50によってベース53に対して回転自
在に支承されるとともに、その中心部に設けられた回転
軸45a にギヤ54が固着され、このギヤ54にディスクドラ
イブモータ55の駆動ギヤ56が噛合されて回転駆動が行わ
れる。
【0025】前記インキュベータ12のセル42の構造は、
上記下ディスク45にセル42の形成位置に対応して所定間
隔で測光窓59が開口され、この測光窓59上部には、該セ
ル42内に挿入された乾式分析フイルム片1を所定位置に
固定するとともに平坦状態に押圧する押圧手段としての
フイルム押え61が配設されるとともに、乾式分析フイル
ム片1の収容空間を密閉状態で覆う密閉手段としてのセ
ルカバー64が配設されている。また、測定位置における
前記セル42の底部に開口された測光窓59の下方すなわち
本体40の下方には、測定手段16の測光ヘッド95が配設さ
れている。
【0026】具体的には、上記フイルム押え61は乾式分
析フイルム片1の試料液の展開S(図8参照)が届かな
い隅角部を押えるものであり、その底面形状(図6およ
び図8参照)に示すように、周囲に矩形状の枠部61a が
形成され、この枠部61a の内側寸法は乾式分析フイルム
片1の形状より大きく、その隅角部に内方に突出して乾
式分析フイルム片1の四隅に接触する突部61b が形成さ
れている。このフイルム押え61の上面には軸部61c が立
設され、該軸部61c に設けられたリテーナ61d の上方に
押えスプリング62が縮装されて下方に付勢されている。
【0027】なお、図8のように乾式分析フイルム片1
における試料液の展開Sが横方向に延びる楕円形状とな
るように構成したものでは、上記フイルム押え61の突部
61bは乾式分析フイルム片1の上下辺を押圧するような
形状としてもよい。
【0028】一方、前記セルカバー64は上記フイルム押
え61の外周を囲んで角筒状に形成され、上面中央にはフ
イルム押え61の軸部61c が挿通するとともに、平行移動
するように案内するガイド部64b が形成されている。こ
のセルカバー64は上ディスク46に上下方向に摺動自在に
嵌挿され、上方に縮装されたセルスプリング65によって
下方に付勢されている。そして、該セルカバー64の外周
部の底面が前記下ディスク45の上面に圧接して密閉状態
を得るものであり、内部にはフイルム押え61を摺動可能
に収容し、該フイルム押え61はリテーナ61d の下面がセ
ルカバー64のガイド部64b の上端に係止されて一体に上
昇するように設けられている。
【0029】なお、上記セルカバー64およびフイルム押
え61は黒色のポリエチレンで構成し、ガスの吸着による
汚染、乾式分析フイルム片1を透過するわずかな光の内
部反射による測光への影響を低減している。
【0030】また、前記フイルム押え61をセルカバー64
に対して上下移動可能としているのは、乾式分析フイル
ム片1の厚さに変化があってもその押圧と密閉とが確保
できるようにしているものであり、この厚さの変化は1
mm以下であり、押えスプリング62を外側に配設したこと
により、図では誇張して示しているが、実際のセルカバ
ー64の内部空間は狭く形成されるものである。
【0031】また、上記セルカバー64の下部の両側には
側方に突出したつば状の係合部64a(図6、図7参照)
が形成され、該係合部64a の下方に対応して前記下ディ
スク45には貫通孔45c が開口されている。該貫通孔45c
には下方から押上棒67が挿通されるものであり、この押
上棒67の先端が上記セルカバー64の係合部64a の下面に
当接してセルカバー64全体をセルスプリング65に抗して
押し上げるように構成されている。この押上棒67は、フ
イルム挿入位置およびフイルム排出位置に配設され、そ
れぞれの挿入排出時期にセルカバー64をフイルム押え61
とともに上昇作動するものである。
【0032】前記フイルム収納手段11からインキュベー
タ12に乾式分析フイルム片1を搬送する搬送手段13は、
前記カートリッジ20から乾式分析フイルム片1を取り出
す取出用吸盤70と、この取出用吸盤70に保持されている
乾式分析フイルム片1を、試薬層1bが上面となっている
状態のまま下方から保持して受け取るとともにインキュ
ベータ12のセル42に側方開口部42a から挿入する略馬蹄
形の移載部材73と、インキュベータ12のセル42内で上記
移載部材73に保持されている乾式分析フイルム片1をセ
ル42の下方から進退して保持する吸着部材76とを備えて
いる。
【0033】前記取出用吸盤70は、前記図3に示すよう
に、乾式分析フイルム片1の支持体1aの下面を吸着保持
する上向きのサクションカップ70a を備え、該サクショ
ンカップ70a が搬送基部に70b に支持されるとともに、
図示しないサクションポンプからの減圧パイプが接続さ
れ、該搬送基部70b が図示しない移動機構によって前後
動および昇降動自在に設けられている。
【0034】そして、上記取出用吸盤70は、上昇してカ
ートリッジ20の底面に形成された開口から挿入されて最
下段の乾式分析フイルム片1の支持体1a側を吸着保持す
るとともに、若干下降して湾曲させた状態で水平方向に
移動してカートリッジ20の側面に形成された開口20a か
ら横方向に取り出した後、下方に移動してフイルム収納
手段11のカバー25のシャッター開口から抜け出て、さら
に前方の点着位置側に搬送するように駆動される。
【0035】また、移載部材73は図9に示すように、平
板状で上面に乾式分析フイルム片1を吸引保持する略馬
蹄形に形成され、その先端中央部に切欠き凹部73a が形
成され両側部が前方に延びるフォーク部73b に形成さ
れ、この両側のフォーク部73bおよび凹部73a の背部に
吸引孔74が設けられている。上記吸引孔74には図示しな
いサクションポンプからの減圧パイプ75が接続される。
また、上記移載部材73の基部73c は、点着位置からイン
キュベータ12のセル42内に側方開口部42a を通って挿入
移動可能なように図示しない駆動機構に連係されてい
る。
【0036】そして、上記移載部材73は、前記取出用吸
盤70から乾式分析フイルム片1を受け取る際には、図1
0の(A)に示すように、乾式分析フイルム片1を保持
している取出用吸盤70に向けて移動し、(B)のように
その凹部73a 内に該取出用吸盤70が位置し、上方に乾式
分析フイルム片1が位置する状態で停止し、続いて、取
出用吸盤70が下降移動して(C)のように該取出用吸盤
70に保持している乾式分析フイルム片1を、移載部材73
のフォーク部73b と凹部73a 周辺で吸引保持するもので
ある。また、この移載部材73に保持した状態の乾式分析
フイルム片1の試薬層1bの中心部分に点着手段15によっ
て所定量の試料液を点着するものである。
【0037】さらに、吸着部材76は前記図5に示すよう
にインキュベータ12のセル42下方に位置し、上端の上向
きのサクションカップ76a が搬送基部76b に支持され、
図示しない駆動機構によって昇降移動可能に設けられて
いる。そして、前記インキュベータ12のセル42の底面に
開口された測光窓59から該セル42内に進退移動するよう
に駆動される。また、このサクションカップ76a には図
示しないサクションポンプからの減圧パイプが接続され
る。
【0038】一方、前記インキュベータ12のフイルム排
出位置にはフイルム排出手段17(図1参照)が配設さ
れ、該フイルム排出手段17は、セル42内の測定後の乾式
分析フイルム片1を吸着して持ち上げる排出用吸盤81
と、該排出用吸盤81で持ち上げられた乾式分析フイルム
片1を受け取りインキュベータ12の外方に搬出するフイ
ルム取出用の略馬蹄形の移載部材82と、この移載部材82
によって取り出された乾式分析フイルム片1を受け取っ
て廃却箱84に廃棄する廃却用吸盤83とによって構成され
ている。
【0039】前記試料液収容手段14は、回転駆動機構86
によって回転操作される回転テーブル85を備え、該回転
テーブル85の外周部には試料液を収容した複数のサンプ
ルチューブ87を保持し、サンプルチューブ87が順次供給
位置に移動される。また、内周側には後述の点着用ノズ
ル91の先端に装着されるノズルチップ88が収容される。
【0040】また、上記サンプルチューブ87の各試料液
をインキュベータ12に搬送された乾式分析フイルム片1
に点着する点着手段15は、試料液の吸引吐出を行う点着
用ノズル91を有し、該点着用ノズル91の先端にはピペッ
ト状の上記ノズルチップ88が着脱自在に装着され、駆動
機構92により上下動および回動可能に移動され、試料液
収容手段14から試料液を吸引し移動して前記移載部材73
の上に保持されている乾式分析フイルム片1に点着す
る。また、上記点着手段15の点着用ノズル91における先
端のノズルチップ88は、試料液の変更に伴って交換され
る。
【0041】点着された乾式分析フイルム片1は、イン
キュベータ12によりインキュベーションが行われ、この
インキュベータ12の下方に配設された測定手段16(図1
参照)により測定される。この測定手段16は、乾式分析
フイルム片1と試料液との呈色反応による光学濃度を測
定するための測光ヘッド95を有する。上記測光ヘッド95
は所定波長の光を含む測定用照射光を光透過性支持体1a
を透過し試薬層1bに照射して、反射光を光検出素子で検
出するものであり、測光ヘッド95には光源96(ランプ)
からの光がフィルタ97を介して入射され、測光ヘッド95
内で上記光が試薬層1bに照射される。前記フィルタ97
は、検査項目に対応する複数種類のものが円板98に設置
され、該円板98をモータ99よって回転して測定項目に対
応する所定の特性のフィルタ97を選択するように構成さ
れている。
【0042】また、試薬層1bからの反射光は試薬層1b中
で生成された色素量に応じた光情報(具体的には光量)
を担持しており、この光情報を担持した反射光が測光ヘ
ッド95の光検出素子に入射して光電変換され、図示しな
いアンプを介して判定部に送出される。判定部では、入
力された電気信号のレベルに基づき試薬層1b中で生成さ
れた色素の光学濃度を判定し、試料液中の所定の生化学
物質の物質濃度を特定する。
【0043】上記生化学分析装置10による測定を説明す
れば、まず、搬送手段13の取出用吸盤70によってフイル
ム収納手段11より測定項目に対応する乾式分析フイルム
片1を収容したカートリッジ20から乾式分析フイルム片
1を取り出す。この取出用吸盤70に保持された乾式分析
フイルム片1は、そのまま試薬層1bを上側にして移載部
材73に移し替えられてその試薬層1bに試料液が点着され
る。
【0044】この点着は、点着手段15の点着用ノズル91
の先端にノズルチップ88を装着した後、試料液収容手段
14の所定サンプルチューブ87上に移動させてノズルチッ
プ88の先端を試料液に浸漬し、該ノズルチップ88内に所
定量の試料液を吸引する。そして、この点着用ノズル91
を移載部材73上の乾式分析フイルム片1の中心に移動さ
せ、次いで点着用ノズル91を下動させて、ノズルチップ
88から乾式分析フイルム片1の試薬層1b上に試料液を所
定量だけ滴下する。滴下された試料液は展開拡散され、
試薬と混合する。
【0045】点着後の乾式分析フイルム片1は移載部材
73の搬送によって、インキュベータ12のセル42に側方開
口部42a から挿入される。このインキュベータ12のセル
42への乾式分析フイルム片1の挿入を詳しく説明すれ
ば、図11に工程順に示すように、まず(A)のように
インキュベータ12の挿入位置に空状態のセル42が回転さ
れ、この挿入位置で(B)のように押上棒67の操作によ
ってセルカバー64をフイルム押え61とともに上昇作動し
てから、前記移載部材73の先端を開口部から中心側のセ
ル42内に挿入する。その後、吸着部材76を上昇作動して
(C)のように移載部材73に保持されていた乾式分析フ
イルム片1を保持しつつ移載部材73より上方に持ち上げ
る。そして、(D)のように移載部材73を後退させてか
ら、吸着部材76を下降させて(E)のように乾式分析フ
イルム片1の下面を下ディスク45の上面に当接させると
ともに押上棒67を下降作動して(F)のようにセルカバ
ー64を下げる。そして、セルカバー64内の押圧手段とし
てのフイルム押え61の突部61b によって乾式分析フイル
ム片1の四隅を押えて固定した後に、(G)のように前
記吸着部材76を下降させる。
【0046】これにより、セル42内の乾式分析フイルム
片1は押圧手段のフイルム押え61によって所定位置に固
定されるとともに、密閉手段としてのセルカバー64によ
って周囲が密閉されたセル室内に保持される。なお、底
面の測光窓59の部分は乾式分析フイルム片1によって閉
じて密閉状態となるものである。
【0047】このインキュベータ12のセル42内で乾式分
析フイルム片1は密閉状態で所定のインキュベーション
により所定温度に加熱されると試薬層1bが呈色反応(色
素生成反応)を生起する。そして、呈色反応中の所定時
間毎もしくは所定時間経過後に、この呈色反応により生
じた色素の光学濃度を測定手段16の測光ヘッド95で測定
する。
【0048】上記インキュベーションにおいては、セル
カバー64の内部空間は押えスプリング62を外部に配設し
ていることから狭く、試料液の蒸発量も少なく、測定項
目によっては発生する反応ガスの濃度が一定に保持でき
反応の安定化が得られるとともに、反応ガスが接触する
内表面積も小さくなってその壁面に吸着するガス量が低
減するものである。
【0049】上記のような測定において、乾式分析フイ
ルム片1の中心部に所定量の試料液を点着しインキュベ
ータ12に挿入すると試料液が展開し、その展開が試薬層
1bの側部に達して試料液の一部が滲み出す場合がある
が、その滲み出す液量は垂れる程ではなく側面に付着し
た状態となっている。そして、この状態において乾式分
析フイルム片1の側面がセル42のフイルム押え61等に接
触すると、試料液が付着することになるが、フイルム押
え61によって乾式分析フイルム片1の側方に空間を持っ
て固定しているとともに、該フイルム押え61は試料液の
展開していない四隅を押えていることで上記試料液によ
る汚染を防止している。
【0050】また、フイルム搬送手段13による搬送にお
いても、移載部材73および吸着部材76は試薬層の面には
接触せず、点着された試料液による汚染を防止して測定
精度を確保している。
【0051】さらに、前記実施例のインキュベータ12で
は、ヒータ48によって金属製の上下のディスク45,46 を
直接加熱するようにしているので、温度調整したチャン
バー内にディスクを配設して乾式分析フイルム片1を加
熱する方式に比べて、チャンバーを不要として熱効率が
向上するとともに、温度上昇が迅速で予熱時間が短縮で
き、チャンバーに必要なフイルム挿入用のシャッターも
不要となって構造が簡単になる。
【0052】一方、前記セルカバー64は上ディスク46に
嵌め込む構造であり、容易に脱着して洗浄および交換が
行える。また、上ディスク46は止めネジ47を外すことで
分解でき、下ディスク45の上面は平坦面になっているこ
とで洗浄が容易に行える。上記セル42空間はセルカバー
64と乾式分析フイルム片1によって閉じられて、乾式分
析フイルム片1から発生する蒸気、ガスが流出しない密
閉状態が簡易に得られる。上記フイルム押え61は上下に
スライドして、厚さの異なる乾式分析フイルム片1も確
実に固定することができる。
【0053】また、前記セルカバー64の係合部64a は両
側で外周側と内周側とに交互に配設することで、押上棒
67による上昇作動がバランスをとって昇降移動できる上
に、セルカバー64の配設間隔を短縮して密接に配置で
き、装置の小型化が得られる。
【0054】次に、図12はセル構造の変形例を示すも
のであり、前例とは形状が異なっても同一構成部分には
同一符号を付している。この変形例では、フイルム押え
61を付勢する押えスプリング62を、セルカバー64内に配
設したものであり、セルカバー64の上部にはセルスプリ
ング65が縮装されている。また、これに伴ってフイルム
押え61には前例のような軸部61c が形成されておらず、
同様にセルカバー64にはガイド部64b は形成されていな
い構造となっている。そして、セルカバー64の内部空間
は前例のものより大きくなっているが、基本機能は前例
と同様である。
【0055】また、図13はセルカバーとフイルム押え
とを一体に形成した構造例を示すものであり、上ディス
ク46に摺動自在に密閉手段としてのセルカバー101 が装
着されるものであり、このセルカバー101 の上部にはセ
ルスプリング103 が縮装されて下方に付勢されている。
また、上記セルカバー101 の下面は乾式分析フイルム片
1の収容空間を形成するものであり、外周下端面が下デ
ィスク45の上面に圧接してシールして密閉する構造に設
けられている。さらに、上記セルカバー101 の内側底面
には乾式分析フイルム片1の隅角部を押圧する押圧手段
としての押え部材102 が一体に配設されている。該押え
部材102 は先端部を上方に変形させた際に下方に付勢す
る弾性力を有する構造および材料によって形成されてい
る。
【0056】さらに、図14はセルカバーとフイルム押
えとを一体に形成した他の例を示すものであり、前記図
5のフイルム押え61と同様の押圧手段としてのフイルム
押え105 が設けられ、その下面には乾式分析フイルム片
1の隅角部を押圧する突起105aが形成されるとともに、
上面中央に突設された軸部105bが上ディスク108 のガイ
ド部108aに摺動自在に支持され、係止部105cによって移
動量が規制されている。また、該フイルム押え105 は上
部に縮装された押えスプリング107 によって下方に付勢
されている。そして、上記フイルム押え105 の外周部分
にそれを囲繞してスカート状に軟質材料による密閉手段
としての密閉部材106 が一体に連接されている。この密
閉部材106 の下端部が下ディスク45の上面に接触してシ
ールを行って密閉する一方、フイルム押え105 の突起10
5aで乾式分析フイルム片1を平坦に押圧するものであ
る。
【0057】なお、前記実施例は、試料液中の生化学物
質と試薬層との化学反応による光学濃度の変化から生化
学物質の濃度を測定する生化学分析装置について述べた
が、別の分析方法で例えば、電解質の濃度を電位差を用
いて測定する生化学分析装置についても利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る生化学分析装置の概略
構成を示す斜視図
【図2】乾式分析フイルム片の点着状態の斜視図
【図3】乾式分析フイルム片の取出状態を示す斜視図
【図4】インキュベータの部分断面正面図
【図5】インキュベータのセル部分の断面拡大図
【図6】図5のA−A線に沿う断面平面図
【図7】インキュベータのセル部分を断面にして中心方
向に見た要部断面図
【図8】フイルム押えおよび試料液展開状態の乾式分析
フイルム片を示す斜視図
【図9】移載部材の要部斜視図
【図10】取出用吸盤から移載部材への乾式分析フイル
ム片の受渡しを順に示す説明図
【図11】インキュベータへの乾式分析フイルム片の挿
入過程を順に示す説明図
【図12】インキュベータのセル構造の変形例を示す要
部断面図
【図13】インキュベータのセル構造においてフイルム
押えとセルカバーの一体構造例を示す要部断面図
【図14】他の一体構造例を示す要部断面図
【符号の説明】
1 乾式分析フイルム片 1a 支持体 1b 試薬層 10 生化学分析装置 11 フイルム収納手段 12 インキュベータ 13 フイルム搬送手段 20 カートリッジ 42 セル 42a 側方開口部 45 下ディスク 46 上ディスク 59 測光窓 61,105 フイルム押え(押圧手段) 62 押えスプリング(第1の付勢部材) 64,101 セルカバー(密閉手段) 65 セルスプリング(第2の付勢部材) 70 取出用吸盤 73 移載部材 76 吸着部材 95 測光ヘッド 102 押え部材(押圧手段) 106 密閉部材(密閉手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に試薬層を設けてなる乾式分析
    フイルム片に試料液が点着されたものを恒温保持するイ
    ンキュベータであって、 前記乾式分析フイルム片が挿入可能なセルを有し、該セ
    ルは挿入された乾式分析フイルム片をセル底面に押える
    押圧手段と、乾式分析フイルム片の収容空間を密閉する
    密閉手段とを備えたことを特徴とするインキュベータ。
  2. 【請求項2】 前記押圧手段は、乾式分析フイルム片の
    試料液が展開しない領域を押圧することを特徴とする請
    求項1記載のインキュベータ。
  3. 【請求項3】 前記押圧手段と前記密閉手段とが相対的
    に移動可能に設けられたことを特徴とする請求項1記載
    のインキュベータ。
  4. 【請求項4】 前記インキュベータは、乾式分析フイル
    ム片を押圧する押圧手段を構成するフイルム押えと、密
    閉手段を構成するセルカバーと、上記フイルム押えを押
    圧方向に付勢する第1の付勢部材と、上記セルカバーを
    密閉方向に付勢する第2の付勢部材とを備え、前記第1
    および/または第2の付勢部材はセルカバーの外側に配
    設されたことを特徴とする請求項1記載のインキュベー
    タ。
  5. 【請求項5】 前記押圧手段と前記密閉手段とを一体に
    形成し、前記押圧手段および前記密閉手段を付勢する付
    勢部材を兼用としたことを特徴とする請求項1記載のイ
    ンキュベータ。
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