JPH078293Y2 - 作業車輌の傾斜地駐車装置 - Google Patents

作業車輌の傾斜地駐車装置

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JPH078293Y2
JPH078293Y2 JP1988133119U JP13311988U JPH078293Y2 JP H078293 Y2 JPH078293 Y2 JP H078293Y2 JP 1988133119 U JP1988133119 U JP 1988133119U JP 13311988 U JP13311988 U JP 13311988U JP H078293 Y2 JPH078293 Y2 JP H078293Y2
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JP
Japan
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pedal
brake
sloping ground
parking
inclination angle
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JP1988133119U
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JPH0254641U (ja
Inventor
幹夫 堀内
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、コンバイン等の作業車輌における傾斜地駐車
装置に係り、詳しくは、傾斜地駐車時に駐車ブレーキの
かけ忘れを防止し得る機能を備えた傾斜地駐車装置に関
する。
(ロ)従来の技術 従来、作業車輌例えばコンバインは、F・R無段変速レ
バーを前進側、後進側に操作することに基づき無段変速
装置を増速作動し、機体を前進走行、後進走行してい
る。また、該コンバインは、その駐車時には、ブレーキ
ペダルを踏込んだ状態に保持する等して駐車ブレーキを
制動・作動している。
そして、本出願人は、先に、無段変速レバーのニュート
ラル操作に基づき、複動式の無段変速用油圧シリンダを
収縮作動し、これによりリンク機構を介して無段変速装
置を減速し、メインクラッチを切断しそしてサイドブレ
ーキを制動・作動すると共に、運転席に設けたブレーキ
ペダルを踏込んでも、リンク機構を介して前記メインク
ラッチを切断しそして前記ブレーキを制動・作動できる
ように構成し、更に該ブレーキペダルの一側に設けたピ
ンを機体側に設置したフックに係合して該ペダルを固定
することにより、前記ブレーキを制動状態に保持し得、
サイドブレーキを駐車ブレーキとして用いることができ
るようにした作業車輌における操作装置を提案した(実
願昭63−58718号参照;未公開)。
(ハ)考案が解決しようとする課題 ところで、上述本出願人にて提案されている作業車輌
は、駐車する場合には、無段変速レバーのニュートラル
操作に連動して駐車ブレーキが制動・作動するものであ
るが、特に傾斜地で駐車する場合に、該変速レバーのニ
ュートラル操作に基づく油圧シリンダの作動にてブレー
キを制動・作動したままでエンジンを切り機体を放置し
た際には、時間の経過に伴って油圧シリンダの油圧が低
下して、駐車ブレーキのブレーキ力が低下してしまう。
この結果、コンバインが傾斜地を滑りおちて、危険を招
来する虞れがある。
そこで、本考案は、傾斜地での駐車時に、ブレーキペダ
ルの踏込み位置へのセットし忘れを防止するように構成
し、もって上述課題を解消した作業車輌の傾斜地駐車装
置を提供することを目的とするものである。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は、上述事情に鑑みなされたものであって、例え
ば第1図を参照して示すように、ペダル(31)の踏込み
動作に連動してブレーキ(32)を制動・作動し、かつ該
ペダル(31)をその踏込み位置に保持するペダル保持手
段(33),(34)を備えてなる作業車輌(1)におい
て、走行機体(3)の傾斜角度を検出する傾斜角検出手
段(42)と、該傾斜角検出手段(42)にて検出した傾斜
角度が所定値以上の際に、前記ペダル(31)を踏込み位
置に保持していない間はエンジン(7)の停止を禁止す
る禁止手段(36),(41),(46),(47)と、を備え
たことを特徴とするものである。
(ホ)作用 上述構成に基づき、作業車輌(1)を傾斜地に駐車する
際、傾斜角検出手段(42)によって走行機体(3)の、
即ち駐車地の傾斜角度が所定値以上と判定されない場合
には、ペダル(31)を踏み込んだ状態に保持しなくて
も、エンジン(7)を停止することが可能であるが、傾
斜角度が所定値以上であると判定された場合には、ペダ
ル(31)をその踏込み位置に保持し忘れた状態では、禁
止手段(41),(36),(46),(47)によってエンジ
ン(7)の停止が禁止されるため、エンジン(7)は駆
動状態が保持される。
なお、カッコ内に付す符号は、何等構成を限定するもの
ではない。
(ヘ)実施例 以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図ないし第4図は本考案の一実施例を示すものであ
る。また、第2図及び第3図を参照して本例のコンバイ
ンの全体構成を説明する。
第3図に示すように、本例のコンバイン1は、クローラ
2に指示されている走行機体3を有しており、この機体
3の一方の側には前方側から運転席5、グレインタンク
6及びエンジン7が配置されている。更に、機体3の前
方には前処理部9が昇降可能に支持されており、この前
処理部9には機体の略々全幅にわたって多数のディバイ
ダ10…が配置され、また刈刃11及び搬送装置などが設置
されている。一方、運転席5には、その前方に操作台12
が設置され、その後方にはシートフレームによって運転
シート15が設置されている。また、操作台12には上方に
突出した状態にサイドクラッチ16が配置され、また各種
の計器類が設置されている。運転席5の機体内の側方に
隣接して配置したサイド操作パネルには、油圧レバー18
及びF・R無段変速レバー24が配置されている。
第2図に示すように上記構成のコンバイン1の走行駆動
系においては、エンジン出力側が、歯車列を介して駆動
側割プーリ28に連結され、かつこの割プーリ28は被動側
割プーリ26との間に無端ベルト27を巻掛けられて無段変
速装置を構成している。更に、該被動側割プーリ26とミ
ッションケースMとの間にはメインクラッチが介在され
ており、該メインクラッチはクラッチカム29が回動操作
することにより断接されて、ミッションケースへの駆動
力の伝達を切換えるように構成されている。そして、こ
のクラッチカム29は、無段変速レバー24の操作に基づく
無段変速用油圧シリンダ30の作動によって回動操作され
る。即ち、無段変速レバー24をニュートラル位置から増
速操作した場合には、これに基づき無段変速用油圧シリ
ンダ30が伸長してサイドブレーキ32が解放され、そして
メインクラッチがカム29の回動により接続され、更に無
段変速装置25による伝動比がレバー24の操作位置に対応
するように変更される。
次に、第1図に示すように、本例のコンバイン1の駐車
ブレーキ系においては、運転席5の床面に配置したブレ
ーキペダル31を踏み込むことによって、リンクを介して
クラッチカム29を回動して前記メインクラッチを切りそ
してリンクを介して前記サイドブレーキ32を制動・作動
するようになっている。また、ブレーキ31の側方に隣接
してペダルフック33が配置されており、ペダル31の一側
には、このフック33が係合可能な係合ピン34を取り付け
てある。そして、フック33は、常時はばね35によって図
において想像線で示す退避位置の側に付勢されており、
ブレーキペダル31を踏み込んだ状態において、手動でフ
ック33を図の実線で示す係合位置に移動させると、ペダ
ル側の係合ピン34に係合し、これによって、ブレーキペ
ダル31はその踏み込み位置に保持されるようになってい
る。また、上記のペダルフック33の近傍位置には、ペダ
ルスイッチ36が配置されており、フック33がその退避位
置にあるときにはオフ状態とされ、フック33がその係合
位置に移動されたときにはオンとなるように構成されて
いる。
一方、第1図において、41は制御ユニットであり、この
制御ユニット41の入力側には、コンバイン1の傾斜角度
を検出するための傾斜センサ42、上記の駐車ペダルスイ
ッチ36、及び無段変速用油圧シリンダ30の位置を示すシ
リンダポテンショメータ43が接続されている。また、制
御ユニット41の出力側には、スタータスイッチ44の接点
Bとキー切りタイマーユニット45との間を結ぶ導電線46
に介挿したリレースイッチ47が接続されている。キー切
りタイマーユニット45の出力側には、キー切りソレノイ
ド48が接続されている。更に、スタータスイッチ44の接
点IGの位置及び接点STの位置とキー切りタイマーユニッ
ト45との間も、導電線49,50を介して接続されている。
更にまた、導電線50には、セーフティスイッチ51が介挿
されている。一方、スタータスイッチ44の接点Bは、電
源52に接続されている。
次に、上記の制御ユニット41を中心として行われる傾斜
地での駐車時の制御動作を説明する。いま、第4図に示
すような傾斜角度が所定の値α以上の傾斜地52に駐車す
る場合、傾斜センサ42の出力に基づきその傾斜角がα以
上であることを判別し、リレースイッチ47をオン状態に
保持して、スタータスイッチ44が切られても電源52から
エンジンの側に電力が供給されるように、導電線46とリ
レースイッチ47からなる電力供給路を形成する。この駐
車時において、ブレーキペダル31を踏込み、ペタルフッ
ク33をその係合位置に移動すると、駐車ペダルスイッチ
36がオンに切換わり、これに基づきリレースイッチ47が
オフとされて、電力の供給が遮断され、エンジンの停止
が可能となる。
従って、本例によれば、所定の角度以上の傾斜地に駐車
する場合には、ブレーキ32を制動・作動するペダル31を
踏込みペダルフック33をかけない間は、エンジンの停止
が禁止されるので、傾斜地駐車において、フック33のか
け忘れを確実に防止できる。
次に、上述したコンバイン1においては、一般的に、そ
の走行制御は、マイクロコンピュータからなる制御回路
によって行われる。この制御動作は、レバーポテンショ
メータ及びシリンダポテンショメータから無段変速機の
変速位置を判別し、この判別結果に基づきソレノイドを
作動して、車速等を制御するように構成されている。従
って、変速位置を判別するための入力情報としての、無
段変速レバー及びシリンダポテンショメータに故障が発
生すると、制御回路による走行制御が不可能となり、全
くコンバインを駆動させることが不可能になってしま
う。
そこで、このような不具合を回避するために、第5図及
び第6図に示すように、走行制御系に、手動操作可能な
非常走行スイッチ回路を付設することが好ましい。すな
わち、運転席の操作台の上面の操作盤61に、レバーポテ
ンショメータ62及びシリンダポテンショメータ63から制
御回路64への入力を遮断するポテンショスイッチ65を配
置し、更に、手動によって油圧バルブのソレノイド68を
操作して油圧の上昇及び減少を行うことのできる油圧バ
ルブ(減)スイッチ66、及び油圧バルブ(増)スイッチ
67を配置してある。これらのスイッチは、通常は、操作
されないように、蓋67等によって覆っておくことが好ま
しい。
この構成の非常走行スイッチ回路を配置することによっ
て、ポテンショメータが故障した場合においても、手動
によって直接に油圧バルブを駆動できるので、従来のよ
うに全く走行不可能になってしまうことがない。
(ト)考案の効果 以上説明したように、本考案によれば、ペダル保持手段
(33),(34)を操作し忘れた場合において、駐車地の
傾斜角度が一定の値(α)以上のときには、エンジン
(7)の停止を禁止する禁止手段(36),(46),(4
7)を設けたので、傾斜地での駐車時の駐車ブレーキの
かけ忘れを確実に防止することができ、このかけ忘れに
起因した弊害例えば走行機体(7)が傾斜地を滑りおち
る等の危険の発生を確実に回避することができ、安全性
を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構成を示す構成図、第2図
はコンバインの走行系を示す概略構成図、第3図は第1
図の装置を搭載したコンバインの例を示す斜視図、第4
図は傾斜地駐車状態の例を示す側面図、第5図は操作盤
の一部分を示す斜視図である。そして、第6図は非常走
行スイッチ回路を示す回路図である。 1……作業車輌(コンバイン)、31……ペダル(ブレー
キペダル)、32……ブレーキ(サイドブレーキ)、33,3
4……ペダル保持手段(係合ピン,ペダルフック)、36,
41,46,47……禁止手段(ペダルスイッチ),制御ユニッ
ト,導電線、42……傾斜角検出手段(傾斜センサ)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ペダルの踏込み動作に連動してブレーキを
    制動・作動し、かつ該ペダルをその踏込み位置に保持す
    るペダル保持手段を備えてなる作業車輌において、 走行機体の傾斜角度を検出する傾斜角検出手段と、 該傾斜角検出手段にて検出した傾斜角度が所定値以上の
    際に、前記ペダルを踏込み位置に保持していない間はエ
    ンジンの停止を禁止する禁止手段と、を備えたことを特
    徴とする、 作業車輌の傾斜地駐車装置。
JP1988133119U 1988-10-12 1988-10-12 作業車輌の傾斜地駐車装置 Expired - Lifetime JPH078293Y2 (ja)

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JPH0254641U JPH0254641U (ja) 1990-04-20
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