JP2002342827A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JP2002342827A
JP2002342827A JP2001137621A JP2001137621A JP2002342827A JP 2002342827 A JP2002342827 A JP 2002342827A JP 2001137621 A JP2001137621 A JP 2001137621A JP 2001137621 A JP2001137621 A JP 2001137621A JP 2002342827 A JP2002342827 A JP 2002342827A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガイド片やピンを具備することなく、ロック
スライダを従来と同様に機能させることを可能にしたロ
ック機構を有する自動販売機を得ること。 【解決手段】 ロックスライダ10の内部に、ロックス
ライダ10の開口11から突出して開口11の上端縁部
12に掛かる掛り部21を有し、ロックスライダの内面
幅と略一致する幅の弾性部材である板バネ20を配設す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本体ケースと開閉
扉とのロック機構を改良した自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種の商品を無人で販売する自動
販売機が広く普及しているが、一般的な自動販売機10
0は、例えば図1に示すように、前面が開口し、かつ内
部に商品が収容される本体ケース40と、この開口を覆
う閉鎖位置と開放する開放位置との間を回動自在に支持
された開閉扉30とからなり、開閉扉30を閉鎖位置に
回動させる(閉鎖する)と、本体ケース40の左端壁に
固着された2つのロック部材41が、開閉扉30の左端
部に形成された袋部38の2つの開口37に突入し、袋
部38の内部に設けられたロックスライダ10(後述の
図6参照)と係合して、開閉扉30は閉鎖位置にロック
される構造となっている。
【0003】ここで、袋部38内部に設けられたロック
スライダ10等の詳細を、図6および7を用いて説明す
る。図6は、開閉扉30の外面側に設けられたロックハ
ンドル32と、ロックスライダ10との連動動作を説明
する図であり、(a)はロック状態、(b)はロック解
除状態を表している。なお、ロックスライダ10に形成
された矩形の開口11は、開閉扉30の袋部38と一致
する位置に形成されている。
【0004】開閉扉30の外面側に設けられたロックハ
ンドル32は、開閉扉30を外面側から内面側に貫通す
る回転軸33に軸支され、回転軸33の、開閉扉30内
面側の端部は、円盤部34と細長柱状部35とからなる
リンクの円盤部34の中心に固着されている。そして、
細長柱状部35の先端部は、断面略コの字状に形成され
たロックスライダ10の側面に形成された矩形孔13に
挿通されている。
【0005】開閉扉30の内面側には、断面略コの字状
に形成されたガイド片36が固着されており、このガイ
ド片36の内面に沿って上下方向に移動可能とされたロ
ックスライダ10が配設され、前述したロックハンドル
32がロック位置(図6(a))にあるときは、ロック
スライダ10は、リンクの細長柱状部35によって下方
に移動されたロック位置にあり、ロックハンドル32が
解除位置(図6(b))にあるときは、ロックスライダ
10は、リンクの細長柱状部35によって上方に移動さ
れた解除位置にある。
【0006】ここで、ロックスライダ10の内部には、
その自由端側に、ロックスライダ10の開口11から突
出して開口11の上端縁部12に掛かる掛り部28を有
するスライダ保持部材27が、ピン25によって軸支さ
れて配設されている。このスライダ保持部材27を軸支
するピン25は、ロックスライダ10を幅方向に貫通
し、開閉扉30に固着されたガイド片36に支持されて
おり、ロックスライダ10は、このピン25によって、
その上下動が妨げられないように、ピン25の貫通孔が
上下方向に長孔14として形成されている。
【0007】スライダ保持部材27は、弦巻バネ26に
よって、掛り部28がロックスライダ10の内面に押し
付けられる方向に付勢されており、ロックスライダ10
が解除位置(図6(b))にあるときは、上述したよう
に掛り部28が開口11から突出して、開口11の上端
縁部12に掛かり、ロックスライダ10がその自重によ
って下方に落下し、ロック位置(図6(a))に移動す
るのを阻止している。したがって、ロックハンドル32
も解除位置に保持される。
【0008】次に、このロックスライダ10と、本体ケ
ース40のロック部材41とのロック・解除動作につい
て、図7を参照して説明する。まず、図7(a)は、開
閉扉30が開放位置にある状態を示す断面図であり、ロ
ックスライダ10は、図6(b)に示す解除位置に保持
されており、スライダ保持部材27は保持状態となって
いる。
【0009】この保持状態から、開閉扉30を本体ケー
ス40側に回動させると、ロック部材41が、図示しな
い開閉扉30の開口37(図1参照)に突入し、さら
に、ロックスライダ10の開口11に突入する(図7
(b))。このとき、ロック部材41の先端部(開閉扉
30側の端部)が、スライダ保持部材27の掛り部28
に当接し、弦巻バネ26の付勢力に抗して、スライダ保
持部材27を開閉扉30の外面側に押し戻す。
【0010】さらに、開閉扉30を本体ケース40に近
づけると、ロック部材41がスライダ保持部材27の掛
り部28をさらに押し戻し、掛り部28はロックスライ
ダ10の開口11の上端縁部12から外れ、ロックスラ
イダ10はその自重によって下方に落下する(図7
(c))。この結果、ロックスライダ10の開口11の
上端縁部12が、ロック部材41の凹部42に係合し
て、開閉扉30は、本体ケース40に閉鎖状態(閉鎖位
置)でロックされる。なお、このとき、ロックハンドル
32は、ロック位置(図6(a))に戻される。
【0011】このように閉鎖位置にロックされた開閉扉
30を開放するときは、ロックハンドル32を解除位置
(図6(b))まで回すことにより、ロックスライダ1
0は上方に持ち上げられて、ロック部材41の凹部42
から離脱し、図7(a)の状態に戻り、開閉扉30を開
放することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動販売機
においては、本体ケースに可能な限り多くの商品を収容
することが望まれており、また、開閉扉30には、商品
のディスプレイ部や、商品補充時あるいは商品購入のた
めに投入された料金の回収時に操作する操作ユニット部
などが広い範囲を占拠するため、袋部38の幅を十分に
確保することができない場合がある。この結果、ロック
スライダ10を含む上述したロック機構の幅を小さくす
る必要がある。
【0013】しかし、ロック機構は、防犯上、所定の強
度を確保する必要があり、ロックスライダ10の幅d
(図6(b))を狭くするのは適切ではない。そこで、
ロックスライダ10の両側の張り出したピン25を除去
した構成により、袋部38の幅を狭くすることが適切で
あると考えられる。
【0014】また、ロックスライダ10の内側で、スラ
イダ保持部材27および弦巻バネ26にピン25を通す
とともに、弦巻バネ26をスライダ保持部材27に組み
付ける作業は煩雑で、困難を伴う。
【0015】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、上述したピンや弦巻バネを具備することなく、ロ
ックスライダを従来と同様に機能させることを可能にし
たロック機構を有する自動販売機を得ることを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の自動販売機(請求項1)は、前面が開口
し、かつ内部に商品が収容される本体ケースに、ロック
部材が固着され、前記開口を覆う閉鎖位置と開放する開
放位置との間を回動自在に支持された開閉扉は、前記ロ
ック部材に係合するロック位置と係合を解除する解除位
置との間を移動自在のロックスライダと、ロック位置と
解除位置との間を回動自在のロックハンドルと、前記ロ
ックハンドルの前記解除位置において、前記ロックスラ
イダを前記解除位置に保持する保持状態および前記ロッ
ク金具により押下されて前記ロックスライダの保持を解
除し、前記ロックスライダが前記ロック位置に移動する
のを許容する保持解除状態を有するスライダ保持部材
と、を備えた自動販売機において、前記スライダ保持部
材は、前記保持状態と前記保持解除状態との間で弾性変
形する板バネにより形成されたことを特徴とする。
【0017】このように、本発明の請求項1にかかる自
動販売機は、スライダ保持部材を、保持状態と保持解除
状態との間で弾性変形する板バネにより形成したことに
より、スライダ保持部材を軸支しロックスライダの側面
から突出するピンおよび弦巻バネが不要となり、ロック
スライダの幅を狭くすることなく、従来と同様のロック
機構の機能を確保しつつ、組立て作業性を向上させるこ
とができる。さらに、部品点数を減らすことができるた
め、組立て作業の容易化およびコスト低減を図ることが
できる。
【0018】なお、板バネの幅をロックスライダの内面
幅と略一致させることにより、板バネがロックスライダ
をガイドする作用をなし、この場合、ロックスライダの
外側に従来備えられていたロックスライダガイド用のガ
イド片も不要となり、これによってさらなる組立て作業
の容易化およびコスト低減を図ることができる。
【0019】また、本発明の自動販売機(請求項2)
は、前面が開口し、かつ内部に商品が収容される本体ケ
ースに、ロック部材が固着され、前記開口を覆う閉鎖位
置と開放する開放位置との間を回動自在に支持された開
閉扉は、前記ロック部材に係合するロック位置と係合を
解除する解除位置との間を移動自在のロックスライダ
と、ロック位置と解除位置との間を回動自在のロックハ
ンドルと、前記ロックハンドルの前記解除位置におい
て、前記ロックスライダを前記解除位置に保持する保持
状態および前記ロック金具により押下されて前記ロック
スライダの保持を解除し、前記ロックスライダが前記ロ
ック位置に移動するのを許容する保持解除状態を有する
スライダ保持部材と、を備えた自動販売機において、前
記スライダ保持部材は、前記保持状態と前記保持解除状
態との間で移動可能に前記開閉扉にヒンジ結合され、さ
らに、前記スライダ保持部材と前記開閉扉とによってこ
れらスライダ保持部材と開閉扉との間に保持されて前記
スライダ保持部材の移動方向に伸縮し、かつ前記スライ
ダ保持部材を前記保持状態に付勢するバネ部材を備えた
ことを特徴とする。
【0020】このように、本発明の請求項2にかかる自
動販売機は、スライダ保持部材を開閉扉に直接または間
接的にヒンジ結合によって軸支し、かつバネ部材をこの
スライダ保持部材と開閉扉との間にこれらによって挟む
ことにより保持しているため、従来の自動販売機におけ
る、ロックスライダを幅方向に貫通してスライダ保持部
材を軸支しまたはバネ部材を保持するためのピンを備え
る必要がなく、この結果、組立て作業性を向上させるこ
とができ、しかも、スライダ保持部材は、保持状態と保
持解除状態との間を移動可能とされ、かつバネ部材によ
って保持状態に付勢されるため、ロックスライダの幅を
狭くすることなく、従来と同様のロック機構の機能を確
保することができる。
【0021】なお、スライダ保持部材の幅をロックスラ
イダの内面幅と略一致させることにより、スライダ保持
部材がロックスライダをガイドする作用をなし、この場
合、ロックスライダの外側に従来備えられていたロック
スライダガイド用のガイド片も不要となり、これによっ
てさらなる組立て作業の容易化およびコスト低減を図る
ことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の自動販売機の実施
の形態について、図面を用いて説明する。図1は、この
実施の形態である自動販売機の全体構造を示す図であ
る。この自動販売機100は、前面が開口し、かつ内部
に商品が収容される本体ケース40と、この開口を覆う
閉鎖位置と開放する開放位置との間を回動自在に支持さ
れた開閉扉30とからなり、開閉扉30を閉鎖位置に回
動させる(閉鎖する)と、本体ケース40の左端壁に固
着された2つのロック部材41が、開閉扉30の左端部
に形成された袋部38の2つの開口37に突入し、袋部
38の内部に設けられたロックスライダ10(後述の図
2参照)と係合して、開閉扉30は閉鎖位置にロックさ
れる構造となっている。
【0023】ここで、袋部38内部に設けられたロック
スライダ10等の詳細を、図2および3を用いて説明す
る。図2は、開閉扉30の外面側に設けられたロックハ
ンドル32と、ロックスライダ10との連動動作を説明
する図であり、(a)はロック状態、(b)はロック解
除状態を表している。なお、ロックスライダ10に形成
された矩形の開口11は、開閉扉30の袋部38と一致
する位置に形成されている。
【0024】開閉扉30の外面側に設けられたロックハ
ンドル32は、開閉扉30を外面側から内面側に貫通す
る回転軸33に軸支され、回転軸33の、開閉扉30内
面側の端部は、円盤部34と細長柱状部35とからなる
リンクの円盤部34の中心に固着されている。そして、
細長柱状部35の先端部は、断面略コの字状に形成され
たロックスライダ10の側面に形成された矩形孔13に
挿通されている。
【0025】開閉扉30の内面側には、上下方向に移動
可能とされたロックスライダ10が配設され、前述した
ロックハンドル32がロック位置(図2(a))にある
ときは、ロックスライダ10は、リンクの細長柱状部3
5によって下方に移動されたロック位置にあり、ロック
ハンドル32が解除位置(図2(b))にあるときは、
ロックスライダ10は、リンクの細長柱状部35によっ
て上方に移動された解除位置にある。
【0026】ここで、ロックスライダ10の内部には、
ロックスライダ10の開口11から突出して開口11の
上端縁部12に掛かる掛り部21を有する弾性部材であ
る板バネ20が配設されており、この板バネ20の一端
は、開閉扉30の内面側に固着された底上げ部材31に
取り付けられている。なお、掛り部21は、突出先端側
が、根元側よりも高い位置になるように形成しておくの
が好ましい。掛り部21から上端縁部12が外れにくく
なり、予期しない保持解除を防止することができるから
である。
【0027】板バネ20は、それ自体の弾性力によっ
て、掛り部21がロックスライダ10の内面に押し付け
られる方向に付勢されており、ロックスライダ10が解
除位置(図2(b))にあるときは、上述したように掛
り部21が開口11から突出して、開口11の上端縁部
12に掛かり、ロックスライダ10がその自重によって
下方に落下し、ロック位置(図2(a))に移動するの
を阻止している。したがって、ロックハンドル32も解
除位置に保持される。また板バネ20の幅および底上げ
部材31の幅は、ロックスライダ10の内面幅に略等し
く、ロックスライダ10が左右に振れるのを阻止するガ
イドとしての機能も果たしている。
【0028】次に、このロックスライダ10と、本体ケ
ース40のロック部材41とのロック・解除動作につい
て、図3を参照して説明する。まず、図3(a)は、開
閉扉30が開放位置にある状態を示す断面図であり、ロ
ックスライダ10は、図2(b)に示す解除位置に保持
されており、板バネ20は保持状態となっている。
【0029】この保持状態から、開閉扉30を本体ケー
ス40側に回動させると、ロック部材41が、図示しな
い開閉扉30の開口37(図1参照)に突入し、さら
に、ロックスライダ10の開口11に突入する(図3
(b))。このとき、ロック部材41の先端部(開閉扉
30側の端部)が、板バネ20の自由端部22に当接
し、この板バネ20の付勢力に抗して、板バネ20を開
閉扉30の外面側に弾性変形させる。
【0030】さらに、開閉扉30を本体ケース40に近
づけると、板バネ20の弾性変形量が大きくなり、掛り
部21はロックスライダ10の開口11の上端縁部12
から外れ、ロックスライダ10はその自重によって下方
に落下する(図3(c))。この結果、ロックスライダ
10の開口11の上端縁部12が、ロック部材41の凹
部42に係合して、開閉扉30は、本体ケース40に閉
鎖状態(閉鎖位置)でロックされる。なお、このとき、
ロックハンドル32は、ロック位置(図2(a))に戻
される。
【0031】このように閉鎖位置にロックされた開閉扉
30を開放するときは、ロックハンドル32を解除位置
(図2(b))まで回すことにより、ロックスライダ1
0は上方に持ち上げられて、その開口11の上端縁部1
2がロック部材41の凹部42から離脱し、図3(a)
の状態に戻り、開閉扉30を開放することができ、ロッ
クスライダは解除位置に保持される。
【0032】上述したように、本実施の形態の自動販売
機100によれば、ロックスライダ10を解除位置に保
持するスライダ保持部材を、保持状態と保持解除状態と
の間で弾性変形する板バネ20により形成したことによ
り、従来のスライダ保持部材を軸支する、ロックスライ
ダ10の側面から突出するピンや、スライダ保持部材を
付勢する弦巻バネが不要となり、ロックスライダ10の
幅を狭くすることなく、従来と同様のロック機構の機能
を確保しつつ、組立て作業性を向上させることができ
る。また、部品点数を減らすことができるため、組立て
作業の容易化およびコスト低減を図ることができる。
【0033】また、板バネ20の幅および底上げ部材3
1の幅が、ロックスライダ10の内面幅と略一致してい
るため、板バネ20および底上げ部材31がロックスラ
イダ10をガイドする作用をなし、ロックスライダ10
を両外側からガイドする従来のガイド片が不要となり、
これによってさらなる組立て作業の容易化およびコスト
低減を図ることができる。
【0034】なお、板バネ20は底上げ部材31によっ
て、開閉扉30の内面から離間して取り付けられている
ため、板バネ20の弾性変形を吸収するストロークが小
さくなり、弾性力の劣化(ヘタリ)によるロックスライ
ダ10に対する保持力の減退を抑制することができる。
【0035】図4は、他の実施の形態である自動販売機
のロックスライダ10の内部に設けられたスライダ保持
部材50の詳細を示す図、図5は、図4に示したスライ
ダ保持部材50、ロックスライダ10およびロック部材
41との係合作用を説明する要部断面図である。
【0036】ここで、スライダ保持部材50は、開閉扉
30の内面に結合された、底上げ部材39に結合された
スライダ保持板支持部材51と、このスライダ保持板支
持部材51の上端円筒部51aに、その上端円柱部52
aがヒンジ結合されたスライダ保持板52と、スライダ
保持板支持部材51とスライダ保持板52との間に保持
されたコイルバネ53とから構成されている。
【0037】スライダ保持板52は、上端円柱部52a
がスライダ保持板支持部材51の上端円筒部51aによ
って軸支されているため、上端円柱部52aを中心とし
て矢印方向(図4参照)に揺動可能であり、コイルバネ
53は、このスライダ保持板52の揺動方向に伸縮する
ように配設されており、スライダ保持板52が開閉扉3
0から遠ざかる方向に、このスライダ保持板52を付勢
している。
【0038】また、スライダ保持板52の上下方向略中
央部には、コイルバネ53の伸び方向に突出した舌片5
2bが形成されており、この舌片52aが、既述した実
施の形態における板バネ20の掛り部21と同様に、ロ
ックスライダ10の開口11の上端縁部12に掛かっ
て、ロックスライダ10を解除位置に保持する。そして
スライダ保持板52の下端側の自由端部52cは、既述
した実施の形態における板バネ20の自由端部22と同
様に、ロック部材41に押圧される部分として形成され
ている。
【0039】なお、ロックスライダ10と、ロックハン
ドル32およびこのロックハンドル32のリンクとの位
置関係は、前述した実施の形態と同様である。
【0040】次に、このロックスライダ10と、本体ケ
ース40のロック部材41とのロック・解除動作につい
て、ロックスライダ10を含む部分の断面図である図5
を参照して説明する。まず、図5(a)は、開閉扉30
が開放位置にある状態におけるロックスライダ10の保
持状態を示すが、スライダ保持板50がコイルバネ53
によって開閉扉30から遠ざかる方向に付勢され、この
スライダ保持板50の舌片52bが、ロックスライダ1
0の開口11の上端縁12に掛かって、ロックスライダ
10が下方に落下するのを防止して、ロックスライダ1
0を解除位置に保持している。
【0041】この保持状態から、開閉扉30を本体ケー
ス40側に回動させると、ロック部材41が、図示しな
い開閉扉30の開口37(図1参照)に突入し、さら
に、ロックスライダ10の開口11に突入する(図5
(b))。このとき、ロック部材41の先端部が、スラ
イダ保持板52の自由端部52cを押圧し、スライダ保
持板52を付勢しているコイルバネ53の付勢力に抗し
て、スライダ保持板52を開閉扉30側に近づく方向に
移動させる。
【0042】さらに、開閉扉30を本体ケース40に近
づけると、スライダ保持板52は開閉扉30側にさらに
移動され、舌片52bはロックスライダ10の開口11
の上端縁部12から外れ、ロックスライダ10はその自
重によって下方に落下する(図5(c))。この結果、
ロックスライダ10の開口11の上端縁部12が、ロッ
ク部材41の凹部42に係合して、開閉扉30は、本体
ケース40に閉鎖状態(閉鎖位置)でロックされる。な
お、このとき、ロックハンドル32は、ロック位置に戻
される。
【0043】このように閉鎖位置にロックされた開閉扉
30を開放するときは、ロックハンドル32を解除位置
まで回すことにより、ロックスライダ10は上方に持ち
上げられて、その開口11の上端縁部12がロック部材
41の凹部42から離脱し、図5(a)の状態に戻り、
開閉扉30を開放することができ、ロックスライダ10
は解除位置に保持される。
【0044】上述したように、本実施の形態の自動販売
機100によれば、従来の自動販売機の如く、ロックス
ライダ10の側面から突出してスライダ保持部材を軸支
するピンを備える必要がなく、したがってロックスライ
ダ10の幅を狭くすることなく、従来と同様のロック機
構の機能を確保しつつ、組立て作業性を向上させること
ができる。
【0045】また、スライダ保持板52の幅および底上
げ部材39の幅を、ロックスライダ10の内面幅と略同
一になるように形成することによって、スライダ保持板
52および底上げ部材39がロックスライダ10をガイ
ドする作用をなし、ロックスライダ10を両外側からガ
イドする従来のガイド片が不要となり、これによってさ
らなる組立て作業の容易化およびコスト低減を図ること
ができる。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1に
かかる自動販売機によれば、スライダ保持部材を、保持
状態と保持解除状態との間で弾性変形する板バネにより
形成したことにより、スライダ保持部材を軸支しロック
スライダの側面から突出するピンが不要となり、ロック
スライダの幅を狭くすることなく、従来と同様のロック
機構の機能を確保しつつ、組立て作業性を向上させるこ
とができる。さらに、部品点数を減らすことができるた
め、組立て作業の容易化およびコスト低減を図ることが
できる。
【0047】なお、板バネの幅をロックスライダの内面
幅と略一致させることにより、板バネがロックスライダ
をガイドする作用をなし、この場合、ロックスライダの
外側に従来備えられていたロックスライダガイド用のガ
イド片も不要となり、これによってさらなる組立て作業
の容易化およびコスト低減を図ることができる。
【0048】また、本発明の請求項2にかかる自動販売
機によれば、スライダ保持部材を開閉扉に直接または間
接的にヒンジ結合によって軸支し、かつバネ部材をこの
スライダ保持部材と開閉扉との間にこれらによって挟む
ことにより保持しているため、従来の自動販売機におけ
る、ロックスライダを幅方向に貫通してスライダ保持部
材を軸支しまたはバネ部材を保持するためのピンを備え
る必要がなく、この結果、組立て作業性を向上させるこ
とができ、しかも、スライダ保持部材は、保持状態と保
持解除状態との間を移動可能とされ、かつバネ部材によ
って保持状態に付勢されるため、ロックスライダの幅を
狭くすることなく、従来と同様のロック機構の機能を確
保することができる。
【0049】なお、スライダ保持部材の幅をロックスラ
イダの内面幅と略一致させることにより、スライダ保持
部材がロックスライダをガイドする作用をなし、この場
合、ロックスライダの外側に従来備えられていたロック
スライダガイド用のガイド片も不要となり、これによっ
てさらなる組立て作業の容易化およびコスト低減を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である自動販売機の概略を
示す斜視図である。
【図2】図1に示した自動販売機のロックスライダの詳
細を示す図である。
【図3】図2に示したロックスライダとロック金具との
係合作用を説明する要部断面図である。
【図4】他の実施の形態にかかる自動販売機のロックス
ライダの詳細を示す図である。
【図5】図4に示したロックスライダとロック金具との
係合作用を説明する要部断面図である。
【図6】従来の自動販売機のロックスライダの詳細を示
す図である。
【図7】従来のロックスライダとロック金具との係合作
用を説明する要部断面図である。
【符号の説明】
10 ロックスライダ 11 開口 12 上端縁部 20 板バネ 21 掛り部 22 自由端部 30 開閉扉 31 底上げ部材 40 本体ケース 41 ロック部材 42 凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面が開口し、かつ内部に商品が収容さ
    れる本体ケースに、ロック部材が固着され、 前記開口を覆う閉鎖位置と開放する開放位置との間を回
    動自在に支持された開閉扉は、前記ロック部材に係合す
    るロック位置と係合を解除する解除位置との間を移動自
    在のロックスライダと、ロック位置と解除位置との間を
    回動自在のロックハンドルと、前記ロックハンドルの前
    記解除位置において、前記ロックスライダを前記解除位
    置に保持する保持状態および前記ロック金具により押下
    されて前記ロックスライダの保持を解除し、前記ロック
    スライダが前記ロック位置に移動するのを許容する保持
    解除状態を有するスライダ保持部材と、を備えた自動販
    売機において、 前記スライダ保持部材は、前記保持状態と前記保持解除
    状態との間で弾性変形する板バネにより形成されたこと
    を特徴とする自動販売機。
  2. 【請求項2】 前面が開口し、かつ内部に商品が収容さ
    れる本体ケースに、ロック部材が固着され、 前記開口を覆う閉鎖位置と開放する開放位置との間を回
    動自在に支持された開閉扉は、前記ロック部材に係合す
    るロック位置と係合を解除する解除位置との間を移動自
    在のロックスライダと、ロック位置と解除位置との間を
    回動自在のロックハンドルと、前記ロックハンドルの前
    記解除位置において、前記ロックスライダを前記解除位
    置に保持する保持状態および前記ロック金具により押下
    されて前記ロックスライダの保持を解除し、前記ロック
    スライダが前記ロック位置に移動するのを許容する保持
    解除状態を有するスライダ保持部材と、を備えた自動販
    売機において、 前記スライダ保持部材は、前記保持状態と前記保持解除
    状態との間で移動可能に、前記開閉扉にヒンジ結合さ
    れ、 前記スライダ保持部材と前記開閉扉とによってこれらス
    ライダ保持部材と開閉扉との間に保持されて、前記スラ
    イダ保持部材の移動方向に伸縮し、かつ前記スライダ保
    持部材を前記保持状態に付勢するバネ部材を備えたこと
    を特徴とする自動販売機。
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