JPH0783883A - 渦流探傷探触子 - Google Patents

渦流探傷探触子

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JPH0783883A
JPH0783883A JP5229849A JP22984993A JPH0783883A JP H0783883 A JPH0783883 A JP H0783883A JP 5229849 A JP5229849 A JP 5229849A JP 22984993 A JP22984993 A JP 22984993A JP H0783883 A JPH0783883 A JP H0783883A
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JP
Japan
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coil
cores
eddy current
flaw
core
Prior art date
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Pending
Application number
JP5229849A
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English (en)
Inventor
Akio Nakahara
明夫 中原
Iwao Kuroda
巌 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0783883A publication Critical patent/JPH0783883A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】歯車歯面の渦流探傷試験において、両歯面を広
範囲に一度の操作で探傷でき、記録計の信号から欠陥の
位置,長さ及び深さを推定できる探触子を提供する。 【構成】2つのコア14A,14Bに巻いたコイル13
Aをシュー11の3角形状の一方の斜面に配置し、2つ
のコア15A,15Bに巻いたコイル13Bを他方の斜
面に配置する。コア14A,15Aは頂部に位置してい
る。2つのコイルは自己比較方式を構成する。この探触
子で歯車を探傷すると、歯底の欠陥は両方側に触れ、斜
面にある欠陥は一方側に触れる。このため、欠陥信号の
振れ方によって、欠陥の位置がわかる。一度の操作によ
って歯面の両側を検査できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面欠陥を検査する渦
流探傷装置の探触子に関するものであり、特に産業機械
関係に多く使用される減速機歯車の歯面の表面欠陥の検
出に好適な探触子に関する。
【0002】
【従来の技術】歯車の歯面のような隅角部の表面を渦流
探傷する従来の探触子は、コイルを同心円状に巻いたペ
ンシル型標準探触子をシュー(ガイド)に取り付けたも
のとなっていた。
【0003】なお、この種の探触子として関連するもの
には、非破壊検査技術シリーズ渦流探傷試験II(198
9年)第122頁から第131頁において論じられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、探傷
範囲が小さく、探傷能率に問題があった。
【0005】本発明は、広範囲を探傷できるようにする
ことにある。
【0006】本発明の第2の目的は、歯車の探傷接触子
として、歯車の谷に向かい合う両歯面を一度に検査でき
るようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、2つのコアを
一対としてこれに電線を巻きつけてコイルを構成したこ
とを特徴とする。
【0008】第2の目的に対しては、歯車の谷にほぼ合
う3角形状のシュー内に前記コイルを2つ設け、一方の
コイルの一方のコアと他方のコイルの一方のコアとを3
角形状の頂部に設け、一方のコイルの他方のコアを3角
形状の一方の斜面に設け、他方のコイルの他方のコアを
他方の斜面に設けることによって、達成できる。
【0009】
【作用】交流を印加したコイルを歯車の歯面に近づける
と歯面に渦電流が発生する。もし歯面の一部分に割れな
どの欠陥があると、歯面の渦電流の大きさ,分布が変化
し、この変化はコイルのインピーダンス変化又は誘起電
圧変化として検出されて欠陥信号となる。
【0010】2つのコアを一対としてこれに電線を巻い
てコイルとしているので、広い範囲を検査できるもので
ある。
【0011】このコイルを2つ設け、自己比較方式とす
る事が望ましい。
【0012】第2の目的に対しては、3角形状の各斜面
にコイルを配置するとともに、自己比較方式とすれば、
どちらの歯面に欠陥が存在するかが信号の振れ方向で判
断できる
【0013】
【実施例】以下、本発明を歯車の歯面の検査装置に適用
した場合の一実施例を図1〜図5により説明する。
【0014】10は探触子であり、次のように構成され
ている。11は歯車の谷に挿入できるできる塩化ビニー
ル製のシュー(ガイド)であり、その断面の3角形状は
被検査物の歯車の谷の大きさに実質的に同一に設けてい
る。シュー11の長さは車の厚さよりも小さい。13
A,13Bはそれざれ一対のコア間に巻いたコイルであ
り、楕円形になっている。14A,14B,15A,1
5Bはコイル13A,13Bを巻く塩化ビニール製のコ
ア(磁芯)である。コイル13Aはコア14A,14B
からなる一対に対して巻いている。コイル13Bはコア
15A,15Bからなる一対に対して巻いている。コア
14A,15Aは3角形状の頂部にある。コア14Bは
3角形状の一方の斜面にあり、コア15Bは他方の斜面
に位置している。コイル13A,13Bは外面に近接し
て配置している。コア14A,14B,15A,15
B、コイル13A,13Bはシューに内蔵(埋込)され
ている。図2に示すように、コイル13Aはコイル13
Bに対してシューの長手方向にずらして設置している。
18は信号ケーブル接続用のコネクターである。
【0015】製作方法について説明すると、コア14
A,14B,15A,15B、コイル13A,13B、
リード線のための穴、溝を設けた塩化ビニールのブロッ
クに対して、コア14A,14Bに巻いたコイル13
A、リード線を配置し、また、コア15A,15Bに巻
いたコイル、リード線を配置し、隙間を接着剤で固定す
る。この状態では図1のようにシュー11の断面は三角
形状である。この後、歯の谷に会わせてシューを切削す
る。塩化ビニール製であるので、切削は容易である。
【0016】図3において、コイル13A,13Bはブ
リッジの2辺を構成している。すなわち、このものは自
己比較方式になっている。13a,13b,13cはブ
リッジの接続端子である。
【0017】図4は探傷ブロック図を示している。10
は前記探触子、30は被試験体の歯車、30A,30
B,30Cは欠陥,21は探触子の信号ケーブル,22
は探傷器,23は記録の信号ケーブル,24は記録計を
示している。
【0018】図5は図3によって試験を行い、記録紙2
6に記録された状態を示したものである。30Axは欠
陥30Aの信号,30Bxは欠陥30Bの信号,30C
xは欠陥30Cの信号である。41は信号長さ、42は
信号の振幅を示している。欠陥30A,30B,30C
は歯車の厚さ方向の一端側から、30B,30C,30
Aの順序である。試験は前記一端側から他端側に向けて
シューを移動させることにより行う。
【0019】このものによれば、コイル13A,13B
によって検出される欠陥30Bの波形30Bxは通常の
自己比較方式の波形と同様である。コイル13A又はコ
イル13Bで検出される欠陥30A,30Cの波形30
Ax,30Cxは標準比較方式に類似である。このた
め、歯底部にある欠陥30Bの信号は正負対称に振れ、
歯側にある欠陥の信号は検出したコイルによりどちらか
に片側に振れる。このことにより欠陥の位置が推定でき
る。
【0020】なお、欠陥信号が片側に振れることから、
信号の長さと振幅により欠陥の長さと深さが推定可能で
ある。
【0021】コイルは自己比較方式のため透磁率の影響
を受けにくい。
【0022】コア間に巻いたコイル13A,13Bが楕
円形なのでコア間に位置する欠陥が全て検出できるため
検出範囲が広く、またシューの両側に埋め込んであるた
め一度の操作で両歯面が探傷できるものである。
【0023】このように、本実施例によれば歯車の歯面
を広範囲に効率良く探傷でき、欠陥の信号から欠陥の位
置,長さ及び深さが推定できる効果がある。
【0024】上記実施例ではコイルを3角形の各斜面に
配置したが、2つのコイルを一方の斜面に配置すれば、
一方の面のみを検査できる。2つのコイルはシューの長
手方向に沿って並列に設ける。これを斜面側から見る
と、図2に示すとおりである。但し、図2において2つ
のコイルは両方共実線となる。この場合の欠陥の波形は
通常の自己比較方式と同様である。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、一度の操作で広範囲が
探傷できるので、効率的に探傷できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の探触子の正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1のコイルの構成図であり、図1の平面図に
相当する。
【図4】図1の探触子を用いた探傷ブロック図である。
【図5】記録紙に表れた出力波形の説明図である。
【符号の説明】
10…探触子、11…シュー(ガイド)、13A,13
B…コイル、14A,14B,15A,15B…コア
(磁芯)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つのコアを一対としてこれに電線を巻き
    つけたコイルを有する渦流探傷探触子。
  2. 【請求項2】2つの第1のコアを一対としてこれに第1
    の電線を巻きつけた第1のコイルと、2つの第2のコア
    を一対としてこれに第2の電線を巻きつけた第2のコイ
    ルと、からなる渦流探傷探触子。
  3. 【請求項3】2つの第1のコアを一対としてこれに第1
    の電線を巻きつけた第1のコイルと、2つの第2のコア
    を一対としてこれに第2の電線を巻きつけた第2のコイ
    ルと、からなり、第1のコイルと第2のコイルを被検査
    面に対して並列に設けたこと、を特徴とする渦流探傷探
    触子。
  4. 【請求項4】2つの第1のコアを一対としてこれに第1
    の電線を巻きつけた第1のコイルと、 2つの第2のコアを一対としてこれに第2の電線を巻き
    つけた第2のコイルと、からなり、 前記第1のコアの一方と前記第2のコアの一方とは近接
    して配置してあり、前記第1のコアの他方と前記第2の
    コアの他方とは前記一方のコアを中心として両側に設置
    していること、 を特徴とする渦流探傷探触子。
  5. 【請求項5】2つの第1のコアを一対としてこれに第1
    の電線を巻きつけた第1のコイルと、 2つの第2のコアを一対としてこれに第2の電線を巻き
    つけた第2のコイルと、 前記第1のコア、第1のコイル、前記第2のコア、第2
    のコイルを内蔵したものであって、断面が三角形状のシ
    ューと、からなり、 前記第1のコアの一方は前記3角形状の頂部に、他方は
    一方の斜面に配置しており、 前記第2のコアの一方は前記3角形状の頂部に、他方は
    他方の斜面に配置していること、 を特徴とする渦流探傷探触子。
  6. 【請求項6】請求項1の渦流探傷探触子において、前記
    2つのコイルは自己比較方式の1つのブリッジの2辺を
    構成するものであること、を特徴とする渦流探傷探触
    子。
  7. 【請求項7】請求項1の渦流探傷探触子において、前記
    コア、およびシューは塩化ビニール製であること、を特
    徴とする渦流探傷探触子。
JP5229849A 1993-09-16 1993-09-16 渦流探傷探触子 Pending JPH0783883A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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