JPH0782941A - 開閉リッド用のロックスプリング - Google Patents

開閉リッド用のロックスプリング

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Publication number
JPH0782941A
JPH0782941A JP22569393A JP22569393A JPH0782941A JP H0782941 A JPH0782941 A JP H0782941A JP 22569393 A JP22569393 A JP 22569393A JP 22569393 A JP22569393 A JP 22569393A JP H0782941 A JPH0782941 A JP H0782941A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
loop
end portion
closing lid
lock spring
Prior art date
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Pending
Application number
JP22569393A
Other languages
English (en)
Inventor
Chiyan Robaato
チャン ロバート
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP22569393A priority Critical patent/JPH0782941A/ja
Publication of JPH0782941A publication Critical patent/JPH0782941A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単で、重量・コスト・組立作業性の
面で大変有利な開閉リッド用のロックスプリングを提供
する。 【構成】 弾性帯状部材の途中部分をループ状に曲折し
てループ部21を形成し、該ループ部の基端部21aか
ら延長された弾性帯状部材の一端部22に前記ループ部
の基端部と先端部21cとの略中間部に当接する支点角
部22aを形成すると共に、開閉リッド3の端部3aと
係合すべく、弾性帯状部材の他端部23に前記中間部よ
りも基端部側で且つ前記一端部の切欠部を貫通して主体
の開口内へ突出自在な係合角部23aを形成し、前記ル
ープ部の中間部よりも先端部側に該先端部を一端部側へ
押圧する操作ボタン25を取付けるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は開閉リッド用のロック
スプリングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の開閉リッド用のロック構造として
は、例えば図7〜図10に示すようなものが知られてい
る(類似構造として、実開昭55−174448号公報
参照)。
【0003】1が「主体」としてのインストルメントパ
ネルで、このインストルメントパネル1に形成された開
口2内に、「開閉リッド」としての灰皿3が下端の図示
せぬバネ付きヒンジを中心にして開閉自在に取付けられ
ている。この灰皿3の上方には小開口4が形成してあ
り、この小開口4に設けられた操作ボタン5を押すこと
により灰皿3を開けることができ、また、灰皿3の上端
を開口2内へ押し込むことにより灰皿3のロック状態が
得られるようになっている。
【0004】次に、ロック構造体6の説明をする。7が
ロック本体で、内部に上側と下側からスプリング8、8
が入れられるようになっている。このロック本体7の側
面には、中央に支持孔9が形成されており、その両側に
長孔10、10が形成してある。そして、これら支持孔
9及び長孔10、10から内部のスプリング8、8を貫
通して挿通される3本のピン11により、レバー12、
12がロック本体7の両側面に取付けられている。ま
た、ロック本体7の上側には、操作ボタン5とその支持
部5aが設けられ、下側には係合突起13が設けられて
いる。この操作ボタン5の支持部5aと係合突起13
は、それぞれ対応するスプリング8の端部に固定されて
おり、スプリング8の伸縮に応じて上下動するようにな
っている。
【0005】ロック本体7は、その取付片7a、7bの
両側部を、角形リングプレート14、14を介してイン
ストルメントパネル1のボス部1aへスクリュー15、
15で固定することにより、インストルメントパネル1
内へ取付けられた状態となる。このような取付状態にお
いて、係合突起13は、開口2の上面部2aに形成され
た切欠部2bから開口2内へ突出し、操作ボタン5は小
開口4から上方へ臨んだ状態となる。
【0006】従って、灰皿3の閉時においては、灰皿3
の上端部から曲折形成した係合用の端部3aが、スプリ
ング8にて下方へ付勢された係合突起13に係合して、
灰皿3の閉状態が維持される。また、その状態から、操
作ボタン5を押すと、レバー12、12の後端が下がっ
て、前端が上がるため、前側のスプリング8が縮んで係
合突起13が上昇する。これにより、係合突起13と灰
皿3の端部3aとの係合状態が解除されるため、灰皿3
の端部3aがフリーになり、灰皿3全体が、下端の図示
せぬバネ付きヒンジの作用により、自動的に開くように
なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、灰皿3を開閉させるための
ロック構造体6が複雑で、その構成部品点数が多いた
め、重量・コスト・組立作業性の面で大変不利である。
【0008】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、構造が簡単で、重量・コスト・
組立作業性の面で大変有利な開閉リッド用のロックスプ
リングを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る開閉リッ
ド用のロックスプリングは、上記の目的を達成するため
に、弾性帯状部材の途中部分をループ状に曲折してルー
プ部を形成し、該ループ部の基端部から延長された弾性
帯状部材の一端部に前記ループ部の基端部と先端部との
略中間部に当接する支点角部を形成すると共に、開閉リ
ッドの端部と係合すべく、弾性帯状部材の他端部に前記
中間部よりも基端部側で且つ前記一端部の切欠部を貫通
して主体の開口内へ突出自在な係合角部を形成し、前記
ループ部の中間部よりも先端部側に該先端部を一端部側
へ押圧する操作ボタンを取付けるものである。
【0010】
【作用】この発明の開閉リッド用のロックスプリングに
よれば、弾性帯状部材の他端部に主体の開口内へ突出す
る係合角部が形成されているため、この係合角部が開閉
リッドの端部に係合し、開閉リッドの閉状態を維持でき
る。また、操作ボタンを押せば、ループ部の先端部が押
され、ループ部が支点角部と当接した中間部を中心にし
て回転するため、ループ部の基端部側に形成されている
係合角部が係合解除方向へ移動し、開閉リッドを開くこ
とができる。
【0011】そして、何よりも、この発明の開閉リッド
用のロックスプリングは、一枚の弾性帯状部材から形成
された一部品であるため、従来のように多数の構成部品
から形成される場合に比べて、重量・コスト・組立作業
性の面で大変有利である。
【0012】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図1〜図6
に基づいて説明する。尚、従来と共通する部分には同一
の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0013】20がこの実施例のロックスプリングであ
る。このロックスプリング20は、一枚の弾性帯状部材
を加工して形成したものであり、全体として一部品であ
る。そして、ロックスプリング20は中心に概略三角形
状となるループ部21が曲折形成されている。このルー
プ部21の基端部21aから延びる一端部22には、
「へ」の字形状に曲折された支点角部22aが形成され
ている。また、この一端部22の支点角部22aよりも
前側には四角形の切欠部22bが形成されており、この
切欠部22bの後端には上向きの切起部22cが形成さ
れている。更に、一端部22の端末22dには後述の固
定ピンが係合する切除部22eが設けてある。
【0014】この一端部22の支点角部22aは、ルー
プ部21の下側部21bにおける、基端部21aと先端
部21cとの中間部21dに当接するものである。この
当接に際して、ループ部21の下側部21bが撓まない
よう強度を上げるため、該下側部21bの左右端部に
は、リブ部21eがそれぞれ上向きに曲折成形されてい
る。また、下側部21bには小切欠部21fが形成して
あり、この小切欠部21f内に、一端部22に形成した
上向きの切起部22cが係合され、後述のようにスリッ
プが防止されるようになっている。
【0015】一方、ループ部21の他端部23は下向き
に形成された係合角部23aとなっており、その端末に
形成した切起部23bと、前記下側部21bの小切欠部
21f内に形成された切起部21gとを係合させてい
る。従って、この係合角部23a部分は断面三角形状と
なるため、高剛性で、変形しにくくなっている。この係
合角部23aは、下端を前記一端部22の切欠部22b
より下方へ突出させる状態となる。
【0016】そして、ループ部21の上側部21hに
は、基端部21a側から切起部21iが形成してあり、
またこの上側部21hの先端部21c寄り部分には取付
孔24が形成してあり、この取付孔24に操作ボタン2
5が取付けられている。
【0017】次に、ロックスプリング20の取付け方を
説明する。取付け前のロックスプリング20は、図2に
示すような状態となっている。このような状態のロック
スプリング20の先端部21cと一端部22の端末22
dとを指でつかみ、先端部21cと端末22dを近づけ
るように押すと、図3のような取付状態と同様の状態に
なる。そして、この状態のまま、「主体」であるインス
トルメントパネル30の裏側から挿入し、ロックスプリ
ング20の上側の切起部21iの端末を、インストルメ
ントパネル30の裏側の突起30aへ係合させると共
に、一端部22の端末22dの切除部22eを開口2の
上面部2aに取付けた固定ピン31に係合させる。次い
で、ループ部21の先端部21c側を持ち上げ、上側の
小開口4から挿入した操作ボタン25を、ループ部21
の上部の取付孔25に取付ける(図4参照)。
【0018】これにより取付けが完了し、図5のような
状態になる。この取付状態において、ループ部21の基
端部21aは開口2の上面部2aの前端に当接し、係合
角部23aは上面部2aの切欠部2bから下向きに開口
2内へ突出した状態となる。従って、「開閉リッド」で
ある灰皿3を開口2側へ閉めていくと、灰皿3の端部3
aが下向きの係合角部23aを押し上げて係合し、灰皿
3の閉状態が維持される。そして、図6のように操作ボ
タン25を押すと、ループ部21の先端部21c側が下
方へ押され、ループ部21全体、特に下側部21bが、
支点角部22aにて当接支持された中間部21dを中心
にして回転するため、ループ部21の基端部21a側に
ある係合角部23aが上昇し、該係合角部23aと灰皿
3の端部3aとの係合が解除されるため、灰皿3を開け
ることができる。
【0019】特に、この実施例では、支点角部22aに
上向きの切起部22cを形成し、それを中間部21dに
ほぼ位置する小切欠部21fの後端へ係合させているた
め、前記支点角部22aがループ部21の中間部21d
においてスリップすることを防止し、前記支点角部22
aを中心としたループ部21の回転動作が正確に行われ
る仕組みになっている。
【0020】このように、この実施例によれば、一枚の
弾性帯状部材を加工して形成した一部品としてのロック
スプリング20を、インストルメントパネル30に取付
けるだけで済むため、構造が簡単で、取付作業も大変容
易である。しかも、重量及びコストの低減を確実に図る
ことができる。
【0021】尚、以上の実施例では、「開閉リッド」と
して灰皿3を例にしたが、これに限定されず、グローブ
ボックスや小物入れの蓋体、その他のものであって良
い。
【0022】
【発明の効果】この発明に係る開閉リッド用のロックス
プリングは、以上説明してきた如き内容のものであっ
て、弾性帯状部材の他端部に主体の開口内へ突出する係
合角部が形成されているため、この係合角部が開閉リッ
ドの端部に係合し、開閉リッドの閉状態を維持できる。
また、操作ボタンを押せば、ループ部の先端部が押さ
れ、ループ部が支点角部と当接した中間部を中心にして
回転するため、ループ部の基端部側に形成されている係
合角部が係合解除方向へ移動し、開閉リッドを開くこと
ができる。
【0023】そして、何よりも、この発明の開閉リッド
用のロックスプリングは、一枚の弾性帯状部材から形成
された一部品であるため、従来のように多数の構成部品
から形成される場合に比べて、重量・コスト・組立作業
性の面で大変有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る開閉リッド用のロッ
クスプリングを示す斜視図である。
【図2】取付け前のロックスプリングを示す断面図であ
る。
【図3】指で取付け状態にしたロックスプリングを示す
側面図である。
【図4】取付中のロックスプリングを示す一部断面の側
面図である。
【図5】ロックスプリングの係合角部が開閉リッドの端
部に係合している状態を示す一部断面の側面図である。
【図6】ロックスプリングの係合角部と開閉リッドの端
部との係合を解除した状態を示す一部断面の側面図であ
る。
【図7】従来の開閉リッドの閉状態を示す斜視図であ
る。
【図8】開閉リッドの開状態を示す図7相当の斜視図で
ある。
【図9】図7中SA−SA線に沿う断面図である。
【図10】ロック構造体を示す分解図である。
【符号の説明】
2 開口 3 灰皿(開閉リッド) 20 ロックスプリング 21 ループ部 21a 基端部 21b 下側部 21c 先端部 21d 中間部 21e リブ部 21f 小切欠部 21g 切起部 21h 上側部 21i 切起部 22 一端部 22a 支点角部 22b 切欠部 22c 切起部 22d 端末 22e 切除部 23 他端部 23a 係合角部 23b 切起部 24 取付孔 25 操作ボタン 30 インストルメントパネル 30a 突起 31 固定ピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主体の一部に形成した開口に取付けられ
    る開閉リッドを開閉自在に支持すべく、主体側に取付け
    られて使用される開閉リッド用のロックスプリングであ
    って、 弾性帯状部材の途中部分をループ状に曲折してループ部
    を形成し、該ループ部の基端部から延長された弾性帯状
    部材の一端部に前記ループ部の基端部と先端部との略中
    間部に当接する支点角部を形成すると共に、開閉リッド
    の端部と係合すべく、弾性帯状部材の他端部に前記中間
    部よりも基端部側で且つ前記一端部の切欠部を貫通して
    主体の開口内へ突出自在な係合角部を形成し、前記ルー
    プ部の中間部よりも先端部側に該先端部を一端部側へ押
    圧する操作ボタンが取付けられていることを特徴とする
    開閉リッド用のロックスプリング。
JP22569393A 1993-09-10 1993-09-10 開閉リッド用のロックスプリング Pending JPH0782941A (ja)

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JP22569393A JPH0782941A (ja) 1993-09-10 1993-09-10 開閉リッド用のロックスプリング

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JP22569393A JPH0782941A (ja) 1993-09-10 1993-09-10 開閉リッド用のロックスプリング

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JPH0782941A true JPH0782941A (ja) 1995-03-28

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JP22569393A Pending JPH0782941A (ja) 1993-09-10 1993-09-10 開閉リッド用のロックスプリング

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1350675A2 (en) 2002-04-03 2003-10-08 Skoda Auto a.s. Glove compartment
WO2006077644A1 (ja) * 2005-01-18 2006-07-27 Kojima Press Industry Co., Ltd. グローブボックス用開閉ロック装置
EP2468576A3 (en) * 2004-09-15 2015-04-01 Piolax Inc. Lid open-close-apparatus

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