JPH11193045A - 付勢機構およびこれを使用した蓋付き筐体 - Google Patents

付勢機構およびこれを使用した蓋付き筐体

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JPH11193045A
JPH11193045A JP10000304A JP30498A JPH11193045A JP H11193045 A JPH11193045 A JP H11193045A JP 10000304 A JP10000304 A JP 10000304A JP 30498 A JP30498 A JP 30498A JP H11193045 A JPH11193045 A JP H11193045A
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JP
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lid
working side
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elastic body
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JP10000304A
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Shian Lee
リー・シアン
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Aiwa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高温保存テスト時などに蓋等の部材が変形する
のを防止する。 【解決手段】この付勢機構およびこれを使用した蓋付き
筐体では、最初の開蓋動作が行われるまでは、他方の作
用辺25bは一方の作用辺25aの係止部26に係止さ
れる。蓋係止解除部材28をスライドさせると、他方の
作用辺の係止状態が解除されると共にフック6が解放さ
れ、蓋2が他方の作用辺25bに押し上げられて開かれ
る。したがって、最初の開蓋動作が行われるまでは、ね
じりコイルスプリング30aの付勢力がそのまま保持さ
れるので、例えば高温保存テストの時などのように蓋2
を押圧する必要がない時には、これに付勢力を作用させ
ないようにして変形させないようにすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、付勢機構および
これを使用した蓋付き筐体に関する。詳しくは、弾性体
をこれの弾性力に抗するように撓ませた状態で保持し、
この撓ませた状態を解除したときには、弾性体としての
機能が回復するようにして、例えば高温保存テストの時
などのように蓋などの部材を押圧する必要がない時に
は、付勢力を作用させないようにして蓋などの部材が変
形するのを防止したものである。
【0002】
【従来の技術】図11は携帯用のCD(Compact
Disk)プレーヤ10を示したものである。同図に
示すように、CDプレーヤ10の外観はCDが収納され
るプラスチック製の本体1と、この本体1の上面を全体
的に覆う同じくプラスチック製の蓋2とで構成され、蓋
2の一方側(図11では左側)はシャフト3を軸として
本体1に回動自在に取り付けられている。
【0003】本体1のシャフト3の近傍には支持ピン4
が形成され、ここには被押圧部材としての蓋2を常に開
く方向に付勢するためのねじりコイルスプリング(弾性
体)5が嵌められている。このねじりコイルスプリング
5は一方の作用辺5aと他方の作用辺5bを有し、一方
の作用辺5aが本体1の内壁面側に配され、他方の作用
辺5bが蓋2の裏側に配されることで、蓋2を上方に付
勢している。
【0004】一方、蓋2の他方側(図11では右側)に
はフック6が垂設されると共に、このフック6を係止す
るための係止部材7が本体1にスライド自在に取り付け
られている。フック6と同様にその先端が鉤状となされ
た係止部材7はこれに取り付けられたスプリング8によ
って一方側(図11では左側)に付勢されている。
【0005】蓋2の閉蓋時には、蓋2と共にフック6を
降下させれば、係止部材7がスプリング8の付勢力に抗
して一旦他方側(図11では右側)にスライドしてフッ
ク6が係止部材7に係止される。これにより、常に開い
た方向に付勢されている蓋2を閉状態で保持することが
できる。
【0006】蓋2を開けるときは、係止部材7に設けら
れているスライド操作用のノブ9をスプリング8の付勢
力に抗して他方側(図11では右側)にスライドさせる
ことで、フック6と係止部材7との係止状態が解除され
る。すなわち、蓋2はねじりコイルスプリング5の付勢
力により開放される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図11に示
したCDプレーヤ10などはその組立て作業が完了する
と、製品検査の1つである高温保存テストが行われる。
この高温保存テストは製品(CDプレーヤ10)を例え
ば温度60℃、湿度90%の環境下に48時間置いて高
温保存処理後のCDプレーヤ10の性能や外観などを検
査し、規定の条件を満足しているか否かを判定するもの
である。
【0008】図11のCDプレーヤ10では、上述した
ように、プラスチック製の蓋2は一方側(図では左側)
がねじりコイルスプリング5によって常に付勢され、他
方側(図では右側)が係止部材7によって係止されてい
る。そのため、高温保存テストのような高温・多湿の環
境下では、図12のようにねじりコイルスプリング5の
付勢力によって蓋2が変形し、本体1と蓋2との間に隙
間dが生じることがある。因みに、本体1と蓋2の間に
生じる隙間はその中央部、すなわち、ねじりコイルスプ
リング5と係止部材7(フック6)の中間部において最
大になる。
【0009】このように蓋2が変形してしまうと、CD
プレーヤ10の外観が大きく損なわれるので、歩留まり
が上がり、コストが増大するという問題が生じる。高温
保存テストに対応して、蓋2などの材質に高耐熱性の材
料を用いることも考えられるが、この場合には、材料費
のコストアップを招いてしまう。
【0010】そこで、この発明は、上述した問題を解決
したものであって、弾性体の付勢力を蓋等の部材に作用
させる必要がないときは、蓋等の部材に付勢力が加わら
ないように保持し、この保持を解除したときからのみ、
蓋等の部材に弾性体の付勢力を作用させることができる
付勢機構およびこれを使用した蓋付き筐体を提供するも
のである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、この発明に係る付勢機構およびこれを使用した蓋付
き筐体では、一端側に設けられた一方の作用辺と、他端
側に設けられた他方の作用辺とを有する弾性体としての
付勢機構であって、他方の作用辺は、付勢力が作用しな
いようにその付勢力に抗して係止され、他方の作用辺の
係止状態が解除されたとき、他方の作用辺が弾性体とし
ての機能を回復するようになされたことを特徴とするも
のである。
【0012】この発明において、他方の作用辺の係止状
態が解除されるまでは、弾性体の付勢力が被付勢部に付
勢されずそのまま保持されるので、例えば高温保存テス
トの時などのように蓋などの部材を押圧する必要がない
時には、付勢力を作用させないようにして変形させない
ようにすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係る付勢機構
およびこれを使用した蓋付き筐体の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0014】図1は第1の実施の形態である付勢機構3
0およびこれを使用した蓋付き筐体20としてこの例で
は、CD(Compact Disk)プレーヤのキャ
ビネットを用いた場合を示したものである。この蓋付き
筐体20は付勢機構30が備えられることにより、ユー
ザが本体を覆う蓋を初めて開けたときから、蓋を付勢す
る付勢力が蓋に作用し始めるようになされる。
【0015】同図に示すように、蓋付き筐体20の外観
はCDが収納されるプラスチック製の本体1と、この本
体1の上面を全体的に覆う同じくプラスチック製の蓋2
とで構成されている。
【0016】蓋2はその一端縁側(図1では左側)がシ
ャフト3によって本体1に回動自在に取り付けられてい
る。そして、これの近傍に突設された柱状の支持ピン4
に付勢機構30が取り付けられる。
【0017】図2に示すように、付勢機構30として
は、本体1に固定される一方の作用辺25aと、少なく
とも開蓋時に蓋2を付勢する他方の作用辺25bとを有
するねじりコイルスプリング(弾性体)30aが用いら
れる。
【0018】一方の作用辺25aの先端側は2段階に折
り曲げられて係止部26が形成されており、ここには他
方の作用辺25bが係止される。これにより、他方の作
用辺25bの係止状態が解除されるまでは、ねじりコイ
ルスプリング30aの付勢力がそのまま保持されるの
で、例えば高温保存テストの時などのように蓋2などの
部材を押圧する必要がない時には蓋2に対して付勢力を
作用させずに済む。
【0019】また、図1に示すように、蓋付き筐体20
には蓋2を閉状態で保持するために、フック6が蓋2の
裏側に垂設され、本体1にはフック6を係止するための
蓋係止解除部材28がスライド自在に取り付けられてい
る。
【0020】図2から分かるように、蓋係止解除部材2
8は先端にフック形状の引掛け部29(図1)が形成さ
れた柱状体31と、スライド力が付与される操作用のノ
ブ32とで構成されている。そして、蓋係止解除部材2
8にはスプリング8が掛装され、常に閉蓋時にフック6
側に位置するようになされている。
【0021】したがって、図1において、仮にねじりコ
イルスプリング30aによって蓋2が開く方向に付勢さ
れている場合には、蓋2の閉蓋時には、蓋2と共にフッ
ク6を降下させれば、蓋係止解除部材28がスプリング
8の付勢力に抗していったん他方側(図1では右側)に
スライドしてフック6が蓋係止解除部材28に係止され
る。これにより、常に開いた方向に付勢されている蓋2
を閉状態で保持することができる。
【0022】蓋2を開けるときは、蓋係止解除部材28
に設けられているスライド操作用のノブ32をスプリン
グ8の付勢力に抗して他方側(図1では右側)にスライ
ドさせることで、フック6と蓋係止解除部材28との係
止状態が解除される。すなわち、蓋2はねじりコイルス
プリング30aの付勢力により開放される。
【0023】この蓋係止解除部材28は蓋2を始めて開
けるときの動作においてねじりコイルスプリング30a
にも作用し、他方の作用辺25bを係止状態から解放さ
せる部材としても利用される。
【0024】そのため、図2において、柱状体31が矢
印の方向へスライドするとき、他方の作用辺25bが柱
状体31に押されて係止部26から離間する方向へ移動
するように、他方の作用辺25bの先端は所定方向に折
り曲げられて折曲部27が形成され、これの内側にねじ
りコイルスプリング30aの柱状体31が位置するよう
に配設されている。
【0025】ここで、このように構成された付勢機構3
0を有する蓋付き筐体20において、ユーザが蓋2に対
する開蓋動作を初めて行うときの付勢力解除動作につい
て説明する。
【0026】図3Aの状態において、ノブ32を蓋係止
解除部材28と共に右側にスライドさせると、図3Bの
ように他方の作用辺25b(折曲部27)の先端が柱状
体31によって矢印の方向へ押されて移動する。これに
より、他方の作用辺25bが係止部26から外れてその
係止状態が解除される。
【0027】上述したように、一方の作用辺25aは本
体1に固定されているので、他方の作用辺25bの係止
状態が解除されると、他方の作用辺25bが蓋2の裏側
に当たり、これを付勢する。これと同時に、蓋係止解除
部材28の引掛け部29とフック6の係止状態が解除さ
れるので、図4のように、蓋2はねじりコイルスプリン
グ30aの付勢力により上方に回動する。すなわち、蓋
2が開かれる。
【0028】蓋2の最初の開蓋動作が終了した後は、蓋
2は他方の作用辺25bによって常に付勢されることに
なる。この場合、ユーザが特別な操作をしなくても、蓋
2を開けるだけで他方の作用辺25bの係止状態は自動
的に解除される。
【0029】なお、この第1の実施の形態では、蓋係止
解除部材28が他方の作用辺25bに作用する関係上、
図1のように蓋係止解除部材28と付勢機構30とが近
接した状態で配設され、蓋2の回動軸であるシャフト3
の近傍で蓋2の閉状態を保持するようになされた場合を
示したが、図5のように、蓋係止解除部材28の引掛け
部29を他端縁側(図5では右側)に延設し、蓋2の閉
状態を他端縁側で保持するようにしてもよい。
【0030】続いて、この発明に係る第2の実施の形態
である付勢機構40およびこれを使用した蓋付き筐体2
0について説明する。
【0031】この付勢機構40およびこれを使用した蓋
付き筐体20では、蓋を付勢することになるねじりコイ
ルスプリング(弾性体)自信でその付勢力を保持するの
ではなく、他方の作用辺を他の部材に係止させることで
その付勢力が保持されるようになされたものである。な
お、上述と同様の部分には同一の符号を付してその詳細
な説明は省略した。
【0032】図6に示すように、蓋付き筐体20におけ
る付勢機構40では、一方の作用辺25aと、他方の作
用辺25bとを有するねじりコイルスプリング40aが
用いられる。同図に示すように、一方の作用辺25aは
本体1の内壁面側に配され、他方の作用辺25bは一方
の作用辺25a側に撓んだ状態で蓋係止解除部材28に
係止されている。
【0033】そのため、図7にすように、蓋係止解除部
材28には穴状の係止部41が穿設され、他方の作用辺
25bが係止するようになされている。この場合、係止
部41から外れた他方の作用辺25bがフック6に当た
るのを避けるために、係止部41は横方向にずれた位置
に配設されている。
【0034】このように、他方の作用辺25bを係止部
41に係止しておけば、その係止状態が解除されるまで
は、ねじりコイルスプリング40aの付勢力がそのまま
保持されるので、例えば高温保存テストの時などのよう
に蓋2などの部材を押圧する必要がない時には、蓋2に
対して付勢力を作用させずに済む。
【0035】このように構成された付勢機構40および
これを使用した蓋付き筐体20において、ユーザが蓋2
に対する開蓋動作を初めて行うときの付勢力解除動作に
ついて説明する。
【0036】図8Aの状態において、ノブ32を蓋係止
解除部材28と共に右側にスライドさせると、図8Bの
ように他方の作用辺25bの先端が係止部41から外れ
てその係止状態が解除される。
【0037】上述したように、一方の作用辺25aは本
体1に当接しているので、他方の作用辺25bの係止状
態が解除されると、他方の作用辺25bが蓋2の裏側に
当たり、これを付勢する。これとほぼ同時に、蓋係止解
除部材28の引掛け部29とフック6の係止状態が解除
されるので、図9のように、蓋2はねじりコイルスプリ
ング40aの付勢力により上方に回動する。すなわち、
蓋2が開かれる。この場合、ユーザが特別な操作をしな
くても、蓋2を開けるだけで他方の作用辺25bの係止
状態は自動的に解除される。
【0038】蓋2の最初の開蓋動作が終了した後は、蓋
2は他方の作用辺25bによって常に付勢されることに
なる。
【0039】なお、この第2の実施の形態では、他方の
作用辺25bが蓋係止解除部材28に係止される関係
上、蓋2の回動軸であるシャフト3の近傍で蓋2の閉状
態を保持するようになされた場合を示したが、図10の
ように、蓋係止解除部材28の引掛け部29を他端縁側
(図5では右側)に延設し、蓋2の閉状態を他端縁側で
保持するようにしてもよい。
【0040】また、他方の作用辺25bを係止するため
に、蓋係止解除部材28に穴を穿設して係止部41を構
成する場合を説明したが、係止するための手段はこれに
限定されず、例えば、蓋係止解除部材28に引掛け用の
段部を形成し、ここに他方の作用辺25bを引掛けるよ
うにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係る付勢
機構およびこれを使用した蓋付き筐体では、弾性体(ね
じりコイルスプリング)の他方の作用辺を一方の作用辺
側に撓ませた状態で係止し、この係止状態を解除したと
きには、弾性体としての機能が回復するようにしたもの
である。
【0042】したがって、他方の作用辺の係止状態が解
除されるまでは、弾性体の付勢力がそのまま保持される
ので、例えば高温保存テストの時などのように蓋などの
部材を押圧する必要がない時には、付勢力を作用させな
いようにして変形させないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる第1の実施の形態である付勢
機構30およびこれを使用した蓋付き筐体20の構成を
示す図である。
【図2】付勢機構30の構成を示す図である。
【図3】付勢機構30の付勢力解除動作を説明する図で
ある。
【図4】蓋2が開かれた場合を示す図である。
【図5】フック6および蓋係止解除部材28を他端縁側
に配設した場合を示す図である。
【図6】この発明に係わる第2の実施の形態である付勢
機構40およびこれを使用した蓋付き筐体20の構成を
示す図である。
【図7】蓋付き筐体20の要部を示す図である。
【図8】付勢機構40の付勢力解除動作を説明する図で
ある。
【図9】蓋2が開かれた場合を示す図である。
【図10】フック6および蓋係止解除部材28を他端縁
側に配設した場合を示す図である。
【図11】従来例の構成を示す図である。
【図12】高温保存テスト後のCDプレーヤ10を示す
図である。
【符号の説明】
1 本体 2 蓋 3 シャフト 4 支持ピン 5,30a,40a ねじりコイルスプリング 5a,25a 一方の作用辺 5b,25b 他方の作用辺 6 フック 7 係止部材 8 スプリング 9,32 ノブ 10 CDプレーヤ 20 蓋付き筐体 26,41 係止部 27 折曲部 28 蓋係止解除部材 29 引掛け部 30 付勢機構 31 柱状体

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側に設けられた一方の作用辺と、他
    端側に設けられた他方の作用辺とを有する弾性体として
    の付勢機構であって、 上記他方の作用辺は、付勢力が作用しないようにその付
    勢力に抗して係止され、 上記他方の作用辺の係止状態が解除されたとき、上記他
    方の作用辺が弾性体としての機能を回復するようになさ
    れたことを特徴とする付勢機構。
  2. 【請求項2】 上記一方の作用辺に上記他方の作用辺を
    係止するための係止部が形成されたことを特徴とする請
    求項1記載の付勢機構。
  3. 【請求項3】 上記弾性体はねじりコイルスプリングで
    あることを特徴とする請求項1記載の付勢機構。
  4. 【請求項4】 本体と、 上記本体に開閉自在に取り付けられた蓋と、 付勢機構とを備え、 上記付勢機構は、一端側に設けられた一方の作用辺と、
    他端側に設けられた他方の作用辺とを有する弾性体であ
    って、 上記他方の作用辺は、付勢力が作用しないようにその付
    勢力に抗して係止され、 上記他方の作用辺の係止状態が解除されたとき、上記他
    方の作用辺が弾性体としての機能を回復し、上記蓋を開
    方向に付勢するようになされたことを特徴とする蓋付き
    筐体。
  5. 【請求項5】 上記蓋の閉状態の保持を解除し、上記蓋
    を開くための蓋係止解除部材を有し、 上記蓋係止解除部材による開蓋動作にともなって上記他
    方の作用辺の係止状態が解除されるようになされたこと
    を特徴とする請求項4記載の蓋付き筐体。
  6. 【請求項6】 上記一方の作用辺に上記他方の作用辺を
    係止するための係止部が形成されたことを特徴とする請
    求項4,5記載の蓋付き筐体。
  7. 【請求項7】 上記蓋係止解除部材に上記他方の作用辺
    を係止するための係止部が設けられたことを特徴とする
    請求項4,5記載の蓋付き筐体。
  8. 【請求項8】 上記弾性体はねじりコイルスプリングで
    あることを特徴とする請求項4〜7記載の蓋付き筐体。
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