JPH0783534B2 - プロテクタ - Google Patents

プロテクタ

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JPH0783534B2
JPH0783534B2 JP1146724A JP14672489A JPH0783534B2 JP H0783534 B2 JPH0783534 B2 JP H0783534B2 JP 1146724 A JP1146724 A JP 1146724A JP 14672489 A JP14672489 A JP 14672489A JP H0783534 B2 JPH0783534 B2 JP H0783534B2
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JP
Japan
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wire harness
protector
case
bent
bendable
Prior art date
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JP1146724A
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English (en)
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JPH0315213A (ja
Inventor
隆悦 及川
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Publication of JPH0315213A publication Critical patent/JPH0315213A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明はワイヤハーネスを保護するために使用するプロ
テクタの改良に関するものである。
(従来の技術) 例えば自動車などに、ワイヤハーネスを組込む場合に
は、ワイヤハーネスを保護するために、必要に応じてワ
イヤハーネスの保護具、すなわちプロテクタが使用され
ている。そして、このようなプロテクタとしては、車輌
のボディ形状やワイヤハーネス配線経路の形状に合せた
横断面コ字状の合成樹脂製ケースからなるものが一般的
であり、従来から第4図〜第6図に示した構造のものが
使用されてきた。
すなわち、第4図に示したように、プロテクタ1は自動
車等の被取付部にワイヤハーネス2を収納した状態で組
み込み、固定してワイヤハーネス2を保護するために使
用されている。
しかるに、ワイヤーハーネス組立体を運搬する場合など
には、コンパクト化を図るために、プロテクタ1を折り
曲げる必要があることから、通常のプロテクタには、折
り曲げ可能部4としての隙間が設けられており、この折
り曲げ可能部4においてはワイヤハーネス2が露出した
状態となっていた(第5図参照)。
かかる従来のプロテクタ1の折り曲げ可能部4の一例を
示したのが第5図に示した第1従来例である。
この第1従来例においては、プロテクタ1を折り曲げて
作業するための折り曲げ可能部4が設けられており、該
折り曲げ可能部4は通常必要とする折り曲げ数に応じて
形成されている。
そして、折り曲げ可能部4は、ケース本体3、3′の中
間に設けた隙間からなり、この部分では可撓性を有する
ワイヤハーネス2が露出しているために、この露出した
ワイヤハーネス2を折り曲げ可能部4としてプロテクタ
1を折り曲げ、ケース本体3、3′を相互に重ね合わせ
ることで、折り曲げが達成できるようになっている。
一方、第6図に示した第2従来例は、ケース本体3、
3′の間に隙間を設けず、これらケース本体3、3′を
ヒンジ5を介して連結することにより、折り曲げ可能部
4を形成したものである。この態様によれば、プロテク
タ1を直状にした時ワイヤハーネス2の露出を解消で
き、ワイヤハーネス2の保護を一層確実に行うことがで
きる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述した第5図に示す第1従来例におい
ては、折り曲げたプロテクタ1を直線状に復元して、こ
れを被取付部に固定した場合に、折り曲げ可能部4にお
いてワイヤハーネス2が露出し、例えばこの上に敷設し
たカーペットなどに落ち込みが生じて美観を損なうばか
りか、ハイヒールの踵などの鋭利な押圧物によって折り
曲げ可能部4から露出したワイヤハーネス2が損傷され
る恐れがあった。
また、上述の第6図に示した第2従来例においては、折
り曲げ可能部4におけるワイヤハーネス2の露出を解消
し、美観及びワイヤハーネス2の保護性能は向上する。
しかしながらプロテクタ1を折り曲げ可能部4を介して
折り曲げたときに、その内部に収納されていたワイヤハ
ーネス2が、ケース3、3′の一側に設けられているヒ
ンジ5を中心として折り曲げられるため、ヒンジ5の反
対側のワイヤハーネスがたるみ再度プロテクタ1を直線
状に復元しようとしたときに、このたるみ2′が第6図
に示すように残ってしまい、プロテクタ1を再び直線状
に復元できないことがあるという問題があった。
そこで本発明は、上述した従来のプロテクタが有する問
題点の解決を課題として検討した結果達成されたもので
ある。
従って、本発明の目的は、作業性、美観及びワイヤハー
ネスの保護性能が優れ、しかも折り曲げた際に、ワイヤ
ハーネスがたるむことなく再び復元できるようにしたプ
ロテクタを提供することにある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段〕 すなわち本発明のプロテクタは、ワイヤハーネス(14)
を収納する複数のケース本体(11、12)からなり、少な
くとも一部のケース本体(11、12)同士が隣接する部分
に折り曲げ可能部(13)を有するプロテクタであって、
前記折り曲げ可能部(13)は、一方のケース本体(11)
に形成した第1のケース端部(11a)と、この第1のケ
ース端部(11a)に重なり合う形状のものであって他方
のケース本体(12)に形成した第2のケース端部(12
a)とを有する重合部(20)を備えており、収納したワ
イヤハーネス(14)によって互いに別体のケース本体
(11,12)が折り曲げ可能になっているとともに、第1
及び第2のケース端部(11a,12a)を重合した際には、
この重合部(20)によってワイヤハーネス(14)をカバ
ーするようになっていることを特徴とする。
(作用) 本発明のプロテクタによれば、 (イ)複数のケース本体(11,12)を重合部(20)を介
して配置することにより折り曲げ可能部(13)を形成し
たので、折り曲げに際し可撓性を有するワイヤハーネス
(14)自体をヒンジとして利用することができ、ワイヤ
ハーネス(14)を構成する電線束の芯部を中心として折
り曲げられるのでプロテクタを直線状に復元したとき折
り曲げ可能部を構成するワイヤハーネス(14)がたるむ
ことがない。
(ロ)しかも、可撓性を有するワイヤハーネス(14)自
体をヒンジとして利用することができるから、自由な方
向に大きく折り曲げることができ、ワイヤハーネス(1
4)の組立体を運搬する際のコンパクト化において役立
つことができる。
(ハ)また、第1及び第2のケース端部(11a,12a)を
重合した際には、重合部(20)によってワイヤハーネス
(14)をカバーすることができるから、ハイヒールの踵
などの鋭利な押圧物によって、ワイヤハーネス(14)が
損傷するのを確実に防止することができ、しかも美観を
向上することができる。
(ニ)さらに、カバー本体(11,12)とは異なる別体の
カバーを新たに設けるものではないから、商品点数が増
加することがなく、作業性の点で優れたものを提供する
ことができる。
(実施例の説明) 以下、本発明を実施例により図面を参照しつつ詳細に説
明する。
第1図は本発明のプロテクタの折り曲げていない状態を
示す斜視説明図、第2図は第1図におけるII−II矢視断
面説明図、第3図は第1図におけるプロテクタを折り曲
げた状態を示す斜視説明図である。
図において10は本発明の実施例からなるプロテクタで、
ワイヤハーネス14を収納する横断面略コ字状に形成され
た複数のケース本体11,12を折り曲げ可能部13を介して
配置することにより構成されている。
そして、上記折り曲げ可能部13は、ケース本体11,12の
端部を重合して配置することにより形成されておりケー
ス本体11,12の相対向する端部11a及び12aにより、重合
部20が形成される。
本実施例において、上記重合部20は、ケース本体11の端
部11aの、折り曲げ可能部13を構成する重合部に該当す
る部分を、ケース本体11の肉厚寸法なけ小径化すると共
に、これと相対向するケース本体12の端部12a側の長手
方向寸法を、上記小径化したケース本体11の端部11aと
嵌合して覆う寸法だけ長く形成することにより構成され
ている。従って、本プロテクタ10を折り曲げる場合は、
このプロテクタ10を折り曲げ可能部13から、横断面略コ
字状に形成された各ケース本体11,12の開口側に折り曲
げるだけで、(第3図参照)上述した重合部20を構成す
るケース本体11,12の各端部11a及び12aの嵌合状態が外
れ容易に折り曲げることができる。また、この折り曲げ
たプロテクタ10を直線状に復元した場合は、上述した重
合部20によって、折り曲げ可能部13のワイヤハーネス14
を自動的に覆い、確実に保護することができると共に、
折り曲げ可能部13に段部等ができることがなく、美観を
損うことがない。また、各端部11a,12b以外のケース本
体11,12には、ワイヤハーネス14を保持するためのテー
プ15が巻かれている。
勿論上述したように、プロテクタ10を折り曲げた時に
は、折り曲げ可能部13のワイヤハーネス14自体をヒンジ
として利用することができるので、ワイヤハーネス14を
構成する電線束の芯部を中心として折り曲げられるの
で、プロテクタを直線状に復元した時、折り曲げ可能部
13を構成するワイヤハーネスがたるむことがない。
なお、本実施例において重合部20は、ケース本体11の端
部11aを上述したように小径化すると共に、これと相対
向するケース本体12の端部12a側を上述したように長く
形成することにより構成したが、これは逆に、ケース本
体12の端部12aを上述したように小径化すると共に、こ
れと相対向するケース本体11の端部11a側を上述したよ
うに長く形成することにより構成しても良いのは勿論で
ある。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のプロテクタによれば、 (イ)複数のケース本体(11,12)を重合部(20)を介
して配置することにより折り曲げ可能部(13)を形成し
たので、折り曲げに際し可撓性を有するワイヤハーネス
(14)自体をヒンジとして利用することができ、ワイヤ
ハーネス(14)を構成する電線束の芯部を中心として折
り曲げられるのでプロテクタを直線状に復元したとき折
り曲げ可能部を構成するワイヤハーネス(14)がたるむ
ことがない。
(ロ)しかも、可撓性を有するワイヤハーネス(14)自
体をヒンジとして利用することができるから、自由な方
向に大きく折り曲げることができ、ワイヤハーネス(1
4)の組立体を運搬する際のコンパクト化におおいに役
立つことができる。
(ハ)また、第1及び第2のケース端部(11a,12a)を
重合した際には、重合部(20)によってワイヤハーネス
(14)をカバーすることができるから、ハイヒールの踵
などの鋭利な押圧物によって、ワイヤハーネス(14)が
損傷するのを確実に防止することができ、しかも美観を
向上することができる。
(ニ)さらに、カバー本体(11,12)とは異なる別体の
カバーを新たに設けるものではないから、部品点数が増
加することがなく、作業性の点で優れたものを提供する
ことができる。
この結果、作業性、美観及びワイヤハーネスの保護性能
が優れ、しかも十分コンパクトに折り曲げることがで
き、かつ伸ばした際にワイヤハーネスがたるむことがな
いという顕著な作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のプロテクタの折り曲げていない状態を
示す斜視説明図、第2図は第1図におけるII−II矢視断
面説明図、第3図は第1図におけるプロテクタを折り曲
げる状態を示す斜視説明図、第4図は従来のプロテクタ
を自動車に組み込み固定した状態を示す斜視説明図、第
5図はプロテクタの第1従来例を示す斜視説明図、第6
図はプロテクタの第2従来例を示す断面説明図である。 10……プロテクタ 11……ケース本体 11a……ケース端部 12……ケース本体 12a……ケース端部 13……折り曲げ可能部 14……ワイヤハーネス 15……テープ 20……重合部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤハーネスを収納する複数のケース本
    体からなり、少なくとも一部のケース本体同士が隣接す
    る部分に折り曲げ可能部を有するプロテクタであって、 前記折り曲げ可能部は、一方のケース本体に形成した第
    1のケース端部と、この第1のケース端部に重なり合う
    形状のものであって他方のケース本体に形成した第2の
    ケース端部とを有する重合部を備えており、収納したワ
    イヤハーネスによって互いに別体のケース本体が折り曲
    げ可能になっているとともに、第1及び第2のケース端
    部を重合した際には、この重合部によってワイヤハーネ
    スをカバーするようになっていることを特徴とするプロ
    テクタ。
JP1146724A 1989-06-12 1989-06-12 プロテクタ Expired - Lifetime JPH0783534B2 (ja)

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JP1146724A JPH0783534B2 (ja) 1989-06-12 1989-06-12 プロテクタ

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JP1146724A JPH0783534B2 (ja) 1989-06-12 1989-06-12 プロテクタ

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JPH0315213A JPH0315213A (ja) 1991-01-23
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